JP5397346B2 - 車両構造 - Google Patents

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本発明は、自動車の車両構造に関し、衝突時の安全装置であるカーテンエアバッグの機能を確実に発揮させる車両構造に関する。
従来から、自動車などの車両において、エアバッグ装置が装備されることは良く知られている。エアバッグ装置として、ルーフライニングの内側のルーフサイドレールに沿って折り畳み格納されているエアバッグ本体を備えた装置がある。この種のエアバッグ装置は、車両の側面衝突時あるいはロールオーバー時などにおいて車両の側部に所定の荷重を超える衝撃が加わった場合に作動する。エアバッグ装置が作動すると、エアバッグ本体が車両の側部内面に沿って、車両の側部内面と車室内のシートに着座する乗員との間にて下向きにカーテン状に膨張・展開するようになっている。膨張・展開したエアバッグ本体により乗員の頭部を保護している。
上述したようなエアバッグ装置において、エアバッグ本体が膨張・展開した際に、車室内のシートに着座する乗員の頭部に早期に接触するように、下端部側をそれ以外の部分と比べて車幅方向にて大きくしたエアバッグ本体を備える構成の技術が開発されている。
ところで、頭部保護エアバッグ袋体の下端部側が円滑に膨張・展開する構成の技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3460636号(例えば、明細書の段落[0014]−[0020]、[図1],[図2]など参照)
上述した、下端部側をそれ以外の部分と比べて車幅方向にて大きくしたエアバッグ本体を備えるエアバッグ装置では、吸収可能なエネルギー量を大きくすることができるものの、エアバッグ本体を膨張させるために多量のガスが必要となり、エアバッグ本体を膨張させるのに時間を要してしまう可能性があった。
上述した特許文献1に提案される頭部保護エアバッグ装置では、頭部保護エアバッグ袋体が膨張展開するときの展開方向を車室内側に規制して誘導することが記載されているだけで、頭部保護エアバッグ袋体が展開した後には当該頭部保護エアバッグ袋体の下方側を支持することができず、頭部保護エアバッグ袋体で乗員をより確実に保護することができない可能性があった。
以上のことから、本発明は上述したような問題を解決するために為されたものであって、カーテンエアバッグが展開したときに、早期に乗員に接触して、当該乗員の保護をより確実に行うことができる車両構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決する第1の発明に係る車両構造は、
車両を構成するピラー部と、
前記ピラー部に設置されたシートベルト保持部と、
前記ピラー部上方に設置され、前記車両への衝撃荷重入力時に前記ピラー部の車室内側面に沿って下向きに膨張するエアバッグとを有する車両構造であって、
前記エアバッグ展開時に、該エアバッグを車室内側に向けて支持する突出部が前記ピラー部に設けられ、
前記突出部は前記シートベルト保持部の下方に配置される
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係る車両構造は、
第1の発明に係る車両構造であって、
前記突出部は、前記シートベルト保持部よりも車室内側に突出している
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第3の発明に係る車両構造は、
第1または第2の発明に係る車両構造であって、
前記突出部は、前記ピラー部における前記車両の前部側から前記車両の後部側に亘って形成される
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第4の発明に係る車両構造は、
第1乃至第3の何れか1つの発明に係る車両構造であって、
前記突出部は、上下方向に延びる平面部を有する
ことを特徴とする。
本発明に係る車両構造によれば、エアバッグが車両の側部内面に沿って下向きに膨張・展開したときに、突出部によりエアバックの一方(車両側)の側面部における下端部近傍が支持されるため、エアバッグの他方(車室内側)の側面部における下端部近傍が早期に乗員に接触するようになる。これにより、乗員の保護をより確実に行うことができる。
本発明の第1の実施例に係る車両構造の斜視図である。 図1におけるII−II矢印断面図であって、エアバッグ本体を展開した状態を示す。 本発明の第2の実施例に係る車両構造が具備する突出部の縦断面図である。 車両構造が適用される車両の一例を示す概略図である。
