JP5392118B2 - 車両のドアのシール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の乗降口を開閉するドアが閉じられたときに、そのドアと前記乗降口の周縁間をシールする車両のドアのシール構造に関する。
乗用車等のドアのシール構造では、シール部材は乗降口の周縁に複数のクリップにより固定されており、ドアが閉じられることで前記シール部材がそのドアと前記乗降口の周縁間に挟まれて弾性変形し、両者間をシールするとともに緩衝材としても機能するようになる(特許文献1参照)。
また、バス等の折戸ドアのシール構造では、図8(A)、(B)に示すように、折戸ドア103の縦辺にゴム製のシール部材105が上端部から下端部まで取付けられている。シール部材105は、折戸ドア103と乗降口102の縦縁部102eとの間をシールするとともに、折戸ドア103を閉じる際の緩衝材としても機能する。シール部材105は、図8(C)に示すように、筒状に形成されて、そのシール部材105の内部空間が隔壁105wによって複数に仕切られており、乗降口102の縦縁部102eに当接するシール部分105sが弾性変形し易いように形成されている。
特開2003−25931号
上記したドアのシール構造では、シール部材105が弾性変形可能に構成されているため、例えば、折戸ドア103と乗降口102の縦縁部102eとの間に小物が挟まれても、その折戸ドア103が閉じられてしまえば小物が挟まれていることは分からない。特に、バス100等では、折戸ドア103と運転手との距離が離れているため、運転手が遠隔操作で折戸ドア103を閉じた場合に物が挟まっていることを認識できない場合がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、車両の乗降口の周縁と、その乗降口を開閉するドアとの間に物が挟まれたことを検知できるようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、車両の乗降口を開閉するドアが閉じられたときに、そのドアと前記乗降口の周縁間をシールする車両のドアのシール構造であって、前記ドアが閉じられたときに、そのドアと前記乗降口の周縁間に挟まれて弾性変形するシール本体部を備える筒状のシール部材と、前記シール部材に沿ってそのシール部材の長手方向に延びるように設けられた棒状部材で弾性変形可能に構成されており、弾性変形の有無で前記ドアと前記乗降口の周縁間に物が挟まれたか否かを検出する挟み検出センサとを有しており、前記挟み検出センサは、前記シール本体部の内壁面と空間によって隔てられた状態で前記シール部材の内部に設けられており、前記ドアと前記乗降口の周縁間に物が挟まれて前記シール本体部の弾性変形量が所定量を超えたときにそのシール本体部から押圧力を受けて弾性変形し、また前記ドアが正常に閉じられて前記シール本体部の弾性変形量が所定量以下のときに、そのシール本体部から押圧力を受けないように構成されており、前記シール部材は、前記ドアの端縁に連結される連結部と、その連結部と前記シール本体部との間に位置する中間部とを備えており、前記中間部とシール本体部との境界位置に前記シール部材の長手方向に延びる折り曲げ線状の薄肉部が設けられており、前記折り曲げ線状の薄肉部は、前記シール部材の内部空間を挟んで両側に形成されており、前記挟み検出センサは、前記シール部材の内部空間を横切って両薄肉部をつなぐ仮想直線から前記シール本体部側に突出する位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によると、挟み検出センサは、ドアが正常に閉じられてシール部材のシール本体部の弾性変形量が所定量以下のときには、そのシール本体部から押圧力を受けることがない。即ち、ドアが正常に閉じられた状態では、シール部材のシール本体部のみが弾性変形し、挟み検出センサは弾性変形しない。したがって、挟み検出センサが動作することはない。
一方、前記ドアと前記乗降口の周縁間に物が挟まれて前記シール本体部の弾性変形量が所定量を超えたときには、挟み検出センサはシール本体部から押圧力を受けて弾性変形するようになる。即ち、前記ドアと前記乗降口の周縁間に物が挟まれたときには挟み検出センサが動作して物が挟まれたことを検出できるようになる。
また、挟み検出センサはシール部材の内部に設けられているため、挟み検出センサに物が当たる等して挟み検出センサが誤動作するようなことがない。
また、ドアが閉じられたとき、あるいはドアと乗降口の周縁間に物が挟まれたときに、シール本体部が確実に薄肉部の位置で変形するようになる。
また、ドアと乗降口の周縁間に物が挟まれたときに、シール本体部が両薄肉部の位置で変形し、挟み検出センサに対して確実に押圧力を付与できるようになる。
