JP5391850B2 - 内燃機関の大気圧推定装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、内燃機関への吸入空気量に基づいて大気圧を推定する内燃機関の大気圧推定装置に関するものである。
一般に、車両に搭載される内燃機関においては、大気圧が変化した場合には内燃機関への吸入空気量が変化するため、大気圧に応じて内燃機関を制御することが知られている。また、大気圧センサを用いずに各種の情報から間接的に大気圧を検出する、即ち大気圧を推定することが知られている。
特許文献1〜3には、大気圧を推定するための情報として、スロットル開度から算出された吸入空気量や、空気量センサにより測定された吸入空気量を用いることが記載されている。
特開平6−2606号公報 特開平8−189408号公報 特開2000−345910号公報
ところで、スロットルバルブに付着したデポジットや寸法公差等に起因して、大気圧が変化しないにも拘わらず吸入空気量が変化する場合が知られている。このため、スロットル開度から算出された吸入空気量を用いて大気圧を推定する場合には、大気圧の推定精度が悪くなるという問題がある。
特に、降り坂の走行時等におけるスロットル開度が小さい場合においては、デポジットや寸法公差による吸入空気量への影響は大きく、大気圧の推定精度が一層悪化するという問題がある。また、上記特許文献3に記載される大気圧の推定においては、スロットル開度の誤差を考慮してバラツキ補正値を用いるものの、デポジットの量は必ずしも一定ではないため、やはり大気圧の推定精度が悪くなるという問題がある。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大気圧の推定精度の低下を抑制することのできる内燃機関の大気圧推定装置を提供することにある。
(1)本手段は、「内燃機関の大気圧推定装置であって、前記内燃機関は、スロットルバルブおよび空気量センサを有し、前記大気圧推定装置は、検出部を有し、吸入空気量としての実流量を前記空気量センサの出力に応じて算出し、吸入空気量としての基準流量を前記スロットルバルブの開度であるスロットル開度、および前記スロットルバルブにおけるデポジット付着量の指標値に応じて算出し、前記検出部は、前記実流量が前記基準流量以下のとき、かつ前記スロットル開度が所定開度未満の範囲である低開度範囲に含まれるとき、大気圧の推定値を算出せず、前記大気圧の推定値を算出しないことが確定し、前記確定に基づいて前記デポジットの付着量の指標値を更新した後において、前記スロットル開度が変化したことにより変化後の前記スロットル開度が前記所定開度以上の範囲である高開度範囲に含まれるとき、かつ前記スロットル開度が前記高開度範囲に含まれるときの前記実流量が前記基準流量以上のとき、前記デポジット付着量の指標値を維持し、前記基準流量の算出において参照する前記デポジット付着量の指標値の更新を確定する内燃機関の大気圧推定装置」を含む。
実流量と基準流量とに乖離が生じているとき、その理由としては大気圧の変化によるもの(理由1)あるいは吸気系へのデポジットの付着によるもの(理由2)が考えられる。ここで、実流量が基準流量よりも小さいときには、上記各理由のいずれもが実流量と基準流量との乖離の理由となる可能性が高いと考えられる。一方、実流量が基準流量よりも大きいときには、通常であれば上記理由1が実流量と基準流量との乖離の理由となる可能性が高いと考えられる。そして、大気圧の推定精度の観点からすれば、実流量が基準流量よりも小さいとき、すなわち実流量と基準流量とに乖離が生じていることの理由を判別し難いときには、大気圧の推定を行わないことが望ましいといえる。当該発明ではこうした点に着目し、大気圧の推定を行うか否かを実流量と基準流量とに基づいて判断するようにしているため、大気圧の推定精度が低下することを抑制することができるようになる。
(2)上記手段の一形態は、「前記検出部は、前記実流量が前記基準流量以下のとき、かつ前記スロットル開度が前記高開度範囲に含まれるとき、前記大気圧の推定値を算出する内燃機関の大気圧推定装置」を含む。
