JP5390024B2 - 摩擦圧接機のバリ取り装置 - Google Patents

摩擦圧接機のバリ取り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5390024B2
JP5390024B2 JP2012545576A JP2012545576A JP5390024B2 JP 5390024 B2 JP5390024 B2 JP 5390024B2 JP 2012545576 A JP2012545576 A JP 2012545576A JP 2012545576 A JP2012545576 A JP 2012545576A JP 5390024 B2 JP5390024 B2 JP 5390024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
cutter
shaped
rod
friction welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012545576A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012070138A1 (ja
Inventor
雄大 奥野
遼 小野瀬
鋼治 坂根
弘一 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittan Valve Co Ltd
Original Assignee
Nittan Valve Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittan Valve Co Ltd filed Critical Nittan Valve Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP5390024B2 publication Critical patent/JP5390024B2/ja
Publication of JPWO2012070138A1 publication Critical patent/JPWO2012070138A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D19/00Shearing machines or shearing devices cutting by rotary discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/26Auxiliary equipment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D79/00Methods, machines, or devices not covered elsewhere, for working metal by removal of material
    • B23D79/12Machines or devices for peeling bars or tubes making use of cutting bits arranged around the workpiece, otherwise than by turning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/129Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding specially adapted for particular articles or workpieces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K37/00Auxiliary devices or processes, not specially adapted to a procedure covered by only one of the preceding main groups
    • B23K37/08Auxiliary devices or processes, not specially adapted to a procedure covered by only one of the preceding main groups for flash removal

Description

第1の棒状ワークを把持する把持機構をその前端部に設けた回転主軸と、前記回転主軸の回転軸線に対して接近離反方向に往復動作可能で、第2の棒状ワークを第1の棒状ワークと同軸状に把持する把持機構をその前端部に設けた副軸とを備え、回転する第1のワークの端面に第2のワークの端面を押圧して両ワークを摩擦圧接する摩擦圧接機に係り、特に、回転主軸と副軸との間に設けたカッタによって、両ワークの接合部に発生したリング状のバリを除去する摩擦圧接機のバリ取り装置に関する。
下記特許文献1には、摩擦圧接機の機台上に、第1の素材を把持する回転チャックを有した回転主軸を内装する主軸台と、第1の素材と同軸状に第2の素材を把持する固定チャックを有し、回転主軸の軸線に沿って進退動作可能な往復台とを備え、往復台には、旋回して素材接合体を包囲する円環状カッタを構成する一対のカッタアームが設けられるとともに、素材接合体の第2の素材側端部を支持し回転軸線に沿ってスライド可能なスライドユニット(助成部材)が往復台に組み付けられた摩擦圧接機のバリ取り装置が開示されている。
詳しくは、主軸台に対し往復台を接近させる(前進させる)ことで、回転する第1の素材の端面に第2の素材の端面を押圧して両素材を摩擦圧接により接合した後、素材接合体の主軸側チャックを解除し往復台を所定量だけ後退させて、素材接合体の第1の素材側を主軸から抜き出す。次いで、カッタアームを旋回して素材接合体を包囲する円環状カッタを構成するとともに、固定チャック(素材接合体の把持)を解除して、スライドユニット(助成部材)を往復台に対しスライド可能に保持した上で、往復台を後退させる。往復台が後退すると、スライドユニット後端部の脚部が機台に設けた当金に当接し、スライドユニットの後退が抑制されて、往復台だけが後退する。即ち、往復台が後退することで、往復台と軸方向に一体化されている円環状カッタおよび固定チャックに対し素材接合体がスライドユニット(助成部材)の前端部に突き押しされる形態となって、素材接合体の接合部に形成されているリング状のバリが円環状カッタによって剪断され除去されるので、摩擦圧接作業のサイクルタイム中にバリ取り作業を自動的にできる。
特開平11−151583号(段落0005,0006、0009〜00014、図1,図2,図3,図5)
特許文献1では、確かに、摩擦圧接作業のサイクルタイム中にバリ取り作業ができるものの、以下のような問題点がある。
第1には、素材接合体を包囲する円環状カッタを旋回カッタアームで構成するため、素材接合体の主軸側チャックを解除して往復台を所定量だけ後退させた上で、カッタアームを旋回し素材接合体を包囲する円環状カッタを構成しない限り、往復台をさらに後退させて行うバリ取り作業ができない。即ち、カッタアームを旋回して円環状カッタを構成する工程がある分、摩擦圧接後に直ちにバリ取り工程に移行できず、摩擦圧接工程開始からバリ取りが完了するまでの時間が長い。
第2には、摩擦圧接後のバリ取り開始までに時間がかかり、それだけバリが冷えて硬化するため、バリを確実に除去できないとか、カッタの消耗が著しい等の問題がある。
