JP5390350B2 - 眼鏡のテンプルおよび眼鏡 - Google Patents

眼鏡のテンプルおよび眼鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP5390350B2
JP5390350B2 JP2009268884A JP2009268884A JP5390350B2 JP 5390350 B2 JP5390350 B2 JP 5390350B2 JP 2009268884 A JP2009268884 A JP 2009268884A JP 2009268884 A JP2009268884 A JP 2009268884A JP 5390350 B2 JP5390350 B2 JP 5390350B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temple
wearer
nose
sunglasses
glasses
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009268884A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011112850A (ja
Inventor
聖布 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OGK Kabuto Co Ltd
Original Assignee
OGK Kabuto Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OGK Kabuto Co Ltd filed Critical OGK Kabuto Co Ltd
Priority to JP2009268884A priority Critical patent/JP5390350B2/ja
Publication of JP2011112850A publication Critical patent/JP2011112850A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5390350B2 publication Critical patent/JP5390350B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Eyeglasses (AREA)

Description

本発明は、サングラス、粉塵、薬品等から目を保護する保護眼鏡、および視力矯正用眼鏡等のテンプルおよび眼鏡に関する。
マラソン、ジョギング、球技等の屋外で行われる競技またはレクリエーションに、スポーツ用サングラスが使用される場合が多い。また、環境保護の高まりおよびメタボ対策等の健康管理の面から、近年自転車が見直されており、サイクリングにサングラスを着用することが一般化している。
ところで、人の顔は正面から見たときに面対称ではなく、例えば左右の耳の高さが異なる場合があり、鼻の位置が左右の中央から一方の側に偏っている場合がある。また、鼻の高さおよび頬(骨)の高さも各人で異なっている。
しかしながら、スポーツ用サングラスは、個性的(装飾的)なデザインのものが好まれ、また軽量化が求められるために、テンプルが塑性変形し難いものが多い。そのため、スポーツ用サングラスは、着用者の顔に合わせるために視力矯正用眼鏡で行われることがある、曲げおよびねじり等によるテンプルの調整には不向きである。
このような、スポーツ用サングラスにおける、例えば顔面に対するレンズの傾斜角度を適宜変更するための技術は、特許文献1に開示されている。
特開2009−116026号公報
特許文献1に開示された技術は、揺動軸を解してテンプルをレンズフレームに揺動可能に一体化するものである。特許文献1に開示された技術は、テンプルをレンズフレームに対して揺動させることにより、例えば自転車競技において空気抵抗を減少させる等の、サングラスの使用状況に適した傾斜角度をレンズに与えることができる。
しかし、これらに開示された技術は、テンプルをレンズフレームに対して揺動させ、かつ適度な傾斜角度を維持させるための機構によって、テンプルとレンズフレームとの連結部分の構造が複雑になる。また、これらに開示された技術は、複雑化に伴う連結部分の重
量の増加により、眼鏡の着用感が損なわれるおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、簡単な構造でかつ着用者の一人一人の顔に合わせることができる眼鏡のテンプルおよび眼鏡を提供することを目的とする。
