JP5595783B2 - 予備系光加入者線端局装置(olt)による、タイプbの保護されているパッシブ光ネットワーク(pon)のアクセス制御のテイクオーバを準備するための方法、タイプbのパッシブ光ネットワーク(pon)を保護するための方法、及び保護されているタイプbのパッシブ光ネットワーク(pon) - Google Patents

予備系光加入者線端局装置(olt)による、タイプbの保護されているパッシブ光ネットワーク(pon)のアクセス制御のテイクオーバを準備するための方法、タイプbのパッシブ光ネットワーク(pon)を保護するための方法、及び保護されているタイプbのパッシブ光ネットワーク(pon) Download PDF

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Description

本発明は、タイプBのパッシブ光ネットワーク(PON)によって高速光ネットワーキングインフラストラクチャに提供されるアクセスを確保するための方法、及びそのような方法を実施するためのシステムに関する。
パッシブ光ネットワーク(PON)は、光ネットワークのアクセス部の2つのアーキテクチャのうちの1つとして既知である。
ポイント・ツー・マルチポイント・アーキテクチャとも呼ばれるパッシブ光ネットワーク(PON)アーキテクチャによれば、従来の保護されていないパッシブ光ネットワーク(PON)は、高速光ネットワーキングインフラストラクチャに属する現用系スイッチに接続される現用系光加入者線端局装置(working Optical Line Termination)(OLT)と、少なくとも1つの現用系光スプリッタとを備える。現用系光スプリッタは上位において、1つの現用系光加入者線端局装置(OLT)に1つの現用系専用ファイバを通じて接続される。
パッシブ光ネットワークは、現用系光加入者線終端装置(ONU)とも呼ばれる幾つかの現用系ユーザ端末から成る少なくとも1つのグループも備える。現用系光加入者終端装置は、現用系光加入者線端局装置(OLT)からスプリッタまで同じファイバを共有することによって現用系光加入者線端局装置(OLT)に接続される。
ITU−T勧告G984.3において規定されるタイプCの予備系アーキテクチャにおいて、パッシブ光ネットワークは、初期状態において保護されていないパッシブ光ネットワークの全ての現用系構成要素に対して、予備系構成要素と呼ばれる冗長な構成要素を設けることによって保護される。
タイプCの予備系アーキテクチャにおいて、現用系光加入者線端局装置(OLT)、現用系光加入者線端局装置(OLT)から現用系スプリッタへの現用系ファイバ、現用系スプリッタ、現用系スプリッタから現用系光加入者線終端装置(ONU)への現用系ファイバは、冗長な光加入者線端局装置(redundant Optical Line Termination)(OLT)、予備系光加入者線端局装置(protection Optical Lien Termination)(OLT)から予備系スプリッタへの冗長な予備系ファイバ、冗長な予備系スプリッタ、予備系スプリッタから予備系光加入者線終端装置(ONU)への冗長な予備系ファイバによってそれぞれ保護される。
タイプCのアーキテクチャの複雑度及びコストを低減するために、統計的にまさに最も可能性が高い障害は現用系光加入者線端局装置(OLT)と現用系スプリッタとの間に延在する最も長いファイバを掘削機によって切断することであるという前提のもとに、ITU−T勧告G984.3において、タイプBのアーキテクチャと呼ばれる代替的なアーキテクチャが提案されている。
タイプBのアーキテクチャにおいては、現用系スプリッタと現用系光加入者線端局装置との間の現用系ファイバ、及び現用系光加入者線端局装置から成る現用系リンクのみが、冗長な予備系光加入者線端局装置(OLT)、及び現用系スプリッタと予備系光加入者線端局装置(OLT)との間の冗長な予備系ファイバから成る冗長なリンクを提供することによって保護される。
各光加入者線端局装置においては、ただ1本の異なるそれぞれのファイバが、(現用系スプリッタから現用系光加入者線端局装置又は予備系光加入者線端局装置への)アップリンク、及び、(現用系光加入者線端局装置又は予備系光加入者線端局装置から現用系スプリッタへの)ダウンリンクの双方において光加入者線終端装置によって共有され、アップリンクデータ及びダウンリンクデータは、レーザの2つの別個の波長λ1、λ2を使用して同時に送信される。そのようなダウンリンク/アップリンクアクセス方式は、波長二重アクセスと称される。
アップリンク方向において、タイムスロットが各光加入者線終端装置に繰り返し割り当てられ、当該タイムスロットにおいてデータの送信が有効にされる。
タイムスロットは、衝突する可能性のある同時送信を回避するようにフレーム内に構成される。光加入者線終端装置から光加入者線端局装置へのそのようなアップリンクアクセス方式は、時分割多重アクセス(TDMA)と呼ばれる。
タイプBのアークテクチャにおいては、固有の光波長、ここではλ1を、スプリッタと現用系光加入者線端局装置との間の現用系ファイバ、及び、スプリッタと予備系光加入者線端局装置との間の予備系ファイバの双方におけるアップリンクで使用する。
タイプBのアークテクチャにおいては、固有の光波長、ここではλ2を、スプリッタと現用系光加入者線端局装置との間の現用系ファイバ、及び、スプリッタと予備系光加入者線端局装置との間の予備系ファイバの双方に関してダウンリンクで使用する。
タイプBのアークテクチャにおいては、現用系光加入者線端局装置及び予備系光加入者線端局装置の双方が同じスプリッタに接続され、ダウンリンクにおいて同一波長λ2を使用する。そのため、データを同時に受信することはできるが、データを同時に送出することはできない。
スプリッタと現在の現用系光加入者線端局装置(OLT)との間の現用系ファイバの障害が発生した場合、予備系光加入者線端局装置(OLT)は、新たな現用系光加入者線端局装置として、パッシブ光ネットワーク(PON)アクセスの制御を非常に迅速に50ms未満でテイクオーバしなければならない。
米国特許出願公開第2002/071149号明細書
技術的な問題は、予備系光加入者線端局装置(OLT)が新たな現用系光加入者線端局装置となることによってパッシブ光ネットワーク(PON)アクセスの制御を迅速にテイクオーバすることを可能にする保護状態にありながら、予備系光加入者線端局装置(OLT)ハードウェアのエネルギー節約の観点から効率的である保護及び準備の方法を見出すことである。
したがって、本発明は、予備系光加入者線端局装置による、タイプBの保護されているパッシブ光ネットワークのアクセス制御のテイクオーバを準備するための方法であって、
タイプBのパッシブ光ネットワークは、
予めそれぞれ現在の現用系光加入者線端局装置及び予備系光加入者線端局装置として設定される第1の光加入者線端局装置及び第2の光加入者線端局装置と、
上位において第1の光ファイバを通じて現用系光加入者線端局装置に接続されると共に、第2の光ファイバを通じて予備系光加入者線端局装置に接続されるスプリッタと、
上位において専用光ファイバを通じてスプリッタに接続される1組の光加入者線終端装置とを備え、
タイプBの保護されているパッシブ光ネットワークは、
任意の光加入者線端局装置から任意の光加入者線終端装置へのダウンリンクにおいて同一の第1の波長を共有し、
任意の光加入者線終端装置から任意の光加入者線端局装置へのアップリンクにおいて同一の第2の波長を共有し、
第1の波長と第2の波長とは異なり、
当該方法は、
現在の現用系光加入者線端局装置が、光加入者線終端装置のそれぞれをレンジングすると共に、現在の現用系光加入者線端局装置に対する、光加入者線終端装置毎に得られたレンジング情報を記憶するステップと、
現在の現用系光加入者線端局装置が、光加入者線終端装置によって使用されるTDMAアップリンクアクセスのための送信資源を割り当てる共に、割り当てられた送信資源、及び現在の現用系光加入者線端局装置に対する光加入者線終端装置毎のレンジング情報に従って、光加入者線終端装置によって使用されるスロットに関してTDMAアップリンクにおける送信時間を規定するステップと、
から成る複数のステップを含み、
当該方法は、
現在の現用系光加入者線端局装置から予備系光加入者線端局装置に向けて、ギャップ遅延及びギャップ持続時間によってレンジングギャップを画定するレンジング有効化メッセージを送信するステップであって、ギャップ遅延は、レンジング有効化メッセージの受信時に、予備系光加入者線端局装置が、1つの選択された光加入者線終端装置をレンジングするのを待つ時間である、送信するステップと、
現在の現用系光加入者線端局装置から予備系光加入者線端局装置に向けて、現在の現用系光加入者線端局装置に対する光加入者線終端装置毎のレンジング情報を含むシグナリングメッセージを送信するステップと、
予備系光加入者線端局装置が、現在の現用系光加入者線端局装置から送信されたシグナリングメッセージをリスンするステップと、
現在の現用系光加入者線端局装置及び残りの光加入者線終端装置がサイレント状態に保たれている間に、予備系光加入者線端局装置が、選択された光加入者線終端装置を、レンジングギャップの間にレンジングするステップと、
現在の現用系光加入者線端局装置に対する光加入者線終端装置毎のレンジング情報、及び予備系光加入者線端局装置に対する所定の光加入者線終端装置の1つのレンジング情報から、予備系光加入者線端局装置に対する光加入者線終端装置毎のレンジング情報を求めるステップと、
から成る複数のステップを含むことを特徴とする、タイプBの保護されているパッシブ光ネットワーク(2)のアクセス制御のテイクオーバを準備するための方法に関する。
特定の実施の形態によれば、テイクオーバを準備するための方法は、以下の特徴のうちの1つ又は複数を含む:
− タイプBのパッシブ光ネットワークは、
