JP5387673B2 - 遅延量割り当て手段、遅延量割り当て方法及び遅延量割り当て手段の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遅延量割り当て手段、遅延量割り当て方法及び遅延量割り当て手段の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本願発明は、スター形通信システム並びにそれに用いられる遅延量割り当て手段、統合通信装置、遅延量割り当て方法、通信方法及び遅延量割り当て手段の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
スター形通信システムにおいては、1個以上の加入者通信装置が、分岐装置を介して同一の局内通信装置に接続されている。このため、加入者通信装置から局内通信装置に向かうバーストデータ(以下、「上りバーストデータ」という。)が局内通信装置で受信される際に互いに衝突しないように、それぞれの加入者通信装置において、上りバーストデータを送信するタイミングを規定する必要がある。
実用化されているスター形通信システムとして、加入者通信装置と局内通信装置との間が光分岐装置(スターカプラ)で接続された、PON(Passive Optical Network)システムがある。PONシステムにおいては、加入者通信装置は、ONU(Optical Network Unit)と呼ばれる。また、局内通信装置はOLT(Optical Line Terminal)と呼ばれる。
PONシステムにおける、上りバーストデータの送信タイミングを決定する手順は、次の通りである。OLTは、OLTと各ONUとの間の伝送遅延を測定する。そして、OLTは、等化遅延量(Equalization Delay、以下、「EqD」という。)をその伝送遅延に基づいてONU毎に算出する。EqDとは、ONUが、OLTからONUに送信されるデータ(以下、「下りデータ」という。)を受信してから、上りバーストデータを送信するまでの待ち時間である。そして、OLTは、求められたEqDを各ONUに割り当てる。ONUがEqDに基づくタイミングで上りバーストデータを送信することで、各ONUの上りバーストデータは、衝突することなくOLTに伝送される。
ここで、OLTがONUに対する伝送遅延を測定する手順は、レンジング(Ranging)と呼ばれる。また、レンジングを行ってEqDをONUに割り当て、ONUにOLTとの通信を確立させる手順は、起動(Activation)と呼ばれる。
以下に、ITU−T(Telecommunication Standardization Sector of ITU)勧告G.984.3で規定されているPONシステムを例に、OLTとONUのデータ送受信タイミングを説明する。
図5は、PONシステムにおける、下りデータ(帯域割り当て情報、BW assignment)及び上りバーストデータ(Upstream Burst)の送受信タイミングを示す。OLTは各ONUへの下りデータの送信からTEqD以降に、各ONUからの上りバーストデータを受信するようにONUの送信タイミングを設定する。その結果、OLTは、各ONUからの上りバーストデータを、衝突することなく受信できる。
より具体的には、OLTは、ONUに帯域割り当て情報及びEqDを通知する。ここで、帯域割当情報は、送信開始タイミング(SStart)を含んでいる。SStartは、ONUに設定される送信待ち時間であり、上りバーストデータの帯域制御に使用されるパラメータである。
ONUは、帯域割り当て情報及びEqDを含むデータを受信したタイミングから、ONUの応答時間(Response Time)、EqD及び送信開始タイミング(SStart)を合計した時間が経過するまで待ったのち、上りバーストデータを送信する。その結果、上りバーストデータは、TEqDの経過後さらにSStartだけ遅れてOLTに到着する。
図6は、レンジング処理のタイミングを示す。図6において、OLTは、ONUに対するレンジング指示(Ranging request)の送信から、TEqDだけ遅延したタイミングまで、ONUからのレンジング応答(Ranging response)を待つ。ONUはレンジング指示を受信したタイミングから、ONUの応答時間(Response Time)の経過後OLTにレンジング応答を送信する。OLTは、レンジング指示を送信してからレンジング応答を受信するまでのデータの往復時間をTEqDから引いた差を、当該ONUに対するEqDの値とする。すなわち、EqD=TEqD−RTDである。そして、OLTは得られたEqDの値を各ONUに通知する。ここで、データの往復時間はラウンドトリップ時間または、RTD(Round Trip Delay)と呼ばれることもある。そして、OLTは、接続されている全てのONUにそれぞれ上述のレンジング指示を行ってEqDを求め、ONU毎にEqDを計算して割り当てる。