発明に係るテンプルは、眼鏡の1対からなるテンプルであって、それぞれがテンプル本体およびテンプルエンドの組合せからなり、前記テンプルエンドは、前記テンプル本体における着用者の耳に保持される部分の一部または全部を覆いかつ2つの前記テンプル本体のいずれにも着脱可能に形成され、少なくとも一方の前記テンプルエンドは、前記テンプル本体における前記着用者の耳に保持される部分から前記眼鏡が着用されたときの下方端までの距離が組み合わされた前記テンプル本体における前記部分から上方端までの距離よりも大きい。
2つの前記テンプルエンドは、前記眼鏡が着用されたときに、一方が組み合わされた前記テンプル本体における前記着用者の耳に保持される部分から前記着用者までの水平距離が、他方が組み合わされた前記テンプル本体における前記着用者の耳に保持される部分から前記着用者までの水平距離よりも大きくなるように形成される。
本発明に係る眼鏡は、前記テンプルを有する。
本発明に係る他の眼鏡は、フレームと、1対のレンズと、前記フレームに着脱可能な1対のノーズパッドと、を備え、前記1対のノーズパッドは、前記フレームに取り付けられたときに、一方の前記ノーズパッドにおける着用者の鼻に当たる面が他方の前記ノーズパッドにおける着用者の鼻に当たる面に比べて前記1対のレンズの間隔中央から水平に離れた位置となるように構成される。
本発明によると、簡単な構造でかつ着用者の一人一人の顔に合わせることができる眼鏡のテンプルおよび眼鏡を提供することができる。
図1はスポーツ用サングラスの斜視図である。 図2はテンプルの正面図である。 図3はテンプルエンドの斜視図である。 図4はテンプルの断面図である。 図5はノーズパッドおよびノーズパッド取付部の概略を示す図である。 図6はA型テンプルエンドおよびB型テンプルエンドの使い分けを説明する図である。 図7は左右で耳の高さが異なる者がサングラスを着用したときの正面図である。 図8は顔幅矯正用のテンプルエンドが使用されたテンプルの正面図である。 図9は図8におけるE−E矢視断面図である。 図10は左右で厚さが異なるノーズパッドが取り付けられたサングラスの部分図である。 図11は厚さが異なるテンプルエンドが使用されたサングラスを下方から見た図である。 図12は左右で顔幅が異なる者がサングラスを着用したときの正面図である。
図1はスポーツ用サングラス1(以下「サングラス1」という)の斜視図、図2はテンプル2の正面図、図3はテンプルエンド3の斜視図、図4はテンプル2の断面図、図5はノーズパッド7,7およびノーズパッド取付部12の概略を示す図である。
図2における(a)はテンプル本体4にA型テンプルエンド3aを組み合わせたテンプル2、(b)はテンプル本体4にB型テンプルエンド3bを組み合わせたテンプル2である。また、図2のおけるテンプル2は、図1において矢印Aで示す側から見た図である。
図3に示されるテンプルエンド3はA型テンプルエンド3aである。図4における(a)は図2(a)におけるB−B矢視断面を、(b)は図2(a)におけるC−C矢視断面を示す。なお、テンプルエンド3におけるA型およびB型が表す意味については後に説明する。
サングラスは、レンズ5,5、フレーム6、テンプル2およびノーズパッド7,7からなる。
レンズ5,5は、公知のサングラス用レンズであり、偏光レンズ、調光レンズ等が使用される。
フレーム6は、基部11およびノーズパッド取付部12からなる。フレーム6は、レンズ5,5を保持するためのものである。
基部11は、全長に渡り湾曲して細長く延び、その中央部分において、細長く延びた方向に交差して鋭角を形成し二股に分かれて延びるノーズパッド取付部12に連続する。基部11の細長く延びた両端近傍は、ノーズパッド取付部12が延びた方向と同じ方向に幅が広くなっている。
ノーズパッド取付部12は、図5を参照して、全体として湾曲する基部11が凹状となった側に掛止部13を備える。
掛止部13は、掛止片14と接続部15からなる。掛止片14は、ノーズパッド取付部12の本体16から離れて本体16が延びる方向に延びており、接続部15は、掛止片14をその長手方向(本体16が延びる方向である)の中央部分で本体16と一体化させている。したがって、ノーズパッド取付部12には、基部11側および二股に分かれて延びる先端側において、本体16と掛止片14との間に隙間17,17が形成されている。また、掛止部13は、図5において左側から見たとき、「T」字状である。
フレーム6は、基部11が延びる方向に直交する面に対してその形状が面対称であり、それぞれの側で、ノーズパッド取付部12および基部11が形成する端縁の形状が、保持されるレンズ5の端縁の一部の形状に一致している。フレーム6は、ノーズパッド取付部12および基部11(の延びた端近傍における幅広部分)がレンズ5を挟み込むようにして保持する。フレーム6の両端には、それぞれテンプル2,2が回動可能に支持されている。