現在の現用系光加入者線端局装置と予備系光加入者線端局装置との間に確立される通信データリンクを備え、
現在の現用系光加入者線端局装置は、当該通信データリンクを通じて、現在の現用系光加入者線端局装置に対する光加入者線終端装置毎のレンジング情報を含むシグナリングメッセージ又はレンジング有効化メッセージを送信する。
− 当該方法は、
新たな光加入者線終端装置の接続、又は接続されている光加入者線終端装置の除去、又は以前に交換されたレンジング情報と比較した当該レンジング情報の何らかの変化の後に、現在の現用系光加入者線端局装置から予備系光加入者線端局装置に向けて、現在の現用系光加入者線端局装置に対する全ての光加入者線終端装置の更新されたレンジング情報を含むシグナリングメッセージを送信するステップと、
現在の現用系光加入者線端局装置に対する全ての光加入者線終端装置の更新されたレンジング情報、及び予備系光加入者線端局装置に対する所定の光加入者線終端装置のレンジング情報から、予備系光加入者線端局装置に対する全ての光加入者線終端装置の更新されたレンジング情報を求めるステップと、
から成るさらなる複数のステップを含む。
− 更新されたレンジング情報内に含まれる情報の変化のみが、予備系光加入者線端局装置に向けて送信される。
− 現在の現用系光加入者線端局装置及び残りの光加入者線終端装置は、レンジングギャップの間に衝突が一切発生しないように構成されるスリープウィンドウの間、サイレント状態に保たれる。
− 現在の現用系光加入者線端局装置は、一連の所定の送信タイムインターバルに従って、予備系光加入者線端局装置に向けてシグナリングメッセージを定期的に送信し、2つの連続した送信タイムインターバルは、パッシブ光ネットワークの障害を検出するための応答時間を表す最大持続時間だけ離れている。
− 予備系光加入者線端局装置は、一連の所定のシグナリング受信タイムインターバルに従って、現在の光加入者線端局装置から定期的に送信されるシグナリングメッセージを受信し、シグナリング受信タイムインターバルの日付は、所定の時間スケジュールに従って決定される。
− シグナリング受信タイムインターバルの日付は、以前のシグナリング受信タイムインターバルにおいて受信された以前のシグナリングメッセージ内に示される。
− 予備系光加入者線端局装置は、2つの連続したシグナリング受信タイムインターバルの間スリープしている。
− 現在の現用系光加入者線端局装置と予備系光加入者線端局装置との間に確立される通信データリンクは、パッシブ光ネットワークの光ファイバを使用する通信リンクであり、 マスタエコーイング光加入者線終端装置が、現在の現用系光加入者線端局装置と予備系光加入者線端局装置との間の通信中継器としての役割を果たす。
また、本発明は、タイプBのパッシブ光ネットワークの保護方法であって、
タイプBのパッシブ光ネットワークは、
予めそれぞれ現在の現用系光加入者線端局装置及び予備系光加入者線端局装置として設定される第1の光加入者線端局装置及び第2の光加入者線端局装置と、
上位において第1の光ファイバを通じて現用系光加入者線端局装置に接続されると共に、第2の光ファイバを通じて予備系光加入者線端局装置に接続されるスプリッタと、
上位において専用光ファイバを通じてスプリッタに接続される1組の光加入者線終端装置とを備え、
タイプBの保護されているパッシブ光ネットワークは、
任意の光加入者線端局装置から任意の光加入者線終端装置へのダウンリンクにおいて同一の第1の波長を共有し、
任意の光加入者線終端装置から任意の光加入者線端局装置へのアップリンクにおいて同一の第2の波長を共有し、
第1の波長と第2の波長とは異なり、
当該方法は、
パッシブ光ネットワークをセットアップするステップと、
上記において定義されるようにアクセス制御のテイクオーバを準備するステップと、
ネットワークの障害を検出するステップと、
障害が検出された場合に、新たな現用系光加入者線端局装置となる予備系光加入者線端局装置が、ネットワークアクセス制御のテイクオーバをスイッチオーバするステップと、
から成る複数のステップを含む、保護方法にも関する。
特定の実施の形態によれば、保護方法は、以下の特徴のうちの1つ又は複数を含む:
− セットアップするステップは、光加入者線端局装置のステータス及び設定を決定するステップを含み、当該決定するステップにおいて、
光加入者線端局装置毎に、
光加入者線端局装置を未決定ステータスに設定し、当該光加入者線端局装置は受動状態でありリスンすることのみが可能であり、
次のステップにおいて、光加入者線端局装置は、リスン期間中に、全ての光加入者線終端装置から送信された全てのアップリンクトラフィックデータ及びシグナリングデータをリスンし、
判定ステップにおいて、リスン期間中に光加入者線端局装置がトラフィックデータ又はシグナリングデータを検出する場合、ステップにおいて、当該光加入者線端局装置をスレーブ予備系光加入者線端局装置として設定し、
リスン期間中にトラフィックデータ又はシグナリングデータを一切検出しない場合、当該光加入者線端局装置は、リスン期間の直後に第1のCENSUSメッセージを送信し、当該第1のCENSUSメッセージは、光加入者線終端装置が既に1つの光加入者線端局装置に対して登録されている場合であっても、全ての光加入者線終端装置がランダム化された送出時刻に従ってCENSUSメッセージに応答しなくてはならず、且つ光加入者線終端装置のそれぞれの応答において、CENSUSメッセージを送信した光加入者線端局装置のアドレスを示さなくてはならないことを要求し、
次の判定ステップにおいて、所与の光加入者線端局装置が第1のタイムアウト期間内にメッセージを一切受信しない場合、光加入者線端局装置を未決定ステータスに設定するステップに飛ぶことによって、ステータスを決定するためのステップを継続し、
光加入者線端局装置が第1のタイムアウト内に別の光加入者線端局装置に宛てられたトラフィックメッセージ又は第1のシグナリングメッセージを受信する場合、当該光加入者線端局装置をスレーブ予備系光加入者線端局装置として設定し、
光加入者線端局装置がタイムアウト内に別の光加入者線端局装置に宛てられたトラフィックメッセージ又は第1のシグナリングメッセージを受信しない場合、当該光加入者線端局装置は第2のCENSUSメッセージを送信し、
次に、判定ステップにおいて、光加入者線端局装置が第2のタイムアウト期間内にメッセージを一切受信しない場合、光加入者線端局装置を未決定ステータスに設定するステップに飛ぶことによって、ステータスを決定するためのステップを継続し、
光加入者線端局装置が第2のタイムアウト内に別の光加入者線端局装置に宛てられたトラフィックメッセージ又はシグナリングメッセージを受信する場合、当該光加入者線端局装置をスレーブ予備系光加入者線端局装置として設定し、
光加入者線端局装置が第2のタイムアウト内に別の光加入者線端局装置に宛てられたトラフィックメッセージ又はシグナリングメッセージを受信しなかった場合、当該光加入者線端局装置を現在の現用系光加入者線端局装置として設定する。
− 検出ステップにおいて、予備系光加入者線端局装置が現在の現用系光加入者線端局装置から定期的に送信されるシグナリングメッセージを受信せず、アップリンクデータトラフィックを一切受信しない場合、アップリンクにおいて、予備系光加入者線端局装置が障害を検出する。
また、本発明は、保護されているタイプBのパッシブ光ネットワークであって、
初期状態において現在の現用系光加入者線端局装置として設定される第1の光加入者線端局装置と、
初期状態において予備系光加入者線端局装置として設定される第2の光加入者線端局装置と、
現在の現用系光加入者線端局装置と予備系光加入者線端局装置との間に確立される非同期通信リンクと、
上位において第1の光ファイバを通じて第1の光加入者線端局装置に接続されると共に、第2の光ファイバを通じて第2の光加入者線端局装置に接続されるスプリッタと、
上位において専用光ファイバを通じてスプリッタに接続される1組の光加入者線終端装置と、
を備え、
タイプBの保護されているパッシブ光ネットワークは、
任意の光加入者線端局装置から任意の光加入者線終端装置へのダウンリンクにおいて同一の第1の波長を共有し、
任意の光加入者線終端装置から任意の光加入者線端局装置へのアップリンクにおいて同一の第2の波長を共有し、
第1の波長と第2の波長とは異なり、
現在の現用系光加入者線端局装置は、光加入者線終端装置のそれぞれをレンジングして現在の現用系光加入者線端局装置に対する光加入者線終端装置毎のレンジング情報を取得して、光加入者線終端装置によって使用されるTDMAアップリンクアクセスのための送信資源を割り当てることが可能であると共に、割り当てられた送信資源、及び現在の現用系光加入者線端局装置に対する光加入者線終端装置毎のレンジング情報に従って、光加入者線終端装置によって使用されるスロットに関してTDMAアップリンクにおける送信時間を規定することが可能であり、
予備系光加入者線端局装置は、全ての光加入者線終端装置をレンジングして第2の光加入者線端局装置に対する光加入者線終端装置毎のレンジング情報を取得して、光加入者線終端装置によって使用されるTDMAアップリンクアクセスのための送信資源を割り当てることが可能であると共に、割り当てられた送信資源、及び第2の光加入者線端局装置に対する光加入者線終端装置毎のレンジング情報に従って、光加入者線終端装置によって使用されるスロットに関してTDMAアップリンクにおける送信時間を規定することが可能であり、
現在の現用系光加入者線端局装置は、現在の現用系光加入者線端局装置の保護管理ユニットを備えることを特徴とし、当該保護管理ユニットは、
ギャップ遅延及びギャップ持続時間によってレンジングギャップを画定するシグナリングレンジング有効化メッセージを送信することができ、ギャップ遅延は、シグナリングレンジング有効化メッセージの受信時に、予備系光加入者線端局装置が、1つの選択された光加入者線終端装置をレンジングするのを待つ時間であり、
