JP6003782B2 - ナビゲーション装置及びナビゲーション方法 - Google Patents

ナビゲーション装置及びナビゲーション方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6003782B2
JP6003782B2 JP2013082038A JP2013082038A JP6003782B2 JP 6003782 B2 JP6003782 B2 JP 6003782B2 JP 2013082038 A JP2013082038 A JP 2013082038A JP 2013082038 A JP2013082038 A JP 2013082038A JP 6003782 B2 JP6003782 B2 JP 6003782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concentration
driver
route
information
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013082038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014202733A (ja
Inventor
梶 洋隆
洋隆 梶
尚司 飯塚
尚司 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013082038A priority Critical patent/JP6003782B2/ja
Publication of JP2014202733A publication Critical patent/JP2014202733A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6003782B2 publication Critical patent/JP6003782B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ナビゲーション装置及びナビゲーション方法に関する。
車両の現在位置や目的地までの走行経路などを案内するナビゲーション装置が広く普及している。このようなナビゲーション装置において経路探索を行う場合、時間を優先した時間優先ルートの検索、一般道を優先した一般道優先ルートの検索、及び有料道路を優先した有料道路優先ルートの検索などが可能である。
上記以外の経路検索方法として、ドライバの生体情報に基づいて経路を探索する方法が開示されている。例えば、特許文献1(特開2007−64797号公報)には、体脂肪、血圧、脈拍などの生体情報に基づいてドライバの健康状態を判定し、この健康状態に基づいて経路を提供する方法が開示されている。
特開2007−64797号公報
上記特許文献1のナビゲーション装置は、健康状態に基づいて経路を探索するものの、情報の列挙のみで経路を走行する際のドライバにかかる負荷を考慮して経路を探索することは行われていない。経路を探索する際にドライバにかかる負荷を考慮することができれば、ドライバに負荷のかからない経路を提示できたり、乗車前のドライバの負荷状態に対して無理がないような負荷がかかる経路を提示できたりする。
そこで、本発明の目的は、ドライバの負荷状態を考慮して、より適正な経路を提供することができるナビゲーション装置及びナビゲーション方法を提供することにある。
本発明の一側面に係るナビゲーション装置は、ドライバの生体情報に基づいて経路を探索するナビゲーション装置であって、ドライバの脳波情報を取得又は推定する脳波情報取得部と、脳波情報取得部により取得又は推定された脳波情報に応じて車両の経路を探索する経路探索部と、を備える。
本発明の一側面に係るナビゲーション方法は、ドライバの生体情報に基づいて経路を探索するナビゲーション方法であって、ドライバの脳波情報を取得又は推定する工程と、取得又は推定された脳波情報に応じて車両の経路を探索する工程と、を含む。
このナビゲーション装置及びナビゲーション方法では、ドライバの脳波情報を取得又は推定し、この脳波情報に基づいて車両の経路を探索している。経路探索にあたり、例えば、脳波のうち4〜8Hzの帯域の「θ波」など、人が集中したときに発生することが知られている脳波情報を用いれば、人の負荷状態を判断することができる。したがって、脳波情報から得られる集中度に応じて車両の経路を探索すれば、ドライバの負荷を考慮して、より適正な経路提供することができる。
ナビゲーション装置は、脳波情報に基づいてドライバの集中度を推定する状態推定部を備え、経路探索部は、ドライバの集中度に応じて車両の経路を探索してもよい。
ここで、前頭部で計測される「前頭θ波」と呼ばれる特徴的な脳波があり、一つのことに集中したときに発生することが知られている。本願発明者らは、鋭意実験を重ねた結果、ドライバの前頭θ波は、例えば、カーブの進入時及び一時停止の交差点を曲がるときなどドライバに負荷がかかっているときに上昇し、信号待ちの時などドライバに負荷がかかっていないときに低下することを見出した。
そこで、このナビゲーション装置では、脳波情報から判断することができるドライバの状態であるドライバの集中度を推定し、このドライバの集中度に基づいて車両の経路を探索している。このドライバの集中度に基づいて経路を探索すれば、ドライバの負荷状態を考慮して、より適正な経路を提供することができる。
