JP5398139B2 - 手振れ補正装置 - Google Patents

手振れ補正装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5398139B2
JP5398139B2 JP2007339702A JP2007339702A JP5398139B2 JP 5398139 B2 JP5398139 B2 JP 5398139B2 JP 2007339702 A JP2007339702 A JP 2007339702A JP 2007339702 A JP2007339702 A JP 2007339702A JP 5398139 B2 JP5398139 B2 JP 5398139B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable frame
frame
movable
fixed
camera shake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007339702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009162844A (ja
Inventor
一成 山科
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Optical Co Ltd
Original Assignee
Nitto Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Optical Co Ltd filed Critical Nitto Optical Co Ltd
Priority to JP2007339702A priority Critical patent/JP5398139B2/ja
Publication of JP2009162844A publication Critical patent/JP2009162844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5398139B2 publication Critical patent/JP5398139B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、デジタルカメラ等に装備される撮像光学系の手振れを補正する技術として好適な手振れ補正装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置には、撮像光学系の手振れを相殺するための手振れ補正装置が装備されることが多い。この手振れ補正装置は、レンズや撮像素子を可動補正部材として光軸に垂直な平面内で移動させることで手振れ補正を行う。
例えば、特許文献1、特許文献2には、撮像素子を移動させる手振れ補正装置が記載されている。特許文献3にはレンズをX軸回り及びY軸回りに移動(回動)させる手振れ補正装置が記載されている。
撮像素子を移動させる手振れ補正装置では、固定フレームに対して例えばY方向(ピッチング方向)に往復移動可能に装着される第1可動フレームと、第1可動フレームに対して例えばX方向(ヨーイング方向)に往復移動可能に装着される第2可動フレームと、第2可動フレームに装着される撮像素子とを備える。
特開2007−037094号公報 特開2006−065352号公報 特開2005−173372号公報
ところで、撮像素子を移動させる手振れ補正装置として、各可動フレームの駆動に上下左右方向の軸を設け、これらの軸で二つの可動フレームのガイドを行う構成としたものが知られている。この場合、枠(可動フレーム)はバネで付勢するため、軸に対し軸受けが傾いてしまうという問題があった。
また、軸受けが傾くと、可動フレームが移動する際に大きな摩擦が生じる。その結果、可動フレームのスムーズな移動が阻害される。可動フレームがスムーズに作動するためには、軸に通す軸孔の精度を高くする必要があった。そのため、この方法ではコストが高くなる問題があった。また、軸孔を設ける軸受け部分が太くなり、手振れ補正機構が厚くなるという問題もあった。
よって、本発明の課題は、可動フレーム駆動のための負荷を小さくして円滑に駆動できる上に薄型化にも有効な手振れ補正装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
撮像光学系の光軸に対して垂直面内で互いに直交する二方向に撮像素子を移動制御して手振れを補正する手振れ補正装置であって、
前記撮像素子が装着される第1可動フレームと、
前記第1可動フレームが前記二方向のいずれか一方向に往復移動可能に装着される第2可動フレームと、
