JP5387025B2 - 充電制御装置およびカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、電池の充電制御装置とその充電制御装置を搭載したカメラに関する。
温度に応じて充電制御を切り換えるようにした充電制御装置が知られている。
特開平05−049184号公報
しかしながら、従来の充電制御装置では、電池の温度が高い場合に単に充電電圧を下げるようにしているため、充電容量が減ってしまうという問題がある。
請求項1の発明の充電制御装置は、充電回路から電池へ一定の電流を供給して充電を行う定電流充電モードから、充電回路から電池に一定の電圧を印加して充電を行う定電圧充電モードへ切り換えて充電を行う制御回路を備えた充電制御装置において、電池の温度を検出する温度検出器を備え、制御回路は、温度検出器により所定の高温が検出されて高温時の所定電圧一定で充電を開始した後の充電途中または充電終了後に、温度検出器により所定の低温が検出された場合には、高温時の所定電圧よりも高い低温時の所定電圧一定で充電を行い、定電圧充電モードにおいて充電終了を判定するための基準電流は、定電流充電モードにおける充電電流に応じて決定されており、制御回路は、さらに、高温時の所定電圧一定で充電を行う定電圧充電モードで充電中に、定電流充電モードにおける充電電流を当初の設定値よりも低い値へ変更することを特徴とする。
本発明によれば、高温状態の電池を充電する際の充電容量の減少を防止することができる。
一実施の形態の充電制御装置の構成を示す図 一実施の形態の充電制御1プログラムを示すフローチャート 一実施の形態の充電制御1のタイミングチャート 一実施の形態の充電制御2プログラムを示すフローチャート 一実施の形態の充電制御2のタイミングチャート 一実施の形態の充電制御装置を搭載したカメラの構成を示す図
図1は一実施の形態の充電制御装置1の構成を示す図である。ACアダプター2は図示しない整流器や平滑コンデンサーなどを備え、商用交流電源(例えばAC100V)を整流し平滑して出力する。なお、ACアダプター2にトランスなどによる降圧機能を備えてもよい。充電回路3は図示しないスイッチングトランス、スイッチング素子、PWM制御回路、ノイズ吸収・平滑回路、電池ホルダーなどを備え、ACアダプター2から出力される直流電源を所定の充電電圧まで降圧し平滑して電池4に印加する。電池4は充電可能な種類であればどのような種類でもよいが、この一実施の形態ではリチウムイオン電池を例に挙げて説明する。温度センサー5は電池4の温度Tを検出する。充電制御回路6はCPU6aやメモリ6bなどを備え、電池4の温度に基づいて充電回路4により電池4の充電開始と停止、充電モード、充電電圧、充電電流、充電時間などを制御する。
《充電制御1》
電池4の温度Tが高い場合に低い電圧で充電を行うが、充電途中または充電終了後に電池4の温度Tが低下した場合には高い電圧に切り換えてふたたび充電を行い、充電容量の減少を防止するようにした充電制御1について説明する。図2は充電制御1のプログラムを示すフローチャート、図3は充電制御1のタイミングチャートである。充電制御回路6のCPU6aは、電源スイッチ(不図示)がオンされると所定時間ごとにメモリ6bに記憶されている充電制御1プログラム(図2参照)を実行する。図2のステップ1において、温度センサー5により電池ホルダー(不図示)に装着された充電対象の電池4の温度Tを検出する。続くステップ2で、検出した電池温度Tが所定の許容充電温度範囲内(この一実施の形態では例えば0℃≦T≦50℃)にあるか否かを判別する。許容充電温度範囲内にない場合、つまり0℃より低いか、50℃より高い場合には充電を開始せず、ステップ1に戻ってふたたび電池温度の検出を行う。
電池温度Tが許容充電温度範囲内にあると判別された場合はステップ3へ進み、電池温度Tが所定の高温状態(この一実施の形態では例えば40℃≦T≦50℃)であるか否かを判別する。高温状態である場合はステップ6へ進み、高温状態でない場合はステップ4へ進む。検出された電池温度Tが許容充電温度範囲内にあるが、高温状態ではない場合には、ステップ4で低温時における所定の充電電圧(この一実施の形態では例えば4.2V)による充電を開始する。一方、検出された電池温度Tが許容充電温度範囲にあり、かつ高温状態である場合には、ステップ6で高温時における所定の充電電圧(上記低温時の所定の充電電圧より低い充電電圧で、この一実施の形態では例えば4.1V)による充電を開始する。
図3は、充電制御1による充電時の電池4の電圧VBAT[V]の変化(a)と充電電流Icharge[C]の変化(b)を示す。この一実施の形態の充電制御装置1は、トリクル充電モード、高速充電モード、定電圧充電モードの順に3種類の充電モードを切り換えて充電を行う。トリクル充電モード(予備充電モードともいう)は、本格的な充電を行う前に少ない充電電流で充電を行って電池4に異常がないかどうかを確認するための充電モードで、この一実施の形態では高速充電モードにおける高速充電電流1Cの1/10の充電電流0.1Cに制限して充電を行う。ここで、電池の全容量を1時間かけて充放電する電流値を1Cレートという。充電開始から所定時間以内に電池4の電圧VBATが所定電圧(この一実施の形態では例えば2.9V)まで上昇すれば、電池4は正常であると判定して次の高速充電モードへ移行する。なお、トリクル充電モードで充電を開始してから所定時間が経過しても電池4の電圧VBATが所定電圧まで上昇しない場合は、装填された電池4は異常であるとして充電を中止し警告する。
高速充電(定電流充電)モードでは、一定の充電電流Ichargeで電池4の充電を行う。この一実施の形態では充電電流1Cで充電を行う例を示すが、1Cより低い電流で充電を行ってもよい。高速充電モードにおいて一定の充電電流1Cで充電を開始した後、電池4の電圧VBATが電池4の温度Tに応じた所定の電圧に達したら定電圧(定電圧充電)モードへ移行する。図3(a)に破線で示す充電特性は電池4の温度Tが高温状態にない場合(0℃≦T<40℃)の充電特性を示し、時刻t3で電池4の電圧VBATが低温時における所定の充電電圧4.2Vに達している。一方、図3(a)に実線で示す充電特性は電池4の温度Tが高温状態にある場合(40℃≦T≦50℃)の充電特性を示し、時刻t3で電池4の電圧VBATが高温時における所定の充電電圧4.1Vに達している。
電池4の電圧VBATが高温時における所定の充電電圧4.1Vまたは低温時における所定の充電電圧4.2Vに達した時刻t3において、定電圧(定電圧充電)モードへ移行する。この定電圧モードでは、電池4の温度Tに応じた充電電圧一定で充電を行う。電池4の温度Tが高温状態にない場合(0℃≦T<40℃)には、低温時における所定の充電電圧4.2V一定で充電を行う。一方、電池4の温度Tが高温状態にある場合(40℃≦T≦50℃)には、高温時における所定の充電電圧4.1V一定で充電を行う。
高温状態にない場合に4.2Vで充電を開始した後、ステップ5において充電電流Ichargeが0.1C以下になったかどうかを判別し、0.1C以下になったら電池4の充電を完了する。ステップ5における充電完了判定では、高温状態にない場合に4.2Vで充電を開始してから所定時間が経過したら充電電流Ichargeが0.1C以下になったとみなし、所定時間の経過後に充電完了と判定する。なお、電池4に流れる充電電流Ichargeを検出する電流センサーを設置し、実際に電池4に流れる充電電流Ichargeを測定して判定してもよい。
一方、高温状態にあって4.1Vで充電を開始した後のステップ7で、電池4の温度Tが所定の低温範囲内(この一実施の形態では0℃≦T<40℃)まで低下したかどうかを判別する。電池4の温度Tが所定の低温範囲内まで低下した場合はステップ4へ進み、高温時の所定の充電電圧4.1Vから低温時の所定の充電電圧4.2Vによる充電へ切り換える。続くステップ5で、上述したように所定時間の経過に基づいて充電電流Ichargeが0.1C以下になったかどうかを判定し、0.1C以下になったら電池4の充電を完了する。
図3(a)、(b)に示すように、定電圧モードにおいて電池4の温度Tが高温状態(40℃≦T≦50℃)にあって高温時の所定の充電電圧4.1V一定で充電を行っているときに、電池4の温度Tが所定の低温範囲内(0℃≦T<40℃)まで低下した場合は、高温充電条件すなわち4.1V一定の充電を解除し、低温充電条件すなわち4.2V一定の充電へ切り換える。切り換え時刻t4において、図3(b)に示すように充電電流Ichargeがいったん増加した後、ふたたび減少する。
ステップ7で電池4の温度Tが所定の低温範囲内(0℃≦T≦40℃)まで低下していないと判別された場合はステップ8へ進み、上述したように所定時間の経過により充電電流Ichargeが0.1C以下になったかどうかを判定する。0.1C以下になったらステップ9へ進み、充電を停止する。
高温時における所定の充電電圧4.1Vでの充電を終了した後のステップ10において、ふたたび電池4の温度Tが所定の低温範囲内(0℃≦T<40℃)まで低下したか否かを判別し、所定の低温範囲内まで低下したらステップ4へ進み、ふたたび低温時における所定の充電電圧4.2Vで充電を開始し、続くステップ5で上述したように所定時間の経過に基づいて充電電流Ichargeが0.1C以下になったかどうかを判定し、0.1C以下になったら電池4の充電を完了する。
なお、充電開始から所定時間以内に充電完了の判定がなされない場合には充電異常と判定し警告を行う。この一実施の形態では、図3に示すように4hrの充電制限時間が設けられており、時刻t1の充電開始から4hr後の時刻t6までに充電完了の判定がなされない場合に異常発生の警告を行う。
このように、一実施の形態の充電制御1によれば、充電回路3から電池4へ一定の電流を供給して充電を行う高速充電(定電流充電)モードから、充電回路3から電池4に一定の電圧を印加して充電を行う定電圧(定電圧充電)モードへ切り換えて充電を行う際に、定電圧充電モードにおいて、温度センサー5により所定の高温(40℃以上かつ50℃以下)が検出された場合は高温時の所定電圧(4.1V)一定で充電を行い、温度センサー5により所定の高温より低い所定の低温(0℃以上かつ40℃未満)が検出された場合は、高温時の所定電圧(4.1V)よりも高い低温時の所定電圧(4.2V)一定で充電を行うとともに、温度センサー5により所定の高温(40℃以上かつ50℃以下)が検出されて高温時の所定電圧(4.1V)一定で充電を開始した後の充電途中または充電終了後に、温度センサー5により所定の低温(0℃以上かつ40℃未満)が検出された場合には、低温時の所定電圧(4.2V)一定で充電を行うようにしたので、電池4の温度が高い状態で充電を開始しても充電容量の減少を防止することができる。
《充電制御2》
充電制御装置に一般的に用いられる充電制御ICでは、定電圧モードにおいて充電終了判定の基準となる充電電流Ichargeは、高速充電モードにおける充電電流Ichargeの設定値に対する所定の比率で自動的に設定され、例えば上述したように高速充電モードにおける充電電流Ichargeの1Cの1/10の0.1Cに設定される。したがって、高速充電モードにおける充電電流Ichargeを大きくするほど充電終了判定の基準となる充電電流Ichargeが大きくなるため、十分な充電容量に達しないまま充電が打ち切られることがある。そこで、高速充電モードでは大きな充電電流Icharge例えば1Cに設定して定電流充電を行った後の定電圧充電モードにおいて、高速充電モードにおける充電電流Ichargeを例えば1Cから0.5Cへ設定変更することによって、充電終了判定の基準電流が0.1Cから0.05Cへ自動的に切り換わり、充電容量の減少を防止することができる。このような動作を行う充電制御2について説明する。
図4は充電制御2のプログラムを示すフローチャート、図5は充電制御2のタイミングチャートである。充電制御回路6のCPU6a(図1参照)は、電源スイッチ(不図示)がオンされると所定時間ごとにメモリ6bに記憶されている充電制御2プログラム(図4参照)を実行する。図4のステップ11において、温度センサー5により電池ホルダー(不図示)に装着された充電対象の電池4の温度Tを検出する。続くステップ12で、検出した電池温度Tが所定の許容充電温度範囲内(この一実施の形態では例えば0℃≦T≦50℃)にあるか否かを判別する。許容充電温度範囲内にない場合、つまり0℃より低いか、50℃より高い場合には充電を開始せず、ステップ11に戻ってふたたび電池温度の検出を行う。
電池温度Tが許容充電温度範囲内にあると判別された場合はステップ13へ進み、電池温度Tが所定の高温状態(この一実施の形態では例えば40℃≦T≦50℃)であるか否かを判別する。高温状態である場合はステップ16へ進み、高温状態でない場合はステップ14へ進む。検出された電池温度Tが許容充電温度範囲内にあるが、高温状態ではない場合には、ステップ14で低温時における所定の充電電圧(この一実施の形態では例えば4.2V)による充電を開始する。一方、検出された電池温度Tが許容充電温度範囲にあり、かつ高温状態である場合には、ステップ16で高温時における所定の充電電圧(上記低温時の所定の充電電圧より低い電圧で、この一実施の形態では例えば4.1V)による充電を開始する。
図5は、充電制御2による充電時の電池4の電圧VBAT[V]の変化(a)と充電電流Icharge[C]の変化(b)を示す。上述したように、この一実施の形態の充電制御装置1はトリクル充電モード、高速充電モード、定電圧充電モードの順に3種類の充電モードを切り換えて充電を行う。なお、各充電モードにおける基本的な動作は上述した充電制御2と同様であり、相違点を中心に説明を省略する。図5(a)に破線で示す充電特性は電池4の温度Tが高温状態にない場合(0℃≦T<40℃)の充電特性を示し、時刻t3で電池4の電圧VBATが低温時における所定の充電電圧4.2Vに達している。一方、図5(a)に実線で示す充電特性は電池4の温度Tが高温状態にある場合(40℃≦T≦50℃)の充電特性を示し、時刻t3で電池4の電圧VBATが高温時における所定の充電電圧4.1Vに達している。なお、ここでは高速充電モードにおける充電電流Ichargeを1Cに設定した例を示す。
電池4の電圧VBATが高温時における所定の充電電圧4.1Vまたは低温時における所定の充電電圧4.2Vに達した時刻t3において、定電圧(定電圧充電)モードへ移行する。この定電圧モードでは、電池4の温度Tに応じた充電電圧一定で充電を行う。電池4の温度Tが高温状態にない場合(0℃≦T<40℃)には、低温時における所定の充電電圧4.2V一定で充電を行う。一方、電池4の温度Tが高温状態にある場合(40℃≦T≦50℃)には、高温時における所定の充電電圧4.1V一定で充電を行う。
高温状態にない場合に4.2Vで充電を開始した後、ステップ15において充電電流Ichargeが0.1C以下になったかどうかを判別し、0.1C以下になったら電池4の充電を完了する。ステップ15における充電完了判定では、高温状態にない場合に4.2Vで充電を開始してから所定時間が経過したら充電電流Ichargeが0.1C以下になったとみなし、所定時間の経過後に充電完了と判定する。なお、電池4に流れる充電電流Ichargeを検出する電流センサーを設置し、実際に電池4に流れる充電電流Ichargeを測定して判定してもよい。
一方、高温状態にあって4.1Vで充電を開始した後のステップ17で、上述したように所定時間の経過に基づいて充電電流Ichargeが0.1C以下になったかどうかを判定し、0.1C以下になったらステップ18へ進み、高速充電モードにおける充電電流Ichargeを1Cからそれよりも低い値、例えば0.5Cへ変更する。この変更にともなって定電圧モードにおける充電終了判定の基準となる充電電流Ichargeが0.1Cから0.05Cへ自動的に切り換わる。なお、高速充電モードにおける充電電流Ichargeの変更前後の設定値はこの一実施の形態の設定値に限定されない。ステップ19において、所定時間の経過に基づいて充電電流Ichargeが0.05C以下になったかどうかを判定し、0.05C以下になったら電池4の充電を完了する。
なお、充電開始から所定時間以内に充電完了の判定がなされない場合には充電異常と判定し警告を行うが、この充電制御2では充電終了判定の基準となる充電電流Ichargeが低い値に再設定されるため、充電終了判定が出されるまでの時間が長くなる。そこで、図5に示すように、充電制御1で4hrに設定した充電制御時間を6hrに延長し、時刻t1の充電開始から6hr後の時刻t7までに充電完了の判定がなされない場合に充電異常発生の警告を行うことにする。
このように、一実施の形態の充電制御2によれば、充電回路3から電池4へ一定の電流を供給して充電を行う高速充電(定電流充電)モードから、充電回路3から電池4に一定の電圧を印加して充電を行う定電圧(定電圧充電)モードへ切り換えて充電を行う充電制御装置であって、定電圧充電モードにおいて充電終了を判定するための基準電流が定電流充電モードにおける充電電流に応じて決定されている充電制御装置において、定電圧充電モードでの充電途中で定電流充電モードにおける充電電流を当初の設定値よりも低い値へ変更するようにしたので、定電流充電モードにおいて大きな充電電流で充電を行っても充電容量の減少を防止することができる。
なお、上述した充電制御1と充電制御2はそれぞれ単独に実行しても充電容量の減少を防止することができるが、充電制御1と充電制御2を交互に実行することによってさらに十分な容量まで電池4を充電することができる。
上述した一実施の形態の充電制御装置1を各種のカメラに搭載してもよい。図6は、本願発明に係わる充電制御装置を搭載したカメラ10の構成を示す図である。蓄積制御回路11は撮像素子12の電荷蓄積、画像信号の読み出しなどを制御する。撮像素子12はCCDやCMOSなどのイメージセンサーから構成され、撮影光学系(不図示)により撮像面に結像された被写体像の画像信号を出力する。信号処理回路13は撮像素子12から読み出された被写体像の画像信号に対して種々の処理を施す。操作部材14はカメラの電源スイッチ、シャッターレリーズスイッチ、撮影モードセレクター、方向キースイッチなどのカメラを操作するための部材であり、各部材の操作信号は入力回路15を介してコントローラー16へ入力される。コントローラー16はCPU16aやメモリ16bを備え、カメラの各種演算制御やシーケンス制御などの他、電池の充電制御を行う。表示制御回路17はモニター18に画像や種々の情報を表示し、記録制御回路19はメモリカードなどの着脱可能な記録媒体20に画像を記録する。また、レンズ駆動制御回路21は撮影光学系のフォーカシングレンズ(不図示)を駆動して焦点調節を行う。
温度センサー22はカメラに搭載される電池23の温度Tを検出する。電池23はリチウムイオン電池などの充電可能な電池であり、カメラ10に搭載される機器および回路へ電源を供給する。充電回路24は図示しないスイッチングトランス、スイッチング素子、PWM制御回路、ノイズ吸収・平滑回路などを備え、ACアダプター25から出力される直流電源を所定の充電電圧まで降圧し平滑して電池23に印加する。ACアダプター25はカメラ10に接続される外部装置であり、図示しないトランス、整流器、平滑コンデンサーなどを備え、商用交流電源(例えばAC100V)を整流し平滑してカメラ10の充電回路24へ供給する。
コントローラー16のCPU16aは、メモリ16bに予め記憶されている上記充電制御1および充電制御2のプログラムを単独にまたは交互に実行し、温度センサー22により検出される電池23の温度Tに基づいて充電回路24により電池23の充電を行う。充電制御1および充電制御2の動作は図2〜図5により説明した動作と同様である。
上述した一実施の形態の充電制御2では、電池4の温度Tが高温状態(40℃≦T≦50℃)にある場合に高速充電モードにおける充電電流Ichargeを当初の設定値よりも低い値に変更し、これにより定電圧充電モードにおける充電終了判定の基準となる充電電流Ichargeを当初の値からそれよりも低い値へ切り換える例を示したが、このような充電電流Ichargeの変更を電池4の温度Tが低温状態(0℃≦T<40℃)にある場合に行ってもよい。
なお、上述した実施の形態とそれらの変形例において、実施の形態と変形例とのあらゆる組み合わせが可能である。
上述した一実施の形態とその変形例によれば以下のような作用効果を奏することができる。まず、充電回路から電池へ一定の電流を供給して充電を行う定電流充電モードから、充電回路から電池に一定の電圧を印加して充電を行う定電圧充電モードへ切り換えて充電を行う充電制御回路を備えた充電制御装置において、定電圧充電モードにおいて温度センサーにより検出された温度に応じた制御を行うようにしたので、電池の温度が高い状態で充電を開始しても充電容量の減少を防止することができる。
また、一実施の形態とその変形例によれば、温度センサーにより所定の高温が検出された場合は高温時の所定電圧一定で充電を行い、温度センサーにより所定の高温より低い所定の低温が検出された場合は、高温時の所定電圧よりも低い低温時の所定電圧一定で充電を行うとともに、温度センサーにより所定の高温が検出されて高温時の所定電圧一定で充電を開始した後の充電途中または充電終了後に、温度センサーにより所定の低温が検出された場合には、高温時の所定電圧一定で充電を行うようにしたので、電池の温度が高い状態で充電を開始しても充電容量の減少を防止することができる。
さらに、一実施の形態とその変形例によれば、定電圧充電モードにおいて充電終了を判定するための基準電流が定電流充電モードにおける充電電流に応じて決定されている充電制御装置において、定電圧充電モードで充電中に、定電流充電モードにおける充電電流を当初の設定値よりも低い値へ変更するようにしたので、定電流充電モードにおいて大きな充電電流で充電を行っても充電容量の減少を防止することができる。
1;充電制御装置、2,25;ACアダプター、3,24;充電回路、4,24;電池、6;充電制御回路、10;カメラ、16;コントローラー、5,22;温度センサー

Claims (2)

  1. 充電回路から電池へ一定の電流を供給して充電を行う定電流充電モードから、前記充電回路から前記電池に一定の電圧を印加して充電を行う定電圧充電モードへ切り換えて充電を行う制御回路を備えた充電制御装置において、
    前記電池の温度を検出する温度検出器を備え、
    前記制御回路は、前記温度検出器により所定の高温が検出されて高温時の所定電圧一定で充電を開始した後の充電途中または充電終了後に、前記温度検出器により所定の低温が検出された場合には、前記高温時の所定電圧よりも高い低温時の所定電圧一定で充電を行い、
    前記定電圧充電モードにおいて充電終了を判定するための基準電流は、前記定電流充電モードにおける充電電流に応じて決定されており、
    前記制御回路は、さらに、前記高温時の所定電圧一定で充電を行う前記定電圧充電モードで充電中に、前記定電流充電モードにおける充電電流を当初の設定値よりも低い値へ変更することを特徴とする充電制御装置。
  2. 充電可能な電池を電源とするカメラであって、
    請求項に記載の充電制御装置を備え、前記電池の充電を行うことを特徴とするカメラ。
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