(3)上記手段の一形態は、「前記検出部は、前記実流量が前記基準流量よりも大きいとき、前記大気圧の推定値を算出する内燃機関の大気圧推定装置」を含む。
(4)上記手段の一形態は、「前記検出部は、前記大気圧の推定値を算出しないことが確定し、前記確定に基づいて前記デポジット付着量の指標値を更新した後において、前記スロットル開度が変化したことにより変化後の前記スロットル開度が前記高開度範囲に含まれるとき、かつ前記スロットル開度が前記高開度範囲に含まれるときの前記実流量が前記基準流量よりも小さいとき、前記デポジット付着量の指標値の更新を取り消す内燃機関の大気圧推定装置」を含む。
(5)上記手段の一形態は、「前記検出部は、前記大気圧の推定値を算出しないことが確定し、前記確定に基づいて前記デポジット付着量の指標値を更新した後において、前記スロットル開度が変化したことにより変化後の前記スロットル開度が前記高開度範囲に含まれるとき、かつ前記スロットル開度が前記高開度範囲に含まれるときの前記実流量が前記基準流量以上のとき、かつ前記デポジット付着量の指標値を更新してからの経過時間が所定時間を超えているとき、前記デポジット付着量の指標値の更新を確定する内燃機関の大気圧推定装置」を含む。
本発明の内燃機関の大気圧推定装置を具体化した一実施形態について、同大気圧推定装置を備える内燃機関の構成を示す模式図。 同実施形態の大気圧の推定処理について、その具体的な実行手順を示すフローチャート。 同実施形態の大気圧推定装置について、スロットル開度と吸入空気量との関係である開度流量特性の一例を示すグラフ。 同実施形態の大気圧推定装置について、スロットル開度と基準流量に対する実流量の比との関係の一例を示すグラフ。
図1〜図4を参照して、本発明の内燃機関の大気圧推定装置を具体化した実施形態について説明する。
図1に示すように、内燃機関10は、吸気が流れる吸気通路11と、吸気通路11が接続された燃焼室12と、燃料を噴射する燃料噴射弁13と、燃焼室12内で点火を行う点火プラグ14と、燃料の燃焼に伴い往復運動をするピストン15と、ピストン15に接続されたクランクシャフト16と、燃焼室12に接続された排気通路17とを備えている。
燃焼室12には、吸気通路11を通じて空気が内燃機関10の外部から吸入されるとともに、燃料噴射弁13から噴射された燃料が供給される。そして、吸入空気と噴射燃料とが混じり合った混合気に対して、燃焼室12において点火プラグ14による点火が行われると、その混合気が燃焼してピストン15が往復運動し、クランクシャフト16が回転する。燃焼後の混合気は排気として燃焼室12から排気通路17に排出される。
また、吸気通路11には、燃焼室12に吸入される空気の流量(即ち、吸入空気量)を調整するスロットルバルブ18が設けられている。さらに、吸気通路11には、このスロットルバルブ18の開度(以下、「スロットル開度TA」)を検出するスロットルセンサ19と、吸入空気量を検出するエアフローメータである空気量センサ20とが設けられている。
本実施形態に係る大気圧推定装置は、内燃機関10の運転のために各種制御を実行する電子制御装置21を含めて構成されている。この電子制御装置21は、各種制御を行うための演算処理を実行する中央処理装置、その演算処理に必要なプログラムやデータ等の情報が記憶された記憶部としてのメモリ、電子制御装置21に信号を入力するための入力ポート、及び電子制御装置21から信号を出力するための出力ポート等を備えている。
電子制御装置21の入力ポート及び出力ポートには各種のセンサ類が接続されている。具体的には、電子制御装置21の入力ポートには、スロットルセンサ19、空気量センサ20等が接続され、電子制御装置21の出力ポートには、燃料噴射弁13、点火プラグ14、スロットルバルブ18等が接続されている。
電子制御装置21は、推定した大気圧に応じて、スロットル開度TAを調整するスロットル制御、燃料噴射弁13の噴射量を調整する燃料噴射制御、及び点火プラグ14の点火時期を調整する点火時期制御を行うことができる。
