JP5396373B2 - 水圧テスト用ポンプ - Google Patents
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Description
然も、水圧テスト用ポンプ自体の漏れをテストする際、プランジャーポンプ32により加圧された水が外部へ排水されないようにゲージ台35の流出口側にもボールバルブ36を設けなければならなかった。
その結果、従来の水圧テスト用ポンプは、部品点数が増えてコストの高騰及び構造の複雑化を招くうえ、接続個所が多くなって水漏れを起こし易くなり、被テスト管の水漏れを正確且つ確実に検査することができないという問題があった。
その結果、本発明の請求項1の水圧テスト用ポンプは、従来の水圧テスト用ポンプのように逆止弁と圧力計のゲージ台との間にボールバルブを設ける必要がなく、部品点数を削減できてコストの低減及び構造の簡略化を図れると共に、整備・点検も容易に行えるうえ、接続個所も少なくなって水漏れを起こし難くなり、被テスト管の水漏れを正確且つ確実に検査することができる。
又、本発明の請求項1の水圧テスト用ポンプは、水槽が、上方を開放したプラスチック製の箱状の水槽本体と、水槽本体の上端部に水平姿勢で固定され、プランジャーポンプが取り付けられる平板状の金属製の支持板とから成り、前記水槽本体内に、水槽本体内の空間を二分割すると共に、前記支持板の外周縁部を水槽本体の側壁とで一緒に支持する支持用垂直壁を一体的に形成し、当該支持用垂直壁に、二分割された水槽本体内の空間を連通する開口を形成しているため、従来の水圧テスト用ポンプのように金属製の支持板を略L字形に折り曲げ加工する必要もなく、水槽を比較的簡単且つ容易に作製することができる。
また、本発明の請求項2の水圧テスト用ポンプは、シリンダのシリンダスタンドが水道管の先端部に設けた蛇口に接続可能な水充填口を備えているため、水圧テスト用ポンプを被テスト管と水道管の先端部に設けた蛇口との間に取り付けるだけで、被テスト管への水道水の充填や被テスト管内の加圧を行え、水道水の充填作業や被テスト管の加圧作業を簡単且つ容易に行える。
更に、本発明の請求項2の水圧テスト用ポンプは、プランジャーの外周面に複数列のOリング溝を形成し、各Oリング溝に嵌め込んだOリングによりシリンダパイプの内周面とプランジャーの外周面との間をシールするようにしているため、Oリング溝へのOリングの挿着やOリング溝からのOリングの取り外しを簡単且つ容易に行える。
図1〜図7は本発明の実施の形態に係る携帯型の水圧テスト用ポンプを示し、当該水圧テスト用ポンプは、スプリンクラー設備の配管や高圧洗浄機の配管等の被テスト管Pに着脱自在に接続され、被テスト管Pに加圧した水を供給して被テスト管Pの水漏れを検査するものであり、水を貯留する水槽1と、水槽1に起立姿勢で取り付けられ、吸水口12c′及び吐出口12d′並びに水充填口12eを備えた手動式のプランジャーポンプ2と、プランジャーポンプ2の吐出口12d′に設けた逆止弁18に接続した圧力計3のゲージ台4と、圧力計3のゲージ台4のドレン口に接続されたボールバルブ又はコックから成る手動式のドレン用開閉バルブ5と、圧力計3のゲージ台4の流出口に接続されたニップル6と、ニップル6に接続されるテスト用止水栓7又は下流側の耐圧ホース8と、下流側の耐圧ホース8に接続されるユニオン継手9と、プランジャーポンプ2の水充填口12eに接続されたボールバルブ又はコックから成る手動式の給水用開閉バルブ10と、給水用開閉バルブ10に接続された上流側の耐圧ホース11等から構成されている。
また、水槽本体1Aには、水槽本体1A内の空間を二分割すると共に、前記支持板1Bの外周縁部を水槽本体1Aの三つの側壁とで一緒に支持する支持用垂直壁1aが一体的に形成されている。この支持用垂直壁1aには、二分割された水槽本体1A内の空間を連通する矩形状の開口1a′が形成されている。
更に、支持板1Bは、水槽本体1Aの三つの側壁にまたがる状態で且つ三つの側壁上端及び支持用垂直壁1a上端に支持載置されて複数本のネジにより水槽本体1Aに固定されており、支持板1Bの中央部には、プランジャーポンプ2の吸水口12c′を形成する吸水筒部12cが挿通される貫通穴1bが形成されている。
尚、この実施の形態に於いては、水槽本体1Aを上方が開放された長方形箱状に形成したが、他の実施の形態に於いては、水槽本体1Aを上方が開放された正方形箱状、円形箱状、楕円形箱状等に形成しても良い。
また、シリンダスタンド12の水充填口12eには、ボールバルブやコック等から成る水充填用の給水用開閉バルブ10が接続されている。この水充填用の給水用開閉バルブ10の吸入側には、耐圧ホース11が接続されている。尚、耐圧ホース11の上流側は、水道管(図示省略)の端部に設けた蛇口19に接続されるようになっている。
更に、シリンダスタンド12の吸水筒部12cには、下端部にストレーナ20を設けた吸水ホース21が接続されている。
尚、シリンダパイプ13には、雄ネジを形成した部分の直径が全て同じでその他の部分の直径が異なる数種類のシリンダパイプ13が用意されている。
即ち、プランジャー14の外周面に複数列のOリング溝14aを形成し、各Oリング溝14aに嵌め込んだOリング22によりシリンダパイプ13の内周面とプランジャー14の外周面との間をシールするようになっている。
また、プランジャー14は、その上端部が操作ハンドル15の先端部側を揺動自在に嵌められるように二股状に形成されており、シリンダパイプ13と同様に直径の異なる別のプランジャー14と交換できるようになっている。
