JP5388705B2 - 運転診断装置および運転診断方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ドライバの運転の診断を行う運転診断装置に関する。
従来から、自動車の運転診断を行う方法が提案されている。例えば、特許文献1には、走行場所や条件に影響されることなく、公平な安全運転診断を行うことができる発明が記載されている。
特許文献1に記載された運転診断装置は、カーナビゲーション装置から車両の挙動データを受信し、受信した挙動データから車両の走行属性(自由走行/追従走行)を判断する。運転診断装置は、挙動データに基づく時系列情報から加速度分布を求め、当該加速度分布を統計処理して自由走行または追従走行の走行属性毎に、運転診断を行う。
特開2006−243856号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載されたような従来の運転診断装置は、車両の挙動データのみから運転の診断を行うため、ドライバの運転における潜在的な危険を見逃してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、上記背景に鑑み、適切に運転診断を行なえる装置を提供することを目的とする。
本発明の運転診断装置は、車両に搭載された車載装置から、運転中のドライバのワークロードのデータと、そのワークロードのデータを取得したときに走行していた道路区間を特定するデータとを受信するワークロードデータ受信部と、複数の車載装置から受信したワークロードのデータに基づいて、各道路区間におけるワークロードの基準データを求める基準データ算出部と、診断対象の車両の車載装置から受信したワークロードのデータと前記基準データとを比較することにより、診断対象の車両のドライバの運転を診断する運転診断部とを備える。
このようにワークロードの基準データと診断対象のドライバにかかったワークロードとを比較することにより、ドライバが余裕を持って運転をしているか否かを診断できる。なお、基準データとは、各道路区間のワークロードにおいて一般的なドライバにかかるワークロードを表す値であり、例えば、複数のドライバのワークロードのデータの平均値、中央値、最頻値を用いることができる。ただし、基準データは、これらに限定されるものではない。
本発明の運転診断装置は、前記ワークロードのデータは、運転に起因する運転負荷のデータと運転以外に起因する非運転負荷のデータを含み、前記運転診断部は、ワークロードに対する非運転負荷の割合を求めてもよい。
このようにワークロードを構成する運転負荷と非運転負荷と分析することにより、ワークロードが高くなる原因を突き止めることができる。
本発明の運転診断装置は、前記運転診断部での診断結果を、前記診断対象の車両の車載装置に送信する診断結果送信部を備えてもよい。
これにより、車載装置にて診断結果を確認することができる。なお、診断結果は、ワークロードの値が所定の条件を満たす場合に、警告として送信してもよい。
本発明の運転診断装置は、道路区間を識別する識別子とその道路区間におけるワークロードの前記基準データとを関連付けた区間別基準データを記憶した区間別基準データ記憶部と、前記区間別基準データを前記車載装置に送信する区間別基準データ送信部とを備えてもよい。
このように車載装置に区間別基準データを送信することにより、車載装置が、ワークロードと基準データとを比較して運転診断を行うことが可能となる。
本発明の運転診断装置は、道路区間を識別する識別子とその道路区間におけるワークロードの前記基準データとを関連付けた区間別基準データを記憶した区間別基準データ記憶部と、車載装置から、出発地および目的地を示すデータを受信する探索条件データ受信部と、前記区間別基準データ記憶部に記憶された基準データを経路コストとして用いて、前記出発地から目的地までの経路探索を行う経路探索部と、前記経路探索部により求めた経路を示すデータを前記車載装置に送信する経路データ送信部とを備えてもよい。
この構成により、ワークロードの小さい経路、すなわちドライバが余裕を持って運転できる経路を探索することができる。
本発明の運転診断装置は、車両に搭載された車載装置から、運転中のドライバのワークロードのデータと、そのワークロードのデータを取得したときに走行していた道路区間を特定するデータを受信するワークロードデータ受信部と、複数の車両から受信したワークロードのデータに基づいて、各道路区間におけるワークロードの基準データを求める基準データ算出部と、道路区間を識別する識別子とその道路区間におけるワークロードの前記基準データとを関連付けた区間別基準データを記憶した区間別基準データ記憶部と、前記区間別基準データを前記車載装置に送信する区間別基準データ送信部とを備えてもよい。
このように車載装置に区間別基準データを送信することにより、車載装置が、ワークロードと基準データとを比較して運転診断を行うことが可能となる。