前記第2可動フレームが前記二方向のいずれか他方向に往復移動可能に装着される固定フレームと
前記各フレーム間にそれぞれ設けられたスライド機構と、を備え、
前記第2可動フレームが枠状に設けられ、前記第1可動フレームが前記第2可動フレームの枠内に装着され、
前記固定フレームが枠状に設けられ、前記第2可動フレームが前記固定フレームの枠内に装着され、
前記スライド機構は、前記各フレームの相対する一方のフレームに設けられてその一方のフレームのスライド方向に延びるガイド溝と、前記相対する他方のフレームに定位置で回転自在に設けられて前記ガイド溝に沿って転動可能なボールと、を含み、
かつ前記スライド機構は、前記第1可動フレームの周面のうち前記他方向に向いた面とそれに対向する前記第2可動フレームの枠内面との間に設けられた第1スライド機構と、前記第2可動フレームの周面のうち前記一方向に向いた面とそれに対向する前記固定フレームの枠内面との間に設けられた第2スライド機構と、を含むことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の手振れ補正装置において、第1可動フレームと第2可動フレームとの間、及び第2可動フレームと固定フレームとの間に、それぞれのスライド量を規制する規制手段を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、
請求項1または2に記載の手振れ補正装置において、
前記第1スライド機構は、前記第2可動フレームの枠内面のうち前記他方向に向いた面に設けられて前記第1可動フレームのスライド方向に延びる第1ガイド溝と、前記第1可動フレームの周面のうち前記他方向に向いた面に定位置で回転自在に設けられ、前記第1ガイド溝に沿って転動可能なボールとを含み、
前記第2スライド機構は、前記固定フレームの枠内面のうち前記一方向に向いた面に設けられて前記第2可動フレームのスライド方向に延びる第2ガイド溝と、前記第2可動フレームの周面のうち前記一方向に向いた面に定位置で回転自在に設けられ、前記第2ガイド溝に沿って転動可能なボールとを含む、ことを特徴とする。
請求項に係る発明は、
請求項1から3の何れかに記載の手振れ補正装置において、
前記第1可動フレームを第2可動フレームに対してスライドさせる第1駆動手段と、
前記第2可動フレームを固定フレームに対してスライドさせる第2駆動手段と、
前記第1可動フレーム及び第2可動フレームのそれぞれのスライド量を検出するセンサと、
前記センサの出力に基づいて前記第1駆動手段及び第2駆動手段の駆動制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、各フレーム間にそれぞれ設けるスライド機構を、各フレームの相対する一方のフレームに設けられたガイド溝と、相対する他方のフレームに定位置で回転自在に設けられてガイド溝に沿って転動可能なボールと、を含む構成としたので、可動フレーム駆動のための負荷を小さくして円滑に駆動できる上に薄型化にも有効な手振れ補正装置を提供することができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施例に係る手振れ補正装置の分解斜視図である。図2は固定フレームに可動フレームを組み込んだ状態の斜視図である。図3は図2を背面側から見た斜視図である。図4及び図5はモータを組み込んだ状態の斜視図である。図6〜図8はフレームの組み込み方を示す説明図である。
この実施例では、デジタルカメラの撮像光学系の光軸に対して垂直面内で互いに直交する二方向に撮像素子を移動制御して手振れを補正する手振れ補正装置に適用した例を示している。デジタルカメラは公知のように図示しないカメラ本体と、レンズなどを含む光学系である鏡胴と、手振れ補正装置A等を備えている。
この実施例の手振れ補正装置Aは、図1に示すように、撮像素子(CCD)1が装着される第1可動フレーム10と、第1可動フレーム10が二方向のいずれか一方向に(ここではヨーイング方向であるX方向に)往復移動可能に装着される第2可動フレーム20と、第2可動フレーム20が二方向のいずれか他方向に(ここではピッチング方向であるY方向に)往復移動可能に装着される固定フレーム30と、各フレーム10、20、30間にそれぞれ設けられたスライド機構Sとを備えている。
第1可動フレーム10は矩形の枠状に形成され、第2可動フレーム20は第1可動フレーム10よりも大きい矩形の枠状に形成されている。そして、この第1可動フレーム10が第2可動フレーム20の枠内に装着される形態で、X方向へ移動可能に設けられる。第1可動フレーム10の周囲にはフランジ11が設けられている。フランジ11は、可動フレーム10のX方向(スライド方向)の両端側になる部分が長く突出していてそこへ円筒部12、12がそれぞれ形成されている。
