JP5398234B2 - 異物検出方法、装置及び記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、異物検出方法、装置及び記憶媒体に関し、特に、前処理を施して異物を強調した後、基板表面の検査を行うことによって基板の表面に付着したポリマー等の異物を検出する異物検出方法に関する。
半導体製造工程における歩留まり率を低下させる原因の1つとして、半導体基板(以下、「ウエハ」という)表面へのパーティクル付着が挙げられる。パーティクルは、集積回路に対して異物であるため不良品を発生させる。従来、歩留まり率を低下させるパーティクルサイズは、例えば50nm〜70nm程度であり、例えばサーフスキャン装置等の表面検査装置によって検出することができていた。
ところが、近年、半導体業界において、チップの高集積化が加速しており、集積回路のライン幅として、例えば50nm以下が要求されるようになった。これに伴って、集積回路に影響を及ぼすパーティクルサイズも小さくなり、将来的には粒径が20nm以下のパーティクルが問題となることが予測される。
これに対して、現状の表面検査装置としての微粒子測定装置における検出限界は、例えは40nmであり、近い将来、ウエハ表面に付着した異物であるパーティクルを検出することができない状況に至ることが予測される。これでは、ウエハをはじめとする基板に所定の処理を施す基板処理装置における収容室(チャンバ)内のコンディションを十分に管理することができず、製品基板の歩留まり率が低下することにもなる。
そこで、現状の表面検査装置を用いて将来的に問題になると考えられる微小なパーティクルを検出する基板の表面検査方法が提案されている。このような基板の表面検査方法に関する従来技術が開示された公知文献として、例えば特許文献1が挙げられる。
特許文献1には、粒径が30μm程度のパーティクルが付着したウエハを、例えば−20℃以下に急冷してウエハを取り巻く大気中の水分を過冷却状態とし、この過冷却状態の水をウエハ表面のパーティクルの周りに付着させ、その後、過冷却水が過冷却状態から解放されることによって凝固してパーティクルを核とする氷の結晶に成長させ、この氷の結晶を検出することによって間接的に基板表面のパーティクルを検出する方法が開示されている。
特開2007−273947号公報
しかしながら、上記従来技術における氷の結晶は、必ずしも安定ではなく、氷の結晶が付着してパーティクルが強調された基板を、前処理装置である表面処理装置からパーティクルを検出するための表面検査装置に搬送する際に、氷の結晶が融解して消失するという問題がある。また、氷の結晶を固定するために、例えばシアノアクリレートを散布することも考えられるが、シアノアクリレートと水(氷の結晶)との反応生成物は、非常に安定で、分解することができず、表面検査に適用した基板を元の状態に復元して他の検査を行ったり、製品化することができないという問題がある。
本発明の目的は、基板の表面に付着した異物であって、既存の計測装置における検出限界以下の微小な異物であっても安定且つ正確に検出することができる異物検出方法、装置及び記憶媒体であって、量産時の基板検査に適した汎用性の高い異物検出方法、装置及び記憶媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の異物検出方法は、基板の表面に付着した異物を検出する異物検出方法であって、前記基板の表面にハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒を噴霧する噴霧ステップと、前記基板の表面温度を調整して前記噴霧された油脂状物質又は有機溶媒を前記基板表面に付着した異物の周囲に凝縮させて前記異物を強調する凝縮ステップと、前記油脂状物質又は有機溶媒が凝縮することによって強調された異物を表面検査装置を用いて検出する表面検査ステップと、前記表面検査ステップ後の基板表面を加熱して前記凝縮した油脂状物質又は有機溶媒を飛散させる復元ステップとを有することを特徴とする。
請求項記載の異物検出方法は、請求項記載の異物検出方法において、前記復元ステップは、前記基板表面に付着した前記異物に電子ビームを照射することによって行うことを特徴とする。
請求項記載の異物検出方法は、請求項1又は2記載の異物検出方法において、前記噴霧ステップにおいて、前記ハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒を、アルコール又は水に溶解もしくは分散させた後、前記基板の表面に噴霧することを特徴とする。
請求項記載の異物検出方法は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の異物検出方法において、前記凝縮ステップにおいて、前記基板の表面を0℃乃至30℃に冷却することを特徴とする。