第3には、スライドユニット(助成部材)が往復台に組み付け一体化されているが、往復台が所定量後退したときに往復台に対し軸方向にスライド可能となるようにスライドユニット(助成部材)を構成したり、素材接合体を包囲する円環状カッタを旋回可能なカッタアームで構成する等、バリ取り装置の構造が非常に複雑となる上に、バリ取り装置を組み込んだ摩擦圧接機全体が大型となる。
本発明は前記した従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、摩擦圧接後に直ちにバリ取りができるコンパクトな摩擦圧接機のバリ取り装置を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明(請求項1)に係る摩擦圧接機のバリ取り装置においては、
水平に配設された回転主軸と、前記回転主軸の前端部設けられ、第1の棒状ワークを該回転主軸と同軸状に把持する把持機構と、前記回転主軸の軸線に沿って接近離反方向に往復動作可能な副軸と、前記回転主軸の前端部と正対する前記副軸の前端部に設けられ、第2の棒状ワークを前記第1の棒状ワークと同軸状に把持する把持機構とを備え、前記回転主軸と一体に回転する第1の棒状ワークに対し前記副軸と一体に前記第2の棒状ワークを前進させて、回転する第1の棒状ワークの端面に第2の棒状ワークの端面を押圧して両ワークを摩擦圧接する摩擦圧接機において、
前記第1,第2の棒状ワークを同一径に形成し、前記回転主軸に把持された第1の棒状ワークより離れた領域のうち前記回転主軸に対して前方の位置に、前記棒状ワークの外径より僅かに大きい内径を有し、前記回転主軸の軸線に沿って移動可能なドーナツ型カッタを設けるように構成した。
(作用)回転主軸の把持機構に把持されて回転主軸と一体に回転する第1の棒状ワークに対し、副軸の把持機構に把持された第2の棒状ワークが、回転主軸の前方に配置されたドーナツ型カッタを貫通するように前進し、回転する第1のワークの端面に第2のワークの端面が押圧されて、カッタの回転軸側において両ワークの端面同士が摩擦圧接により接合され、両ワークの接合部には、リング状のバリが形成される。
即ち、摩擦圧接により接合一体化されたワーク接合体は、その両端部が回転主軸側(の把持機構)と副軸側(の把持機構)にそれぞれ把持されて、ドーナツ型カッタを貫通した形態となっており、カッタの回転主軸側に位置するワーク接合部には、リング状のバリが形成されている。
そこで、ドーナツ型カッタを回転主軸側に移動させることで、ワーク接合体の接合部に形成されているリング状のバリをカッタによって剪断する。さらに、回転主軸側の把持機構によるワーク接合体の把持を解除し、副軸を後退(回転主軸から離反する方向に移動)させて、回転主軸(の把持機構)およびドーナツ型カッタからワーク接合体を抜き出す。ドーナツ型カッタからワーク接合体を抜き出す際に、リング状のバリはドーナツ型カッタに押し留められてワーク接合体から分離されて、落下する。
このように、ワーク同士を摩擦圧接する摩擦圧接工程の後、直ちにバリを剪断除去できる。
また、バリ取り装置は、第1,第2の棒状ワークが貫通可能な内径を有し、回転主軸と副軸との間に配置されて、回転主軸の軸線に沿って移動可能なドーナツ型カッタと、該カッタを回転主軸の軸線に沿って移動(往復動作)させるカッタ駆動手段で構成された非常に簡潔かつコンパクトな構造である。
また、請求項2においては、請求項1に記載の摩擦圧接機のバリ取り装置において、前記カッタの駆動手段を、前記回転主軸のケーシング前端部に設けられて、把持機構を内蔵する前記回転主軸の前端部を囲繞する円環型流体圧シリンダで構成した。
(作用)カッタ駆動手段が、回転主軸のケーシング前端部に設けられて、回転主軸の前端部を囲繞する円環型流体圧シリンダで構成されているので、ドーナツ型カッタを回転主軸の軸線に沿って正確に移動させることができるとともに、回転主軸側を軸方向および半径方向に大型化することもない。
また、請求項3においては、請求項1または2に記載の摩擦圧接機のバリ取り装置において、前記ドーナツ型カッタを、前記回転主軸に把持された第1の棒状ワークの前端部から、ワークを摩擦圧接する際に発生するバリと接触しない最短距離だけ離間するように配置した。
(作用)従来の摩擦圧接機では、回転する第1の棒状ワークと前進する第2の棒状ワークとの間にバリ取り用のカッタを配置しない状態で摩擦圧接を行うのに対し、本発明では、第1の棒状ワークの前方に配置したドーナツ型カッタを貫通するように第2の棒状ワークを前進させて摩擦圧接を行うため、第2の棒状ワークを把持する副軸の前端部(のワーク把持機構)がカッタと干渉しないように、第2の棒状ワークの突出代(把持機構で把持されていない第2のワークの前方突出長)d(図2参照)を、従来の摩擦圧接機におけるワークの突出代より少なくともカッタの厚さ相当だけ長く(大きく)する必要がある。即ち、ワークを摩擦圧接する際に発生するバリがカッタと接触すると、バリとカッタが溶着してしまうとか、摩擦熱によりカッタの寿命が低下するなど、摩擦圧接工程およびバリ取り工程をスムーズに遂行できないためである。
しかし、第2の棒状ワークの突出代が長く(大きく)なると、第1,第2のワークの端面同士を摩擦圧接する際に、回転主軸の軸線に対しワーク接合部がブレて、ワーク接合体の軸芯の精度が出ない(ワーク接合体の第1の棒状ワーク側の軸芯と第2の棒状ワーク側の軸芯が傾斜する)おそれがある。
然るに、請求項3では、第1,第2のワークを摩擦圧接する際に発生するバリと接触しない範囲で、ドーナツ型カッタを第1の棒状ワークの前端部にできるだけ接近して配置されているため、それだけ第2の棒状ワークの突出代dを短く(小さく)することができ、これにより、第1,第2のワークの端面同士を摩擦圧接する際に回転主軸の軸線に対するワーク接合部のブレが抑制される。
また、請求項4においては、請求項2または3に記載の摩擦圧接機のバリ取り装置において、前記ドーナツ型カッタを、前記円環型流体圧シリンダを構成する筒型ピストンの前端部にガイドピンを介して軸方向に摺動可能に連結するとともに、前記ピストンと前記カッタ間に介装したばね部材により、ピストンから離間する方向にばね付勢するように構成し、前記第1の棒状ワークに対し前記第2の棒状ワークが前進して摩擦圧接される際に、前記カッタが前記副軸の前端部に押圧されて後退するように構成した。
(作用)請求項3の作用において説明したように、本発明では、第2の棒状ワークの突出代(把持機構で把持されていない第2のワークの前方突出長)が、従来技術におけるワークの突出代より少なくともカッタの厚さ相当だけ長く(大きく)なって、ワークの端面同士を摩擦圧接する際にワーク接合部が回転主軸の軸線に対しそれだけ大きくブレて、ワーク接合体の軸芯の精度が出ない(ワーク接合体の第1の棒状ワーク側の軸芯と第2の棒状ワーク側の軸芯が傾斜する)おそれがある。
然るに、請求項4では、ガイドピンにより軸線に沿って摺動できるドーナツ型カッタがばね部材により前方にばね付勢保持されて、前方から押圧されるとばね付勢力に抗してスムーズに後退できるように構成されているので、第2の棒状ワークの突出代を、第1,第2のワークを摩擦圧接する際に第2のワークと一体に前進する副軸前端部(のワーク把持機構)がカッタと干渉する程度にまで短く(小さく)したとしても、第2の棒状ワークがカッタを貫通して前進する際に、副軸の前端部(のワーク把持機構)に押されたカッタが第2の棒状ワークの前進に連係してスムーズに後退するので、第1,第2のワークの適切な摩擦圧接が妨げられることはなく、また、第2の棒状ワークの突出代が短く(小さく)なる分、第1,第2のワークの端面同士を摩擦圧接する際に、回転主軸の軸線に対するワーク接合部のブレが抑制される。
請求項5においては、請求項1〜4のいずれかに記載の摩擦圧接機のバリ取り装置において、前記ドーナツ型カッタの内径Dを前記棒状ワークの外径D’の約1.1倍(D≒1.1D’)に構成した。
