JP5392405B2 - 音量振幅制限装置 - Google Patents

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Description

本発明は、音量振幅制限装置に関し、更に詳しくは、スピーカから出力される音声について、小音量では振幅の制限により箱鳴りやスピーカの歪により聞き苦しい音質になることを抑え、一方、大音量では定格出力までスピーカに音声信号を供給する音量振幅制限装置に関する。
従来、スピーカから出力される音声について、歪を抑えるため、あるいは放送出力においては過変調を抑えるため、音声出力を所定の値に制限する音声信号制限増幅装置が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
図16を用いて、特許文献1記載の音声信号制限増幅装置300の構成を説明する。入力端子310へ入力された音声信号は、一般的に低域から高域までの全ての周波数成分を含んでいる。入力された音声信号の一方は、予め設定された周波数で周波数帯域制限する低域通過フィルタを構成する低域周波数選択回路311aを通過し、他方は同じく高域通過フィルタを構成する高域周波数選択回路311bを通過する。低域レベル制限増幅回路312a及び高域レベル制限増幅回路312bを通過した音声信号は、加算回路313で合成され、出力用レベル制限増幅回路314に出力される。
ここで、低域周波数選択回路311aを通過した音声信号の信号レベルが低域レベル制限増幅回路312aでレベル制限を受けない場合で、かつ高域周波数選択回路311bを通過した音声信号の信号レベルが高域レベル制限増幅回路312bで制限を受けない場合には、低域レベル制限増幅回路312a及び高域レベル制限増幅回路312bを通過し、加算回路313で合成された合成後の音声信号の周波数特性は、平坦なままで出力される。
一方、低域の成分が高音成分に比べて振幅の大きい音声信号が入力端子310へ入力された場合は、低域周波数選択回路311aを通過した音声信号は低域レベル制限増幅回路312aによってレベル制限がかけられる。また、高域周波数選択回路311bを通過した音声信号は高域レベル制限増幅回路312bでレベル制限がかけられない。したがって、加算回路313を通すことにより低域成分のみがレベル制限され、高域成分はレベル制限されない出力信号hが得られる。しかしながら、加算回路313での加算動作により、所定の基準制限レベルを超えることがある。この場合、出力信号hは、出力用レベル制限増幅回路314でレベル制限がされ、最終的に出力信号iとされて出力される。
ところで、一般に音量振幅制限装置は、入力される音声信号をスピーカや音声増幅器の最大定格の値を超えないようにして動作する仕様で設計されている。しかし、実際のスピーカを内蔵した機器においてはスピーカ出力が最大定格に達しない出力の場合でも、機器の筐体の共振が発生したり、スピーカが音声歪を発生したりして、聞き苦しい音声になる場合が多い。よって聞きやすい音質を保つためには、スピーカや音声増幅器の最大定格より低く、機器の筐体の共振やスピーカ音声歪が発生しない、音声出力の範囲に制限して使用する必要がある。しかしながら、このような低い値で音声信号の振幅制限を行うと、製品仕様の定格出力値を出力することができないという問題があった。
特開平08−316760号公報
本発明の音量振幅制限装置は、音量調整部と振幅制限部と制御部とを備える。音量調整部は、調整値が大きくなるほど、入力された音声信号の振幅を大きく調整して、音声信号を出力する。振幅制限部は、音量調整部が出力した音声信号の振幅を、出力制限値に制限してスピーカへ出力する。制御部は、音量調整部の調整値を設定するとともに、調整値に応じて振幅制限部の出力制限値を設定する。
このような構成により、本発明の音量振幅制限装置は、制御部が調整値に応じて振幅制限部の出力制限値を設定できる。したがって、入力された音声信号が小音量の場合、音声信号の振幅を制限することにより箱鳴りやスピーカ歪により聞き苦しい音質になることを抑えることができ、大音量の場合、定格出力値までスピーカに音声信号を供給できる。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる音量振幅制限装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかる音量振幅制限装置の制御部が振幅制限部を制御する概念の1例を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかる音量振幅制限装置の制御部が振幅制限部を制御する概念の1例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1にかかる音量振幅制限装置の制御部が振幅制限部を制御する概念の1例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1にかかる音量振幅制限装置の制御部が振幅制限部を制御する概念の1例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1にかかる音量振幅制限装置の制御部が振幅制限部を制御する概念の1例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