JP5384493B2 - ピア・ツー・ピア通信ネットワークにおけるピアのマルチホップ・ページング - Google Patents

ピア・ツー・ピア通信ネットワークにおけるピアのマルチホップ・ページング Download PDF

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Description

以下の説明は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ピア・ツー・ピア・ネットワークにおける一連の直接ピア・ツー・ピア・ページを通して、ピアが間接的に互いをページングできるようにすることに関する。
ワイヤレス通信システムは、様々なタイプの通信サービスを提供するために広く展開されている。そのようなワイヤレス通信システムによって、例えば、音声および/またはデータが提供されることができる。典型的なワイヤレス通信システムまたはネットワークは、多数のユーザが1つまたは複数の共有リソースにアクセスすることを可能にする。例えば、システムは、周波数分割多重(FDM)、時分割多重(TDM)、符号分割多重(CDM)、直行周波数分割多重(OFDM)のような様々な多元接続技術を使用することができる。
普通のワイヤレス通信システムは、一定のカバレッジエリアを提供する1つまたは複数の基地局を採用している。典型的な基地局は、ブロードキャスト、マルチキャストおよび/またはユニキャストのサービスのために多重データストリームを送信することができる。ここにいうデータストリームとは、ワイヤレス端末に対する受信関心とは独立のデータのストリームであってもよい。そのような基地局のサービスエリアの中にあるワイヤレス端末は、合成ストリームによって運ばれる1つまたは複数またはすべてのデータストリームを受け取るように採用することができる。同様に、ワイヤレス端末は、基地局または他のワイヤレス端末へデータを送信することができる。
ワイヤレス通信システムは、データを転送するために、ワイヤレススペクトルの様々な部分を活用する。しかしながら、ワイヤレススペクトルは、高価で価値のあるリソースである。例えば、ワイヤレススペクトルの(例えば、ライセンスを必要とするスペクトル内)の一部の上でワイヤレス通信システムを運営することを望む会社は、相当のコストを必要とする可能性がある。さらに、従来の技術は、典型的には、ワイヤレススペクトルの非能率的な利用をもたらすことになる。よくある実例にしたがうと、ワイドエリア・ネットワークのセルラ通信に割り当てられるスペクトルは、時間および空間にわたって必ずしも一様に利用されるわけではないということがしばしばある。その結果、ある任意の地理的位置またはある任意のタイムインターバルにおいては、相当のスペクトル・サブセットが使用されないということになる可能性がある。
他の例によれば、ワイヤレス通信システムは、ピア・ツー・ピアまたはアドホックなアーキテクチャーをしばしば使用するところ、ワイヤレス端末は、そのアーキテクチャーによって他のワイヤレス端末へ信号を直接送ることができる。そのようなことから、信号は基地局を通って伝わっていく必要はないのであって、互いに他のレンジの中にあるワイヤレス端末は、直接通信をすることができるのである。しかしながら、従来のピア・ツー・ピア・ネットワークは、典型的には、ピアが特定の時に異なるタスクを実効化する非同期方式において作動している。その結果、直接通信を開始するためにレンジ内の異なるピアとページングをすることに関連する困難にピアが直面する可能性があるとか、そのような非同期環境では電力が非効率に利用される可能性があるとかなどの問題が生じることになる。
以下の記述は、1つまたは複数の実施形態についての簡略化された要約を、そのような実施形態の基本的理解を提供する目的をもって、示すものである。この要約は、すべての考えられ得る実施形態の網羅的概観ではなく、鍵となる要素または決定的な要素を特定するものでもなく、または一部または全部の実施形態の範囲を限定することを意図せんとするものでもない。そのただ1つの目的は、後で提示されるより詳細な説明に先立つ説明として、1つまたは複数の実施形態のうちのいくつかの概念を単純化された形式で提示することにある。
1つまたは複数の実施形態およびその対応する開示にしたがって、ピア・ツー・ピア通信ネットワークにおける一連の直接ピア・ツー・ピア・ページを介して、ピアの間接的なページングを容易にすることに関連するさまざまな態様が説明される。ページング・メッセージは、ピア間で直接的に通信されてもよい。さらに、第1のピアから第2のピアに通信されるページング・メッセージは、さらに第3のピアにルーティングされてもよい。例えば、ページング・メッセージは、マルチホップ・ページングを実施するために利用される情報(例えば、最終的な送信先に関連付けられた識別子)を含むことができる。これにより、ページング・メッセージ取得の際に、ピアは、こうした情報に基づいてページング・メッセージを転送することができる。
関連する態様にしたがって、ピア・ツー・ピア環境において、ページング・メッセージを第2のワイヤレス端末と直接的に通信するための第1のワイヤレス端末を動作させる方法が、本明細書において説明される。本方法は、第1のピアからの第1のページング・メッセージを受信することを含むことができる。さらに、本方法は、第1のページング・メッセージが、第1のワイヤレス端末とは異なる第2のピアにルーティングされるように指定されることを決定することを備えることができる。さらに、本方法は、第1のページング・メッセージに関連した第2のページング・メッセージを、第2のピアに送信することを含むことができる。
他の態様は、ワイヤレス通信装置に関する。ワイヤレス通信装置は、第2のピアを目的の受信者として指定する第1のページング・メッセージを発生させること、および第2のピアにルーティングするための第1のピアに第1のページング・メッセージを直接的に送信することに関連した命令を保持するメモリを含むことができる。さらに、ワイヤレス通信装置は、メモリに結合され、メモリに保持された命令を実行するよう構成されたプロセッサを含むことができる。
さらに他の態様は、ピア・ツー・ピア・ネットワークにおけるページング・メッセージのルーティングを可能にするワイヤレス通信装置に関する。ワイヤレス通信装置は、第1のピアから第1のページング・メッセージを取得するための手段と、第1のページング・メッセージが第2のピアにルーティングされるように指定されることを決定するための手段と、第1のページング・メッセージに関連した第2のページング・メッセージを第2のピアに送るための手段とを含むことができる。
さらに他の態様は、ワイヤレス端末にて第1のピアからの第1のページング・メッセージを受信するための機械実行可能命令と、第1のページング・メッセージに含まれる第2のピアに付随する識別子の少なくとも一部に基づいて、第1のページング・メッセージが第2のピアに転送されることを判断するための機械実行可能命令と、第1のページング・メッセージに関連した第2のページング・メッセージを第2のピアに送信するための機械実行可能命令とを記憶した機械可読媒体に関する。
他の態様にしたがって、ワイヤレス通信システムにある装置はプロセッサを含むことができ、ここでプロセッサは第1のピアから第1のページング・メッセージを取得するように構成されてもよい。さらに、プロセッサは、第1のページング・メッセージが第2のピアにルーティングされるように指定されることを判断するように構成されてよい。さらに、プロセッサは、第1のページング・メッセージに関連した第2のページング・メッセージを第2のピアに転送するように構成されてよい。
上述の目的および関連する目的を達成するために、前記1つまたは複数の実施形態は、以下において十分に説明され、かつ特許請求の範囲に特に含まれるいくつかの特徴を具備している。以下の説明および添付の図面は、前記1つまたは複数の実施形態のある例示的態様を詳細に記述するものである。しかしながら、これらの態様は、様々な実施形態の原理が採用されることができる様々な様式のほんの一部を示すものであって、ここに説明される実施形態は、そのような態様およびそれらの均等物をすべて具備するように意図されている。
