JP2008233780A - ブレ防止装置、レンズ鏡筒および光学機器 - Google Patents

ブレ防止装置、レンズ鏡筒および光学機器 Download PDF

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Abstract

【課題】補正レンズ等の光学要素の駆動性能を向上させるとともに、光軸方向で薄型化することが可能なブレ防止装置を提供すること。
【解決手段】光学像のブレを防止するブレ防止装置11は、光学要素7を保持し、光軸方向に直交するX方向へ移動する第1移動体12と、第1移動体12を相対移動可能に保持し、光軸方向およびX方向に直交するY方向へ第1移動体12とともに移動する第2移動体13と、第1移動体12とともに第2移動体13を相対移動可能に保持する固定体14と、Y方向での第2移動体13に対する第1移動体12の移動範囲を規制するとともにX方向へ第1移動体12を案内する第1規制案内部15、16と、X方向での固定体14に対する第2移動体13の移動範囲を規制するとともにY方向へ第2移動体13を案内する第2規制案内部17、18とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ブレ防止装置、レンズ鏡筒および光学機器に関する。
従来から、手ブレ等に起因する光学像のブレを補正するために、カメラのレンズ鏡筒の内部に配置されるブレ防止装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載されたブレ防止装置(ブレ補正装置)は、補正レンズを保持するシフト部材と、補正レンズとともにシフト部材を光軸方向に直交する方向へ移動させる駆動機構と、ブレ防止装置をレンズ鏡筒の内部へ取り付けるための装置本体とを備えている。このブレ防止装置では、駆動機構は、駆動コイルと駆動マグネットとヨークとによって構成されており、駆動コイルがシフト部材に取り付けられ、駆動マグネットおよびヨークが装置本体に取り付けられている。
また、特許文献1に記載のブレ防止装置では、駆動機構によって補正レンズおよびシフト部材が駆動されていないとき(すなわち、ブレ補正が行われていないとき)でも、光軸方向に直交する方向の所定位置で補正レンズを保持するために、シフト部材と装置本体との間に引張りコイルバネが配置されている。すなわち、一端がシフト部材に取り付けられ、他端が装置本体に取り付けられた引張りコイルバネが光軸方向を付勢方向として配置されている。
特開2002−196383号公報
上述のように、特許文献1に記載のブレ防止装置では、引張りコイルバネによって、ブレ補正が行われていないときでも、光軸方向に直交する方向の所定位置で補正レンズを保持することができる。
しかしながら、特許文献1に記載のブレ防止装置では、引張りコイルバネによってシフト部材が光軸方向に付勢されているため、引張りコイルバネが、ブレ補正時に光軸方向に直交する方向へ移動する補正レンズの駆動性能を悪化させる要因になる。すなわち、シフト部材を光軸方向へ付勢する引張りコイルバネの付勢力は、ブレ補正時に光軸方向に直交する方向へ補正レンズが移動する際に負荷となるため、補正レンズの駆動性能を悪化させる要因になる。
また、特許文献1に記載のブレ防止装置では、光軸方向を付勢方向として、引張りコイルバネが配置されているため、光軸方向でブレ防止装置が大型化する。そのため、ブレ防止装置が取り付けられるレンズ鏡筒の薄型化や、レンズ鏡筒が取り付けられるカメラの薄型化が困難である。
そこで、本発明の課題は、補正レンズ等の光学要素の駆動性能を向上させるとともに、光軸方向で薄型化することが可能なブレ防止装置、レンズ鏡筒および光学機器を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、光学像のブレを防止するブレ防止装置において、光学要素を保持し、光軸方向に直交する第1方向へ移動する第1移動体と、第1移動体を相対移動可能に保持し、光軸方向と第1方向とに直交する第2方向へ第1移動体とともに移動する第2移動体と、第1移動体とともに第2移動体を相対移動可能に保持する固定体と、第2方向での第2移動体に対する第1移動体の移動範囲を規制するとともに第1方向へ第1移動体を案内する第1規制案内部と、第1方向での固定体に対する第2移動体の移動範囲を規制するとともに第2方向へ第2移動体を案内する第2規制案内部とを備えることを特徴とする。
本発明のブレ防止装置では、第1規制案内部が、第2方向での第2移動体に対する第1移動体の移動範囲を規制し、第2規制案内部が、第1方向での固定体に対する第2移動体の移動範囲を規制している。そのため、光軸方向に光学要素を付勢しなくても、ブレ補正が行われていないときに、光軸方向に直交する方向の所定位置で光学要素を保持することが可能になる。したがって、光軸方向に直交する方向へ光学要素が移動する際に負荷となる光学要素の光軸方向への付勢部材が不要となる。また、ブレ補正時には、第1規制案内部が第1方向へ第1移動体を案内し、第2規制案内部が第2方向へ第2移動体を案内する。そのため、光学要素の駆動性能を向上させることが可能になる。また、本発明では、光学要素の光軸方向への付勢部材が不要となるため、光軸方向で薄型化することが可能になる。