態2にかかる音量振幅制限装置の構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の実施の形態2にかかる音量振幅制限装置の制御部が第1の振幅制限部を制御する概念の1例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態2にかかる音量振幅制限装置の制御部が第2の振幅制限部を制御する概念の1例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態2にかかる音量振幅制限装置の制御部が第1の振幅制限部を制御する概念の1例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態2にかかる他の例の音量振幅制限装置の構成を示すブロック図である。 図12は、本発明の実施の形態2にかかる他の例の音量振幅制限装置の制御部が第2の振幅制限部を制御する概念の1例を示す図である。 図13は、本発明の実施の形態3にかかる音量振幅制限装置の構成を示すブロック図である。 図14は、本発明の実施の形態3にかかる音量振幅制限装置の制御部が第1の振幅制限部を制御する概念の1例を示す図である。 図15は、本発明の実施の形態3にかかる第2の振幅制限部の動作の概念の1例を示す図である。 図16は、従来の音声信号制限増幅装置の構成を示すブロック図である。
(実施の形態1)
本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる音量振幅制限装置100の構成を示すブロック図である。以下、音量振幅制限装置100をテレビ等の機器が持つ音声出力装置に適用した例について説明する。音量振幅制限装置100は、音量調整部10と、振幅制限部30と、制御部20とを有する。
次に、以上のように構成された音量振幅制限装置100の各部の動作について説明する。
音量調整部10は、制御部20から入力された音量制御信号に含まれる調整値に応じて、入力された音声信号の振幅を調整する。そして、調整値が大きくなるほど、入力された音声信号の振幅を大きく調整して振幅制限部30へ出力する。
振幅制限部30は、制御部20から入力された振幅制御信号に含まれる出力制限値に応じて、音量調整部10が出力した音声信号の振幅を出力制限値に制限し、スピーカ(図示せず)への出力信号として出力する。なお、振幅制限部30は、入力された音声信号の振幅が出力制限値以下の場合、入力された音声信号を、そのままスピーカへの出力信号として出力する。
制御部20は、音量調整部10の音量の調整値を音量制御信号によって設定するとともに、設定した調整値に応じて振幅制限部30の出力制限値を設定する制御を行う。具体的な制御については、図2から図6を用いて詳述する。図2は、本発明の実施の形態1に係る音量振幅制限装置100の制御部20が振幅制限部30を制御する概念の1例を示す図である。
まず、図2を用いて、制御部20による振幅制限部30の出力制限値の制御を説明する。制御部20は、使用者による音量調整器(図1には、図示せず)の操作によって、音量調整部10の音声信号の振幅を可変させる。図2では、使用者が操作する音量調整器の設定値と、振幅制限部30の出力制限値との関係を図示している。横軸は、使用者が操作する音量調整器の設定値を示している。図2では例として最小音量時には、音量調整器の設定値を「0」、最大音量時には、設定値を「100」として示している。縦軸は、振幅制限部30の出力値を示している。図2に示す出力値の範囲bは、スピーカ歪が生じない振幅制限部30の出力信号の出力範囲である。また、出力値の範囲aは、スピーカ歪が生じる振幅制限部30の出力信号の出力範囲である。さらに、縦軸の上端部には、製品仕様の定格出力値を示している。ここで、スピーカ歪が生じない出力範囲では、一般の使用者がスピーカから発生する音声に、スピーカ歪みを検知できないとする。
音量調整器の設定値が「0」以上であって、所定値としての「50」以下の場合、振幅制限部30の出力制限値は、出力値の範囲bの上端(上限値)に設定される。これにより、音量調整器の設定値が「0」以上「50」以下であれば、振幅制限部30に出力値の範囲bを超える大振幅の入力信号が入ってきた場合でも、振幅制限部30の音声信号の振幅は、出力制限値に出力制限される。したがって、制御部20の制御により、振幅制限部30において出力制限しない場合にはスピーカ歪が生じる範囲aになってしまう場合でも、出力制限によりスピーカ歪が発生することを抑えられる。
ここで、音量調整器の設定値の所定値は、「50」としたが、これは音量調整器の設定値として、「0」と「100」との中間値を選択したものである。しかしながら、音量調整器の設定値の所定値は、この「50」に限定されるものではなく、例えば、「30」程度から、「75」程度までを適宜、選択してよい。この選択は、使用者が設定できるようにしてもよい。
なお、音量調整器の設定値が「0」以上、「50」以下であって、音量調整部10に大振幅の入力信号が入ってきて、定常的に音量調整部10の音声信号の振幅が、出力値の範囲bの上端に固定される場合も有りうる。この場合には、音量調整器の設定値を使用者が変更しても、音量調整部10の音声信号の振幅は変化しない。その結果、音量調整器の操作に関して、使用者に少し違和感を与えるという課題が生じる。
