JPH0726078U - 摩擦溶接機における切削切粉の飛散防止装置 - Google Patents

摩擦溶接機における切削切粉の飛散防止装置

Info

Publication number
JPH0726078U
JPH0726078U JP5369593U JP5369593U JPH0726078U JP H0726078 U JPH0726078 U JP H0726078U JP 5369593 U JP5369593 U JP 5369593U JP 5369593 U JP5369593 U JP 5369593U JP H0726078 U JPH0726078 U JP H0726078U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
friction welding
cutting
welding machine
air cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5369593U
Other languages
English (en)
Inventor
隆 大内山
明 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oozx Inc filed Critical Fuji Oozx Inc
Priority to JP5369593U priority Critical patent/JPH0726078U/ja
Publication of JPH0726078U publication Critical patent/JPH0726078U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸棒状のワークの端部同士の摩擦溶接時に生
じたばりをバイトにより切除する際、高温の切粉が作業
者に向かって飛散することを防止する。 【構成】 摩擦溶接装置における主軸台6の側面に、エ
アーシリンダ14により軸方向に往復移動するカバー12
を、バイト4の昇降に同期してエアーシリンダ14を作動
させることにより、ばり切除時のみ溶接部の側方を覆う
ように設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、同軸をなす丸棒状ワークの端部同士を、摩擦溶接機により接合した のち、接合部に生じたばりをバイトにより切除するに際し、高温の切粉が外側方 に飛散するのを防止するようにした飛散防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえばエンジンバルブ(1)の中には、オーステナイト系の耐熱鋼を傘部側に 、マルテンサイト系の耐熱鋼を軸部側に使用した軸溶接弁がある。この双方の接 合には、通常、摩擦溶接機が用いられる。
【0003】 摩擦溶接機により軸同士を接合すると、図6に示すように、軸(1b)(1c)の接合 部に環状のばり(2)が発生するので、溶接直後において刃物台(3)に把持したバ イト(4)によりばり(2)を切除するが、この時高温の切粉が摩擦溶接機の外側方 に飛散する。従来は、切粉の飛散防止対策を何ら講じていなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記高温の切粉が作業者に当たるのを防止するため、切粉の切削部を覆うカバ ーを装着することも考えられるが、単なる固定カバーでは、ワーク(1)のチャッ クよりの着脱やバイト(3)の交換、あるいは溶接状況をチェックする際等に、カ バーが邪魔になって作業性が低下する。 本考案は、作業性を低下させることなく切粉の外側方への飛散を確実に防止し うるようにした飛散防止装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、丸棒状ワークの軸端同士を接合する摩擦 溶接装置の主軸台の側面に、溶接時に生じるばりを切除するバイトの昇降に同期 して軸方向に往復移動し、ばり切除時のみ溶接位置の側方の開口部を覆うカバー を、駆動手段に連係して設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案の装置は、溶接部に生じたばりの切除時のみ、カバーが自動的に溶接部 の側方を覆って切粉の飛散を防止し、ばり切除後は直ちに側方に退避するので、 バイトの交換等の妨げとなることはない。
【0007】
【実施例】
図1〜図4において、摩擦溶接装置の基台(5)上に立設した主軸台(6)には、 図1の右方を向く(以下左右方向は図面についていう)回転チャック(7)が枢設さ れている。回転チャック(7)には、エンジンバルブ(1)の傘部(1a)が把持され、 傘部(1a)に連設された短寸の軸部(1c)は、回転チャック(7)より右方に突出して いる。
【0008】 基台(5)における回転チャック(7)の右方に敷設した左右方向を向く案内レー ル(8)には、移動台(9)が載置され、移動台(9)に設けた左方を向く固定チャッ ク(10)には、軸部(1c)と同軸をなす軸部(1b)が把持されている。
【0009】 軸部(1c)の端部上方に昇降自在に設けた刃物台(3)の下面には、バイト(4)が 垂設されている。 基台(5)における回転チャック(7)の前方には、左右方向を向くU字溝状の支 持レール(11)が敷設され、支持レール(11)には、回転チャック(7)と主軸台
(6) の右部前面を囲むように屈曲するカバー(12)の下端が、左右方向に摺動自在
に嵌 合している。図4に示す(12a)は防塵カバーである。
【0010】 カバー(12)の前面左端中央に前向突設した突片(13)には、主軸台(6)の前面に 右方に向けて固設した復動式のエアーシリンダ(14)のピストン杆(14a)の先端が 係着され、カバー(12)はエアーシリンダ(14)の伸縮により左右方向に移動する。
【0011】 エアーシリンダ(14)両端の圧縮空気供給管(15)は、図5に示すように、左方の 第1電磁弁(16)と右方の第2電磁弁(17)を介して圧縮空気源(図示省略)に接続さ れている。両電磁弁(16)(17)への給電コード(18)(19)は、刃物台(3)の昇降を検 知するマイクロスイッチ又はフォトセンサ(図示省略)に接続され、両電磁弁(16) (17)は、刃物台(3)の昇降と同期して交互に開閉し、エアーシリンダ(14)を伸縮 させる。
【0012】 上述の本考案装置は、図1に示す待機時において、移動台(9)は右限に位置す るとともに、刃物台(3)は上限に位置し、かつカバー(12)が左限に位置すること により、溶接位置の側方は開放されている。
【0013】 この状態で、両チャック(7)(10)にそれぞれエンジンバルブ(1)の傘部(1a)と 軸部(1b)を把持して、制御盤(図示省略)の操作により、回転チャック(7)を高速 で回転させつつ、移動台(9)とともに固定チャック(10)を、軸部(1b)(1c)の端面 同士が溶接するまで左進させれば、図2に示すように、両軸部(1b)(1c)は摩擦熱 により溶着される。
【0014】 ついで図3に示すように、溶接部に生じたばり(2)を切除すべく刃物台(3)を 下降させると、それに同期してエアーシリンダ(14)が伸長し、カバー(12)が右方 に突出して溶接部の側方を覆う。これにより、ばり(2)を切除する際に発生する 高温の切粉は、カバー(12)により側方へ飛散するのが防止される。
【0015】 最後に制御盤の操作により、ばり(2)の切除の終った刃物台(3)を上昇させれ ば、これと同期してエアーシリンダ(14)が短縮し、カバー(12)が左限まで移動し て待機位置に復帰する。
【0016】 なお、カバー(12)は、下方が案内レール(8)に支持されて摺動するので、エア ーシリンダ(14)のピストン杆(14a)に曲げ荷重が作用することはない。また、図 示を省略したが、カバー(12)の上下の端縁を、支持レール(11)に類似する簡単な レールをもって支持すれば、カバー(12)を安定して移動させることができる。 さらに、カバー(12)の下端に小形のローラを枢設すれば、カバー(12)はより円 滑に走行する。
【0017】
【考案の効果】
本考案の装置によれば、溶接部のばり切除時のみ、カバーが自動的に溶接部の 側方を覆うべく移動して、切粉の飛散を防止し、ばり切除後は直ちに側方に避退 するので、バイトの交換や接合部の点検等の邪魔にならず、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した摩擦溶接装置の待機時の要部
の側面図である。
【図2】同じく溶接時の要部の側面図である。
【図3】同じくばり切除時の要部の側面図である。
【図4】図3のA−A線矢視図である。
【図5】カバーを移動させるエアーシリンダの駆動経路
の略示図である。
【図6】摩擦溶接したワークのばりとばり切除用バイト
を示す拡大正面図である。
【符号の説明】
(1)エンジンバルブ (1a)傘部 (1b)(1c)軸部 (2)ばり (3)刃物台 (4)バイト (5)基台 (6)主軸台 (7)回転チャック (8)案内レール (9)移動台 (10)固定チャッ
ク (11)支持レール (12)カバー (12a)防塵カバー (13)突片 (14)エアーシリンダ (14a)ピストン
杆 (15)圧縮空気供給管 (16)第1電磁弁 (17)第2電磁弁 (18)(19)給電コ
ード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸棒状ワークの軸端同士を接合する摩擦
    溶接装置の主軸台の側面に、溶接時に生じるばりを切除
    するバイトの昇降に同期して軸方向に往復移動し、ばり
    切除時のみ溶接位置の側方の開口部を覆うカバーを、駆
    動手段に連係して設けたことを特徴とする摩擦溶接機に
    おける切削切粉の飛散防止装置。
JP5369593U 1993-10-04 1993-10-04 摩擦溶接機における切削切粉の飛散防止装置 Pending JPH0726078U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5369593U JPH0726078U (ja) 1993-10-04 1993-10-04 摩擦溶接機における切削切粉の飛散防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5369593U JPH0726078U (ja) 1993-10-04 1993-10-04 摩擦溶接機における切削切粉の飛散防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0726078U true JPH0726078U (ja) 1995-05-16