本発明において、第1規制案内部は、第1移動体と第2移動体との間に配置されるとともに、回転して第1方向へ移動可能な回転部材を備えることが好ましい。このように構成すると、回転部材によって、第1移動体を第1方向へ円滑に案内することができる。そのため、光学要素の駆動性能をより向上させることが可能になる。
本発明において、第2規制案内部は、第2移動体と固定体との間に配置されるとともに、回転して第2方向へ移動可能な回転部材を備えることが好ましい。このように構成すると、回転部材によって、第2移動体を第2方向へ円滑に案内することができる。そのため、光学要素の駆動性能をより向上させることが可能になる。
本発明において、第1規制案内部は、第1移動体を第2方向へ付勢する第1付勢部材を備えることが好ましい。このように構成すると、第1付勢部材の付勢力で、第2移動体に対する第1移動体の第2方向への移動を規制することが可能になる。そのため、第2移動体が第2方向へ移動する際には、第2移動体の動きに第1移動体を精度良く追従させることができる。あるいは、第1移動体を介して第2移動体が第2方向へ移動する際には、第1移動体の動きに第2移動体を精度良く追従させることができる。その結果、光学要素の駆動性能をより向上させることが可能になる。
本発明において、第2規制案内部は、第2移動体を第1方向へ付勢する第2付勢部材を備えることが好ましい。このように構成すると、第2勢部材の付勢力で、固定体に対する第2移動体の第1方向への移動を規制することが可能になる。そのため、第1移動体が第1方向へ移動する際に、第1移動体の動きに第2移動体が追従するのを、第2付勢部材の付勢力で抑制することができる。その結果、光学要素の駆動性能をより向上させることが可能になる。
本発明において、光軸方向から見たとき、第1移動体は、第2移動体の内部に配置され、第1規制案内部と第1移動体との間、第1規制案内部と第2移動体との間、および、第1規制案内部内の少なくともいずれか1箇所に、第2方向で所定の隙間が形成されていることが好ましい。このように構成すると、第1方向へ移動する第1移動体の駆動負荷を低減することができる。
本発明において、光軸方向から見たとき、第2移動体は、固定体の内部に配置され、第2規制案内部と固定体との間、第2規制案内部と第2移動体との間、および、第2規制案内部内の少なくともいずれか1箇所に、第1方向で所定の隙間が形成されていることが好ましい。このように構成すると、第2方向へ移動する第2移動体の駆動負荷を低減することができる。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、光学像のブレを防止するブレ防止装置において、光学要素を保持し、光軸方向に直交する一方向である第1方向へ移動する移動体と、移動体を相対移動可能に保持する固定体と、光軸方向と第1方向とに直交する第2方向での固定体に対する移動体の移動範囲を規制するとともに第1方向へ移動体を案内する規制案内部とを備えることを特徴とする。
本発明のブレ防止装置では、規制案内部が、第2方向での固定体に対する移動体の移動範囲を規制している。そのため、光軸方向に光学要素を付勢しなくても、ブレ補正が行われていないときに、光軸方向に直交する方向の所定位置で光学要素を保持することが可能となり、光学要素の光軸方向への付勢部材が不要となる。また、ブレ補正時には、規制案内部が第1方向へ移動体を案内する。そのため、光学要素の駆動性能を向上させることが可能になる。また、光学要素の光軸方向への付勢部材が不要となるため、光軸方向で薄型化することが可能になる。
本発明のブレ防止装置は、レンズ鏡筒に用いることができる。また、本発明のブレ防止装置は、光学機器に用いることができる。このように構成されたレンズ鏡筒や光学機器では、光学要素の駆動性能を向上させるとともに、光軸方向で薄型化することが可能になる。
以上のように、本発明にかかるブレ防止装置、レンズ鏡筒および光学機器では、光学要素の駆動性能を向上させるとともに、光軸方向で薄型化することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(光学機器の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカメラ1を示す斜視図である。図2は、図1に示すカメラ1の光学系の概略構成を説明するための図である。なお、以下の説明では、図1に示すように、レンズ鏡筒2の光軸L方向をZ方向、Z方向に直交する方向でかつ図1の上下方向をY方向、Z方向およびY方向に直交する方向をX方向とする。また、以下の説明では、図1のZ1方向を前、Z2方向を後(後ろ)、Y1方向を上、Y2方向を下、X1方向を左、X2方向を右とする。