請求項の発明によると、挟み検出センサの内部には、長手方向に延びる第1の導電性部分と第2の導電性部分とが空間によって隔てられた状態で配置されており、前記挟み検出センサが弾性変形することで前記第1の導電性部分と第2の導電性部分とが接触し、前記挟み検出センサの抵抗値が減少する構成であることを特徴とする。
本発明によると、車両の乗降口の周縁と、その乗降口を開閉するドアとの間に物が挟まれたことを検知できるようになる。
本発明の実施形態1に係るドアのシール構造を備えるバスの模式斜視図である。 前記バスの折戸ドアを表す正面図である。 前記バスの折戸ドアの閉状態を表す平断面図である。 前記バスの折戸ドアの開状態を表す平断面図である。 前記バスの折戸ドアのシール部材を表す平断面図(A図)、挟み検出センサを表す平断面図(B図)である。 前記バスの折戸ドアの閉途中動作を表す拡大平断面図である。 前記バスの折戸ドアの閉状態を表す拡大平断面図(図3のVII拡大図)である。 従来のドアのシール構造を備えるバスの模式図(A図)、前記バスの折戸ドアを表す平断面図(B図)、及び折戸ドアのシール部材を表す平断面図(C図)である。
[実施形態1]
以下、図1から図7に基づいて本発明の実施形態1に係る車両のドアのシール構造について説明する。ここで、本実施形態は、本発明をバスの折戸ドアのシール構造に適用したものであり、図中における前後左右及び上下は、バスの前後左右及び上下に対応している。
<乗降口50について>
前記バス3の車体4には、図1に示すように、左側の中央前寄りの位置に乗客が乗り降りするための乗降口50が形成されており、その乗降口50が折戸ドア10によって開閉されるように構成されている。
乗降口50は、縦に長い長方形状に形成されており、その乗降口50の前端側に前部支柱51、後側に後部支柱53が立設されている。後部支柱53は、図3〜図7に示すように、平断面略円弧形のインナパネル53eと平断面略U字形のアウタパネル53sとが互いのフランジ部53fで接合されることにより中空閉断面状に形成されている。即ち、後部支柱53の前後にはフランジ部53fが上下方向に延びるように形成されている。そして、後部支柱53の前側のフランジ部53fが、図3、図7に示すように、乗降口50の内側(前側)に突出して、折戸ドア10の先端(後端)を受けられるように構成されている。さらに、後部支柱53の前側のフランジ部53fには、図7等に示すように、ゴム製のウエザーストリップ55が被せられている。なお、後部支柱53は、前面を除く部分が車体4のアウタパネル(図示省略)によって覆われている。
前部支柱51は、後部支柱53と等しい構成であり、その後部支柱53と前後方向において対称に形成されている。
また、車体4の車室内には、図3、図4に示すように、乗降口50の内側にステップ57が設けられており、そのステップ57の上側で、後記するように、折戸ドア10が開閉されるように構成されている。
即ち、前部支柱51と後部支柱53とが本発明における乗降口50の周縁に相当する。
<折戸ドア10の概要について>
折戸ドア10は、図2に示すように、縦に長い長方形状に形成された前側ドア片12と後側ドア片14とを備えており、その前側ドア片12の後端部と後側ドア片14の前端部とが上部ヒンジ機構15u、中央ヒンジ機構15m、及び下部ヒンジ機構15dによって水平回動可能な状態で連結されている。また、前側ドア片12の前端上下には、その前側ドア片12を水平回動可能な状態で乗降口50の前端位置(前部支柱51の近傍)に連結する主ヒンジ機構11のヒンジピン11pが上下に一定寸法だけ突出した状態で取付けられている。さらに、乗降口50の天井部分には前後方向に延びるガイド溝(図示省略)が設けられており、そのガイド溝に後側ドア片14の後端上部に形成されたガイドピン14pが前記ガイド溝に沿って移動可能なように係合している。
また、乗降口50の天井部分には、図1に示すように、前側ドア片12と後側ドア片14とが乗降口50の外側に回動するのを禁止する板状ストッパ58が設けられている。
さらに、折戸ドア10の前側ドア片12には、図2に示すように、その前側ドア片12の窓部12wの下側後部に折戸ドア10を閉位置にロックするとともに、そのロックを解除可能に構成されたハンドル17が取付けられている。