経路探索部は、道路情報に対し運転時の集中度基準コストを記録した集中度コストデータを用いてドライバの集中度に応じた集中度コストを演算し、演算した集中度コストが低くなる経路を探索してもよい。
ここでいう集中度基準コストとは、ドライバがある区間の道路を走行する際の集中度の負荷量や、集中度の消費量といった概念である。集中度基準コストとは、ドライバ本人のみから取得してもよいし、不特定多数のドライバから取得してもよい。また、運転の傾向が類似する複数のドライバから取得してもよい。ここでいう道路情報とは、ある区間の道路(リンク)を示す情報をいう。このナビゲーション装置では、ドライバの集中度に応じた集中度コストを演算し、演算した集中度コストが最も低くなる経路を探索する。これにより、ドライバの状態に合わせたより適正な経路を提供することができる。
経路探索部は、集中度コストデータを用いて車両に乗車前のドライバの集中度に応じた集中度コストを演算し、演算した集中度コストが低くなる経路を探索してもよい。
これによれば、経路を選択する際のドライバの状態、すなわち、運転をする直前の状態を考慮するだけでなく、例えば、運転をする半日前からのドライバの集中度の情報など、運転をするまでのドライバの状態を考慮して経路を選択することができるので、より適正な経路を提供することができる。
また、ナビゲーション装置は、インターネット上に保持されているデータを収集する情報収集部を更に備え、経路探索部は、情報収集部によって収集されたデータを用いてドライバの集中度に応じた集中度コストを演算し、演算した集中度コストが低くなる経路を探索してもよい。
また、θ波含有率が上昇する場合、すなわち、ドライバの集中度が上昇する場合には、運転を楽しむことにより集中度が上昇する場合と、安全運転をするために集中度が上昇する場合とがあると考えられる。そこで、どちらの要因で集中度が上昇しているかを推定することができれば、例えば、楽しく運転ができる経路をドライバに提供することができると考えた。
そこで、インターネット上に公開されているサイトから、位置情報と関連付けられたテキスト情報を収集する情報収集部と、テキスト情報を分析して、ドライバが運転を楽しむことができる内容であるか否かを判定する情報分析部と、を更に備え、経路探索部は、道路情報に対する集中度基準コストが所定閾値以上であり、かつ、道路情報とドライバが運転を楽しむことができる内容のテキスト情報に関連付けられた位置情報とが所定距離内にある場合、当該集中度基準コストは、ドライバが運転を楽しむことよって所定閾値以上になったと判定してもよい。
このナビゲーション装置によれば、楽しく運転ができる経路を適切に判断することができ、ドライバにその経路を提供することができる。
本発明によれば、ドライバの負荷状態を考慮して、より適正な経路を提供することができる。
第1実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。 距離基準コストを示す距離マップと、集中度基準コストを示す集中度マップとをそれぞれ示す図面である。 オフィスワーク時のθ波パワーの推移を示したグラフである。 第2実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。 集中度基準コストを示す集中度マップを示す図面である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、第1実施形態に係るナビゲーションシステム(ナビゲーション装置)1の構成について説明する。ナビゲーションシステム1は、車両の周辺の地図情報及び車両の走行予定経路などのナビゲーション情報を、運転者を含む利用者に提供する。以下では、第1実施形態に関連する構成について特に詳細に説明する。
図1は、第1実施形態に係るナビゲーションシステム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、ナビゲーションシステム1は、携帯端末10と、外部サーバ20と、車載装置30と、を備えている。
携帯端末10は、ドライバの心拍数を取得することによりドライバの集中度を推定し、推定された集中度を外部サーバ20及び車載装置30に送信する装置である。携帯端末10から外部サーバ20に送信されるドライバの集中度は、後段にて詳述される統計処理部25において実施される集中度マップ(集中度基準コスト)の生成処理に用いられる。携帯端末10から車載装置30に送信されるドライバの集中度は、後段にて詳述される重み付け部43において実施される処理に用いられる。携帯端末10は、負荷情報取得部(脳波情報取得部)11と、集中度推定部(状態推定部)13と、通信ユニット15とを有している。
負荷情報取得部11は、例えば、心拍センサなどからドライバの心拍数を取得し、取得された心拍特徴量からθ波含有率を推定する。
集中度推定部13は、負荷情報取得部11において推定されたθ波含有率に基づいてドライバの集中度を推定する。集中度推定部13は、集中するタスクと安静状態とを繰り返し実施したときのθ波含有率と心拍数(心拍特徴量)とを同時に計測してデータセットとして取得し、このデータセットをサポートベクターマシン(SVM)に代表される機械学習手法によって、2クラス、多クラス分類、又は回帰モデルを学習する。データセットは、ドライバ以外の複数人のデータから作成してもよいし、ドライバ本人のデータのみから作成してもよい。
