JP5395652B2 - インバータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交流電動機を駆動するインバータ制御装置に関する。
鉄道車両の分野では、インバータ装置に接続した交流電動機で車両を駆動する方式が広く用いられている。交流電動機やインバータ装置は車両を駆動する重要な機器であるため、過電圧や過電流から保護するためにさまざまな故障検知が実装されている。
そのひとつに、インバータ装置と交流電動機間の配線が断線して起こる欠相の検知がある。欠相が発生すると、欠相していない相に電流が集中して交流電動機の焼損やインバータ装置が破壊してしまう。また、インバータ装置が破壊しない場合でも交流電動機に異常なトルク振動が発生するため、速やかに検知してインバータ装置を停止させることが必須となる。
これに対して、特許文献1では交流電動機に流入する電流を検出し、検出した電流値を交流電動機の磁束方向とそれに直交する方向に軸を持ち前記交流電動機内部の磁束と同期して回転する座標系上に座標変換して、磁束軸方向の電流値の変化率が判定値を超えたとき、欠相検知する方法が記載されている。
この方法により、欠相が発生したとき速やかに検知することができる。また、誤検知防止のため、磁束軸方向の電流値の変化率が判定値を超えた状態が所定の時間継続したとき欠相検知とする方法も記載されている。
特開2003−348898号公報
中野孝良著 交流モータのベクトル制御 日刊工業新聞社
しかしながら、前記特許文献1では、交流電動機の磁束軸方向の電流値を監視し、その変化率が判定値以上となったときに欠相を検知するが、電流の変化率が判定値以上となるような振動が発生すると欠相検知の条件に当てはまってしまうため、例えばソフトウェアの不良等による制御異常で発生する振動を欠相と誤検知してしまう可能性がある。
本発明の目的は、交流電動機を駆動するインバータ制御装置において、誤検知することなく速やかに欠相を検知することである。
本発明のインバータ制御装置は、少なくとも1台以上の交流電動機を駆動するインバータ装置と、前記交流電動機に流入する電流値を得る手段と、前記交流電動機に流入する電流値を前記交流電動機内部の磁束方向とそれに直交する方向に軸を持ち前記交流電動機内部の磁束と同期して回転する座標系上に座標変換する手段と、前記座標変換する手段から得られた電流値に基づいて前記インバータ装置に対する電圧指令および周波数指令を生成する手段とを有するインバータ制御装置において、前記座標変換する手段から得られた前記交流電動機内部の磁束方向の電流値に含まれる前記インバータ装置に対する周波数指令の2倍の周波数成分である第1の交流成分と磁束に直交する方向の電流値に含まれる前記インバータ装置に対する周波数指令の2倍の周波数成分である第2の交流成分を得るハイパスフィルタまたはバンドパスフィタである交流成分を得る手段と、前記第1交流成分と前記第2の交流成分に基づいて前記インバータ装置の欠相検知に用いる電流値を得る手段と、欠相検知の判定値を得る手段とを有し、前記欠相検知に用いる電流値が前記判定値以上になったとき、前記インバータ装置の欠相を検知する欠相検知信号を出力することを特徴とする
本発明によるインバータ制御装置は、少なくとも1台以上の交流電動機を駆動するインバータ装置と、前記交流電動機に流入する電流値を得る手段と、前記交流電動機に流入する電流値を前記交流電動機内部の磁束方向とそれに直交する方向に軸を持ち前記交流電動機内部の磁束と同期して回転する座標系上に変換する座標変換する手段と、前記座標変換する手段から得られた電流値に基づいて前記インバータ装置に対する電圧指令および周波数指令を生成する手段とを有するインバータ制御装置において、前記座標変換する手段から得られた前記交流電動機内部の磁束方向の電流値に含まれる前記インバータ装置に対する周波数指令の2倍の周波数成分である第1の交流成分と磁束に直交する方向の電流値に含まれる前記インバータ装置に対する周波数指令の2倍の周波数成分である第2の交流成分を得るハイパスフィルタまたはバンドパスフィタである交流成分を得る手段と、前記交流成分に基づいて前記インバータ装置の欠相検知に用いる電流値を得る手段と、欠相検知の判定値を得る手段とを有し、前記欠相検知に用いる電流値が前記判定値以上になった状態で出力される欠相検知信号が、欠相発生時に交流電動機内部の磁束方向の電流値と磁束に直交する方向の電流値に発生する最大の振動周波数の1周期以上の所定の時間継続したとき、前記インバータ装置の欠相を検知する第2の欠相検知信号を出力することを特徴とする