(作用)ドーナツ型カッタの内径がワークの外径に対し大きすぎると、バリを取りきれない(ワーク接合部にバリの被剪断部が残る)ため、後処理が面倒となる。一方、ドーナツ型カッタの内径がワークの外径に対し接近しすぎる(カッタの内径とワークの外径間の隙が狭い)と、ワーク接合部外周面がえぐられてワークの表面に傷がつき、製品として使えない。そして、発明者が試作を重ねた結果、ワークの外径如何にかかわらず、ドーナツ型カッタの内径Dは、棒状ワークの外径D’の約1.1倍(D≒1.1D’)が最適であることが確認された。
即ち、ドーナツ型カッタの内径Dが棒状ワークの外径D’の約1.1倍(D≒1.1D’)に構成されているため、バリをより確実に剪断除去でき、バリの除去されたワーク接合部の表面もより滑らかである。
本発明に係る摩擦圧接機のバリ取り装置によれば、ワーク同士を摩擦圧接した後、直ちにバリを剪断除去できるので、摩擦圧接開始からバリ取りまでを短時間で行うことができる。
また、摩擦圧接直後の柔らかい状態のバリを剪断除去するので、バリを確実に除去できるとともに、バリを除去したワーク接合部の表面も滑らかで、それだけワーク接合体の後処理も簡単になる。
また、構成が非常に簡潔かつコンパクトで、バリ取り装置を組み込んだ摩擦圧接機全体が大型化することもない。
請求項2によれば、回転主軸前端部の周りに配設したカッタ駆動手段である円環型流体圧シリンダによって、ドーナツ型カッタを回転主軸の軸線に沿って正確に移動させることができるので、バリをより確実かつスムーズに除去できる。
また、回転主軸前端部の周りに配設したカッタ駆動手段である円環型流体圧シリンダの構成は、非常に簡潔かつコンパクトで、バリ取り装置を組み込んだ摩擦圧接機全体をいっそう小型化できる。
請求項3によれば、回転主軸に把持された第1の棒状ワークの前端部にドーナツ型カッタを接近して配置することで、第2の棒状ワークの突出代を短くでき、これにより、ワークを摩擦圧接する際のワーク接合部の回転主軸の軸線に対するブレが少なくなって、ワーク接合体の軸芯の精度が高くなる。
請求項4によれば、第2の棒状ワークの突出代を、摩擦圧接工程において副軸の前端部(把持機構)がカッタに干渉(当接)する程度に短く設定することで、ワークを摩擦圧接する際のワーク接合部の回転主軸の軸線に対するブレがより少なくなって、ワーク接合体の軸芯の精度がさらにいっそう高くなる。
請求項5によれば、バリをより確実に除去できるとともに、バリを除去したワーク接合部の表面が両ワークの表面と面一に連続する滑らかな面となって、それだけ後処理もいっそう簡単になる。
本発明の第1の実施例である摩擦圧接機のバリ取り装置の縦断面図である。 バリ取り装置の要部拡大縦断面図(図3,4,5に示す線II−IIに沿う断面図)である。 回転主軸側のワーク把持機構であるチャック機構の正面図である。 往復台側のワーク把持機構であるクランプ機構の正面図である。 ドーナツ型カッタの正面図である。 第2のワークが前進して第1のワークに摩擦圧接される直前のバリ取り装置の要部拡大縦断面図である。 ワークの摩擦圧接終了時のバリ取り装置の要部拡大縦断面図である。 ワークが摩擦圧接される様子を説明する説明図で、(a)は第2のワークが前進して第1のワークに当接した摩擦圧接開始直前の状態、(b)は第1のワークと第2のワークの摩擦圧接が終了した状態をそれぞれ示す図である。 カッタが移動してバリを剪断する際のバリ取り装置の要部拡大縦断面図である。 ワーク接合体が往復台と一体に後退してバリがワーク接合体から分離される際のバリ取り装置の要部拡大縦断面図である。 本発明の第2の実施例である摩擦圧接機のバリ取り装置の要部拡大縦断面図である。 本発明の第3の実施例である摩擦圧接機のバリ取り装置の要部であるドーナツ型カッタを示し、(a)はカッタの正面図、(b)はカッタ本体の正面図である。 (a)はカッタホルダ台の縦断面図(図12(a)に示す線X1IIa−XIIIaに沿う断面図)、(b)はカッタホルダ台の水平断面図(図12(a)に示す線X1IIb−XIIIbに沿う断面図)、(c)は一部を破断して示すカッタホルダ台の斜視図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図1〜図10は、本発明の第1の実施例である摩擦圧接機のバリ取り装置を示し、図1〜5は、バリ取り装置を組み込んだ摩擦圧接機および摩擦圧接機の主要構成部分を示し、図6〜図10は、ワークの摩擦圧接からバリ取りまでの一連の工程を示す説明図である。
摩擦圧接機10は、例えば、軸部の一端側に傘部が一体的に形成された内燃機関用のポペットバルブの軸部側と傘部側とを異なる素材で構成する場合のように、機械的強度に優れた金属材(SUH11)で構成した軸部側の第1の棒状ワークW1と、耐熱性に優れた金属材(SUH35)で構成した傘部側の第2の棒状ワークW2の端面同士を摩擦圧接により接合一体化して、ワーク接合体W(図7,10参照)を製造する装置で、図1に示すように、水平に配設されて、第1の棒状ワークW1を把持する回転主軸22と、回転主軸22の軸線L上に沿った方向に往復動作可能で、第1のワークW1と同一径の第2の棒状ワークW2を把持する副軸(往復台)30とを備え、回転する第1のワークW1の端面に第2のワークW2の端面を押圧して、両ワークW1,W2の端面同士を摩擦圧接により接合するようになっている。
図1において、符号12は、摩擦圧接機10の架台フレームで、架台フレーム12上には、回転主軸22を内装する主軸台20と、主軸台20に対し接近離反方向(図1左右方向)に進退動作可能な副軸である往復台30とが、それぞれの前端部を正対させて載置されている。
回転主軸22は、回転主軸22のケーシングである主軸台20のハウジング21に回転可能に支承されており、主軸台20の後端部に設けたサーボモータ23の駆動がカップリング23aを介して回転主軸22に伝達される。ハウジング21の前方に突出する回転主軸22の前端部22aには、ワーク把持機構であるチャック機構24が収容されたワーク挿入穴H1が設けられている。
チャック機構24は、一般には、コレットチャックと称されており、図2,3に示すように、回転主軸22の前端部(円筒型ボディ)22aの内側に配設された円筒型のスリーブ25と、スリーブ25の内側に形成されたワーク挿入穴H1と、ワーク挿入穴H1の内部に収容されて、ワークW1の挿入量を規定するストッパ26と、ワーク挿入穴H1の入り口側に設けられた円筒型のチャック本体27と、ボディ22aの前端部に固定されて、チャック本体27の段差部27aに当接するキャップ28を備えて構成されている。
チャック本体27は、図3に示すように、周方向等間隔に3本の縦スリット27b1が形成されて、半径方向に揺動可能な周方向等分3個のチャック爪27bがその先端側に設けられている。スリーブ25は、軸方向に進退動作可能に組み付けられるとともに、皿ばね25aによって、スリーブ25側のテーパ面25bがチャック本体27側の逆テーパ面27cに係合するように、常に前方(図2右方向)にばね付勢されている。このため、チャック本体27のチャック爪27bは、常にワーク挿入穴H1の径を狭める方向に付勢されている。
スリーブ25は、図示しない油圧シリンダ機構によって、皿ばね25aのばね力に抗して後退する方向(図2左方向)に移動でき、スリーブ25側のテーパ面25bによるチャック本体27側の逆テーパ面27cへの押圧力が解除されると、チャック本体27のチャック爪27bに作用していた付勢力(穴H1の径を狭める方向に作用する付勢力)が消失する。
即ち、チャック機構24によって、ワーク挿入穴H1に挿入した棒状ワークW1のチャックとチャック解除とを行う。そして、ワーク挿入穴H1に挿入された棒状ワークW1がチャック機構24によりチャックされると、回転主軸22と同軸状に保持される。