また、電子制御装置21には、入力ポートを介して、スロットルセンサ19により検出されたスロットル開度TAを示す信号や、空気量センサ20により測定された吸入空気量を示す信号が入力される。そして、電子制御装置21は、スロットル開度TAや吸入空気量に基づいて大気圧を推定するための処理である大気圧推定処理を行う。
図2を参照して、本実施形態に係る大気圧推定処理に係る一連の処理について説明する。大気圧推定処理の一連の処理は、電子制御装置21により、周期的に繰り返し実行される。
ステップS1では、スロットル開度TAを示す信号をスロットルセンサ19から読み込み、ステップS2では、ステップS1において読み込んだスロットル開度TAに基づいて、内燃機関10に吸入された吸入空気量である基準流量GA2を算出し、ステップS3では、空気量センサ20から吸入空気量である実流量GA1を読み込む。
基準流量GA2は、電子制御装置21のメモリに予め記憶されている開度流量特性のマップに基づいて算出される。ここで図3を参照して、開度流量特性のマップの内容について説明する。
開度流量特性は、所定の気圧(以下、「基準気圧P1」)において変化するスロットル開度TAと、スロットル開度TAに対応する吸入空気量GAとの関係を示すものである。スロットル開度TAとそれに対応する吸入空気量GAとの関係は、例えば図3に示すグラフのような関係であり、スロットル開度TAが大きくなるにつれて吸入空気量GAも大きくなる。
図3中の実線L1は、吸気系(主にはスロットルバルブ18)にデポジットが付着していないときの開度流量特性を示しており、図3中の一点鎖線L2,L3,L4は、吸気系にデポジットが付着したときの開度流量特性を示している。以降では、スロットルバルブ18を含めた吸気系に付着しているデポジットの量を「デポジット付着量」とする。
同一のスロットル開度TAにおいては、デポジット付着量が多い程、吸入空気量GAは小さくなる。即ち、図3中の一点鎖線L2は、スロットルバルブ18に少量のデポジットが付着したときの開度流量特性を示しており、図3中の一点鎖線L4は、スロットルバルブ18に多量のデポジットが付着したときの開度流量特性を示している。また、図3中の一点鎖線L3は、一点鎖線L2で示す開度流量特性におけるデポジットの量よりも多く、一点鎖線L4で示す開度流量特性におけるデポジットの量よりも少ないデポジットが、スロットルバルブ18に付着したときの開度流量特性を示している。
また、ステップS2において、開度流量特性の学習値Rが設定されている場合には、スロットル開度TAと学習値Rに基づいて基準流量GA2が算出される。学習値Rはデポジット付着量の指標値であって、後述するステップS7の処理により更新される値であり、推定されるデポジット付着量が大きくなるにつれて当該学習値Rも増加する傾向を示す。従って、ステップS2においては、そのときのデポジット付着量に見合う開度流量特性が選択され、この選択された開度流量特性とスロットル開度TAとに基づいて基準流量GA2が算出される。
例えば、学習値Rとしてスロットルバルブ18に少量のデポジットが付着していることを示す値が設定されている場合には、ステップS2において算出される基準流量GA2は、図3中の一点鎖線L2で示す開度流量特性に基づいて算出される。また、例えば、学習値Rとしてスロットルバルブ18に多量のデポジットが付着していることを示す値が設定されている場合には、基準流量GA2は、図3中の一点鎖線L4で示す開度流量特性に基づいて算出される。なお、学習値Rが設定されていない場合や、学習値Rとしてデポジットが付着していないことを示す値が設定されている場合には、例えば、図3中の実線L1で示す開度流量特性に基づいて基準流量GA2が算出される。
次に、ステップS4では、流量比GRと1との比較演算を行って、流量比GRが1よりも大きいか否かを判断する。流量比GRは、基準流量GA2に対する実流量GA1の比(GA1/GA2)である。従って、ステップS4においては、流量比GRが1よりも大きいか否かを判断することによって、基準流量GA2に比べて実流量GA1が大きいか否かを判断する。