通信ユニット15は、集中度推定部13において推定されたドライバの集中度を外部サーバ20に送信する。通信ユニット15は、ドライバの集中度を連続的に送信してもよいし、所定間隔で定期的に送信してもよい。このとき、ドライバの集中度は、携帯端末に搭載されたGPS(Global Positioning System)から取得される位置情報と関連付けられて送信される。すなわち、通信ユニット15から送信される情報は、ある位置でのドライバの集中度が分かる情報である。以後、ドライバの集中度と位置情報とが関連付けられた情報を「集中度情報」と称す。集中度情報は、更に時刻と関連付けられてもよい。また、自動車を運転中の場合には、集中度情報は、自動車の速度情報及び車両操作情報(ブレーキ、アクセル及びステアリングなどの操作情報)などが関連付けられてもよい。
また、通信ユニット15は、集中度推定部13において推定されたドライバの集中度を車載装置30に送信する。通信ユニット15は、ドライバが経路を探索する際に自動的にドライバの集中度を送信するようにしてもよいし、携帯端末10から外部サーバ20に送信されるドライバの集中度には、経路を探索する際のドライバの集中度(以後、「探索時集中度」とも称す。)及び自動車に乗車する前の一定期間におけるドライバの集中度(以後、「乗車前集中度」とも称す。)がある。乗車前集中度が車載装置30に送信される場合、最大集中度持続時間、積算集中度、及び集中時間の割合などとして送信される。なお、この情報に位置情報が関連付けられてもよい。
携帯端末10は、例えば、スマートフォンと、スマートフォンと無線通信で接続することができる心拍センサとによって構成してもよい。この場合、スマートフォン側に心拍数に基づいてドライバの集中度を推定する機能を持たせてもよい。また、マイクロプロセッサを内蔵する心拍センサを採用すれば、心拍センサ側でドライバの集中度を推定することができる。この集中度を外部サーバ20に送信するためにスマートフォンの通信機能を用いてもよい。
外部サーバ20は、携帯端末10から送信される集中度情報に基づいて集中度マップを生成し、車載装置30からの要求に応じて集中度マップを車載装置30に送信する。外部サーバ20は、通信ユニット31と、集中度マップ記憶部23と、統計処理部25とを有している。集中度マップについては、後段にて詳述する。
通信ユニット21は、携帯端末10から送信されてくる集中度情報を受信すると共に、車載装置30に、統計処理部25にて生成した集中度マップを送信する。
集中度マップ記憶部23は、携帯端末10から送信されてくる集中度情報を記憶する。集中度マップ記憶部23は、上述したような時刻と、自動車の速度情報と、車両操作情報とを共に記憶してもよい。また、集中度マップ記憶部23は、統計処理部25によって生成される集中度マップを記憶する。
統計処理部25は、集中度情報に基づいて集中度マップを生成する。集中度マップとは、リンク(道路情報)ごとに、運転時の集中度基準コストが設定されている情報をいう。運転時の集中度基準コストは、ナビゲーションシステム1を所有する本人のみの値であってもよいし、運転傾向が近い複数のドライバの値であってもよいし、不特定多数のドライバの値であってもよい。他のドライバの集中度情報に基づいて集中度マップを生成する場合には、他のドライバが所有する携帯端末10A,10B,10Cから集中度情報を取得すればよい。
ここで、集中度マップの生成方法の一例について説明する。まず、複数のリンクのうち、運転時の集中度基準コストを算出したいリンクの位置情報をもとに、集中度マップ記憶部23に記憶されている集中度情報を探索する。具体的には、運転時の集中度基準コストを算出したいポイントの位置を中心とする格子及び円などの領域を設定し、この領域に含まれる位置情報を含む集中度情報を集中度マップ記憶部23の中から抽出する。対象とする領域に集中度情報が一つしかなければ、その集中度情報に対応するドライバの集中度が、そのリンクにおける運転時の集中度基準コストとなる。対象とする領域に複数の集中度情報がある場合には、その平均値又は中央値などをそのリンクにおける運転時の集中度基準コストとすることができる。
このようにして、例えば、図2(b)に示すような集中度マップが生成される。図2(b)では、リンクL1〜L4の括弧内の数値が運転時の集中度基準コストを示している。なお、上記実施形態では、運転時の集中度基準コストを算出する単位をリンクとしたが、例えば、地図情報データベースに記憶された経路を等間隔に分割した点を運転時の集中度基準コストを算出する単位としてもよい。また、リンクごとの運転時の集中度基準コストは、リンクを更に等間隔に分割した点に対応する運転時の集中度基準コストの合計値とすることができる。このように運転時の集中度基準コストを算出することで、そのリンクを走行するときに平均的に要求される運転時の集中度基準コストを考慮することができる。
統計処理部25において生成される集中度マップは、随時更新される。
車載装置30は、リンク(道路情報)に対し運転時の集中度基準コストを記録した集中度マップ(集中度コストデータ)を用い、ドライバの探索時集中度(ドライバの集中度)に応じた集中度コストを演算し、演算した集中度コストが低くなる経路を探索する。車載装置30は、通信ユニット31、GPS33、地図情報記憶部35、ECU(Electronic Control Unit)40、及びモニタ37を有している。