本発明の経路探索装置は、車両に搭載された車載装置から、運転中のドライバのワークロードのデータと、そのワークロードのデータを取得したときに走行していた道路区間を特定するデータを受信するワークロードデータ受信部と、複数の車両から受信したワークロードのデータに基づいて、各道路区間におけるワークロードの基準データを求める基準データ算出部と、道路区間を識別する識別子とその道路区間におけるワークロードの前記基準データとを関連付けた区間別基準データを記憶した区間別基準データ記憶部と、車載装置から、出発地および目的地を示すデータを受信する探索条件データ受信部と、前記区間別基準データ記憶部に記憶された基準データを経路コストとして用いて、前記出発地から前記目的地までの経路探索を行う経路探索部と、前記経路探索部により求めた経路を示すデータを前記車載装置に送信する経路データ送信部とを備える。
本発明の車載装置は、道路区間毎に複数のドライバのワークロードに基づいて生成されたワークロードの基準データとその道路区間を識別する識別子とを関連付けて記憶した区間別基準データ記憶部と、運転中のドライバのワークロードを測定するワークロード測定部と、ワークロードを測定したときの車両の現在位置を検出する位置検出部と、前記車両の現在位置から道路区間を識別する識別子を求める道路区間識別子算出部と、ワークロードデータと、前記識別子に対応する道路区間における基準データとを比較することにより、診断対象の車両のドライバの運転を診断する運転診断部とを備える。
このようにワークロードの基準データと測定されたワークロードとを比較することにより、ドライバが余裕のある運転をしているか否かを診断できる。
本発明の車載装置は、道路区間毎に複数のドライバのワークロードに基づいて生成されたワークロードの基準データとその道路区間を識別する識別子とを関連付けて記憶した区間別基準データ記憶部と、出発地および目的地を設定する探索条件設定部と、前記区間別基準データ記憶部に記憶された基準データを経路コストとして用いて、前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索部とを備える。
この構成により、ワークロードの小さい経路、すなわちドライバが余裕を持って運転できる経路を探索することができる。
本発明の運転診断システムは、車両に搭載された車載装置と、前記車載装置にて取得したワークロードに基づいて運転診断を行う運転診断装置とを備え、前記車載装置は、車両の現在位置を検出する位置検出部と、運転中のドライバのワークロードを測定するワークロード測定部と、前記ワークロードのデータとそのワークロードのデータを取得したときの車両の位置データとを送信する送信部とを備え、前記運転診断装置は、前記ワークロードのデータとそのワークロードのデータを取得したときの車両の位置データとを受信するワークロードデータ受信部と、前記車両の位置データから道路区間を識別する識別子を求める道路区間識別子算出部と、複数の車載装置から受信したワークロードのデータに基づいて、各道路区間におけるワークロードの基準データを求める基準データ算出部と、診断対象の車両の車載装置から受信したワークロードのデータと前記基準データとを比較することにより、診断対象の車両のドライバの運転を診断する運転診断部とを備える。
本発明の運転診断方法は、車両に搭載された車載装置から取得した運転中のドライバのワークロードのデータに基づいて、運転診断装置がドライバの運転診断を行う方法であって、前記運転診断装置が、前記ワークロードのデータとそのワークロードのデータを取得したときに走行していた道路区間を特定するデータとを受信するステップと、前記運転診断装置が、複数の車載装置から受信したワークロードのデータに基づいて、各道路区間におけるワークロードの基準データを求めるステップと、前記運転診断装置が、診断対象の車両の車載装置から受信したワークロードのデータと前記基準データとを比較することにより、診断対象の車両のドライバの運転を診断するステップとを備える。
本発明のプログラムは、車両に搭載された車載装置から取得したドライバのワークロードのデータに基づいてドライバの運転診断を行うために、コンピュータに、前記ワークロードのデータとそのワークロードのデータを取得したときに走行していた道路区間を特定するデータとを受信するステップと、複数の車載装置から受信したワークロードのデータに基づいて、各道路区間におけるワークロードの基準データを求めるステップと、診断対象の車両の車載装置から受信したワークロードのデータと前記基準データとを比較することにより、診断対象の車両のドライバの運転を診断するステップとを実行させる。
このようにワークロードの基準データと診断対象のドライバにかかったワークロードとを比較することにより、ドライバが余裕のある運転をしているか否かを診断できる。
本発明によれば、ワークロードの基準データと診断対象のドライバにかかったワークロードとを比較することにより、ドライバが余裕のある運転をしているか否かを診断できる。