Family

ID=12949955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5369593U Pending JPH0726078U (ja) 1993-10-04 1993-10-04 摩擦溶接機における切削切粉の飛散防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0726078U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012070138A1 (ja) * 2010-11-25 2012-05-31 日鍛バルブ株式会社 摩擦圧接機のバリ取り装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012070138A1 (ja) * 2010-11-25 2012-05-31 日鍛バルブ株式会社 摩擦圧接機のバリ取り装置
US8960524B2 (en) 2010-11-25 2015-02-24 Nittan Valve Co., Ltd. Burring apparatus for friction welding machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8109428B2 (en) Method of and apparatus for splicing metal strips
CN105710479B (zh) 一种油冷器机器人自动火焰钎焊机
KR102196697B1 (ko) 다관절 로봇팔을 이용한 h형 강재빔 전용 플라즈마 절단가공기
CN103447721B (zh) 一种全自动点焊设备
CN203266103U (zh) 一种钢管机器人焊接装置
KR20130021565A (ko) 대형관 타입의 파이프 자동 용접 시스템
CN203091928U (zh) 一种两工位三轴回转型布局焊接单元
CN109015711A (zh) 一种多功能机器人及智能化生产线
CN210789081U (zh) 一种空气锤用工作台
CN203973003U (zh) 一种自动锡焊系统
CN207695894U (zh) 一种立式自动焊接机
JPH0726078U (ja) 摩擦溶接機における切削切粉の飛散防止装置
CN204747903U (zh) 一种用于焊接件的旋转升降装置
CN206474786U (zh) 一种移动式自动焊接机
CN217433333U (zh) 一种换热器管板焊接设备
CN206998177U (zh) 一种伺服翻转变位装置
CN217167133U (zh) 一种回转工件自动焊接装置
CN212420309U (zh) 一种建筑暖通管道焊接用夹具
CN205386682U (zh) 钢结构连接片焊接工作台
CN210413305U (zh) 一种电机轴焊接机构
CN108655625B (zh) 一种高效焊接机器人
CN106181040B (zh) 一种使用圆周面自动焊接装置的焊接方法
CN205834544U (zh) 一种大紧索具弯臂叉自动焊接机
CN214291547U (zh) 一种电动焊接机器手
CN217618571U (zh) 一种用于三棱柱工件的自动焊接装置