また、音量調整器の設定値が所定値としての「50」を超える場合、音量調整器の設定値が「50」を超えて徐々に大きくなるにつれ、振幅制限部30の出力制限値は、範囲bの上端より徐々に大きくするように設定される。また、音量調整器の設定値の最大「100」、あるいはそれ以上の設定値では、振幅制限部30の出力制限値は製品仕様の定格出力値(最大値)に達するように設定される。これにより、大振幅の入力信号が入ってきた場合、音量調整器の設定値が「50」を超えた値から徐々に大きくすることで、スピーカ歪が徐々に増える状態に移行していくことになる。音量調整器の最大設定値では、振幅制限部30から製品仕様の定格出力値で音声信号が出力される。
すなわち、本実施の形態における音量振幅制限装置100の制御部20は、設定した調整値が所定値以下の場合、振幅制限部30の出力制限値をスピーカ歪が生じない範囲の上限値に設定する。
また、制御部20は、設定した調整値が所定値より大きい場合、振幅制限部30の出力制限値を、設定した調整値が所定値以下の場合の上限値から所定の最大値までに設定する。したがって、音量調整部10に大振幅の入力信号が入ってきたために、振幅制限部30の出力制限機能が働いたとしても、音量調整器の設定値を使用者が変更すると、振幅制限部30の音声信号の振幅が変化する。その結果、設定した調整値が所定値より大きい場合は、音量調整器の操作に関して、使用者に違和感を与えることはない。
なお、上記の説明に用いた音量調整器の設定値や、出力制限値の設定値およびそれらの相互関係の設定は一例であり、説明に用いた値や図で示した関係設定に限定されるものではない。例えば、図2に示したように、音量調整器の設定値が「50」以上、「100」以下では、音量調整器の設定値と振幅制限部30の出力制限値との関係は、直線関係となるようにして示した。しかしながら、上に凸状の曲線や下に凸状の曲線で示されるような関係を、音量調整器の設定値と振幅制限部30の出力制限値とが有していてもよい。また、緩やかに変曲する曲線で示されるような関係を有していてもよい。
すなわち、本実施の形態における音量振幅制限装置100の制御部20は、調整値が大きくなるにつれて、振幅制限部30の出力制限値を変更しないか、または大きくするように設定することが望ましい。このようにすれば、音量調整部10に大振幅の入力信号が入ってきたために、振幅制限部30の出力制限機能が働いたとしても、音量調整器の設定値を大きくするように使用者が変更すると、振幅制限部30の音声信号の振幅が大きくなるように変化する。一方、音量調整器の設定値を小さくなるように使用者が変更すると、振幅制限部30の音声信号の振幅が小さくなるように変化する。その結果、設定した調整値が所定値より大きい場合にも、音量調整器の操作に関して、使用者に違和感を与えることはない。
以下では、図3から図6を用いて、制御部20の振幅制限部30の出力制限値の制御のさまざまな例について説明する。図3から図6は、それぞれ、本発明の実施の形態1にかかる音量振幅制限装置100の制御部20が振幅制限部30を制御する概念の1例を示す図である。
図3が、図2に示した制御部20による振幅制限部30の出力制限値の制御と異なる点は、音量調整器の設定値である「30」以下において、出力制限値が音量調整器の設定値の増大に伴って、出力制限値が徐々に大きく設定されていることである。このように制御することにより、音量調整器の設定値を「30」以下のようにごく小さい場合、通常と比べて格段に大きな振幅を有するノイズなどを効果的に抑圧できる効果がある。
同様に、図4が、図2に示した制御部20による振幅制限部30の出力制限値の制御と異なる点は、音量調整器の設定値である「50」以下において、出力制限値が音量調整器の設定値の増大に伴って、出力制限値が徐々に大きく設定されていることである。この場合には、図3の場合において述べた効果に加えて、音量調整器の設定値のすべての範囲において、振幅制限部30の出力制限値が、音量調整器の設定値の増加によって、徐々に増加するように設定されている。したがって、音量調整部10に大振幅の入力信号が入ってきたために、振幅制限部30の出力制限機能が働いたとしても、音量調整器の設定値を大きくするように使用者が変更すると、振幅制限部30の音声信号の振幅が大きくなるように変化する。一方、音量調整器の設定値を小さくなるように使用者が変更すると、振幅制限部30の音声信号の振幅が小さくなるように変化する。その結果、設定した調整値が所定値より大きい場合にも、音量調整器の操作に関して、使用者に違和感を与えることはない。
図5、及び図6においては、音量調整器の設定値である「30」、あるいは「20」以下において、出力制限値が音量調整器の設定値の減少に伴って、急激に減少するように設定した例を示してある。すなわち、本実施の形態にかかる音量振幅制限装置100の制御部20は、設定した調整値が所定値以下の場合、振幅制限部30の出力制限値をスピーカ歪が生じない範囲の上限値以下に設定してもよい。このような設定によれば、図2を用いて説明したように、制御部20の制御により、振幅制限部30において出力制限しない場合にはスピーカ歪が生じる範囲aになってしまう場合でも、出力制限によりスピーカ歪が発生することをさらに強く抑えられる。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、図1に示したように音量振幅制限装置100は、音量調整部10が出力する音声信号の全周波数帯を振幅制限部30に入力して、音量調整部10の出力した音声信号の振幅を振幅制限部30の出力制限値に制限する構成を有していた。実施の形態2においては、図7に示すように音量振幅制限装置100aは、音量調整部10が出力する音声信号を2つの周波数帯に分離して、分離されたそれぞれの音声信号をそれぞれ第1の振幅制限部34および第2の振幅制限部35aに入力する点が実施の形態1と異なる。また、制御部20aは、第1の振幅制限部34に対して第1の出力制限値を設定し、第2の振幅制限部35aに対して第2の出力制限値を設定する制御を行う点も実施の形態1と異なる。