上記構成により、ハンドル17で折戸ドア10の閉ロックを解除して、前側ドア片12を乗降口50の内側に押し込むように水平回動(図3の矢印方向に左回動)させることで、折戸ドア10を開くことができる。即ち、前側ドア片12が図3の矢印方向に左回動することで、後側ドア片14が前側ドア片12によって乗降口50の内側前方に引っ張られ、その後側ドア片14が上部、中央、下部ヒンジ機構15u,15m,15dを中心にして右回動(矢印参照)する。さらに、後側ドア片14の後端上部に設けられたガイドピン14pが乗降口50の天井部分の前記ガイド溝に沿って前方に移動する。そして、図4に示すように、前側ドア片12が約90°左回動してステップ57の前端位置まで移動した状態で、後側ドア片14が前側ドア片12に重ねられて(折戸ドア10が折り畳まれて)乗降口50が開放される。
また、乗降口50が開放された状態から、例えば、ハンドル17を持って前側ドア片12を乗降口50の方向に引っ張ることで、前側ドア片12は、図4の矢印方向に右回動する。これにより、後側ドア片14が前側ドア片12によって乗降口50の中央に向かって押圧され、その後側ドア片14の後端上部のガイドピン14pが前記ガイド溝に沿って後方に移動する。即ち、後側ドア片14は、上部、中央、下部ヒンジ機構15u,15m,15dを中心にして左回動(矢印参照)し、乗降口50を閉じる方向に移動する。そして、前側ドア片12と後側ドア片14とが同一面上に保持された状態(折戸ドア10が展開された状態)で乗降口50が閉鎖される(図3参照)。
<後部シール部材30について>
折戸ドア10の前側ドア片12の前端部には、図2、図3に示すように、折戸ドア10が閉じられたときに、前側ドア片12の前端部と前部支柱51間をシールするゴム製の前部シール部材20が取付けられている。
また、後側ドア片14の後端部には、同じく折戸ドア10が閉じられたときに、その後側ドア片14の後端部と後部支柱53間をシールするゴム製の後部シール部材30が取付けられている。
後部シール部材30は、シール機能と緩衝機能を兼ね備えた筒状部材であり、図2に示すように、後側ドア片14の後端部14eの上端から下端までを全体的に覆えるように、後側ドア片14の高さ寸法とほぼ等しい長さ寸法に設定されている。
前記後部シール部材30は、押出し成形装置(図示省略)により、図5(A)に示す平断面形状に成形されている。
後部シール部材30は、図5(A)に示すように、前端側(基端側)に形成された連結部32と、中間部33と、後端側(先端側)に形成されたシール本体部35とから構成されている。連結部32は、後部シール部材30と折戸ドア10の後側ドア片14の後端部14eとを連結する部分であり、図6、図7に示すように、折戸ドア10の厚み寸法とほぼ等しい幅寸法Wに設定されている。そして、前記連結部32には、図5(A)に示すように、前面32f側で開放された平断面略T字形のT字溝32mが後部シール部材30の一端側(上端側)から他端側(下端側)まで連続して形成されている。一方、後側ドア片14の後端部14eには、図6等に示すように、前記連結部32のT字溝32mと等しい形状のT字突条14tがその後側ドア片14の上端側から下端側まで連続して形成されている。このため、後側ドア片14のT字突条14tと後部シール部材30の連結部32のT字溝32mとを長手方向から嵌合させることで、後部シール部材30を後側ドア片14の後端部14eに取付けることができる。
後部シール部材30の中間部33とシール本体部35とは、その後部シール部材30を筒状に形成する部分であり、図5(A)に示すように、中間部33に断面略角形をしたセンサ支持部34が設けられている。センサ支持部34は、後記する挟み検出センサ40を支持する部分であり、角筒状に形成されてその内部が隔壁34wによって二つの空間S1,S2に仕切られている。さらに、センサ支持部34の角部には、前記挟み検出センサ40を収納するための円筒形のセンサ収納部位34eがセンサ支持部34の長手方向(上下方向)に延びるように形成されている。
シール本体部35は、折戸ドア10が閉じられて後部シール部材30がその折戸ドア10の後側ドア片14と乗降口50の後部支柱53との間に挟まれたときに、弾性変形して両者14,53f間をシールする部分である。シール本体部35は、平断面略U字形に形成されて空間S0を介した状態でセンサ支持部34及びセンサ収納部位34eを覆うように形成されている。
さらに、後部シール部材30において乗降口50の後部支柱53に当接する側の表面30e(内側表面30e)には、シール本体部35と中間部33との境界位置に折り曲げ線状の第1薄肉部35mが後部シール部材30の長手方向(上下方向)に延びるように形成されている。また、第1薄肉部35mと空間S0を挟んで反対側の内壁面には、シール本体部35と中間部33との境界位置に折り曲げ線状の第2薄肉部35xが後部シール部材30の長手方向(上下方向)に延びるように形成されている。