図1は、本件明細書において記述される様々な態様に準拠しているワイヤレス通信システムの例示である。 図2は、直接ピア・ツー・ピア・ページングのためにピア・ツー・ピア・ネットワークにおけるワイヤレス端末間の通信を同期させるシステム例の例示である。 図3は、ピア・ツー・ピア環境内における同期化ピア通信によって利用されるタイミング図の例示である。 図4は、ページング・インターバルのタイミング図の例示である。 図5は、他のページング・インターバルのタイミング図の例示である。 図6は、ピア・ツー・ピア・ネットワーク上で直接ピア・ツー・ピア・ページングを実効化するシステムの例示である。 図7は、ピア・ツー・ピア環境内におけるマルチホップ・ページングを可能にするシステムの例示である。 図8は、ピア・ツー・ピア・ネットワークにおいて、第2のワイヤレス端末とページング・メッセージを直接通信するために第1のワイヤレス端末を操作する方法の例示である。 図9は、ピア・ツー・ピア環境においてページング・メッセージを直接送ることを容易にする方法の例示である。 図10は、ピア・ツー・ピア環境においてピアをページングすべきかどうかを評価することを容易にする方法の例示である。 図11は、ピア・ツー・ピア環境においてマルチホップページのルーティングを容易にするためにワイヤレス端末によって使用される方法の例示である。 図12は、ピア・ツー・ピア環境におけるマルチホップ・ページングのために利用されるページング・メッセージを発生することを容易にするためにワイヤレス端末によって利用される方法の例示である。 図13は、複数のセルを具備する様々な態様に準拠して実装される通信システムの例示である。 図14は、本件明細書において説明されている様々な態様に準拠して実装されるワイヤレス端末(例えば、モバイルデバイスおよびノードなど)の例示示である。 図15は、ピア・ツー・ピア・ネットワークにおいてページング・メッセージをピアと直接通信することを可能にするシステムの例示である。 図16は、ピア・ツー・ピア・ネットワークにおいてページング・メッセージをルーティングすることを可能にするシステムの例示である。
発明の詳細な説明
次に、様々な実施形態が図面に関連して説明される。ここにおいて、同様の参照数字は、明細書全体を通じて同様のエレメントを指すために用いられる。以下の記述においては、説明の目的のために、1つまたは複数の実施形態についての完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が記述されている。しかしながら、そのような実施形態は、上記の特定の詳細がなくても実行可能であることは明白であろう。他の実例において、よく知られている構造や装置は、1つまたは複数の実施形態についての説明を容易にすることを目的としてブロック図の形で示されている。
本件出願中で使用されているように、「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」、および同様の語は、ハードウエア、ファームウエア、ハードウエアとソフトウエアの組合せ、ソフトウエア、または実行中のソフトウエアのいずれかであるコンピュータに関連したエンティティを指すよう意図されている。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであってよい。しかし、これらに限るものではない。実例として、計算デバイス上で実行中のアプリケーションおよび計算デバイスは、どちらもコンポーネントであり得る。1つまたは複数のコンポーネントは、プロセスおよび/または実行スレッドの中に在ることができる。また、1つのコンポーネントは、1つのコンピュータに局所化されたもの、および/または2つ以上のコンピュータ間で分散されたものであることができる。さらに、これらのコンポーネントは、各種のデータ構造を内蔵するさまざまなコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらのコンポーネントは、1つまたは複数のデータパケット(例えば、ローカルシステム、分散システム、および/または信号を用いて他のシステムと通信するインターネットのようなネットワーク上で他のコンポーネントと相互作用するコンポーネントからのデータ)を有する信号にしたがっているようなローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを用いて通信をすることができる。
さらに、ワイヤレス端末に関連して、様々な実施形態が説明される。ワイヤレス端末は、システム、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイル、モバイルデバイス、リモートステーション、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ設備(UE)とも呼ばれることがある。ワイヤレス端末は、セルラ電話、コードレス電話、SIP(セッション・イニシエーション・プロトコル)電話、WLL(ワイヤレス・ローカル・ループ)局、PDA(携帯情報端末)、ワイヤレス接続機能のある携帯デバイス、計算デバイス、またはワイヤレスモデムに接続される処理デバイスであってもよい。さらに、本件明細書において、基地局に関連して、さまざまな実施形態が説明される。基地局は、ワイヤレス端末と通信するために利用されることができる。基地局は、アクセスポイント、ノードB、または他の何らかの用語で呼ばれることがある。
さらに、本件明細書において説明されるさまざまな態様または特徴は、標準的なプログラミングおよび/または工学的技術を使用して、方法、装置、または製造品として実装されることができる。本件明細書において使用されているような「製造品」という語は、コンピュータ可読なデバイス、搬送波、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを含むことが意図されている。例えば、コンピュータ可読媒体は、以下のものに限られるわけではないが、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フレキシブルディスク、磁気ストリップなど)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)など)、スマートカード、およびフラッシュメモリデバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キードライブなど)を含むことができる。さらに、本件明細書において記述されるさまざまな記憶媒体は、情報を記憶するための1つまたは複数のデバイスおよび/または他の機械可読媒体を含むことができる。「機械可読媒体」という語は、以下のものに限られるわけではないが、ワイヤレスチャネルおよび他のさまざまなメディアであって、命令および/またはデータを記憶する、含む、および/または運ぶことができるものを含むことができる。
次に図1を参照して、本件明細書において提示されるさまざまな実施形態に従って、ワイヤレス通信システム100が例示される。システム100は、1つまたは複数のワイヤレス端末102を具備してもよい。2つのワイヤレス端末102が図示されているが、システム100は、本質的に任意の数のワイヤレス端末102を含むことができることが認識されるべきである。ワイヤレス端末102は、例えば、セルラ電話、スマートフォン、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星ラジオ、GPS、PDA、および/またはワイヤレス通信システム100上で通信するための他の任意の適切なデバイスであることができる。ワイヤレス端末102は、ローカルエリアのピア・ツー・ピア(P2P)ネットワーク(例えば、アドホックなネットワーク)を介して互いに直接的に通信することができる。ピア・ツー・ピア通信は、ワイヤレス端末102の間で信号を直接的に転送することによって有効にされることができる。したがって、信号は、基地局(例えば、基地局104)を通って伝わっていく必要はない。ピア・ツー・ピア・ネットワークは、レンジが短くてデータレートが高い通信(例えば、家庭、オフィス等の中ではタイプ・セッティング)を提供することができる。
さらに、システム100は、ワイドエリア・ネットワーク(WAN)(例えば、セルラWANシステム)をサポートすることができる。システム100は、1つまたは複数のセクタ内に基地局104(例えば、アクセスポイント)および/または任意の数の異なる基地局(図示していない)を含むことができ、これらの基地局は、他の基地局とお互いに、およびまたは1つまたは複数の端末102との間で、ワイヤレス通信信号を受信、送信、反復等することができる。基地局104は、送信機チェーンおよび受信機チェーンを具備してもよい。これらの各々はまた、信号の送信および受信に関連する複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナなど)を具備してもよい。このことは、当業者によって認識されるところであろう。ワイヤレス端末102は、システム100によってサポートされるワイドエリア・インフラストラクチャ・ネットワークを介して通信をするとき、基地局104に信号を送信しおよび/または基地局104から信号を受信することができる。