第2可動フレーム20には、第1可動フレーム10のフランジ11、11用の接触面21、21が形成されている。また、第1可動フレーム10の円筒部12、12の外面が密着して接触可能な曲面状の凹面22、22も形成されている。この凹面22、22間の間隔は、第1可動フレーム10のスライドを可能にするために、図7に示すように、円筒部12、12間の間隔よりも大きくして余裕を持たせてある。
第1可動フレーム10と第2可動フレーム20との間には、X方向のスライド機構である第1スライド機構S1が設けられている。この第1スライド機構S1は、各フレーム10、20の相対する一方のフレーム(第2可動フレーム20)に設けられて、相対する他方のフレーム(第1可動フレーム10)のスライド方向に延びる第1ガイド溝24と、相対する他方のフレームに定位置で回転自在に設けられて前記第1ガイド溝24に沿って転動可能なボール15とを含む。
即ち、図示例の第1スライド機構S1は、第2可動フレーム20に設けられて第1可動フレーム10のスライド方向に延びる第1ガイド溝(横溝)24と、第1可動フレーム10に定位置で回転自在に設けられ、横溝24に沿って転動可能なボール15とを含む。
第1可動フレーム10のY方向の両端側になる上面13及び下面14にはボール15の保持穴16が上面13に二カ所、下面14に二カ所、合計四カ所設けられている(図1、図6、図7参照)。上面13及び下面14の保持穴16は、スライド機構の作動安定性に配慮して、図示のようにX方向の間隔(左右方向の間隔)を十分にとっている。各保持穴16は、矩形状の穴に形成され、その深さはボール15の直径よりも浅く形成されている。これにより、ボール15の表面が保持穴16から突出して、第2可動フレーム20の第1ガイド溝に沿って転動可能な構成となる。
第2可動フレーム20の第1ガイド溝24は、第2可動フレーム20の枠内の底面と天面に設けられている。この二つの第1ガイド溝24、24には、後述するように、組み立て時においてその第1ガイド溝24内にボール15を嵌め込むために利用する切り欠き23、23が設けられている。
固定フレーム30には、第1可動フレーム10が装着された第2可動フレーム20がY方向(図1において上下方向)に移動可能に装着される。この固定フレーム30と第2可動フレーム20との間に設けられる第2スライド機構S2は、固定フレーム30に設けられて第2可動フレーム20のスライド方向に延びる第2ガイド溝(縦溝)31と、第2可動フレーム20に定位置で回転自在に設けられ、第2ガイド溝31に沿って転動可能なボール25とを含む。
第2可動フレーム20の固定フレーム30と対向する面には、第2スライド機構を構成するボール25の保持穴26が片側に二カ所ずつ、合計四カ所設けられている(図1、図6、図7参照)。これらの保持穴26は、第2スライド機構Sの作動安定性に配慮して、図示のようにY方向の間隔(上下方向の間隔)を十分にとっている。各保持穴26は、矩形状の穴に形成され、その深さはボール25の直径よりも浅く形成されている。これにより、ボール25の表面が保持穴26から突出して、固定フレーム30の第2ガイド溝31に沿って転動可能な構成となる。
固定フレーム30には、第2可動フレーム20が装着される他に、手振れ補正装置Aを構成する種々の部材やセンサ、モータ等が機能的に取り付けられる。即ち、固定フレーム30には、X方向モータ2を取り付けるモータ取付部32、Y方向モータ3を取り付けるモータ取付部33、X方向センサ4を取り付けるセンサ取付部34、Y方向センサ5を取り付けるセンサ取付部35等がそれぞれ設けられている。
また、第1可動フレーム10には、フレーム状の横調整プレート6が取り付けられる。この横調整プレート6は、枠部分6aと突片部6bとを有し、枠部分6aが第1可動プレート10にネジ止めされて取り付けられる。枠部分6aにはビス6cの通し穴6dが相対する位置に二カ所設けられ、横調整プレート6は第1可動フレーム10のネジ穴17にねじ込まれるビス6cによって固定される。
横調整プレート6の突片部6bには、X方向モータ2の出力軸2aを貫通させる穴6eと、X方向センサ4によりX方向の移動を検出させるための検出片6fとが設けられている。この突片部6bは固定フレーム30の方向へ向かうように90度湾曲していて、図2に示すように、固定フレーム30の側部の凹部36から固定フレーム30の背面側へ延びさらにX方向用モータ取付部32の背面側へ延びている(図3参照)。
さらに、枠部分6aには、その取り付け状態において、第2可動フレーム20に設けられた正面矩形状の抜き穴27内へ進入する突出片6gが設けられている。この突出片6gと抜き穴27とはX方向において相互に余裕のある大きさ(間隔)であって、第1可動フレーム10の第2可動フレーム20に対するX方向の移動を一定の範囲に制限する規制手段60を構成している。