ステップS4で流量比GRが1よりも大きい旨判定したとき、即ち、実流量GA1が基準流量GA2よりも大きいときには、実流量GA1と基準流量GA2との乖離はデポジットに起因するものではなく大気圧の変化によるものと推定されるため、ステップS6で、基準流量GA2と実流量GA1とを用いて大気圧を推定する。
大気圧の推定は、「大気圧P〔単位:atm〕=基準気圧P1〔単位:atm〕×流量比GR」を演算して大気圧Pを算出することにより行うことができる。基準気圧P1は、吸入空気量である基準流量GA2を算出するための開度流量特性における所定の気圧である。例えば、標準大気圧(101.3kPa)におけるスロットル開度TAとそれに対応する吸入空気量GAとの関係を示す開度流量特性に基づいて、基準流量GA2を算出した場合には、基準気圧P1は、1atmである。ステップS6において大気圧が推定されると、本大気圧推定処理が終了する。
一方、ステップS4で流量比GRが1よりも大きくない旨判定したとき、即ち、実流量GA1が基準流量GA2よりも小さいときには、ステップS5で、ステップS1において読み込まれたスロットル開度TAが全開付近であるか否かを判断する。
スロットル開度TAが全開付近であるか否かの判断は、実流量GA1と基準流量GA2との乖離が大気圧の変化によるものか否かを判断するために行われる。具体的には、ステップS5においては、スロットル開度TAが所定開度以上であるか否かが判断される。ここでいう「所定開度」は、実流量GA1に対するデポジットの影響が十分に小さいことを判定するための開度であり、スロットル開度TAが所定開度よりも大きいときには吸気系にデポジットが付着していても、そのときの実流量GA1と吸気系にデポジットが付着していないときの実流量GA1との差は無視できる程度に小さなものとなる。従って、スロットル開度TAが全開付近であるときは、即ち所定開度よりも大きいときは、実流量GA1と基準流量GA2との乖離はデポジットに起因するものではなく大気圧の変化によるものと推定される。
ステップS4で流量比GRが1よりも大きくない旨判定し、且つステップS5でスロットル開度TAが全開付近である旨判定したときは、ステップS6で、大気圧を推定する。即ち、デポジットが実流量GA1に及ぼす影響は小さく、デポジットの付着に起因して実流量GA1が基準流量GA2よりも低下している可能性は低いと推定されるため、大気圧を推定する。従って、本実施形態においては、スロットル開度TAが所定開度以上であるとき、または、実流量GA1が基準流量GA2よりも大きいときには、大気圧の推定を許可している。
一方、ステップS4で流量比GRが1よりも大きくない旨判定し、且つステップS5でスロットル開度TAが全開付近でない旨判定したときは、大気圧の推定を禁止して、ステップS7で、デポジット付着量の指標値を算出して、この指標値を学習値Rとして取り込んで更新する。本大気圧推定処理は繰り返し実行されるため、ステップS7の処理が行われることにより最新の学習値Rに都度更新される。従って、流量比GRが1よりも小さいとき、即ち実流量GA1が基準流量GA2よりも小さいときに、大気圧の推定を禁止した後にステップS7を経て大気圧推定処理が終了すると、再度行われる大気圧推定処理のステップS2においては、スロットル開度TAと学習値Rとに基づいて基準流量GA2が算出される。
デポジット付着量の指標値は、実流量GA1と基準流量GA2との乖離量、例えば流量比GRに基づいて算出される。デポジット付着量の指標値としては、例えば流量比GRの逆数(GA2/GA1)を用いることができ、デポジット付着量が多くなるにつれて実流量GA1と基準流量GA2との差は大きくなるため、デポジット付着量の指標値もこの傾向に応じて流量比GRが大きくなるにつれて増大する方向に更新される。
ここで図4を参照して、デポジット付着量と流量比GRとの関係について説明する。