このため、折戸ドア10が閉じられて、後部シール部材30のシール本体部35が乗降口50の後部支柱53の前面及びフランジ部53fに当接すると、図7に示すように、シール本体部35は第1薄肉部35m、第2薄肉部35xの位置で外側に折れ曲がるように弾性変形する。ここで、センサ支持部34のセンサ収納部位34e(挟み検出センサ40)は、図5(A)に示すように、空間S0を横切って第1薄肉部35mと第2薄肉部35xとをつなぐ仮想直線Nからシール本体部35側に突出する位置に配置されている。ここで、センサ支持部34のセンサ収納部位34e(挟み検出センサ40)の位置は、図7に示すように、折戸ドア10が正常に閉じられてシール本体部35の弾性変形量が所定量を超えないときに、そのシール本体部35の内壁面が当接しないような位置に位置決めされている。したがって、折戸ドア10が正常に閉じられた状態では、センサ支持部34のセンサ収納部位34e(挟み検出センサ40)はシール本体部35に押圧されず、弾性変形することはない。
一方、センサ支持部34のセンサ収納部位34e(挟み検出センサ40)の位置は、図6に示すように、折戸ドア10の後部シール部材30と乗降口50の後部支柱53との間に物Q(図6の二点鎖線参照)が挟まれてシール本体部35の弾性変形量が所定量を超えたときに、そのシール本体部35の内壁面によって押圧される位置に位置決めされている。即ち、折戸ドア10の後部シール部材30と乗降口50の後部支柱53との間に物Qが挟まれると、物Qが挟まれた部分のシール本体部35の変形量が大きくなってセンサ支持部34のセンサ収納部位34e(挟み検出センサ40)がシール本体部35によって押圧される。このため、センサ支持部34のセンサ収納部位34e(挟み検出センサ40)が弾性変形するようになる。
<挟み検出センサ40について>
挟み検出センサ40は、折戸ドア10が閉じられる際にその折戸ドア10の後部シール部材30と乗降口50の後部支柱53との間に物Qが挟まれたか否かを検出するセンサである。挟み検出センサ40は、弾性体により細長い円柱状に形成されて、前述のように、前記センサ支持部34のセンサ収納部位34eに収納されている。挟み検出センサ40は、折戸ドア10の後部シール部材30と乗降口50の後部支柱53との間に物Qが挟まれると、シール本体部35の内壁面に押圧されて、センサ支持部34、センサ収納部位34eと共に弾性変形し、後記するように、内部の電気抵抗が低下する。
即ち、挟み検出センサ40は、図5(B)の平断面図に示すように、中央部に平断面形状が十文字状に形成された空間部Sxを備える心材43と、その心材43の外周面を覆う被覆材45とを備えており、その心材43の四隅に金属性の導線41が埋め込まれている。ここで、心材43の材料には導電性のゴムが使用されており、被覆材45の材料には絶縁性のゴムが使用されている。このため、挟み検出センサ40が弾性変形しない状態では導線41間の抵抗値は一定値に保持されている。しかし、挟み検出センサ40が弾性変形すると、空間部Sxによって隔てられた心材43の内壁面が互いに接触して抵抗値が低下するようになる。このため、挟み検出センサ40の抵抗値を監視することでその挟み検出センサ40が弾性変形したか否かを判定できるようになる。
前記挟み検出センサ40の導線41はリード線(図示省略)によってECU等の制御装置に接続されており、前記制御装置によってその抵抗値が常時監視されている。このため、挟み検出センサ40の抵抗値が低下すると、前記制御装置は折戸ドア10と乗降口50の後部支柱53との間に物が挟まれていると判定して、警報信号を出力する。
ここで、挟み検出センサ40を後部シール部材30のセンサ収納部位34eに挿入するには、空気圧でセンサ収納部位34eを膨らませた状態で、挟み検出センサ40を前記空気の流れを利用してセンサ収納部位34eに挿入する。そして、挟み検出センサ40がセンサ収納部位34eに収納された状態でそのセンサ収納部位34eの両端部が接着剤によって塞がれる。
即ち、挟みセンサ40の一部の導線41が本発明の第1の導電性部分に相当し、他の導線41が第2の導電性部分に相当する。
<本実施形態に係る折戸ドア10のシール構造に長所について>
本実施形態に係る折戸ドア10のシール構造によると、挟み検出センサ40は、折戸ドア10が正常に閉じられてシール部材30のシール本体部35の弾性変形量が所定量以下のときには、そのシール本体部35から押圧力を受けることはない。即ち、折戸ドア10が正常に閉じられた状態では、シール部材30のシール本体部35のみが弾性変形して、挟み検出センサ40は弾性変形しない。したがって、挟み検出センサ40が動作することはない。
一方、折戸ドア10と乗降口50の後部支柱53間に物Qが挟まれてシール本体部35の弾性変形量が所定量を超えたときには、挟み検出センサ40はシール本体部35から押圧力を受けて弾性変形するようになる。即ち、折戸ドア10と乗降口50の後部支柱53間に物Qが挟まれたときには挟み検出センサ40が動作して物Qの挟まれが検出される。