なお、上の説明において、Response Timeの定義、EqDの算出手順、SStartの定義は、ITU−T勧告として公知であり、また本願発明とは直接関係しない。従って、それらの詳細な説明は省略する。また、OLTがONUに遅延時間を割り当てる手順は、標準化された他のPONシステム(たとえばITU−T勧告G.982、G.983や、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.)802.3ah規格)においても基本的に共通である。
PONシステムにおいては、2×N形スターカプラと2台のOLTとを使用することで、OLTを2重化することが可能である。OLTを二重化することで、スターカプラと現用系OLTとの間の経路または現用系OLTに障害が発生した場合に予備系に切り替える、プロテクション切り替えが実現できる。
OLTを二重化したPONシステムにおいては、現用系OLTに障害が発生すると、予備系OLTがONUを起動する。その後、予備系OLTが現用系OLTとなってPONシステムの運用が継続される。
しかしながら、OLTが二重化されたPONシステムにおいては、ONUから現用系OLTに至る経路長と、ONUから予備系OLTに至る経路長とが異なっている場合がある。従って、OLTを現用系から予備系へ切り替えた後には、予備系OLTは、各ONUに対してEqDを再度割り当てる必要がある。
特許文献1には、OLT切り替えを無瞬断で行うPONシステムにおいて、系切り替え後にONUに遅延量を再度割り当てる構成が記載されている。特許文献1において、予備系OLTに相当するPONIF#1は、系切り替え前の受信基準位相R0と系切り替え後のONUからの受信タイミングU1とから位相差PDを求める。そして、PONIF#1は、位相差PDから遅延指示値Td1を求め、系切り替え後のONUに遅延量を通知している。
特開2005−328294号公報
特許文献1に記載された、OLTが二重化されたPONシステムにおいては、OLTの切り替え後にONUの送信タイミングが最適化できないことがある。図7を用いてその理由を説明する。
図7は、OLTが二重化されたPONシステムにおける、ONUから予備系OLTへの上りバーストデータの到着タイミングを示す。図7(a)は、切り替え前に現用系OLTへ到着する上りバーストデータのタイミングを示す。また、図7(b)および図7(c)は、切り替え後に予備系OLTへ到着する上りバーストデータのタイミングを示す。
図7(a)に示すように、切り替え前には、上りバーストデータが互いに衝突することなく現用系(Active)OLTに到着している。しかし、OLTの切り替え後には、ONUごとの個体差によりONUが上りデータを送信するタイミングにばらつきが生じることがある。このばらつきが大きいと、ONUが送信する上りバーストデータが衝突する場合がある。図7(b)は、3番目のONUであるONU[3]と4番目のONUであるONU[4]との上りバーストデータが衝突している状態を示す。
この状態を解消し、図7(c)のように上りバーストデータを衝突することなく予備系(Standby)OLTに到着させるためには、ONU毎にEqDを割り当てる必要がある。なぜならば、割り当てられるEqDがONU間で同一であると、ONUが上りバースト信号を送信する相対的なタイミングが変化しないので、上りバーストデータが衝突する可能性が残存するからである。
しかしながら、特許文献1に記載のPONIF#1においては、系切り替え前後の受信データのタイミングの差を示すPDは一定値とされている。このため、PDを用いて計算される遅延指示値Td1も各ONUで同一の値となる。従って、ONUへの遅延指示値Td1の再設定後も、ONU間のデータの位相差、すなわち上りデータの間隔は切り替え前と変わらない。よって、特許文献1に記載の発明においては、ONUが起動する際にONUの送信タイミングのばらつきが大きいと、隣接するONUの上りデータが衝突する場合がある。
本願発明の目的は、通信装置の適切な遅延量を求めるという課題を解決するための技術を提供することにある。
本願発明の遅延量割り当て手段は、第1の通信装置が第2の通信装置の各々へ送信する所定の信号の送信時刻と所定の信号に対する応答を第1の通信装置が受信する受信時刻との差である往復時間を測定する往復時間測定手段と、第2の通信装置の各々について、現在の往復時間と過去の往復時間との差分が所定の範囲に含まれるか否かを判定する往復時間比較手段と、差分の各々が所定の範囲に含まれる場合には、差分の最大値と最小値との間に含まれる数値から代表値を選択し、代表値に所定の値を加算した値を、遅延量として出力する遅延量計算手段と、を備える。