スロットルバルブ18にデポジットが付着せずに基準流量GA2と実流量GA1が同じである場合には、流量比GRは1となるが、スロットルバルブ18にデポジットが付着している場合には基準流量GA2に比べて実流量GA1が小さくなり、流量比GRは1未満となる。スロットル開度TAが大きくなる程、吸入空気量に対するデポジットの影響は小さくなるため、スロットル開度TAと流量比GRとの関係は、図4に示すグラフのような関係である。
図4中の実線M2は、図3における実線L1の開度流量特性を用いて基準流量GA2が算出され、実流量GA1が図3における一点鎖線L2上であるときの、スロットル開度TAと流量比GRとの関係を示している。また、図4中の実線M3は、図3における実線L1の開度流量特性を用いて基準流量GA2が算出され、実流量GA1が図3における一点鎖線L3上であるときの、スロットル開度TAと流量比GRとの関係を示している。また、図4中の実線M4は、図3における実線L1の開度流量特性を用いて基準流量GA2が算出され、実流量GA1が図3における一点鎖線L4上であるときの、スロットル開度TAと流量比GRとの関係を示している。
従って、デポジット付着量が多い程、同一のスロットル開度TAにおける流量比GRは小さく、デポジット付着量が少ない程、同一のスロットル開度TAにおける流量比GRは大きい。従って、所定のスロットル開度TAにおける流量比GRにより、スロットルバルブ18に付着しているデポジット付着量を示すことができる。そして、デポジット付着量の指標値が学習値Rとして設定されることにより、繰り返し実行される大気圧の推定に係る本処理において、ステップS2でデポジット付着量に応じて補正された基準流量GA2が算出される。
従って、ステップS7において学習値Rが設定されることにより、繰り返し実行される以後の大気圧推定処理において、ステップS2でスロットル開度TAから算出される基準流量GA2が、デポジット付着量に応じて補正されることになる。
次に、ステップS8では、ステップS5以降にスロットル開度TAが全開付近となり、スロットル開度TAが全開付近で一定のときに吸入空気量である実流量GA1が低下したか否かを判断する。即ち、ステップS8においては、電子制御装置21が、スロットル開度TA及び吸入空気量である実流量GA1を読み込み続けて、スロットル開度TAが所定開度以上で一定である実流量GA1が変化したか否かを判断する。ここで、「所定開度」は、上述の所定開度と同様に、実流量GA1に対するデポジットの影響が十分に小さいことを判定するための所定の開度であり、「所定開度以上で一定」とは、実流量GA1に対するデポジットの影響が十分に小さいことを判定するための所定開度以上を維持した状態を指す。従って、「所定開度」以上においてスロットル開度TAは変動してもよい。
ステップS8で、スロットル開度TAが全開付近で一定のときに吸入空気量が低下していない旨判定したときは、ステップS9で、ステップS7から所定時間が経過したか否かが判断され、ステップS9で所定時間が経過していない旨判定したときは、再びステップS8でスロットル開度TAが全開付近で一定のときに実流量GA1が低下したか否かを判断する。即ち、所定時間においてステップS8の処理が繰り返し行われる。また、ステップS9で、ステップS7から所定時間が経過したか否かが判断され、ステップS9で所定時間が経過した旨判定したときは、ステップS10で学習値Rが維持され、本大気圧推定処理が終了する。
一方、ステップS8でスロットル開度TAが全開付近で一定のときに吸入空気量が低下した旨判定したときは、ステップS11で、ステップS7において更新した学習値Rを破棄する。即ち、スロットル開度TAが所定開度以上の条件のもとで実流量GA1が低下したときには、ステップS4及びS5において実流量GA1と基準流量GA2との乖離がデポジットに起因するものと一旦は推定した後において、実流量GA1と基準流量GA2との乖離の理由が大気圧の変化に起因するとも推定される。従って、同乖離の理由として、大気圧の変化によるものとデポジットの付着によるものとのいずれかを判別することが困難であるため、学習値Rの更新が取り消されて、本大気圧推定処理が終了する。