尚、プランジャー14には、上述した数種類のシリンダパイプ13の直径にそれぞれ対応する直径の異なる数種類のプランジャー14が用意されている。
また、バルブ本体24の隔壁24b中央部には、弁体26を確実且つ良好に支持できるように支持筒24cが一体的に突出形成されている。
更に、この逆止弁18のバルブ本体24の下流側端部には、流入口、流出口、ドレン口、圧力計3の取り付け口を有する十字形の流体通路を形成した圧力計3のゲージ台4が接続されている。
また、水圧テスト用ポンプのプランジャーポンプ2のシリンダパイプ13及びプランジャー14を被テスト管Pの内容積に応じたものと交換する。
即ち、被テスト管P内の圧力が降下しなければ、被テスト管Pに水漏れはなく、また、被テスト管P内の圧力が降下すれば、被テスト管Pに水漏れが発生していることが判る。
また、水圧テスト用ポンプは、プランジャーポンプ2が水充填口12eを備えているため、水圧テスト用ポンプを被テスト管Pと水道管の先端部に設けた蛇口19との間に取り付けるだけで、被テスト管Pへの水道水の充填や被テスト管P内の加圧を行え、水道水の充填作業や被テスト管Pの加圧作業を簡単且つ容易に行える。
Claims (4)
- 水を貯留する水槽(1)に水槽(1)内の水を吸い上げる手動式のプランジャーポンプ(2)を取り付け、このプランジャーポンプ(2)の吐出口(12d′)に逆止弁(18)を設けると共に、当該逆止弁(18)に圧力計(3)のゲージ台(4)を接続して成り、前記プランジャーポンプ(2)により加圧した水を被テスト管(P)に送水して被テスト管(P)の水漏れを検査するようにした水圧テスト用ポンプに於いて、前記水槽(1)は、上方を開放したプラスチック製の箱状の水槽本体(1A)と、水槽本体(1A)の上端部に水平姿勢で固定され、プランジャーポンプ(2)が取り付けられる平板状の金属製の支持板(1B)とから成り、前記水槽本体(1A)内に、水槽本体(1A)内の空間を二分割すると共に、前記支持板(1B)の外周縁部を水槽本体(1A)の側壁とで一緒に支持する支持用垂直壁(1a)を一体的に形成し、当該支持用垂直壁(1a)に、二分割された水槽本体(1A)内の空間を連通する開口(1a′)を形成し、また、前記逆止弁(18)は、プランジャーポンプ(2)の吐出口(12d′)に着脱自在に接続され、内方に流通孔(24a)を形成した隔壁(24b)を備えた筒状のバルブ本体(24)と、吐出口(12d′)の周囲に配置され、バルブ本体(24)により吐出口(12d′)の周囲に押圧される環状のバルブシート(25)と、バルブシート(25)と吐出口(12d′)の周囲との間をシールするOリング(22)と、バルブ本体(24)の隔壁(24b)に軸線方向へ移動自在に支持され、バルブシート(25)に当離座してバルブシート(25)の開口を開閉し得る弁体(26)と、バルブ本体(24)の隔壁(24b)と弁体(26)との間に介設され、弁体(26)をバルブシート(25)に当座すべく附勢するスプリング(27)とから成り、プランジャーポンプ(2)の吸引作用時に閉じ、プランジャーポンプ(2)の吐出作用時に開くように構成されていることを特徴とする水圧テスト用ポンプ。
- 前記プランジャーポンプ(2)は、水槽(1)に固定されて吸水口(12c′)及び吐出口(12d′)並びに水充填口(12e)を備えたシリンダスタンド(12)と、シリンダスタンド(12)に起立姿勢で着脱自在に螺着されてプランジャー(14)が挿入されるシリンダパイプ(13)と、シリンダパイプ(13)内にシールされた状態で上下方向へ往復移動自在に挿入されたプランジャー(14)と、先端部側がプランジャー(14)の上端部に上下方向へ揺動自在に連結され、プランジャー(14)を上下方向へ往復動させる操作ハンドル(15)と、上端部及び下端部が操作ハンドル(15)の先端部及びシリンダスタンド(12)にそれぞれ揺動自在に連結されたリンク(16)と、シリンダスタンド(12)の吸水口(12c′)を開閉する吸水弁(17)と、シリンダスタンド(12)の吐出口(12d′)を開閉する逆止弁(18)とから成り、前記シリンダパイプ(13)及びプランジャー(14)を直径の異なる別のシリンダパイプ(13)及びプランジャー(14)と交換できる構成とし、また、プランジャー(14)の外周面に複数列のOリング溝(14a)を形成し、各Oリング溝(14a)に嵌め込んだOリング(22)によりシリンダパイプ(13)の内周面とプランジャー(14)の外周面との間をシールするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の水圧テスト用ポンプ。
- 前記シリンダスタンド(12)の内部に、プランジャーポンプ(2)の吸引作用時に開き、プランジャーポンプ(2)の吐出作用時に閉じる吸水弁(17)を設け、前記吸水弁(17)は、吸水口(12c′)の周囲に形成した弁座(17a)と、シリンダスタンド(12)内に挿入され、弁座(17a)に当座又は弁座(17a)から離座するボール(17b)とから成り、ボール(17b)が自重により弁座(17a)へ当座するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の水圧テスト用ポンプ。
- 圧力計(3)のゲージ台(4)の流出口にニップル(6)を接続し、当該ニップル(6)の下流側端部にテスト用止水栓(7)を取り付けてニップル(6)を閉塞したことを特徴とする請求項1に記載の水圧テスト用ポンプ。
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