請求項記載の異物検出方法は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の異物検出方法において、前記噴霧ステップ及び前記凝縮ステップを減圧雰囲気で行うことを特徴とする。
請求項記載の異物検出方法は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の異物検出方法において、前記ハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒は、フッ素(F)、塩素(Cl)及び臭素(Br)のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする。
請求項記載の異物検出方法は、請求項記載の異物検出方法において、前記ハロゲン元素を含有する油脂状物質は、ハイドロフルオロエーテル、ハイドロクロロフルオロカーボン、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、及びパーフルオロポリエーテル油のうち少なくとも1つであることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項記載の異物検出装置は、基板の表面に付着した異物を検出する異物検出装置であって、前記基板を収容する収容室を備え、前記基板の表面に前処理を施す表面処理装置と、前記前処理が施された前記基板の表面を検査する表面検査装置と、を有し、前記表面処理装置は、前記基板の表面にハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒を噴霧する噴霧部と、前記基板の表面温度を調整して前記噴霧された油脂状物質又は有機溶媒を前記基板表面に付着した異物の周囲に凝縮させる温度調節部と、を有し、前記表面検査装置は、前記基板表面を検査する表面検査部と、前記基板表面を加熱して前記凝縮した油脂状物質又は有機溶媒を飛散させる加熱部と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項記載の記憶媒体は、基板の表面に付着した異物を検出する異物検出方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体において、前記異物検出方法は、前記基板の表面にハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒を噴霧する噴霧ステップと、前記基板の表面温度を調整して前記噴霧された油脂状物質又は有機溶媒を前記基板表面に付着した異物の周囲に凝縮させて前記異物を強調する凝縮ステップと、前記油脂状物質又は有機溶媒が凝縮することによって強調された異物を表面検査装置を用いて検出する表面検査ステップと、前記表面検査ステップ後の基板表面を加熱して前記凝縮した油脂状物質又は有機溶媒を飛散させる復元ステップとを有することを特徴とする。
請求項1記載の異物検出方法及び請求項記載の記憶媒体によれば、基板の表面温度を調整して噴霧されたハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒を基板表面に付着した異物の周囲に凝縮させて異物を強調するので、基板の表面に付着した異物を安定な凝縮物によって見掛け上拡大することができ、これによって、基板表面に付着した異物を正確に検出することができるようになる。また、基板表面を加熱して凝縮した油脂状物質又は有機溶媒を飛散させるので、異物の検出に使用した基板であっても製品としての価値を失わせず、歩留まり率の低下を防止することができる。
請求項記載の異物検出方法によれば、基板表面に付着した異物に電子ビームを照射するので、基板表面の異物をピンポイントで加熱して異物の周囲に凝縮した油脂状物質又は有機溶媒を効果的に飛散させることができる。
請求項記載の異物検出方法によれば、ハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒を、アルコール又は水に溶解もしくは分散させた後、基板の表面に噴霧するようにしたので、粘度が大きく揮発し難い油脂状物質又は有機溶媒であっても適用することができる。
請求項記載の異物検出方法によれば、基板の表面を0℃乃至30℃に冷却するので、基板表面に噴霧された油脂状物質又は有機溶媒を異物の周りに確実に凝縮させて、異物を見掛け上大きくすることができる。
請求項記載の異物検出方法によれば、噴霧ステップ及び凝縮ステップを減圧雰囲気で行うので、噴霧した油脂状物質又は有機溶媒中の液体成分が飛散し易くなり、油脂状物質又は有機溶媒の凝縮を促進することができる。