図7は、本発明の実施の形態2にかかる音量振幅制限装置100aの構成を示すブロック図である。図7に示すように、音量振幅制限装置100aは、音量調整部10と、振幅制限部30aと、制御部20aとを有する。振幅制限部30aは、第1の帯域フィルタとしてのローパスフィルタ(図7には、「LPF」と略記)32と、第2の帯域フィルタとしてのハイパスフィルタ(図7には、「HPF」と略記)33と、第1の振幅制限部34と、第2の振幅制限部35aと、信号加算部36とを有する。
次に、以上のように構成された音量振幅制限装置100aの各部の動作について説明する。音量調整部10は、制御部20aから入力された音量制御信号に含まれる調整値に応じて、入力された音声信号の振幅を調整する。そして、音量調整部10は、振幅が調整された音声信号をローパスフィルタ32及びハイパスフィルタ33へそれぞれ出力する。ローパスフィルタ32は、音量調整部10から入力された音声信号の帯域を例えば100Hz以下に制限して、音声信号の低音部のみを第1の振幅制限部34へ出力する。ハイパスフィルタ33は、音量調整部10から入力された音声信号の帯域を例えば200Hz以上に制限して、音声信号の中高音部のみを第2の振幅制限部35aへ出力する。なお、上記した帯域制限の具体的な周波数は、一例として示してものであって、適宜設定できるものである。したがって、音声信号の帯域を制限するこれらの数値は、上記の数値に限定するものではない。例えば、ローパスフィルタ32は、帯域を例えば500Hz以下に制限し、ハイパスフィルタ33は、帯域を例えば700Hz以上に制限するとしてもよい。
第1の振幅制限部34は、制御部20aからの振幅制御信号に含まれる第1の出力制限値に応じて、ローパスフィルタ32から入力された音声信号の振幅が第1の出力制限値より高い場合、入力された音声信号の振幅を第1の出力制限値に制限し、信号加算部36へ出力する。なお、第1の振幅制限部34は、ローパスフィルタ32から入力された音声信号の振幅が第1の出力制限値以下の場合、入力された信号を、そのまま信号加算部36へ出力する。
第2の振幅制限部35aは、制御部20aからの振幅制御信号に含まれる第2の出力制限値に応じて、ハイパスフィルタ33から入力された音声信号の振幅が第2の出力制限値より高い場合、入力された音声信号の振幅を第2の出力制限値に制限し、信号加算部36へ出力する。なお、第2の振幅制限部35aは、ハイパスフィルタ33から入力された音声信号の振幅が第2の出力制限値以下の場合、入力された信号を、そのまま信号加算部36へ出力する。
信号加算部36は、第1の振幅制限部34から入力された音声信号と、第2の振幅制限部35aから入力された音声信号とを加算して、出力信号としてスピーカ(図示せず)へ出力する。
制御部20aは、音量調整部10の調整値を音量制御信号によって設定するとともに、設定した調整値に応じて第1の振幅制限部34の第1の出力制限値及び第2の振幅制限部35aの第2の出力制限値を設定する制御を行う。具体的な制御については、図8から図10を用いて詳述する。図8、図10は、それぞれ本実施の形態2にかかる音量振幅制限装置100aの制御部20aが第1の振幅制限部34を制御する概念の1例を示す図であり、図9は、本実施の形態2にかかる音量振幅制限装置100aの制御部20aが第2の振幅制限部35aを制御する概念の1例を示す図である。
まず、図8を用いて、制御部20aによる第1の振幅制限部34の第1の出力制限値の制御を説明する。制御部20aは、使用者による音量調整器(図7には、図示せず)の操作によって、音量調整部10の音声信号の振幅を可変させる。図8は、使用者が操作する音量調整器の設定値と、第1の振幅制限部34の第1の出力制限値との関係を図示している。横軸は、使用者が操作する音量調整器の設定値を示している。図8では、例として最小音量時には音量調整器の設定値を「0」、最大音量時には設定値を「100」として示している。縦軸は、第1の振幅制限部34の出力値を示している。図8に示す出力値の範囲bは、スピーカ歪が生じない第1の振幅制限部34の出力信号の出力範囲である。また、出力値の範囲aは、スピーカ歪が生じる第1の振幅制限部34の出力信号の出力範囲である。さらに、縦軸の上端部には、製品仕様の定格出力値を示している。ここで、スピーカ歪が生じない出力範囲では、スピーカから発生する音声に、一般の使用者がスピーカ歪みを検知できないとする。
音量調整器の設定値が「0」以上であって、所定値としての「50」以下の場合、第1の振幅制限部34の第1の出力制限値は範囲bの上端(上限値)に設定される。これにより、音量調整器の設定値が「0」以上「50」以下であれば、第1の振幅制限部34に出力値の範囲bを超える大振幅の入力信号が入ってきた場合でも、第1の振幅制限部34の音声信号の振幅は、第1の出力制限値の範囲bに出力制限される。したがって、制御部20aの制御により、第1の振幅制限部34において出力制限しない場合にはスピーカ歪が生じる範囲aの振幅になってしまう場合でも、出力制限によりスピーカ歪が発生することを抑えられる。