一方、往復台30は、リニアガイド31を介して、主軸台20に対して接近離反方向スライド可能に架台フレーム12上に組み付けられるとともに、サーボモータ32の駆動で回転駆動するボールねじ33によって、進退動作する。符号33aは、架台フレーム12上に載置された、ボールねじ33の軸支部で、モータ32の回転は、モータ駆動軸側プーリ32a,タイミングベルト33b,ボールねじ側プーリ33cを介して、ボールねじ33に伝達される。
また、主軸台20と正対する往復台30の前端部には、図1,2,4に示すように、ワーク把持機構であるクランプ機構34が設けられている。
クランプ機構34は、上下方向に連係して摺動可能な一対の矩形ブロック状のクランプ爪35A,35Bと、クランプ爪35A,35Bを駆動させる油圧シリンダ機構(図示せず)で構成されている。クランプ爪35A,35Bの上下の対向する面には、棒状ワークW2の傘部対応領域に対応する切欠35aがそれぞれ形成されて、上下のクランプ爪35A,35B間に、ストッパ36によって挿入量が規定されたワーク挿入穴H2が設けられている。また、クランプ爪35A,35Bの前端部側には、棒状ワークW2の外径に整合する円弧状クランプ部37aを形成したクランプブロック37がネジ35bによってそれぞれ一体化されている。
傘部対応領域が形成されている棒状ワークW2をワーク挿入穴H2に挿入したり、ワーク挿入穴H2から取り出すには、クランプ機構34によりワーク挿入穴H2を上下方向に開口させた形態(図2参照)にして、クランプ爪35A,35Bの側方から行う。そして、ワーク挿入穴H2に挿入されて、ストッパ36に当接して位置決めされた棒状ワークW2は、クランプ機構34(クランプ爪35A,35B)で上下にクランプされることで、第1のワークW1と同軸状に保持される。
また、主軸台20のハウジング21の前端部には、図2に示すように、回転主軸22の前端部22aを囲繞する円筒型油圧シリンダ40が組み付けられている。
油圧シリンダ40は、内側ケーシング41と外側ケーシング42によって画成された円筒型のシリンダ室43に、円筒型の段付ピストン44が配設された構造で、外側ケーシング42に設けた一対の給排ポート40a,40bを介してシリンダ室43に圧油の給排が行われることで、ピストン44が進退動作する。符号43aは、シリンダ室43内の底面から軸方向に突出するガイドピンで、ピストン44の底面に設けた軸方向に延びるガイド孔44aに係合して、ピストン44を回り止めする。
ピストン44の先端部には、図2、5に拡大して示すように、回転主軸22の軸線Lと直交しかつ回転主軸22の前端部22a(チャック機構24にチャックされた第1の棒状ワークW1の前端部)から所定距離離間するように、ドーナツ型カッタ50が8本の固定ボルト52と4本のガイドピン54を介して連結されている。
ドーナツ型カッタ50は、ピストン44に連結される平板状のカッタホルダ50aと、カッタホルダ50a中央の係合孔50a1にネジその他の固着手段によって固定された円盤型のカッタ本体50bで構成されている。カッタホルダ50aとカッタ本体50bは面一に形成され、カッタ本体50bの中央部には、バリ剪断用のカッタ刃を構成する円孔50b1が形成されている。
また、ドーナツ型カッタ50は、カッタホルダ50aの周縁部に沿った円弧状に形成された左右一対の円弧状シート部材51(51A,51B)と積層した形態で、ピストン44の前端部から離間する方向にばね付勢保持されている。
即ち、固定ボルト52は、図5に示すように、左側と右側の円弧状シート部材51(51A,51B)のそれぞれの円弧に沿って、隣接して4本ずつ配置され、隣接する固定ボルト52,52間にはガイドピン54が配置されている。
固定ボルト52は、図2に示すように、ワッシャ53aおよびカラー53bを介してピストン44前端部に螺着されており、カッタ50および円弧状シート部材51は、カラー53bの外周に沿って軸方向に摺動できる。
一方、円弧状シート部材51の背面側には、ナット56によって固定されたガイドピン54が突出し、ピストン44前端部に設けた段付穴44bに圧入されたスリーブ53にガイドピン54が軸方向に摺動可能に係合している。円弧状シート部材51と段付穴44bの段差部間には、圧縮コイルスプリング55が介装されている。
このように、ドーナツ型カッタ50は、左右一対の円弧状シート部材51A,51Bを介して圧縮コイルスプリング55のばね力が作用した形態に保持されており、第2のワークW2の突出代(把持機構34で把持されていないワーク前方突出長)dによっては、第2のワークW2がカッタ50(の円孔50b1)を貫通するように前進して第1のワークW1に摩擦圧接される工程において、第2のワークW2と一体に前進する往復台30先端部のクランプ機構34(クランプ爪35A,35B)がカッタ50に干渉する場合があるが、そのような場合は、クランプ機構34に押されたカッタ50および円弧状シート部材51が軸線Lに沿って沈み込んで(後退して)、第1の棒状ワークW1の端面と第2の棒状ワークW2の端面間に所定の押圧力(圧接力)が作用する適正な摩擦圧接が行われるようになっている。なお、圧縮コイルスプリング55のばね力としては、ワークW1,W2を摩擦圧接する際の押圧力(圧接力)にほとんど影響を与えない程度の弱いばね力が望ましい。例えば、ワークW1,W2を摩擦圧接する際の押圧力(圧接力)は約6500Nであるのに対し、圧縮コイルスプリング55のばね力は約85N程度である。
また、固定ボルト52およびガイドピン54は、図5に示すように、ドーナツ型カッタ50の左側と右側に離間して配置されているが、その左右の間隔L2は、往復台30先端のクランプ機構34(クランプ爪35A,35B)の左右幅L1(図4参照)よりも十分に大きい。このため、往復台30が前進して往復台30の前端部がカッタ50に干渉(当接)する場合は、往復台30先端のクランプ機構34(クランプ爪35A,35B)がカッタ50側の固定ボルト52やガイドピン54に干渉することはなく、しかもクランプ爪35A,35Bの前面側に突出しているクランプブロック37の平坦な前面がカッタ50中央部の平面領域に当接するので、カッタ50および円弧状シート51は軸線Lに沿って正確に沈み込む(後退する)ことができる。
特に、回転する第1の棒状ワークW1と前進する第2の棒状ワークW2との間にバリ取り用のカッタを配置しない状態で摩擦圧接を行う、従来技術(従来の摩擦圧接機)に対し、本実施例では、第1の棒状ワークW1の前方に配置したドーナツ型カッタ50(の円孔50b1)を貫通するように第2の棒状ワークW2を前進させて摩擦圧接を行うため、往復台30前端部のクランプ機構34(クランプ爪35A,35B)がカッタ50と干渉しないように、第2の棒状ワークW2の突出代(把持機構34で把持されていないワーク前方突出長)dを、従来の摩擦圧接機における第2のワークの突出代より少なくともカッタ50の厚さ相当だけ長く(大きく)する必要がある。即ち、ワークW1,W2を摩擦圧接する際に発生するバリwがカッタと接触すると、バリとカッタが溶着してしまうとか、摩擦熱によりカッタ50の寿命が低下するなど、摩擦圧接工程およびバリ取り工程をスムーズに遂行できないためである。
しかし、第2の棒状ワークW2の突出代dが長く(大きく)なると、ワークW1,W2の端面同士を摩擦圧接する際に、回転主軸22の軸線Lに対しワーク接合部がブレて、ワーク接合体Wの軸芯の精度が出ない(ワーク接合体Wの第1の棒状ワークW1側の軸芯と第2の棒状ワークW2側の軸芯が傾斜する)おそれがある。
そこで、本実施例では、第1には、ワークW1,W2を摩擦圧接する際に発生するバリwと接触しない範囲で、ドーナツ型カッタ50が第1の棒状ワークW1の前端部にできるだけ接近して配置されることで、それだけ第2の棒状ワークW2の突出代dを短く(小さく)することができ、これにより、ワークW1,W2の端面同士を摩擦圧接する際に回転主軸22の軸線Lに対するワーク接合部のブレが抑制されるように構成されている。