テンプル2は、テンプル本体4およびテンプルエンド3からなる。
テンプル本体4は、正面視(図2)において一方の端から他方の端に向けて徐々に幅が狭くなった板状である。テンプル本体4は、その長手方向の中央部分にその厚さ方向に貫通し断面形状が長手方向に長いテンプルエンド取付孔21を有する。テンプルエンド取付孔21の内面は、凸状の湾曲面となっている。
テンプル本体4における長手方向に沿う両端面22,22は、外方に凸となる湾曲面である。テンプル本体4は、その外側の面(着用時外方となる面=顔に接しない側の面、以下「外面23」という)が、両端面22,22から幅方向内方に向けていずれもテンプル本体4の厚みが増すようにかつ長手方向で一様に幅方向に傾斜している。この幅方向両側の傾斜する面を「傾斜面24」という。傾斜面24は、テンプルエンド取付孔21の直前で厚みの増加を止める。外面23における幅方向両側の傾斜面24,24の内方端縁間は、長手方向に母線を有する凹状の湾曲面25となっている。
テンプル本体4における外面23とは逆側の両端面22,22を繋ぐ面は、凹凸のない面である。この外面23とは逆側の両端面22,22を繋ぐ面を「内面26」という。
テンプル本体4は、外面23の側が凸となるように長手方向全長で僅かに湾曲する。テンプル本体4は、長手方向における幅が広い側の端がフレーム6の端に回動可能に一体化される。
テンプルエンド3は、テンプル本体4におけるフレーム6に一体化された端とは反対側の端からテンプルエンド取付孔21を超えるまでの内面26および両端面22,22を覆う部材である。テンプルエンド3は、内面26を覆う底部31、それぞれが異なる一方の端面22を覆う上方端部32および下方端部33、ならびに底部31の内面から突出する突部34の各部分からなる。
底部31は、被覆する内面26の大きさおよび形状に略等しい大きさおよび形状の板状であり、長手方向の一端から他端に向けて徐々に幅が狭くなっている。
上方端部32は、底部31における幅方向の一方の端の長手方向全長に連続し板状の底部31の一方の面側に突出する。上方端部32は、底部31の一方の面側にのみその厚みが増す底部31の拡張部分ともいえる。上方端部32における底部31側を向く側面35は、テンプル本体4の湾曲する端面22とちょうど凹凸関係(湾曲する面の形状が略等しい)となる凹状の湾曲面である。
下方端部33は、底部31における幅方向の他方の端の長手方向全長に連続し、底部31における上方端部32が突出する面側と同じ側に突出する。上方端部32と同様に、下方端部33における底部31側を向く側面36も、端面22と凹凸関係となる凹状の湾曲面である。
ここで、上方端部32および下方端部33における「上方」および「下方」は、サングラス1が着用されたときに、着用者Mの左耳ELのテンプル2におけるテンプルエンドの上方および下方を基準とする。図4(および図2(a))に示されるテンプルエンド3は、上方端部32の幅方向外方に張り出す程度が、下方端部33における幅方向外方に張り出す程度よりも大きい。このようなテンプルエンド3をA型テンプルエンド3aというものとする。この逆に、(図2(b)に示される)上方端部32の幅方向外方に張り出す程度が下方端部33における幅方向外方に張り出す程度よりも小さいテンプルエンド3を、B型テンプルエンド3bというものとする。なお、A型テンプルエンド3aを右耳用のテンプル本体4に取り付けた場合には、上方端部32が下側となって下側の方が上側に比べて幅方向外方への張り出しが大きなテンプル2となる。同様に、B型テンプルエンド3bを右耳用のテンプル本体4に取り付けた場合、上側の方が下側に比べて幅方向外方への張り出しが大きなテンプル2となる。
突部34は、底部31から上方端部32および下方端部33が突出する側と同じ側に、最も幅が大きな一方の端近傍から他方の端に向けて所定の長さ突出する部分である。突部34は、底部31に直接に連続する柱部41および柱部41に突出側で連続する頭部42からなる。
柱部41は、その断面形状がテンプルエンド取付孔21の断面形状に略等しい。前記した「所定の長さ」とは、テンプルエンド取付孔21の長手方向長さである。柱部41の側面は、テンプルエンド取付孔21の凸状に湾曲する内面と凹凸関係を有する凹状の湾曲面である。
頭部42は、正面視(図2参照)においてその周り全体がテンプルエンド取付孔21よりも外方に張り出している。頭部42は、段を形成しないで滑らかに柱部41に連続している。
テンプルエンド3には、幅が狭い長手方向の他端において上方端部32と下方端部33とがつながり、袋状部44が形成されている。