通信ユニット31は、外部サーバ20から送信されてくる集中度マップを受信する。また、通信ユニット31は、携帯端末10から送信されてくる探索時集中度を受信する。
GPS33は、車両の位置、すなわち、車両の現在位置を示す位置情報を取得する。位置情報は、緯度、経度として取得される。地図情報記憶部35は、地図情報を記憶する。
ECU40は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Member)、RAM(Random Access Memory)などを有し、ROMなどに記憶されているプログラムをCPU上で実行することにより、目的地設定部41、重み付け部43、及び経路探索部45などの機能を実現する。なお、目的地設定部41、重み付け部43、及び経路探索部45は、それらの一部または全てが個別のユニットまたは装置として構成されてもよい。
目的地設定部41は、車両の目的地、つまり車両の行き先を設定する。目的地は、モニタ37のパネル操作又はマイク入力などを通じて利用者により指定された地点の緯度、経度として設定される。
重み付け部43は、携帯端末10から送信されてくる探索時集中度に基づいて、経路探索において使用される集中度基準コストに乗算される係数であるパラメータαを算出する。例えば、経路探索前のドライバの集中度が比較的低い場合には、経路探索時に比較的集中度基準コストが高いリンクの集中度コストが高くなるようなパラメータが設定される。これにより、比較的集中度基準コストが高いリンクが経路として選択されにくくなる。
また、重み付け部43は、携帯端末10から送信されてくる乗車前集中度に基づいて、経路探索において使用される集中度基準コストに乗算される係数であるパラメータαを算出する。探索時集中度に基づいて、既にパラメータαが算出されている場合には、当該パラメータを再算出してもよい。乗車前集中度には、上述したような最大集中度持続時間、積算集中度、及び集中時間の割合などが含まれる。
経路探索部45は、従来知られているダイクストラ法などを用い、現在地から目的地までのトータルの集中度コストが最小となるような経路を抽出する。例えば、集中度マップから算出される集中度基準コストと、距離マップから算出される距離基準コストとに基づいて経路を探索する場合には、現在地から目的地までの集中度コスト及び距離コストのトータルのコストが最小となるような経路を抽出する。
乗車前集中度に基づいて、経路探索を行う場合の一例について説明する。乗車前集中度としての所定時間における集中度の累積を示す積算集中度xを用いてパラメータαは、下記式(1)で示される。
Figure 0006003782
ここで、f(x)をしきい値関数とすると、f(x)は下記式(2)で示される。下記式(2)は、積算集中度xが所定値よりも大きい場合には、パラメータαとして1を乗じ、積算集中度xが所定値以下の場合には、パラメータαとして0を乗じることを示している。なお、f(x)は、連続的な関数であってもよい。
Figure 0006003782
ここで、例えば、距離に基づいた生成される距離マップから算出されるリンクL1〜L4ごとの距離基準コスト(図2(a)参照)と、集中度マップから算出されるリンクL1〜L4ごとの集中度基準コスト(図2(b)参照)との和が最小となるように経路を探索する場合、上記で算出したパラメータαは、下記式(3)のように用いられる。すなわち、集中度マップ及び距離マップを用い、積算集中度として示される乗車前集中度に応じて距離コスト及び集中度コストを演算し、演算した距離コスト及び集中度コストが最も低くなる経路を探索する。
Figure 0006003782

(式(3)において、Cは、第i番目のリンクのコストを示している。)
例えば、極端に集中度基準コストが低いリンクは、ドライバの集中度が上昇しないような単調な経路であると考えられる。このため、所定の集中度基準コストを下回るリンクについては、大きなコストを付加することで選択されにくくしてもよい。また、ドライバによりパラメータαを任意に再調整できるような構成としてもよい。
次に、ナビゲーションシステム1の動作について説明する。まず、第1実施形態のナビゲーションシステム1が経路を探索する際に使用する集中度マップが生成される動作について説明する。
まず、負荷情報取得部11によって、ドライバの心拍数が取得され、取得された心拍特徴量からθ波含有率が推定される。次に、集中度推定部13によって、負荷情報取得部11において推定されたθ波含有率に基づいたドライバの集中度が推定される。ドライバの集中度は、通信ユニット15によって外部サーバ20に送信される。ドライバの集中度は、携帯端末に搭載されたGPSから取得される位置情報と関連付けられた集中度情報として送信される。
次に、集中度マップ記憶部23によって、携帯端末10から送信されてくる集中度情報が記憶される。次に、統計処理部25によって、集中度マップ記憶部23に記憶された集中度情報に基づいて集中度マップが生成される。統計処理部25において生成される集中度マップは、随時更新される。集中度マップは、個人のみの集中度情報に基づいて生成されてもよいし、他のドライバの集中度情報も含めて生成されてもよい。第1実施形態では、このようにしてあらかじめ生成された集中度マップが経路探索に用いられる。