また、固定フレーム30には、図1及び図3に示す縦調整プレート7が取り付けられる。この縦調整プレート7は、固定部7aと突片部7bとを有し、固定部7aが固定プレート30にネジ止めされて取り付けられる。固定部7aにはビス7c(図3参照)の通し穴7dが相対する位置に二カ所設けられ、縦調整プレート7は固定フレーム30のネジ穴(図示せず)にねじ込まれるビス7cによって固定される。
この縦調整プレート7の固定部7aには、正面から見て矩形状の抜き穴7eが設けられている。そして、固定フレーム30にはこの抜き穴7eに進入するボス7fが設けられている。このボス7fと抜き穴7eとはY方向において相互に余裕のある大きさ(間隔)であって、第2可動フレーム20の固定フレーム30に対するY方向の移動を一定の範囲に制限する規制手段70(図3参照)を構成している。なお、この縦調整プレート7の固定部7aには、突片部7bと同一方向に突出したフック7iが設けられている。フック7iは後述するバネ9の片端が掛け止めされる。7gはガイドリブ33aの進入穴を示している。
固定フレーム30のモータ取付部32には、図4及び図5に示すように、X方向モータ2が取り付けられる。X方向モータ2に螺合するスライドナット37には、スリット37aが形成されている。スリット37aはモータ取付部32の裏面側に設けられたガイドリブ32aと嵌合してスライドナット37の回り止め機能を発揮するように構成されている。モータ取付部32には、X方向モータ2の出力軸2aを貫通させる孔32bが形成されている。
X方向モータ2は、ビス38によりモータ取付部32に取り付けられる。このとき、図5に示すように、その出力軸(雄ねじ)2aが横調整プレート6の係合片6hの穴6eを貫通した形態となる。この状態で、スライドナット37をセットし、さらにコイルバネ8をセットすることにより、スライドナット37はそれ自体回り止めされた状態でガイドリブ32aにガイドされてX方向にのみ往復移動可能になる。横調整プレート6の係合片6hは、図5に示すように、スライドナット37とモータ取付部32との間に位置するように組み立てられる。
従って、X方向モータ2の回転によりスライドナット37がX方向へ移動し、これに伴い横調整プレート6がX方向へ移動する。よって、X方向モータ2、モータ取付部32、スリット37a付きスライドナット37、ガイドリブ32aコイルバネ8、突片部6b、穴6e等によって、第1可動フレーム10をX方向へ往復移動させるための第1駆動手段が構成されている。コイルバネ8の一端側は横調整プレート6のフック6iに掛けられ、他端は固定フレーム30側のフック32cに掛けられている。コイルバネ8は、第1可動フレーム10を定位置(初期位置)へ戻す方向に付勢して作動を円滑にする機能を有している。
固定フレーム30のモータ取付部33には、図4及び図5に示すように、Y方向モータ3が取り付けられる。Y方向モータ3に螺合するスライドナット39には、スリット39aが形成されている。スリット39aはモータ取付部33の裏面側に設けられたガイドリブ33aと嵌合してスライドナット39の回り止め機能を発揮するように構成されている。モータ取付部33には、Y方向モータ3の出力軸(雄ねじ)3aを貫通させる孔33bが形成されている。
Y方向モータ3は、ビス40によりモータ取付部33に取り付けられる。このとき、図5に示すように、その出力軸3aが縦調整プレート7の突片部7bの穴7eを貫通した形態となる。この状態で、スライドナット39をセットし、さらにコイルバネ9をセットすることにより、スライドナット39はそれ自体回り止めされた状態でガイドリブ33aにガイドされてY方向にのみ往復移動可能になる。スライドナット39は、図5に示すように、縦調整プレート7の突片部7bとモータ取付部33との間に位置するように組み立てられる。
従って、Y方向モータ3の回転によりスライドナット39がY方向へ移動し、これに伴い縦調整プレート7がY方向へ移動する。よって、Y方向モータ3、モータ取付部33、スリット39a付きスライドナット39、ガイドリブ33a、コイルバネ9、突片部7b、穴7e等によって、第2可動フレーム20をY方向へ往復移動させるための第2駆動手段が構成されている。コイルバネ9の一端側は縦調整プレート7のフック7iに掛けられ、他端は固定フレーム30側のフック33cに掛けられている。このコイルバネ9は、第2可動フレーム20を定位置(初期位置)へ戻す方向に付勢して作動を円滑にする機能を有している。