第1の実施の形態の運転診断システムの構成を示す図である。 ワークロード測定部の構成を示す図である。 (a)運転操作のデータをワークロードのデータに変換するテーブルの例を示す図である。(b)道路属性のデータをワークロードのデータに変換するテーブルの例を示す図である。(c)機器操作のデータをワークロードのデータに変換するテーブルの例を示す図である。(d)聴覚コンテンツのデータをワークロードのデータに変換するテーブルの例を示す図である。(e)視線動作のデータをワークロードのデータに変換するテーブルの例を示す図である。 ワークロードデータ記憶部に記憶されたデータの例を示す図である。 区間別基準データ記憶部に記憶されたデータの例を示す図である。 第1の実施の形態の運転診断システムの動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の運転診断システムの構成を示す図である。 車載装置に区間別基準データを記憶する動作を示すフローチャートである。 車載装置にて運転診断を行う例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の運転診断システムの構成を示す図である。 第3の実施の形態の運転診断システムの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態の運転診断システムについて図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の運転診断システム1の構成を示す図である。運転診断システム1は、運転診断を行う運転診断装置10と、複数の車載装置20とを有している。複数の車載装置20はそれぞれ、車両に搭載されている。
車載装置20は、ドライバのワークロードを測定するワークロード測定部21と、運転診断装置10と通信するための通信部22と、運転の診断結果等を表示する表示部23とを有している。ワークロード測定部21にて測定されるワークロードには、運転中のドライバにかかる運転に関係する負荷(運転負荷)と、運転以外に関係する負荷(非運転負荷)とがある。
車載装置20には、車両の現在位置を検出する位置検出センサ30が接続されている。位置検出センサ30としては、例えば、GPS受信機、地磁気センサ、ジャイロスコープ、距離センサ等を単独あるいは組み合わせて用いることができる。
図2は、ワークロード測定部21の構成を示す図である。ワークロード測定部21には、車両の現在位置を検出する位置検出センサ30と、ドライバの視線を検出する視線センサ32と、車両の各種状態を検出するために車両に備えられた車両センサ33とが接続されている。ワークロード測定部21は、これらのセンサ31〜33によって検出されたデータを用いてワークロードを測定する。
視線センサ32は、ドライバの顔を撮影するカメラと、撮影した画像を解析する解析部とを有している。カメラにて撮影した画像を解析してドライバの顔の向きや黒目の向いている方向を求めることにより、ドライバの視線を検出する。また、視線センサ32として、アイカメラを用いてもよい。
車両センサ33として、車両の動作を検出する様々なセンサを用いることができる。例えば、車両速度を検出するセンサ、シフトを検知するセンサ、ハンドルの操舵角を検知するセンサ、ウィンカーの点灯を検知するセンサ、エアコンの設定温度や風量を検知するセンサ、CDプレーヤやラジオの音量や操作を検知するセンサ、ナビゲーション装置に対する操作を検知するセンサ、ヘッドライトの点灯を検知するセンサ、ワイパーの動作を検知するセンサなどである。上記に挙げたセンサは例示であり、上記以外のセンサを用いることも可能である。
ワークロード測定部21は、位置検出センサ30にて検出した車両の現在位置と、地図データ記憶部31に記憶された地図データとから、現在走行中の道路の属性を解析する道路属性解析部34を有している。道路属性解析部34は、地図データから現在位置に対応する道路を特定し、その道路属性を求める。道路属性には、例えば、道路の形状(直線、曲線、交差点等)、道幅、信号の有無、高速道路か否か等の情報が含まれる。
ワークロード測定部21は、視線センサ32、車両センサ33、道路属性解析部34にて取得したデータをワークロードのデータに換算するためのワークロード換算テーブル36を有している。ワークロード計算部35は、ワークロード換算テーブル36を参照して、各センサで取得したデータをワークロードのデータに換算する。
図3(a)〜図3(e)は、いずれもワークロード換算テーブル36に記憶されたデータの例を示す図である。以下、順に説明する。図3(a)は、運転操作のデータをワークロードのデータに変換するテーブルの例を示す図である。運転操作に対応するワークロードのデータが記憶されている。例えば、直進中の運転操作のワークロードは「10」であり、車線変更時のワークロードは「30」である。なお、車両の直進は、ハンドルの操舵角および車両速度のデータによって検知することが可能である。また、車線変更は、二車線以上の道路の直進中に交差点以外の場所でウィンカーを点灯したことによって検知することが可能である。
図3(b)は、道路属性のデータをワークロードのデータに変換するテーブルの例を示す図である。道路属性に対応するワークロードのデータが記憶されている。例えば、狭い道路でのワークロードは「35」であり、広い道路でのワークロードは「10」である。道路の広狭は、あらかじめ定められた閾値を用いて判定する。
図3(c)は、機器操作のデータをワークロードのデータに変換するテーブルの例を示す図である。機器操作に対応するワークロードのデータが記憶されている。例えば、ナビゲーション装置の操作のワークロードは「45」であり、エアコンの操作のワークロードは「15」である。
