JP5393100B2 - ベルト型濃縮機 - Google Patents
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Description
特許文献2には、ベルトプレスにおける重力脱水装置が記載してある。これは、ベルトプレスの濃縮ゾーンのろ布上に汚泥を均一に供給し、濃縮ゾーンに配置した複数の平板状の遮閉体が汚泥を遮ることで遮閉体の後方直近におけるろ布の表面を溝状に暴露させるものであり、凝集汚泥の付着水を汚泥層表面から直接にろ布の暴露部位を通して排出するものである。
このため、ベルト搬送面上に形成する暴露部位が増えることでベルトを透過するろ液量が増加して脱水効率が高まる。さらに、濃縮促進部材による鋤き返しによってそれまで汚泥層中に在った内包水が汚泥層の表面上に現出し、内包水が汚泥層の表面から容易に脱離し、多くの内包水が脱離水として速やかに流れ出し、ベルト搬送面の暴露部位を透過して多くのろ液が排出される。
また、本発明のベルト型濃縮機において、ベルト搬送方向上流側からベルト搬送方向下流側を見渡して、搬送ベルトの全幅にわたって濃縮促進部材が存在することを特徴とする。
ベルト幅500mm、バタフライスクレーパ56のサイズL100mm×H100mm、バタフライスクレーパ56の抵抗面59の傾斜角度θを45°として以下の各ケースを設定する。
ケース1. ベルト搬送面上に配置するバタフライスクレーパ56のベルト搬送方向の配置ピッチ(列ピッチ)を全て150mmとして26列配置する。
ケース2. ベルト搬送面上に配置するバタフライスクレーパ56のベルト搬送方向の配置ピッチ(列ピッチ)を全て300mmとして26列配置する。
ケース3. 図4(a)に示す構成において、搬送方向上流側のゾーンAにおけるバタフライスクレーパ56のベルト搬送方向の配置ピッチPaを300mmとし、搬送方向下流側のゾーンBにおけるバタフライスクレーパ56のベルト搬送方向の配置ピッチPbを150mmに設定する。
図6に示すように、ケース3の構成、つまり搬送方向上流側の脱水ゾーンにおいて配置ピッチ300mmとし、搬送方向下流側の濃縮ゾーンにおいて配置ピッチ150mmとするものが、濃縮汚泥濃度%において最も良い性能を発揮した。続いて配置ピッチを全て300mmとするもの、次に配置ピッチを全て150mmとするものとなった。
図4(b)に示す構成において、バタフライスクレーパ56のベルト搬送方向の配置ピッチPcを200mmの等間隔とし、ベルト搬送方向上流側の1、2列目を組とし、3、4列目を組とし、5、6列目を組として、1、2列目の組および3、4列目の組におけるバタフライスクレーパ56はその抵抗面59の傾斜角度θを0〜45°の範囲で操作し、5、6列目の組におけるバタフライスクレーパ56はその抵抗面59の傾斜角度θを0〜60°の範囲で操作し、何れか一つの組におけるバタフライスクレーパ56を操作し、その抵抗面59の傾斜角度θを変化させる間には他の組におけるバタフライスクレーパ56はその抵抗面59の傾斜角度θを45°に保持した。
図7に示すように、1、2列目の組のバタフライスクレーパ56を操作する場合には、バタフライスクレーパ56の抵抗面59の傾斜角度θを30°とする場合に、濃縮汚泥濃度%において高い性能を得ることができた。図8に示すように、5、6列目は、組のバタフライスクレーパ56を操作する場合には、バタフライスクレーパ56の抵抗面59の傾斜角度θを60°とする場合に、濃縮汚泥濃度%で高い性能を得ることができた。
52 搬送ベルト
53 処理対象の汚泥
54 汚泥投入部
55 汚泥排出部
56 バタフライスクレーパ
57 支軸
58 固定部材
59 抵抗面
60 畝
61 暴露部位
A 搬送方向上流側のゾーン
B 搬送方向下流側のゾーン
Claims (6)
- ベルト搬送面上に供給した処理対象汚泥を搬送方向上流側の汚泥投入部から搬送方向下流側の汚泥排出部へ搬送する透水性を具えた搬送ベルトと、ベルト搬送面に摺接して搬送ベルトの搬送軌道上に配置する所定形状の複数の濃縮促進部材を備えるものであって、複数の濃縮促進部材をベルト幅方向およびベルト搬送方向に間隔をあけて配列し、かつ隣接して配置する搬送方向上流側の濃縮促進部材と搬送方向下流側の濃縮促進部材とをベルト搬送方向で異なる列中に配置し、ベルト搬送面の単位面積当たりにおける濃縮促進部材のベルト幅方向長さの総和が異なる複数のゾーンを設定し、