次に、上記のように生成された集中度マップを用いて経路を探索する場合のナビゲーションシステム1の動作について説明する。まず、目的地設定部41によって、車両の目的地、つまり車両の行き先が受け付けられる。受け付けた目的地は、緯度及び経度の情報として設定される。次に、重み付け部43によって、携帯端末10から送信されてくる探索前集中度に基づいてパラメータαが算出される。また、探索前集中度に基づいて設定されたパラメータαは、乗車前集中度に基づいて再設定されてもよい。
次に、経路探索部45によって、距離マップから算出される距離基準コスト(図2(a)参照)及び集中度マップから算出される集中度基準コスト(図2(b)参照)に対し、パラメータα、1−αがそれぞれ乗じられたときの距離コスト及び集中度コストの和が最小となるような経路が探索される。
以上説明した構成を有するナビゲーションシステム1及びナビゲーション方法によれば、ドライバの脳波情報を取得又は推定し、この脳波情報に基づいて車両の経路を探索している。これにより、ドライバの負荷を考慮して、より適正な経路提供することができる。
脳波のうち4〜8Hzの帯域は「θ波」と呼ばれ、眠気を催したときに発生することが知られている。一方で、前頭部で計測される「Fmθ波」と呼ばれる特徴的な脳波があり、一つのことに集中したときに発生することが知られている。本願発明者らは、実験を重ねた結果、覚醒状態でボタン押し、文書作成、及び運転などを行ったときにθ波パワーが高まる現象を確認した。このような現象の例として、オフィスワーク時のθ波パワーの推移を示したグラフを図3に示す。図3の破線は心拍数を示し、実線はθ波パワーを示している。また、期間Aは、課題中に眠気を感じている期間である。期間Bは、課題に集中している期間である。期間Cは、課題に十分集中できていない期間である。
このグラフから、Fmθ波を直接観察せずとも、θ波パワー又はθ波含有率(以下、単に「θ波量」と称す)により集中状態を判定できると考えた。更に、θ波量を、脳波計測により直接取得せずに、心拍などの生体情報から間接的に推定することが考えられる。本願発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、心拍数(心拍特徴量)からθ波含有率の大小を推定できることを見出した。そこで、第1実施形態では、負荷情報取得部11においてドライバの心拍数からθ波含有率を取得し、集中度推定部13においてθ波含有率に基づいてドライバの集中度を推定している。これにより、簡易な装置でドライバの集中状態を判定することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、主に図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、第2実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。図5は、集中度基準コストを示す集中度マップを示す図面である。
まず、ナビゲーションシステム101について説明する。ナビゲーションシステム1の構成と異なる点は、外部サーバ20が、評判分析部(情報分析部)121と、ソーシャル情報収集部(情報収集部)123とを更に備える点である。ここでは、この評判分析部121及びソーシャル情報収集部123について詳細に説明し、第1実施形態のナビゲーションシステム1と共通する点については説明を省略する。
θ波含有率が上昇する場合、すなわち、ドライバの集中度が上昇する場合には、運転を楽しむことにより集中度が上昇する場合と、安全運転をするために集中度が上昇する場合とがあると考えられる。そこで、第2実施形態のナビゲーションシステム101では、どちらの要因で集中度が上昇しているかを推定し、楽しく運転ができる経路をドライバに提供することができる点に特徴がある。
ソーシャル情報収集部123は、インターネット上に公開されているサイト、例えば、SNS(social networking service)、写真サーバ、及びブログなどのサイトからジオタグ付きテキストデータの収集を行う。ジオタグ付きテキストデータとは、位置情報と関連付けられたテキスト情報のことをいう。ソーシャル情報収集部123は、これらの収集されたジオタグ付きテキストデータを評判分析部121に送信する。
評判分析部121は、収集されたジオタグ付きテキストデータを分析して、そのテキストがポジティブな内容であるか否かを判定する。ポジティブな内容とは、テキストデータの中にドライバが運転を楽しむことができる要因を含んでいることをいう。評判分析部121は、収集したジオタグ付きテキストデータについて形態素解析などを行うことによって単語に分解し、分解されたそれぞれの単語に対して、ポジティブな感情を意味する単語であるか、ネガティブな感情を意味する単語であるかを判断する。ポジティブな感情を意味する単語であるか否かは、あらかじめデータベースに登録された単語と一致するか否かを照合することによって判断される。そして、ポジティブな感情を意味する単語が、ネガティブな感情を意味する単語よりも多ければ、このジオタグ付きテキストデータは、ポジティブな内容であると判断される。
経路探索部45は、リンクに対する集中度基準コストが所定閾値以上であり、かつ、当該リンクの位置とドライバが運転を楽しむことができる内容のジオタグ付きテキストデータの位置情報とが所定距離内にある場合、当該集中度基準コストは、ドライバが運転を楽しむことよって所定閾値以上になったと判定する。