図3(d)は、聴覚コンテンツのデータをワークロードのデータに変換するテーブルの例を示す図である。聴覚コンテンツに対応するワークロードのデータが記憶されている。例えば、ニュースが流れている場合のワークロードは「35」であり、音楽が流れている場合のワークロードは「10」である。車内で流れているコンテンツは、以下のようにして判定できる。CDプレーヤが動作している場合には、コンテンツが「音楽」であると判定する。ラジオが動作している場合には、ラジオのチャンネルデータを検知し、ラジオ番組表のデータと比較することにより、コンテンツを判定する。なお、本実施の形態では、コンテンツをワークロードのデータに換算するテーブルの例を挙げているが、音量をワークロードのデータに換算するテーブルを設けてもよい。音量をワークロードのデータに換算するテーブルは、例えば、音量が大きいほどワークロードが大きくなるように設定される。
図3(e)は、視線動作のデータをワークロードのデータに変換するテーブルの例を示す図である。視覚動作に対応するワークロードのデータが記憶されている。例えば、ナビゲーション装置の画面を注視している場合のワークロードは「50」であり、目的物を探索している(きょろきょろしている)場合のワークロードは「45」である。また、このテーブルには、ワークロードが運転に起因する運転負荷であるか、運転に起因しない非運転負荷であるかを示すデータが記憶されている。例えば、画面注視に対応するワークロードは非運転負荷であり、まっすぐ前を見る動作に対応するワークロードは運転負荷である。
なお、図3(a)〜図3(d)で説明したテーブルには、運転負荷か非運転負荷かを示すデータが記憶されていないが、図3(a)および図3(b)で示すテーブルに記憶されたワークロードはすべて運転負荷であり、図3(c)および図3(d)で示すテーブルに記憶されたワークロードはすべて非運転負荷である。
ワークロード計算部35は、図3(a)〜図3(e)に示すテーブルを参照して、運転操作のワークロード、道路属性のワークロード、機器操作のワークロード、聴覚コンテンツのワークロード、視線動作のワークロードを求め、これらのワークロードのデータを合算してドライバの全ワークロードを求める。また、ワークロード測定部21は、ワークロードの内訳として、運転負荷と非運転負荷のそれぞれのワークロードを求める。
車載装置20は、ワークロード測定部21にて測定したワークロードと、ワークロード測定時に位置検出センサ30にて検出された車両の位置データを、通信部22を通じて運転診断装置10に送信する。ここで、位置データは、「道路区間を特定するデータ」に該当する。
次に、運転診断装置10の構成について説明する。運転診断装置10は、車載装置20と通信するための通信部11と、通信部11を通じて車載装置20から受信した位置データから道路区間IDを求める道路区間ID算出部12と、通信部11を通じて車載装置20から受信したワークロードのデータを記憶するワークロードデータ記憶部13とを有している。通信部11は、「ワークロードデータ受信部」としての機能を有する。
道路区間は、運転診断のために、ワークロードを比較する単位となる区間である。道路区間を細分化するほど、きめ細かい運転診断を行うことができる。道路区間の長さは、システム設計により任意に決定することができるが、例えば、直線道路から曲線道路、直線道路から交差点といったように、道路属性が変化する箇所で区切って道路区間とすることができる。道路区間を示すデータは、地図データ記憶部14に記憶されている。
道路区間ID算出部12は、地図データ記憶部14を参照して位置データに対応する道路区間を求め、その道路区間に対応する道路区間IDをワークロードデータとともに、ワークロードデータ記憶部13に記憶する。
図4は、ワークロードデータ記憶部13に記憶されたデータの例を示す図である。ワークロードデータ記憶部13には、ユーザIDと、道路区間IDと、ワークロードと、運転負荷内訳のデータが記憶されている。「ユーザID」は、ユーザを特定する識別子である。道路区間IDは、「道路区間」を特定する識別子である。「ワークロード」は、道路区間IDで特定される道路区間におけるワークロードのデータ、「運転負荷内訳」はワークロードに含まれる運転負荷および非運転負荷の内訳である。
なお、本実施の形態では、各車両を運転するユーザは1人であり、運転診断装置は、車載装置を特定することによってユーザを特定できる場合を想定して説明しているが、複数のユーザが車両を運転する場合には、車載装置は、ワークロードのデータにユーザを特定するデータを付して、運転診断装置に送信する。
運転診断装置10は、ワークロードデータ記憶部13に記憶された多数のドライバのワークロードデータに基づいて、各道路区間におけるワークロードの基準データを算出する基準データ算出部15と、各道路区間におけるワークロードの基準データを記憶した区間別基準データ記憶部16と、ワークロードデータ記憶部13に記憶された診断対象のドライバのワークロードデータと区間別基準データ記憶部16に記憶されたワークロードの基準データとを比較して運転診断を行う運転診断部17とを有している。
図5は、区間別基準データ記憶部16に記憶されたデータの例を示す図である。区間別基準データ記憶部16には、「道路区間ID」によって特定される道路区間におけるワークロードの「基準データ」と、ワークロードの基準データにおける運転負荷と非運転負荷の「運転負荷内訳」のデータが記憶されている。基準データとしては、例えば、該当の道路区間におけるワークロードの全データの平均値を用いてもよいし、全データの中央値や最頻値を用いてもよい。また、全データを用いるのではなく、優良ドライバの車載装置20から受信したワークロードの平均値や中央値、最頻値等を用いてもよい。なお、優良ドライバか否かは、例えば、事故歴、違反歴、走行距離、運転頻度、ドライバの年代(例えば、30〜40代)、取得した統計データとの乖離が少ないドライバか否か、該当の道路区間を良く通るか否か等を用いて判定することができる。