また、音量調整器の設定値が「50」を超える場合、第1の振幅制限部34の第1の出力制限値は、音量調整器の設定値が「50」を超えて徐々大きくなるにつれ、範囲bの上端より徐々に第1の出力制限値を大きくするように設定される。また、音量調整器の設定値の最大「100」、あるいはそれ以上の設定値では、第1の出力制限値は製品仕様の出力(最大値)に達するように設定される。これにより、大振幅の入力信号が入ってきた場合、音量調整器の設定値が「50」を超えた値から徐々に大きくすることで、スピーカ歪が徐々に増える状態に移行していくことになる。音量調整器の最大設定値では、製品仕様の定格出力値で音声信号が出力される。
なお、上記の説明に用いた音量調整器の設定値や、第1の出力制限値の設定値およびそれらの相互関係の設定は一例であり、説明に用いた値や図で示した関係設定に限定されるものではない。例えば、図8に示したように、音量調整器の設定値が「50」以上、「100」以下では、音量調整器の設定値と第1の振幅制限部34の第1の出力制限値の関係は、直線関係となるようにして示した。しかしながら、上に凸状の曲線や下に凸状の曲線で示されるような関係を、音量調整器の設定値と第1の振幅制限部34の第1の出力制限値が有していてもよい。また、緩やかに変曲する曲線で示されるような関係を有していてもよい。
さらにまた、実施の形態1で説明した図3から図6に示すような関係を有していてもよい。すなわち、本実施の形態における音量振幅制限装置100aの制御部20aは、設定した調整値が所定値以下の場合、第1の振幅制限部34の第1の出力制限値をスピーカ歪が生じない範囲の上限値以下に設定し、設定した調整値が所定値より大きい場合、第1の振幅制限部34の第1の出力制限値を上限値から所定の最大値までに設定する。このような設定によれば、図2を用いて説明したように、制御部20の制御により、振幅制限部30において出力制限しない場合にはスピーカ歪が生じる範囲aになってしまう場合でも、出力制限によりスピーカ歪が発生することをさらに強く抑えられる。
上記したように、本実施の形態における音量振幅制限装置100aの制御部20aは、調整値が大きくなるにつれて、第1の振幅制限部34の出力制限値を変更しないか、または大きくするように設定することが望ましい。このようにすれば、音量調整部10に大振幅の入力信号が入ってきたために、第1の振幅制限部34の出力制限機能が働いたとしても、音量調整器の設定値を大きくするように使用者が変更すると、信号加算部36の音声信号の振幅が大きくなるように変化する。一方、音量調整器の設定値を小さくなるように使用者が変更すると、振幅制限部30の音声信号の振幅が小さくなるように変化する。その結果、設定した調整値が所定値より大きい場合にも、使用者に違和感を与えることはない。
次に、図9を用いて、制御部20aによる第2の振幅制限部35aの第2の出力制限値の制御を説明する。図9は、音量調整器の設定値と、第2の振幅制限部35aの第2の出力制限値との関係を図示している。制御部20aによる第2の振幅制限部35aの動作の基本は、図8を用いて第1の振幅制限部34について説明したものと同一である。例えば、設定した調整値が所定値より大きい場合、第2の振幅制限部35aの第2の出力制限値を上限値から所定の最大値までに設定してもよい。図8との違いは、第2の出力制限値の設定値を図8で示した第1の出力制限値の設定値と異なる値に設定している点である。すなわち、本実施の形態にかかる音量振幅制限装置100aの制御部20aは、第2の振幅制限部35aの第2の出力制限値を第1の振幅制限部34の第1の出力制限値よりも大きく設定する。
このように制御することにより、本実施の形態によれば、スピーカ歪が目立ちやすい低音部では、調整値が「50」以下では音声信号の振幅が比較的低い値で音声信号の出力制限を実施し、中高音部では低音部よりはスピーカ歪が目立ちにくいため、それより高い値で音声信号の出力制限を実施する。その結果、音量の調整値が「50」付近の場合、音量感が制限されるのを改善することができる。
なお、本実施の形態では、量調整器の設定値が「0」以上、「50」以下では、第2の振幅制限部35aでの第2の出力制限値を第1の振幅制限部34での第1の出力制限値より高い値に設定することで説明したが、これは一例であり、必ずしもこの設定に限定されない。
また、図9に示したように、音量調整器の設定値が「50」以上、「100」以下では、音量調整器の設定値と第2の振幅制限部35aの第2の出力制限値の関係は、直線関係となるようにして示した。しかしながら、上に凸状の曲線や下に凸状の曲線で示されるような関係を、音量調整器の設定値と第2の振幅制限部35aの第2の出力制限値とが有していてもよい。また、緩やかに変曲する曲線で示されるような関係を有していてもよい。