次に、第1実施形態で説明した集中度マップ及び距離マップと、評判分析部121によって解析されたジオタグ付きテキストデータとを用いて経路を探索する場合のナビゲーションシステム101の動作について説明する。
まず、経路探索部45は、携帯端末10から送信されてくる乗車前集中度としての積算集中度が所定の閾値を超えていないか否かを判断する。ここで、積算集中度が所定の閾値を超えていない場合には、距離マップに基づいて算出される経路(最短経路)と、集中度マップに基づいて算出される経路(集中度が要求されない経路)をドライバに提示する。すなわち、比較的ドライバの集中度が低いと判断された場合には、距離優先で探索された経路と集中度優先で探索された経路を提示する。
図5を用いて具体的に示す。集中度マップからリンクL11〜L15におけるそれぞれの集中度基準コストが算出されたとする。L11〜L15のそれぞれの集中度基準コストは、25,20,10,10,15である。ナビゲーションシステム101は、集中度マップから算出される出発地点から目的地点までの経路として、集中度コストが最小となる経路、すなわち、リンクL13とリンクL14を通る経路を提示する。
ここで、例えば、リンクL11の途中の展望台において、「景色が良い」などの投稿がされていたとする。このとき、ソーシャル情報収集部123は、このジオタグ付きテキストデータを収集し、評判分析部121が、ポジティブな内容であると判定する。さらに、評判分析部121は、ジオタグ付きテキストデータの位置情報に基づいて、このジオタグ付きテキストデータがリンクL11から所定の距離内の情報であると判定する。そうすると、経路探索部45は、L11の集中度基準コストは、ドライバが運転を楽しむことによって集中度基準コストが所定値以上になったと判定する。経路探索部45は、このリンクL11を含むような経路であって、距離の増加が最小となるような経路を、先に探索した最短距離となる経路及び集中度が要求されない経路と共に提示する。
以上、第1及び第2実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記第1及び第2実施形態のナビゲーションシステム1(101)では、心拍センサによってドライバの心拍を取得することにより脳波を推定し、この脳波からドライバの集中度を推定する例を挙げて説明したがこれに限定されるものではない。例えば、ナビゲーションシステムは、ドライバの脳波情報を直接計測し、計測された脳波情報からドライバの集中度を推定してもよい。計測する脳波情報は任意の脳波でよく、例えば、θ波及びFmθ波などが含まれる。
上記第1及び第2実施形態のナビゲーションシステム1(101)では、携帯端末10と、外部サーバ20と、車載装置30がそれぞれ別の構成とした例を挙げて説明したが、これに限定されるものではない。携帯端末10、外部サーバ20、及び車載装置30をそれぞれ構成する要素が1つの装置にまとめられてもよい。
上記第2実施形態のナビゲーションシステム101におけるソーシャル情報収集部123は、インターネット上に公開されているサイトからジオタグ付きテキストデータの収集を行う例を挙げて説明したが、ソーシャル情報収集部123は、イントラネット上に保持されたデータや個人のパソコンに蓄積されたデータを収集するように構成してもよい。
1,101…ナビゲーションシステム(ナビゲーション装置)、10,10A,10B,10C…携帯端末、11…負荷情報取得部(脳波情報取得部)、13…集中度推定部(状態推定部)、15…通信ユニット、20…外部サーバ、21…通信ユニット、23…集中度マップ記憶部、25…統計処理部、30…車載装置、31…通信ユニット、33…GPS、35…地図情報記憶部、37…モニタ、41…目的地設定部、43…重み付け部、45…経路探索部、121…評判分析部(情報分析部)、123…ソーシャル情報収集部(情報収集部)。

Claims (5)

  1. ドライバの生体情報に基づいて経路を探索するナビゲーション装置であって、
    ドライバの脳波情報を取得又は推定する脳波情報取得部と、
    前記脳波情報に基づいて前記ドライバの集中度を推定する状態推定部と、
    距離に基づいて生成される距離マップから算出されるリンクごとの距離基準コストと、集中度マップから算出されるリンクごとの集中度基準コストと、に基づいて車両の経路を探索する経路探索部と、
    前記ドライバの集中度に応じて前記距離基準コスト及び前記集中度基準コストに乗算する係数を算出する重み付け部と、を備え、
    前記経路探索部は、前記係数が乗算された前記距離基準コストと前記集中度基準コストとの和が最小となるような経路を探索する、ナビゲーション装置。
  2. 前記重み付け部は、前記車両に乗車前又は経路探索時の前記ドライバの集中度に応じて前記係数を算出する、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. インターネット上に保持されているデータを収集する情報収集部と、
    前記データを分析して、前記ドライバが運転を楽しむことができる内容を含むか否かを判定する情報分析部と、更に備え、