また、挟み検出センサ40は、シール本体部35の内壁面と空間S0によって隔てられた状態で後部シール部材30の内部に設けられているため、挟み検出センサ40に物が当たる等して挟み検出センサ40が誤動作するようなことがない。
また、後部シール部材30には中間部33とシール本体部35との境界位置にその後部シール部材30の長手方向に延びる折り曲げ線状の第1、第2薄肉部35m,35xが設けられているため、折戸ドア10が閉じられたとき、あるいは折戸ドア10と乗降口50の後部支柱53間に物が挟まれたときに、シール本体部35が確実にそれらの薄肉部35m,35xの位置で変形するようになる。
また、挟み検出センサ40は、後部シール部材30の空間S0を横切って第1、第2薄肉部35m,35xをつなぐ仮想直線Nからシール本体部35側に突出する位置に設けられているため、折戸ドア10と乗降口50の後部支柱53間に物Qが挟まれたときに、シール本体部35が両薄肉部35m,35xの位置で変形し、挟み検出センサ40を確実に押圧できるようになる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、後部シール部材30の中間部33とシール本体部35との境界位置にその後部シール部材30の長手方向に延びる折り曲げ線状の第1、第2薄肉部35m,35xが設ける例を示した。しかし、後部シール部材30の中間部33とシール本体部35との境界位置に第2薄肉部35xのみを設け、第1薄肉部35mを省略することも可能である。
また、弾性変形することで抵抗値が変化する構成の挟み検出センサ40を使用したが、例えば、弾性変形を検出する手段は適宜変更可能である。
また、本実施形態では、後部シール部材30が折戸ドア10側に取付けられているバスのドアのシール構造について例示したが、シール部材が乗降口の周縁側に取付けられている乗用車のドアのシール構造に本発明を適用することも可能である。
10・・・・折戸ドア(ドア)
12・・・・前側ドア片
14・・・・後側ドア片
20・・・・前部シール部材
30・・・・後部シール部材(シール部材)
32・・・・連結部
33・・・・中間部
35・・・・シール本体部
35m・・・第1薄肉部
35x・・・第2薄肉部
40・・・・挟み検出センサ
41・・・・導線(第1、第2の導電性部分)
50・・・・乗降口
51・・・・前部支柱(周縁)
53・・・・後部支柱(周縁)
S0・・・・空間

Claims (2)

  1. 車両の乗降口を開閉するドアが閉じられたときに、そのドアと前記乗降口の周縁間をシールする車両のドアのシール構造であって、
    前記ドアが閉じられたときに、そのドアと前記乗降口の周縁間に挟まれて弾性変形するシール本体部を備える筒状のシール部材と、
    前記シール部材に沿ってそのシール部材の長手方向に延びるように設けられた棒状部材で弾性変形可能に構成されており、弾性変形の有無で前記ドアと前記乗降口の周縁間に物が挟まれたか否かを検出する挟み検出センサとを有しており、
    前記挟み検出センサは、前記シール本体部の内壁面と空間によって隔てられた状態で前記シール部材の内部に設けられており、前記ドアと前記乗降口の周縁間に物が挟まれて前記シール本体部の弾性変形量が所定量を超えたときにそのシール本体部から押圧力を受けて弾性変形し、また前記ドアが正常に閉じられて前記シール本体部の弾性変形量が所定量以下のときに、そのシール本体部から押圧力を受けないように構成されており、
    前記シール部材は、前記ドアの端縁に連結される連結部と、その連結部と前記シール本体部との間に位置する中間部とを備えており、
    前記中間部とシール本体部との境界位置に前記シール部材の長手方向に延びる折り曲げ線状の薄肉部が設けられており、
    前記折り曲げ線状の薄肉部は、前記シール部材の内部空間を挟んで両側に形成されており、前記挟み検出センサは、前記シール部材の内部空間を横切って両薄肉部をつなぐ仮想直線から前記シール本体部側に突出する位置に設けられていることを特徴とする車両のドアのシール構造。
  2. 請求項1に記載された車両のドアのシール構造であって、
    前記挟み検出センサの内部には、長手方向に延びる第1の導電性部分と第2の導電性部分とが空間によって隔てられた状態で配置されており、前記挟み検出センサが弾性変形することで前記第1の導電性部分と第2の導電性部分とが接触し、前記挟み検出センサの抵抗値が減少する構成であることを特徴とする車両のドアのシール構造。
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