すなわち、本実施の形態における音量振幅制限装置100aの制御部20aは、調整値が大きくなるにつれて、第2の振幅制限部35aの出力制限値を変更しないか、または大きくするように設定することが望ましい。このようにすれば、音量調整部10に大振幅の入力信号が入ってきたために、第2の振幅制限部35aの出力制限機能が働いたとしても、音量調整器の設定値を大きくするように使用者が変更すると、信号加算部36の音声信号の振幅が大きくなるように変化する。一方、音量調整器の設定値を小さくなるように使用者が変更すると、振幅制限部30の音声信号の振幅が小さくなるように変化する。その結果、設定した調整値が所定値より大きい場合にも、使用者に違和感を与えることはない。
次に、図10を用いて、本発明の実施の形態2にかかる音量振幅制限装置100aの制御部20aが第1の振幅制限部34を制御する概念の1例を説明する。図10に示すように制御部20aは、設定した調整値が所定値以下の場合、第1の振幅制限部34の第1の出力制限値をスピーカ歪が生じない範囲の上限値に設定する。また設定した調整値が所定値より大きい場合、第1の振幅制限部34の第1の出力制限値の上限値から所定の最大値までにおいて、調整値の所定の増加分ごとに、第1の振幅制限部34の第1の出力制限値を所定の増加分ずつ増加し、第1の振幅制限部34の第1の出力制限値を、設定した調整値が所定値以下の場合における上限値から、所定の最大値までに設定する。このような設定にしても、制御部20aの制御により、出力制限によりスピーカ歪が発生することを抑えられる。
なお、図7に示すように、本実施の形態における音量振幅制限装置100aは、フルレンジスピーカーを前提として、信号加算部36を設けた。しかし、図7に示した信号加算部36は、省略することも可能である。図11は、本発明の実施の形態2にかかる他の例の音量振幅制限装置100bの構成を示すブロック図である。図11に示すように、振幅制限部30bは、第1の帯域フィルタとしてのローパスフィルタ(図12には、「LPF」と略記)32と、第2の帯域フィルタとしてのハイパスフィルタ(図12には、「HPF」と略記)33と、第1の振幅制限部34と、第2の振幅制限部35aとを有する。
すなわち、複数の音域に対応するスピーカからなるスピーカシステムを有している場合、図7に示した信号加算部36を設けず、第1の振幅制限部34および第2の振幅制限部35aから出力される音声信号を、直接それぞれの音域に対応するスピーカに印加してもよい。このような構成の場合、信号加算部36によってさらなる歪みが生じることを避けることができる。また、それぞれのスピーカの特性に合致した第1の出力制限値及び第2の出力制限値をそれぞれ設定できる。
たとえば、第2の振幅制限部35aの出力信号2が接続される中高音部用のスピーカの歪み特性が良好である場合、第2の出力制限値を製品仕様の定格出力値に設定することも可能である。
図12は、本発明の実施の形態2にかかる他の例の音量振幅制限装置100bの制御部20aが第2の振幅制限部35aを制御する概念の1例を示す図である。図12に示すように制御部20aは、調整値の設定に係わらず、第2の振幅制限部35aの第2の出力制限値を製品仕様の定格出力値に設定している。このように、第1の出力制限値及び第2の出力制限値は、出力信号1、出力信号2に接続されるスピーカの特性に合わせて、それぞれ最適に設定できる。
(実施の形態3)
実施の形態2においては、図7に示すように音量振幅制限装置100aは、音量調整部10が出力する音声信号を2つの周波数帯に分離して、分離されたそれぞれの音声信号をそれぞれ第1の振幅制限部34および第2の振幅制限部35aに入力した。また、制御部20aは、第1の振幅制限部34および第2の振幅制限部35aに対して、異なる出力制限値を設定する制御を行った。実施の形態3においては、図13に示すように音量振幅制限装置100cの制御部20bは、第1の振幅制限部34に対してのみ、異なる出力制限値を設定する制御を行う点が実施の形態2と異なる。本実施の形態においては、実施の形態2と異なる部分を中心に説明し、同等な部分については同等な符号をつけ、説明を省略する場合がある。
図13は、本発明の実施の形態3にかかる音量振幅制限装置100cの構成を示すブロック図である。図13に示すように、振幅制限部30cは、音量調整部10が出力した音声信号の低音部のみを出力する第1の帯域フィルタとしてのローパスフィルタ(図13には、「LPF」と略記)32と、音量調整部10が出力した音声信号の中高音部のみを出力する第2の帯域フィルタとしてのハイパスフィルタ(図13には、「HPF」と略記)33と、第1の帯域フィルタ32が出力した音声信号の振幅を制限して出力する第1の振幅制限部34と、第2の帯域フィルタ33が出力した音声信号の振幅を制限して出力する第2の振幅制限部35bと、第1の振幅制限部34が出力した音声信号及び第2の振幅制限部35bが出力した音声信号を加算してスピーカへ出力する信号加算部36と、を有する。制御部20bは、設定した調整値に応じて第1の振幅制限部34の第1の出力制限値を設定する。
上記したように、本実施の形態における音量振幅制限装置100cの制御部20bは、第1の振幅制限部34に対してのみ、異なる出力制限値を設定する制御を行う。そして、制御部20bは、調整値が大きくなるにつれて、第1の振幅制限部34の第1の出力制限値を変更しないか、または大きくするように設定する。
また、制御部20bは、設定した調整値が所定値以下の場合、第1の振幅制限部34の第1の出力制限値をスピーカ歪が生じない範囲の上限値以下に設定し、設定した調整値が所定値より大きい場合、第1の振幅制限部34の第1の出力制限値を、設定した調整値が所定値以下の場合の上限値から所定の最大値までに設定する。
