JP5393502B2 - 複合ファブリック、該複合ファブリックを含む衣料及び該複合ファブリックを製造する方法 - Google Patents
複合ファブリック、該複合ファブリックを含む衣料及び該複合ファブリックを製造する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5393502B2 JP5393502B2 JP2010011282A JP2010011282A JP5393502B2 JP 5393502 B2 JP5393502 B2 JP 5393502B2 JP 2010011282 A JP2010011282 A JP 2010011282A JP 2010011282 A JP2010011282 A JP 2010011282A JP 5393502 B2 JP5393502 B2 JP 5393502B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composite fabric
- sheet
- fabric
- nonwoven fabric
- shaped body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
項1.繊維軸直行方向断面の直径が50nm以上2μm未満の極細繊維からなるナノファイバー不織布の表面及び裏面にシート形状体を積層してなる複合ファブリックであって、表面のシート形状体のJIS L1018で規定される水分率が1.4%以上であり、裏面のシート形状体のJIS L1018で規定される水分率が1.4%未満である複合ファブリック。
項2.表面のシート形状体が、公定水分率8%以上の素材をシート形状体全重量に対して20重量%以上含むシート形状体であり、裏面のシート形状体が、公定水分率8%未満の素材をシート形状体全重量に対して80重量%以上含むシート形状体である、上記項1に記載の複合ファブリック。
項3.ナノファイバー不織布の吸水性が、バイレック法での測定値が3.0cm以上であり、かつ、滴下法での測定値が200秒以下である上記項1又は2に記載の複合ファブリック。
項4.ナノファイバー不織布が、ポリウレタン構造中に親水性部分を有するポリウレタン系樹脂からなる不織布である上記項1〜3のいずれかに記載の複合ファブリック。
項5.吸水速乾性試験による複合ファブリックの表面シート形状体側の水分率が10.0%以下であり、複合ファブリックの水分拡散面積が5.0cm2以上、透湿性試験による透湿率が30%以上、及びKES法の通気抵抗が0.5kPa・s/m以上、である上記項1〜4のいずれかに記載の複合ファブリック。
項6.ナノファイバー不織布が電界紡糸法により得られた不織布である上記項1〜5のいずれかに記載の複合ファブリック。
項7.上記項1〜6のいずれかに記載の複合ファブリックを含む衣料。
項8.繊維軸直行方向断面の直径が50nm以上2μm未満の極細繊維からなるナノファイバー不織布の表面に、JIS L1018で規定される水分率が1.4%以上の表面シート形状体を積層し、該ナノファイバー不織布の裏面に、JIS L1018で規定される水分率が1.4%未満である裏面シート形状体を積層する工程を含む、複合ファブリックの製造方法。
本発明の複合ファブリックは、繊維軸直行方向断面の直径が50nm以上2μm未満の極細繊維からなるナノファイバー不織布の表面及び裏面にシート形状体を積層してなる複合ファブリックであって、表面のシート形状体のJIS L1018で規定される水分率が1.4%以上であり、裏面のシート形状体のJIS L1018で規定される水分率が1.4%未満である。以下に本発明の構成について詳細に説明する。
本発明の複合ファブリックにおいて、極細繊維からなるナノファイバー不織布は、衣服内の湿気及び汗を外部に素早く逃がしつつ外部からの空気の侵入を防ぐものであり、優れた保温効果及び吸水速乾性を発揮するはたらきを有する。
本発明において使用されるシート形状体(表面シート形状体、裏面シート形状体)としては、例えば、織物、編物、不織布等の柔軟性を有するものであれば特に限定されない。柔軟性の程度は、用途に合わせて適宜選択することができる。
本発明で用いる表面のシート形状体の水分率は、1.4%以上であり、1.4〜15%が好ましく、1.45〜11%がより好ましく、1.45〜7%がさらに好ましい。水分率がこの範囲にあることで、前述したように、裏面のシート形状体に接触した水分を、ナノファイバー不織布を経由して表面のシート形状体にまで効率よく移行することができるため好ましい。なお、水分率は、JIS L1018の規定にしたがって、標準状態(温度20±2℃、相対湿度(65±4)%(JIS L0105))において測定した値である。
本発明で用いる裏面シート形状体の水分率は、1.4%未満であり、0.1〜1.2%が好ましく、0.2〜1.0%がより好ましい。水分率がこの範囲にあることで、前述したように、裏面のシート形状体に接触した水分を、ナノファイバー不織布に効率よく移行することができるため好ましい。なお、水分率は、JIS L1018の規定にしたがって、標準状態(温度20±2℃、相対湿度(65±4)%(JIS L0105))において測定した値である。
本発明の複合ファブリックは、以下の物性を有することが好ましい。