テンプルエンド3は、底部31、上方端部32および下方端部33に囲まれて形成される凹みにテンプル本体4の先端側略半分が嵌め入れられ、突部34の頭部42をテンプルエンド取付孔21に貫通させることにより、テンプル本体4に取り付けられる。テンプル本体4の先端は、テンプルエンド3の袋状部44に収納される。
テンプルエンド3は、合成ゴムまたはシリコン樹脂等の容易に弾性変形する材料で製作される。
ノーズパッド7は、着用されたサングラス1を着用者の鼻で支えるための部分である。ノーズパッド7は、所定の厚さを有し、その形状は、ノーズパッド取付部12に接する面(以下「取付面46」という)を除き、表面全体が曲面で形成される。
ノーズパッド7は、内側にノーズパッド取付部12の掛止部13を収容可能な、T字状の空隙が設けられている。空隙は取付面46に開口し、開口部分47を含む空隙の形状は、掛止部13の形状に略等しい。ノーズパッド7は、合成ゴムまたはシリコン樹脂等の容易に弾性変形する材料で製作されており、掛止部13がその空隙に嵌め入れられることにより、ノーズパッド取付部12に取り付けられる。このとき、取付面46がノーズパッド
取付部12の本体16における端面に当接する。
図6はA型テンプルエンド3aおよびB型テンプルエンド3bの使い分けを説明する図である。
上述したように、左耳EL側のテンプル本体4にA型テンプルエンド3aおよび右耳側のテンプル本体4にB型テンプルエンド3bを取り付けた左右のテンプル2,2は、左耳EL側のテンプル本体4にB型テンプルエンド3bおよび右耳側のテンプル本体4にA型テンプルエンド3aを取り付けた左右のテンプル2,2に比べて、それぞれの下方端部33,33の幅方向外方(つまり下方)への張り出しの程度が小さい。したがって、それぞれのサングラス1を着用した場合、着用者の耳ELに支持される部分における下方端部33(図4参照)の下方側面37からテンプル本体4の端面22(図4参照)までの距離が異なる。そのため、下方への張り出しの小さなテンプル2(2a)と大きなテンプル2(2b)とでは着用時のテンプル本体4の水平面に対する傾斜角度が異なり、着用者Mの顔面に対するレンズ5の傾斜角度も異なる。
サングラス1では、例えば自転車競技者がレンズ5の下端と頬との間からの風の捲き込みを嫌う場合には、レンズ5の下端と頬との距離Dを狭めるために左耳EL用のテンプル2にはB型テンプルエンド3bが使用され、右耳用のテンプル2にはA型テンプルエンド3aが使用される。レンズ5と頬との間への風の巻き込みを軽減することにより競技者の集中力がそがれることを防止することができる。
左耳EL用のテンプル2にA型テンプルエンド3aが使用された場合と、左耳EL用のテンプル2にB型テンプルエンド3bが使用された場合とのテンプル2の傾斜角度の違いを、図6に角度αとして示す。
また、通常のサングラス1の使用時には左右のテンプル2,2からテンプルエンド3,3を取り外してテンプル本体4,4のみとし、レンズ5の下端と頬との間を狭めたい場合には、左耳EL用のテンプル本体4にB型テンプルエンド3bを取り付け、右耳用のテンプル本体4にA型テンプルエンド3aを取り付けてサングラス1を使用することができる。
図7は左右で耳の高さが異なる者Mがサングラス1,71を着用したときの正面図である。着用者Mは、右耳ERの高さが左耳ELの高さよりもH低い。着用者Mが従来のサングラス71を着用した場合、サングラス71は傾斜角度βで傾いた状態となり(図7(a)参照)、一方のレンズが瞳の中心から外れることにより目が疲れやすくなり、また見た目も好ましくない。
このような着用者Mには、左右のテンプル2,2にA型テンプルエンド3a,3aを使用することにより、左右の耳ER,ELの高さの差によるサングラス1の傾きが解消され、目の疲れが軽減され、外観上も好ましいものとなる。
右耳ERの高さが左耳ELの高さよりも高い着用者Mに対しては、左右のテンプル2,2にB型テンプルエンド3b,3bを使用することにより、左右の耳ER,ELの高さの差によるサングラス1の傾きが解消される。
なお、上方端部32および下方端部33のいずれの幅方向外方への張り出しも小さなテンプルエンドをA型テンプルエンド3aまたはB型テンプルエンド3bと組み合わせることができる。例えば図7(b)のおける左耳EL用のテンプル2にこのテンプルエンドを使用することにより、着用されたサングラス1の左右からの外観の差が減少する。
図8は厚さが大きな顔幅矯正用のテンプルエンド3Bが使用されたテンプル2Bの正面図、図9は図8におけるE−E矢視断面図、図10は左右で厚さが異なるノーズパッド7,7Bが取り付けられたサングラス1の部分図、図11は厚さが異なるテンプルエンド3,3Bが使用されたサングラス1を下方から見た図、図12は左右で顔幅が異なる者Mがサングラス1を着用したときの正面図である。