ワイヤレス端末102間のピア・ツー・ピア通信は、同期的であってもよい。例えば、ワイヤレス端末102は、共通クロック基準を利用して異なる機能のパフォーマンスを同期化させることができる。ワイヤレス端末102は、ワイヤレス端末102のオペレーションを同期化させるために利用される基地局104(および/または、より少ない機能性を提供する送信機(図示されていない))からタイミング信号を取得することができる。ワイヤレス端末102は、GPS衛星のような他の出所からタイミング信号を取得してもよい。ある例にしたがって、ピア発見、ページングおよびトラヒックのような機能のために、ピア・ツー・ピア・ネットワークにおいて時間を分割するのも有意義である。さらに、各ピア・ツー・ピア・ネットワークがそれ自身の時間をセットするということも考えられる。
ピア・ツー・ピア・ネットワークにおいて通信が起きる前に、ワイヤレス端末102(例えば、ピア)が互いに他の端末を検出し識別してもよい。このピア相互間の検出および識別が生じるところのプロセスは、ピア発見(peer discovery)と呼ばれてもよい。ワイヤレス端末102が近傍内にあるそれぞれのピアを発見した後、そのワイヤレス端末102によって、ピア発見を通じて検出および識別された当該それぞれのピアとの間にアクティブなピア・ツー・ピア接続が確立されることができる。例えば、ワイヤレス端末(例えば、複数のワイヤレス端末102のうちの1つ)が、発見されたピア(例えば、複数のワイヤレス端末102のうちの他の1つ)と通信することを望むかもしれない。そうすると、そのワイヤレス端末は、ページング・インターバルの間にそのようなピアにページング・メッセージを直接的に送ることができ、およびそのページング・メッセージは、ワイヤレス端末と発見されたピアとがトラヒック・インターバルの間に直接的に通信することを可能にすることができる。システム100は、インフラストラクチャ基地局(例えば、基地局104)を通ってページング・メッセージを転送することなく、ワイヤレス端末102がピアに直接的にページングすることを可能にするプロトコルをサポートすることができる。他の例によれば、ワイヤレス端末102は、ページング・メッセージ(または、ページング・メッセージに関係する第2のページング・メッセージ)を第2のピアにルーティング命令といっしょに第1のピアに第1のページング・メッセージを送る(例えば、直接的に送信する)ことができる。その後、第1のピアは、ページング・メッセージを第2のピアに転送する(例えば、直接的に送信する)ことができる。したがって、ワイヤレス端末102は、一連の直接ピア・ツー・ピア・ページ(例えば、マルチホップ接続によって)を通って第2のピアを間接的にページングすることができる。
ページング・メッセージの送信は、ページング・インターバルと呼ばれる特定の時間の間に定期的に生じてもよい。このページング・インターバルのタイミングは、プロトコルによってあらかじめ決められ、かつワイヤレス端末102に知られていてもよい。ピアは、共通クロック基準に同期させられてもよい。例えば、ワイヤレス端末102は、ブロードキャスト信号を受信することと、および/またはローカルに置かれている基地局104からの少量のブロードキャスト情報を復号することができる。同期化により、所与の地理的位置のピアは、各ページング・インターバルの開始および終了(並びに例えば各ピア発見インターバルおよび/またはトラヒックのインターバルの開始および終了)を認識することができる。さらに、同期によって、インターバル内のタイミング(例えば、ページング、ピア発見またはトラヒックのインターバルの内のシンボル・タイミング)も取得されることができる。
ローカルエリアのピア・ツー・ピア・ネットワークおよびワイドエリアのネットワークは、通信を有効にするために共通の無線スペクトルを共有することができる。したがって、異なるタイプのネットワークを介してデータを転送するために、帯域幅が共有されることができる。例えば、ピア・ツー・ピア・ネットワークおよびワイドエリア・ネットワークのどちらもライセンスを得たスペクトルの上で通信をすることができる。しかしながら、ピア・ツー・ピア通信は、必ずしもワイドエリアのネットワーク・インフラストラクチャを利用する必要はない。
次に図2に移ると、直接ピア・ツー・ピア・ページングのためにピア・ツー・ピア・ネットワーク内のワイヤレス端末間の通信を同期化させるシステム200が図示されている。システム200は、実質的に任意の数の異なるワイヤレス端末(例えば、異なるワイヤレス端末1 204、・・・、異なるワイヤレス端末X 206であり、ここでXは任意の整数である)と直接的に通信することができるワイヤレス端末202を含んでいる。以下の記述は、ワイヤレス端末202に関するさらなる詳細を提供するものであるが、こうした実例は異なるワイヤレス端末204〜206に同様に適用できることが認識されるべきである。さらに、以下の記述が2つのピア(例えば、ワイヤレス端末202〜206)間の直接通信について説明するものであるにしても、少なくとも1つの中間的ピアを介してページング・メッセージを伝達することによって間接ページングを可能にするために、一連の直接ピア・ツー・ピア・ページが一体的にリンクされることもできるということが認識されるべきである。
ワイヤレス端末202は、ワイヤレス端末202と、異なるワイヤレス端末204〜206との間のタイミングを一致させる同期化装置208をさらに含んでもよい。同期化装置208は、共通クロック基準からそれのタイミングを取得してもよい。異なるワイヤレス端末204〜206の同様の同期化装置(図示されてない)も同一の共通クロック基準からそれぞれのタイミングを取得してもよい。さらに、同期化装置208は、共通クロック基準に関連した時間(例えば、現在の時間)において実効化されるべき機能のタイプを識別するために、所定のプロトコルを利用して共通クロック基準を評価することができる。したがって、例えば、同期化装置208および異なるワイヤレス端末204〜206の同様の同期化装置(図示されていない)は、ピア発見、ページングまたはトラヒックのうちの1つのために、共通クロック基準から識別される時間幅が使用されることができる、ということを決定することができる。前記識別される時間幅は、たとえワイヤレス端末202〜206が互いに直接的に通信していなかったものであるとしても、同期化装置208および異なるワイヤレス端末204〜206の同様の同期化装置(図示されていない)と実質的に同じまたは類似のものであろう。
同期化装置208によって利用される共通クロック基準は、ワイヤレス端末202および異なるワイヤレス端末204〜206の近傍の基地局(図示されていない)からブロードキャストされる情報(例えば、ブロードキャスト信号)であってもよい。他の共通クロック基準は、GPS衛星信号を含んでいてもよい。例えば、ブロードキャスト情報は、ビーコン、PN(疑似ランダム)シーケンス信号、パイロット信号または他のブロードキャスト信号であってもよい。さらに、ブロードキャスト信号は、基地局から周期的に受信される信号であってもよい。さらに、タイミング情報は、同期化装置208によって、ブロードキャスト信号から決定されるものであってもよい。例として、ワイヤレス端末202および異なるワイヤレス端末204〜206は、同じブロードキャスト信号を受信し、同じブロードキャスト信号に同期化することによって、時間についての共通の理解を持つということでもよい。エア・インターフェース・プロトコルによって定義される所定のパターンにしたがって、機能の各タイプ(例えば、ピア発見、ページング、トラヒック)について時間表を異なる区分に分割するために、前記共通の時間概念が利用されることができる。
さらに、ワイヤレス端末202は、同期化装置208によって決定されるようなページング・インターバルの間に直接ピア・ツー・ピア・ページングを有効にする直接ページング通信機210を含んでもよい。例えば、ワイヤレス端末202は、異なるワイヤレス端末204〜206が、通信可能範囲内にあることを発見してもよい(例えば、ピア発見インターバルの間に)。ワイヤレス端末202は、例えば、ピア発見の間に発見された異なるワイヤレス端末204〜206に対応する識別子(例えば、ピア・ツー・ピア通信識別子)を取得することができる。しかしながら、この識別子は、ワイヤレス端末202によって、いつでもまたいかなる方式によっても取得されることができるということが認識されるべきである。その後、ワイヤレス端末202は、特定の発見されたピア(例えば、異なるワイヤレス端末1 204)とアクティブなピア・ツー・ピア接続を確立することを決定することができる。この接続の確立は、異なるワイヤレス端末1 204(または任意の他の発見されたピア)へページング・メッセージを直接送るために、直接ページング通信機210を採用するワイヤレス端末202によって有効にされることができる。この直接ページング・メッセージに応答して、ワイヤレス端末202および異なるワイヤレス端末1 204は、これらの端末が相互の間で(例えば、トラヒック・インターバル中に)トラヒックを直接的に通信することができるアクティブ状態に入ることができる。他の例にしたがって、異なるワイヤレス端末X 206は、ワイヤレス端末202とのアクティブなピア・ツー・ピア接続を確立することを望んでもよい。したがって、直接ページング通信機210は、異なるワイヤレス端末X 206によってワイヤレス端末202に送られたページング・メッセージについてリスンすることができる。