運転診断部17は、ワークロードデータ記憶部13から診断対象のドライバのワークロードのデータを読み出すと共に、読み出したワークロードデータの道路区間IDと同じ道路区間IDの基準データを区間別基準データ記憶部16から読み出す。運転診断部17は、診断対象のドライバのワークロードを基準データと比較することにより、運転診断を行う。具体的には、診断対象のドライバのワークロードが基準データより小さい場合には、余裕を持って運転していると判定し、診断対象のドライバのワークロードが基準データより大きい場合には、余裕のない運転をしていると判定する。診断対象のドライバのワークロードの値が基準データより大きく、かつその差が所定の閾値以上である場合には、非常に余裕のない運転であって危険であると判定する。
運転診断装置10は、診断対象のワークロードに占める非運転負荷の割合を求め、基準データにおける非運転負荷の割合と比較する。これにより、ワークロードが高くなる原因を分析することができる。例えば、基準データと比べて非運転負荷の割合が大きい場合には、ドライバが運転に集中しておらず、運転以外の操作等に起因してワークロードが大きくなっていることが分かる。
運転診断装置10は、運転の診断結果を、通信部11を通じて該当のドライバの車載装置20に送信する。車載装置20では、インパネの計器表示盤、ナビゲーション装置の画面、ヘッドアップディスプレイなどに運転診断結果を表示する。通信部11は、「診断結果送信部」に該当する。
運転診断装置10が診断結果を送信するタイミングは、車両の走行中であっても走行後であってもよい。車両走行中に診断結果を送信する場合には、運転診断結果に基づき、ドライバに余裕があるか否かを判定して、提供する情報量を制御してもよい。例えば、運転診断結果の悪かったドライバに対しては、提供する情報量を減らし、診断結果の通知が運転の妨げにならにようにする。
なお、安全上問題があるという診断結果の場合には、診断結果を送信してドライバに警告してもよい。安全上問題がある場合とは、例えば、ワークロードの値が基準データを大きく上回り、かつ、ワークロードに占める非運転負荷の割合が基準データより大きい場合である。この場合、運転以外に関係する操作(例えば、ナビゲーション装置の操作、携帯電話での通話等)を行っていることが考えられるので、運転に集中するように警告を通知する。
走行後に運転診断結果を送信する場合には、車載装置20は、走行が終了してエンジンを切ったことを運転診断装置10に送信し、これを受けて運転診断装置10は、運転の診断結果を送信する。
以上に説明した運転診断装置10は、CPU、ROM、RAM、及びこれらを接続するデータバスなどを有するコンピュータによって構成される。ROMに書き込まれたプログラムに従ってCPUが演算処理を実行することにより、上記機能が実現される。ワークロードデータ記憶部13、地図データ記憶部14、区間別基準データ記憶部16は、ROMによって構成してもよいし、外部の記録媒体によって構成してもよい。
図6は、第1の実施の形態の運転診断システム1の動作を示すフローチャートである。車載装置20は、ドライバのワークロードを測定し(S10)、ワークロードを測定した時の車両の位置を検出する(S12)。車載装置20は、ワークロードデータと位置データを運転診断装置10に送信する(S14)。
運転診断装置10は、車載装置20から送信されたワークロードデータおよび位置データを受信すると(S16)、受信した位置データから道路区間IDを算出し(S18)、算出した道路区間IDに関連付けてワークロードデータをワークロードデータ記憶部13に記憶する。
次に、運転診断装置10は、ワークロードデータを用いて運転診断を行う(S20)。運転診断装置10は、ワークロードデータ記憶部13から診断対象のドライバのワークロードデータを読み出し、読み出したワークロードデータと同じ道路区間におけるワークロードの基準データを区間別基準データ記憶部16から読み出す。運転診断装置10は、診断対象のワークロードデータを基準データと比較する。診断対象のワークロードデータが基準データより小さい場合には、余裕を持った良好な運転をしていると判定し、診断対象のワークロードデータの方が基準データより大きい場合には、余裕のない運転をしていると判定する。
運転診断装置10は、診断結果を車載装置20に送信する(S22)。車載装置20は、運転診断装置10から送信された診断結果を受信すると(S24)、診断結果をインパネの計器表示盤、ナビゲーション装置の画面、またはヘッドアップディスプレイ等に表示する(S26)。運転診断装置10は、診断に用いたワークロードデータを用いて、区間別基準データを更新する(S28)。
図6に示すフローチャートでは、運転診断を行うステップS20と、区間別基準データ記憶部16のデータ更新のステップS28を連続して行う例を示しているが、これらの処理は別々に実行してもよい。例えば、区間別基準データ記憶部16のデータを生成・更新する処理を行う際には運転診断を行わなくてもよい。また、運転診断を行う際には、必ずしも運転診断に用いたワークロードのデータでもって区間別基準データを更新しなくてもよい。以上、第1の実施の形態に係る運転診断システム1および運転診断装置10の構成および動作について説明した。