なお、図9における(a)はテンプルエンド3Bを、(b)は厚さが小さな標準のテンプルエンド3cを示す。
顔幅矯正用のテンプルエンド3Bは、標準のテンプルエンド3cに比べて底部31Bの厚さが大きい。図8に示される顔幅矯正用のテンプルエンド3Bおよび標準のテンプルエ
ンド3cは、いずれも上方端部32および下方端部33の幅方向外方への張り出しの程度が等しい。顔幅矯正用のテンプルエンド3Bおよび標準のテンプルエンド3cは、これらの点を除き、他の部分の構成は既に説明したA型テンプルエンド3aおよびB型テンプルエンド3bのものと略等しい。テンプルエンド3B,3cにおけるA型テンプルエンド3aおよびB型テンプルエンド3bと同一の構成を有する部分については、図8においてこれらにおけると同じ符合を付しその説明を省略する。
また、テンプルエンド3B,3cのテンプル本体4への取り付けもA型テンプルエンド3aおよびB型テンプルエンド3bと同様にして行われる。
図10において符合7で示されるノーズパッドは標準の厚さを有し、符合7Bで示される矯正用のノーズパッドは、標準のノーズパッド7に比べて全体の厚みが小さく、着用者Mの鼻に当たる部分が標準のノーズパッド7に比べて薄い。そして、この薄いという形態は、矯正用のノーズパッド7Bの鼻に当たる面48Bの位置が、標準のノーズパッド7における鼻に当たる面48に比べてより外方となるように、つまり対となる他方のノーズパッド7における鼻に当たる面48に対してより離れることを意図したものである。例えば図10(a)においては、左右両側に標準のノーズパッド7を使用した場合に比べて、左側に矯正用のノーズパッド7Bが使用されるので、両ノーズパッド7,7Bにおける鼻に当たる面48,48Bの間隔が大きい。
図10には、標準のノーズパッド7の取付面46の幅L2に比べて取付面46Bの幅S2が小さく、かつ標準のノーズパッド7の先端面の幅L1に比べて先端面の幅S1が小さい矯正用のノーズパッド7Bが示される。
なお、ノーズパッド7,7Bは、左用および右用で形状が異なる(例えば標準のノーズパッド7では左用と右用とが面対称の形状となる)が、説明および図における符合は左右で区別せずに使用するものとする。
顔幅矯正用のテンプルエンド3Bは、正面から見て鼻Nから左側のこめかみまでの距離DLと鼻Nから右側のこめかみまでの距離DRが異なる着用者Mが着用するサングラス1(1a,1b)に使用される。
例えば、図11(a)に示されるサングラス1(1a)は、図12(a)に示されるように鼻Nから左側のこめかみまでの距離DLが鼻Nから右側のこめかみまでの距離DRよりも小さな着用者Mに適用される。このような着用者Mが着用するサングラス1aには、右耳ER用のテンプル2に厚さの大きな底部31Bを備えた顔幅矯正用のテンプルエンド3Bが使用される。顔幅矯正用のテンプルエンド3Bは、顔両側の鼻Nからこめかみまでの距離DR,DLの差を縮め、着用者Mに良好なサングラス1aの着用感を与える。
また、着用者Mによっては、顔幅矯正用のテンプルエンド3Bを使用することによりサングラス1aが右耳ER側に偏り、左耳EL側のノーズパッドによって鼻Nに圧迫感が与えられる。このような場合には、左耳EL側のノーズパッドとして厚さの小さな矯正用のノーズパッド7Bを使用することにより両側のノーズパッド7,7B間の距離が拡がり、着用者Mは一層良好なサングラス1aの着用感を得ることができる。
図11(b)に示されるサングラス1(1b)は、図12(b)に示されるように鼻Nから左側のこめかみまでの距離DLが鼻Nから右側のこめかみまでの距離DRよりも大きな着用者Mに適用される。顔幅矯正用のテンプルエンド3Bおよび矯正用のノーズパッド7Bがサングラス1bの着用感の向上に寄与することは、図11(a)に示されるサングラス1(1a)と同じである。
顔幅矯正用のテンプルエンド3Bの底部31Bの厚さおよび矯正用のノーズパッド7Bの厚さが異なるそれぞれ複数の種類を用意すれば、着用者Mの顔の形態に最適なサングラス1を形成することができる。
また、顔幅矯正用のテンプルエンド3Bと標準のテンプルエンド3cとを使い分けることにより、全体として顔幅が広い人と全体として顔幅が狭い人とがサングラス1を共用することができる。
顔幅矯正用のテンプルエンド3Bを、前述したようなA型テンプルエンド3aおよびB型テンプルエンド3bと同様に、上方端部32および下方端部33の一方を他方に比べて
より幅方向外方に張り出した形態とすることができる。このような顔幅矯正用のテンプルエンド3B単独でまたは矯正用のノーズパッド7Bと組み合わせることにより、使用状況によって着用者Mの顔面に対するレンズ5の傾斜角度を異ならせることができる。