本発明によれば、交流電動機を駆動するインバータ制御装置において、誤検知することなく速やかに欠相を検知できる。
図1は本発明を適用した第1実施例を示す図である。 図2は欠相が発生した時のIu,Iv,Iwを示す図である。 図3は欠相が発生した時のId,Iqを示す図である。 図4は第1実施例におけるIeを示す図である。 図5は本発明を適用した第2実施例を示す図である。 図6は本発明を適用した第3実施例を示す図である。 図7は欠相が発生した時のIdh,Iqhを示す図である。 図8は第3実施例におけるIeを示す図である。 図9は本発明を適用した第4実施例を示す図である。 図10は本発明を適用した第5実施例を示す図である。 図11は第5実施例の説明図である。 図12は本発明を適用した第6実施例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本発明のインバータ制御装置における第1実施例について図1から図4を用いて説明する。図1において、インバータ装置1は、直流電力を3相交流電力に変換して出力する。交流電動機2は、前記インバータ装置1から出力される前記3相交流電力を入力として、これを軸トルクに変換して出力する。図1では、交流電動機を1台として記載しているが1台のインバータ装置で複数台の交流電動機を駆動する構成でもよい。
電流検出手段3は、前記交流電動機2に流入する電流Iu、Iv、Iwを検出する。座標変換手段4は、Iu、Iv、Iwを、前記交流電動機2の磁束方向の電流(以下、d軸電流という)Idと磁束に直交する方向の電流(以下、q軸電流という)Iqに座標変換する。
電流制御手段5は、IdとIqと、ここでは図示していないIdに対する指令値とIqに対する指令値と前記交流電動機2の回転速度情報と前記交流電動機2の抵抗値やインダクタンス値に基づいて、前記インバータ装置1に対するd軸方向の電圧指令Vdとq軸方向の電圧指令Vqと周波数指令Fiを出力する。交流電動機の制御方法の詳細は、例えば非特許文献1に記載されており公知の技術であるため省略する。フィルタ6以降の項番については後述する。
ここで、本発明における欠相検知の原理について説明する。図2は、前記交流電動機2に流入する電流Iu、Iv、Iwを図示している。横軸は時間を表しており、時刻Teにおいて、欠相が発生しIuが0になっている。
交流電動機は構造上、Iu+Iv+Iw=0となる。この時、Iu、Iv、Iwはそれぞれ120度の位相差の正弦波で、周波数はインバータ装置に対する周波数指令Fiとなる。欠相発生後(時刻Te以後)は、周波数は欠相発生前と同じだがIvとIwが180度の位相差を持った正弦波となる。
このときのId、Iqを図示すると図3になる。欠相発生前はId、Iqとも直流量であるが、欠相発生後はId、IqのいずれもIu、Iv、Iwの2倍の周波数で振動する。
このことから、Id、Iqに含まれるインバータ装置に対する周波数指令Fiの2倍の交流成分に着目すれば欠相を検知することができる。
欠相検知の構成を再び図1を用いて説明する。フィルタ6とフィルタ7は、それぞれIdとIqに含まれるFiの2倍の交流成分を検出するハイパスフィルタまたはバンドパスフィルタである。
前述のように、欠相が発生するとIdとIqはFiの2倍の周波数で振動する。そのため、IdとIqに含まれるFiの2倍の周波数成分をそれぞれフィルタ6とフィルタ7で検出して欠相検知を行うことで誤検知を抑制することができる。
絶対値演算手段8は、前記フィルタ6の出力であるIdの交流成分Idhの絶対値|Idh|を出力する。絶対値演算手段9は、前記フィルタ7の出力であるIqの交流成分Iqhの絶対値|Iqh|を出力する。加算器10は|Idh|と|Iqh|を加算して欠相検知に用いる電流値Ieを出力する。
Figure 0005395652
Ieを図示すると図4のようになる。欠相発生前のIeは0だが、欠相発生後はある大きさの値を示す。本発明のように、|Idh|と|Iqh|を加算して欠相検知に用いる電流値Ieとすることで、Ieはほぼ直流量となるため判定が容易になり、誤検知の可能性を低減できる。