また、本願発明の遅延量割り当て方法は、第1の通信装置が第2の通信装置の各々へ送信する所定の信号の送信時刻と所定の信号に対する応答を第1の通信装置が受信する受信時刻との差である往復時間を測定する第1のステップと、第2の通信装置の各々について、現在の往復時間と過去の往復時間との差分が所定の範囲に含まれるか否かを判定する第2のステップと、差分の各々が所定の範囲に含まれる場合には、差分の最大値と最小値との間に含まれる数値から代表値を選択し、代表値に所定の値を加算した値を、遅延量として出力する第3のステップと、を備える。
また、本願発明の遅延量割り当て手段の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、遅延量割り当て手段を、第1の通信装置が第2の通信装置の各々へ送信する所定の信号の送信時刻と所定の信号に対する応答を第1の通信装置が受信する受信時刻との差である往復時間を測定する往復時間測定手段、第2の通信装置の各々について、現在の往復時間と過去の往復時間との差分が所定の範囲に含まれるか否かを判定する往復時間比較手段、差分の各々が所定の範囲に含まれる場合には、差分の最大値と最小値との間に含まれる数値から代表値を選択し、代表値に所定の値を加算した値を、遅延量として出力する遅延量計算手段、として動作させるプログラムを記録している。
本願発明の遅延量割り当て手段、統合通信装置、遅延量割り当て方法、通信方法、遅延量割り当て手段の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びスター形通信システムは、通信装置の適切な遅延量を求めることを可能とする。
第1の実施形態のPONプロテクションシステムにおける、予備系OLTのレンジング処理部の機能ブロックを示す図である。 PONプロテクションシステムの構成を示す図である。 第1の実施形態のPONプロテクションシステム及びOLTの内部ブロックを示す図である。 予備系OLTにおける、切り替え後のレンジング処理部の動作を示すフローチャートである。 PONシステムにおける、下りデータ及び上りバーストデータの送受信タイミングを示す図である。 レンジング処理のタイミングを示す図である。 OLTが二重化されたPONシステムにおける、ONUから予備系OLTへの上りバーストデータの到着タイミングを示す図である。 本願発明の遅延量割り当て手段を、第1の通信装置と第2の通信装置とを備える通信システムに適用した構成を示す図である。
[第1の実施形態]
以下に説明する第1の実施形態は、本願発明の遅延量割り当て手段を、PONプロテクションシステムで用いられるレンジング処理部に応用したものである。
図2は、PONプロテクションシステム1の構成を示す。PONプロテクションシステム1は、OLT2(Active_OLT)、OLT3(Standby_OLT)、スプリッタ4及びN個(Nは自然数)のONU(ONU51〜ONU5N)を備える。
OLTは通信事業者の局内通信装置である。OLT2、OLT3は、それぞれ現用系OLT、予備系OLTである。ONU51〜5Nは、加入者通信装置である。これらのONUは、加入者の宅内に設置される。スプリッタ4は、2×N形の光スターカプラである。スプリッタ4は、OLT2及びOLT3と、ONU51〜5nとの間に配置される。また、スプリッタ4は、OLT2及びOLT3からONU51〜5nに送信される下りデータをN個のONUに対して分岐して送信する。さらに、スプリッタ4は、ONU51〜5nから送信される上りバーストデータを多重してOLT2及びOLT3に入力する。下りデータ及び上りバーストデータは、1芯の光ファイバに波長多重されて伝送される。
なお、第1の実施形態において、下りデータ及び上りバーストデータの送受信タイミングは、先に図5及び図6を用いて説明したとおりであるので、説明を省略する。
図3は、第1の実施形態におけるPONプロテクションシステム及びOLTの内部ブロックを示す。
図3において、OLT2は現用系OLT、OLT3は予備系OLTである。OLT2及び3は、光トランシーバ21及び31、MAC(Media Access Control)処理部22及び32、レンジング処理部200及び300、CPU(中央処理装置、Central Processing Unit)250及び350,メモリ251及び351を備える。また、OLT2,3は、それぞれ光トランシーバを4台ずつ備えている。そして、それぞれその中の1台の光トランシーバがスプリッタ4に接続されている。ここで、レンジング処理部200及び300は、一般的には遅延量割り当て手段と呼ぶことができる。