本形態の光学機器1は、たとえば、撮像素子9(図2参照)を有するデジタルカメラである。そのため、以下では、光学機器1を「カメラ1」と表記する。このカメラ1は、図1に示すように、レンズ鏡筒2と本体部3とを備えている。また、カメラ1は、図2に示すように、光学系としての第1レンズ群4、第2レンズ群5、第3レンズ群6、第4レンズ群7および第5レンズ群8と、撮像素子9とを備えている。さらに、カメラ1は、本体部3の内部にカメラ1の種々の制御を行う制御部等(図示省略)を備えている。
第1レンズ群4から第5レンズ群8は、レンズ鏡筒2の内部に配置されている。具体的には、第1レンズ群4から第5レンズ群8は、レンズ鏡筒2の前側から後側に向かってこの順番で光軸Lに沿って配置されている。また、撮像素子9は、本体部3の内部に配置されている。
レンズ鏡筒2は、いわゆるズームレンズ鏡筒である。このレンズ鏡筒2は、第1レンズ群4から第5レンズ群8のそれぞれが別個に取り付けられる5個の可動枠(図示省略)と、可動枠をそれぞれZ方向(すなわち、光軸L方向)へ移動させるための駆動機構(図示省略)等を備えている。なお、本形態では、第1レンズ群4から第4レンズ群7によりズームレンズ光学系が構成され、第5レンズ群8によって合焦レンズが構成されている。
撮像素子9は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)である。なお、撮像素子9は、C−MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)であっても良い。また、撮像素子9の代わりに本体部3に感光フィルムが配置されても良い。
また、本形態のカメラ1は、撮像素子9の撮像面9aに結像される光学像のブレを防止(補正)するためのブレ防止装置11(図3等参照)を備えている。以下、このブレ防止装置11の構成について説明する。
(ブレ防止装置の構成)
図3は、本発明の実施の形態にかかるブレ防止装置11を光軸L方向から見たときの状態を示す図である。図4は、図3のE−E断面を示す断面図である。図5は、図3のF−F断面を示す断面図である。なお、図3では、図4のG−G方向から見たブレ防止装置11が図示されている。
本形態のブレ防止装置11は、補正レンズとなる第4レンズ群7をX方向およびY方向へ移動させて、手ブレ等に起因する光学像のブレを防止(補正)するための装置である。このブレ防止装置11は、レンズ鏡筒2の内部に配置されている。具体的には、レンズ鏡筒2に設けられた可動枠であって、かつ、第4レンズ群7とともにZ方向へ移動する可動枠(図示省略)に取り付けられて、レンズ鏡筒2の内部に配置されている。なお、本形態では、第4レンズ群7が光学要素となっている。
図3および図4に示すように、ブレ防止装置11は、第4レンズ群7を保持し、X方向へ移動する第1移動体12と、第1移動体12を相対移動可能に保持し、Y方向へ移動可能な第2移動体13と、第1移動体12とともに第2移動体13を相対移動可能に保持する固定体14と、Y方向での第2移動体13に対する第1移動体12の移動範囲を規制するとともにX方向へ第1移動体12を案内する第1規制案内部15、16と、X方向での固定体14に対する第2移動体13の移動範囲を規制するとともにY方向へ第2移動体13を案内する第2規制案内部17、18とを備えている。本形態のブレ防止装置11は、2個の第1規制案内部15、第2規制案内部17と1個の第1規制案内部16、第2規制案内部18とを備えている。
また、ブレ防止装置11は、第1移動体12をX方向へ移動させる第1駆動機構19と、第1移動体12とともに第2移動体13をY方向へ移動させる第2駆動機構20とを備えている。なお、本形態では、X方向は光軸L方向に直交する第1方向であり、Y方向は光軸L方向および第1方向であるX方向に直交する第2方向である。
第1移動体12は、図3に示すように、Z方向から見た形状が略矩形状になるように形成されている。この第1移動体12の中心部には、第4レンズ群7を固定するための固定孔がZ方向に貫通するように形成されるとともに、この固定孔には、第4レンズ群7が固定されている。また、第1移動体12の下端側には、第2駆動機構20を構成する後述の駆動コイル31が配置されるコイル配置部12aが下側に向かって突出するように、かつ、略矩形状に形成されている。
第2移動体13は、図3に示すように、Z方向から見た形状が略矩形状になるように形成されるとともに、第2移動体13の中心部には、第1移動体12が配置される配置孔13aが形成されている。すなわち、第2移動体13は、上辺部13bと下辺部13cと左辺部13dと右辺部13eとから構成され、Z方向から見たとき、第2移動体13の内部に第1移動体12が配置されている。配置孔13aは、第1移動体12が配置可能となるように、かつ、第1移動体12がX方向へ移動可能となるように、所定の大きさで略矩形状に形成されている。また、下辺部13cの上面は、コイル配置部12aに対応するように、下方向へ窪んでいる。