判定値設定手段11は、欠相検知の判定値Ie0を設定する。比較器12は、IeとIe0を比較してIeがIe0より大きければ第1の欠相検知信号Se1を出力する。
本発明のインバータ制御装置における第2実施例について図5を用いて説明する。第1実施例と異なる点は、比較器12の出力段に遅延時素13を設けた点である。
前記遅延時素13は、前記比較器12の出力である第1の欠相検知信号Se1がある時間以上継続したら第2の欠相検知信号Se2を出力する。これにより、IeがIe0より大きい状態がある時間継続したとき欠相検知となるため、運転指令の変化や欠相以外の故障で発生した電流振動による誤検知を回避することができる。Se2を出力するまでの時間は欠相を誤検知しない程度に設定する。
例えば、鉄道車両の場合、インバータ装置に対する周波数指令Fiは最大で250Hz程度である。そのため、欠相が発生したときにIdとIqには最大で500Hz程度の振動が発生する。
このことから、Se2を出力するまでの時間は、欠相発生時にIdとIqに発生する最大の振動周波数の1周期分(1/500=2ms)以上とするのが良い。
本発明のインバータ制御装置における第3実施例について図6から図8を用いて説明する。第1実施例と異なる点は、|Idh|と|Iqh|を加算して欠相検知に用いる電流値Ieとする代わりに、IdhとIqhの二乗平均値をIeとした点である。
Figure 0005395652
図6において、インバータ装置1は、直流電力を3相交流電力に変換して出力する。交流電動機2は、前記インバータ装置1から出力される前記3相交流電力を入力として、これを軸トルクに変換して出力する。図6では、交流電動機を1台として記載しているが1台のインバータ装置で複数台の交流電動機を駆動する構成でもよい。
電流検出手段3は、前記交流電動機2に流入する電流Iu、Iv、Iwを検出する。座標変換手段4は、Iu、Iv、Iwを、d軸電流Idとq軸電流Iqに座標変換する。
電流制御手段5は、IdとIqと、ここでは図示していないIdに対する指令値とIqに対する指令値と前記交流電動機2の回転速度情報と前記交流電動機2の抵抗値やインダクタンス値に基づいて、前記インバータ装置1対するd軸方向の電圧指令Vdとq軸方向の電圧指令Vqと周波数指令Fiを出力する。
フィルタ6とフィルタ7は、それぞれIdとIqに含まれるFiの2倍の交流成分を検出するハイパスフィルタまたはバンドパスフィルタである。二乗平均演算手段14は、前記フィルタ6の出力であるIdの交流成分Idhと前記フィルタ7の出力であるIqの交流成分Iqhの二乗平均値を求めて欠相検知に用いる電流値Ieを出力する。Idhを横軸としIqhを縦軸として図示すると図7のようになる。欠相が発生するとIdhとIqhはFiの2倍の周波数で回転する円を描く。よって、IdhとIqhの二乗平均値はこの円の半径に相当する。
Ieを図示すると図8のようになる。第1実施例のIeと比較すると計算は複雑になるが、脈動が少なくなり欠相の誤検知を抑制する効果が期待できる。
判定値設定手段11は、欠相検知の判定値Ie0を設定する。比較器12は、IeとIe0を比較してIeがIe0より大きければ第1の欠相検知信号Se1を出力する。
本発明のインバータ制御装置における第4実施例について図9を用いて説明する。第3実施例と異なる点は、比較器12の出力段に遅延時素13を設けた点である。
前記遅延時素13は、前記比較器12の出力である第1の欠相検知信号Se1がある時間以上継続したら第2の欠相検知信号Se2を出力する。これにより、IeがIe0より大きい状態がある時間継続したとき欠相検知となるため、運転指令の変化や欠相以外の故障で発生した電流振動による誤検知を回避することができる。Se2を出力するまでの時間は欠相を誤検知しない程度に設定する。
例えば、鉄道車両の場合、インバータ装置に対する周波数指令Fiは最大で250Hz程度である。そのため、欠相が発生したときにIdとIqには最大で500Hz程度の振動が発生する。
このことから、Se2を出力するまでの時間は、欠相発生時にIdとIqに発生する最大の振動周波数の1周期分(1/500=2ms)以上とするのが良い。
本発明のインバータ制御装置における第5実施例について図10を用いて説明する。第1〜4実施例と異なる点は、フィルタ出力の交流成分の絶対値の輪|Idh|+|Iqh|、あるいは、IdhとIqhの二乗平均値を欠相検知に用いるのではなく、フィルタ出力の交流成分Idhと交流成分Iqhを直接、欠相検知に用いる点である。