光トランシーバ21及び31は、OLT内部と光ファイバ伝送路との間のO/E(Optical/Electrical)及びE/O(Electrical/Optical)変換を行う。MAC制御部22及び32は、伝送路24、34からOLT2、3に入力されるデータを上りデータとして光トランシーバ21及び31を経由してONUに送信するためのインタフェース機能を備える。また、MAC制御部22及び32は、ONUから受信した下りバーストデータを、伝送路24、34に出力させるためのインタフェース機能をも備える。さらに、MAC制御部22及び32は、レンジング処理部200及び300が計算したEqDを光トランシーバ21及び31を経由してONUに送信する機能も備える。レンジング処理部200及び300は、レンジングを行いONUに割り当てるEqDを計算する。CPU(中央処理装置)250及び350は、メモリ251及び351に記憶されたプログラムに従い、レンジング処理部200及び300を制御する。
図3においては、OLT2の光トランシーバTRX1−3が現用系OLT側経路、OLT3の光トランシーバTRX2−3が予備系OLT側経路に接続されている。なお、図3には、両方のOLTに接続されているN個のONUのうちONU[1]〜ONU[3]の3台のみが記載されている。
図3には、OLT2とONU[1]、ONU[2]、ONU[3]との間のPONシステム上の線路長が、それぞれFD[a1]、FD[a2]、FD[a3]として記載されている。また、OLT3とONU[1]、ONU[2]、ONU[3]との間の線路長がそれぞれFD[s1]、FD[s2]、FD[s3]として記載されている。なお、図3において、線路長は、PONシステムとしてのOLT側の起点であるMAC制御部を起点として記載されている。ここで、OLTの切り替えにより生じる線路長の差ΔFDは、スプリッタとOLT2との間の線路長と、スプリッタとOLT3との間の線路長との差であるので、ΔFD=|FD[s1]−FD[a1]|=|FD[s2]−FD[a2]|=|FD[s3]−FD[a3]|となる。
[第1の実施形態の動作の説明]
図1は、第1の実施形態のPONプロテクションシステムにおける、予備系OLTのレンジング処理部の機能ブロックを示す。
図1に示したレンジング処理部300は、OLTの切り替え後、予備系OLTとONUとが通信できるようにするためのレンジング処理を行う。レンジング処理部300は、レンジング部311、ΔEqD計算部312、EqD_DB313、ΔEqD比較部314、新EqD計算部及びEqD出力部316を備える。
OLTが現用系から予備系に切り替わると、レンジング部311は、現用系OLTから切り替え通知を受信する。レンジング部311は、切り替え通知を受信すると、予備系OLTに接続された1台以上のONUに対してレンジング要求を発出する。以下の説明ではONU[a]、ONU[b]の2台のONUをレンジングの対象とする場合について記載するが、それ以外の個数のONUをレンジングの対象としてもよい。
レンジング部311は、ONU[a]、ONU[b]から受信したレンジング応答の受信タイミングから、切り替え後のEqDである新EqD[a]、新EqD[b]を計算する。ここで、新EqD[a]、新EqD[b]は、それぞれONU[a]、ONU[b]に対応する、切り替え後のEqDである。
ΔEqD計算部312は、レンジング部311から新EqD[a]、新EqD[b]を受け取る。そして、ΔEqD計算部312は、EqD_DB313に対して、OLTの切り替え直前にONU[a]、ONU[b]に割り当てられていたEqDの返信を要求する指示EqD_request[a]、EqD_request[b]を発出する。
EqD_DB313は、プロテクション切り替え直前の各ONUのEqDを現用系OLT2から受信して保存する、データベースである。EqD_DB313は、EqD_request[a],EqD_request[b]をΔEqD計算部312から受け取ると、プロテクション切り替え直前の各ONUのEqDである旧EqD[a]、旧EqD[b]をΔEqD計算部312に返す。
ΔEqD計算部312は、EqD_DB313から受け取った旧EqD[a],旧EqD[b]とレンジング部311から受け取った新EqD[a],新EqD[b]との差分であるΔEqD[a]とΔEqD[b]とを計算する。すなわち、ΔEqD[a]=新EqD[a]−旧EqD[a]、ΔEqD[b]=新EqD[b]−旧EqD[b]である。そして、ΔEqD計算部312は、差分ΔEqD[a],ΔEqD[b]をΔEqD比較部314に通知する。