現在の現用系光加入者線端局装置に対する光加入者線終端装置毎のレンジング情報を含むシグナリングメッセージを送信することができるものであり、
予備系光加入者線端局装置は、予備系光加入者線端局装置の保護管理ユニットを備えることを特徴とし、当該保護管理ユニットは、
現在の現用系光加入者線端局装置によって送信されたシグナリングメッセージをデータ通信リンクを通じてリスンすると共に、現在の現用系光加入者線端局装置及び残りの光加入者線終端装置がサイレント状態に保たれている間に、1つの選択された光加入者線終端装置を、レンジングギャップの間にレンジングすることができ、
現在の現用系光加入者線端局装置に対する全ての光加入者線終端装置のレンジング情報、及び予備系光加入者線端局装置に対する1つの選択された光加入者線終端装置のレンジング情報から、予備系光加入者線端局装置に対する光加入者線終端装置毎のレンジング情報を求めることができるものである、
保護されているタイプBのパッシブ光ネットワークにも関する。
特定の実施の形態によれば、パッシブ光ネットワークは、以下の特徴のうちの1つ又は複数を含む:
− 通信リンクは、現在の現用系光加入者線端局装置と予備系光加入者線終端装置との間の通信中継器としての役割を果たすマスタエコーイング光加入者線終端装置を通じた、光加入者線端局装置と光加入者線端局装置との間の通信リンクである。
以下の説明を読むことによって、本発明をより良く理解することが容易になる。以下の説明は図面を参照して例示としてのみ与えられる。
本発明による単純化されたタイプBのパッシブ光ネットワークのアーキテクチャの図である。パッシブ光ネットワークを保護するための方法、特に、PONのアクセス制御のテイクオーバを準備する準備ステップが実施される。 図1のタイプBのパッシブ光ネットワークを保護するための保護方法のフローチャートである。 図2の保護方法のステップとしてのネットワークのセットアップステップの詳細なフローチャートである。 図1のアーキテクチャにおいて実施されるアクセス制御のテイクオーバを準備するための図2の保護方法のステップとしての準備ステップの詳細なフローチャートである。 図2に示される保護方法のステップを含む、パッシブ光ネットワークの通常動作中における、現在の現用系光加入者線端局装置(OLT)と、予備系光加入者線端局装置(OLT)と、エコーイングマスタ光加入者線終端装置(E−ONU)と、残りの光加入者線終端装置との間のシグナリング交換を表す例示の時空間チャートである。
図1によれば、タイプBのパッシブ光ネットワークとも称される、保護されているタイプBのパッシブ光ネットワーク2は、第1の光加入者線端局装置4と、第2の光加入者線端局装置6と、同一のスプリッタ14を通じて光加入者線端局装置4、6に接続される幾つかの光加入者線終端装置8、10、12とを備える。
共に接続される光加入者線端局装置4、6及び光加入者線終端装置8、10、12の数は、単純化するために、それぞれ2及び3に等しい。
図1の例において、OLT0と称される第1の光加入者線端局装置4は、初期状態において現用系光加入者線端局装置として設定されるという条件を満たすと仮定され、図示されない光ファイバによって共有スプリッタ14に接続されると共に、図示されないそれぞれの異なる光ファイバを通じて共有スプリッタ14に接続される光加入者線終端装置8、10、12(それぞれONU0、ONU1、及びONU2とも表される)に接続される。
OLT1と称される第2の光加入者線端局装置6は、初期状態において予備系光加入者線端局装置として設定されるという条件を満たすと仮定され、図示されない光ファイバによって共有スプリッタ14に接続されると共に、図示されないそれぞれの異なる光ファイバを通じて共有スプリッタ14に接続される光加入者線終端装置8、10、12(それぞれONU0、ONU1、及びONU2とも表される)に接続される。
各光加入者線終端装置8、10、12は、実線で示すダウンリンクにおいて同一の第1の波長λ1を共有する。ダウンリンクは、ONU0に対する直列の2つの基本ダウンリンク22、24(OLT0からスプリッタ14、及びスプリッタ14からONU0)と、ONU1に対する直列の2つのダウンリンク22、26(OLT0からスプリッタ14、及びスプリッタ14からONU1)と、ONU2に対する直列の2つのダウンリンク22、28(OLT0からスプリッタ14、及びスプリッタ14からONU2)とを含む。
各光加入者線終端装置8、10、12は、実線で示すダウンリンクにおいて同一の第1の波長λ1を共有する。ダウンリンクは、ONU0に対する直列の2つの基本ダウンリンク32、24(OLT1からスプリッタ14、及びスプリッタ14からONU0)と、ONU1に対する直列の2つのダウンリンク32、26(OLT1からスプリッタ14、及びスプリッタ14からONU1)と、ONU2に対する直列の2つのダウンリンク32、28(OLT0からスプリッタ14、及びスプリッタ14からONU2)とを含む。
各光加入者線終端装置8、10、12は、アップリンクにおいて同一のアップリンク波長λ2を共有する。アップリンクは、ONU0からスプリッタ14を通じてOLT0への直列の2つのアップリンク42、44と、ONU1からスプリッタ14を通じてOLT0への直列の2つのアップリンク46、44と、ONU2からスプリッタ14を通じてOLT0への直列の2つのアップリンク48、44と、ONU0からスプリッタ14を通じてOLT1への直列の2つのアップリンク42、50と、ONU1からスプリッタ14を通じてOLT1への直列の2つのアップリンク46、50と、ONU2からスプリッタ14を通じてOLT1への直列の2つのアップリンク48、50とを含む。
アップリンク波長λ2は、ダウンリンクにおいて使用される第1のλ1とは異なる。
図1のパッシブ光ネットワークアーキテクチャにおいて、現在の現用系として設定される光加入者線端局装置、ここではOLT0に関して、ただ1本のファイバが、光加入者線端局装置アップリンク(スプリッタ14から光加入者線端局装置OLT0)及び光加入者線端局装置ダウンリンク(光加入者線端局装置OLT0からスプリッタ14)の双方に関して光加入者線終端装置8、10、12によって共有されている。アップリンクデータ及びダウンリンクデータは、2つの別個のレーザ波長であるλ1及びλ2を使用することによって、衝突することなく、さらには同時に送信される。
そのようなダウンリンク/アップリンクアクセス方式は、波長二重アクセスと称される。
波長λ2はアップリンクに関して同一であるため、全ての光加入者線端局装置4、6は、全ての光加入者線終端装置8、10、12からの全ての送信パケットをリスン(listen)することができる。
したがって、OLT0及びOLT1のうちの任意の光加入者線端局装置は、全ての光加入者線終端装置8、10、12をリスンすることができる。
逆に、ただ1つの共通波長λ1が、ダウンリンクにおいて2つの光加入者線端局装置OLT0及びOLT1の双方によって使用されるため、1つの光加入者線端局装置、たとえばOLT0のみがデータを送出することができ、その間残りの光加入者線端局装置、ここではOLT1は、ダウンリンクにおけるデータ衝突を回避するためにサイレント状態に保たれる。
アップリンク方向において、各光加入者線終端装置に対してタイムスロットが繰り返し割り当てられる。
タイムスロットは、衝突する可能性のある同時送信を回避するようにフレーム内に構成される。ユーザ端末からOLTへのそのようなアップリンクアクセス方式は、時分割多重アクセス(TDMA)と呼ばれる。
第1の光加入者線端局装置4であるOLT0は、第1の動的送信資源割当てユニット62を備え、第2の光加入者線端局装置6であるOLT1は、第2の動的送信資源割当てユニット62を備える。各動的送信資源割当てユニット62はDBAユニット(動的帯域幅割当てユニット:Dynamic Bandwidth Allocation unit)とも称され、光加入者線終端装置8、10、12によって使用されるTDMAアップリンクアクセスのための送信資源を割り当てることができる。
第1の光加入者線端局装置4であるOLT0は、第1の多点制御ユニット64も備える。第1の多点制御ユニット64は、割り当てられた送信資源、及び第1のOLT0と光加入者線終端装置8、10、12との間の計算されたラウンドトリップ伝播遅延に従って、光加入者線終端装置8、10、12によってTDMAアップリンクにおいて使用されるスロットの送信時間を規定することができる。第2の光加入者線端局装置6であるOLT1は、第2の多点制御ユニット64も備える。第2の多点制御ユニット64は、割り当てられた送信資源、及び第2の光加入者線端局装置OLT1と光加入者線終端装置8、10、12との間の計算されたラウンドトリップ伝播遅延に従って、光加入者線終端装置8、10、12によってTDMAアップリンクにおいて使用されるスロットの送信時間を規定することができる。
各OLT4、6は、保護を管理して特にアクセス制御のテイクオーバを準備する光加入者線端局装置手段66を備える。光加入者線端局装置手段66は、第1にディスカバリ光加入者線端局装置として、全ての光加入者線終端装置の中から、E−OLTと称されるマスタエコーイング光加入者線終端装置を決定することができる。マスタエコーイング光加入者線終端装置は、マスタ光加入者線端局装置とも称される現在の現用系光加入者線端局装置、ここではOLT0によって最初に登録及び宣言される光加入者線終端装置である。また、第2にマスタ光加入者線端局装置すなわち現用系光加入者線端局装置として、第3にスレーブ光加入者線端局装置すなわち予備系光加入者線端局装置として、PON保護プロセスを管理することができる。
各光加入者線終端装置8、10、12は、マスタエコーイング光加入者線終端装置としてテイクオーバを準備する光加入者線終端装置手段68を備える。マスタエコーイング光加入者線終端装置は、マスタ光加入者線端局装置に対する所与のローカル時刻において、スレーブ光加入者線端局装置と称される他方の光加入者線端局装置に向けて、対応するマスタ光加入者線端局装置に関する同期情報を含むエコー同期メッセージを送信することができる。