直接ページング通信機210は、ページング・メッセージ発生器212およびページング・メッセージ検出器214をさらに具備してもよい。ページング・メッセージ発生器212は、同期化装置208によって決定されるようなページング・インターバルの第1の部分の間に、異なるワイヤレス端末204〜206のうちの1つに向けられたページング・メッセージを形成し、および/またはそのページング・メッセージを異なるワイヤレス端末204〜206のうちの1つに送信することができる。さらに、ページング・メッセージ検出器214は、同期化装置208によって識別されたページング・インターバルの第2の部分の間に、異なるワイヤレス端末204〜206の1つまたはそれ以上の端末から、ページング・メッセージが受信されるかどうかをモニタし、および/またはそのようなページング・メッセージのコンテンツを評価することができる。一例にしたがって、ページング・インターバルの第1および第2の部分は、時間的にオーバーラップしなくてもよい。したがって、ワイヤレス端末202は、ページング・メッセージの送信および受信が異なる時間帯に起きる場合、半二重通信を提供することができる。ワイヤレス端末202は、ページング・インターバルの全体的な時間のうちの短い部分の間に、ページング・メッセージ検出器214によって、異なるワイヤレス端末204〜206からの到来するページング・メッセージについてリスンすることができる。その一方で、前記のページング・インターバルの全体的な時間のうちの残りの時間の間に(例えば、ページング・メッセージが向けられている異なるワイヤレス端末204〜206に対して一対一に対応する識別子の関数である時間において)ページング・メッセージ発生器212によって、ページング・メッセージが潜在的に送信されることができる。
例示として、ワイヤレス端末202は、異なるワイヤレス端末204〜206を含んでいるピア・ツー・ピア・ネットワークに入ってもよい。ネットワークに入るとき、同期化装置208は、ピア・ツー・ピア通信に関連したタイミングを決定することができる(例えば、受信された共通クロック基準に基づいて)。さらに、ピア発見のために分割された時間において、ワイヤレス端末202は、異なるワイヤレス端末204〜206を検出および/またはワイヤレス端末202の近傍にあるものとしてそれを識別することができる。ワイヤレス端末202が異なるワイヤレス端末1 204とのアクティブなピア・ツー・ピア通信を開始することを望む場合、ページング・メッセージ発生器212は、異なるワイヤレス端末1 204が、到来するページング・メッセージについてモニタすることができるページング・インターバルの一部を識別することができる。ある例にしたがって、ページング・インターバルのそのような部分は、異なるワイヤレス端末1 204の識別子(例えば、ピア・ツー・ピア通信識別子)の関数であることができる。識別子は、ページング・インターバル内のサブインターバルに対してマップ、ハッシュ等をすることができる。さらに、ページング・インターバルの前記部分は、ページング・インターバルの全体的な時間に比べると小さくてよく、および/または異なるページング・インターバルの間で変化してもよい。ページング・インターバルの前記部分の間に、ページング・メッセージ発生器212は、異なるワイヤレス端末1 204へページング・メッセージを送信してもよい。ページング・メッセージは、ページングされるピアの識別子(例えば、異なるワイヤレス端末1 204の識別子)、ページングするピアの識別子(例えば、ワイヤレス端末202の識別子)、MAC ID、サービスの品質(QoS)に関する情報、通信のタイプ(例えば、音声、データ、ゲーミングなど)に関する情報、識別子の部分、以上のものの組み合わせ、および類似のものを含むことができる。例えば、ページング・メッセージは、ページングされるピア(例えば、異なるワイヤレス端末1 204)に対応するページング識別子を含んでもよく、ここでページング識別子は、ページングされるピアのピア・ツー・ピア通信識別子の一部分であってもよい。送信されたページング・メッセージに基づいて、ワイヤレス端末202および異なるワイヤレス端末1 204は、アクティブなピア・ツー・ピア接続(例えば、トラヒック・インターバルの間に)を確立してもよい。
他の例にしたがって、ページング・メッセージ検出器214は、ピア(例えば、異なるワイヤレス端末X 206)によって転送された到来ページング・メッセージについてモニタしてもよい。ページング・メッセージ検出器214は、ページング・インターバルの部分の間にリスンしてよく、ここにおいて、前記部分は、ワイヤレス端末202の識別子(例えば、ピア・ツー・ピア通信識別子)の関数であってもよい。ページング・メッセージ検出器214は、特定のページング・インターバルの間に異なるワイヤレス端末204〜206によってモニタされるサブインターバルと類似するまたは相違するサブインターバルの間に、ワイヤレス端末202がページング・メッセージについてモニタすることを可能にすることができる。しかしながら、類似のサブインターバルが2つ以上のピアによってモニタされる場合、異なるページング・インターバルが、異なるページング・インターバルの間にモニタされることができる。特定のページング・インターバルの間に衝突がたまに生じたとしても、モニタされるサブインターバルの時間によって変化する性質は、各ピアが、ページングすること、および/または各ピアによってページングされることを可能にする。ページング・メッセージ検出器214は、例えば、ページング・インターバルのモニタされる部分の間にページング・メッセージを受信し、その後、アクティブなピア・ツー・ピア接続を確立することができる。他の実例にしたがって、ページング・メッセージ検出器214は、前記部分をモニタしてもページング・メッセージを受信しないということがありえ、したがって、ワイヤレス端末202は、対応するトラヒック・インターバルの間にスリープ状態に移行することがありえる。
固定されかつ所定のタイムインターバルの1つのセットが、直接ピア・ツー・ピア・ページングのために専用化されてもよい。例えば、ワイヤレス端末202は、ワイヤレス端末202に対応するピア・ツー・ピア通信識別子の関数として、ページング・メッセージ検出器214を用いて、同端末のピア・ツー・ピア・ページングをモニタするために、タイムインターバルのサブセットを選択することができる。ページング・メッセージ検出器214によってモニタされるべきタイムインターバルの典型的なデューティサイクルは、約1秒であってもよい。さらに、ワイヤレス端末202のページング・メッセージ検出器214は、あるタイムインターバルにおける少数のシンボルをモニタする。それらのシンボルは、時間的に隣接していてもよい。例えば、シンボルの数は、8未満であってもよい。シンボルは、時間によって変化するページング識別子を運んでもよく、当該識別子は、ワイヤレス端末202のピア・ツー・ピア通信識別子から固有的に算出されるものであってもよい。ワイヤレス端末202のページング・メッセージ検出器214が、それのページング識別子がタイムインターバルにおいて送信されてしまったことを検出した場合、ワイヤレス端末202は、それ自体がページングされたと考える。そうでない場合、ワイヤレス端末202は、(例えば、トラヒック・インターバルの間に)省電力モードに移行してもよい。