ΔEqD比較部314は、ΔEqD計算部312から通知された差分ΔEqD[a],ΔEqD[b]が一致するか、あるいは、それぞれが所定の範囲内にあるかどうかを判定する。そして、ΔEqD比較部314は、その判定結果及び差分ΔEqD[a],ΔEqD[b]を新EqD計算部315に通知する。
新EqD計算部315は、ΔEqD比較部314から受け取った判定結果及びΔEqDに基づいて、全ONUに対する新EqD[i](1≦i≦N)を計算する。新EqD[i]の計算方法は後述する。
EqD出力部316は、新EqD計算部315が計算した新EqD[i]を割り当てる新EqD割り当てメッセージを、MAC制御部に発出する。
上に述べたレンジング処理部3の動作を、フローチャートを用いて説明する。図4は、予備系OLTにおける、切り替え後のレンジング処理部3の動作を示すフローチャートである。
図4において、レンジング処理は、レンジング処理部3に入力されたプロテクショントリガの検出によって開始される。レンジング部311がプロテクショントリガを検出すると、現用系OLTから予備系OLTへプロテクション切り替えが実行される(S601)。
OLTの切り替えが完了すると、レンジング処理部3は1以上のONU(ONU[a],ONU[b],…)に対してレンジングを実行する(S602)。そして、レンジング処理部3は、予備系OLTにおいてレンジング処理を実行した結果得られる新EqDと、切り替え前に現用系OLTが当該ONUに割り当てていた旧EqDとの差分ΔEqDを計算する(S603)。ここで、レンジング処理部3が複数のONU(ONU[a]、ONU[b]、・・・)に対してレンジングを実行した場合、プロテクション切り替え前後において、複数の差分ΔEqD(ΔEqD[a]、ΔEqD[b])が得られる。
そして、レンジング処理部3は、複数の差分ΔEqD(ΔEqD[a]、ΔEqD[b])が、全て一致するか所定の値の範囲内にあるかを確認する(S604)。ΔEqDが、全て一致するか所定の値の範囲内にある場合(S604:Y)、ΔEqDの中から特定のΔEqDが代表値(以下、「代表ΔEqD」という。)として選ばれる(S605)。
ここで、所定の範囲は、その所定の範囲内にある代表ΔEqDから新EqDを計算した場合に、どのONUにおいても上りバーストデータが衝突しないような範囲として設定されてもよい。
次に、レンジング処理部3は、各ONUについて、旧EqD値に対して代表ΔEqDを加算して、新EqD[i]とする(S606)。代表ΔEqDは、ΔEqD[a]、ΔEqD[b]に対して一定の範囲内にあるので、この手順によっても、N個のONUの新しいEqD[i](1≦i≦N)が求められる。そして、レンジング処理部3は、ステップS606で求められた新EqD[i]を、旧EqD[i]に代えて、ONU[i]に割り当て(S609)、ONU[i]を起動する(S610)。
この手順を用いると、全てのONU(ONU[1]〜ONU[N])のレンジングを行うことなく、全ONUの新しいEqD[i]を求められる。その結果、OLTの切り替えの際のレンジングの回数を大幅に削減することができ、プロテクション切り替えをより高速に実行することが可能となる。
一方、得られた複数のEqDの差分が一致しないか、あるいは所定の範囲内にない場合(S604:N)には、レンジング処理部3は、残る全てのONU[i]に対してレンジング処理を行い(S607)、新EqD[i]を計算する(S608)。そして、レンジング処理部3は旧EqD[i]に代えて新EqD[i]をONU[i]に割り当て(S609)、ONU[i]を起動する(S610)。この場合、レンジングの回数を削減することはできない。しかし、レンジング処理部3はONU毎に新EqDを計算するので、レンジング処理部3は、各ONUに対して精密に新EqDを割り当てることができる。
上記いずれかのフローにしたがってONUに新EqDが割り当てられると、プロテクション切り替えが完了する。そして、PONシステム内で、切り替え前の予備系OLTが、現用系OLTとして運用される。
このように、第1の実施形態は、N個のONUのうち一部についてレンジング処理部がレンジングを行ない、複数の新EqDを算出する。そして、複数の新EqDと現用系のEqDとのそれぞれの差分ΔEqDが全て一致するか、所定の値の範囲内にある場合、レンジング処理部は特定のΔEqDを代表ΔEqDとして選択する。そして、レンジング処理部は代表ΔEqDを使用して全ONUに対する新EqDの計算を行っている。