以下に、本発明に係る車両構造を実施するための形態について、各実施例にて説明する。
本発明の第1の実施例に係る車両構造について、図1および図2に基づいて具体的に説明する。本実施例では、車両の前後合わせて2列のシートがあって、1つのセンターピラーを備えた車両に適用した場合について説明する。
本実施例では、エアバッグ装置を備えており、車両の車体を構成するルーフライニングの内側のルーフサイドレールに沿って、袋状のエアバッグ本体が折り畳み格納されている。エアバッグ本体にはインフレータが接続されている。車両の側面衝突時あるいはロールオーバー時などにおいて加速度センサ(図示せず)が所定値以上の加速度を検出すると、インフレータからエアバッグ本体に高圧ガスが供給される。これにより、エアバッグ本体は、ルーフライニングの側縁部を押し開き車両の側部内面に沿って、車両の側部内面と車室内のシートに着座する乗員との間にて下向きにカーテン状に膨張・展開するようになっている。
車両の側部における車両前後方向の中央には、上下方向に延びるセンターピラーが設けられている。センターピラーは、センターピラーインナ(車室内側)とセンターピラーアウタとで構成される。センターピラーの車室内側は、図1および図2に示すように、センターピラー用トリム2(ピラー部)で被覆されている。センターピラー用トリム2の上端は、車室内を車両前後方向に延びるルーフライニング1に接続される。センターピラー用トリム2は、例えば、上下で2分割された部材、アッパトリム2aとロアトリム2bとで構成されている。アッパトリム2aの前面部分、例えば、助手席(または運転席)のシートバックの上端部付近には、シートベルト位置調節用の開口部2cが形成されている。なお、開口部2cは、上下方向に長辺をなす長方形状に形成されている。センターピラーの下方における内部には、シートベルト装置のシートベルト3を引出し可能に巻き取るリトラクタ(図示せず)が配置されている。
アッパトリム2aの開口部2cとこれと対向するセンターピラーインナパネル(図示せず)の上部との間には、合成樹脂製の肩アンカ5が内蔵されている。肩アンカ5には、リトラクタからのシートベルト3の端部が到達している。
アッパトリム2aには、肩アンカ5(シートベルト保持部)およびスライダー部材15が組み付けられている。スライダー部材15は、肩アンカ5の前面部に配置されている。スライダー部材15は、アッパトリム2aの開口部2cを塞ぎアッパトリム2aの内面に沿って上下方向に移動可能に設けられている。スライダー部材15の肩アンカ5と向か合う部分には、シートベルト3をセンターピラー用トリム2の内側から車室内に引き出すための開口部15aが設けられている。スライダー部材15における開口部15aの直上の部分には、ロックボタン16が設けられている。ロックボタン16を下方へスライド操作すると肩アンカ5およびスライダー部材15のロックが解除され、ロックボタン16を上方へ戻すと再び肩アンカ5およびスライダー部材15がロックされるようにしてある。
センターピラー用トリム2における肩アンカ5の下方には、車室内側に向かって突出する突出部11が設けられている。突出部11は、肩アンカ5よりも車室内側に突出している。これにより、エアバッグ本体30が膨張・展開した際に、エアバッグ本体30の一方の側面部30bにおける下端部30a近傍を乗員50近傍で支持することができる。これにより、エアバッグ本体30を早期に乗員50に接触させることができる。
突出部11は上傾斜面部(案内部)11aと下傾斜面部11bとを有する。上傾斜面部11aは、車室内側に向かうに従って下方に傾斜して延びている。下傾斜面部11bは、車室内側に向かうに従って上方に傾斜して延びている。
突出部11における上傾斜面部11aと下傾斜面部11bとからなる先端部11cは、センターピラー用トリム2における車両の前側部2dからその後側部2eに亘って直線状に延在して形成されている。これにより、エアバッグ本体30が膨張・展開したときに、エアバッグ本体30の下端部30aが突出部11の上傾斜面部11aで所定の位置に案内される。さらに、エアバッグ本体30の一方の側面部30bにおける下端部30a近傍が突出部11の先端部11cに接触することになる。
その結果、突出部11によりセンターピラー用トリム2よりも車室内側に突出している分だけ、従来のセンターピラー用トリム41によるエアバッグ本体42の膨張・展開する位置よりも、エアバッグ本体30が車室内側の位置にて膨張・展開することなり、エアバッグ本体30を早期にシートに着座する乗員50の頭部近傍に接触させることができる。これにより、乗員50の保護をより確実に行うことができる。