請求項記載の異物検出方法によれば、ハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒を、フッ素(F)、塩素(Cl)及び臭素(Br)のうちの少なくとも1種を含むものとした、ハロゲン成分水溶しやすいため、油脂状物質又は有機溶媒を水と結合させることで噴霧しやすくでき
請求項記載の異物検出方法によれば、ハロゲン元素含有油脂状物質を、ハイドロフルオロエーテル、ハイドロクロロフルオロカーボン、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、及びパーフルオロポリエーテル油のうち少なくとも1つとしたので、異物の周りに形成された凝縮物を加熱することによって凝縮物が極めて容易に消失し、これによって、異物測定に適用した基板を容易に復元することができる。
請求項記載の異物検出装置によれば、基板の表面温度を調整して噴霧されたハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒を基板表面に付着した異物の周囲に凝縮させる温度調節部を有するので、既存の計測装置における検出限界以下の微小な異物であっても安定且つ正確に検出することができる。また、この異物検出装置は、汎用性が高く、量産時の基板検査に適している。
本発明者は、基板の表面に付着する異物としてのパーティクルを検出する方法について種々検討を重ねたところ、パーティクルを拡大又は強調できれば、既存の計測装置、例えば光学顕微鏡、電子顕微鏡、レーザ光散乱法等によっても検出可能になると考え、この考え方に基づいて、基板表面に付着するパーティクルの拡大若しくは強調方法、及びその検出方法等について鋭意研究した結果、基板表面にハロゲン元素を含有する油脂状物質又は有機溶媒を噴霧し、その後、基板の表面温度を所定温度に調整することにより、基板表面に噴霧された油脂状物質又は有機溶媒が基板表面に付着したパーティクルの周囲に凝縮してパーティクルの存在を強調することを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明に係る異物検出方法は、基板の表面にハロゲン元素を含有する油脂状物質又は有機溶媒を噴霧する噴霧ステップと、基板の表面温度を調整して噴霧された油脂状物質又は有機溶媒を基板表面に付着した異物の周囲に凝縮させて異物を強調する凝縮ステップと、を有することを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
まず、本発明に係る異物検出方法の実施に適用される本発明に係る異物検出装置を備えた基板処理システムについて説明する。
図1は、本発明に係る異物検出装置を備えた基板処理システムの概略構成を示す平面図である。
図1において、基板処理システム10は、例えば半導体デバイス用のウエハWに反応性イオンエッチング(以下、「RIE」という。)処理等を施す2つのプロセスシップ11と、2つのプロセスシップ11がそれぞれ接続された矩形状の共通搬送室としてのローダーモジュール13と、このローダーモジュール13にそれぞれ連結された表面処理装置17及び表面検査装置18とから主として構成されている。
ローダーモジュール13には、例えば25枚のウエハWを収容する容器としてのフープ(Front Opening Unified Pod)14がそれぞれ載置される3つのフープ載置台15と、フープ14から搬出されたウエハWの位置をプリアライメントするオリエンタ16とが接続されている。なお、機能上、表面処理装置17及び表面検査装置18からなる部分を異物検出装置という。
2つのプロセスシップ11は、ローダーモジュール13の長手方向における一方の側壁に接続されると共に、長手方向の他方の側壁に配置された3つのフープ載置台15と対向するように配置され、オリエンタ16はローダーモジュール13の長手方向における一端に配置され、表面検査装置18はローダーモジュール13の長手方向における他端に配置され、表面処理装置17はローダーモジュール13の長手方向における他方の側壁に、フープ載置台15と並列に配置されている。
ローダーモジュール13は、内部に配置された、ウエハWを搬送するスカラ型デュアルアームタイプの搬送アーム機構19と、各フープ載置台15に対応するように他方の側壁に配置されたウエハWの投入口としての3つのロードポート20とを有する。搬送アーム機構19は、フープ載置台15に載置されたフープ14からウエハWをロードポート20経由で取り出し、取り出したウエハWをプロセスシップ11、オリエンタ16、表面処理装置17又は表面検査装置18へ搬入出する。
プロセスシップ11は、ウエハWにRIE処理を施すプラズマ処理室としてのプロセスモジュール25と、該プロセスモジュール25にウエハWを受け渡すリンク型シングルピックタイプの搬送アーム26を内蔵するロード・ロックモジュール27とを有する。