固定体14は、図3に示すように、第1移動体12と第2移動体13とをX方向およびY方向から囲むように形成されている。すなわち、固定体14は、上面部14aと下面部14bと左面部14cと右面部14dとを備えている。また、図4に示すように、固定体14は、第1駆動機構19を構成する後述の駆動マグネット、ヨーク(図示省略)および第2駆動機構20を構成する後述の駆動マグネット32、ヨーク33を保持するための保持部14eを前面側および後面側に備えている。
2個の第1規制案内部15はそれぞれ、第1移動体12の下端側、かつ、左端側または右端側に配置されている。具体的には、一方の第1規制案内部15は、コイル配置部12aの左側に配置され、他方の第1規制案内部15は、コイル配置部12aの右側に配置されている。
また、第1規制案内部15は、第1移動体12と第2移動体13との間に配置される回転部材としてのボール22を備えている。ボール22は、第1移動体12の下端側にX方向を長手方向として形成された溝部12bと、第2移動体13の下辺部13cの上面側にわずかに突出する部分にX方向を長手方向として形成された溝部13fとに係合するように配置されている。すなわち、ボール22の上端側が溝部12bの中に入り、ボール22の下端側が溝部13fの中に入っている。そのため、ボール22は、溝部12b、13fに沿って回転して、X方向へ移動可能となっている。
溝部12b、13fは、略V溝状に形成されている。具体的には、溝部12b、13fは、図5に示すように、底面部に平坦部を有する略V溝状に形成されている。また、溝部12b、13fの少なくとも一方には、回転してX方向へ移動するボール22の抜止めが溝部12b、13fの両端部に形成されている。
第1規制案内部16は、X方向における第1移動体12の略中心位置、かつ、第1移動体12の上端側に配置されている。この第1規制案内部16は、第1移動体12と第2移動体13との間に配置される回転部材としてのボール23と、ボール23を介して第1移動体12をY方向(具体的には、下方向)へ付勢する第1付勢部材として圧縮コイルバネ24と、ボール23と圧縮コイルバネ24との間に配置される押圧部材25とを備えている。
圧縮コイルバネ24は、第2移動体13の上辺部13bの下端面から窪むように形成された凹部13gの中に配置されている。押圧部材25は、ブロック状の部材であり、凹部13gの中に配置されている。また、押圧部材25は、圧縮コイルバネ24の付勢力で、凹部13gの壁面に沿ってY方向に移動可能となっている。
ボール23は、第1移動体12の上端面にX方向を長手方向として形成された溝部12cと、押圧部材25の下端面にX方向を長手方向として形成された溝部25aとに係合するように配置されている。すなわち、ボール23の上端側が溝部25aの中に入り、ボール23の下端側が溝部12cの中に入っている。そのため、ボール23は、溝部12c、25aに沿って回転して、X方向へ移動可能となっている。
溝部12c、25aは、溝部12b、13fと同様に形成されている。すなわち、溝部12c、25aは、略V溝状に形成されるとともに、溝部12c、25aの少なくとも一方には、回転してX方向へ移動するボール23の抜止めが両端部に形成されている。
上述のように、第1移動体12は、圧縮コイルバネ24によって、押圧部材25およびボール23を介して下方向へ付勢されている。そのため、ボール22は溝部12b、13fに当接している。また、ボール23は溝部12c、25aに当接している。このように、本形態では、第1規制案内部15、16によって、Y方向での第2移動体13に対する第1移動体12の移動が規制されている。また、第1規制案内部15、16を構成するボール22、23によって、第1移動体12がX方向へ円滑に案内される。さらに、ボール23が溝部12c、25aに当接し、かつ、ボール22が溝部12b、13fに当接することで、Z方向での第2移動体13に対する第1移動体12の移動が規制されている(すなわち、Z方向で、第2移動体13に第1移動体12が保持されている。)。
なお、圧縮コイルバネ24の付勢力は、第1移動体12がX方向へ移動する際の大きな負荷とならないように設定されている。また、圧縮コイルバネ24の付勢力は、第2駆動機構20を構成する後述の駆動コイル31に電流が供給され、第1移動体12および第2移動体13とともに第4レンズ群7がY方向へ移動する際に、第1移動体12の動きに第2移動体13が精度良く追従するように設定されている。
2個の第2規制案内部17はそれぞれ、第2移動体13の左端側に、かつ、Z方向に所定の間隔をあけた状態で配置されている。また、第2規制案内部17は、第2移動体13と固定体14との間に配置される回転部材としてのボール26を備えている。ボール26は、第2移動体13の左辺部13dの左端面からわずかに突出する部分にY方向を長手方向として形成された溝部13hと、固定体14の左面部14cの右端面からわずかに突出する部分にY方向を長手方向として形成された溝部14eとに係合するように配置されている。すなわち、ボール26の右端側が溝部13hの中に入り、ボール26の左端側が溝部14eの中に入っている。そのため、ボール26は、溝部13h、14eに沿って回転して、Y方向へ移動可能となっている。