その結果、レンジング処理部は、全てのONUに対してレンジングをすることなく、新EqDを全てのONUに割り当てることができる。すなわち、第1の実施形態は、レンジング処理の回数を削減することによりプロテクション切り替え後のONU起動時間を短縮することができるという効果がある。
ここで、ΔEqD比較部は、複数のONUに対してΔEqDが所定の範囲内にあるかどうかを確認している。このように、ΔEqDのばらつきを確認することで、プロテクション切り替え後に設定される新EqDの妥当性が確保されている。
一方、得られたΔEqDのばらつきが大きい場合には、代表ΔEqDのみから新EqDが計算されると、各ONUの送信タイミングの補正が充分行われない恐れがある。このような場合には、図4のS607〜S608で示したように、レンジング処理部は、N個のONUすべてにレンジングを行う。その結果、第1の実施形態には、各ONUの送信タイミングにばらつきがある場合でも、各ONUの状態に合わせたEqDを設定できるという効果もある。
なお、上の説明では、レンジング処理部3は、複数のΔEqDから代表ΔEqDを選択している。しかし、レンジング処理部3は、1個のONUに対してのみレンジングを行ってもよい。そして、得られた1個のΔEqDが所定の範囲内であれば、レンジング処理部3は得られたΔEqDを代表ΔEqDとして新EqDを計算してもよい。さらに、得られた1個のΔEqDが所定の範囲の外にある場合には、レンジング処理部3は、N個のONUすべてにレンジングを行ってONU毎にΔEqDを求めてその結果から新EqDを求めてもよい。
ここで、図6で説明したように、EqD=TEqD−RTDである。通常、TEqDはPONシステム毎に一定である。従って、現用系OLTが測定した各ONUのRTD(旧RTD)を予備系OLTのEqD_DB313に記憶させておき、レンジング処理部3は、予備系OLTが測定したRTDと旧RTDとの差分から、ΔEqDを求めてもよい。
レンジングの対象となるONUは1個以上であればよく、ONUの中からレンジングの対象となるONUはランダムに選ばれてもよい。また、レンジングを行うONUの個数は、レンジングに許容される時間内で最大となるように選んでもよい。
なお、1つのPONプロテクションシステムに複数の種類のONUが混在していると、送信タイミングのばらつきがONUの種類によって異なる可能性がある。このような場合には、ONUの種類毎に最低1個のONUに対してレンジングを行ってもよい。
また、代表ΔEqDは、複数のΔEqDの最大値、最小値、あるいは最大値と最小値との間にある値から選択してもよい。あるいは、代表ΔEqDは、ΔEqDの分布から統計的に決定されてもよく、たとえば、ΔEqDの平均値や中央値から求められてもよい。
さらに、選択する代表ΔEqDは1個でなくてもよい。1つのPONプロテクションシステムに複数の種類のONUが混在している場合には、レンジング処理部は、複数のEqDを代表ΔEqDとして選択し、ONUの種類毎に異なる代表ΔEqDを選択して新EqDを計算してもよい。そうすることにより、レンジング処理部は、ONUの種類毎に、より適した新EqDを割り当てることができる。
さらに、EqD_DB313は、切り替え直前の各ONUの旧EqDを、現用系OLT2からではなく、ONUに制御命令を送信してONUから入手してもよい。
以上は予備系OLTが備えるレンジング処理部に関する説明であるが、現用系OLTも同様のレンジング処理部を備えていてもよい。その場合には、プロテクション切り替えにより現用系OLTが予備系OLTとなった後に再度切り替えが発生した場合にも、その際の予備系OLT(すなわち現在の現用系OLT)は同様のレンジング処理を行うことができる。
なお、第1の実施形態の変形例としては、レンジング部、ΔEqD計算部及びΔEqD比較部において実施される処理を、プロテクション切り替え前に行う構成がある。具体的には、プロテクションの現用系OLT側および予備系OLT側の光ファイバ接続工事の際に、ONUを測定用に設置してΔEqDをあらかじめ測定し、新EqDの値を計算しておく。これにより、レンジング処理部は、プロテクション切り替えが発生した後にレンジング処理を行うことなく、新EqDを各ONUに設定できる。従って、さらなるプロテクションの高速切り替えが可能となる。
以上説明したように、第1の実施形態及びその変形例は、通信装置の適切な遅延量を求めることを可能とするという効果を奏する。
[第2の実施形態]
次に、本願発明の第2の実施形態について説明する。
図8は、本願発明の遅延量割り当て手段を、第1の通信装置と第2の通信装置とを備える通信システムに適用した構成を示す。図8において、遅延量割り当て装置600は、第1の通信装置620と接続されている。第2の通信装置61〜6Nは、通信装置620と対向する通信装置である。