ローダーモジュール13の内部の圧力は大気圧に維持される一方、プロセスモジュール25の内部圧力は真空に維持されるので、プロセスシップ11のロード・ロックモジュール27は、プロセスモジュール25との連結部に真空ゲートバルブ29を備えると共に、ローダーモジュール13との連結部に大気ゲートバルブ30を備える。これによって、ロード・ロックモジュール27は、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成されている。
基板処理システム10は、プロセスモジュール25及びロード・ロックモジュール27を含むプロセスシップ11と、ローダーモジュール13と、オリエンタ16と、表面処理装置17及び表面検査装置18を有する基板の周辺端部に付着した異物検出装置との動作を制御するシステムコントローラ(図示しない)、及びローダーモジュール13の長手方向の一端に配置されたオペレーションパネル21とを備える。
システムコントローラは、RIE処理に対応するプログラムとしてのレシピに応じて各構成要素の動作を制御し、オペレーションパネル21は、例えばLCD(Liq uid Crystal Display)からなる表示部(図示しない)を有し、該表示部は各構成要素の動作状況を表示する。
図2は、図1におけるI−I線に沿う断面図である。なお、図2の説明において、便宜上、図中上方を「上側」と称し、図中下方を「下側」と称する。
図2において、表面処理装置17は、筐体状の収容室34と、該収容室34内の下側に配置され且つウエハWを載置するウエハステージ35と、後述する検査剤の噴霧ユニット36と、収容室34の側面に配置された開閉自在のゲートバルブ37と、収容室34内の流体を排出する排出ユニット38とを備える。表面処理装置17はゲートバルブ37を介してローダーモジュール13と接続され、収容室34内はゲートバルブ37が開放されたときにローダーモジュール13の内部と連通する。
ウエハステージ35はウエハWの載置面の下方に配された電熱ヒータ39を内蔵し、ウエハステージ35が載置するウエハWの温度を所望の温度に加熱する。また、ウエハステージ35にはウエハWを冷却するための冷却部として、例えばペルティエ素子50が内臓されている。ペルティエ素子50によって、ウエハステージ35に載置されたウエハWが所望温度に冷却される。ペルティエ素子は、電子部品の1つであり、2種類の金属の接合部に電流を流すことによって、一方の金属から他方の金属へ熱が移動するペルティエ効果を利用した板状の半導体素子である。2種類の金属の接合部に電流を流すことによって、一方の面が吸熱し、他方面が発熱する。吸熱面側が冷却面であり、発熱面側が加熱面となる。電流の極性を逆転させると冷却面と加熱面が反転し、高精度の温度制御を行うことができる。本実施の形態におけるウエハステージ35は、ウエハWをペルティエ素子50によって冷却し、電熱ヒータ39によって加熱するものであるが、ペルティエ素子50によって、ウエハWの冷却と加熱の両方を行うこともできる。
噴霧ユニット36は、ウエハWの表面に後述する検査剤を噴霧する。排出ユニット38は収容室34内のガス等を排気するTMP(Turbo Molecular Pump)40と、TMP40の排気側に配置されたDP(Dry Pump)(図示しない)と、収容室34及びTMP40の間に配置された圧力制御バルブ41とを有する。圧力制御バルブ41は収容室34内の圧力を所望の圧力に設定する。
表面処理装置17は、表面検査装置18に搬入されて表面検査の対象となるウエハWに対して、後述する検査前処理を施す。
図3は、図1におけるII−II線に沿う断面図である。なお、図3の説明において、便宜上、図中上方を「上側」と称し、図中下方を「下側」と称する。
図3において、表面検査装置18は、筐体状の収容室42と、収容室42内の下側に配置され且つウエハWを載置して回転するウエハステージ(載置台)43と、回転するウエハWの表面を順にレーザ光44で照射するレーザ光照射部45と、レーザ光44によって照射された基板表面に付着したパーティクルPからの散乱光46の一部を受光する受光部(コリメータ)47と、該受光部47が受光した散乱光を電気信号に変換する光電変換部(フォトマルチプライヤー)48と、収容室42の側面に配置された開閉自在のゲートバルブ49とを備える。光電変換部48は図示省略したシステムコントローラに接続されている。
表面検査装置18はゲートバルブ49を介してローダーモジュール13と接続され(図1参照)、収容室42内はゲートバルブ49が開放されたときにローダーモジュール13の内部と連通する。
このような構成の表面検査装置18において、ウエハステージ43に載置されたウエハWの表面に付着したパーティクルPがある場合、該パーティクルPにレーザ光44が照射されると散乱光46が発生する。散乱光46の一部は受光部47に受光され、さらに光電変換部48によって電気信号に変換され、電気信号はシステムコントローラに送信される。散乱光46の強度はパーティクルPの大きさに応じて変化するので、システムコントローラは散乱光46の大きさに対応する電気信号における電圧値に基づいて、パーティクルPの存在及びその大きさを検出する。