固定フレーム30のセンサ取付部34には、第1可動フレーム10のX方向への移動量を検出するX方向センサ4が取り付けられる。X方向センサ4には、横調整プレート6の検出片6fを進入させるスリット部4aが設けられている。また、固定フレーム30のセンサ取付部35には、第2可動フレーム20のY方向への移動量を検出するY方向センサ5が取り付けられる。Y方向センサ5にも、検出片30fを進入させるスリット部5aが設けられている。
なお、この実施例では、図示しないセンサからのブレ情報により、X方向モータ2及びY方向モータ3の駆動制御を行う制御装置(図示せず)が装備されている。したがって、第1可動フレーム10及び第2可動フレーム20の移動量は、X方向モータ2及びY方向モータ3の回転数及び回転角度によって制御可能に構成されている。この点から、X方向モータ2及びY方向モータ3はステッピングモータを採用することが望ましい。そうすれば、比較的簡易な制御系によって高精度な手振れ制御を行うことが可能になる。
図6、図7、図8は、フレームやボールの組み付け手順を示す図である。第1可動フレーム10と第2可動フレーム20を組み付ける際に、まず、図6に示すように、第1可動フレーム10の4つの保持穴16と、第2可動フレーム20の4つの切り欠き23とをそれぞれ合わせる。その状態で、切り欠き23を利用してボール15を各保持穴16内にセット(設置)し、次いで、図7に示すように、第1可動フレーム10をスライドさせると、第1ガイド溝23とボール15によって、第1可動フレーム10がX方向へ円滑に移動可能になる。
次に、図8に示すように、横調整プレート6を第1可動フレーム10にビス6cで固定する際に、突出片6gを抜き穴27に嵌め込んでから固定する。これにより、規制手段60が構成される。
第2可動フレーム20を固定フレーム30に組み付ける場合も同様である。まず、図1に示すように、第2可動フレーム20の4つの保持穴26と、固定フレーム30の4つの切り欠き31aとをそれぞれ合わせる。その状態で、切り欠き31aを利用してボール25を各保持穴26内にセット(設置)し、次いで、第2可動フレーム20をスライドさせると、第2ガイド溝31とボール25によって、第2可動フレーム20がY方向へ円滑に移動可能になる。
次に、縦調整プレート7を第2可動フレーム20にビス7cで固定する際に、図3に示すように、ボス7fを抜き穴7eに嵌め込んでから固定する。これにより、規制手段70が構成される。
このような構成の手振れ補正装置Aでは、バネ8の付勢力によって横調整プレート6の係合片6hがスライドナット37に当接している。また、バネ9の付勢力によって縦調整プレート7の突片部7bがスライドナット39に当接している。ここで、センサからのブレ情報に基づいて、X方向モータ2及びY方向モータ3が駆動されると、第1可動フレーム10がX方向に移動し、第2可動フレーム20がY方向に移動し、それに伴って第1可動フレーム10に装着されている撮像素子1が一体に移動してブレ補正が行われる。
この際、第1可動フレーム10のX方向の移動については、規制手段60によって制限され、また、第2可動フレーム20のY方向の移動については、規制手段70によって制限されるので、両可動フレーム10、20が必要以上に移動することはない。
第1可動フレーム10の移動に際しては、ボール15と第1ガイド溝24とを含む第1スライド機構S1によって案内され、第2可動フレーム20の移動に際しては、ボール25と第2ガイド溝31とを含む第2スライド機構S2によって案内されるため、それら第1可動フレーム10及び第2可動フレーム20の移動が円滑に行われる。
また、コイルバネ8によって第1可動フレーム10がそのスライド方向に付勢され、コイルバネ9によって第2可動フレーム20がそのスライド方向に付勢されていても軸駆動方式と違って、移動中の負荷がそれほど大きくならない。従って、撮像素子1をX方向及びY方向へ円滑に移動させることができる。なお、このコイルバネ8、9を装着することで、スライドナット37と係合部6h、及びスライドナット39と突片部7bとをそれぞれ緊密に接触させて各可動フレーム移動誤差を吸収する構成とすることができる。
また、ボールとガイド溝を各フレーム間に設置する構成とすることで、鏡筒を薄くすることができ、その分、カメラの薄型化を図ることが可能になる。
本発明の実施形態に係る手振れ補正装置の分解斜視図。 本発明の実施形態に係る手振れ補正装置の組み立て途中の斜視図。 図2の背面側から見た斜視図。 本発明の実施形態に係る手振れ補正装置の組み立て状態の斜視図。 図4の背面側から見た斜視図。 本発明の実施形態に係る手振れ補正装置の組み立て手順を示す正面図。 本発明の実施形態に係る手振れ補正装置の組み立て手順を示す正面図。 本発明の実施形態に係る手振れ補正装置の組み立て手順を示す正面図。
符号の説明
1 撮像素子(CCD)
2 X方向モータ
3 Y方向モータ
2a、3a 出力軸(雄ねじ)
4 X方向センサ