本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、内燃機関10への吸入空気量に基づいて大気圧を推定する内燃機関10の電子制御装置21は、ステップS4において、スロットル開度TAから算出された吸入空気量である基準流量GA2と、空気量センサ20により測定された吸入空気量である実流量GA1とに基づいて、大気圧の推定を行うか否かを判断している。実流量GA1と基準流量GA2とに乖離が生じているとき、その理由としては大気圧の変化によるもの(理由1)あるいは吸気系へのデポジットの付着によるもの(理由2)が考えられる。ここで、実流量GA1が基準流量GA2よりも小さいときには、上記各理由のいずれもが実流量GA1と基準流量GA2との乖離の理由となる可能性が高いと考えられる。一方、実流量GA1が基準流量GA2よりも大きいときには、通常であれば上記理由1が実流量GA1と基準流量GA2との乖離の理由となる可能性が高いと考えられる。そして、大気圧の推定精度の観点からすれば、実流量GA1が基準流量GA2よりも小さいとき、すなわち実流量GA1と基準流量GA2とに乖離が生じていることの理由を判別し難いときには、大気圧の推定を行わないことが望ましいといえる。本発明ではこうした点に着目し、大気圧の推定を行うか否かを実流量GA1と基準流量GA2とに基づいて判断するようにしているため、大気圧の推定精度が低下することを抑制することができるようになる。
(2)また、スロットル開度TAに基づいて大気圧の推定を行うか否かを判断している場合には、大気圧が精度良く推定できる場合にも推定を禁止してしまう場合があり、大気圧を推定する頻度が少なくなるおそれがある。即ち、大気圧の更新頻度少なくなるおそれがある。本実施形態では、基準流量GA2と実流量GA1とに基づいて、大気圧の推定を行うか否かを判断するため、大気圧を推定する頻度(更新頻度)を向上させることが可能となる。
(3)吸気系に付着しているデポジットが実流量GA1に及ぼす影響は、スロットル開度TAが小さくなるにつれて増大するため、スロットル開度TAが所定開度よりも小さいときには、吸気系へのデポジットの付着に起因して実流量GA1が基準流量GA2よりも低下している可能性が高いと考えられる。本実施形態では、実流量GA1が基準流量GA2よりも小さいとき、かつスロットル開度TAが所定開度よりも小さいときには、大気圧の推定を禁止しているため、大気圧の推定精度の低下をより的確に抑制することができるようになる。
(4)吸気系に付着しているデポジットが実流量GA1に及ぼす影響は、スロットル開度TAが大きくなるにつれて低下するため、スロットル開度TAが所定開度よりも大きいときには、吸気系へのデポジットの付着に起因して実流量GA1が基準流量GA2よりも低下している可能性は低いと考えられる。本実施形態では、スロットル開度TAが所定開度以上であるときには、大気圧の推定を許可しているため、より正確に大気圧を推定することができるようになる。
(5)実流量GA1が基準流量GA2よりも大きいとき、その理由としては通常であれば大気圧の変化によるものが考えられる。本実施形態では、実流量GA1が基準流量GA2よりも大きいときには、大気圧の推定を許可しているため、推定される大気圧としてより正確なものを得ることができるようになる。
(6)本実施形態では、大気圧の推定を禁止したときには、吸気系に付着しているデポジットの量の指標値を算出する。従って、大気圧の推定を禁止したとき、すなわち実流量GA1と基準流量GA2との乖離が吸気系へのデポジットの付着に起因するものである可能性が高いとき、デポジット付着量の指標値として正確なものを得ることができるようになる。