次に、本発明に係る異物検出装置を用いた異物検出方法について説明する。
本発明に係る異物検出方法は、被検査体としてのウエハWの表面に付着したパーティクルPの周辺部にハロゲン元素を含有する油脂状物質又は有機溶媒の凝縮物(以下、「検査剤」ともいう)を析出させて花びら状の模様を形成することによってパーティクルPの見かけ上の大きさを拡大し、その後、見掛け上の大きさが拡大したパーティクルPを既存の計測装置を用いて間接的に検出するものである。
以下、本発明の実施の形態に係る異物検出方法について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図4は、基板の表面処理及び表面処理後の表面検査処理の工程図である。
本実施の形態において、基板の表面に付着したパーティクルPの検出は、以下のように行われる。
すなわち、先ず、異物としてのパーティクルPが表面に付着した被検査体としてのウエハWを準備する(図4(A))。
次に、パーティクルPが付着したウエハWを、搬送アーム機構19(図1参照)によって表面処理装置17(図2参照)の収容室34内に搬入し、ウエハステージ35上に載置する。次いで、収容室34の内部圧力を圧力調整バルブ41によって、例えば133〜13kPa(1〜100Torr)程度の中真空又は低真空に減圧する。中真空又は低真空状態の下、ウエハWの表面にハロゲン元素を含有する油脂状物質又は有機溶媒(検査剤)55を気体状物として噴霧、導入し、ウエハWの表面に付着させる(図4(B))(噴霧ステップ)。検査剤55としては、例えば、パーフルオロポリエーテル油(商品名:デムナム、ダイキン工業社製)が好適に使用される。
検査剤55の気体状物を噴霧してウエハWの表面に付着させた後、ウエハステージ35に内臓された電熱ヒータ39又はペルティエ素子50によって、ウエハWの表面温度を0℃〜30℃に冷却する。これによって、ウエハWの表面に噴霧された検査剤が凝縮し、パーティクルPの周辺部に花びら状の跡(凝縮物)56を形成する(図4(C))(凝縮ステップ)。凝縮物56によってパーティクルPは見掛け上大きくなって強調される。検査剤が凝縮することによって形成された花びら状の凝縮物56は安定で、大気中でも固体として維持される。
次に、凝縮物56によって強調されたパーティクルPが付着したウエハWを、表面処理装置17から搬出し、表面検査装置18の収容室42内に搬入してウエハステージ43上に載置する。そして、ウエハステージ43を回転させつつ、ウエハWの表面にレーザ光照射部45によってレーザ光44を照射する。このとき、ウエハWの表面のパーティクルPの周辺部にはパーティクルPを核として検査剤の凝縮物56が形成されているので、レーザ光44はパーティクルPを見掛け上大きくした凝縮物56によってより散乱し、大きな散乱光46が発生する(図4(D))。これにより、受光部47に受光される散乱光46の光量が、パーティクルPのみの場合に比べて格段に多くなり、光電変換部48によって変換された電気信号の電圧値も大きくなる。その結果、ウエハW表面のパーティクルPが確実に検出される(表面検査ステップ)。
このようにして、表面に付着したパーティクルPが検出されたウエハWに対し、図示省略した電子ビーム照射部からウエハW表面のパーティクルPに向けて電子ビーム57を照射してパーティクルPを、例えば30〜130℃に加熱する(図4(E))。このとき、同時に加熱された検査剤の凝縮物56が飛散して消失し、ウエハWは、その表面にパーティクルPのみが付着した検査前状態に復元する(図4(F))(復元ステップ)。
本実施の形態によれば、ウエハWに付着したパーティクルPを核として、検査剤55の凝縮物56を析出させることによってパーティクルPを見掛け上拡大して強調することができるので、既存の表面検査装置、例えばサーフスキャンを用いて間接的に微小なパーティクルPを検出することができる。また、これによって、例えばウエハWを処理する基板処理装置内のパーティクルPの発生状況を監視し、例えばプロセスチャンバのコンディション管理を通して歩留まり率の低下を防止することができる。
また、本実施の形態に係る異物検出方法は、ウエハWの表面に付着したパーティクルPを既存の表面検査装置を用いて迅速に検出することができるので、汎用性が高く、量産時の基板検査に適している。
また、本実施の形態によれば、ウエハW表面に付着したパーティクルPを検出した後、検査剤55の凝縮物56を加熱することによって、飛散、消失さてウエハWを検査前の状態に復元することができる。これによって、パーティクルに他の検査を行うことができ、また、検査に適用したウエハWであっても、製品価値を失うことはない。また、従来技術のように、シアノアクリレートを適用して見掛け上拡大した異物(パーティクルP)を固定化した場合は、元の状態に復元することができなかったが、本実施の形態では、上述のように、検査済みウエハWを容易に復元して検査前の状態を回復することができるので、歩留まり率が低下することがない。