5 Y方向センサ
6 横調整プレート
7 縦調整プレート
8、9 コイルバネ
10 第1可動フレーム
15、25 ボール
16、26 保持穴
17 ネジ穴
20 第2可動フレーム
24 第1ガイド溝
30 固定フレーム
31 第2ガイド溝
37、39 スライドナット
60 規制手段
70 規制手段
S1 第1スライド機構
S2 第2スライド機構

Claims (4)

  1. 撮像光学系の光軸に対して垂直面内で互いに直交する二方向に撮像素子を移動制御して手振れを補正する手振れ補正装置であって、
    前記撮像素子が装着される第1可動フレームと、
    前記第1可動フレームが前記二方向のいずれか一方向に往復移動可能に装着される第2可動フレームと、
    前記第2可動フレームが前記二方向のいずれか他方向に往復移動可能に装着される固定フレームと
    前記各フレーム間にそれぞれ設けられたスライド機構と、を備え、
    前記第2可動フレームが枠状に設けられ、前記第1可動フレームが前記第2可動フレームの枠内に装着され、
    前記固定フレームが枠状に設けられ、前記第2可動フレームが前記固定フレームの枠内に装着され、
    前記スライド機構は、前記各フレームの相対する一方のフレームに設けられてその一方のフレームのスライド方向に延びるガイド溝と、前記相対する他方のフレームに定位置で回転自在に設けられて前記ガイド溝に沿って転動可能なボールと、を含み、
    かつ前記スライド機構は、前記第1可動フレームの周面のうち前記他方向に向いた面とそれに対向する前記第2可動フレームの枠内面との間に設けられた第1スライド機構と、前記第2可動フレームの周面のうち前記一方向に向いた面とそれに対向する前記固定フレームの枠内面との間に設けられた第2スライド機構と、を含むことを特徴とする手振れ補正装置。
  2. 前記第1可動フレームと第2可動フレームとの間、及び前記第2可動フレームと固定フレームとの間には、それぞれのスライド量を規制する規制手段が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の手振れ補正装置。
  3. 前記第1スライド機構は、前記第2可動フレームの枠内面のうち前記他方向に向いた面に設けられて前記第1可動フレームのスライド方向に延びる第1ガイド溝と、前記第1可動フレームの周面のうち前記他方向に向いた面に定位置で回転自在に設けられ、前記第1ガイド溝に沿って転動可能なボールとを含み、
    前記第2スライド機構は、前記固定フレームの枠内面のうち前記一方向に向いた面に設けられて前記第2可動フレームのスライド方向に延びる第2ガイド溝と、前記第2可動フレームの周面のうち前記一方向に向いた面に定位置で回転自在に設けられ、前記第2ガイド溝に沿って転動可能なボールとを含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載の手振れ補正装置。
  4. 前記第1可動フレームを第2可動フレームに対してスライドさせる第1駆動手段と、
    前記第2可動フレームを固定フレームに対してスライドさせる第2駆動手段と、
    前記第1可動フレーム及び第2可動フレームのそれぞれのスライド量を検出するセンサと、
    前記センサの出力に基づいて前記第1駆動手段及び第2駆動手段の駆動制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の手振れ補正装置。
JP2007339702A 2007-12-28 2007-12-28 手振れ補正装置 Expired - Fee Related JP5398139B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007339702A JP5398139B2 (ja) 2007-12-28 2007-12-28 手振れ補正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007339702A JP5398139B2 (ja) 2007-12-28 2007-12-28 手振れ補正装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009162844A JP2009162844A (ja) 2009-07-23