(7)本実施形態では、実流量GA1が基準流量GA2よりも小さいときには、スロットル開度TAとデポジット付着量の指標値である学習値Rとに基づいて基準流量GA2を算出する。従って、実流量GA1が基準流量GA2よりも小さいとき、すなわち実流量GA1と基準流量GA2との乖離が吸気系へのデポジットの付着に起因するものである可能性が高いとき、スロットル開度TAと学習値Rとに基づいて基準流量を算出するようにしているため、基準流量GA2に基づく制御に対してデポジット付着量をより適切に反映することができるようになる。
(8)実流量GA1と基準流量GA2との乖離がデポジット付着に起因するものである可能性が高いと一旦は推定した後において、スロットル開度TAが所定開度以上の条件のもとで実流量GA1が低下したとき、すなわち実流量GA1に対するデポジットの影響の小さいスロットル開度領域で実流量GA1の低下が生じたときには、実流量GA1と基準流量GA2との乖離が大気圧の変化に起因する可能性も高いため、同乖離の理由としては大気圧の変化によるものとデポジットの付着によるものとのいずれかを判別することが困難となる。本実施形態では、デポジット付着量の指標値を算出した後にスロットル開度TAが所定開度以上の条件のもとで実流量GA1が低下したとき、実流量GA1と基準流量GA2との乖離がデポジット付着に起因するとの推定のもとに更新した学習値Rについて、最新の学習値Rの更新を取り消すため、実際のデポジットの付着状態とデポジット付着量の指標値との間に過度に大きな乖離が生じることを抑制することができるようになる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の設計変更をすることが可能である。例えば、上記実施形態を以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、ステップS4の後にステップS5においてスロットル開度TAが全開付近であるか否かを判断しているが、ステップS4の前にスロットル開度TAが全開付近であるか否かを判断してもよい。即ち、吸気系へのデポジットの付着に起因して実流量GA1が基準流量よりも低下している可能性は低いと考えられるのであれば、ステップS4を経ずに、大気圧を推定してもよい。
・上記実施形態においては、ステップS5において所定開度を基準にして大気圧の推定を行うか否かが判断されていたが、大気圧の推定を禁止するための基準となる開度と、大気圧の推定を許可するための基準となる開度は異なっていてもよい。即ち、スロットル開度TAが、所定開度とは異なった開度である所定の判定開度以上であるときに、大気圧の推定を許可するように構成することができる。例えば、上述のごとくステップS4の前にスロットル開度TAが全開付近であるか否かを判断する場合に、スロットル開度TAが判定開度以上であるか否かを判定し、判定開度以上である旨判定したとき、ステップS6で大気圧を推定するように構成してもよい。
・上記実施形態においては、実流量GA1が基準流量GA2よりも小さいとき、かつスロットル開度TAが所定開度よりも小さいときには、大気圧の推定を禁止していたが、ステップS5を省略して、スロットル開度TAに係わらず、実流量GA1が基準流量GA2よりも小さいときに、大気圧の推定を禁止してもよい。このような構成によれば、実流量GA1が基準流量GA2よりも小さいとき、即ち実流量GA1と基準流量GA2とに差が生じていることの理由を判別し難いとき、大気圧の推定を禁止するようにしているため、大気圧が低下したときに大気圧の推定頻度が少なくなるが、大気圧の推定精度が低下することを抑制することができるようになる。
・上記実施形態においては、基準流量GA2は、開度流量特性のマップに基づいて算出されたが、スロットル開度TAに基づいて所定の演算式を用いた演算を行って基準流量GA2を算出するようにしてもよい。
・上記実施形態においては、学習値Rに基づく開度流量特性が選択されて、その選択された開度流量特性とスロットル開度TAに基づいて基準流量GA2が算出されることにより、基準流量GA2が補正されるように構成していたが、基準流量GA2の補正はこの方法に限られない。例えば、一定の開度流量特性に基づいて基準流量GA2を算出した後、算出した基準流量GA2に対して学習値Rを用いて演算を行うことにより基準流量GA2を補正するように構成してもよい。