他の例において、ページング・メッセージ発生器212は、同期化装置208によって決定されるような第1のページング・インターバルの間に、異なるワイヤレス端末204〜206のうちの1つに向けられるページング・メッセージを形成しおよび/または当該1つに対してそのページング・メッセージを送信することができる。さらに、ページング・メッセージ検出器214は、同期化装置208によって識別される第2のページング・インターバルの間に異なるワイヤレス端末204〜206のうちの1つまたは複数からページング・メッセージが受信されるかどうかをモニタし、および/またはそのようなページング・メッセージのコンテンツを評価することができる。ある例にしたがって、前記第1および第2のページング・インターバルは、時間的にオーバーラップしていなくてもよい。この例は、前の例とは相違する。なぜなら、ページング・メッセージのモニタまたは送信のためのタイムインターバルがページング・インターバルの一部ではなく、実質的にページング・インターバルの全体であるからである。1つの実施形態において、ページング・メッセージ検出器214は、ページング・メッセージ発生器212が他のワイヤレス端末にページング・メッセージを送信しようと意図しているページング・インターバルを除いて、すべてのページング・インターバルをモニタすることができる。他の実施形態において、ページング・メッセージ検出器214は、ワイヤレス端末202の識別子(例えば、ピア・ツー・ピア通信識別子)の関数として、ページング・インターバルのサブセットをモニタすることができる。この関数は時間とともに変化するものであってもよい。さらに、ページング・メッセージ発生器212がページング・メッセージを異なるワイヤレス端末1 204に送信することを意図しているとき、ページング・メッセージ発生器212は、異なるワイヤレス端末1 204が到来ページング・メッセージについてモニタしてもよいページング・インターバルを識別することができる。ページング・インターバルは、異なるワイヤレス端末1 204の識別子(例えば、ピア・ツー・ピア通信識別子)の関数であってもよい。この関数は、時間とともに変化するものであってもよい。
図3を参照すると、ピア・ツー・ピア環境で通信する同期化されたピアによって利用されるタイミング図300の一例が図示されている。タイミング図300は、ピア発見302、ページング304、およびトラヒック306のために、インターバルで分割されることができる。上で注目したように、ピアは、共通クロック基準に基づいて、他のピアと互いに同期化させられることができる。したがって、ピアは、タイミング図300の共通の時間概念を持つことができる。
ピア発見インターバル302は、ピアの検出および識別のために専用化されてもよい。さらに、任意の数のページング・インターバル304および/またはトラヒック・インターバル306が、隣接するピア発見インターバル302の間に含まれてよい。隣接するページング・インターバル304の間には、任意の数のトラヒック・インターバル306が含まれてもよい。ページング・インターバル304の間に、ワイヤレス端末は、ピアにページング・メッセージを直接的に送る、および/またはピアからのページング・メッセージについてリスンすることができる。したがって、通信されるページング・メッセージに応答して、ワイヤレス端末およびピアは、アクティブな状態に入り、トラヒック・インターバル306の間に直接的に通信をすることができる。さらに、ワイヤレス端末は、ページング・インターバル304の間に、ページング・メッセージを送信または受信をしないときは、対応するトラヒック・インターバル306の間、スリープモード(例えば、電力節約のために)に移行することができる。
図4を参照すると、ページング・インターバルのタイミング図の一例400が図示されている。ページング・インターバルは、一組のサブインターバルを含んでもよい。例えば、サブインターバルは、1つのシンボルを含んでもよい。ページング・インターバルは、OFDMシンボルのようなN個のシンボルを含んでもよい。ここで、Nは任意の整数であってよい。ピア・ツー・ピア・ネットワーク内の各ピアは、異なるピアから当該ピアへ送られるページング・メッセージについてリスンするために、ページング・インターバル内のサブインターバルのセットの小部分(例えば、1つまたは複数のシンボル)をモニタすることができる。例えば、特定のワイヤレス端末によってモニタされるべき1つまたは複数のサブインターバルは、当該特定のワイヤレス端末の識別子の関数であってもよい。さらに、モニタされるサブインターバルはまた、時間の関数(例えば、時間とともに変化する関数)であってもよい。したがって、異なるサブインターバルは、対応するワイヤレス端末によって、異なるページング・インターバルの間にモニタされることができる。
さらに、残りのサブインターバルは、ページング・メッセージをピア(複数)に送信するために、特定のワイヤレス端末によって利用されることができる。というのは、ワイヤレス端末が特定の時にデータの送信または受信のいずれかを行う場合、ピア・ツー・ピア通信は半二重のモードを使用する可能性があるからである。例えば、特定のワイヤレス端末は、直接ピア・ツー・ピア通信が所望されるピアによってモニタされるべきサブインターバルを識別することができる。サブインターバルは、ピアの識別子および/または時間の関数(例えば、ハッシュ、マップなど)として決定されてもよい。このようにして、ワイヤレス端末は、決定されたサブインターバルの間にページング・メッセージを送信することができる。
ワイヤレス端末があるページング・インターバルにあるピアをページングするつもりであると想定せよ。そのページング・インターバルにおいて、ワイヤレス端末によってモニタされるべきサブインターバルと、ピアによってモニタされるべきサブインターバルとが、実質的に互いにオーバーラップすることがありえる。第1の例において、ワイヤレス端末は、ページング・メッセージを送ることをより優先順位の高いタスクとして扱う。すなわち、ワイヤレス端末は、常にそのページング・インターバルにおいてページング・メッセージを送信するとつねに決定してもよく、その場合には、ワイヤレス端末は、ワイヤレス端末がモニタすることが想定されているサブインターバル全体をモニタすることができなくなる可能性がある。その結果、ワイヤレス端末は、他のピアからのいくつかの潜在的な到来ページング・メッセージを逃すことになるかもしれない。第2の例において、ワイヤレス端末は、ページング・メッセージをモニタすることをより優先順位の高いタスクとして扱う。すなわち、ワイヤレス端末は、ワイヤレス端末が他のピアからの潜在的な到来ページング・メッセージについてサブインターバルをモニタすることができるように、そのページング・インターバルのページング・メッセージを送信しないことを決定してもよい。ワイヤレス端末は、ワイヤレス端末によってモニタされるべきサブインターバルと、ピアによってモニタされるべきサブインターバルとが互いにオーバーラップしない他のページング・インターバル(例えば、後続のページング・インターバル)を選択することができる。ワイヤレス端末は、そのページング・インターバルにおいてページング・メッセージを送信することができる。その結果、ピアへのページング・メッセージの送信は遅れる。第3の例において、ワイヤレス端末は、他のピアからのページング・メッセージをモニタすることと、ピアにページング・メッセージを送信することとの相対的な重要性を評価し、次に、ページング・メッセージを送信することをより優先順位の高いタスクとして扱うべきか、またはページング・メッセージをモニタすることをより優先順位の高いタスクとして扱うべきかを決定する。例えば、重要なページング・メッセージが到着することが予定されている(例えば、合理的に高い確率で)場合は、ページング・メッセージをモニタすることの重要性のほうを高くしてもよい。ページング・メッセージによってセットアップされる接続に関連したQoS優先順位が高い場合は、ページング・メッセージを送信することの重要性のほうを高くしてもよい。さらに、ページング・メッセージがしばらくの間送信するために遅れたときは、ページング・メッセージを送信することの重要性が増加するかもしれない。
実例にしたがって、ワイヤレス端末は、識別子および/または時間の概念(例えば、受信したビーコンから算出される時間の概念)に基づいて、送信時間および/またはリスン時間を決定してもよい。本質的に、時間とともに変化する変数は、時間の概念から算出されることができる。すべてのワイヤレス端末が同一の時間概念を得てもよい。例えば、ワイヤレス端末は、基地局からのブロードキャスト(例えば、ビーコン)信号から時間とともに変化する変数を取得してもよい。時間とともに変化する変数は、ブロードキャスト信号において送信される何らかの変数であってもよい。例えば、変数は、時間とともに変化する何らかのタイムカウンタまたはシステム時間であってもよい。本件明細書において、時間の概念は、タイムカウンタと呼ばれる。タイムカウンタがあるページング・インターバルから他のページング・インターバルへ変化することが望まれる。さらなる例として、ワイヤレス端末は、疑似乱数発生器を用いてもよい。擬似乱数発生器のシードは、ワイヤレス端末の識別子および現在のカウンタ値であってもよい。この現在のカウンタ値は、送信時間および/またはリスン時間を選択することを目的として基地局からのブロードキャスト信号によって提供されるものである。タイムカウンタが変化するにつれて、選択された送信時間および/またはリスン時間もまた、あるページング・インターバルから他のページング・インターバルへ変わってもよい。
次に図5を参照すると、例示的な他のページング・インターバルのタイミング図500が図示されている。図示されているとおり、ページング・インターバルは、2つのセグメントを含んでいてもよい。すなわち、ページング・メッセージ・インターバル502およびページング肯定応答インターバル504である。ページング・メッセージ・インターバル502は、図4のタイミング図400と同様の任意の数のサブインターバルを含んでいてもよい。同様に、ピア・ツー・ピア環境内の各ピアは、それぞれの識別子に基づいてサブインターバルの時間とともに変化するサブセットをモニタしてもよい。さらに、ページング肯定応答インターバル504は、ワイヤレス端末が実際にピアによってページングされたことを確認するためにページング・メッセージ・インターバル502の間にそれ自身がページングされたと考えるワイヤレス端末をイネーブルにすることができる。
複数のワイヤレス端末が、ページング・メッセージ・インターバル502の間に、同じタイムサブインターバルまたは同じ数のシンボルをモニタしてもよい。ページング識別子がピア・ツー・ピア通信識別子よりも短い場合、2つ以上のワイヤレス端末のうちの1つが実際にページングされても、2つ以上のワイヤレス端末が、それら自身がページングされていると考えるかもしれない。この曖昧性をさらに解決するために、これらのワイヤレス端末は、ページングを開始するワイヤレス端末(例えば、ページングするピア)によって送信されるべき追加のページング情報をモニタしてもよい。この追加のページング情報は、受信ワイヤレス端末(例えば、ページングされるピア)の識別子の追加ビット、ならびに送信ワイヤレス端末(例えば、ページングするピア)の識別子のいくつかのビットも含んでもよい。さらに、この追加の情報は、ピア・ツー・ピアトラヒックモードにおける直接通信のための提案されたMAC ID、トラヒック・タイプ(例えば、音声、データ、ゲーミングなど)に関連するデータ、QoSレベルなどを含んでもよい。
一例にしたがって、専用ページング・メッセージ・インターバル502は、ページングするピアが、ページング・メッセージ・インターバル502内のサブインターバルの間に、ページング・メッセージ(例えば、ページング識別子を含むページング・メッセージ)を目的のページングされるピア送信することを可能にすることができる。ページング・メッセージ・インターバル502において信号を受信した後、こうしたサブインターバルをモニタするピアは、ページング・メッセージを評価し、およびそれが目的の受信者ではないことを決定する(例えば、そこに含まれるページング識別子を評価することによって)。このようにして、このピアは省電力モードに再び戻ることができる。他の例にしたがって、共通のサブインターバルをモニタする他のピアは、ページング・メッセージを見直し、それがページング・メッセージ・インターバル502の間の目的の受信者であると誤って信じてしまうかもしれない。このピアは、ページング肯定応答インターバル504の間に追加のページング情報を取得し、それが目的の受信者ではないことを了解することができる。さらなる例示として、ページング・メッセージ・インターバル502に対応するページング肯定応答インターバル504は、実際の目的の受信者が、ページング・ハンドシェーキング手順を完了することを可能にすることができる。
他の例(図示されていない)において、ピア・ツー・ピア・ネットワークにあるすべてのワイヤレス端末が、データ・トラヒック・バーストをモニタしてもよい。このようにして、ページングする側のワイヤレス端末は、後続のタイムインターバル(例えば、ブロードキャストモードにおけるタイムインターバル)における少なくとも1つのデータ・トラヒック・バーストを使用して追加ページング情報を送信することができる。ページングする側のワイヤレス端末によって選択されるべきデータ・トラヒック・バーストは、あらかじめ決められていなくてもよい。しかし、ページングする側のワイヤレス端末は、ある所定の遅延限界内にデータ・トラヒック・バーストを送信してもよく、そのことによって、他のワイヤレス端末は、もしそれらがそれらの識別子が前記遅延限界の内に送信されるのを見なかった場合、省電力モードに再び戻ることができる。データ・トラヒック・バーストは、対応する肯定応答インターバルを有することができ、そのインターバルにおいて、ページングされる側のワイヤレス端末は、肯定応答を送ってページング・ハンドシェーキング手順を完了することができる。
次に図6を参照すると、ピア・ツー・ピア・ネットワーク上で直接ピア・ツー・ピア・ページングを実効化するシステム600が図示されている。システム600は、ピア・ツー・ピア・ネットワークを介して異なるワイヤレス端末(例えば、ピア)と通信することができるワイヤレス端末202を含む。ワイヤレス端末202は、さまざまな機能(例えば、ピア発見、ページング、トラヒック)のパフォーマンスを調整する同期化装置208を含んでもよい。同期化装置208は、共通クロック基準を取得し、分析して、意味のある時間の概念を決定することができる。加えて、異なるワイヤレス端末が、共通クロック基準を取得し、分析して、同じ時間の概念を出力することができる。したがって、ローカルエリア内のピアは、同じ共通クロック基準(例えば、同じ基地局からの基準)と同期化することができる。したがって、ピアは、互いに直接的に通信することなく、同じタイミング(同期化させられたタイミング)を得る。例えば、共通クロック基準は、ワイヤレス端末202およびピアの範囲内にある基地局によって送信されるビーコン信号であってよい。さらに、ワイヤレス端末202は、直接ページング通信機210を具備してもよく、直接ページング通信機210は、ページング・メッセージ発生器212およびページング・メッセージ検出器214をさらに含んでもよい。
ワイヤレス端末202はまた、ピア発見通信機602およびトラヒック通信機604を含んでいてもよい。同期化装置208によって算出された時間についての同期された概念に基づいて、ピア発見通信機602およびトラヒック通信機604は、こうした機能にそれぞれ割り当てられた時間の間、ピア・ツー・ピア・ネットワークを介して信号を送信および/または受信することができる。例えば、ピア発見通信機602は、ワイヤレス端末202のピアの検出および識別を可能にすることができる。さらに、ピア発見通信機602は、ワイヤレス端末202が検出され、識別されることを可能にするデータを送信することができる。さらに、割り当てられたトラヒック・インターバルの間に、ワイヤレス端末202およびピアは、トラヒック通信機604を用いることによって、トラヒックを送信および/または受信することができる。
ワイヤレス通信202は、状態遷移装置606をさらに含んでいてもよい。省電力を提供するために、状態遷移装置606によって、ワイヤレス端末202が機能(例えば、トラヒック)と関与していないとき、そのような機能に関連したタイムインターバルの間に、ワイヤレス端末202がスリープ状態に入ることを可能にすることができる。さらに、状態遷移装置606は、ピア発見インターバルの間に、ワイヤレス端末202を(例えば、スリープ状態から)オン状態に切り替える。そのことによって、ワイヤレス端末がピアを発見する、および/またはピアによって発見されることを可能にする。さらに、状態遷移装置606は、ページング・インターバル(またはページング・インターバルの部分)の間に、ワイヤレス端末202をオン状態に切り替える。
さらに、ワイヤレス端末202は、メモリ608およびプロセッサ610を含んでいてもよい。メモリ608は、ワイヤレス端末202に関連した識別子を保持してもよい。さらに、メモリ608は、直接ページング通信機210によって活用されてもよい、ピアに対応する識別子を含んでいてもよい。加えて、メモリ608は、異なる機能のための時間インターバルを異なるワイヤレス端末と同期化させること、(例えば、基地局から取得された情報に基づいて)ローカルエリアにおけるページングのための共通の時間周期を確立すること、ページング・メッセージを送信するおよび/またはページング・メッセージをリスンするためのページング・インターバル内でサブインターバルを識別すること、異なるワイヤレス端末に送信するためのページング・メッセージを発生させること、ピアからページング・メッセージを検出することなどに関連した命令を保持することができる。さらに、プロセッサ610は、本件明細書で説明される命令を実行することができる。
図7を参照すると、ピア・ツー・ピア環境内でマルチホップ・ページングを可能にするシステム700が図示されている。システム700は、ワイヤレス端末A 702、ワイヤレス端末B 704、ワイヤレス端末C 706を含む。しかしながら、ワイヤレス端末702〜706に類似したワイヤレス端末を実質的にはいくつでもシステム700に含めることができることを認識するべきである。さらに、ワイヤレス端末702〜706は、図2に関連して上で記述されたワイヤレス端末202および/または異なるワイヤレス端末204〜206に実質的に類似していてもよい。各ワイヤレス端末702〜706が、それぞれの直接ページング通信機210を含むことができる。さらに、各直接ページング通信機210は、間接ページングを可能にするために、ページング・メッセージをルーティングするページング・メッセージ・ルーター708をさらに含んでもよい。さらに、図示されていないが、直接ページング通信機210は、上で記述されたようなページング・メッセージ発生器および/またはページング・メッセージ検出器を含むことができる。
一例にしたがって、ワイヤレス端末A 702は、ピア・ツー・ピア接続によりワイヤレス端末C 706との通信を望むことがある。しかしながら、ワイヤレス端末A 702およびワイヤレス端末C 706は、互いの距離が遠く離れて位置することがあり、それにより、こうしたワイヤレス端末間ではピア・ツー・ピア通信が直接的に行われないことがある。追加的または代替的に、異なる何らかの理由によって、ワイヤレス端末A 702が、ワイヤレス端末C 706を直接的にページングすることができない、あるいはワイヤレス端末C 706を直接的にページングしないことを選択することがある。したがって、ワイヤレス端末A 702は(例えば、ページング・メッセージ・ルーター708を用いることにより)ワイヤレス端末B 704にページング・メッセージを受け渡すことができる。それは、そのページング・メッセージをワイヤレス端末C 706に転送するようワイヤレス端末B 704に指示する情報を提供する。さらに、ページング・メッセージがその送信先に到達し、ワイヤレス端末A 702がワイヤレス端末C 706と間接的に接続されると、ワイヤレス端末A 702とワイヤレス端末C 706の間で、トラヒックを間接的に(または直接的に)ルーティングされることができる。例えば、トラヒックのルーティングを選択するために、動的交換が用いられてもよい。例示にしたがって、トラヒックは、ワイヤレス端末A 702とワイヤレス端末C 706との間で直接的に転送される、ワイヤレス端末B 704または他の任意のワイヤレス端末(図示されていない)を介して転送などされてもよい。さらに、トラヒック・ルーティングは時間とともに変化してもよい。トラヒックは、マルチホップ・ページング・メッセージと実質的に同様の方法でルーティングされてもよいということに注意せよ。あるいは、トラヒックは、マルチホップ・ページング・メッセージによって使用されるルーティングとは異なるルーティングを使用してもよい。
ワイヤレス端末A 702のページング・メッセージ・ルーター708は、ページング・メッセージ発生器(図示されていない)が、ページング・メッセージが直接的に送られるべきピアの識別子(例えば、仲介ピアであるワイヤレス端末B 704の識別子)、ならびに追加のルーティング情報を含むページング・メッセージを算出すことをイネーブルにしてよい。それにより、ワイヤレス端末B 704のページング・メッセージ・ルーター708は、ページング・メッセージに含まれる追加のルーティング情報を分析して、そのページング・メッセージがワイヤレス端末C 706に転送されることを決定することができる。追加のルーティング情報は、例えば、そのページング・メッセージが最終的に通信されることに決まっているピア(例えば、ワイヤレス端末C 706および/または任意の異種の仲介ピア)の識別子であってよい。
マルチホップ・ページングは、一連の直接ページング・メッセージを通信すること(例えば、ワイヤレス端末B 704をページングするワイヤレス端末A 702、ワイヤレス端末C 706をページングするワイヤレス端末B 704、など)によって実効化されてもよい。したがって、一連の直接ページは、ページングに関連した情報を間接的に通信するのに用いられてもよい。さらに、マルチホップシナリオにおいて利用される直接ページング(例えば、一連のページ内のピア間での各直接ページ)は、上で記述された直接ページングの他の例と実質的に同様のものであってもよい。
図8〜12を参照すると、ピア・ツー・ピア・ネットワーク内で直接ページングを行うことに関連した方法が図示されている。説明を簡潔にするために、方法はある一連の動作として示され説明されているが、いくつかの動作は、1つまたは複数の実施形態にしたがって、本件明細書で示され説明されるものとは異なる順序および/または他の動作と同時に行われてもよく、方法は動作の順序によって限定されないことが理解され、認識されるべきである。例えば、当業者であれば、方法は、状態図などにおいて、一連の相互に関係した状態またはイベントとして代替的に表すことができることを理解し、認識するであろう。さらに、すべての図示された動作が、1つまたは複数の実施形態に従って方法を実装するのに必要とされるわけではない。
図8に移ると、ピア・ツー・ピア・ネットワークにおいて、ページング・メッセージを第2のワイヤレス端末と直接的に通信するための第1のワイヤレス端末を動作させる方法800が図示されている。802において、基準信号を信号源(例えば、基地局、アクセスノード、GPS衛星など)から受信することができる。信号は、ピア・ツー・ピア・ネットワークの近傍における基地局によってブロードキャストされてもよい。したがって、ピア・ツー・ピア・ネットワークにおいて同期化を行うワイヤレス端末ならびに他のワイヤレス端末(例えば、同様に同期化を実施することができるワイヤレス端末)は同じ基地局から共通の信号を取得することができる。さらに、信号は、共通クロック基準であってもよい。一例にしたがうと、信号は、ビーコン、PN(疑似ランダム)シーケンス信号、パイロット信号などであってもよい。さらに、信号は、周期的に受信されることができる。804において、ページング・インターバル・シーケンス(例えば、ページング周期)は、取得された信号に基づいて同期化されることができる。例えば、基準時点の時間位置は取得された信号から最初に得られてもよく、次に、ページング・インターバルの開始時間および/または終了時間が基準時点からのある一定時間オフセット(例えば、ページング・インターバル・シーケンスの開始時点を基準時点に応じて得ることができる)として決定されてよい。ワイヤレス端末は、信号を周期的に取得し、それにより基準時点を推定または調整し続けることができることに留意せよ。ページング・インターバルの間、ワイヤレス端末は、ピアからページング・メッセージを受信する、および/またはピアにページング・メッセージを送信することができる。開始時間、終了時間、ページング・インターバル内(例えば、サブインターバル)のタイミングは、ピア・ツー・ピア環境内で調整されてもよい。806において、ページング・インターバル・シーケンスは、ピアによって直接送られたページング・メッセージについてモニタされることができる。例えば、ページング・インターバルの間の時間のサブセットは、ワイヤレス端末の識別子の関数(例えば、ハッシュ、マッピングなど)としてモニタされることができる。さらに、時間のサブセットは時間とともに変化するものであってもよい。例示として、ページング・インターバル・シーケンスにある特定のページング・インターバルの間の時間の第1のサブセットを、ワイヤレス端末の識別子の関数として決定することができ、時間の第1のサブセットを、ピアによって直接送られたページング・メッセージについて、特定のページング・インターバルの間にモニタすることができる。例えば、時間の第1のサブセットの時間幅は、特定のページング・インターバルの時間幅の50%未満とすることができる。さらに、ページング・インターバルの間の残り時間の少なくとも一部の間は、モニタすることを抑制することができる。他の例として、取得された基準信号から時間変数を決定することができる。時間変数の値は、1つのページング・インターバルと後続のページング・インターバルとの間で変化することができる。この例にしたがって、時間の第1のサブセットをページング・インターバルの時間変数の関数として決定することができる。
ページング・メッセージが時間のサブセットの間にピアによって送信される場合、ワイヤレス端末はそのページング・メッセージを受信することができる。さらに、受信時に、取得されたページング・メッセージの内容が評価されることができる(例えば、ワイヤレス端末の識別子を、ページング・メッセージにおいて受信した情報ビットの少なくとも一部と比較することができる)。例えば、ページング・メッセージに含まれる識別子に関連した情報(例えば、ページングするピア、ページングされるピア、MAC ID、最終的な送信先などに付随する)は、ワイヤレス端末がそのページング・メッセージの目的の受信者であるかどうかを判定するために見直されてもよい。さらに、ページング・メッセージからの情報(例えば、MAC ID、QoS、トラヒックのタイプなどに関連する)を用いて、ピアとワイヤレス端末との間のトラヒックの直接通信を、対応するトラヒック・インターバルの間に可能にすることができる。