各光加入者線端局装置4、6の光加入者線端局装置手段66は、アップリンクTDMAアクセスを調整するための光加入者線端局装置プロセスを有する。
各光加入者線終端装置8、10、12の光加入者線終端装置手段68は、アップリンクTDMAアクセスを調整するための光加入者線終端装置プロセスを有する。
ここでは、OLT0は初期状態においてマスタ現用系光加入者線端局装置として設定されるという条件を満たすと仮定する。それに対して、OLT1は初期状態においてスレーブ予備系光加入者線端局装置として設定されるという条件を満たすと仮定する。
OLT0から、通信中継器として動作する所定のマスタコーイング光加入者線終端装置、ここではONU0を通じてOLT1へのデータ通信リンクが確立される。通信リンクは、一連のデータリンク70(OLT0からスプリッタ14へのダウンリンク)、72(スプリッタ14からONU0へのダウンリンク)、74(ONU0からスプリッタへのアップリンク)、76(スプリッタ14からOLT1)を含む。
一変形形態では、データ通信リンク70、72、74、76は、内部PONリンクを使用しない通信リンク80によって置き換えられる。たとえば、通信リンク80はコアインフラストラクチャネットワークによって提供される通信リンクを使用する。
図2によれば、図1において説明されたタイプBのパッシブ光ネットワーク2を保護する方法100は、1組の後続のステップ102、104、106、及び108を含む。
第1のネットワークセットアップステップ102において、パッシブ光ネットワークを初期化構成でセットアップする。
準備及び監視ステップとも称される次のステップ104において、予備系光加入者線端局装置によるアクセス制御の起こり得るテイクオーバを準備し、現在の現用系光加入者線端局装置、又は、スプリッタ14と現在の現用系光加入者線端局装置との間の光ファイバのいずれかにおいて起こり得る障害を検出するために、少なくとも1つの予備系光加入者線端局装置によってパッシブ光ネットワークを監視する。
次に検出ステップ106において、予備系光加入者線端局装置OLT1は、現在の現用系光加入者線端局装置、又は、スプリッタ14と現在の現用系光加入者線端局装置との間の光ファイバにおいて起こり得る障害を探索する。障害が検出された場合、新たな現用系光加入者線端局装置となる予備系光加入者線端局装置はスイッチオーバを決定する。
検出は、ホールドオフ、遅延、及びリンク可用性のようなステータス等のシステムパラメータに基づく。
たとえば、アップリンクにおいて、予備系光加入者線端局装置が現在の現用系光加入者線端局装置から定期的に送信されるシグナリングメッセージを受信せず、アップリンクデータトラフィックを一切認識しない場合、予備系光加入者線端局装置OLT1によって障害が検出される。
別の例として、欧州特許出願第09305278号明細書において記載されるように、或る上位イーサネット(登録商標)レベルにおいて障害が検出され、フィートバックによって上位イーサネット(登録商標)レベル機器から光加入者線端局装置に報告される。
ダウンリンクにおいて、例として、上記で挙げた同じ特許出願において記載されるように、イーサネット(登録商標)装置を有する光加入者線終端装置によって障害が検出される。
続いて、スイッチオーバのステップ108において、新たな現用系光加入者線端局装置となる予備系光加入者線端局装置がPONアクセス制御のテイクオーバを実行する。
図3によれば、ネットワークセットアップステップ102は、2つの後続のステップ112及び113を含む。
ステップ102の開始前には、全ての光加入者線端局装置が「未決定ステータス」と称される同一のステータスにあると仮定する。「未決定ステータス」では、各光加入者線端局装置は受動状態であってリスンすることのみができる。OLT0及びOLT1は、マスタ現用系光加入者線端局装置ステータス及びスレーブ予備系光加入者線端局装置ステータスのうちのいずれのアクティブステータスを取得するかまだ分かっていない。
ステータス決定及び光加入者線端局装置の現在の設定のステップとも称されるステップ112において、各光加入者線端局装置は、マスタ現用系光加入者線端局装置、スレーブ予備系光加入者線端局装置、又は、未決定ステータスに設定された光加入者線端局装置のいずれかに、ステータス及び対応する設定が決定される。
ステップ112は、1組のステップ114、116、118、120、122、124、126、128、130を含む。
OLT0及びOLT1のうちの各光加入者線端局装置について、ステップ114を実行する。ステップ114において、所与の光加入者線端局装置を、未決定ステータスに設定するか、又は未決定ステータスのままにする。
次のステップ115において、各光加入者線端局装置OLT0、OLT1は、リスン期間の間、全ての光加入者線終端装置8、10、12から送信される全てのアップリンクトラフィックデータ及びシグナリングデータをリスンする。
OLT0がマスタ現用系光加入者線端局装置になるための条件を満たし、OLT1が予備系光加入者線端局装置になるための条件を満たすと仮定する。
判定ステップ116において、リスン期間中に或る光加入者線端局装置がトラフィックデータ又はシグナリングデータを検出する場合、当該光加入者線端局装置はスレーブとなり、ステップ118においてスレーブ予備系光加入者線端局装置として設定される。
ここでは、OLT0はそのようなトラフィック又はシグナリングを検出しないが、OLT1はそのようなトラフィック又はシグナリングを検出する。
光加入者線端局装置がリスン期間中にトラフィックデータ又はシグナリングデータを一切検出しない場合、当該光加入者線端局装置は、ステップ120においてリスン期間の直後に第1のCENSUSメッセージを送信する。
CENSUSメッセージは、ステップ113において全ての光加入者線終端装置がディスカバリされる通常動作の確立中に使用されるディスカバリメッセージに類似している。
しかしながら、CENSUSメッセージは、全ての光加入者線終端装置が、たとえ自身が既に1つの光加入者線端局装置に対して登録されている場合であっても、CENSUSメッセージに応答しなくてはならないという点でディスカバリメッセージとは異なる。
さらに、光加入者線終端装置は、CENSUSメッセージを受信すると、自身の応答において、当該CENSUSメッセージを送信した光加入者線端局装置のアドレスを示すことによって応答しなくてはならない。
判定ステップ122において、光加入者線端局装置が第1のタイムアウト期間内にメッセージを一切受信しない場合、その光加入者線端局装置は、現用系光加入者線端局装置になるか予備系光加入者線端局装置になるかを決めることができない。そのため、ステップ114を再度実行することによってリスンを継続すると共に受動状態に留まる。
ここでは、OLT0及びOLT1がメッセージを受信したと仮定する。
ステップ126において、光加入者線端局装置が第1のタイムアウト内に別の光加入者線端局装置に宛てられたトラフィックメッセージ又は第1のシグナリングメッセージを受信した場合、その光加入者線端局装置はスレーブとなり、ステップ118においてスレーブ予備系光加入者線端局装置として設定される。
ここでは、OLT0はそのようなメッセージを受信しないが、OLT1はそのようなメッセージを受信する。
ステップ126において、光加入者線端局装置がそのようなメッセージを受信しない場合、これは、第1のタイムアウトの前に、当該光加入者線端局装置が最初は自身のCENSUSメッセージに対する応答しか受信しないことを意味する。
この場合、次のステップ128において、光加入者線端局装置は第2のCENSUSメッセージを送信する。
次に、ステップ122に類似した判定ステップ130において、光加入者線端局装置が第2のタイムアウト期間内にメッセージを一切受信しない場合、その光加入者線端局装置は、現用系光加入者線端局装置になるか予備系光加入者線端局装置になるかを決めることができない。そのため、ステップ114を再度実行することによってリスンを継続すると共に受動状態に留まる。
ここでは、OLT0及びOLT1がメッセージを受信したと仮定する。
ステップ132において、光加入者線端局装置が第2のタイムアウト内に別の光加入者線端局装置に宛てられたトラフィックメッセージ又は第1のシグナリングメッセージを受信する場合、その光加入者線端局装置はスレーブとなり、ステップ118においてスレーブ予備系光加入者線端局装置として設定される。
ここでは、OLT0はそのようなメッセージを受信しなかったが、OLT1はそのようなメッセージを受信したものとする。
ステップ132において、光加入者線端局装置がそのようなメッセージを受信しなかった場合、これは、第1のタイムアウトの前に、当該光加入者線端局装置が最初は自身の第2のCENSUSメッセージに対する応答しか受信しないことを意味する。
したがって、OLT0は、第2のタイムアウトの前に自身の第2のCENSUSメッセージに対する応答しか受信しなかった。
次のステップ134において、OLT0はマスタ現用系光加入者線端局装置となる。
ステップ112の終了時には、全ての光加入者線端局装置がステータスを取得している。
ここでは、OLT0はステップ134の実行によって現用系光加入者線端局装置であるのに対して、OLT1はステップ118の実行によって予備系光加入者線端局装置である。
決定ステップ112において、マスタ光加入者線端局装置、及び、予備系光加入者線端局装置というステータス及び設定を用いることで、既存の現用系光加入者線端局装置を阻害することなく、或る光加入者線端局装置がパッシブ光ネットワークの現在の現用系光加入者線端局装置のマスタとなることが保証される。