第2には、ドーナツ型カッタ50は、ガイドピン54により回転主軸22の軸線Lに沿って摺動できるように構成されるとともに、圧縮スプリング55により前方にばね付勢保持されて、前方から押圧されるとばね付勢力に抗してスムーズに後退できるように構成されているので、第2の棒状ワークW2の突出代dを、ワークW1,W2を摩擦圧接する際に往復台30の前端部(把持機構34)がカッタ50に干渉(カッタ50を押圧)する程度にまで短く(小さく)したとしても、第2の棒状ワークW2がドーナツ型カッタ50を貫通して前進する際に、往復台30の前端部(把持機構34)に押されたカッタ50が第2の棒状ワークW2の前進に連係してスムーズに後退するので、ワークW1,W2の適切な摩擦圧接が妨げられることはない。また、第2の棒状ワークW2の突出代dがワークW1,W2を摩擦圧接する際に往復台30の前端部(把持機構34)がカッタ50に干渉(カッタ50を押圧)する程度にまで短く(小さく)されることで、ワークW1,W2を摩擦圧接する際にワーク接合部が回転主軸22の軸線Lに対し大きくブレることもない。
また、ドーナツ型カッタ50(の円孔50b1)の内径Dは、発明者が試作を重ねた結果、最も望ましい考えられる大きさである、ワーク接合体W(棒状ワークW1,W2)の外径D’の約1.1倍(D≒1.1D’)に構成されて、摩擦圧接工程では、棒状ワークW2がドーナツ型カッタ50(の円孔50b1)を貫通してスムーズに前進できるとともに、バリ取り工程では、棒状ワークW1,W2の接合部外周に形成されたリング状のバリwを確実かつスムーズに剪断除去できる。
即ち、ドーナツ型カッタ50(の円孔50b1)の内径がワークW1,W2の外径に対し大きすぎると、バリwを取りきれない(ワーク接合部にバリwの被剪断部が残る)ため、後処理が面倒となる。一方、ドーナツ型カッタ50(の円孔50b1)の内径がワークW1,W2の外径に対し接近しすぎる(カッタ50の内径とワークW1,W2の外径間の隙が狭い)と、摩擦圧接工程において棒状ワークW2がドーナツ型カッタ50(の円孔50b1)を貫通してスムーズに前進できないし、バリ取り工程においてワーク接合体の表面に傷をつけるおそれがある。
しかるに、ドーナツ型カッタ50の内径Dが、ワークW1,W2の外径如何にかかわらず、棒状ワークW1,W2の外径D’の約1.1倍(D≒1.1D’)に設定されて、バリwをより確実に剪断除去でき、バリwの除去されたワーク接合部の表面も滑らかである。
なお、ドーナツ型カッタ50の円孔50b1は、図8(a)に示すように、カッタとして機能する、真円に形成された所定幅の背面側ストレート部50b11と、前面側に行くほど径が大きいテーパ部50b12で構成されている。テーパ部50b12は、ワークW1をカッタ50の前面側から回転主軸22前端部22aのワーク挿入穴H1に挿入する際に、ワークW2を円孔50b1に挿通させ易くするためのもので、必ずしも必要ではなく、円孔50b1全体をストレート部で構成してもよい。
次に、第1のワークW1と第2のワークW2を摩擦圧接する工程と、ワーク接合部に発生したリング状のバリを剪断除去するバリ取り工程を、図2および図6〜図10を参照して説明する。
まず、図2に示すように、主軸台20における回転主軸22前端部22aのワーク挿入穴H1にワークW1を挿入し、チャック機構24でチャックする。一方、主軸台20から十分離間させた往復台30のワーク挿入穴H2には、ワークW2を挿入し、クランプ機構34でクランプする。
次に、サーボモータ23を駆動して、回転主軸22と一体にワークW1を回転させるとともに、サーボモータ32を駆動して、往復台30と一体にワークW2を前進させる。ワークW2は、図6,7に示すように、ドーナツ型カッタ50を貫通するように前進して、回転主軸22と一体に回転するワークW1に押圧され、カッタ50の回転主軸22側において、ワークW1とワークW2の端面同士が摩擦圧接される。
詳しくは、所定の摩擦推力(例えば、6500N)によりワークW1とワークW2の接触部分が加熱され、ワークW1の回転の急停止と同時にアプセット推力(例えば、13000N)が付加されて、圧接が完了するが、ワークW1とワークW2の接合部には、リング状のバリwが生じる。
図8は、ワークW1にワークW2が摩擦圧接される様子を説明する説明図で、(a)はワークW2が前進してワークW1に当接した摩擦圧接開始直前の状態(図6に対応する図)、(b)はワークW1とワークW2の摩擦圧接が終了し接合部にバリwが生じた状態(図7に対応する図)をそれぞれ示す。
本実施例では、例えば、SUH11製の第1のワークW1は、全長100mm、軸部外径6mmに構成され、SUH35製の第2のワークW2は、全長50mm、軸部外径6mmに構成されるとともに、第1のワークW1と第2のワークW2の寄り代(摩擦圧接により縮小するワークW1,ワークW2の全長)は、6mm、ワークW1の前端部とカッタ50の隙間δ1は、1.2mm、第2のワークW2の突出代dは、摩擦圧接工程において往復台30前端部のクランプ機構34が前進途中でカッタ50と干渉する、10mmに設定されている。なお、図8において、符号P0は、ワークW1,W2の当接位置、符号P1は、ワークW1,W2の接合位置(図8(a)に示す符号P0に対応する位置)、符号P34は、摩擦圧接開始直前のクランプ機構34前端部の位置、符号P50は、摩擦圧接開始直前のカッタ50前面の位置をそれぞれ示す。
そして、往復台30(クランプ機構34)は、図8(a)に示すように、ワークW2の前端部がカッタ50を貫通しワークW1に当接して、摩擦推力が作用し始める摩擦圧接開始位置から、3.8mmほど前進してカッタ50と干渉する。往復台30(クランプ機構34)がカッタ50と干渉する位置で、ワークW1の回転を急停止し、同時に往復台30を高推力で前進させる(ワークW1,W2の圧接面にアプセット推力を付加する)ことで、図8(b)に示すように、往復台30(ワークW2)およびカッタ50がさらに2.2mmほど前進し、ワークW1とワークW2の接合部には、リング状のバリwが生じる。
即ち、摩擦圧接が終了したワーク接合体Wは、図7に示すように、その両端部が回転主軸22(のチャック機構24)と往復台30(のクランプ機構34)に把持されて、ドーナツ型カッタ50(の円孔50b1)を貫通した形態に保持されているが、カッタ50の回転主軸22側に位置する接合部の外周にはリング状のバリwが形成されている。また、図8(b)に示すように、バリwとカッタ50間δ2は0.7mm離間している。
次に、図9に示すように、油圧シリンダ40を駆動し、カッタ50が回転主軸22側に移動して、リング状のバリwを剪断する。
次いで、回転主軸22側のチャック機構24によるワーク接合体Wのチャックを解除し、図10に示すように、往復台30と一体にワーク接合体Wを回転主軸22から後退させて、ワーク接合体Wを回転主軸22(のワーク挿入穴H1)およびドーナツ型カッタ50から抜き出す。ワーク接合体Wがカッタ50(の円孔50b1)から抜き出る際に、リング状のバリwがワーク接合体Wから分離されて落下する。
ワーク接合体Wから分離されたバリwは、カッタ50の背面に沿って落下するが、円弧状シート部材51(51A,51B)は左右に離間しており、バリwが円弧状シート部材51に引っ掛かることなく、カッタ50の下方に配置されたトレイ(図示せず)に確実に落下する。
最後に、往復台30のクランプ機構34によるワーク接合体Wのクランプを解除し、往復台30のワーク挿入穴H2からワーク接合体Wを抜き出す。