溝部13h、14eは、溝部12b、13fと同様に形成されている。すなわち、溝部13h、14eは、略V溝状に形成されるとともに、溝部13h、14eの少なくとも一方には、回転してY方向へ移動するボール26の抜止めが両端部に形成されている。
第2規制案内部18は、Y方向における第2移動体13の略中心位置、かつ、第2移動体13の右端側に配置されている。この第2規制案内部18は、第2移動体13と固定体14との間に配置される回転部材としてのボール27と、ボール27を介して第2移動体13をX方向(具体的には、左方向)へ付勢する第2付勢部材として圧縮コイルバネ28と、ボール27と圧縮コイルバネ28との間に配置される押圧部材29とを備えている。
圧縮コイルバネ28は、固定体14の右面部14dの左端面から窪むように形成された凹部14fの中に配置されている。押圧部材29は、押圧部材25と同様にブロック状の部材であり、凹部14fの中に配置されている。また、押圧部材29は、圧縮コイルバネ28の付勢力で、凹部14fの壁面に沿ってX方向に移動可能となっている。
ボール27は、第2移動体13の右辺部13eの右端面からわずかに突出する部分にY方向を長手方向として形成された溝部13kと、押圧部材29の左端面にY方向を長手方向として形成された溝部29aとに係合するように配置されている。すなわち、ボール27の右端側が溝部29aの中に入り、ボール27の左端側が溝部13kの中に入っている。そのため、ボール27は、溝部13k、29aに沿って回転して、Y方向へ移動可能となっている。
溝部13k、29aは、溝部12b、13fと同様に形成されている。すなわち、溝部13k、29aは、略V溝状に形成されるとともに、溝部13k、29aの少なくとも一方には、回転してY方向へ移動するボール27の抜止めが両端部に形成されている。
上述のように、第2移動体13は、圧縮コイルバネ28によって、押圧部材29およびボール27を介して左方向へ付勢されている。そのため、ボール26は溝部13h、14eに当接している。また、ボール27は溝部13k、29aに当接している。このように、本形態では、第2規制案内部17、18によって、X方向での固定体14に対する第2移動体13の移動が規制されている。また、第2規制案内部17、18を構成するボール26、27によって、第2移動体13がY方向へ円滑に案内される。さらに、ボール27が溝部13k、29aに当接し、かつ、ボール26が溝部13h、14eに当接することで、Z方向での固定体14に対する第2移動体13の移動が規制されている(すなわち、Z方向で、固定体14に第2移動体13が保持されている。)。
なお、圧縮コイルバネ28の付勢力は、第2移動体13がY方向へ移動する際の大きな負荷とならないように設定されている。また、圧縮コイルバネ28の付勢力は、第1移動機構19を構成する後述の駆動コイル34に電流が供給され、第1移動体12がX方向へ移動する際に、第1移動体12の動きに第2移動体13が追従しないように設定されている。
第2駆動機構20は、図4に示すように、駆動コイル31と、駆動マグネット32と、2枚のヨーク33とから構成されている。駆動コイル31は、略長方形状に巻回され、第1移動体12のコイル配置部12aに固定されている。具体的には、駆動コイル31は、X方向を長手方向として、X方向における第1移動体12の略中心位置で、コイル配置部12aに固定されている。2枚のヨーク33はそれぞれ、前面側、後面側に配置される保持部14eに固定されている。駆動マグネット32は、後面側に固定されるヨーク33の前面に固定されている。このように、2枚のヨーク33に挟まれるように、駆動コイル31および駆動マグネット32が配置されている。
第1駆動機構19も、第2駆動機構20と同様に構成されている。すなわち、第1駆動機構19は、駆動コイル34と、駆動マグネット(図示省略)と、2枚のヨーク(図示省略)とから構成されている。また、駆動コイル34は、略長方形状に巻回され、第1移動体12の左端側に固定されている。具体的には、駆動コイル34は、Y方向を長手方向として、Y方向における第1移動体12の略中心位置、かつ、第1移動体12の左端側に固定されている。2枚のヨークはそれぞれ、前面側、後面側に配置される保持部14eに固定され、駆動マグネットは、後面側に固定されるヨークの前面に固定されている。
以上のように構成されたブレ防止装置11では、手ブレ等に起因する光学像のブレが生じると、第4レンズ群7をX方向および/またはY方向へ移動させて、そのブレを補正(防止)する。具体的には、カメラ1の本体部3に設けられたブレ検出センサ(図示省略)によって、ブレが検出されると、カメラ1の制御部からの制御指令によって、駆動コイル31および/または駆動コイル34に電流が供給され、第4レンズ群7がX方向、Y方向へ移動する。
たとえば、駆動コイル34に電流が供給されると、第4レンズ群7が第1移動体12とともにX方向へ移動する。このとき、ボール22が溝部12b、13f内で転がり、また、ボール23が溝部12c、25a内で転がるため、第4レンズ群7が第1移動体12とともにX方向へ円滑に案内されて移動する。なお、第2規制案内部17、18によって、X方向での固定体14に対する第2移動体13の移動範囲が規制されているため、駆動コイル34に電流が供給されても、第2移動体13がX方向へ移動することはない。