このように、スプリッタと既存の予備系光加入者線端局装置との間の回線が第1のリスン期間前又は第1のリスン期間中に切断され、OLT1による第1のCENSUS送信の直前に修復された場合に起こり得る、マスタ光加入者線端局装置の誤決定の問題が回避される。
CENSUSメッセージへの応答として光加入者線終端装置によって送信された応答メッセージの、光加入者線端局装置によるアップリンクにおける受信が衝突するのを回避するために、光加入者線端局装置の対応する送出時刻が従来のアルゴリズムに従ってランダム化されることに留意すべきである。
ステップ112に続くステップ113において、OLT0がマスタ現用系光加入者線端局装置として決定及び設定されているため、ネットワークの通常動作が確立される。このステップ113の間に、現在の現用系光加入者線端局装置OLT0によって、光加入者線終端装置8、10、12がディスカバリメッセージを通じてディスカバリされ、登録されてレンジングされる。
ステップ113の間に、図1に示されていないコアネットワークインフラストラクチャインタフェースにおいて、光加入者線端局装置4及び6の双方、すなわち第1の光加入者線端局装置4(OLT0)及び第2の光加入者線端局装置6(OLT1)に同一のダウンリンクデータストリームが供給され、現用系光加入者線端局装置のみがデータを光加入者線終端装置8、10、12に中継する。
それらの光加入者線終端装置から生成されるアップリンクストリームの双方がスプリッタレベルにおいてマージされるが、現用系光加入者線端局装置のみがデータをコアネットワークに中継する。
図4によれば、パッシブ光ネットワークのアクセス制御のテイクオーバを準備するための準備ステップ104は、1組のステップ150、152、154、156、158、160、162、164、166、168、170、172、176を含む。
ステップ150、172、174、176において、現在のマスタ現用系光加入者線端局装置(OLT0)は、ここではECHOメッセージと呼ばれるシグナリングメッセージを定期的に送信する。ECHOメッセージと呼ばれるのは、このメッセージが所定のエコーイングマスタ光加入者線終端装置8、ここではONU0によって中継されるためである。
これらのECHOメッセージは、一連の所定の送信タイムインターバルに従って、エコーイングマスタ光加入者線終端装置であるONU0を通じて送信される。2つの連続する送信タイムインターバルは、パッシブ光ネットワークの障害を検出するための応答時間を提供する最大持続時間だけ離れている。
エコーイングマスタ光加入者線終端装置であるONU0は、ウェイク状態の全ての光加入者線端局装置4、6に対してECHOメッセージをアップリンクで返送する。
ECHOメッセージは、種々の事象に依拠して以下のような幾つかの情報を含むことができる:
− ギャップ遅延及びギャップ持続時間によってレンジングギャップを画定するシグナリングレンジング有効化メッセージ。尚、ギャップ遅延は、シグナリングレンジング有効化メッセージの受信時に、予備系光加入者線端局装置OLT1によって選択された1つの光加入者線終端装置、ここではONU1をレンジングするのを待つ時間、或いは次のECHO受信のための遅延である。
− 現用系光加入者線端局装置OLT0によって、各光加入者線終端装置8、10、12について、当該現用系光加入者線端局装置OLT0に対して測定されるレンジング情報。
− 次のウェイクアップのために取られるアクション:単純なECHO受信、又はレンジングした後にECHO受信。ここで、後者はレンジングギャップの後にECHO受信タイムインターバルが続くことを必要とする。
事象とは、たとえば、パッシブ光ネットワークの初期化ステップ、テイクオーバ、ONUの除去、ネットワークに追加される新たなONU、レンジング情報に関する変化の他の原因である。
ECHOメッセージは、それぞれ「短いECHO」及び「長いECHO」と呼ばれる2つのECHOタイプに従って分類される。
短いECHOは、たとえば、次のECHO受信タイムインターバルの日付(date)、或いは次のレンジングギャップを設定するレンジング有効化メッセージを含む、単一フレーム内で送信される。
長いECHOは、1つの単一フレーム内に送信されるか、又は幾つかの連続フレームに断片化される。そして、第1に全ての光加入者線終端装置8、10、12に関する情報、特に現在のマスタ現用系光加入者線端局装置OLT0に対するレンジング情報を含み、第2に次のECHO受信タイムインターバルの日付又は次のレンジングギャップを設定するレンジング有効化メッセージのデータを含む。
ここで、第1のステップ150において、トラフィックデータを送受信することから成る通常動作下にあるマスタ現用系光加入者線端局装置OLT0は、長いECHOメッセージを、エコーイングマスタ光加入者線終端装置ONU0を通じて予備系光加入者線端局装置、ここではOLT1に送信する。
ステップ150は、2つのステップ168及び170に分割される。
ステップ168において、現在の現用系光加入者線端局装置OLT0は、予備系光加入者線端局装置OLT1に向けて、ギャップ遅延及びギャップ持続時間によってレンジングギャップを画定するレンジング有効化メッセージを送信する。ギャップ遅延は、シグナリングレンジング有効化メッセージの受信時に、予備系光加入者線端局装置OLT1が、1つの選択された光加入者線終端装置、たとえばONU1をレンジングするのを待つ時間である。
ステップ170において、現在の現用系光加入者線端局装置OLT0は、予備系光加入者線端局装置OLT1に向けて、現在の現用系光加入者線端局装置OLT0に対する全ての光加入者線終端装置8、10、12のレンジング情報を含むシグナリングメッセージを送信する。
ステップ150の後にステップ152が続き、予備系光加入者線端局装置OLT1が、ステップ150において送信された長いECHOメッセージをリスンする。
後続のステップ154において、予備系光加入者線端局装置OLT1は、レンジング有効化メッセージを復号し、自身のハードウェアを電力供給節約の最高レベルに対応するスリープモードに設定し、光加入者線端局装置OLT1の次のウェイクアップまでのギャップ遅延をカウントするためのタイムカウンタを始動する。
ステップ154のスリープモードの間、トラフィックデータを送受信して通常動作しているマスタ光加入者線端局装置OLT0は、予備系光加入者線端局装置OLT1に向けて、短いECHOメッセージをエコーイングマスタ光加入者線終端装置ONU0を通じて送信する。
ECHOメッセージは、当該ECHOメッセージがレンジングギャップ後に予備系光加入者線端局装置OLT1によって受信されるように定義される時刻に、エコーイングマスタ加入者線終端装置ONU0によって送信される。
OLT1がスリープモードにあるステップ154において、マスタ現用系光加入者線端局装置OLT0は、通常動作下においてトラフィックデータを光加入者線終端装置8、10、12と交換することができる。
ギャップ遅延が満了した後のステップ156において、予備系光加入者線端局装置OLT1は、レンジングギャップの間に、選択された光加入者線終端装置、ここではONU1をレンジングする。その間、現在の現用系光加入者線端局装置OLT0及び残りの光加入者線終端装置であるONU0、ONU2は、実質的にレンジングギャップと同時並行しているスリープウィンドウの間サイレント状態に保たれる。それによって、アップリンクにおけるONU1レンジングシグナリングメッセージとの衝突が回避され、ダウンリンクにおける予備系光加入者線端局装置OLT1との衝突が回避される。
光加入者線終端装置がデータを送出可能となるためには、当該光加入者線終端装置が送出認証メッセージを受信する必要があるという条件を設ける。そして、スリープウィンドウを達成するために、マスタ現用系光加入者線端局装置OLT0は、光加入者線終端装置ONU0、ONU1、ONU2がスリープウィンドウ中であって、OLT1によってSCANメッセージを通じて直接要求されるデータを除いてデータを一切送出することを許可されないように構成される時刻に、認証メッセージを光加入者線終端装置ONU0、ONU1、ONU2に送信する。
後続のステップ158において、予備系光加入者線端局装置OLT1は、現在の現用系光加入者線端局装置OLT0に対する全ての光加入者線終端装置8、10、12のレンジング情報、及び予備系光加入者線端局装置OLT1に対する選択された光加入者線終端装置ONU1のレンジング情報から、予備系光加入者線端局装置OLT1に対する全ての光加入者線終端装置8、10、12のレンジング情報を求める。
ここで、予備系光加入者線端局装置OLT1に対する任意の所与の光加入者線終端装置のレンジは、OLT0に対する選択された光加入者線終端装置ONU1のレンジとOLT0に対するONU1のレンジとの差分によって補正された、マスタ光加入者線端局装置OLT0に対する同じ所与の光加入者線終端装置のレンジに等しい。
ステップ158と同時並行するか又はステップ158に続くステップ160において、予備系光加入者線端局装置OLT1は、ステップ154において送信された短いECHOメッセージをリスンする。
ステップ160の後のステップ162において、予備系光加入者線端局装置OLT1はスリープモードに設定され、その間現在の現用系光加入者線端局装置OLT0は通常動作下にある。
ステップ162の間に、現在の現用系光加入者線端局装置OLT0は、ステップ176において短いECHOメッセージを送信する。
後続のステップ164において、予備系光加入者線端局装置OLT1は、以前の短いECHOメッセージ内に含まれる日付においてウェイクアップされ、ステップ176において送信されたECHOメッセージをリスンし、次のECHO受信タイムインターバルの日付を抽出する。
後続のステップ166において、予備系光加入者線端局装置OLT1は、OLT1がウェイクアップする次のECHO受信タイムインターバルの日付又はレンジングギャップまでカウントするタイムカウンタを始動する。