上述の実施形態において、テンプルエンド3,3Bの上方端部32および下方端部33のそれぞれの側面35,36は凹状の湾曲面となっており、図4(a)および図9に示されるように端縁が鉤状に内方に曲げられている。そのためテンプルエンド3,3Bはテンプル本体4と一体化され易い。しかし、テンプルエンド3,3Bの上方端部32および下方端部33の端縁をこのように形成せず、テンプルエンド3,3Bのテンプル本体4への一体化を、テンプルエンド取付孔21への突部34の嵌め込みおよび袋状部44への先端部分の挿入で実現してもよい。また、袋状部44を有しないテンプルエンド3,3Bとすることができる。
また、テンプルエンド3,3Bのテンプル本体4への取り付けを、テンプルエンド取付孔21への突部34の嵌め込み以外の他の方法、例えばテンプルエンド3,3Bの一端における袋状部44を他端まで拡張し、テンプル本体4の先端側から袋状部に挿入することでテンプルエンドのテンプル本体4への取り付けを行ってもよい。
テンプルエンド3,3Bは、左右両側のテンプル本体4,4に常に取り付けられるものではなく、着用者Mの顔に対するレンズ5,5の傾斜程度、左右の耳ER,ELの高さの違いおよび着用者Mの左右の顔幅の違い等により、左右のいずれかのテンプル2からテンプルエンド3,3Bを取り外した状態でサングラス1が着用されてもよい。
上述したテンプル2は、スポーツ用サングラス以外の眼鏡、例えば視力矯正用眼鏡、粉塵、薬品等から目を保護する保護眼鏡等に適用することができる。
その他、テンプル2の各構成または全体の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明は、本発明は、サングラス、粉塵、薬品等から目を保護する保護眼鏡、および視力矯正用眼鏡等の眼鏡に利用することができる。
1 スポーツ用サングラス(眼鏡)
2 テンプル
3,3B テンプルエンド
3a A型テンプルエンド(テンプルエンド)
3b B型テンプルエンド(テンプルエンド)
3B 顔幅矯正用のテンプルエンド(テンプルエンド)
3c 標準のテンプルエンド(テンプルエンド)
4 テンプル本体
5 レンズ
6 フレーム
7 (標準の)ノーズパッド
7B (矯正用の)ノーズパッド
37 (下方端部の)下方側面(下方端)
48,48B (着用者の鼻に当たる)面
ER,EL (着用者の)耳
M 着用者
N (着用者の)鼻

Claims (4)

  1. 1対からなる眼鏡のテンプルであって、
    それぞれがテンプル本体およびテンプルエンドの組合せからなり、
    前記テンプルエンドは、
    前記テンプル本体における着用者の耳に保持される部分の一部または全部を覆いかつ2つの前記テンプル本体のいずれにも着脱可能に形成され、
    少なくとも一方の前記テンプルエンドは、
    前記テンプル本体における前記着用者の耳に保持される部分から前記眼鏡が着用されたときの下方端までの距離が組み合わされた前記テンプル本体における前記部分から上方端までの距離よりも大きい
    ことを特徴とする眼鏡のテンプル。
  2. 2つの前記テンプルエンドは、
    前記眼鏡が着用されたときに、一方が組み合わされた前記テンプル本体における前記着用者の耳に保持される部分から前記着用者までの水平距離が、他方が組み合わされた前記テンプル本体における前記着用者の耳に保持される部分から前記着用者までの水平距離よりも大きくなるように形成された
    請求項1に記載の眼鏡のテンプル。
  3. 請求項1または請求項2に記載されたテンプルを有する
    眼鏡
  4. フレームと、
    1対のレンズと、
    前記フレームに着脱可能な1対のノーズパッドと、を備え、
    前記1対のノーズパッドは、
    前記フレームに取り付けられたときに、一方の前記ノーズパッドにおける着用者の鼻に当たる面が他方の前記ノーズパッドにおける着用者の鼻に当たる面に比べて前記1対のレンズの間隔中央から水平に離れた位置となるように構成された
    求項3に載の眼鏡。
JP2009268884A 2009-11-26 2009-11-26 眼鏡のテンプルおよび眼鏡 Expired - Fee Related JP5390350B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009268884A JP5390350B2 (ja) 2009-11-26 2009-11-26 眼鏡のテンプルおよび眼鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009268884A JP5390350B2 (ja) 2009-11-26 2009-11-26 眼鏡のテンプルおよび眼鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011112850A JP2011112850A (ja) 2011-06-09