JP5398139B2 true JP5398139B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=40965576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007339702A Expired - Fee Related JP5398139B2 (ja) 2007-12-28 2007-12-28 手振れ補正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5398139B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120108754A1 (en) 2009-07-09 2012-05-03 Du Pont-Mitsui Polychemicals Co., Ltd. Polymer composition, method for producing non-stretched film, non-stretched film, heat seal material, and packing material
KR101123732B1 (ko) * 2009-09-04 2012-03-16 삼성전자주식회사 떨림 보정장치
JP2011175036A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Nittoh Kogaku Kk 手振れ補正装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4700555B2 (ja) * 2006-05-02 2011-06-15 三星電子株式会社 像ぶれ補正装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009162844A (ja) 2009-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8218958B2 (en) Optical apparatus including an image stabilizing apparatus
US7689109B2 (en) Optical image stabilizer and optical apparatus
JP5175492B2 (ja) 撮像装置
US8830583B2 (en) Position controller for removable optical element
JP5117359B2 (ja) 像振れ補正装置、撮像レンズユニット、及びカメラユニット
JP5383734B2 (ja) 像ブレ補正装置および撮像装置
US8606094B2 (en) Position controller for optical element
JP4102394B2 (ja) カメラ装置
US8396358B2 (en) Optical device having an image-stabilizing insertable/removable optical element
JPH11305277A (ja) 像ぶれ補正装置、光学機器、レンズ鏡筒および撮影装置
US20120218636A1 (en) Lens barrel having an image-stabilizing insertable/removable optical element
US7742692B2 (en) Vibration reduction mechanism and optical device
US20060204233A1 (en) Image vibration reduction apparatus and camera equipped with same
JP2007219338A (ja) 撮像装置
JP4709647B2 (ja) 振れ補正装置及びレンズ装置
US20120218428A1 (en) Position controller for image-stabilizing insertable/removable optical element
JP5398139B2 (ja) 手振れ補正装置
KR20150129513A (ko) 카메라 모듈
US9563066B2 (en) Position controller for optical element
JPH0736074A (ja) 振れ防止装置
JP2011175036A (ja) 手振れ補正装置
JP3713818B2 (ja) 像ブレ補正装置
JP2008233780A (ja) ブレ防止装置、レンズ鏡筒および光学機器
JP2008281949A5 (ja)
US20080198464A1 (en) Shake reduction apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5398139

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees