JP5386166B2 - 注出キャップ - Google Patents
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Description
ところで、このように注出キャップをヒンジ部回りに回動させる場合、キャップ本体に対する上蓋のヒンジ部回りの回動動作だけでは、注出口を有する注出筒に栓体が引っ掛かることがあり、栓体によって注出口を少ない抵抗でスムーズに開閉させることが難しかった。
そこで、このような問題を解決するための手段として、上蓋の根元部分に切欠を形成した注出キャップが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この注出キャップでは、上蓋をキャップ本体の天面部に対してスライド移動させることによって栓体による注出口の開閉を行っている。
以上のように、開閉ヒンジ部回りで栓体を回動させることによって注出口を開閉させるので、上蓋の密閉性を犠牲にすることなく、栓体によって注出口を少ない抵抗でスムーズに開閉させることができる。また、上蓋の外部から内部に異物が侵入することを防止して内容物の変質を抑制できる。
この発明では、注出口を開栓するために栓体を開閉ヒンジ部回りで回動させる動作によって上蓋がキャップ本体から取り外されるため、注出口の開栓から上蓋の取り外しまでの操作が容易になる。すなわち、栓体を開閉ヒンジ部回りで回動させて注出口を開栓した後に栓体を開閉ヒンジ部回りでさらに回動させようとすると、ストッパによってこの回動が停止される。そのため、栓体を開閉ヒンジ部回りで回動させるために栓体に加えられた力は、蓋本体に伝達される。そして、蓋本体は、この力によって連結ヒンジ部回りで回動してキャップ本体から取り外される。このように、栓体を開閉ヒンジ部回りで回動させるという一連の動作で注出口の開栓から上蓋の取り外しまでの操作が行え、注出キャップの開閉動作が容易になる。
キャップ本体11は、筒状に形成されていると共に、上蓋13は、有頂筒状に形成されており、これらキャップ本体11及び上蓋13は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸をキャップ軸(中心軸)O1と称し、キャップ軸O1に沿って口部3に対して容器2から注出キャップ1側に離間する方向を上方、容器2に接近する方向を下方とする。
天面部21は、平面視で円板状をなしている。そして、天面部21の中央部には、容器2の内部に連通する連通口21Aが形成されている。また、天面部21には、内容物の注出時において外気を容器2内に流入させ、注出される内容物と置換するための貫通孔(図示略)が形成されてもよい。これにより、容器2内の内容物がスムーズに注出される。
外筒部24は、円筒状をなし、上部が内筒部23の上端に接続されている。そして、外筒部24の内周面と内筒部23の外周面との間に口部3が嵌合される。また、外筒部24及び内筒部23の接続部分には、上方に向けて突出する装着環部26が形成されている。この装着環部26の上端の外周には、径方向外方に向けて突出する第1装着凸部26Aが全周にわたって形成されている。
連結筒部25は、円筒状をなし、外筒部24よりも径方向外方に設けられている。そして、連結筒部25の下端は、外筒部24の下端に接続されている。
蓋本体31は、天板部34と、天板部34の外周縁から垂下された周壁部35とを有する。
天板部34は、平面視でほぼ円板状をなしており、キャップ軸O1を挟んで連結ヒンジ部12とは径方向で反対側の一部であって上蓋13をキャップ本体11に装着した状態で注出軸O2と交差する位置及びその周辺領域が切欠部分となっている。そして、天面部21の上記切欠部分の縁部には、切欠部分を挟んで上蓋13の周方向で対向する一対の案内壁部36が垂下されている。案内壁部36には、下端からキャップ軸O1に沿って上方に向けて延びる案内溝部(ストッパ)36Aが形成されている。
頂面部41は、注出口22Aの閉栓時において天板部34と同一面となっており、天板部34と共にほぼ円形をなすように天板部34に形成された上記切欠部分を補完する形状をなしている。また、頂面部41の下面には、注出口22Aの閉栓時において注出軸O2に沿って延在する栓筒部44が突設されている。
栓筒部44は、注出口22Aに嵌合される内嵌合筒部44A及び外嵌合筒部44Bを有している。内嵌合筒部44Aは、ほぼ円筒状をなしており、注出口22Aの閉栓時において注出軸O2と同軸となっている。外嵌合筒部44Bは、内嵌合筒部44Aと同様にほぼ円筒状をなしており、内嵌合筒部44Aの径方向外方に設けられている。そして、内嵌合筒部44A及び外嵌合筒部44Bは、内嵌合筒部44Aの外周面と外嵌合筒部44Bの内周面との間に注出口22Aを嵌合させることによって頂面部41と共に注出口22Aを閉栓する。
外面部43は、注出口22Aの閉栓時において周壁部35と共にほぼ円筒状をなすように周壁部35に形成された上記切欠部分を補完する形状をなしている。また、外面部43の下端には、径方向外方に向けて突出するツマミ部43Aが設けられている。
開閉ヒンジ部33は、頂面部41における上蓋13の径方向内方の端縁と天板部34とを接続している。開閉ヒンジ部33は、頂面部41及び天板部34よりも薄肉とすることによって形成されている。
また、外面部43の内面に、第1装着凸部26Aと係合する係合凸部を設けても良い。
まず、消費者(使用者)は、ツマミ部43Aを摘んで上方に引き上げる。そして、栓体32は、ツマミ部43Aの引き上げと共に開閉ヒンジ部33回りで上方に向けて回動する。これにより、注出口22Aに嵌合している内嵌合筒部44A及び外嵌合筒部44Bが注出口22Aから離脱し、注出口22Aは、開栓される(図3参照)。
また、栓体32の側面部42は、周壁部35の案内壁部36に沿って摺動すると共に、栓体32の突片42Aは、案内壁部36の案内溝部36Aに沿って上方に向けて案内される。そして、突片42Aは、案内溝部36Aの上端縁に当接する。これにより、栓体32の蓋本体31に対する開閉ヒンジ部33回りの回動が停止される。
その後、消費者は、容器2を適宜傾け、連通口21Aを通って容器2内の内容物を注出筒22内に流通させ、注出口22Aから注出する。
また、注出口22Aを開栓するために栓体を開閉ヒンジ部33回りで回動させる動作によって上蓋13を注出キャップ1から取り外せるため、注出口22Aの開栓から上蓋13の取り外しまでの操作が容易になる。
例えば、開閉ヒンジ部は、頂面部における上蓋の径方向内方の端縁に設けられているが、他の箇所に設けられていてもよい。この場合、消費者は、栓体を開閉ヒンジ部が設けられた方向に向けてツマミ部を引くことによって注出口を開栓する。
また、栓体の開閉ヒンジ部回りの回動は、突片が案内溝部の上端縁に当接することによって停止されるが、例えば栓体の側面部に案内溝部を形成すると共に案内壁部に突片を設ける構成など、他の構造によって停止されてもよい。
そして、上蓋には、例えば突片及び案内溝部により構成されるストッパが設けられていなくてもよい。
さらに、上蓋では、上蓋をキャップ本体から取り外すための上蓋の回動方向と注出口を開栓するための栓体の回動方向とを同方向としているが、異なる方向としてもよい。
そして、注出口は、キャップ軸を挟んで連結ヒンジ部とは径方向で反対側に向けて開口しているが、これに限られない。
さらに、注出筒は、注出キャップに1つのみ設けられているが、2以上設けられてもよい。
また、注出キャップは、容器の口部に嵌合することで被着されるが、口部に螺着されるなど、他の構造により被着されてもよい。
Claims (2)
- 内容物を収容する容器の口部に被着される注出キャップであって、
前記口部に被着され、当該注出キャップの中心軸に交差する側方に向けて開口する注出口が形成されたキャップ本体と、
該キャップ本体に連結ヒンジ部を介して回動自在に連結され、前記注出口を覆う上蓋と、を備え、
前記上蓋が、前記連結ヒンジ部を介して前記キャップ本体に連結される蓋本体と、該蓋本体に開閉ヒンジ部を介して回動可能に連結されて前記注出口を開閉する栓体と、を有し、
前記キャップ本体が、前記口部を径方向で挟む内筒部及び外筒部と、前記外筒部の径方向外側に配設されると共に下端が前記外筒部の下端に接続される連結筒部と、を有し、
前記連結ヒンジ部が、前記連結筒部の上端に設けられていることを特徴とする注出キャップ。 - 前記上蓋を前記キャップ本体から取り外す前記連結ヒンジ部回りの回動方向と、前記栓体が前記注出口を開栓する前記開閉ヒンジ部回りの回動方向と、が同方向であり、
前記上蓋には、前記栓体が前記注出口を開栓した後に前記栓体の前記開閉ヒンジ部回りにおけるさらなる回動を停止するストッパが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
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