本発明の複合ファブリックは、下記G式吸水速乾性試験による(肌側)水分率が10.0%以下、水分拡散面積が5.0cm2以上であることが好ましい。
<G式吸水速乾性試験>
1)アクリル板上に液滴(水)を0.2ml滴下する。
2)複合ファブリックの裏面シート形状体が液滴に接するように、複合ファブリックを液滴にかぶせる。
3)複合ファブリックの上に5gの錘をのせて、1分間放置する。
4)複合ファブリックの裏面シート形状体の水分率をモイスチャーチェッカー707S(スカラー(株)製)を用いて測定する。測定は4回行い、その平均値を肌側水分率とする。また、複合ファブリックの表面シート形状体に抜けた液滴のシミの面積を測定する。測定は3回行い、その平均値を水分拡散面積とする。
本発明の複合ファブリックは、下記G式透湿性試験による透湿率が30%以上であることが好ましく、35〜42%であることがより好ましい。透湿率が30%以上であることで、衣類内が蒸れて不快に感じることもなく好ましい。
G式透湿性試験は、以下の方法により実施することができる。
本発明の複合ファブリックは、KES通気抵抗試験(KES−F8−AP1通気性試験機 カトーテック(株)製)による通気抵抗が、0.5kPa・s/m以上であることが好ましく、5.0kPa・s/m以上であることがより好ましい。通気抵抗が0.5kPa・s/m以上であることにより、通気性が遮断され、これにより防風性が保持される。
本発明の複合ファブリックは、複合ファブリックのKES法による熱伝達抵抗(クロー値)が、0.06CLO以上であることが好ましく、0.064〜0.15CLOであることがより好ましく、0.07〜0.15CLOであることがさらに好ましい。0.07CLO以上であれば、衣服内の熱エネルギーが衣服外に大量に移動することがなく、寒く感じることもなく好ましい。また、外気(冷気)の衣服内への侵入を防ぐことも可能であるため、寒く感じることもなく好ましい。この様なクロー値を有するものであれば、冬場等の外気温が低い状況下において優れた保温性能を発揮することができる。
本発明は上記複合ファブリックの製造方法をも提供する。すなわち、本発明は、繊維軸直行方向断面の直径が50nm以上2μm未満の極細繊維からなるナノファイバー不織布の表面に、JIS L1018で規定される水分率が1.4%以上の表面シート形状体を積層し、該ナノファイバー不織布の裏面に、JIS L1018で規定される水分率が1.4%未満である裏面シート形状体を積層する工程を含む、複合ファブリックの製造方法に関する。
本発明において使用されるナノファイバー不織布は、ナノファイバー不織布を構成する素材を溶媒に溶解させた溶液を用いて、電界紡糸法(Electro Spinning Deposition(ESD))によって形成されることが好ましい。
本発明の複合ファブリックの製造方法においては、前述のナノファイバー不織布の表面と裏面に特定のシート形状体を積層する工程を含むものである。特定の表面シート形状体、裏面シート形状体については、前述のものを用いることができる。
実施例及び比較例で用いる一液型ポリエーテル系ポリウレタン樹脂溶液(透湿性ポリウレタン、商品名:ハイムレンY−210B、不揮発分30%、大日精化工業(株)製)、熱可塑性ポリウレタン樹脂(吸水性ポリウレタン、商品名:アクアファイブAQ−60、(株)オカダエンジニアリング製)、熱可塑性ポリウレタン樹脂(ウレタン系エラストマー、商品名:Pandex1185、DIC Bayer Ltd.製)を用いて、下記実施例の方法に準じてナノファイバー不織布を作製した。また、下記評価方法に従ってナノファイバー繊維径及びナノファイバー不織布の吸水性を測定した。その結果を表1に示す。
<ナノファイバー繊維径>
ナノファイバーの繊維径は、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope(SEM)、倍率:10000〜50000倍)にて撮影し、無作為に選んだ繊維の太さ(繊維軸直行方向断面の直径)を30点測定し、その平均値を求めた。
(滴下法)
JIS L 1907(1)(a)に準じて測定を行った。具体的には、20cm×20cmのナノファイバー不織布に、20±2℃の蒸留水1滴滴下した。なお、滴下には、蒸留水1mLを25±3滴に分割して滴下でき、かつ、20滴/分の速度で滴下することができるビューレットを用いた。複合ファブリックに滴下した蒸留水が吸収されて表面反射が消えるまでの時間を測定した。なお、測定は5回行い、その平均値を滴下法による吸水性とした。
JIS L 1907(1)(b)に準じて測定を行った。具体的には、2.5cm×20cmの短冊状のナノファイバー不織布の下端1cmを蒸留水中に漬け、10分後毛細管現象による水の上昇した高さ(mm)を測定した。なお、測定は3回行い、その平均値をバイレック法による吸水性とした。
一液型ポリエーテル系ポリウレタン樹脂溶液(透湿性ポリウレタン、商品名:ハイムレンY−210B、不揮発分30%、大日精化工業(株)製)をDMFとMEK混合溶媒(1:1(体積比))を用いて、不揮発分が24重量%となるように希釈し、これを電界紡糸装置(ES−2300(装置名)、ヒューエンス社製)の溶液充填部に充填し、55kVの電圧をかけて電界紡糸を行い、ナノファイバー不織布Aを製造した。なお、この時に用いた金属製ノズルの径は21G(内径:0.51mm)で、コレクターまでの距離は15cmであった。得られたナノファイバー不織布Aは、厚み50μm、目付け12.2g/m2、平均繊維径648nmであった。