図5によれば、時空間チャート200は、典型的な保護プロセスのパッシブ光ネットワーク2の通常動作下における、レベル202の予備系光加入者線端局装置OLT1と、レベル204の現在の現用系光加入者線端局装置OLT0と、レベル206のエコーイングマスタ光加入者線終端装置ONU0と、それぞれレベル208、210の残りの光加入者線終端装置ONU1、ONU2との間のシグナリング交換を表している。
ここで一例として示される保護プロセス200は、図3において説明したようなテイクオーバの準備ステップ104と、ステップ106によるネットワーク障害の検出と、予備系光加入者線端局装置OLT1によるスイッチオーバ108とを含む。
ネットワークは、現在のマスタ現用系光加入者線端局装置4をOLT0として、予備系光加入者線端局装置6をOLT1として既に設定されている。
レベル202において、予備系光加入者線端局装置OLT1はスリープインターバル220においてスリープしている。
同時に、現在のマスタ現用系光加入者線端局装置OLT0は、マスタ動作インターバル222の間に、エコーイングマスタ光加入者線終端装置ONU0を通信中継器として使用して、シグナリングメッセージ224、226を通じて長いECHOメッセージを送信する。
レベル202の予備系光加入者線端局装置OLT1は、ECHO受信タイムインターバル227において長いECHOメッセージを受信すると、レンジングギャップ遅延の時間カウントを始動し、スリープインターバル228の間スリープモードに設定される。
スリープインターバル228の間、現在のマスタ現用系光加入者線端局装置OLT0は、幾つかの光加入者線終端装置との間、ここではOLT0と光加入者線終端装置ONU0及びONU1との間で、トラフィックデータメッセージ及びシグナリングデータメッセージ230を交換する。
レンジングギャップ遅延が満了した後のレンジングギャップ232の間に、OLT1から、選択された光加入者線終端装置ONU1に向けて、SCANメッセージ234を送信し、選択されたONU1からOLT1に向けて、SCANメッセージへの応答を送信することによって、光加入者線終端装置ONU1をレンジングする従来のステップが実行される。このレンジングステップの間に、マスタ光加入者線端局装置OLT0及び残りの光加入者線終端装置ONU0、ONU2は、レンジングギャップ232の間にアップリンク及びダウンリンクにおいて衝突が発生しないように構成されるスリープウィンドウ240においてサイレント状態に保たれる。
スリープウィンドウ240を実施するために、マスタ現用系光加入者線端局装置OLT0は、ONU0及びONU2がスリープウィンドウ240の間サイレント状態に保たれるように構成される時刻において、認証メッセージをONU0及びONU2に送信・送出することを避ける。
スリープウィンドウ240より前とすることができる適切な時刻に、マスタ現用系光加入者線端局装置OLT0は、エコーイングマスタ光加入者線終端装置ONU0を通じてECHOメッセージ244を予備系光加入者線端局装置に送信する。ECHOメッセージ244は、ECHOメッセージが予備系光加入者線端局装置OLT1によって、レンジングギャップ232の後のECHO受信タイムインターバル246において受信されるように定義される時刻に、エコーイングマスタ光加入者線終端装置ONU0によって送信される。ECHOメッセージ244は、ここでは次のECHO受信タイムインターバル248の日付を含むが、次のレンジングギャップの日付も含むことができる。
ECHO受信タイムインターバル246の後に、スリープタイムインターバル250が続く。スリープタイムインターバル250の間、マスタ現用系光加入者線端局装置OLT0は、タイムインターバル252において通常動作下にある。
タイムインターバル252の間に、マスタ現用系光加入者線端局装置OLT0は短いECHOメッセージ254を送信し、当該ECHOメッセージ254は、それがECHO受信タイムインターバル248において受信されるように構成される時刻に、ホップ256によって中継される。光加入者線端局装置OLT1は、この時ウェイク状態である。
ホップ256によって中継されて受信タイムインターバル248において受信されるECHOメッセージ254は、次のOLT1のウェイクアップの日付、すなわち次のECHO受信インターバル258の日付を含む。次のウェイクアップの日付を受信した後、予備系光加入者線端局装置は、スリープインターバル257においてスリープモードに設定される。
スリープインターバル257の間に、レベル204のマスタ光加入者線端局装置OLT0における恒久的な障害が発生し、未知の持続期間インターバル260の間継続する。
この障害は新たなECHOメッセージを阻害するが、予備系光加入者線端局装置OLT1によって受信されるデータトラフィックも阻害する。予備系光加入者線端局装置OLT1は、ウェイクアップされると障害を検出し、既にスイッチオーバする準備ができているため、非常に短い遅延時間内で新たなマスタ光加入者線端局装置となり、タイムインターバル262におけるネットワークのアクセス制御をテイクオーバする。
一変形形態では、パッシブ光ネットワーク2の光ファイバを使用するリンクとは異なる通信リンクを通じてECHOメッセージが送信される。
全ての光加入者線終端装置のレンジングが時間を消費するタスクである場合、特に光加入者線終端装置の数が多くたとえば2048に等しい場合、本発明による方法は、予備系OLTによるPONアクセス制御の迅速なテイクオーバを可能にする。
本発明による保護方法を用いて、予備系光加入者線端局装置は現在の現用系光加入者線端局装置の障害を迅速に検出することができる。
逆に、現用系光加入者線端局装置は、対応するレンジングステップが実行されない場合に予備系光加入者線端局装置の障害を検出することができる。
提案される保護方式によって、予備系光加入者線端局装置がネットワークのトラフィックスループットに重大な影響を与えることが回避される。
さらに、予備系光加入者線端局装置のエネルギーが節約される。

Claims (15)

  1. 予備系光加入者線端局装置による、タイプBの保護されているパッシブ光ネットワーク(2)のアクセス制御のテイクオーバを準備するための方法であって、
    前記タイプBのパッシブ光ネットワーク(2)は、
    予めそれぞれ現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)及び予備系光加入者線端局装置(OLT1)として設定される第1の光加入者線端局装置(4)及び第2の光加入者線端局装置(6)と、
    上位において第1の光ファイバを通じて前記現用系光加入者線端局装置(OLT0)に接続されると共に、第2の光ファイバを通じて前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に接続されるスプリッタ(14)と、
    上位において専用光ファイバを通じて前記スプリッタ(14)に接続される1組の光加入者線終端装置(8、10、12)とを備え、
    前記タイプBの保護されているパッシブ光ネットワーク(2)は、
    任意の光加入者線端局装置(4、6)から任意の光加入者線終端装置(8、10、12)へのダウンリンクにおいて同一の第1の波長(λ1)を共有し、
    任意の光加入者線終端装置(8、10、12)から任意の光加入者線端局装置(4、6)へのアップリンクにおいて同一の第2の波長(λ2)を共有し、
    前記第1の波長(λ1)と前記第2の波長(λ2)とは異なり、
    該方法は、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)が、前記光加入者線終端装置(8、10、12)のそれぞれをレンジングすると共に、前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)に対する、前記光加入者線終端装置(8、10、12)毎に得られたレンジング情報を記憶するステップと、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)が、前記光加入者線終端装置(8、10、12)によって使用されるTDMAアップリンクアクセスのための送信資源を割り当てる共に、該割り当てられた送信資源、及び前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)に対する前記光加入者線終端装置(8、10、12)毎の前記レンジング情報に従って、前記光加入者線終端装置(8、10、12)によって使用されるスロットに関して前記TDMAアップリンクにおける送信時間を規定するステップと、
    から成る複数のステップを含み、
    該方法は、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)から前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に向けて、ギャップ遅延及びギャップ持続時間によってレンジングギャップを画定するレンジング有効化メッセージを送信するステップであって、前記ギャップ遅延は、前記レンジング有効化メッセージの受信時に、前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)が、1つの選択された光加入者線終端装置(ONU1)をレンジングするのを待つ時間である、送信するステップと、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)から前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に向けて、前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)に対する前記光加入者線終端装置(8、10、12)毎の前記レンジング情報を含むシグナリングメッセージを送信するステップと、
    前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)が、前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)から送信された前記シグナリングメッセージをリスンするステップと、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)及び残りの光加入者線終端装置(ONU0、ONU2)がサイレント状態に保たれている間に、前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)が、前記選択された光加入者線終端装置(ONU1)を、前記レンジングギャップの間にレンジングするステップと、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)に対する前記光加入者線終端装置(8、10、12)毎の前記レンジング情報、及び前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に対する前記所定の光加入者線終端装置(ONU1)の1つのレンジング情報から、前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に対する前記光加入者線終端装置(8、10、12)毎の前記レンジング情報を求めるステップ(158)と、
    から成る複数のステップを含むことを特徴とする、タイプBの保護されているパッシブ光ネットワーク(2)のアクセス制御のテイクオーバを準備するための方法。
  2. 前記タイプBのパッシブ光ネットワーク(2)は、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)と前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)との間に確立される通信データリンク(80)を備え、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)は、前記通信データリンク(80)を通じて、該現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)に対する前記光加入者線終端装置(8、10、12)毎の前記レンジング情報を含むシグナリングメッセージ又は前記レンジング有効化メッセージを送信することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 新たな光加入者線終端装置の接続、又は接続されている光加入者線終端装置の除去、又は以前に交換された前記レンジング情報と比較した該レンジング情報の何らかの変化の後に、前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)から前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に向けて、前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)に対する全ての前記光加入者線終端装置(8、10、12)の更新されたレンジング情報を含むシグナリングメッセージを送信するステップと、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)に対する全ての前記光加入者線終端装置の前記更新されたレンジング情報、及び前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に対する前記所定の光加入者線終端装置(ONU1)の前記レンジング情報から、前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に対する全ての前記光加入者線終端装置の更新されたレンジング情報を求めるステップと、
    から成るさらなる複数のステップを含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記更新されたレンジング情報内に含まれる前記情報の変化のみが、前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に向けて送信されることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  5. 前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)及び前記残りの光加入者線終端装置(ONU0、ONU2)は、前記レンジングギャップの間に衝突が一切発生しないように構成されるスリープウィンドウの間、サイレント状態に保たれることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)は、一連の所定の送信タイムインターバルに従って、前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に向けてシグナリングメッセージを定期的に送信し(150、172、174、176)、2つの連続した送信タイムインターバルは、前記パッシブ光ネットワークの障害を検出するための応答時間を表す最大持続時間だけ離れていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)は、一連の所定のシグナリング受信タイムインターバルに従って、前記現在の光加入者線端局装置(OLT0)から定期的に送信される前記シグナリングメッセージを受信し、前記シグナリング受信タイムインターバルの日付は、所定の時間スケジュールに従って決定されることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. シグナリング受信タイムインターバルの日付は、以前のシグナリング受信タイムインターバルにおいて受信された以前のシグナリングメッセージ内に示されることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)は、2つの連続したシグナリング受信タイムインターバルの間スリープしていることを特徴とする、請求項7又は8に記載の方法。
  10. 前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)と前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)との間に確立される前記通信データリンク(80)は、前記パッシブ光ネットワーク(2)の前記光ファイバを使用する通信リンクであり、
    マスタエコーイング光加入者線終端装置(ONU0)が、前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)と前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)との間の通信中継器としての役割を果たすことを特徴とする、請求項に記載の方法。
  11. タイプBのパッシブ光ネットワーク(2)を保護するための方法であって、
    該タイプBのパッシブ光ネットワーク(2)は、
    予めそれぞれ現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)及び予備系光加入者線端局装置(OLT1)として設定される第1の光加入者線端局装置(4)及び第2の光加入者線端局装置(6)と、
    上位において第1の光ファイバを通じて前記現用系光加入者線端局装置(OLT0)に接続されると共に、第2の光ファイバを通じて前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に接続されるスプリッタ(14)と、
    上位において専用光ファイバを通じて前記スプリッタ(14)に接続される1組の光加入者線終端装置(8、10、12)とを備え、
    前記タイプBの保護されているパッシブ光ネットワーク(2)は、
    任意の光加入者線端局装置(4、6)から任意の光加入者線終端装置(8、10、12)へのダウンリンクにおいて同一の第1の波長(λ1)を共有し、
    任意の光加入者線終端装置(8、10、12)から任意の光加入者線端局装置(4、6)へのアップリンクにおいて同一の第2の波長(λ2)を共有し、
    前記第1の波長(λ1)と前記第2の波長(λ2)とは異なり、
    該方法は、
    前記パッシブ光ネットワーク(2)をセットアップする(102)ステップと、
    請求項1〜10において定義されるようにアクセス制御のテイクオーバを準備する(104)ステップと、
    前記ネットワーク(2)の障害を検出するステップ(106)と、
    障害が検出された場合に、新たな現用系光加入者線端局装置となる前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)が、前記ネットワークアクセス制御の前記テイクオーバをスイッチオーバするステップ(108)と、
    から成る複数のステップを含む、タイプBのパッシブ光ネットワーク(2)を保護するための方法。
  12. 前記セットアップするステップ(102)は、前記光加入者線端局装置のステータス及び設定を決定するステップ(112)を含み、該決定するステップ(112)において、
    前記光加入者線端局装置(4、6)毎に、
    ステップ(114)において、前記光加入者線端局装置を未決定ステータスに設定し、該光加入者線端局装置は受動状態でありリスンすることのみが可能であり、
    次のステップ(115)において、前記光加入者線端局装置は、リスン期間中に、全ての光加入者線終端装置(8、10、12)から送信された全てのアップリンクトラフィックデータ及びシグナリングデータをリスンし、