第1の実施の形態の運転診断装置10は、ドライバのワークロードのデータを用いて運転の診断を行うので、運転操作の結果として生じる車両の挙動のみからは知ることのできない潜在的な危険を含めた診断を行うことができる。例えば、直線道路において車両が一定速度で走行している場合、車両の速度や操舵角の変化からは安全に運転していると判断され、潜在的な危険を見逃してしまうおそれがある。本実施の形態では、非運転負荷も含めたワークロードにより、運転診断を行うので、ドライバがよそ見をしていたり、スポーツ中継に夢中になっている場合には、その時点ではたまたま安全に走行できていたとしても、潜在的な危険を指摘することができる。
また、運転診断装置10は、ワークロードに占める運転負荷の割合を基準データと比較しているので、ワークロードの内訳についても分析でき、ワークロードが高くなる原因を突き止めることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態の運転診断システム2について説明する。第1の実施の形態では、運転診断装置10にて運転診断を行って診断結果を車載装置20に送信する例について説明したが、第2の実施の形態では、運転診断装置10は、運転診断を行うための区間別基準データを算出して車載装置20に送信し、車載装置20にて運転診断を行う。
図7は、第2の実施の形態の運転診断システム2の構成を示す図である。第2の実施の形態では、車載装置20は、区間別基準データを記憶する区間別基準データ記憶部24と、運転診断を行う運転診断部25を有している。区間別基準データ記憶部24には、運転診断装置10から送信された区間別基準データが記憶される。運転診断部25は、ワークロード測定部21にて測定したワークロードと区間別基準データ記憶部24に記憶された基準データとを比較して運転診断を行う。また、車載装置20は、位置検出センサ30にて求めた現在位置から道路区間IDを算出する道路区間ID算出部26を有している。
図8は、車載装置20に区間別基準データを記憶する動作を示すフローチャートである。車載装置20は、ドライバのワークロードを測定し(S10)、ワークロードを測定した時の車両の位置を検出する(S12)。車載装置20は、ワークロードデータと位置データを運転診断装置10に送信する(S14)。
運転診断装置10は、車載装置20から送信されたワークロードデータおよび位置データを受信すると(S16)、受信した位置データから道路区間IDを算出し(S18)、算出した道路区間IDとともにワークロードデータをワークロードデータ記憶部13に記憶する。
次に、運転診断装置10は、ワークロードデータ記憶部13に記憶されたデータから、区間別基準データを生成し、区間別基準データ記憶部16に記憶する(S30)。運転診断装置10は、区間別基準データを車載装置20に送信する(S32)。
車載装置20は、運転診断装置10から送信された区間別基準データを受信し、区間別基準データ記憶部24に記憶する(S34)。以上の動作により、車載装置20の区間別基準データ記憶部24に区間別基準データを記憶することができる。
図9は、車載装置20にて、運転診断を行う動作を示すフローチャートである。車載装置20は、車両の走行中にドライバのワークロードを測定すると共に(S40)、ワークロードを測定した時の車両の位置を検出し、検出した位置に対応する道路区間IDを算出する(S42)。
車載装置20は、道路区間IDに該当するワークロードの基準データを区間別基準データ記憶部から読み出し(S44)、ドライバのワークロードデータを基準データと比較して運転診断を行う(S46)。運転診断の方法は、第1の実施の形態と同じである。車載装置20は、インパネの計器表示盤、ナビゲーション装置、またはヘッドアップディスプレイに運転診断結果を表示する。以上、第2の実施の形態の運転診断システム2について説明した。
第2の実施の形態の運転診断システム2は、第1の実施の形態と同様に、潜在的な危険性を含めて診断を行うことができる。
第2の実施の形態では、車載装置20において運転診断を行っているので、運転診断装置10の処理負担を軽減できると共に、短時間で運転診断を行うことができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態の運転診断システム3について説明する。第3の実施の形態では、運転診断装置10は、運転診断に加えて、ワークロードを考慮した経路探索を行うことができる。
図10は、第3の実施の形態の運転診断システム3の構成を示す図である。第3の実施の形態の運転診断装置10は、第1の実施の形態の運転診断装置10の構成に加え、経路探索部18を有している。
経路探索部18は、車載装置20から送信されてきた探索条件に基づき、出発地から目的地までの経路を探索する機能を有する。一般的な経路探索は、経路の長さ、道幅、有料道路か無料道路かなどのパラメータを経路コストとして用いて、ダイクストラ法によって行う。本実施の形態では、経路探索部18は、これらのパラメータに加え、経路を構成する道路区間のワークロードの基準データを経路コストとして用いて、経路探索を行う。具体的には、ワークロードが高い場合には経路コストを高く、ワークロードが低い場合には経路コストを低く設定することにより、ワークロードの低い経路が探索されるようにする。