遅延量割り当て装置600は、往復時間測定部611、往復時間比較部613及び遅延量計算部614を備える。往復時間測定部611は、第1の通信装置620から第2の通信装置61〜6Nの各々へ送信した所定の信号の送信時刻と前記所定の信号に対する応答を第1の通信装置が受信する受信時刻との差である往復時間を測定する。また、往復時間比較部613は、第2の通信装置の各々について、現在の往復時間及び過去の往復時間の差分が所定の範囲に含まれるか否かを判定する。さらに、遅延量計算部614は、差分の各々が所定の範囲に含まれる場合には、差分の最大値と最小値との間に含まれる数値から代表値を選択し、代表値に第2の所定の値を加算した値を、遅延量として出力する。
第2の実施形態においては、現在の往復時間と、過去に求められた往復時間との差分を計算することで、過去の往復時間に対する、現在の往復時間のばらつきが計算される。そして、その差分が所定の範囲に含まれるかどうかにより、現在の往復時間のばらつきの大きさが判断される。すなわち、第2の実施形態においては、往復時間の差分が所定の範囲内にある場合は、差分の代表値を選択して、その代表値を過去の往復時間に加算して、遅延量を計算する。その結果、第2の実施形態の遅延量割り当て装置は、現在の往復時間のばらつきの大きさが考慮された、適切な遅延量を求めることができる。
なお、以上に説明した本願発明の実施形態は、特定のスター形通信システムへの適用を目的としていない。本願発明は、たとえば、ITU−T勧告G.982、G.983、G.984や、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.)802.3ah規格といった、標準化された勧告や規格に準拠したPONシステムのいずれにも適用できる。さらに、本願発明は、PONシステム以外のスター形通信システムにも適用できる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2009年3月10日に出願された日本出願特願2009−056466を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 PONプロテクションシステム
2、3 OLT
4 スプリッタ
21、31 光トランシーバ
22、32 MAC制御部
24、34 入出力伝送路
51〜5N ONU
61〜6N 通信装置
200、300 レンジング処理部
250、350 CPU
251、351 メモリ
311 レンジング処理部
312 ΔEqD計算部
313 EqD_DB
314 ΔEqD比較部
315 新EqD計算部
316 EqD出力部
600 遅延量割り当て装置
611 往復時間測定部
613 往復時間比較部
614 遅延量計算部
615 遅延量出力部
620 通信装置

Claims (18)

  1. 第1の通信装置が第2の通信装置の各々へ送信する所定の信号の送信時刻と前記所定の信号に対する応答を前記第1の通信装置が受信する受信時刻との差である往復時間を測定する往復時間測定手段と、
    前記第2の通信装置の各々について、現在の前記往復時間と過去の前記往復時間との差分が所定の範囲に含まれるか否かを判定する往復時間比較手段と、
    前記差分の各々が所定の範囲に含まれる場合には、前記差分の最大値と最小値との間に含まれる数値から代表値を選択し、前記代表値に所定の値を加算した値を、遅延量として出力する遅延量計算手段と、
    を備えることを特徴とする、遅延量割り当て手段。
  2. 前記往復時間の測定は、前記第2の通信装置の一部に対して行われることを特徴とする、
    請求項1に記載された遅延量割り当て手段。
  3. 前記差分が所定の範囲に含まれない場合には、前記遅延量計算手段は、前記差分の各々に前記所定の値を加算した値を出力することを特徴とする、請求項1又は2に記載された遅延量割り当て手段。
  4. 前記所定の値は、前記過去の往復時間であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載された遅延量割り当て手段。
  5. 前記遅延量割り当て手段は、
    スターカプラを介して前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが接続され、前記第1の通信装置によって割り当てられた遅延量に基づいて前記第2の通信装置が前記第1の通信装置にデータを送信するPON(Passive Optical Network)システムで用いられることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載された遅延量割り当て手段。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された遅延量割り当て手段と、通信先との間で信号を送受信する送受信手段と、を備えることを特徴とする統合通信装置。
  7. 前記過去の往復時間は、他の前記第1の通信装置が測定した前記往復時間であることを特徴とする、請求項6に記載された統合通信装置。
  8. 前記往復時間比較手段は、前記他の第1の通信装置から前記第1の通信装置への切り替えを契機に、前記現在の応答時間の測定を開始することを特徴とする、請求項7に記載された統合通信装置。
  9. 第1の通信装置が第2の通信装置の各々へ送信する所定の信号の送信時刻と前記所定の信号に対する応答を前記第1の通信装置が受信する受信時刻との差である往復時間を測定する第1のステップと、
    前記第2の通信装置の各々について、現在の前記往復時間と過去の前記往復時間との差分が所定の範囲に含まれるか否かを判定する第2のステップと、
    前記差分の各々が所定の範囲に含まれる場合には、前記差分の最大値と最小値との間に含まれる数値から代表値を選択し、前記代表値に所定の値を加算した値を、遅延量として出力する第3のステップと、
    を備えることを特徴とする、遅延量割り当て方法。
  10. 前記第1のステップは、前記第2の通信装置の一部に対して行われることを特徴とする、請求項9に記載された遅延量割り当て方法。
  11. 前記差分が所定の範囲に含まれない場合には、前記差分の各々に前記所定の値を加算した値を出力する第4のステップをさらに備えることを特徴とする、請求項9又は10に記載された遅延量割り当て方法。
  12. 前記所定の値は、前記過去の往復時間であることを特徴とする、請求項9乃至11のいずれかに記載された遅延量割り当て方法。
  13. 前記遅延量割り当て方法は、
    スターカプラを介して前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが接続され、前記第1の通信装置によって割り当てられた遅延量に基づいて前記第2の通信装置が前記第1の通信装置にデータを送信するPON(Passive Optical Network)システムで用いられることを特徴とする、請求項9乃至12のいずれかに記載された遅延量割り当て方法。
  14. 請求項9乃至13のいずれかに記載された遅延量割り当て方法において、さらに、通信先と信号を送受信するステップ、を備えることを特徴とする、通信方法。
  15. 遅延量割り当て手段を、
    第1の通信装置が第2の通信装置の各々へ送信する所定の信号の送信時刻と前記所定の信号に対する応答を前記第1の通信装置が受信する受信時刻との差である往復時間を測定する往復時間測定手段、
    前記第2の通信装置の各々について、現在の前記往復時間と過去の前記往復時間との差分が所定の範囲に含まれるか否かを判定する往復時間比較手段、
    前記差分の各々が所定の範囲に含まれる場合には、前記差分の最大値と最小値との間に含まれる数値から代表値を選択し、前記代表値に所定の値を加算した値を、遅延量として出力する遅延量計算手段、
    として動作させるための遅延量割り当て手段の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. スターカプラを介して前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが接続され、前記第1の通信装置によって割り当てられた遅延量に基づいて前記第2の通信装置が前記第1の通信装置にデータを送信するPON(Passive Optical Network)システムで用いられることを特徴とする、請求項15に記載された遅延量割り当て手段の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 分岐装置を介して、第2の通信装置が、同一の第1の通信装置に接続されているスター形通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、請求項6に記載された統合通信装置であることを特徴とする、スター形通信システム。
  18. 前記分岐装置はスターカプラであり、前記スター形通信システムは、PON(Passive Optical Network)システムであることを特徴とする、請求項17に記載されたスター形通信システム。
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