熱可塑性ポリウレタン樹脂(吸水性ポリウレタン、商品名:アクアファイブAQ−60、(株)オカダエンジニアリング製)の28重量%N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)溶液を用い、電界紡糸の印加電圧を40kVとした以外は製造例1と同様にしてナノファイバー不織布Bを製造した。得られたナノファイバー不織布Bは、厚み70μm、目付け21g/m2、平均繊維径682nmであった。
熱可塑性ポリウレタン樹脂(ウレタン系エラストマー、商品名:Pandex1185、DIC Bayer Ltd.製)をDMFに溶解し、23重量%DMF溶液とした。これを44kVの電圧をかけて電界紡糸を行い、ナノファイバー不織布Cを製造した。なお、この時に用いた金属製ノズルの径は23G(内径:0.33mm)で、コレクターまでの距離は15cmであった。得られたナノファイバー不織布Cは、厚み60μm、目付け24.9g/m2、平均繊維径652nmであった。
<生地厚み>
ダイヤルシックネスゲージ((株)尾崎製作所製)を用いて、各複合ファブリックについて3箇所の測定を行い、その平均値を厚みとした。
150×150mmの試験片の重量を測定し、目付け(g/m2)を測定した。
以下のG式透湿性試験により測定した。
117.7cm3の容積を有する容器(開放部面積19.62cm2)に40℃の水を60mL入れて、15cm×15cmの大きさの複合ファブリックを裏面シート形状体が容器の淵にしっかり密着するように容器開放部にセットして密閉することで、試験体とする。ここで、密閉とは、容器の上端に両面テープを貼り、該両面テープにより複合ファブリックを固定し、かつ容器上部を複合ファブリック上から輪ゴムで止めることで密閉する。また、同様のカップに同量の水を入れて、複合ファブリックをセットせずに容器上部を開放状態にしたブランク試験体を準備する。これらの試験体の重量を予め測定しておく(ブランク試験体:a、試験体:b)。これらの試験体を20℃、65%の試験環境下で、45℃の均一な熱板の上に6時間置き、6時間経過後すぐに試験体の重量を測定する(ブランク試験体:a’、試験体:b’)。下記の式により透湿率を求める。
KES−F7−IIサーモラボ(カトーテック(株)製)を用いてクロー値を測定した。測定は3回繰り返し、その平均値をクロー値とした。
KES通気抵抗試験(KES−F8−AP1通気性試験機 カトーテック(株)製)を用いて、KES法により通気抵抗を測定した。なお、測定は5回行い、その平均値を通気抵抗とした。
製造例1で得られた極細繊維不織布の両面に、熱可塑性接着シート(6J5P28(製品番号)、ポリウレタン系、厚み:148μm、東海サーモ(株)製)を用いて、フライスメッシュ生地(キュプラ/ポリエステル/ポリウレタン(73.7/21.6/4.7(重量%))厚み:550μm、生地の標準状態の水分率:1.47%)と、ポリエステルシングル生地(厚み:220μm、繊度:60dtex、ウェール数:24/inch、コース数:39/inch、生地の標準状態の水分率:0.32%)を、熱プレス機(TABLE TYPE TEST PRESS SA−302、テスター産業(株)製)を用いて、100〜135℃、プレス圧力3MPa、プレス時間20秒にて熱融着して、複合ファブリックを得た。
シート形状体として、市販の綿100%のフライス生地(生地の標準状態の水分率:6.49%、グンゼ(株)製)とポリエステルシングル生地(厚み:220μm、繊度:60dtex、ウェール数:24/inch、コース数:39/inch、生地の標準状態の水分率:0.32%)を用いた以外は、実施例1と同様にして複合ファブリックを作製した。
ナノファイバー不織布Aに代えて、ナノファイバー不織布Bを用いた以外は、実施例1と同様にして複合ファブリックを作製した。
ナノファイバー不織布の代わりに、ルストレ(登録商標、多孔質ポリウレタン膜、平松産業(株)製)を用いた以外は、実施例1と同様に複合ファブリックを作製した。
市販品であるワコールCW−XのHXO−789 BS/L((株)ワコールホールディングス製)の防風部位について評価を行った。
市販品であるゴアウィンドストッパーN2Sを用いたアンダーウェア“TECHNICAL UNDERWEAR”(登録商標、(株)ザップ製)の防風部位について評価を行
った。
ナノファイバー不織布の代わりに、一液型ポリエーテル系ポリウレタン樹脂溶液(透湿性ポリウレタン、商品名:ハイムレンY−210B、不揮発分30%、大日精化工業(株)製)より作製したフィルム(30μm)を用いた以外は、実施例1と同様に複合ファブリックを作製した。
フライスメッシュ生地(キュプラ/ポリエステル/ポリウレタン(73.7/21.6/4.7重量%))の代わりに、アクリルのフライス生地(アクリル100重量%、生地厚み:542μm、生地の標準状態の水分率:0.504%)を用いた以外は、実施例1と同様に複合ファブリックを作製した。
<吸水速乾性>
G式吸水速乾性試験
1)アクリル板A上に液滴(水)を0.2ml滴下した。
2)複合ファブリックの裏面シート形状体が液滴に接するように、10cm×10cmサイズの複合ファブリックを液滴にかぶせた。
3)複合ファブリックの上に10cm×10cmサイズのアクリル板B(5gの錘)をのせて、1分間放置した。
4)複合ファブリックの裏面シート形状体の水分率をモイスチャーチェッカー707S(スカラー(株)製)を用いて測定した。測定は4回行い、その平均値を肌側水分率とした。また、複合ファブリックの表面シート形状体に抜けた液滴のシミの面積を測定する。測定は3回行い、その平均値を水分拡散面積とした。
前記G式吸水速乾性試験後のアクリル板A上の水分残量を測定した。なお、電子天秤を用いて測定し、小数点以下4桁目で切り捨てた値を残量水分量とした。
上記実施例1〜3、比較例1、4、5で得られた複合ファブリック及び比較例2、3で用いた素材を用いて肌着を縫製し、吸水速乾性、保温性、ムレ感、肌触り、軽さについて評価した(被験者:年齢20代〜30代;男性3名女性3名)。評価方法は以下の通りである。
スポイトを用いて手の甲に液滴(水、0.2ml)を滴下し、該液滴上に、サンプル生地(5cm×5cm)の裏側(実施例1〜3、比較例1、4、5のポリエステルシングル生地側)を肌側になるようにして3分間置いたのち、どのように感じたかを下記指標により評価した。
△:少しべたつく
×:べたつく。
気温25度の室内において、20cm離れた位置から10℃の冷気を直径20cmのホースから流し、どのように感じたかを下記指標により評価した。
△:少し寒い
×:寒い。
1分間に30往復の踏み台昇降運動を行った後の衣服内のムレ感について、下記指標により評価した。
△:少しムレる
×:ムレる。
着用した際や手で扱った際の肌ざわりについて、どのように感じたか、下記指標により評価した。
△:普通
×:かたい。
着用した際や手で扱った際の重量感をどのように感じたか、下記指標により評価した。
△:普通
×:重い
Claims (7)
- 繊維軸直行方向断面の直径が50nm以上2μm未満の極細繊維からなるナノファイバー不織布の表面及び裏面にシート形状体を積層してなる複合ファブリックであって、
該ナノファイバー不織布の吸水性が、バイレック法での測定値が3.0cm以上であり、かつ、滴下法での測定値が200秒以下であり、
該表面のシート形状体のJIS L1018で規定される水分率が1.4%以上であり、該裏面のシート形状体のJIS L1018で規定される水分率が1.4%未満である複合ファブリック。 - 表面のシート形状体が、公定水分率8%以上の素材をシート形状体全重量に対して20重量%以上含むシート形状体であり、裏面のシート形状体が、公定水分率8%未満の素材をシート形状体全重量に対して80重量%以上含むシート形状体である、請求項1に記載の複合ファブリック。
- ナノファイバー不織布が、ポリウレタン構造中に親水性部分を有するポリウレタン系樹脂からなる不織布である請求項1又は2に記載の複合ファブリック。
- 吸水速乾性試験による複合ファブリックの表面シート形状体側の水分率が10.0%以下であり、複合ファブリックの水分拡散面積が5.0cm2以上、透湿性試験による透湿率が30%以上、及びKES法の通気抵抗が0.5kPa・s/m以上、である請求項1〜3のいずれかに記載の複合ファブリック。
- ナノファイバー不織布が電界紡糸法により得られた不織布である請求項1〜4のいずれかに記載の複合ファブリック。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の複合ファブリックを含む衣料。
- 繊維軸直行方向断面の直径が50nm以上2μm未満の極細繊維からなるナノファイバー不織布の表面に、JIS L1018で規定される水分率が1.4%以上の表面シート形状体を積層し、該ナノファイバー不織布の裏面に、JIS L1018で規定される水分率が1.4%未満である裏面シート形状体を積層する工程を含み、該ナノファイバー不織布の吸水性が、バイレック法での測定値が3.0cm以上であり、かつ、滴下法での測定値が200秒以下である、複合ファブリックの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010011282A JP5393502B2 (ja) | 2009-03-19 | 2010-01-21 | 複合ファブリック、該複合ファブリックを含む衣料及び該複合ファブリックを製造する方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009068905 | 2009-03-19 | ||
JP2009068905 | 2009-03-19 | ||
JP2010011282A JP5393502B2 (ja) | 2009-03-19 | 2010-01-21 | 複合ファブリック、該複合ファブリックを含む衣料及び該複合ファブリックを製造する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010241117A JP2010241117A (ja) | 2010-10-28 |
JP5393502B2 true JP5393502B2 (ja) | 2014-01-22 |
Family
ID=43094698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010011282A Expired - Fee Related JP5393502B2 (ja) | 2009-03-19 | 2010-01-21 | 複合ファブリック、該複合ファブリックを含む衣料及び該複合ファブリックを製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5393502B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5944286B2 (ja) * | 2012-08-03 | 2016-07-05 | 東洋紡株式会社 | 保温透湿性機能衣料 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0675739U (ja) * | 1993-04-14 | 1994-10-25 | ユニチカ株式会社 | 吸水表示付き多層構造不織シート |
JPH11291377A (ja) * | 1998-04-06 | 1999-10-26 | Chisso Corp | 複合化不織布 |
JP2007136970A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Komatsu Seiren Co Ltd | 透湿性防水布帛 |
JP5028047B2 (ja) * | 2006-08-08 | 2012-09-19 | 倉敷繊維加工株式会社 | 防風性、防水透湿性に優れる積層シート、それを用いた生地及びそれらの製造方法 |
JP4518087B2 (ja) * | 2007-03-07 | 2010-08-04 | 東洋紡績株式会社 | 透湿防水性生地 |
JP2009006012A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Kuraray Co Ltd | 防護衣類用の積層構造体および防護衣類 |
-
2010
- 2010-01-21 JP JP2010011282A patent/JP5393502B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010241117A (ja) | 2010-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10669660B2 (en) | Method for producing a mixed fiber spunbonded nonwoven web | |
JP5442074B2 (ja) | 複合ファブリック | |
JP2014234561A (ja) | 顔部用保温具 | |
CN107429446B (zh) | 含顺应性低密度含氟聚合物纤维混纺物的织物 | |
JP5415786B2 (ja) | 衣類 | |
CN103547716B (zh) | 弹性体纤维及其制造和使用方法 | |
JP5430323B2 (ja) | 冷感素材用複合ファブリック | |
JP5268730B2 (ja) | 複合ファブリック | |
JP4390514B2 (ja) | 多層構造編地 | |
WO2022213199A1 (en) | No sweat marks fabric with moisture management function | |
JP5393502B2 (ja) | 複合ファブリック、該複合ファブリックを含む衣料及び該複合ファブリックを製造する方法 | |
JP4340878B2 (ja) | 高伸長性・高伸長回復性不織布を用いた衣料製品及び該製品の製造方法 | |
JP5898994B2 (ja) | 複合ファブリック及び衣料 | |
JPS6411457B2 (ja) | ||
JP2014118658A (ja) | 複合ファブリック及び衣料 | |
JP2014177715A (ja) | 就寝時用衣料 | |
JP2001098423A (ja) | 高速吸湿性ポリウレタン系弾性繊維 | |
JP2012117159A (ja) | 衣類 | |
WO2003097345A1 (en) | Moisture transpiration composite and products therefrom | |
JP6023841B2 (ja) | 衣類 | |
JP2013163279A (ja) | 複合生地、衣料及び肌着 | |
JP2023073829A (ja) | 衣料用積層体および感染防止衣料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130827 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130904 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130924 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131015 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5393502 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |