JP5387363B2 - シリンダヘッド構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダヘッド構造に関し、特に、ウォータジャケット内に排気還流通路の一部を備えた内燃機関のシリンダヘッド構造に関する。
従来、内燃機関の燃焼室から排出された排気ガスの一部を、燃焼室の吸気側に還流することにより、NOxを低減させる排気ガス再循環装置が設けられている。ここで、排気ガスを高温のまま吸気側に還流すると、吸入空気が膨脹して充填効率が低下する可能性があるため、内燃機関を冷却するウォータジャケット内に排気還流通路を画成するパイプを設けることにより、排気還流通路内を流れる排気ガスを冷却する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−4953号公報 実開平6−76644号公報
しかしながら、このような従来の内燃機関のシリンダヘッド構造にあっては、内燃機関を冷却するウォータジャケット内に排気還流通路を画成するパイプを設けることにより、EGRガスを冷却するようにしているが、パイプが単純な円形断面を有するだけであるので、EGRガスが接触する面積がパイプの内周面だけとなり、EGRガスの伝熱面積が小さいものとなってしまう。
このため、パイプの中心部を流れるEGRガスは、ウォータジャケット内の冷却水に晒されるパイプの内周面と接触する機会が少なくなり、パイプの中心部を流れるEGRガスは、パイプの内周面を流れるEGRガスに対して冷却され難い。この結果、EGRガスの冷却性能が著しく低下してしまう。
また、EGRガスの冷却性能を高めるために、パイプの外周部から外方にフィンを設け、EGRガスの放熱性を高めるようにした内燃機関のシリンダヘッド構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、このシリンダヘッド構造にあっても、EGRガスが流通する通路は、パイプが単純な円形断面を有するだけであるので、EGRガスの伝熱面積が小さく、EGRガスの冷却性能が低下してしまう。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、排気通路側から吸気通路側に還流される排気ガスの冷却性能を向上させることができるシリンダヘッド構造を提供することを目的とする。
本発明に係るシリンダヘッド構造は、上記目的を達成するため、(1)排気通路側から吸気通路側に排気ガスの一部を還流させる中空の排気ガス還流通路を画成する排気ガス還流通路部を有し、前記排気ガス還流通路部がウォータジャケット内に位置するようにしてシリンダヘッドに設けられた内燃機関のシリンダヘッド構造において、前記排気ガス還流通路部の内周面から内方に向かって複数のフィン部が突出して設けられ、前記排気ガス還流通路が、前記フィン部によって排気ガスの流通方向に沿って延在する複数の分割通路に画成されるものから構成されている。
このシリンダベッド構造は、排気ガス還流通路部の内周面から内方に向かって複数のフィン部が突出して設けられ、排気ガス還流通路が、フィン部によって排気ガスの流通方向に沿って延在する複数の分割通路に画成されるので、分割通路を流通する排気ガスをフィン部に接触させながら分割通路の上流側から下流側に移動させることができる。
このため、排気ガスをフィン部全体に接触させて排気ガスの接触面積を大きくすることができ、フィン部の内周側から外周側に排気ガスを行き渡らせて排気ガスの伝熱面積を大きくすることができる。
そして、フィン部は、排気ガス還流通路部の内周面から内方に向かって突出しているため、フィン部から排気ガス還流通路部を通してウォータジャケットの冷却水に排気ガスの熱を伝達することができるため、排気ガスを効率よく冷却して排気ガスの冷却性能を向上させることができる。
上記(1)に記載のシリンダヘッド構造において、(2)前記フィン部によって画成される複数の前記分割通路の通路断面積が、前記排気ガス還流通路部の内周面から内方に向かうに従って拡径するものから構成されている。
このシリンダヘッド構造は、排気ガス還流通路部の内方において排気ガスをある程度流通させることができる。このため、排気通路側から排気ガス還流通路に流通した排気ガスの流量を排気ガス還流通路によって調整して、単位時間当たり一定量の排気ガスを吸気通路側に還流することができるとともに、排気ガスを効率よく冷却することができる。
上記(1)または(2)に記載のシリンダヘッド構造において、(3)前記排気ガス還流通路部が中空状のパイプから構成されるとともに、前記パイプに圧入される複数の円錐状部材を有し、前記円錐状部材が、前記パイプの内周面に嵌合する環状底部と、前記環状底部から排気ガスの流通方向に縮径するように突出し、スリットを介して円周方向に離隔する複数のフィン部とを含んで構成され、前記円錐状部材を排気ガスの流通方向に沿って積層することにより、前記積層方向に隣接する前記円錐状部材の前記フィン部の間の前記スリットによって前記分割通路が画成されるものから構成されている。
このシリンダヘッド構造は、円錐状部材が、スリットを介して円周方向に離隔する複数のフィン部を有し、円錐状部材を排気ガスの流通方向に沿って積層することにより、積層方向に隣接する円錐状部材のフィン部の間のスリットによって分割通路が画成されるので、排気ガス還流通路に導入された排気ガスが第1の円錐状部材のフィン部に衝突した後、第1の円錐状部材のスリットを通過することになる。
この第1の円錐状部材のスリットを通過した排気ガスは、第1の円錐状部材の下流側に積層される第2の円錐状部材のフィン部に接触しながら第2の円錐状部材のスリットを通して第2の円錐状部材の下流側に積層される第3の円錐状部材に流通する。
次いで、この排気ガスは、第3の円錐状部材のフィン部に接触しながら第3の円錐状部材のスリットから第3の円錐状部材の下流側に積層される第4の円錐状部材に移動することになる。
このように排気ガスの流通方向に積層される円錐状部材のフィン部に排気ガスを接触させながら、分割通路を画成するフィン部のスリットを通して排気ガスを流通させることにより、排気ガスをフィン部全体に接触させて排気ガスの接触面積を大きくすることができ、排気ガスの伝熱面積を大きくすることができる。
上記(3)に記載のシリンダヘッド構造において、(4)前記環状底部が、前記環状底部から放射方向外方に突出するとともに、前記排気ガスの流通方向に折り曲げられた折り曲げ部を有し、前記折り曲げ部が前記パイプの内周面に嵌合されるものから構成されている。
このシリンダヘッド構造は、環状底部が、環状底部から放射方向外方に突出するとともに、排気ガスの流通方向に折り曲げられた折り曲げ部を有し、折り曲げ部がパイプの内周面に嵌合されるので、円錐状部材を排気ガス還流通路部の内周面に圧入したときに、折り曲げ部が変形することで折り曲げ部に弾性力を持たせることができ、円錐状部材を排気ガス還流通路部に強固に保持させることができる。
また、折り曲げ部に弾性力を持たせることができるので、円錐状部材のフィン部が排気ガスを受けたときに、折り曲げ部を撓ませることで隣接する円錐状部材のフィン部同士が衝突するのを回避することができ、フィン部が破損するのを防止することができる。
本発明によれば、排気通路側から吸気通路側に還流される排気ガスの冷却性能を向上させることができるシリンダヘッド構造を提供することができる。
本発明に係るシリンダヘッド構造の第1の実施の形態を示す図であり、シリンダヘッドの平面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第1の実施の形態を示す図であり、図1のA−A方向矢視断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第1の実施の形態を示す図であり、図1のB−B方向矢視断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第1の実施の形態を示す図であり、図3のC−C方向矢視断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第1の実施の形態を示す図であり、砂中子の正面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第1の実施の形態を示す図であり、図5のD方向矢視図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第1の実施の形態を示す図であり、砂中子を成形する鋳型の断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第2の実施の形態を示す図であり、図1のB−B方向矢視断面に相当する分割通路の断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第2の実施の形態を示す図であり、砂中子の正面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第2の実施の形態を示す図であり、砂中子を成形する鋳型の断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第3の実施の形態を示す図であり、図1のA−A方向矢視断面に相当するシリンダヘッドの断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第3の実施の形態を示す図であり、EGRパイプの横断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第3の実施の形態を示す図であり、円錐状部材の斜視図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第3の実施の形態を示す図であり、図12の円錐状部材のスリットを結んだ面で切った円錐状部材の縦断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第3の実施の形態を示す図であり、図12のE−E方向矢視断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第3の実施の形態を示す図であり、EGRパイプの他の構成を示す横断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第3の実施の形態を示す図であり、円錐状部材のフィン部の他の形状を示す図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第4の実施の形態を示す図であり、EGRパイプの縦断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第5の実施の形態を示す図であり、EGRパイプの横断面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第1、2の実施の形態を示す図であり、(a)は、他の形状の分割通路を有するシリンダヘッドの概略平面図、(b)は、他の形状の分割通路を有するシリンダヘッドの概略側面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第1、2の実施の形態を示す図であり、他の形状の分割通路を有するシリンダヘッドの概略側面図である。 本発明に係るシリンダヘッド構造の第3〜5の実施の形態を示す図であり、他の形状の分割通路を有するシリンダヘッドの概略側面図である。
以下、本発明に係るシリンダヘッド構造の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図7は、本発明に係るシリンダヘッド構造の第1の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1、図2において、内燃機関1の一部を構成するシリンダヘッド2は、図示しないシリンダブロックの上部に取付けられており、このシリンダヘッド2にはウォータジャケット3が形成されている。
なお、シリンダヘッド2は、鋳型に供給した溶湯を凝固させて所定の形状に成形する、所謂、鋳造によって形成されており、溶湯には、溶融状態の鋳鉄、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等の金属が含まれる。本実施の形態のシリンダヘッドは、アルミニウムを例に説明を行う。
内燃機関1は、水冷式の内燃機関であり、ウォータジャケット3に冷却水が供給される構成となっている。このため、シリンダヘッド2にはウォータジャケット3に冷却水を供給する冷却水供給管4が取付けられているとともに、ウォータジャケット3から冷却水を排出する冷却水排出管5が取付けられており、冷却水排出管5から排出された冷却水は、図示しないラジエータに戻されるようになっている。
シリンダヘッド2の下方にはシリンダブロックの複数のシリンダ6が形成されており、シリンダ6には図示しないピストンが往復動自在に配置されている。シリンダヘッド2におけるピストンの上方に臨む空間には燃焼室7がそれぞれ形成されており、シリンダヘッド2にはこれらの燃焼室7に連通するインテークマニホールド8およびエキゾーストマニホールド9が設けられている。
また、インテークマニホールド8には吸気管10が接続されており、この吸気管10にはスロットルバルブ11が設けられている。また、エキゾーストマニホールド9における燃焼室7とは反対側の端部には排気ガスを浄化するための触媒12が設けられており、この触媒12には図示しない排気管が接続されている。
また、排気ガスの排出方向における触媒12の上流側、または触媒12の下流側にはEGRパイプ13の一端側が接続されており、このEGRパイプ13の他端側は、シリンダヘッド2に接続されている。
このEGRパイプ13の内部にはEGR通路13aが形成されており、内燃機関1から排気管に排気される排気ガスの一部は、EGRガスとなってEGR通路13aに導入されるようになっている。なお、EGRガスは、排気側から吸気側に還流される排気ガスを示す。
EGRパイプ13のシリンダヘッド2側の端部には、EGRパイプ13の半径方向に突出するフランジ14が一体的に設けられており、このフランジ14は、シリンダヘッド2に取付けられている。また、ウォータジャケット3は、シリンダヘッド2の一方の側壁15と他方の側壁16との間に配置されており、側壁16の外周面にはEGRバルブ17が取付けられている。
このEGRバルブ17は、側壁16に取付けられたケーシング18を備えており、このケーシング18は、EGRガスが通過するEGR通路18aとEGR通路18aを通過するEGRガスの流量や通過時期を制御するバルブを備えている。
また、EGR通路18aには、EGRパイプ19を介して吸気管10が接続されており、このEGRパイプ19は、吸気管10におけるスロットルバルブ11よりも下流側に接続されている。
一方、シリンダヘッド2の内部にはEGRパイプ13とEGRバルブ17とを接続するEGR通路20(排気ガス還流通路)が形成されており、このEGR通路20は、EGRパイプ13のEGR通路13aおよびEGRバルブ17のEGR通路18aに連通している。
したがって、EGRパイプ13のEGR通路13aからEGR通路20に導入されたEGRガスは、EGRバルブ17のEGR通路18aおよびEGRパイプ19を介して吸気管10に導入される。
一方、EGR通路20は、ウォータジャケット3内に位置するようにして、すなわち、外部がウォータジャケット3に取り囲まれるようにシリンダヘッド2に設けられており、EGR通路20は、ウォータジャケット3の内部を貫通するEGR通路部21の内周部に形成されている。
すなわち、本実施の形態のシリンダヘッド2は、鋳造によって成形されたものであり、鋳型の内部に砂中子を取付けて鋳型にアルミニウムの溶湯を流し込み、アルミニウムが固まったときにシリンダヘッド2から砂中子24を除去することにより、シリンダヘッド2にEGR通路20が形成される。
このため、EGR通路部21は、内部にEGR通路20を画成するようにウォータジャケット3内に設けられた中空のアルミニウム部分から構成されることになる。したがって、EGR通路部21は、内部にEGR通路20を画成するシリンダヘッド2のアルミニウム部分に相当する。
図3、図4に示すように、EGR通路部21は、EGR通路部21の内周面から内方に突出する複数のフィン部22を有し、このフィン部22は、EGRガスの流通方向、すなわち、EGR通路20の延在方向に沿って延在している。
また、フィン部22の一端部は、EGR通路部21の内周面に連接しているとともに、フィン部22の他端部は、EGR通路部21の内周面から内方に向かって突出し、突出方向先端22aが一定の隙間を介して対向している。このため、EGR通路20は、フィン部22によって複数の分割通路23に区画されている。
また、分割通路23は、EGR通路20の延在方向に沿って波状に延在している。このように、本実施の形態のEGR通路20は、複数の分割通路23によって構成されている。
図5〜図7は、シリンダヘッド2にEGR通路部21を形成するためにシリンダヘッド2に構成する鋳造品に鋳包まれる砂中子を示す図である。
図5、図6において、砂中子24は、連結部25と、連結部25に下端の付け根26aが取付けられ、付け根26aから上方に突出する上部枝フィン26と、連結部25に上端の付け根27aが取付けられ、付け根27aから下方に突出する下部枝フィン27とから構成されている。なお、図6では砂中子を斜線で示している。
連結部25は、上部枝フィン26と下部枝フィン27とを連結して砂中子24を一体化するものであり、連結部25は、左右に位置する上部枝フィン26と下部枝フィン27から外方に突出している。なお、左右に位置する上部枝フィン26と下部枝フィン27から外方に突出する連結部25の部位は、ダミーフィン28を構成している。
また、上部枝フィン26および上部枝フィン27は、EGR通路20の延在方向に沿って波状に延在しており、上部枝フィン26および下部枝フィン27の延在方向の任意の部位は、隣接する上部枝フィン26および下部枝フィン27に連通する分岐部29が形成されている。
この分岐部29は、上部枝フィン26および下部枝フィン27の延在方向に沿って一定の間隔で設けられており、隣接する上部枝フィン26および下部枝フィン27から下流側に流れるEGRガスを分岐部29で乱すようになっている。
また、上部枝フィン26および下部枝フィン27の板厚は、例えば、1mm以下に設定されており、上部枝フィン26および下部枝フィン27の板厚は極小となっている。
この砂中子24は、図7に示す鋳型を構成する上型30と下型31とによって成形されるようになっている。
上型30および下型31の合わせ面にはそれぞれ連結部25、上部枝フィン26および下部枝フィン27の形状に沿った凹部30a、31aが形成されており、この上型30および下型31を型締めしたときに、凹部30a、31aによって砂中子24の形状に沿ったキャビティ32が画成されるようになっている。
また、凹部30a、31aの両端部は、ダミーフィン28の両端部よりも外方に延在して設けられており、砂中子24を成形するときに、ダミーフィン28の両端部と凹部30a、31aの両端部の間に隙間が画成されるようになっている。
この上型30および下型31によって砂中子24を形成するには、凹部30a、31aにそれぞれバインダーを含んだ砂を充填するようにして上型30および下型31を型締めすることにより、砂中子24を成形する。
このとき、砂中子24は、過剰な砂が凹部30a、31aの両端側に移動することにより、ダミーフィン28が形成される。このように砂中子24にダミーフィン28を形成するのは、砂の充填度を高めるために、余分な砂をキャビティ32に供給した場合であっても、過剰な砂をダミーフィン28として逃がすようにするためである。
このため、本実施の形態では、極小の板厚の上部枝フィン26および下部枝フィン27を有する砂中子24を形成することができるとともに、上部枝フィン26および下部枝フィン27の板厚を極小にしても砂中子24の剛性を高めることができる。
一方、シリンダヘッド2を鋳造する作業において、鋳型の内部に砂中子24を取付けて鋳型にアルミニウムの溶湯を流し込むことにより、シリンダヘッド2にEGR通路20が形成されるため、シリンダヘッド2から砂中子24を除去したときに、砂中子24に対応する部分がEGR通路20となる。
このため、ウォータジャケット3に収納されるアルミニウムの部位がEGR通路部21を構成し、このEGR通路部21のフィン部22が複数の分割通路23を画成することになる。このとき、分割通路23は、砂中子24の形状に対応しているため、EGR通路20の延在方向に沿って波状に延在することになる(図4参照)。
このような構成を有する本実施の形態のシリンダヘッド構造は、排気管から吸気管10にEGRガスを還流させる中空のEGR通路20を画成するEGR通路部21をウォータジャケット3内に有し、EGR通路部21が、EGR通路部21の内周面から内方に向かって突出する複数のフィン部22を有し、EGR通路20が、フィン部22によってEGRガスの流通方向に沿って延在する複数の分割通路23に画成されるので、分割通路23を流通するEGRガスをフィン部22に接触させながら分割通路23の上流側から下流側に移動させることができる。
このため、EGRガスをフィン部22全体に接触させたEGRガスの接触面積を大きくすることができ、EGRガスの伝熱面積を大きくすることができる。そして、フィン部22をEGR通路部21の内周面から内方に向かって突出させているため、フィン部22からEGR通路部21を通してウォータジャケット3の冷却水にEGRガスの熱を伝達することができる。この結果、EGRガスを効率よく冷却してEGRガスの冷却性能を向上させることができる。
また、本実施の形態では、EGR通路20が砂中子24の形状に対応しているため、分割通路23は、EGR通路20の延在方向に沿って波状に延在している。このため、分割通路23を流れるEGRガスの流れを乱してEGRガスをフィン部22に強く接触させることができ、EGRガスをより一層効率よく冷却してEGRガスの冷却性能をより一層向上させることができる。
また、本実施の形態では、上部枝フィン26および下部枝フィン27の延在方向の任意の部位に、隣接する上部枝フィン26および下部枝フィン27に連通する分岐部29を形成したので、隣接する上部枝フィン26および下部枝フィン27から下流側に流れるEGRガスを分岐部29で乱すことができる。
このことからも、分割通路23を流れるEGRガスの流れを乱してEGRガスをフィン部22に強く接触させることができ、EGRガスをより一層効率よく冷却してEGRガスの冷却性能をより一層向上させることができる。
また、砂中子24の上部枝フィン26および下部枝フィン27の板厚を極小にしたので、この砂中子24によって形成されるフィン部22の板厚も極小にすることができる。このため、フィン部22の熱伝導性を高めることができ、EGRガスをより一層効率よく冷却してEGRガスの冷却性能をより一層向上させることができる。
なお、本実施の形態では、砂中子24を連結部25から上下方向に突出して連結部25に連結される上部枝フィン26および下部枝フィン27から構成しているが、砂中子を上部枝フィン26および下部枝フィン27のいずれか一方から構成してもよい。
(第2の実施の形態)
図8〜図10は、本発明に係るシリンダヘッド構造の第2の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同一の構成には同一の番号を付して説明を省略する。
図8において、EGR通路部21の内周面から内方に突出する複数のフィン部41によって画成される複数の分割通路42の通路断面積は、EGR通路部21の内周面から内方に向かうに従って拡径するようになっている。
図9は、EGR通路部21の内周面から内方に向かうに従って拡径する分割通路42を形成するための砂中子を示す図である。
図9において、砂中子43は、連結部44と、連結部44に付け根45aが取付けられ、付け根45aから上方に突出する上部枝フィン45と、連結部44に付け根46aが取付けられ、付け根46aから下方に突出する下部枝フィン46とから構成されている。
連結部44は、上部枝フィン45と下部枝フィン46とを連結して砂中子24を一体化するものであり、連結部44は、左右に位置する上部枝フィン45と下部枝フィン46から外方に突出している。なお、左右に位置する上部枝フィン45と下部枝フィン46から外方に突出する連結部44の部位は、ダミーフィン47を構成している。
また、上部枝フィン45および下部枝フィン46は、EGR通路20の延在方向に沿って波状に延在しており、上部枝フィン45および下部枝フィン46の延在方向の任意の部位は、第1の実施の形態と同様に隣接する上部枝フィン45および下部枝フィン46に連通する分岐部が形成されている。
この分岐部は、上部枝フィン45および下部枝フィン46の延在方向に沿って一定の間隔で設けられており、隣接する上部枝フィン45および下部枝フィン46から下流側に流れるEGRガスを乱すようになっている。
また、本実施の形態の砂中子43の上部枝フィン45および下部枝フィン46は、付け根部45a、46aから外方に向かうに従って断面積が縮径する台形形状となっている。
このような構成を有する砂中子43を図10に示す鋳型を構成する上型49と下型50とによって成形する場合には、上型49および下型50から砂中子43を抜くときに、型抜き方向に対する砂中子43と上型49および下型50との摺動抵抗を小さくすることができ、砂中子43から上型49および下型50を抜くときの型抜き作業を容易に行うことができる。
この結果、この砂中子43によって形成される分割通路42は、EGR通路部21の内周面から内方に向かうに従って拡径する形状となる。
また、本実施の形態の砂中子43は、上部枝フィン45および下部枝フィン46の付け根45a、46aを上型49および下型50の型抜き方向先端部よりも厚肉にすることができるため、砂中子43の剛性を向上させることができ、分割通路42の形成を安定して行うことができる。
また、本実施の形態では、分割通路42がEGR通路部21の内周面から内方に向かうに従って拡径する形状となっているため、分割通路42の内方において排気ガスをある程度流通させることができる。このため、EGRパイプ13から分割通路42に流通した排気ガスの流量を分割通路42によって調整して、単位時間当たり一定量の排気ガスを吸吸気管10に還流させることができるとともに、排気ガスを効率よく冷却することができる。
(第3の実施の形態)
図11〜図17は、本発明に係るシリンダヘッド構造の第3の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同一の構成には同一の番号を付して説明を省略する。
本実施の形態では、図11に示すように、砂中子に代えて中空状のEGRパイプ61を溶湯で鋳包んでシリンダヘッド2を成形したものであり、排気ガス還流通路部およびパイプを構成するEGRパイプ61の内周部には排気ガス還流通路としてのEGR通路62が画成されている。
図12に示すように、このEGRパイプ61の内部にはプレス加工された複数の円錐状部材63が圧入されており、この円錐状部材63は、図13、図14に示すように、EGRパイプ61の内周面に嵌合する環状底部64と、環状底部64からEGRガスの流通方向に縮径するように突出し、スリット65a〜65dを介して円周方向に離隔する複数のフィン部66a〜66dとを備えている。
また、スリット65a〜65dは、図15に示すように、EGRガスの流通方向に沿って同一線上に連通しており、スリット65a〜65dは、EGRガスの流通方向に沿って連続している。
この円錐状部材63は、EGRガスの流通方向に沿って積層されており、積層方向に隣接する円錐状部材63のフィン部66a〜66dの間のスリット65a〜65dによって分割通路67が画成されている。
また、環状底部64は、環状底部64から放射方向外方に突出するとともに、EGRガスの流通方向に折り曲げられた折り曲げ部69を備えており、折り曲げ部69がEGRパイプ61の内周面に嵌合されている。
また、図12に示すように、この折り曲げ部69の折り曲げ方向長さ(EGRガスの流通方向長さ)dは、一定の長さに設定されており、折り曲げ部69の折り曲げ方向長さdによって隣接するフィン部66a〜66dの間隔が設定されている。
次に、作用を説明する。
本実施の形態では、円錐状部材63の環状底部64が、環状底部64から放射方向外方に突出するとともに、EGRガスの流通方向に折り曲げられた折り曲げ部69を備えているため、円錐状部材63をEGRパイプ61の内周面に圧入したときに、折り曲げ部69が変形することで折り曲げ部69に弾性力を持たせることができ、円錐状部材63をEGRパイプ61に強固に保持させることができる。
また、折り曲げ部69に弾性力を持たせることができるので、円錐状部材63のフィン部66a〜66dがEGRガスを受けたときに、折り曲げ部69を撓ませることで隣接する円錐状部材63のフィン部66a〜66dが衝突するのを回避することができ、隣接するフィン部66a〜66d同士が破損するのを防止することができる。
また、折り曲げ部69の折り曲げ方向長さdを一定の長さに設定し、円錐状部材63をパイプ61に圧入して積層するときに、隣接する円錐状部材63のフィン部66a〜66dの間隔を折り曲げ部69によって精度よく設定することができる。
また、円錐状部材63が、スリット65a〜65dを介して円周方向に離隔する複数のフィン部66a〜66dを有し、円錐状部材63をEGRガスの流通方向に沿って積層することにより、積層方向に隣接する円錐状部材63のフィン部66a〜66dの間のスリット65a〜65dによって分割通路67が画成されるので、図12に示すように、まず、EGR通路62に導入されたEGRガスは、円錐状部材63Aのフィン部66a〜66dに衝突した後、円錐状部材63Aのスリット65a〜65dを通過することになる。
次いで、円錐状部材63Aのスリット65a〜65dを通過したEGRガスは、円錐状部材63Aの下流側に積層される円錐状部材63Bのフィン部66a〜66dに接触しながら円錐状部材63Bのスリット65a〜65dを通して円錐状部材63Bの下流側に積層される円錐状部材63Cに流通する。
次いで、このEGRガスは、円錐状部材63のフィン部66a〜66dに接触しながら円錐状部材63Cのスリット65a〜65dから円錐状部材63Cの下流側に積層される円錐状部材63Dに移動する。以下、円錐状部材63Dの下流側の積層方向下流側の円錐状部材63に対して同様にEGRガスが流通する。
このようにEGRガスの流通方向に積層される円錐状部材63のフィン部66a〜66dにEGRガスを接触させながら、分割通路67を画成するフィン部66a〜66dのスリット65a〜65dを通してEGRガスを流通させることにより、EGRガスをフィン部66a〜66dに接触させてEGRガスの接触面積を大きくすることができる。このため、フィン部66a〜66dの内周側から外周側にEGRガスを行き渡らせることができ、EGRガスの伝熱面積を大きくすることができる。
特に、本実施の形態では、折り曲げ部69の折り曲げ方向長さdによってフィン部66a〜66dの間隔を設定しているため、フィン部66a〜66dを微小な間隔に設定することができ、スリット65a〜65dを通して下流側の円錐状部材63のフィン部66a〜66dに短い距離でEGRガスを接触させることができる。このため、EGRガスの冷却性能をより一層向上させることができる。
なお、本実施の形態では、図16に示すように、スリット65a〜65dに冷却水が流通するインナーパイプ70を挿通し、フィン部66a〜66dの弾性変形を利用してインナーパイプ70を円錐状部材に保持させるようにしてもよい。
このようにすれば、EGRパイプ61内にインナーパイプ70を通して冷却水を流通させることができ、EGRガスとインナーパイプ70の内部の冷却水との熱交換を促進することができ、EGRガスの冷却性能をより一層向上させることができる。
また、本実施の形態では、円錐状部材63のフィン部66a〜66dを環状底部64からEGRガスの流通方向に沿って直線状に突出させているが、これに限らず、図17に示すように、円錐状部材63の一部のフィン部66aを、EGRパイプ61の内周面からEGRパイプ61の中心軸に向かって螺旋状に捩じるようにしてもよい。
このようにすれば、EGRガスをEGRパイプ61の内周面からEGRパイプ61の中心軸に向かって旋回させることができ、EGRガスの流れを乱すことができる。この結果、EGRガスをフィン部66a〜66d全体に強く接触させることができ、EGRガスの冷却性能をより一層向上させることができる。なお、残りのフィン部66b〜66dの全てまたは一部を螺旋状に捩じるようにしてもよい。
(第4の実施の形態)
図18は、本発明に係るシリンダヘッド構造の第4の実施の形態を示す図であり、第1、第3の実施の形態と同一の構成には同一の番号を付して説明を省略する。
本実施の形態では、図18に示すように、隣接する円錐状部材63のスリット65a〜65dは、EGRパイプ61の軸線方向に対して円周方向にずれており、スリット65a〜65dは、EGRガスの流通方向に沿って不連続となっている。
本実施の形態では、円錐状部材63のスリット65a〜65dをEGRガスの流通方向に沿って不連続にすることにより、EGRガスの流通方向に対して積層方向上流側の円錐状部材63のスリット65a〜65dを積層方向下流側の円錐状部材63のフィン部66a〜66dに対向させることができる。
このため、積層方向上流側の円錐状部材63のスリット65a〜65dから積層方向下流側の円錐状部材63にEGRガスが流通した直後に、積層方向下流側の円錐状部材63のフィン部66a〜66dにEGRガスを接触させることができ、EGRガスの冷却性能をより一層向上させることができる。
(第5の実施の形態)
図19は、本発明に係るシリンダヘッド構造の第5の実施の形態を示す図であり、第1、第3の実施の形態と同一の構成には同一の番号を付して説明を省略する。
第3、第4の実施の形態では、EGRパイプ61の内部に円錐状部材63を設けているが、本実施の形態では、EGRパイプ61の外周部に、ウォータジャケット3の冷却水に晒される環状部材71が設けられている。
この環状部材71は、スリットを介して離隔する複数のフィン部72を備えており、このフィン部72の基端部がEGRパイプ61の外周面に圧入される環状底部73を有している。
この環状底部73は、環状底部73から放射方向内方に突出するとともに、EGRガスの流通方向に折り曲げられた折り曲げ部75を備えており、折り曲げ部75がEGRパイプ61の内周面に嵌合されている。
また、この折り曲げ部75の折り曲げ方向長さ(EGRガスの流通方向長さ)は、一定の長さに設定されており、折り曲げ部75の折り曲げ方向長さによってフィン部72の間隔が設定されている。
本実施の形態では、EGRパイプ61の外周部に冷却水通路に晒される環状部材71を設けることにより、ウォータジャケット3内で環状部材71のフィン部72に冷却水を接触させて冷却吸いの接触面積を大きくすることができる。
このため、EGRパイプ61内の円錐状部材63からEGRガスが冷却水に放熱されるときに、環状部材71とウォータジャケット3内の冷却水との間で熱交換を効率よく行うことができる。この結果、EGRガスの冷却性能をより一層向上させることができる。
なお、上記第1、第2の実施の形態では、EGR通路部21が略直線状に設けられているが、これに限らず、図20(a)、(b)に示すように、EGR通路部(排気ガス還流通路部)81を鉛直軸H周りに螺旋状に設けてもよく、図21に示すように、EGR通路部(排気ガス還流通路部)82が鉛直軸Hを横切るようにS字形状に形成されていてもよい。
この場合には、EGR通路部81、82の上流端81a、82aは、EGRパイプ13の他端部に接続されるようにしてシリンダヘッド2に取付けられている。
このようにすれば、EGRパイプ13からEGR通路部81、82に導入されるEGRガスをEGR通路部81、82に沿って下降させてEGR通路18aに排出することができ、冷却水と熱交換されたEGRガスの凝縮水がEGR通路部81、82内に滞留するのを防止することができる。
このため、EGR通路部81、82の管長を長くした場合であっても、アルミニウム製のEGR通路部81、82がEGRガスによって腐食してしまうのを防止することができ、EGRガスの伝熱面積を、EGR通路部81、82を長くした分だけ増大させることができる。この結果、EGRガスの冷却性能をより一層向上させることができる。
また、上記第3〜5の実施の形態では、EGR通路部21が略直線状に設けられているが、図22に示すように、EGRパイプ(パイプ、排気ガス還流通路部)83を鉛直軸Hを横切るようにS字形状にしてもよい。この場合には、EGRパイプ83の直線部分に円錐状部材63を設け、屈曲部分に円錐状部材63を設けないようにすれば、EGRパイプ83に円錐状部材63を圧入後に、EGRパイプ83を屈曲することができる。
この結果、EGRパイプ83の管長を長くすることができ、EGRガスの伝熱面積を、EGRパイプ83を長くした分だけ増大させることができる。この結果、EGRガスの冷却性能をより一層向上させることができる。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上のように、本発明に係るシリンダヘッド構造は、排気通路側から吸気通路側に還流される排気ガスの冷却性能を向上させることができるという効果を有し、ウォータジャケット内に排気還流通路の一部を備えた内燃機関のシリンダヘッド構造等として有用である。
1 内燃機関
2 シリンダヘッド
3 ウォータジャケット
20、62 EGR通路(排気ガス還流通路)
21、81、82 EGR通路部(排気ガス還流通路部)
22 フィン部
23、42、67 分割通路
61、83 EGRパイプ(パイプ、排気ガス還流通路部)
63 円錐状部材
69 折り曲げ部

Claims (4)

  1. 排気通路側から吸気通路側に排気ガスの一部を還流させる中空の排気ガス還流通路を画成する排気ガス還流通路部を有し、前記排気ガス還流通路部がウォータジャケット内に位置するようにしてシリンダヘッドに設けられた内燃機関のシリンダヘッド構造において、
    前記排気ガス還流通路部の内周面から内方に向かって複数のフィン部が突出して設けられ、
    前記排気ガス還流通路が、前記フィン部によって区画されつつそれぞれ排気ガスの流通方向に延在する複数の枝通路部と、前記フィン部の突出端側で前記複数の枝通路部同士を互いに連通させるよう一体化する連結通路部とを有していることを特徴とする内燃機関のシリンダヘッド構造。
  2. 前記複数の枝通路部は、それぞれ前記排気ガス還流通路部の内周面から内方に向かうに従って拡径する断面を有するとともに、前記排気ガスの流通方向に波形に延在しつつ隣り合う他の枝通路部側に分岐していることを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッド構造。
  3. 前記排気ガス還流通路部が中空状のパイプから構成されるとともに、前記パイプに圧入される複数の円錐状部材を有し、
    前記排気ガス還流通路部が中空状のパイプから構成されるとともに、前記パイプ内に圧入される複数の円錐状部材を有し、
    前記円錐状部材が、前記パイプの内周面に嵌合する環状底部と、前記環状底部から排気ガスの流通方向に縮径するように突出し、スリットを介して円周方向に離隔する複数のフィン部とを含んで構成され、
    前記円錐状部材を排気ガスの流通方向に沿って積層することにより、前記積層方向に隣接する前記円錐状部材の前記フィン部の間の前記スリットによって前記枝通路部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のシリンダヘッド構造。
  4. 前記環状底部が、前記環状底部から放射方向外方に突出するとともに、前記排気ガスの流通方向に折り曲げられた折り曲げ部を有し、前記折り曲げ部が前記パイプの内周面に嵌合されることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のシリンダヘッド構造。
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