    前記経路探索部は、前記距離マップに基づいて算出される最短経路と、前記集中度マップに基づいて算出される集中度が要求されない経路とに加え、ドライバが運転を楽しむことができる内容のテキスト情報に関連付けられた位置情報と一つの前記リンクとが所定距離内にあると判定した場合、前記一つのリンクを含むような経路であって距離の増加が最小となるような経路を提示する、請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記情報収集部は、インターネット上に公開されているサイトから、位置情報と関連付けられたテキスト情報を収集し、前記情報分析部は、前記テキスト情報を分析して、前記ドライバが運転を楽しむことができる内容であるか否かを判定する、請求項に記載のナビゲーション装置。
  5. ドライバの生体情報に基づいて経路を探索するナビゲーション方法であって、
    ドライバの脳波情報を取得又は推定する工程と、
    前記脳波情報に基づいて前記ドライバの集中度を推定する工程と、
    距離に基づいて生成される距離マップから算出されるリンクごとの距離基準コストと、集中度マップから算出されるリンクごとの集中度基準コストと、に基づいて車両の経路を探索する工程と、
    前記ドライバの集中度に応じて前記距離基準コスト及び前記集中度基準コストに乗算する係数を算出する工程と、を備え、
    前記経路を探索する工程では、前記係数が乗算された前記距離基準コスト及び前記集中度基準コストの和が最小となるような経路を探索する、ナビゲーション方法。
JP2013082038A 2013-04-10 2013-04-10 ナビゲーション装置及びナビゲーション方法 Active JP6003782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013082038A JP6003782B2 (ja) 2013-04-10 2013-04-10 ナビゲーション装置及びナビゲーション方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013082038A JP6003782B2 (ja) 2013-04-10 2013-04-10 ナビゲーション装置及びナビゲーション方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014202733A JP2014202733A (ja) 2014-10-27
JP6003782B2 true JP6003782B2 (ja) 2016-10-05

Family

ID=52353263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013082038A Active JP6003782B2 (ja) 2013-04-10 2013-04-10 ナビゲーション装置及びナビゲーション方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6003782B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105072986B (zh) 2013-03-22 2018-12-04 丰田自动车株式会社 驾驶支援装置及方法、信息提供装置及方法、导航装置及方法
JP6365554B2 (ja) * 2016-01-14 2018-08-01 マツダ株式会社 運転支援装置
JP2017181391A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 コスト算出データのデータ構造
JP6344419B2 (ja) * 2016-03-31 2018-06-20 マツダ株式会社 運転支援装置
JP2017181392A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 経路探索装置及びコンピュータプログラム
JP6409810B2 (ja) * 2016-03-31 2018-10-24 マツダ株式会社 運転支援装置
JP7045639B2 (ja) 2017-02-28 2022-04-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 作業適正度判定システム
JP7434714B2 (ja) 2019-03-08 2024-02-21 マツダ株式会社 車両用演算システム
CN110222421B (zh) * 2019-06-06 2023-03-10 优必爱信息技术(北京)有限公司 一种行驶路线集中度评估方法及系统

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4145710B2 (ja) * 2003-04-28 2008-09-03 株式会社ザナヴィ・インフォマティクス 推奨経路演算方法および推奨経路表示方法
JP4780454B2 (ja) * 2006-01-31 2011-09-28 株式会社エクォス・リサーチ 経路探索装置
US20100191452A1 (en) * 2007-06-29 2010-07-29 Pioneer Corporation Route searching apparatus, route searching method and program