JP5390350B2 true JP5390350B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=44235225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009268884A Expired - Fee Related JP5390350B2 (ja) 2009-11-26 2009-11-26 眼鏡のテンプルおよび眼鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5390350B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07281135A (ja) * 1994-04-06 1995-10-27 Murai:Kk 眼 鏡
JP2008051842A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Nojiri Optical Co Ltd 眼鏡フレームにおけるモダン角度調整機構
JP5046333B2 (ja) * 2007-08-10 2012-10-10 一成 大浦 眼鏡のレンズ歪防止構造、眼鏡のレンズの切削加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011112850A (ja) 2011-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6959988B1 (en) Eyewear having detachable lens retaining member
JP7280613B2 (ja) 眼鏡、及び眼鏡支持部材
US9229245B2 (en) Earpiece-less eyeglass apparatus and strap attachment mechanism
US20070263168A1 (en) Adjustable nose pad system
US7926937B2 (en) Eyewear
BRPI0717130A2 (pt) àculos, incluindo àculos ajustÁveis para otimizar um Ângulo de visualizaÇço vertical do usuÁrio durante atividade de cabeÇa baixa, e sistema de àculos ajustÁveis para otimizar as caracterÍsticas àticas dos àculos ao longo de uma linha de visço do usuÁrio
KR20070007147A (ko) 안경
US7823225B2 (en) Bridge for swimming goggles
KR102289399B1 (ko) 안경
JP5697196B2 (ja) 鼻当てパッドレス眼鏡
KR102427220B1 (ko) 교환 가능한 렌즈를 포함하는 안경
JP5390350B2 (ja) 眼鏡のテンプルおよび眼鏡
KR101808415B1 (ko) 안경의 탈착용 선글라스
US7407282B1 (en) Eyeglass temple assembly
KR20160003557U (ko) 안경테
US10976570B2 (en) Paper glasses and method for manufacturing the same
US20100296047A1 (en) Eyewear for use on land
JP5046333B2 (ja) 眼鏡のレンズ歪防止構造、眼鏡のレンズの切削加工方法
KR20090005955U (ko) 각도 조절이 가능한 안경용 탈부착식 코 받침대
KR200385176Y1 (ko) 무테안경
JP6782983B2 (ja) メガネフレーム
JP2006106273A (ja) ノーズパッド
JP7356699B2 (ja) 異種類レンズ用眼鏡状のフレーム
TW201109765A (en) Component supply device, and method of supplying component
JP2022123254A (ja) 眼鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5390350

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees