JP5389689B2 - 物件情報管理システム、物件情報管理方法及び物件情報管理プログラム - Google Patents
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Description
ける住宅ローンの対象となる住宅に関する物件情報を有効活用するために、物件情報を一元的に管理する物件情報管理システム、物件情報管理方法及び物件情報管理プログラムを提供することにある。
録されているかどうかを確認する段階と、既に同一物件が登録されている場合には、この物件の物件識別子と事業者識別子とを関連付けて物件情報記憶手段に登録し、同一物件が登録されていない場合には、この物件を特定するための物件識別子を生成し、事業者識別子と関連付けて前記物件情報記憶手段に登録する段階と、物件と事業者とを特定するためのユニーク識別子を付与して、前記クライアント装置に提供する段階と、融資を行なう金融機関システムから前記ユニーク識別子を取得した場合には、このユニーク識別子を用いて物件情報及び事業者識別子を前記物件情報記憶手段から抽出し、前記金融機関システムに提供する段階とを実行することを要旨とする。
請求項1又は6、7に記載の発明によれば、制御手段が、クライアント装置から新規登録物件の物件情報を含めた登録申請を取得する。そして、登録申請に含まれる物件情報に基いて、物件情報記憶手段において新規登録物件と同一物件が既に登録されているかどうかを確認する。ここで、既に同一物件が登録されている場合には、この物件の物件識別子と事業者識別子とを関連付けて物件情報記憶手段に登録する。一方、同一物件が登録されていない場合には、この物件を特定するための物件識別子を生成し、事業者識別子と関連付けて物件情報記憶手段に登録する。そして、物件と事業者とを特定するためのユニーク識別子を付与して、クライアント装置に提供する。融資を行なう金融機関システムからユニーク識別子を取得した場合には、このユニーク識別子を用いて物件情報及び事業者識別子を物件情報記憶手段から抽出し、金融機関システムに提供する。これにより、ユニーク識別子を用いて、物件と事業者とを特定することができる。金融機関においては、物件情報記憶手段に蓄積された物件情報を利用して融資可否の審査を迅速かつ効率的に行なうことができる。
業者識別子を物件情報記憶手段から抽出する。そして、このユニーク識別子に関連付けられた事業者以外の事業者のクライアント装置に対して、ステータスの更新通知を送信する。これにより、他の事業者において、取引の進捗があった場合にも物件の状況を把握することができる。
録したり、登録されている物件情報を購入希望者や金融機関に提供したりするための各種処理等を行なう。制御部21は、制御手段としてのCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(物件登録段階、物件情報管理段階、物件情報提供段階等の各処理)を行なう。このための物件情報管理プログラムを実行することにより、制御部21は、図1に示すように、物件情報登録手段211、物件情報管理手段212、物件情報提供手段213等として機能する。
物件情報提供手段213は、購入希望者や金融機関からの要求に基づいて物件情報を提供する処理を実行する。
物件管理コードデータ領域には、各物件を特定するための識別子に関するデータが記録される。
所在位置データ領域には、この物件の所在地(緯度・経度)に関するデータが記録される。
属性項目データ領域には、この物件についての属性(例えば、市街化調整地域)に関するデータが記録される。
宅建シリアルコードデータ領域には、販売者や仲介者による物件の販売を特定するための識別子(ユニーク識別子)に関するデータが記録される。この宅建シリアルコードは、物件管理コードと、各販売者や仲介者を特定するための会員コードとに対して、所定の変換ルールを適用することにより生成される。また、この変換ルールを用いることにより、宅建シリアルコードを物件管理コード及び会員コードに展開することができる。
ステータスデータ領域には、この販売者や仲介者による物件の販売状況を特定するためのフラグが記録される。本実施形態では、ステータスとして「審査」、「ローン実行」を示すフラグを記録する。
更新月日データ領域には、このレコードのステータスが更新された年月日に関するデータが記録される。
評価額データ領域には、この物件の評価額に関するデータが記録される。
評価取得月日データ領域には、この評価額を取得した年月日に関するデータが記録される。
宅建シリアルコードデータ領域には、販売者や仲介者による物件の販売を特定するための識別子に関するデータが記録される。
地番データ領域には、この物件についての公図を特定するための地番に関するデータが記録される。
、路線価格が設定された地図イメージ及び取得年月日に関するデータを含んで構成される。
取得年月日データ領域には、この地図イメージの取得年月日に関するデータが記録される。これにより、物件が登録された時点の路線価格を特定することができる。
会員名データ領域には、この会員の名称に関するデータが記録される。
評価データ領域には、評価額の補正率に関するデータが記録される。この補正率は、この会員の財務状況や、この会員が行なった取引についての評価に基づいて算出される。
(物件申請処理)
まず、物件申請処理について、図4に従って説明する。
S1−3)。具体的には、クライアント端末10は、物件管理サーバ20から宅建シリアルコードを取得し、表示部に出力する。
そして、会員が広告媒体(例えば、ホームページや新聞、雑誌、パンフレット等)に物件の紹介を掲載する場合には、取得した宅建シリアルコードを記載する。
住宅の購入希望者が住宅ローンを利用する場合には、広告媒体に掲載された宅建シリアルコードを指定して金融機関に審査依頼を行なう。
)。具体的には、クライアント端末10は、物件管理サーバ20から取得した進捗情報を出力する。これにより、販売者や仲介者自身が取り扱っている物件について、他の会員による状況変化を把握することができる。
次に、ステップS1−2における登録処理を、図5を用いて説明する。
まず、物件管理サーバ20の制御部21は、登録申請の受付処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部21の物件情報登録手段211は、クライアント端末10から物件登録申請を受信する。
(ステップS2−9)。具体的には、制御部21の物件情報登録手段211は、物件管理コードと会員コードとに対して変換ルールを適用し、宅建シリアルコードを生成する。
次に、購入希望物件について、ステップS1−4における住宅ローンの利用可否の審査を行なう場合の処理を、図6に従って説明する。
アルコードの入力欄が設けられている。
憶部22に登録された個別レコード222のステータスデータ領域に「審査」フラグを記録し、更新月日データ領域に現在月日を記録する。
次に、物件情報の有効性管理を、図7に従って説明する。
ここでは、物件管理サーバ20の制御部21は、ローン実行済以外の物件の抽出処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には、制御部21の物件情報管理手段212は、物件管理データ記憶部22に記録されている個別レコード222においてステータスデータ領域に「ローン実行」フラグが記録されていない物件を抽出する。
ここでは、物件管理サーバ20の制御部21は、物件の取引情報の取得処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、制御部21の物件情報管理手段212は、物件管理データ記憶部22から、処理対象物件の基本レコード221に関連付けられた個別レコード222のステータスを取得する。
を実行する(ステップS4−3)。具体的には、制御部21の物件情報管理手段212は、取得した個別レコード222の中に「審査」フラグが記録されたレコードがあるかどうかを確認する。
また、「審査」フラグが記録された個別レコード222が登録されており、審査着手済みの場合(ステップS4−3において「YES」の場合)、物件管理サーバ20の制御部21は、審査着手から基準期間以上が経過しているかどうかについての判定処理を実行する(ステップS4−7)。具体的には、制御部21の物件情報管理手段212は、この個別レコード222から更新月日を取得し、この更新月日からの経過日数を算出する。そして、物件情報管理手段212は、算出した経過日数と確認基準日数とを比較する。
以上の処理を、ローンが実行されていない物件について繰り返す。
(1)本実施形態においては、会員(販売者や仲介者)が新たな物件を取り扱う場合、物件登録申請処理を実行する(ステップS1−1)。物件登録申請を受信した物件管理サーバ20の制御部21は、登録処理を実行する(ステップS1−2)。そして、クライアント端末10は、宅建シリアルコードの取得処理を実行する(ステップS1−3)。この宅建シリアルコードを用いることにより、住宅の購入希望者や金融機関は物件について登録された各種情報を効率的に入手することができる。住宅を購入する手続毎に必要書類等を準備する必要がなく、効率的に住宅の売買を行なうことができる。
されており、審査着手済みの場合(ステップS4−3において「YES」の場合)、物件管理サーバ20の制御部21は、審査着手から基準期間以上が経過しているかどうかについての判定処理を実行する(ステップS4−7)。そして、経過日数が確認基準日数を超えている場合(ステップS4−7において「YES」の場合)には、物件管理サーバ20の制御部21は、会員に対して進捗状況のリセット打診処理を実行する(ステップS4−8)。審査着手から長期間、放置されている場合には、取引が成立しなかったり、ステータスの更新を忘れていたりする可能性がある。そこで、注意喚起を行なうことにより、物件情報の有効性を維持することができる。
・ 上記実施形態では、インターネットに接続された会員のクライアント端末10を用いて物件情報の登録を行なったが、物件情報の登録に用いるクライアント装置は、これに限定されるものではない。例えば、クライアント装置として、住宅販売者や仲介者が、取り扱う物件を管理するためのコンピュータシステムと連携させるようにしてもよい。この場合、取引に進捗があった場合、コンピュータシステムから進捗情報を取得して、物件管理サーバ20においてステータスを更新することができる。
Claims (7)
- 住宅物件の売買を行なう事業者が利用するクライアント装置と、融資を管理する金融機関システムとに接続される制御手段と、
ユニーク識別子に関連付けて物件情報及び売買情報を記憶する物件情報記憶手段とを備えた物件情報管理システムであって、
前記制御手段が、
前記クライアント装置から新規登録物件の物件情報を含めた登録申請を取得する手段と、
前記登録申請に含まれる物件情報に基いて、前記物件情報記憶手段において前記新規登録物件と同一物件が既に登録されているかどうかを確認する手段と、
既に同一物件が登録されている場合には、この物件の物件識別子と事業者識別子とを関連付けて物件情報記憶手段に登録し、
同一物件が登録されていない場合には、この物件を特定するための物件識別子を生成し、事業者識別子と関連付けて前記物件情報記憶手段に登録する手段と、
物件と事業者とを特定するためのユニーク識別子を付与して、前記クライアント装置に提供する手段と、
融資を行なう金融機関システムから前記ユニーク識別子を取得した場合には、このユニーク識別子を用いて物件情報及び事業者識別子を前記物件情報記憶手段から抽出し、前記金融機関システムに提供する手段と
を備えたことを特徴とする物件情報管理システム。 - 前記物件情報管理システムは、物件の購入希望者のクライアント装置に接続されており、
前記制御手段は、物件の購入希望者のクライアント装置からユニーク識別子を取得した場合には、前記ユニーク識別子を用いて、前記物件情報記憶手段に登録された物件情報を、購入希望者のクライアント装置に対して提供することを特徴とする請求項1に記載の物件情報管理システム。 - 前記制御手段は、新規登録物件の登録申請において、物件が所在する緯度経度情報を取得し、この緯度経度を用いて同一物件を検索することを特徴とする請求項1又は2に記載の物件情報管理システム。
- 前記制御手段は、
事業者が利用するクライアント装置から登録物件のユニーク識別子を取得した場合、前記ユニーク識別子に基づいて物件識別子及び事業者識別子を前記物件情報記憶手段から抽出し、
このユニーク識別子に関連付けられた事業者以外の事業者のクライアント装置に対して、ステータスの更新通知を送信する手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の物件情報管理システム。 - 前記制御手段は、
新規登録物件の物件関連情報を取得した場合、前記物件関連情報の有効期限を算出して、前記物件情報記憶手段に前記物件関連情報及び前記有効期限を登録し、
前記物件情報記憶手段において、登録申請において取得した物件関連情報の有効期限を特定し、
前記有効期限までの残存期間が基準値以下の場合には、事業者に対してアラームを送信する手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の物件情報管理システム。 - 住宅物件の売買を行なう事業者が利用するクライアント装置と、融資を管理する金融機関システムとに接続される制御手段と、
ユニーク識別子に関連付けて物件情報及び売買情報を記憶する物件情報記憶手段とを備えた物件情報管理システムを用いて物件情報を管理する方法であって、
前記制御手段が、
前記クライアント装置から新規登録物件の物件情報を含めた登録申請を取得する段階と、
前記登録申請に含まれる物件情報に基いて、前記物件情報記憶手段において前記新規登録物件と同一物件が既に登録されているかどうかを確認する段階と、
既に同一物件が登録されている場合には、この物件の物件識別子と事業者識別子とを関連付けて物件情報記憶手段に登録し、
同一物件が登録されていない場合には、この物件を特定するための物件識別子を生成し、事業者識別子と関連付けて前記物件情報記憶手段に登録する段階と、
物件と事業者とを特定するためのユニーク識別子を付与して、前記クライアント装置に提供する段階と、
融資を行なう金融機関システムから前記ユニーク識別子を取得した場合には、このユニーク識別子を用いて物件情報及び事業者識別子を前記物件情報記憶手段から抽出し、前記金融機関システムに提供する段階と
を実行することを特徴とする物件情報管理方法。 - 住宅物件の売買を行なう事業者が利用するクライアント装置と、融資を管理する金融機関システムとに接続される制御手段と、
ユニーク識別子に関連付けて物件情報及び売買情報を記憶する物件情報記憶手段とを備えた物件情報管理システムを用いて物件情報を管理するプログラムであって、
前記制御手段を、
前記クライアント装置から新規登録物件の物件情報を含めた登録申請を取得する手段、
前記登録申請に含まれる物件情報に基いて、前記物件情報記憶手段において前記新規登録物件と同一物件が既に登録されているかどうかを確認する手段、
既に同一物件が登録されている場合には、この物件の物件識別子と事業者識別子とを関連付けて物件情報記憶手段に登録し、
同一物件が登録されていない場合には、この物件を特定するための物件識別子を生成し、事業者識別子と関連付けて前記物件情報記憶手段に登録する手段、
物件と事業者とを特定するためのユニーク識別子を付与して、前記クライアント装置に提供する手段、
融資を行なう金融機関システムから前記ユニーク識別子を取得した場合には、このユニーク識別子を用いて物件情報及び事業者識別子を前記物件情報記憶手段から抽出し、前記金融機関システムに提供する手段
として機能させることを特徴とする物件情報管理プログラム。
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