JP4726916B2 (ja) * 2008-01-31 2011-07-20 本田技研工業株式会社 ナビゲーション装置
JP4941776B2 (ja) * 2008-06-27 2012-05-30 株式会社デンソー 走行支援装置
JP2010038778A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Nissan Motor Co Ltd 情報配信システム、情報提示方法、情報配信装置、車載装置
JP2010210339A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Clarion Co Ltd 車載用ナビゲーション装置、車載用ナビゲーション装置の制御方法及び制御プログラム
JP5388705B2 (ja) * 2009-06-08 2014-01-15 株式会社デンソーアイティーラボラトリ 運転診断装置および運転診断方法
JP2011248535A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Toyota Motor Corp 運転者状態判定装置、及び運転者支援装置
JP5676147B2 (ja) * 2010-05-28 2015-02-25 富士通テン株式会社 車載用表示装置、表示方法および情報表示システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014202733A (ja) 2014-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6003782B2 (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーション方法
US11027608B2 (en) Driving assistance apparatus and driving assistance method
US10046618B2 (en) System and method for vehicle control integrating environmental conditions
JP4941776B2 (ja) 走行支援装置
US10282959B2 (en) Fatigue time determination for an activity
CN102046086B (zh) 睡意检测装置
JP6972629B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
JP2007122579A (ja) 車両制御装置
EP3889740A1 (en) Affective-cognitive load based digital assistant
JP2018179704A (ja) 車両用報知装置
JPWO2014017009A1 (ja) 運転者状態推定装置、運転者状態推定方法
JP6037130B2 (ja) 運転状態改善装置
CN113383208A (zh) 信息处理系统、健康管理系统、程序和信息处理方法
WO2021185468A1 (en) Technique for providing a user-adapted service to a user
GB2567854A (en) Motion sickness well being route planner
FR2998159A1 (fr) Procede et systeme de gestion du stress d'un conducteur de vehicule automobile
Rony et al. Monitoring driving stress using HRV
Kashevnik et al. Decision support system for drivers & passengers: Smartphone-based reference model and evaluation
JP2005305003A (ja) 運転状況確認装置、運転状況確認システム
JP2018075208A (ja) 運転者の状態検出システムおよび状態検出方法
Corcoba-Magaña et al. Prediction of motorcyclist stress using a heartrate strap, the vehicle telemetry and road information
US20230211744A1 (en) Technique for providing a user-adapted service to a user
JP2020169956A (ja) 車両の行先提案システム
Yoshimoto et al. Building a sensor network to measure drivers' emotions
JP2020080129A (ja) 情報処理システム、プログラム、及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160822

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6003782

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151