このように本実施例のバリ取り装置は、主軸台20と往復台30との間に配置したドーナツ型カッタ50と、主軸台20のハウジング前端部に設けられたカッタ駆動手段である円環状の油圧シリンダ40で構成された非常に簡潔かつコンパクトなもので、バリ取り装置を組み込んだ摩擦圧接機全体もコンパクトで、大きな摩擦圧接機設置スペースをとられることもない。
また、ワークW1,W2同士を摩擦圧接した後、直ちにバリwを剪断除去できるので、ワーク同士の接合からバリ取りまでのサイクルタイムが著しく短縮される。
また、摩擦圧接直後の柔らかい状態のバリwを剪断除去するので、バリwを確実かつスムーズに除去できるとともに、バリwを除去したワーク接合部の表面も滑らかで、それだけ後処理も簡単になる。
図11は、本発明の第2の実施例である摩擦圧接機のバリ取り装置の要部縦断面図である。
前記した第1の実施例では、第2の棒状ワークW2の形状(軸部に比べて径の大きい傘部対応領域を有する形状)に対応して、往復台30の前端部に設けるワーク把持機構が、往復台30の側方からワーク挿入穴H2へのワークW2の出し入れが可能なクランプ機構34(クランプ爪35A,35B)で構成されているのに対し、この第2の実施例では、耐熱性に優れた金属材(SUH35)で構成した第2の棒状ワークW2’が、機械的強度に優れた金属材(SUH11)で構成した第1の棒状ワークW1とほぼ同じ形状である。
このため、往復台30Aの前端部に設けるワーク把持機構として、往復台30の前方からワーク挿入穴H2へのワークW2’の出し入れが可能な、主軸台20の回転主軸22の前端部に設けたワーク把持機構であるチャック機構24と同じ構造のチャック機構24Aが設けられている。
その他は、前記第1の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、重複した説明は省略する。
図12,13は、本発明の第3の実施例である摩擦圧接機のバリ取り装置の要部であるドーナツ型カッタを示し、図12(a)はドーナツ型カッタの正面図、図12(b)はカッタ本体の正面図、図13(a)はカッタホルダ台の縦断面図(図12(a)に示す線X1IIa−XIIIaに沿う断面図)、図13(b)はカッタホルダ台の水平断面図(図12(a)に示す線X1IIb−XIIIbに沿う断面図)、図13(c)は一部を破断して示すカッタホルダ台の斜視図である。
符号60は、ドーナツ型カッタを示し、カッタ60は、中央に大きな円孔63が設けられた、ほぼ円盤形状のカッタホルダ台62と、ホルダ台62内周のスライド溝66にバヨネット係合するカッタホルダ60aと、カッタホルダ60a中央の係合孔60a1にネジその他の固着手段によって固定されたカッタ本体60bで構成されている。カッタ本体60bの中央部には、バリを剪断するための円孔60b1が形成されている。
スライド溝66を形成するホルダ台62の円孔63の内周縁部には、ホルダ台62の背面と面一の背面側フランジ部64が形成され、ホルダ台62前面における円孔63を挟んだ左右両側には、背面側フランジ部64に対応する左右一対の前面側フランジ部65,65が形成されて、両フランジ部64,65間には、円孔63の内周に沿った左右一対の正面視円弧状のスライド溝66が形成されている。
一方、カッタホルダ60aの左右の側縁部60a2,60a2は、ホルダ台62のスライド溝66に係合する円弧状に形成され、その上下長さL3は、ホルダ台62の前面側フランジ部65,65形成領域65a,65aの幅L4よりも幾分短く形成されている。そして、図12(a)仮想線に示すように、カッタホルダ60aを縦長にして、ホルダ台62の前面側フランジ部65,65形成領域65a,65a間の背面側フランジ部64にその背面側が当接するようにして、カッタホルダ60aを時計回りに回動することで、カッタホルダ60aの側縁部60a1,60aがホルダ台62のスライド溝66,66にバヨネット係合して、カッタホルダ60aと円孔の周縁部とは面一となる。
符号67は、ホルダ台62の前面側フランジ部65の円孔65a1に圧入固定されて、スライド溝66内に突出する位置決めピンで、カッタホルダ60aの側縁端部60a3,60a3が位置決めピン67,67に当接することで、ホルダ台62対しカッタホルダ60aを周方向に位置決めできる。また、カッタホルダ60aが位置決めされると、ホルダ台62とカッタホルダ60aのそれぞれのボルト挿通孔68,69が整合するので、ホルダ台62側の孔68を介してボルト(図示せず)をカッタホルダ側の孔69に螺着することで、カッタホルダ60aをホルダ台62に固定一体化できる。
一方、カッタホルダ60aをホルダ台62から取り外すには、ボルト(図示せず)を外し、カッタホルダ60aを反時計回りに90度回動して、カッタホルダ60aの側縁部60a2,60a2のホルダ台62のスライド溝66,66との係合を外せば、カッタホルダ60aをホルダ台62から簡単に分離できる。
前記第1の実施例では、カッタ本体50を交換する場合、ピストン44からカッタホルダ60aを分離しなければならず、非常に面倒であるのに対し、本実施例では、ピストン44に連結されたホルダ台62に対してカッタホルダ60aを簡単に装脱着できるので、カッタ本体60bの交換が容易である。
なお、符号62a,62bは、ホルダ台62に形成した、固定ボルト52(図5参照)挿通用の孔、ガイドピン54(図5参照)の雄ねじ部挿通用の孔である。
また、図12(a)に示すように、背面側フランジ部64の正面視上側領域64aは、円弧状に延在しているが、背面側フランジ部64の正面視下側領域は、前面側フランジ部65,65形成領域65a,65aの対向側面65b,65bに対応する位置で切り欠かれて、カッタ本体60b(の円孔60b1)の背面側下方には、落下するバリwの障害となる部位がなく、バリ取り工程においてワーク接合体Wから分離されたバリwは、カッタ60の下方に配置されたトレイ(図示せず)に確実に落下するようになっている。
その他は、前記した第1の実施例と同様であり、同一の符号を付すことで、その重複した説明は省略する。
なお、前記した第1〜第3の実施例では、油圧シリンダ40のピストン44の前端部に連結されたドーナツ型カッタ50(60)は、前方から押圧されるとばね付勢力に抗して後退できるように構成されるとともに、第2の棒状ワークW2の突出代dは、摩擦圧接の際に往復台30の前端部(把持機構34)がカッタ50(60)と干渉(を押圧)する程度に短く設定されて、ワークW1,W2(W2’)を摩擦圧接する際にワーク接合部の軸線Lに対するブレを少なくするように構成されているが、ワークW1,W2(W2’)の摩擦圧接の際に往復台30の前端部(把持機構34)がカッタ50と干渉しないように、第2の棒状ワークW2の突出代dを所定の長さに設定して、カッタ50の回転主軸22側においてワークW1,W2(W2’)が摩擦圧接されるように構成してもよく、このような構成では、ピストン44の前端部に固定ボルトを介してカッタ50が固定された単純な構造でよい。即ち、往復台30に押されてカッタ50が軸線Lと平行に後退するという、複雑な構造が不要となる。
なお、前記した第1〜第3の実施例では、カッタ50を回転主軸22の軸線Lに沿って移動させるカッタ駆動手段が油圧シリンダ40で構成されているが、空気圧シリンダその他の流体圧シリンダで構成してもよい。
また、前記した第2の実施例では、機械的強度に優れた金属材(SUH11)で構成した第1の棒状ワークW1を回転主軸22側で把持し、耐熱性に優れた金属材(SUH35)で構成した第2の棒状ワークW2’を往復台30側で把持し、回転する第1の棒状ワークW1の端面に第2の棒状ワークW2の端面を押圧して両ワークW1,W2を摩擦圧接するように構成されているが、第1の棒状ワークW1を耐熱性に優れた金属材(SUH35)で構成し、第2の棒状ワークW2’を機械的強度に優れた金属材(SUH11)で構成し、回転するSUH35製の棒状ワークW2の端面にSUH11製の棒状ワークW2の端面を押圧して両ワークを摩擦圧接するように構成してもよい。