図10において、フィルタ6の出力であるIdの交流成分Idhは、比較器17において、判定値設定手段15で設定された設定値Id0と比較され、比較器17は、交流成分Idhが設定値Id0よりも大きくなると、出力して、フリップフロップ19をオンに設定する。また、同様に、フィルタ7の出力であるIqの交流成分Iqhは、比較器18において、判定値設定手段16で設定された設定値Iq0と比較され、比較器18は、交流成分Iqhが設定値Iq0よりも大きくなると、出力して、フリップフロップ20をオンに設定する。
フリップフロップ19とフリップフロップ20の出力は論理積回路(AND回路)21に入力され、論理積回路(AND回路)21は欠相発生時に欠相検知信号を出力する。
図11は、欠相発生時に発生するIdとIqはFiの2倍の周波数成分をそれぞれフィルタ6とフィルタ7で検出したIdの交流成分Idhと交流成分Iqhと、判定値設定手段15、16で設定した設定値Id0、Iq0との関係を示している。
交流成分Idh,Iqhが、設定値Id0,Iqoよりも大きくなると、比較器17,18を出力し、交流成分Idh,Iqhの双方が設定値Id0,Iqoよりも大きくなると、論理積回路(AND回路)21から欠相検知信号が出力される。論理積回路(AND回路)21を用いることにより、より確実に欠相検知を行うことができる。
本発明のインバータ制御装置における第6実施例について図12を用いて説明する。第1〜5実施例と異なる点は、フィルタ出力の交流成分の絶対値の輪|Idh|+|Iqh|、あるいは、IdhとIqhの二乗平均値を欠相検知に用いるのではなく、フィルタ出力の交流成分Idhと交流成分Iqhを直接、欠相検知に用いる点であり、第5実施例と異なる点は、論理積回路(AND回路)21の代わりに、論理和回路(OR回路)22を用いた点である。
図12において、フィルタ6の出力であるIdの交流成分Idhは、比較器17において、判定値設定手段15で設定された設定値Id0と比較され、比較器17は、交流成分Idhが設定値Id0よりも大きくなると、出力して、フリップフロップ19をオンに設定する。また、同様に、フィルタ7の出力であるIqの交流成分Iqhは、比較器18において、判定値設定手段16で設定された設定値Iq0と比較され、比較器18は、交流成分Iqhが設定値Iq0よりも大きくなると、出力して、フリップフロップ20をオンに設定する。
フリップフロップ19とフリップフロップ20の出力は論理和回路(OR回路)22に入力され、論理和回路(OR回路)22は、欠相発生時に欠相検知信号を出力する。
交流成分Idh,Iqhが、設定値Id0,Iqoよりも大きくなると、比較器17,18を出力し、交流成分Idh,Iqhの一方が設定値Id0,Iqoよりも大きくなると、論理和回路(OR回路)22から欠相検知信号が出力される。論理和(OR回路)22を用いることにより、より迅速に欠相検知を行うことができる。
本発明は、鉄道車両の分野に限らず、過電圧や過電流から交流電動機やインバータ装置の保護する故障検知は重要な機能である。本発明の欠相検知方法を用いることで、欠相を誤検知することなく速やかな検知が可能となるため、様々な分野への展開が期待できる。
1 インバータ装置
2 交流電動機
3 電流検出手段
4 座標変換手段
5 電流制御手段
6 ハイパスフィルタまたはバンドパスフィルタ
7 ハイパスフィルタまたはバンドパスフィルタ
8 絶対値演算手段
9 絶対値演算手段
10 加算器
11 判定値設定手段
12 比較器
13 遅延時素
14 二乗平均演算手段
15 判定値設定手段
16 判定値設定手段
17 比較器
18 比較器
19 フリップフロップ
20 フリップフロップ
21 論理積回路(AND回路)
22 論理和回路(OR回路)
Fi 周波数指令
Vd d軸方向の電圧指令
Vq q軸方向の電圧指令
Iu,Iv,Iw 交流電動機に流入する交流電流
Id d軸方向の電流値
Iq q軸方向の電流値
Idh Idに含まれる交流成分
Iqh Iqに含まれる交流成分
Ie0 欠相検知の判定値
Ie 欠相検知に用いる電流値
Se1 第1の欠相検知信号
Se2 第2の欠相検知信号
Te 欠相が発生した時刻

Claims (6)

  1. 少なくとも1台以上の交流電動機を駆動するインバータ装置と、前記交流電動機に流入する電流値を得る手段と、前記交流電動機に流入する電流値を前記交流電動機内部の磁束方向とそれに直交する方向に軸を持ち前記交流電動機内部の磁束と同期して回転する座標系上に座標変換する手段と、前記座標変換する手段から得られた電流値に基づいて前記インバータ装置に対する電圧指令および周波数指令を生成する手段とを有するインバータ制御装置において、
    前記座標変換する手段から得られた前記交流電動機内部の磁束方向の電流値に含まれる前記インバータ装置に対する周波数指令の2倍の周波数成分である第1の交流成分と磁束に直交する方向の電流値に含まれる前記インバータ装置に対する周波数指令の2倍の周波数成分である第2の交流成分を得るハイパスフィルタまたはバンドパスフィタである交流成分を得る手段と、
    前記第1交流成分と前記第2の交流成分に基づいて前記インバータ装置の欠相検知に用いる電流値を得る手段と、欠相検知の判定値を得る手段とを有し、
    前記欠相検知に用いる電流値が前記判定値以上になったとき、前記インバータ装置の欠相を検知する欠相検知信号を出力することを特徴とするインバータ制御装置。
  2. 少なくとも1台以上の交流電動機を駆動するインバータ装置と、前記交流電動機に流入する電流値を得る手段と、前記交流電動機に流入する電流値を前記交流電動機内部の磁束方向とそれに直交する方向に軸を持ち前記交流電動機内部の磁束と同期して回転する座標系上に変換する座標変換する手段と、前記座標変換する手段から得られた電流値に基づいて前記インバータ装置に対する電圧指令および周波数指令を生成する手段とを有するインバータ制御装置において、
    前記座標変換する手段から得られた前記交流電動機内部の磁束方向の電流値に含まれる前記インバータ装置に対する周波数指令の2倍の周波数成分である第1の交流成分と磁束に直交する方向の電流値に含まれる前記インバータ装置に対する周波数指令の2倍の周波数成分である第2の交流成分を得るハイパスフィルタまたはバンドパスフィタである交流成分を得る手段と、前記交流成分に基づいて前記インバータ装置の欠相検知に用いる電流値を得る手段と、欠相検知の判定値を得る手段とを有し、
    前記欠相検知に用いる電流値が前記判定値以上になった状態で出力される欠相検知信号が、欠相発生時に交流電動機内部の磁束方向の電流値と磁束に直交する方向の電流値に発生する最大の振動周波数の1周期以上の所定の時間継続したとき、前記インバータ装置の欠相を検知する第2の欠相検知信号を出力することを特徴とするインバータ制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のインバータ制御装置において、前記インバータ装置の欠相検知に用いる電流値を得る手段は、第1の交流成分の絶対値と第2の交流成分の絶対値を加算して欠相検知に用いることを特徴とするインバータ制御装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載のインバータ制御装置において、前記インバータ装置の欠相検知に用いる電流値を得る手段は、第1の交流成分の絶対値と第2の交流成分の二乗平均値を欠相検知に用いることを特徴とするインバータ制御装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載のインバータ制御装置において、前記インバータ装置の欠相検知に用いる手段は、第1の交流成分と第1の所定値を比較し、第2の交流成分と第2の所定値を比較し、前記第1の交流成分が前記第1の所定値よりも大きくなり、しかも、前記第2の交流成分が前記第2の所定値よりも大きくなった場合に、前記欠相検知信号を出力することを特徴とするインバータ制御装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載のインバータ制御装置において、
    前記インバータ装置の欠相検知に用いる手段は、第1の交流成分と第1の所定値を比較し、第2の交流成分と第2の所定値を比較し、前記第1の交流成分が前記第1の所定値よりも大きくなり、あるいは、前記第2の交流成分が前記第2の所定値よりも大きくなった場合に、前記欠相検知信号を出力することを特徴とするインバータ制御装置。
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