車載装置20の基本的な構成は、第1の実施の形態の車載装置20と同じであるが、目的地を入力する目的地入力部27を有している。車載装置20は、目的地入力部27にて入力された目的地のデータを運転診断装置10に送信する。また、車載装置20は、位置検出センサ30にて検出した現在位置のデータを出発地のデータとして、運転診断装置10に送信する。なお、本実施の形態では、現在位置を出発地とみなす例について説明しているが、車載装置20は、出発地を入力する出発地入力部を備えることとしてもよい。
図11は、第3の実施の形態の運転診断システム3の動作を示す図である。車載装置20は、まず、目的地の入力を受け付ける(S50)。車載装置20は、車両の現在位置を検出し(S52)、現在位置を経路探索の出発地とする。車載装置20は、出発地および目的地のデータを運転診断装置10に送信する(S54)。
運転診断装置10は、出発地および目的地のデータを受信すると(S56)、経路探索部18にて出発地から目的地までの経路探索を行う(S58)。本実施の形態では、上記したとおり、ワークロードの基準データを経路コストとして用いて、ワークロードの小さい経路を探索する。運転診断装置10は、探索された経路データを車載装置20に送信する(S60)。
車載装置20は、運転診断装置10から送信された経路データを受信すると(S62)、受信した経路のデータに基づいて経路案内を行う(S64)。以上、第3の実施の形態の運転診断システム3について説明した。
第3の実施の形態の運転診断装置10は、各道路区間のワークロードの基準データを経路コストとして経路を探索することにより、ワークロードが小さく余裕を持って運転可能な経路を探索することができる。
なお、本実施の形態では、運転診断装置10にて経路探索を行う例について説明したが、第2の実施の形態で説明したように、運転診断装置10から車載装置20に区間別基準データを送信し、車載装置20が区間別基準データを有することにより、車載装置20にて経路探索を行うこととしてもよい。これにより、運転診断装置10の処理負担を軽減できると共に、短時間で経路探索を行うことができる。
また、本実施の形態では、運転診断部17と経路探索部18の両方を有する運転診断装置10について説明したが、運転診断部17を有しないで経路探索のみを行う装置として構成することも可能である。
以上、本発明の運転診断システムについて実施の形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
上記した実施の形態では、車載装置20は、ワークロードデータと共に車両の位置データを運転診断装置10に送信しているが、車載装置20にて位置データを道路区間IDに変換し、道路区間IDを送信することとしてもよい。
上記した実施の形態では、診断対象のドライバのワークロードデータを基準の値と比較することによって運転診断を行う例について説明したが、基準データは必ずしも一つの値でなくてもよい。運転診断部17は、基準データとして、複数のワークロードデータの分布を用いてもよい。この場合、例えば、診断対象のドライバのワークロードのデータがワークロードデータの分布中のどの辺りに位置するか(平均値からの偏差)を判定することにより、運転診断を行う。
上記した実施の形態において、運転診断装置10は、道路属性毎に運転診断を行ってもよい。例えば、直線、交差点、高速道路といった道路属性毎にワークフローを比較することにより、道路属性に対するドライバの得手・不得手を分析することができる。
上記した実施の形態では、運転診断結果をドライバに提供する例について説明したが、運転診断結果を別の用途に用いることができる。例えば、G−BOOK(登録商標)等のようにオペレータが電話の発信を行う場合や情報を配信する場合に、運転診断結果を利用することができる。
上記した実施の形態において、ワークロードを測定するための例として、図3(a)〜図3(e)を用いて説明したが、ワークロードの測定は、図3(a)〜図3(e)に示すテーブルを用いる方法以外の方法を用いることも可能である。例えば、ドライバの心拍数、血圧、呼吸数などを測定する生体センサを用いてもよい。これにより、心拍数が多くなる、血圧が高くなる、呼吸が早くなる等の変化が見られたときにはワークロードが大きいと判定し、定常状態で落ち着いている場合にはワークロードが小さいと判定できる。また、車内の音声を集音するマイクを設け、乗員どうしが会話しているかどうかを判定し、会話している場合には、ワークロードが大きいと判定し、車内が静かな場合にはワークロードが小さいと判定してもよい。
以上説明したとおり、本発明は、ドライバが余裕のある運転をしているか否かを診断することができ、ドライバの運転の診断を行う運転診断装置等として有用である。
1〜3 運転診断システム
10 運転診断装置
11 通信部
12 道路区間ID算出部
13 ワークロードデータ記憶部
14 地図データ記憶部
15 基準データ算出部
16 区間別基準データ記憶部
17 運転診断部
18 経路探索部
20 車載装置
21 ワークロード測定部
22 通信部
23 表示部
24 区間別基準データ記憶部
25 運転診断部
26 道路区間ID算出部
27 目的地入力部
30 位置検出センサ
31 地図データ記憶部
32 視線センサ
33 車両センサ
34 道路属性解析部
35 ワークロード計算部
36 ワークロード換算テーブル

Claims (8)

  1. 車両に搭載された車載装置から、運転中のドライバのワークロードのデータと、そのワークロードのデータを取得したときに走行していた道路区間を特定するデータとを受信するワークロードデータ受信部と、
    複数の車載装置から受信したワークロードのデータに基づいて、各道路区間におけるワークロードの基準データを求める基準データ算出部と、
    診断対象の車両の車載装置から受信したワークロードのデータと前記基準データとを比較することにより、診断対象の車両のドライバの運転を診断する運転診断部と、
    を備える運転診断装置。
  2. 前記ワークロードのデータは、運転に起因する運転負荷のデータと運転以外に起因する非運転負荷のデータを含み、
    前記運転診断部は、ワークロードに対する非運転負荷の割合を求め、求めた非運転負荷の割合を運転診断に利用する請求項1に記載の運転診断装置。
  3. 前記運転診断部での診断結果を、前記診断対象の車両の車載装置に送信する診断結果送信部を備える請求項1または2に記載の運転診断装置。
  4. 道路区間を識別する識別子とその道路区間におけるワークロードの前記基準データとを関連付けた区間別基準データを記憶した区間別基準データ記憶部と、
    車載装置から、出発地および目的地を示すデータを受信する探索条件データ受信部と、
    前記区間別基準データ記憶部に記憶された基準データを経路コストとして用いて、前記出発地から目的地までの経路探索を行う経路探索部と、
    前記経路探索部により求めた経路を示すデータを前記車載装置に送信する経路データ送信部と、
    を備える請求項1に記載の運転診断装置。
  5. 道路区間毎に複数のドライバのワークロードに基づいて生成されたワークロードの基準データとその道路区間を識別する識別子とを関連付けて記憶した区間別基準データ記憶部と、
    運転中のドライバのワークロードを測定するワークロード測定部と、
    ワークロードを測定したときの車両の現在位置を検出する位置検出部と、
    前記車両の現在位置から道路区間を識別する識別子を求める道路区間識別子算出部と、
    ワークロードデータと、前記識別子に対応する道路区間における基準データとを比較することにより、診断対象の車両のドライバの運転を診断する運転診断部と、
    を備える車載装置。
  6. 車両に搭載された車載装置と、前記車載装置にて取得したワークロードに基づいて運転診断を行う運転診断装置とを備え、
    前記車載装置は、
    車両の現在位置を検出する位置検出部と、
    運転中のドライバのワークロードを測定するワークロード測定部と、
    前記ワークロードのデータとそのワークロードのデータを取得したときの車両の位置データとを送信する送信部と、
    を備え、
    前記運転診断装置は、
    前記ワークロードのデータとそのワークロードのデータを取得したときの車両の位置データとを受信するワークロードデータ受信部と、
    前記車両の位置データから道路区間を識別する識別子を求める道路区間識別子算出部と、
    複数の車載装置から受信したワークロードのデータに基づいて、各道路区間におけるワークロードの基準データを求める基準データ算出部と、
    診断対象の車両の車載装置から受信したワークロードのデータと前記基準データとを比較することにより、診断対象の車両のドライバの運転を診断する運転診断部と、
    を備える運転診断システム。
  7. 車両に搭載された車載装置から取得した運転中のドライバのワークロードのデータに基づいて、運転診断装置がドライバの運転診断を行う方法であって、
    前記運転診断装置の通信部が、前記ワークロードのデータとそのワークロードのデータを取得したときに走行していた道路区間を特定するデータとを受信するステップと、
    前記運転診断装置の基準データ算出部が、複数の車載装置から受信したワークロードのデータに基づいて、各道路区間におけるワークロードの基準データを求めるステップと、
    前記運転診断装置の運転診断部が、診断対象の車両の車載装置から受信したワークロードのデータと前記基準データとを比較することにより、診断対象の車両のドライバの運転を診断するステップと、
    を備える運転診断方法。
  8. 運転診断装置によって、車両に搭載された車載装置から取得したドライバのワークロードのデータに基づいてドライバの運転診断を行うためのプログラムであって、
    前記運転診断装置の通信部に、前記ワークロードのデータとそのワークロードのデータを取得したときに走行していた道路区間を特定するデータとを受信するステップと、
    前記運転診断装置のCPUに、複数の車載装置から受信したワークロードのデータに基づいて、各道路区間におけるワークロードの基準データを求めるステップと、
    前記運転診断装置のCPUに、診断対象の車両の車載装置から受信したワークロードのデータと前記基準データとを比較することにより、診断対象の車両のドライバの運転を診断するステップと、
    を実行させるプログラム。

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