また、前記した実施例では、摩擦圧接する一対のワークの一方がSUH35で構成され、他方がSUH11で構成されているが、ワークW1,W2を構成する金属材は、これらに限るものではなく、摩擦圧接により接合できる金属材であれば、いかなる金属材で構成されていてもよい。
10 摩擦圧接機
12 架台フレーム20 主軸台
21 回転主軸のケーシング(主軸台のハウジング)
22 回転主軸
22a 回転主軸前端部
23 回転主軸駆動用のサーボモータ
H1 ワーク挿入穴
24 ワーク把持機構であるチャック機構
26 ストッパ
27 チャック本体
30 副軸である往復台
H1 ワーク挿入穴
31 リニアガイド
32 往復台駆動用のサーボモータ
33 ボールねじ
34 ワーク把持機構であるクランプ機構
35A,35B クランプ爪
H2 ワーク挿入穴
d 第2のワークの突出代
40 カッタ駆動手段である油圧シリンダ
44 円筒型ピストン
50,60 ドーナツ型カッタ
50b1,60b1 カッタの円孔
51(51A,51B) 円弧状シート部材
52 固定ボルト
54 ガイドピン
55 圧縮コイルスプリング
W1 第1の棒状ワーク
W2,W2’ 第2の棒状ワーク
W 棒状ワーク接合体
w リング状のバリ

Claims (5)

  1. 水平に配設された回転主軸と、前記回転主軸の前端部設けられ、第1の棒状ワークを該回転主軸と同軸状に把持する把持機構と、前記回転主軸の軸線に沿って接近離反方向に往復動作可能な副軸と、前記回転主軸の前端部と正対する前記副軸の前端部に設けられ、第2の棒状ワークを前記第1の棒状ワークと同軸状に把持する把持機構とを備え、前記回転主軸と一体に回転する第1の棒状ワークに対し前記副軸と一体に前記第2の棒状ワークを前進させて、回転する第1の棒状ワークの端面に第2の棒状ワークの端面を押圧して両ワークを摩擦圧接する摩擦圧接機において、
    前記第1,第2の棒状ワークは同一径に形成され、前記回転主軸に把持された第1の棒状ワークより離れた領域のうち前記回転主軸に対して前方の位置には、前記棒状ワークの外径より僅かに大きい内径を有し、前記回転主軸の軸線に沿って移動可能なドーナツ型カッタが設けられたことを特徴とする摩擦圧接機のバリ取り装置。
  2. 前記カッタの駆動手段は、前記回転主軸のケーシング前端部に設けられて、把持機構を内蔵する前記回転主軸の前端部を囲繞する円環型流体圧シリンダで構成されたことを特徴とする請求項1に記載の摩擦圧接機のバリ取り装置。
  3. 前記ドーナツ型カッタは、前記回転主軸に把持された第1の棒状ワークの前端部から、ワークを摩擦圧接する際に発生するバリと接触しない最短距離だけ離間するように配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の摩擦圧接機のバリ取り装置。
  4. 前記ドーナツ型カッタは、前記円環型流体圧シリンダを構成する筒型ピストンの前端部に、ガイドピンを介して軸方向に摺動可能に連結されるとともに、前記ピストンと前記カッタ間に介装されたばね部材により、ピストンから離間する方向にばね付勢されて、前記第1の棒状ワークに対し前記第2の棒状ワークが前進して摩擦圧接される際に、前記カッタが前記副軸の前端部に押圧されて後退するように構成されたことを特徴とする請求項2または3に記載の摩擦圧接機のバリ取り装置。
  5. 前記ドーナツ型カッタの内径Dは、前記棒状ワークの外径D’の約1.1倍(D≒1.1D’)に構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の摩擦圧接機のバリ取り装置。
JP2012545576A 2010-11-25 2010-11-25 摩擦圧接機のバリ取り装置 Active JP5390024B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/071052 WO2012070138A1 (ja) 2010-11-25 2010-11-25 摩擦圧接機のバリ取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5390024B2 true JP5390024B2 (ja) 2014-01-15
JPWO2012070138A1 JPWO2012070138A1 (ja) 2014-05-19

Family

ID=46145515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012545576A Active JP5390024B2 (ja) 2010-11-25 2010-11-25 摩擦圧接機のバリ取り装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8960524B2 (ja)
EP (1) EP2650075B1 (ja)
JP (1) JP5390024B2 (ja)
KR (1) KR101363007B1 (ja)
CN (1) CN103282154B (ja)
PL (1) PL2650075T3 (ja)
WO (1) WO2012070138A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101813549B1 (ko) * 2011-05-06 2018-01-02 삼성디스플레이 주식회사 분할 마스크와 그 분할 마스크를 포함한 마스크 프레임 조립체의 조립장치
JP2014094409A (ja) 2012-10-10 2014-05-22 Nippon Light Metal Co Ltd 伝熱板の製造方法及び摩擦攪拌接合方法
GB2514087B (en) * 2013-03-11 2018-01-24 Kuka Systems Uk Ltd Linear friction welding
GB2514086B (en) * 2013-03-11 2017-12-06 Kuka Systems Uk Ltd Linear friction welding
US9235206B2 (en) 2013-10-02 2016-01-12 Beneficial Photonics, Inc. Apparatus for finding a machine tool origin
CN103521831B (zh) * 2013-10-21 2016-06-08 济南沃德汽车零部件有限公司 气门飞边冲剪装置
DE202014105432U1 (de) * 2014-11-12 2016-01-25 Kuka Systems Gmbh Pressschweißvorrichtung
DE202014105434U1 (de) * 2014-11-12 2016-02-15 Kuka Systems Gmbh Pressschweißvorrichtung
DE202014105433U1 (de) * 2014-11-12 2016-02-15 Kuka Systems Gmbh Pressschweißvorrichtung
CN105127587B (zh) * 2015-09-29 2017-11-14 中国航空工业集团公司北京航空制造工程研究所 一种惯性摩擦焊接用夹持冲切夹具
CN107538129B (zh) * 2016-06-29 2020-06-23 中国航空制造技术研究院 一种回填式搅拌摩擦点焊焊后粘料分离装置
DE202016104224U1 (de) * 2016-08-01 2017-11-03 Kuka Industries Gmbh Reibschweißmaschine