図14は、本発明の実施の形態3にかかる音量振幅制限装置100bの制御部20bが振幅制限部30bを制御する概念の1例を示す図である。図15は、本発明の実施の形態3にかかる第2の振幅制限部35bの動作の概念の1例を示す図である。図14に示すように、制御部20bは、図8を用いて説明した制御部20aによる第1の振幅制限部34の第1の出力制限値の制御と同様の動作を行う。また、図15に示すように、第2の振幅制限部35bの第2の力制限値は、例えば、図14に示した第1の出力制限値以上に設定すればよい。さらに具体的には、製品仕様の定格出力値に設定してもよい。
このような構成により、音量調整器の設定値が「0」以上「50」以下であれば、制御部20bの制御により、第1の振幅制限部34において出力制限しない場合にはスピーカ歪が生じる範囲aの振幅になってしまう場合でも、出力制限によりスピーカ歪が発生することを抑えられる。また、音量調整器の設定値が「50」を超える場合、大振幅の入力信号が入ってきた場合、音量調整器の設定値が「50」を超えた値から徐々に大きくすることで、スピーカ歪が徐々に増える状態に移行していくことになる。音量調整器の最大設定値では、製品仕様の定格出力値で音声信号が出力される。
本発明は、製品筐体内にスピーカを収め、大きな音量が出せるオーディオ機器、テレビ、ラジオ等、音声を出す機器の性能改善に幅広く利用できる。
10 音量調整部
20,20a,20b 制御部
30,30a,30b,30c 振幅制限部
32 ローパスフィルタ(LPF)
33 ハイパスフィルタ(HPF)
34 第1の振幅制限部
35a,35b 第2の振幅制限部
36 信号加算部
100,100a,100b,100c 音量振幅制限装置

Claims (6)

  1. 調整値が大きくなるほど、入力された音声信号の振幅を大きく調整して、音声信号を出力する音量調整部と、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の振幅を、出力制限値に制限してスピーカへ出力する振幅制限部と、
    前記音量調整部の前記調整値を設定するとともに、前記調整値に応じて前記振幅制限部の前記出力制限値を設定する制御部と、を具備し、
    前記制御部は、
    設定した前記調整値が所定値以下の場合、前記振幅制限部の前記出力制限値をスピーカ歪が生じない範囲の上限値に設定し、
    設定した前記調整値が前記所定値より大きい場合は、前記振幅制限部の前記出力制限値を前記上限値から所定の最大値までに設定する、
    音量振幅制限装置。
  2. 調整値が大きくなるほど、入力された音声信号の振幅を大きく調整して、音声信号を出力する音量調整部と、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の振幅を、出力制限値に制限してスピーカへ出力する振幅制限部と、
    前記音量調整部の前記調整値を設定するとともに、前記調整値に応じて前記振幅制限部の前記出力制限値を設定する制御部と、を具備し、
    前記制御部は、
    設定した前記調整値が所定値以下の場合、前記振幅制限部の前記出力制限値をスピーカ歪が生じない範囲の上限値以下に設定し、
    設定した前記調整値が前記所定値より大きい場合は、前記振幅制限部の前記出力制限値を前記上限値から所定の最大値までに設定する、
    音量振幅制限装置。
  3. 調整値が大きくなるほど、入力された音声信号の振幅を大きく調整して、音声信号を出力する音量調整部と、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の振幅を、出力制限値に制限してスピーカへ出力する振幅制限部と、
    前記音量調整部の前記調整値を設定するとともに、前記調整値に応じて前記振幅制限部の前記出力制限値を設定する制御部と、を具備し、
    前記振幅制限部は、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の低音部のみを出力する第1の帯域フィルタと、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の中高音部のみを出力する第2の帯域フィルタと、
    前記第1の帯域フィルタが出力した音声信号の振幅を制限して出力する第1の振幅制限部と、
    前記第2の帯域フィルタが出力した音声信号の振幅を制限して出力する第2の振幅制限部と、
    前記第1の振幅制限部が出力した前記音声信号及び前記第2の振幅制限部が出力した前記音声信号を加算して前記スピーカへ出力する信号加算部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    設定した前記調整値が所定値以下の場合、前記第1の振幅制限部の前記第1の出力制限値をスピーカ歪が生じない範囲の上限値に設定し、
    設定した前記調整値が前記所定値より大きい場合、前記第1の振幅制限部の前記第1の出力制限値を前記上限値から所定の最大値までに設定し、
    前記第2の振幅制限部の前記第2の出力制限値を前記第1の振幅制限部の前記第1の出力制限値よりも大きく設定する、
    音量振幅制限装置。