本実施の形態において、パーティクルPを核として析出する凝縮物56は、大気中でも安定である。従って、パーティクルPの回りに凝縮物56を形成する表面処理を行った後、直ちに表面検査を行う必要がなく、表面処理と表面検査の時と場所を任意に変更することもできる。
本実施の形態において、検査剤としてのハロゲン元素を含有する油脂状物質又は有機溶媒は、粘度が低く揮発し易いものであることが好ましい。揮発し難いものを適用する場合は、検査剤をアルコール又は水に溶解もしくは分散させてエアロゾル化した後、ウエハWの表面に噴霧することが好ましい。これによって、検査剤が噴霧し易くなり、ウエハW表面上に良好に分散、付着させることができる。
検査剤としては、フッ素(F)、塩素(Cl)及び臭素(Br)のうちの少なくとも1種を含有する油脂状物質又は有機溶媒が適用される。具体的には、パーフルオロポリエーテル油を主成分とする油脂状物質(商品名:デムナム、ダイキン工業社製)が挙げられるが、フォンブリン、クライトックス等を適用することもできる。
検査剤として、ハロゲン元素を含有する油脂状物質又は有機溶媒が好適な理由は、必ずしも明確ではないが、CF、CO、CH結合を有することによって、大気中で安定な凝縮物56を形成でき、且つ加熱によって容易に消失するものと考えられる。
本実施の形態において、検査剤又はそのアルコールもしくは水の溶液又は分散液をウエハWの表面に噴霧する際、静電噴霧方式を適用することが好ましい。これによって、分散液滴が、例えばnmサイズになり、且つ粒径が安定するので、均一に分散させることができる。
本実施の形態において、ウエハW上への検査剤の噴霧は、大気圧下で行うこともできるが、減圧雰囲気で行うことが好ましい。これによって、ウエハW表面に噴霧された検査剤中の液体成分、アルコール又は水に溶解もしくは分散させた場合は、溶媒成分の蒸発が促進して凝縮物56が析出し易くなる。
本実施の形態において、検査剤噴霧後のウエハWの冷却は、ウエハステージ35に内臓されたペルティエ素子50を用いて行われるが、収容室34内を減圧することによって行うこともできる。このとき、検査剤噴霧時の減圧によって冷却用の減圧を兼用することもできる。
検査剤として油脂状物質又は有機溶媒を使用する本実施の形態においては、パーティクルPを核として析出する凝縮物56による花びら形状は、必ずしも整形状態ではないが、パーティクルPを見掛け上拡大して検出するには十分である。
本実施の形態における復元ステップにおいて、電子ビームを照射する代わりに、装置構成の都合などにより簡易的には電熱ヒータによって加熱することも可能である。これによっても、凝縮物56を消失させてウエハWを復元することができる。しかしながら、異物に対してのみピンポイントで加熱でき不要な箇所を加熱せずに済むという点から電子ビーム照射を用いることがより好ましい。なお、表面検査装置18におけるパーティクルP検出時のレーザ光は、例えば紫外線(UV)に近い低波長が適用されるが、検査剤55の凝縮物56を飛散、消失させるための電子ビームとしては、例えば1μm以上の長波長の光が適用される。また、検査剤の凝縮物56は、加熱だけでなく、通常の洗浄操作によっても簡単に洗い流すことができる。
本実施の形態において、検査剤の凝縮物56で強調されたパーティクルPを測定する装置として、レーザ光散乱法を適用した表面検査装置を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば光学顕微鏡、電子顕微鏡等を用いることもできる。
上述した実施の形態では、基板処理システムが表面処理装置17と表面検査装置18とを備えていたが、表面処理装置17は基板処理システムから切り離されて配置されていてもよく、また、表面検査装置18も基板処理システムから切り離されて配置されていてもよい。さらには、切り離されている表面検査装置が上述した表面処理装置の構成要素を備えていてもよい。また、表面処理装置17と表面検査装置18が一体化されて1つのユニットを構成していてもよい。
なお、上述した実施の形態に係る基板処理システムにおいて表面が検査される基板は半導体デバイス用のウエハに限られず、LCDやFPD(Flat Panel Display)等に用いる各種基板や、フォトマスク、CD基板、プリント基板等であってもよい。
また、本発明の目的は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明に係る異物検出装置を備えた基板処理システムの概略構成を示す平面図である。 図1におけるI−I線に沿う断面図である。 図1におけるII−II線に沿う断面図である。 基板の表面処理及び表面処理後の表面検査処理の工程図である。
符号の説明
10 基板処理システム
17 表面処理装置
18 表面検査装置
19 搬送アーム機構
34 収容室
35 ウエハステージ(載置台)
42 収容室
43 ウエハステージ(載置台)
45 レーザ光照射部
47 散乱光受光部(コリメータ)
48 光電変換部
55 検査剤
56 凝縮物

Claims (9)

  1. 基板の表面に付着した異物を検出する異物検出方法であって、
    前記基板の表面にハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒を噴霧する噴霧ステップと、
    前記基板の表面温度を調整して前記噴霧された油脂状物質又は有機溶媒を前記基板表面に付着した異物の周囲に凝縮させて前記異物を強調する凝縮ステップと、
    前記油脂状物質又は有機溶媒が凝縮することによって強調された異物を表面検査装置を用いて検出する表面検査ステップと、
    前記表面検査ステップ後の基板表面を加熱して前記凝縮した油脂状物質又は有機溶媒を飛散させる復元ステップと
    を有することを特徴とする異物検出方法。
  2. 前記復元ステップは、前記基板表面に付着した前記異物に電子ビームを照射することによって行うことを特徴とする請求項記載の異物除去方法。
  3. 前記噴霧ステップにおいて、前記ハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒を、アルコール又は水に溶解もしくは分散させた後、前記基板の表面に噴霧することを特徴とする請求項1又は2記載の異物検出方法。
  4. 前記凝縮ステップにおいて、前記基板の表面を0℃乃至30℃に冷却することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の異物検出方法。
  5. 前記噴霧ステップ及び前記凝縮ステップを減圧雰囲気で行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の異物検出方法。
  6. 前記ハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒は、フッ素(F)、塩素(Cl)及び臭素(Br)のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の異物検出方法。
  7. 前記ハロゲン元素を含有する油脂状物質は、ハイドロフルオロエーテル、ハイドロクロロフルオロカーボン、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、及びパーフルオロポリエーテル油のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項記載の異物検出方法。
  8. 基板の表面に付着した異物を検出する異物検出装置であって、
    前記基板を収容する収容室を備え、前記基板の表面に前処理を施す表面処理装置と、
    前記前処理が施された前記基板の表面を検査する表面検査装置と、を有し、
    前記表面処理装置は、
    前記基板の表面にハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒を噴霧する噴霧部と、
    前記基板の表面温度を調整して前記噴霧された油脂状物質又は有機溶媒を前記基板表面に付着した異物の周囲に凝縮させる温度調節部と、を有し、
    前記表面検査装置は、
    前記基板表面を検査する表面検査部と、
    前記基板表面を加熱して前記凝縮した油脂状物質又は有機溶媒を飛散させる加熱部と、
    を有することを特徴とする異物検出装置。
  9. 基板の表面に付着した異物を検出する異物検出方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体において、
    前記異物検出方法は、
    前記基板の表面にハロゲン元素を含有する油脂状物質又はハロゲン元素を含有する有機溶媒を噴霧する噴霧ステップと、
    前記基板の表面温度を調整して前記噴霧された油脂状物質又は有機溶媒を前記基板表面に付着した異物の周囲に凝縮させて前記異物を強調する凝縮ステップと、
    前記油脂状物質又は有機溶媒が凝縮することによって強調された異物を表面検査装置を用いて検出する表面検査ステップと、
    前記表面検査ステップ後の基板表面を加熱して前記凝縮した油脂状物質又は有機溶媒を飛散させる復元ステップと
    を有することを特徴とする記憶媒体。
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