また、たとえば、駆動コイル31に電流が供給されると、第1移動体12および第2移動体13とともに第4レンズ群7がY方向へ移動する。すなわち、第1規制案内部15、16によって、Y方向での第2移動体13に対する第1移動体12の移動が規制されているため、第1移動体12に生じるY方向の駆動力が第2移動体13に伝達されて、第1移動体12および第2移動体13とともに第4レンズ群7がY方向へ移動する。また、このとき、ボール26が溝部13h、14e内で転がり、また、ボール27が溝部13k、29a内で転がるため、第1移動体12および第2移動体13とともに第4レンズ群7がY方向へ円滑に案内されて移動する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、第1規制案内部15、16によって、Y方向での第2移動体13に対する第1移動体12の移動が規制され、第2規制案内部17、18によって、X方向での固定体14に対する第2移動体13の移動が規制されている。そのため、駆動コイル31、34に電流が供給されていない状況においても(すなわち、ブレ補正が行われていない場合であっても)、補正レンズとなる第4レンズ群7を光軸L方向(Z方向)に付勢することなく、X、Y方向の所定位置で第4レンズ群7を保持することができる。したがって、ブレ補正時に、X、Y方向へ第4レンズ群7が移動する際に負荷となる第4レンズ群7の光軸L方向への付勢部材が不要となる。また、ブレ補正時には、第1規制案内部15、16によってX方向へ第1移動体12が案内され、第2規制案内部17、18によってY方向へ第2移動体13が案内される。そのため、第4レンズ群7の駆動性能を向上させることができる。また、第4レンズ群7の光軸L方向への付勢部材が不要となるため、光軸L方向で薄型化することができる。
特に、本形態では、第1規制案内部15、16は、第1移動体12と第2移動体13との間に配置されるとともに、回転してX方向へ移動するボール22、23を備え、第2規制案内部17、18は、第2移動体13と固定体14との間に配置されるとともに、回転してY方向へ移動するボール26、27を備えている。そのため、ボール22、23、26、27によって、第4レンズ群7をX、Y方向へ円滑に移動させることができる。その結果、第4レンズ群7の駆動性能を向上させることができる。
本形態では、圧縮コイルバネ24によって、第1移動体12がY方向へ付勢され、第2移動体13に対する第1移動体12のY方向への移動が規制されている。そのため、駆動コイル31に電流が供給され、第1移動体12および第2移動体13とともに第4レンズ群7がY方向へ移動する際には、第1移動体12の動きに第2移動体13を精度良く追従させることができる。その結果、第4レンズ群7の駆動性能を向上させることができる。
本形態では、圧縮コイルバネ28によって、第2移動体13がX方向へ付勢され、固定体14に対する第2移動体13のX方向への移動が規制されている。そのため、駆動コイル34に電流が供給され、第1移動体12がX方向へ移動する際に、第1移動体12の動きに第2移動体13が追従するのを、圧縮コイルバネ28の付勢力で防止することができる。その結果、第4レンズ群7の駆動性能を向上させることができる。
また、本形態では、第1移動体12はZ方向から見た形状が略矩形状になるように形成され、第2移動体13はZ方向から見た形状が略矩形状になるように形成されている。そため、第4レンズ群7を移動させる第1移動体12および第2移動体13の回転止めの機構が不要になる。その結果、ブレ防止装置11の構成を簡素化できる。
(他の実施の形態)
上述した形態では、第2駆動機構20を構成する駆動コイル31が第1移動体12に固定されている。この他にもたとえば、駆動コイル31は、第2移動体13に固定されても良い。この場合には、第2移動体13に固定された駆動コイル31に対応するように、駆動マグネット32およびヨーク33が配置される。
上述した形態では、第1移動体12と第2移動体13との間に配置される回転部材として、ボール22、23が使用され、第2移動体13と固定体14との間に配置される回転部材として、ボール26、27が使用されている。この他にもたとえば、第1移動体12と第2移動体13との間に配置される回転部材や、第2移動体13と固定体14との間に配置される回転部材として、コロ(円柱部材)も使用しても良い。この場合、コロがX、Y方向へ転がるように、溝部12b、13f等を形成すれば良い。
また、第1規制案内部15が、ボール22に代えて、図6(B)に示す突起13mを備え、第1規制案内部16が、ボール23に代えて、図6(A)に示す突起25bを備えても良い。すなわち、回転部材を使用しない第1規制案内部15、16によって、Y方向での第2移動体13に対する第1移動体12の移動が規制されても良い。