  4. 調整値が大きくなるほど、入力された音声信号の振幅を大きく調整して、音声信号を出力する音量調整部と、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の振幅を、出力制限値に制限してスピーカへ出力する振幅制限部と、
    前記音量調整部の前記調整値を設定するとともに、前記調整値に応じて前記振幅制限部の前記出力制限値を設定する制御部と、を具備し、
    前記振幅制限部は、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の低音部のみを出力する第1の帯域フィルタと、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の中高音部のみを出力する第2の帯域フィルタと、
    前記第1の帯域フィルタが出力した音声信号の振幅を制限して出力する第1の振幅制限部と、
    前記第2の帯域フィルタが出力した音声信号の振幅を制限して出力する第2の振幅制限部と、
    前記第1の振幅制限部が出力した前記音声信号及び前記第2の振幅制限部が出力した前記音声信号を加算して前記スピーカへ出力する信号加算部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    設定した前記調整値が所定値以下の場合、前記第1の振幅制限部の前記第1の出力制限値をスピーカ歪が生じない範囲の上限値以下に設定し、
    設定した前記調整値が所定値より大きい場合、前記第1の振幅制限部の前記第1の出力制限値を前記上限値から所定の最大値までに設定し、
    前記第2の振幅制限部の前記第2の出力制限値を前記上限値から所定の最大値までに設定する、
    音量振幅制限装置。
  5. 調整値が大きくなるほど、入力された音声信号の振幅を大きく調整して、音声信号を出力する音量調整部と、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の振幅を、出力制限値に制限してスピーカへ出力する振幅制限部と、
    前記音量調整部の前記調整値を設定するとともに、前記調整値に応じて前記振幅制限部の前記出力制限値を設定する制御部と、を具備し、
    前記振幅制限部は、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の低音部のみを出力する第1の帯域フィルタと、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の中高音部のみを出力する第2の帯域フィルタと、
    前記第1の帯域フィルタが出力した音声信号の振幅を制限して出力する第1の振幅制限部と、
    前記第2の帯域フィルタが出力した音声信号の振幅を制限して出力する第2の振幅制限部と、
    前記第1の振幅制限部が出力した前記音声信号及び前記第2の振幅制限部が出力した前記音声信号を加算して前記スピーカへ出力する信号加算部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    設定した前記調整値が所定値以下の場合、前記第1の振幅制限部の前記第1の出力制限値をスピーカ歪が生じない範囲の上限値に設定し、
    設定した前記調整値が前記所定値より大きい場合、前記第1の振幅制限部の前記第1の出力制限値の前記上限値から所定の最大値までにおいて、前記調整値の所定の増加分ごとに、前記第1の振幅制限部の前記第1の出力制限値を所定の増加分ずつ増加し、
    前記第2の振幅制限部の前記第2の出力制限値を前記上限値から所定の最大値までに設定する、
    音量振幅制限装置。
  6. 調整値が大きくなるほど、入力された音声信号の振幅を大きく調整して、音声信号を出力する音量調整部と、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の振幅を、出力制限値に制限してスピーカへ出力する振幅制限部と、
    前記音量調整部の前記調整値を設定するとともに、前記調整値に応じて前記振幅制限部の前記出力制限値を設定する制御部と、を具備し、
    前記振幅制限部は、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の低音部のみを出力する第1の帯域フィルタと、
    前記音量調整部が出力した前記音声信号の中高音部のみを出力する第2の帯域フィルタと、
    前記第1の帯域フィルタが出力した音声信号の振幅を制限して出力する第1の振幅制限部と、
    前記第2の帯域フィルタが出力した音声信号の振幅を制限して出力する第2の振幅制限部と、
    前記第1の振幅制限部が出力した前記音声信号及び前記第2の振幅制限部が出力した前記音声信号を加算して前記スピーカへ出力する信号加算部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    設定した前記調整値が所定値以下の場合、前記第1の振幅制限部の前記第1の出力制限値をスピーカ歪が生じない範囲の上限値以下に設定し、
    設定した前記調整値が所定値より大きい場合、前記第1の振幅制限部の前記第1の出力制限値を前記上限値から所定の最大値までに設定する、
    音量振幅制限装置。
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