また、突出部11の先端部11cがアッパトリム2aの前側部2d側から後側部2e側に亘って伸びる形状であるため、突出部11の先端部11cと膨張・展開したときのエアバッグ本体30の一方の側面部30bとが比較的広範囲に亘って接触することになり、エアバッグ本体30をより確実に車室内側に向けて支持することができる。
本発明の第2実施例に係る車両構造が具備する突出部について、図3を参照して説明する。
本実施例では、上述した第1の実施例に係る車両構造が具備する突出部の形状を変更したものであって、それ以外は上述した第1の実施例に係る車両構造と同じ構成である。
本実施例に係る車両構造は車室内側に向かって突出する突出部を具備するものであって、図3に示すように、突出部21は上傾斜面部21aと下傾斜面部21bとを有する。上傾斜面部21aは、車室内側に向かうに従って下方に傾斜して延びている。下傾斜面部21bは、車室内側に向かうに従って上方に傾斜して延びている。上傾斜面部21aと下傾斜面部21bとは平面部21cで接続される。平面部21cは、車両の上下方向に延びている。なお、上傾斜面部21aの上端には、上方に延びる上フランジ部21dが設けられる。下傾斜面部21bの下端には、下方に延びる下フランジ部21eが設けられる。
上述したように突出部21が車室内側にて平面部21cを有する形状であることにより、エアバッグ本体30が膨張・展開したときに、突出部21の平面部21cが膨張したエアバッグ本体30の一方の側面部30bの下端部30a近傍を支持することができる。また、エアバッグ本体30の一方の側面部30bと面で接触することになるので、車室内側からエアバッグ本体30側に力が作用しても、エアバッグ本体30と突出部21の平面部21cとが面接触して応力の集中を防止することができる。
よって、エアバッグ本体30による乗員50を保持する性能をさらに向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、突出部の形状を変更することは可能である。また、その他の例として、図4に示すように、車両前後方向で3列シートを有する車両51における、前から2番目目のセンターピラー(Bピラー)52および前から3番目のセンターピラー(Cピラー)53の両方に突出部を設けることも可能である。このような箇所に設けた場合であっても、上述した第1および第2の実施例に係る車両構造と同様な作用効果を奏する。
本発明に係る車両構造は、比較的簡易な構成にて、エアバッグ本体が膨張・展開したときに、早期に乗員に接触して、当該乗員の保護をより確実に行うことができるので、自動車産業などにおいて、極めて有益に利用することができる。
1 ルーフライニング
2 センターピラー用トリム
2a アッパトリム
2b ロアトリム
2c 開口部
2d 前側部
2e 後側部
3 シートベルト(ウェビング)
5 肩アンカ
11 突出部
11a 上傾斜面部
11b 下傾斜面部
11c 先端部
15 スライダー部材
15a 開口部
16 ロックボタン
21 突出部
21a 上傾斜面部
21b 下傾斜面部
21c 平面部
30 エアバッグ本体
30a 下端部
30b 一方(車両側)の側面部
50 乗員
51 3列シートの車両
52 センターピラー(Bピラー)
53 センターピラー(Cピラー)

Claims (4)

  1. 車両を構成するピラー部と、
    前記ピラー部に設置されたシートベルト保持部と、
    前記ピラー部上方に設置され、前記車両への衝撃荷重入力時に前記ピラー部の車室内側面に沿って下向きに膨張するエアバッグとを有する車両構造であって、
    前記エアバッグ展開時に、該エアバッグを車室内側に向けて支持する突出部が前記ピラー部に設けられ、
    前記突出部は前記シートベルト保持部の下方に配置される
    ことを特徴とする車両構造。
  2. 請求項1に記載された車両構造であって、
    前記突出部は、前記シートベルト保持部よりも車室内側に突出している
    ことを特徴とする車両構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載された車両構造であって、
    前記突出部は、前記ピラー部における前記車両の前部側から前記車両の後部側に亘って形成される
    ことを特徴とする車両構造。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載された車両構造であって、
    前記突出部は、上下方向に延びる平面部を有する
    ことを特徴とする車両構造。
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