    判定ステップ(116)において、前記リスン期間中に前記光加入者線端局装置がトラフィックデータ又はシグナリングデータを検出する場合、ステップ(118)において、該光加入者線端局装置をスレーブ予備系光加入者線端局装置として設定し、
    前記リスン期間中にトラフィックデータ又はシグナリングデータを一切検出しない場合、ステップ(120)において、該光加入者線端局装置は、リスン期間の直後に第1のCENSUSメッセージを送信し、該第1のCENSUSメッセージは、前記光加入者線終端装置が既に1つの光加入者線端局装置に対して登録されている場合であっても、全ての光加入者線終端装置がランダム化された送出時刻に従って該CENSUSメッセージに応答しなくてはならず、且つ該光加入者線終端装置のそれぞれの応答において、該CENSUSメッセージを送信した前記光加入者線端局装置のアドレスを示さなくてはならないことを要求し、
    次の判定ステップ(122)において、所与の光加入者線端局装置が第1のタイムアウト期間内にメッセージを一切受信しない場合、ステップ(114)に飛ぶことによって前記ステップ(112)を継続し、
    ステップ(126)において、前記光加入者線端局装置が前記第1のタイムアウト内に別の光加入者線端局装置に宛てられたトラフィックメッセージ又は第1のシグナリングメッセージを受信する場合、ステップ(118)において、該光加入者線端局装置をスレーブ予備系光加入者線端局装置として設定し、
    前記ステップ(126)において、前記光加入者線端局装置がタイムアウト内に別の光加入者線端局装置に宛てられたトラフィックメッセージ又は第1のシグナリングメッセージを受信しない場合、ステップ(128)において、該光加入者線端局装置は第2のCENSUSメッセージを送信し、
    次に、判定ステップ(130)において、前記光加入者線端局装置が第2のタイムアウト期間内にメッセージを一切受信しない場合、ステップ(114)に飛ぶことによって前記ステップ(112)を継続し、
    ステップ(132)において、前記光加入者線端局装置が前記第2のタイムアウト内に別の光加入者線端局装置に宛てられたトラフィックメッセージ又はシグナリングメッセージを受信する場合、ステップ(118)において、該光加入者線端局装置をスレーブ予備系光加入者線端局装置として設定し、
    前記ステップ(132)において、前記光加入者線端局装置が前記第2のタイムアウト内に別の光加入者線端局装置に宛てられたトラフィックメッセージ又はシグナリングメッセージを受信しない場合、ステップ(134)において、該光加入者線端局装置を現在の現用系光加入者線端局装置として設定することを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 前記検出ステップ(106)において、前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)が前記現在の現用系光加入者線端局装置から定期的に送信されるシグナリングメッセージを受信せず、アップリンクデータトラフィックを一切受信しない場合、前記アップリンクにおいて、前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)が障害を検出することを特徴とする、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 保護されているタイプBのパッシブ光ネットワーク(PON)であって、
    初期状態において現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)として設定される第1の光加入者線端局装置(4)と、
    初期状態において予備系光加入者線端局装置(OLT1)として設定される第2の光加入者線端局装置(6)と、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)と前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)との間に確立される通信リンク(80)と、
    上位において第1の光ファイバを通じて前記第1の光加入者線端局装置(4)に接続されると共に、第2の光ファイバを通じて前記第2の光加入者線端局装置(6)に接続されるスプリッタ(14)と、
    上位において専用光ファイバを通じて前記スプリッタ(14)に接続される1組の光加入者線終端装置(8、10、12)と、
    を備え、
    該タイプBの保護されているパッシブ光ネットワーク(2)は、
    任意の光加入者線端局装置(4、6)から任意の光加入者線終端装置(8、10、12)へのダウンリンクにおいて同一の第1の波長(λ1)を共有し、
    任意の光加入者線終端装置から任意の光加入者線端局装置(4、6)へのアップリンクにおいて同一の第2の波長(λ2)を共有し、
    前記第1の波長(λ1)と前記第2の波長(λ2)とは異なり、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)は、前記光加入者線終端装置(8、10、12)のそれぞれをレンジングして該現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)に対する前記光加入者線終端装置(8、10、12)毎のレンジング情報を取得して、前記光加入者線終端装置(8、12)によって使用されるTDMAアップリンクアクセスのための送信資源を割り当てることが可能であると共に、該割り当てられた送信資源、及び前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)に対する前記光加入者線終端装置(8、10、12)毎の前記レンジング情報に従って、前記光加入者線終端装置(8、12)によって使用されるスロットに関して前記TDMAアップリンクにおける送信時間を規定することが可能であり、
    前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)は、全ての光加入者線終端装置(8、10、12)をレンジングして前記第2の光加入者線端局装置(4)に対する前記光加入者線終端装置(8、10、12)毎の前記レンジング情報を取得して、前記光加入者線終端装置によって使用されるTDMAアップリンクアクセスのための送信資源を割り当てることが可能であると共に、該割り当てられた送信資源、及び前記第2の光加入者線端局装置(4)に対する前記光加入者線終端装置(8、10、12)毎の前記レンジング情報に従って、前記光加入者線終端装置(10)によって使用されるスロットに関して前記TDMAアップリンクにおける送信時間を規定することが可能であり、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)は、現在の現用系光加入者線端局装置の保護管理ユニット(66)を備えることを特徴とし、該保護管理ユニットは、
    ギャップ遅延及びギャップ持続時間によってレンジングギャップを画定するシグナリングレンジング有効化メッセージを送信することができ、前記ギャップ遅延は、前記シグナリングレンジング有効化メッセージの受信時に、前記予備系光加入者線端局装置が、1つの選択された光加入者線終端装置をレンジングするのを待つ時間であり、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)に対する前記光加入者線終端装置(8、10、12)毎の前記レンジング情報を含むシグナリングメッセージを送信することができるものであり、
    前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)は、予備系光加入者線端局装置の保護管理ユニット(66)を備えることを特徴とし、該保護管理ユニットは、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置によって送信された前記シグナリングメッセージを前記データ通信リンク(80)を通じてリスンすると共に、前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)及び残りの光加入者線終端装置(ONU0、ONU2)がサイレント状態に保たれている間に、1つの選択された光加入者線終端装置(ONU1)を、前記レンジングギャップの間にレンジングすることができ、
    前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)に対する全ての光加入者線終端装置(8、10、12)の前記レンジング情報、及び前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に対する前記1つの選択された光加入者線終端装置(ONU1)の前記レンジング情報から、前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)に対する前記光加入者線終端装置(8、10、12)毎の前記レンジング情報を求めることができる(158)ものである、
    保護されているタイプBのパッシブ光ネットワーク(PON)。
  15. 前記通信リンク(80)は、前記現在の現用系光加入者線端局装置(OLT0)と前記予備系光加入者線端局装置(OLT1)との間の通信中継器としての役割を果たすマスタエコーイング光加入者線終端装置(ONU0)を通じた、前記光加入者線端局装置(4)と前記光加入者線端局装置(6)との間の通信リンクであることを特徴とする、請求項14に記載の保護されているタイプBのパッシブ光ネットワーク(PON)。
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