この場合には、たとえば、図6(A)に示すように、押圧部材25の下端に突起25bが形成され、突起25bの下端側が溝部12cの中に配置される。また、たとえば、図6(B)に示すように、第2移動体13の下辺部13cの上面に突起13mが形成され、突起13mの上端側が溝部12bの中に配置される。
同様に、第2規制案内部17が、ボール26に代えて、突起を備え、第2規制案内部18が、ボール27に代えて、突起を備えても良い。すなわち、回転部材を使用しない第2規制案内部17、18によって、X方向での固定体14に対する第2移動体13の移動が規制されても良い。
また、回転部材を使用した第1規制案内部15、16によって、Y方向での第2移動体13に対する第1移動体12の移動が規制されるとともに、回転部材を使用しない第2規制案内部17、18によって、X方向での固定体14に対する第2移動体13の移動が規制されても良い。逆に、回転部材を使用しない第1規制案内部15、16によって、Y方向での第2移動体13に対する第1移動体12の移動が規制されるとともに、回転部材を使用した第2規制案内部17、18によって、X方向での固定体14に対する第2移動体13の移動が規制されても良い。
上述した形態では、第1付勢部材として圧縮コイルバネ24が使用され、第2付勢部材として圧縮コイルバネ28が使用されている。この他にもたとえば、板バネ等のバネやゴム等の弾性部材が第1付勢部材や第2付勢部材として使用されても良い。
上述した形態では、ボール23が圧縮コイルバネ24によってY方向に付勢されている。この他にもたとえば、圧縮コイルバネ24を使用せずに、ボール23の上端側と溝部25aとの間に所定の隙間をあけた状態で(すなわち、ボール23と溝部25aとが当接しないように)、押圧部材25が第2移動体13に固定されても良い。
この場合には、駆動コイル31に電流が供給され、第1移動体12および第2移動体13とともに第4レンズ群7がY方向へ移動する際に、第1移動体12の動きに第2移動体13が適切に追従するように、ボール23の上端側と溝部25aとの間の隙間が設定される。また、この場合には、X方向へ移動する第1移動体12の駆動負荷を低減することができる。
同様に、上述した形態では、ボール27が圧縮コイルバネ28によってX方向に付勢されているが、圧縮コイルバネ28を使用せずに、溝部13k、29aとボール27との間、および/または、溝部13h、14eとボール26との間に所定の隙間をあけた状態で、押圧部材29が固定体14に固定されても良い。
この場合には、駆動コイル34に電流が供給され、第1移動体12がX方向へ移動する際に、第1移動体12の動きに第2移動体13が追従したとしても、第4レンズ群7の駆動性能に影響を与えないように、隙間が設定される。また、この場合には、Y方向へ移動する第2移動体13の駆動負荷を低減することができる。
また、上述の隙間が形成されるように、押圧部材25、29の両方が固定されても良いし、押圧部材25、29の一方のみが固定されても良い。
上述した形態では、ブレ防止装置11は、固定体14に対して相対移動する移動体として、第1移動体12と第2移動体13との2個の移動体を備えている。この他にもたとえば、ブレ防止装置は、第4レンズ群7を保持する1個の移動体のみを備えていても良い。この場合には、移動体は、X方向のみに移動するように構成されても良いし、Y方向のみに移動するように構成されても良い。また、移動体がX方向のみに移動するように構成される場合には、ブレ防止装置は、第1規制案内部15、16に相当する規制案内部を備えていれば良いし、移動体がY方向のみに移動するように構成される場合には、ブレ防止装置は、第2規制案内部17、18に相当する規制案内部を備えていれば良い。
このように構成される場合には、第4レンズ群7をZ方向に付勢しなくても、ブレ補正が行われていないときに、X、Y方向の所定位置で、第4レンズ群7を保持することができる。したがって、ブレ補正時に、X、Y方向へ第4レンズ群7が移動する際に負荷となる第4レンズ群7の光軸L方向への付勢部材が不要となる。また、ブレ補正時には、第1規制案内部15、16あるいは第2規制案内部17、18に相当する規制案内部によって、移動体がX方向あるいはY方向へ案内される。そのため、第4レンズ群7の駆動性能を向上させることができる。また、第4レンズ群7の光軸L方向への付勢部材が不要となるため、光軸L方向で薄型化することができる。
上述した形態では、圧縮コイルバネ24および押圧部材25が第2移動体13の凹部13gの中に配置され、圧縮コイルバネ28および押圧部材29が固定体14の凹部14fの中に配置されている。この他にもたとえば、圧縮コイルバネ24および押圧部材25が第1移動体12に形成された凹部の中に配置されても良いし、圧縮コイルバネ28および押圧部材29が第2移動体13に形成された凹部の中に配置されても良い。また、図6に示す構成において、第1移動体12に突起が形成されても良い。
上述した形態では、第1移動体12がX方向へ移動し、第2移動体13がY方向へ移動するように構成されている。この他にもたとえば、第1移動体12がY方向へ移動し、第2移動体13がX方向へ移動するように構成されても良い。
上述した形態では、ブレ防止装置11は、第4レンズ群7をX方向およびY方向へ移動させている。この他にもたとえば、ブレ防止装置11は、他のレンズ群をX方向およびY方向へ移動させても良い。また、ブレ防止装置11は、レンズ群以外の撮像素子9や屈折ガラス等をX方向およびY方向へ移動させても良い。
上述した形態では、カメラ1を例に本発明の実施の形態にかかるブレ防止装置11を説明したが、ブレ防止装置11が適用される光学機器は、カメラ1には限定されない。たとえば、ビデオカメラ等の動画撮影装置や、双眼鏡、望遠鏡等の観察装置その他の光学機器に、ブレ防止装置11が適用されても良い。
本発明の実施の形態にかかるカメラを示す斜視図である。 図1に示すカメラの光学系の概略構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態にかかるブレ防止装置を光軸方向から見たときの状態を示す図である。 図3のE−E断面を示す断面図である。 図3のF−F断面を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる第1規制案内部を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 カメラ(光学機器)
2 レンズ鏡筒
7 第4レンズ群(光学要素)
11 ブレ防止装置
12 第1移動体
13 第2移動体
14 固定体
15、16 第1規制案内部
17、18 第2規制案内部
22、23、26、27 ボール(回転部材)
24 圧縮コイルバネ(第1付勢部材)
28 圧縮コイルバネ(第2付勢部材)
L 光軸
X 第1方向
Y 第2方向
Z 光軸方向

Claims (10)

  1. 光学像のブレを防止するブレ防止装置において、
    光学要素を保持し、光軸方向に直交する第1方向へ移動する第1移動体と、上記第1移動体を相対移動可能に保持し、上記光軸方向と上記第1方向とに直交する第2方向へ上記第1移動体とともに移動する第2移動体と、上記第1移動体とともに上記第2移動体を相対移動可能に保持する固定体と、上記第2方向での上記第2移動体に対する上記第1移動体の移動範囲を規制するとともに上記第1方向へ上記第1移動体を案内する第1規制案内部と、上記第1方向での上記固定体に対する上記第2移動体の移動範囲を規制するとともに上記第2方向へ上記第2移動体を案内する第2規制案内部とを備えることを特徴とするブレ防止装置。
  2. 前記第1規制案内部は、前記第1移動体と前記第2移動体との間に配置されるとともに、回転して前記第1方向へ移動可能な回転部材を備えることを特徴とする請求項1記載のブレ防止装置。
  3. 前記第2規制案内部は、前記第2移動体と前記固定体との間に配置されるとともに、回転して前記第2方向へ移動可能な回転部材を備えることを特徴とする請求項1または2記載のブレ防止装置。
  4. 前記第1規制案内部は、前記第1移動体を前記第2方向へ付勢する第1付勢部材を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のブレ防止装置。
  5. 前記第2規制案内部は、前記第2移動体を前記第1方向へ付勢する第2付勢部材を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のブレ防止装置。
  6. 前記光軸方向から見たとき、前記第1移動体は、前記第2移動体の内部に配置され、
    前記第1規制案内部と前記第1移動体との間、前記第1規制案内部と前記第2移動体との間、および、前記第1規制案内部内の少なくともいずれか1箇所に、前記第2方向で所定の隙間が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のブレ防止装置。
  7. 前記光軸方向から見たとき、前記第2移動体は、前記固定体の内部に配置され、
    前記第2規制案内部と前記固定体との間、前記第2規制案内部と前記第2移動体との間、および、前記第2規制案内部内の少なくともいずれか1箇所に、前記第1方向で所定の隙間が形成されていることを特徴とする請求項1から3、6のいずれかに記載のブレ防止装置。
  8. 光学像のブレを防止するブレ防止装置において、
    光学要素を保持し、光軸方向に直交する一方向である第1方向へ移動する移動体と、上記移動体を相対移動可能に保持する固定体と、上記光軸方向と上記第1方向とに直交する第2方向での上記固定体に対する上記移動体の移動範囲を規制するとともに上記第1方向へ上記移動体を案内する規制案内部とを備えることを特徴とするブレ防止装置。
  9. 請求項1から8いずれかに記載のブレ防止装置を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  10. 請求項1から8いずれかに記載のブレ防止装置を備えることを特徴とする光学機器。
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