・上記実施形態においては、基準流量GA2に比べて実流量GA1が大きいか否かを判断するために、流量比GRとの1との比較演算を行ったが、実流量GA1と基準流量GA2とを比較演算を行ってもよい。
・上記実施形態においては、実流量GA1と基準流量GA2との乖離がデポジットに起因するものと一旦は推定した後において、ステップS8〜ステップS11の処理を行っていたが、ステップS8〜S11を省略して、ステップS7を経た後に大気圧推定処理を終了するように構成してもよい。
10…内燃機関、11…吸気通路、12…燃焼室、13…燃料噴射弁、14…点火プラグ、15…ピストン、16…クランクシャフト、17…排気通路、18…スロットルバルブ、19…スロットルセンサ、20…空気量センサ、21…電子制御装置(大気圧推定装置)。

Claims (5)

  1. 内燃機関の大気圧推定装置であって、
    前記内燃機関は、スロットルバルブおよび空気量センサを有し、
    前記大気圧推定装置は、
    検出部を有し、吸入空気量としての実流量を前記空気量センサの出力に応じて算出し、吸入空気量としての基準流量を前記スロットルバルブの開度であるスロットル開度、および前記スロットルバルブにおけるデポジット付着量の指標値に応じて算出し、
    前記検出部は、
    前記実流量が前記基準流量以下のとき、かつ前記スロットル開度が所定開度未満の範囲である低開度範囲に含まれるとき、大気圧の推定値を算出せず、
    前記大気圧の推定値を算出しないことが確定し、前記確定に基づいて前記デポジットの付着量の指標値を更新した後において、前記スロットル開度が変化したことにより変化後の前記スロットル開度が前記所定開度以上の範囲である高開度範囲に含まれるとき、かつ前記スロットル開度が前記高開度範囲に含まれるときの前記実流量が前記基準流量以上のとき、前記デポジット付着量の指標値を維持し、前記基準流量の算出において参照する前記デポジット付着量の指標値の更新を確定する
    内燃機関の大気圧推定装置。
  2. 前記検出部は、
    前記実流量が前記基準流量以下のとき、かつ前記スロットル開度が前記高開度範囲に含まれるとき、前記大気圧の推定値を算出する
    請求項1に記載の内燃機関の大気圧推定装置。
  3. 前記検出部は、
    前記実流量が前記基準流量よりも大きいとき、前記大気圧の推定値を算出する
    請求項1または2に記載の内燃機関の大気圧推定装置。
  4. 前記検出部は、
    前記大気圧の推定値を算出しないことが確定し、前記確定に基づいて前記デポジット付着量の指標値を更新した後において、前記スロットル開度が変化したことにより変化後の
    前記スロットル開度が前記高開度範囲に含まれるとき、かつ前記スロットル開度が前記高開度範囲に含まれるときの前記実流量が前記基準流量よりも小さいとき、前記デポジット付着量の指標値の更新を取り消す
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の大気圧推定装置。
  5. 前記検出部は、
    前記大気圧の推定値を算出しないことが確定し、前記確定に基づいて前記デポジット付着量の指標値を更新した後において、前記スロットル開度が変化したことにより変化後の前記スロットル開度が前記高開度範囲に含まれるとき、かつ前記スロットル開度が前記高開度範囲に含まれるときの前記実流量が前記基準流量以上のとき、かつ前記デポジット付着量の指標値を更新してからの経過時間が所定時間を超えているとき、前記デポジット付着量の指標値の更新を確定する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の大気圧推定装置。
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