搬送方向下流側であるほどに、搬送方向上流側のゾーンにおける濃縮促進部材のベルト幅方向長さの総和に比べて搬送方向下流側のゾーンにおける濃縮促進部材のベルト幅方向長さの総和を大きく設定したことを特徴とするベルト型濃縮機。 - ベルト搬送面上に供給した処理対象汚泥を搬送方向上流側の汚泥投入部から搬送方向下流側の汚泥排出部へ搬送する透水性を具えた搬送ベルトと、ベルト搬送面に摺接して搬送ベルトの搬送軌道上に配置する所定形状の複数の濃縮促進部材を備えるものであって、複数の濃縮促進部材をベルト幅方向およびベルト搬送方向に間隔をあけて配列し、かつ隣接して配置する搬送方向上流側の濃縮促進部材と搬送方向下流側の濃縮促進部材とをベルト搬送方向で異なる列中に配置し、ベルト搬送面の単位面積当たりにおける濃縮促進部材のベルト幅方向長さの総和が異なる複数のゾーンを設定し、
搬送方向上流側のゾーンにおける濃縮促進部材のベルト搬送方向の配置ピッチに比べて搬送方向下流側のゾーンにおける濃縮促進部材のベルト搬送方向の配置ピッチを小さく設定することにより、
搬送方向上流側のゾーンにおける濃縮促進部材のベルト幅方向長さの総和に比べて搬送方向下流側のゾーンにおける濃縮促進部材のベルト幅方向長さの総和を大きく設定したことを特徴とするベルト型濃縮機。 - ベルト搬送面上に供給した処理対象汚泥を搬送方向上流側の汚泥投入部から搬送方向下流側の汚泥排出部へ搬送する透水性を具えた搬送ベルトと、ベルト搬送面に摺接して搬送ベルトの搬送軌道上に配置する所定形状の複数の濃縮促進部材を備えるものであって、複数の濃縮促進部材をベルト幅方向およびベルト搬送方向に間隔をあけて配列し、かつ隣接して配置する搬送方向上流側の濃縮促進部材と搬送方向下流側の濃縮促進部材とをベルト搬送方向で異なる列中に配置し、ベルト搬送面の単位面積当たりにおける濃縮促進部材のベルト幅方向長さの総和が異なる複数のゾーンを設定し、
濃縮促進部材はベルト搬送面上で処理対象汚泥の搬送を遮る抵抗面を有し、搬送方向上流側のゾーンにおける濃縮促進部材のベルト幅方向の抵抗面の長さに比べて搬送方向下流側のゾーンにおける濃縮促進部材のベルト幅方向の抵抗面の長さを大きく設定することにより、
搬送方向上流側のゾーンにおける濃縮促進部材のベルト幅方向長さの総和に比べて搬送方向下流側のゾーンにおける濃縮促進部材のベルト幅方向長さの総和を大きく設定したことを特徴とするベルト型濃縮機。 - ベルト搬送面上に供給した処理対象汚泥を搬送方向上流側の汚泥投入部から搬送方向下流側の汚泥排出部へ搬送する透水性を具えた搬送ベルトと、ベルト搬送面に摺接して搬送ベルトの搬送軌道上に配置する所定形状の複数の濃縮促進部材を備えるものであって、複数の濃縮促進部材をベルト幅方向およびベルト搬送方向に間隔をあけて配列し、かつ隣接して配置する搬送方向上流側の濃縮促進部材と搬送方向下流側の濃縮促進部材とをベルト搬送方向で異なる列中に配置し、ベルト搬送面の単位面積当たりにおける濃縮促進部材のベルト幅方向長さの総和が異なる複数のゾーンを設定し、
濃縮促進部材はベルト搬送面上で処理対象汚泥の搬送を遮る抵抗面を有し、抵抗面がベルト搬送方向に対して傾斜角度を有し、処理対象汚泥をベルト幅方向へ移動させる傾斜面を形成し、搬送方向上流側のゾーンにおける濃縮促進部材の傾斜面の傾斜角度に比べて搬送方向下流側のゾーンにおける濃縮促進部材の傾斜面の傾斜角度を大きく設定することにより、
搬送方向上流側のゾーンにおける濃縮促進部材のベルト幅方向長さの総和に比べて搬送方向下流側のゾーンにおける濃縮促進部材のベルト幅方向長さの総和を大きく設定したことを特徴とするベルト型濃縮機。 - 濃縮促進部材はベルト搬送面上で傾斜面の傾斜角度を可変に配置したことを特徴とする請求項4に記載のベルト型濃縮機。
- ベルト搬送方向上流側からベルト搬送方向下流側を見渡して、搬送ベルトの全幅にわたって濃縮促進部材が存在することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のベルト型濃縮機。
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