CN107127244A (zh) * 2017-06-23 2017-09-05 苏州西岩机械技术有限公司 一种摩擦焊接飞边去除装置及摩擦焊接机
US10960500B2 (en) * 2017-10-13 2021-03-30 Taylor-Winfield Technologies, Inc. Friction welding head with two-piece clamping collet
CN109848705A (zh) * 2017-11-30 2019-06-07 惠州市博正兴实业有限公司 一种摩擦焊机床及其使用方法
US10661379B1 (en) * 2018-12-21 2020-05-26 Esab Ab Friction stir welding flash removal component
JP7261678B2 (ja) * 2019-07-04 2023-04-20 シチズン時計株式会社 工作機械及び加工方法
CN110539038B (zh) * 2019-09-19 2020-05-05 威博科技巨匠(深圳)有限公司 一种机械加工用的操作平台导轨生产装置
CN110919160B (zh) * 2019-10-31 2024-03-26 中国机械总院集团哈尔滨焊接研究所有限公司 轴向摩擦焊与线性摩擦焊过程中的加热装置及其加热方法
CN112247241B (zh) * 2020-10-06 2021-10-08 江苏松田电子科技有限公司 一种链条的机械自动化处理装置
CN114378372B (zh) * 2020-10-21 2023-01-20 航天科工惯性技术有限公司 壳体表面毛刺处理方法及装置
CN113246529B (zh) * 2021-05-14 2023-08-11 岳阳市泉通实业有限公司 一种包装箱印刷裁剪装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3438561A (en) * 1967-10-09 1969-04-15 Caterpillar Tractor Co Friction welding apparatus with shearing tool for removing flash formed during welding
GB1304413A (ja) * 1970-03-25 1973-01-24
US3662941A (en) * 1970-06-18 1972-05-16 North American Rockwell Apparatus for removing a weld upset
JPS4922364A (ja) * 1972-06-23 1974-02-27
US3853258A (en) * 1972-07-17 1974-12-10 Textron Inc Flash removal apparatus for a friction welding operation
JPS6466081A (en) * 1987-09-04 1989-03-13 Honda Motor Co Ltd Method and device for discriminating welding quality of friction welding
JPH01133691A (ja) * 1987-11-18 1989-05-25 Chiyoda Corp 摩擦圧接機
JPH0297983U (ja) * 1989-01-24 1990-08-03
JPH0683176U (ja) * 1993-02-24 1994-11-29 株式会社ユニシアジェックス バリ除去装置
JPH0726078U (ja) * 1993-10-04 1995-05-16 フジオーゼックス株式会社 摩擦溶接機における切削切粉の飛散防止装置
JP4048290B2 (ja) 1997-11-19 2008-02-20 株式会社豊田自動織機 摩擦圧接機のばり取り装置
JP2003311437A (ja) 2002-04-19 2003-11-05 Fuji Oozx Inc 摩擦溶接装置
JP2005279713A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Hakusan Mfg Co Ltd 押抜刃の開閉機構、並びに押抜刃ユニットの着脱機構
GB0712225D0 (en) * 2007-06-23 2007-08-01 Rolls Royce Plc Welding enclosure

Also Published As

Publication number Publication date
PL2650075T3 (pl) 2022-05-09
EP2650075A1 (en) 2013-10-16
US20130221070A1 (en) 2013-08-29
JPWO2012070138A1 (ja) 2014-05-19
CN103282154B (zh) 2015-04-01
US8960524B2 (en) 2015-02-24
CN103282154A (zh) 2013-09-04
WO2012070138A1 (ja) 2012-05-31
EP2650075A4 (en) 2015-01-07
EP2650075B1 (en) 2022-01-19
KR101363007B1 (ko) 2014-02-13
KR20130103534A (ko) 2013-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5390024B2 (ja) 摩擦圧接機のバリ取り装置
WO2019102808A1 (ja) 摩擦圧接方法及び工作機械
JP5061087B2 (ja) ばり取り装置付き摩擦圧接機と該ばり取り装置付き摩擦圧接機のばり取り方法
US3838807A (en) Friction welding machine
KR100302823B1 (ko) 마찰압접기의버르제거장치
JP2002346866A (ja) 複合加工装置
KR101912081B1 (ko) 머시닝센터의 팔레트 클램핑 장치
TWI421140B (zh) 摩擦壓接機的去毛邊裝置
JP6832080B2 (ja) フェースクランプチャック装置
JP2014100776A (ja) フェイスクランプチャックおよび工作機械
CN210188532U (zh) 用于管类零件定位的通用夹具
JP7015149B2 (ja) チャック装置
CN107738128B (zh) 一种连杆精镗孔夹具
JP4244503B2 (ja) 工作機械
JP6767779B2 (ja) チャック装置及びワークチャック方法
CN113245787B (zh) 一种管叉的加工工艺
JP3222378B2 (ja) 工具ホルダ
CN216803001U (zh) 一种凸轮轴磨削加工快速定位装夹辅助机构
JPH0523873A (ja) 摩擦圧接装置
TWI511812B (zh) 用以製造設有導通孔之成形部件的方法
JP2007245304A (ja) 軸状工作物の製造方法
SU297447A1 (ru) Машина для сварки трением
JP6702130B2 (ja) 円筒状部材の製造方法
JP4483272B2 (ja) ワーク押付工具
SU1061961A1 (ru) Машина дл сварки трением

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5390024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250