他の例として、ページング・インターバルの間の時間のサブセット(例えば、ページング・インターバルの第1のセグメントの間)が、ページング・メッセージについてモニタされてもよい。ワイヤレス端末がページングするピアからページング・メッセージを取得する場合、ワイヤレス端末は、ページング・インターバルの第2のセグメントの間に、そのワイヤレス端末がページングするピアからのページング・メッセージの目的の受信者であるかどうかを判定するために利用される追加の情報を受信することができる。ページング・ピアは、例えば、さらなる情報(例えば、ページングするピアおよび/またはページングされるピアの識別子、直接通信の間に使用するための提案されるMAC IDなど)を、ページング・インターバルの第1のセグメントと比較して第2のセグメントの間に送信することができる。それにより、目的の受信者ピアに関連した曖昧性を解決することができる。他の例示として、追加の情報は、ページング・インターバルの第2のセグメントの間ではなく、トラヒックブロードキャスト(例えば、トラヒック・インターバルの間)によって送信されてもよい。これにより、ページング・メッセージを取得するワイヤレス端末は、ブロードキャスト情報を利用して、それらのワイヤレス端末が目的の受信者かどうかを推定することができる。
図9に移ると、ピア・ツー・ピア環境においてページング・メッセージを直接的に送信することを容易にする方法900が図示されている。902において、ページング・インターバルが、信号源から受信された取得された基準信号に基づいて同期化されることができる。ワイヤレス端末とそのピアは共通の時間の理解を有することができ、それによりページング・インターバルを同期化させることを可能にする。904において、一組の利用可能なピアから、ページングされるべきピアが選択されることができる。例えば、ピア発見インターバルの間に、ワイヤレス端末の近傍の内にある任意の数のピアが検出され識別されることができ、それらの検出され識別されたピアから直接ピア・ツー・ピア通信を確立するための特定のピアが選択されることができる。906において、ページング・インターバル・シーケンスからあるページング・インターバルを選択されることができる。ここにおいて、ページング・インターバルは、選択されたピアによってモニタされる。さらに、ピアによってモニタされるページング・インターバルの間の時間のサブセットが決定されてもよい。例えば、サブセットは、ピアの識別子の関数(例えば、ハッシュ、マップなど)であってもよい。さらに、サブセットは、時間とともに変化してもよい。908において、ページング・メッセージは、選択されたページング・インターバルの間に、選択されたピアに送信されてもよい。さらに、ピアによってモニタされることが決定した選択されたページング・インターバルにおける時間のサブセットの間に、ページング・メッセージは、選択されたピアに送信されることができる。ページング・メッセージは、ページングされるピアの識別子、ピアをページングするワイヤレス端末の識別子、トラヒックの直接通信のためのMAC ID、サービス品質(QoS)情報、通信タイプに関係する情報(例えば、音声、データ、ゲーミングなど)、識別子の一部、それらの組合せなどを含むことができる。他の例にしたがって、追加の情報が、ページング・インターバルの第2のセグメントの間および/または(例えば、ブロードキャストを介して)トラヒック・インターバルの間に、ピアに送信されてもよい。この追加の情報は(例えば、時間のサブセットの間にページング・メッセージを通信するために利用される帯域幅の量を軽減しながら)ページング・メッセージの目的の受信者に関連した曖昧性の解決を可能にすることができる。
図10を参照すると、ピア・ツー・ピア環境においてピアをページングするかどうかを評価することを容易にする方法1000が図示されている。1002において、ページング・インターバルが、信号源から受信された取得された信号に基づいて同期化されることができる。1004において、ページング・インターバルの間にページングされるべきピアが選択されることができる。1006において、ピアによってモニタされるページング・インターバルの時間の第1のサブセットが決定されることができる。第1のサブセットは、ピアの識別子の関数であってもよく、その間にワイヤレス端末が受信したページング・メッセージについてリスンするべきページング・インターバルの時間の第2のサブセットに一致してもよい。しかし、ワイヤレス端末は半二重モードで動作してよいので、ワイヤレス端末は、所与の時間において、受信するかまたは送信するかのどちらかであってもよい。1008において、ピアをページングすることに関連した緊急性が評価されることができる。例えば、ピアをページングする重要性が、ワイヤレス端末の任意のピアからページを受信することの重要性を上回るかどうかを判定するために分析が行われてよい。1010において、緊急性が閾値を超える(例えば、ピアと通信することの重要性が任意のピアからのページを取り逃がすことの重要性を上回る)とき、ページング・メッセージは、ピアによってモニタされる時間の第1のサブセットの間に、リスンするのではなく、ピアに送信されてもよい。他の例において、ワイヤレス端末は、分析を行わない。代わりに、ワイヤレス端末は、ページング・メッセージを送信することを決め、可能性のあるページを取り逃がすリスクを冒す。さらに他の例において、ワイヤレス端末は、ページング・メッセージの送信を遅らせることができる。ワイヤレス端末は、端末が時間の第1のサブセットにおいてページング・メッセージを送信することができる次のページング・インターバルまで待ち、時間の第2のサブセットにおいて着信ページング・メッセージについてモニタすることができる。ここにおいて、第1および第2のサブセットは実質的にオーバーラップしない。
次に図11を参照すると、ピア・ツー・ピア環境においてマルチホップページのルーティングを容易にするためにワイヤレス端末によって用いられる方法1100が図示されている。1102において、第1のページング・メッセージは、第1のピア(例えば、送信元)から受信されることができる。第1のページング・メッセージは、第1のページを直接的に受信するピアの識別子、第1のピアの識別子、ページング・メッセージが最終的に転送されることに決まっている第2のピア(例えば、送信先)の識別子、トラヒックの直接通信のためのMAC ID、サービス品質(QoS)情報、通信タイプに関する情報(例えば、音声、データ、ゲーミングなど)、識別子の一部、それらの組合せなどを含むことができる。ワイヤレス端末は、送信元と送信先との間の仲介ノードとしての働きをする。第1のピアとワイヤレス端末との間で第1のページング・メッセージを送信および受信する方法は、上で記述されたとおりである。例えば、第1のページング・メッセージは、ワイヤレス端末によってモニタされる第1のページング・インターバルの時間の第1のサブセットの間に、第1のピアからワイヤレス端末によって受信されてもよい。時間の第1のサブセットは、ワイヤレス端末の識別子の関数であってもよい。
1104において、第1のページング・メッセージは、そのワイヤレス端末とは異なる第2のピアにルーティングされるように指定されることが決定されてもよい。例えば、第1のページング・メッセージは、第2のピアの識別子を含むことができる。例示として、第1のページング・メッセージを第2のピアに送るかどうかを判断するための評価が行われてもよい。代替的に、第1のページング・メッセージを受信するワイヤレス端末は、自身を最終的な送信先として識別することができる。したがって、第1のページング・メッセージがさらにルーティングされる必要はない。1106において、第2のページング・メッセージが第2のピアに送信されることができる。ここにおいて、第2のページング・メッセージは、第1のページング・メッセージに関連していてもよい。例示として、第2のページング・メッセージは、第1のピアから取得された第1のページング・メッセージの機能として発生される、および/または第2のピアに送られてもよい。さらに、第2のページング・メッセージは、第1のページング・メッセージが第2のピアにルーティングされるべきであるという第1のページング・メッセージの評価が明らかになったときに送られてよい。ワイヤレス端末と第2のピアとの間で第2のページング・メッセージを送信するおよび受信する方法は、上で記述されたとおりである。例えば、第2のページング・メッセージは、第2のページング・インターバルの時間の第2のサブセットの間に送信されてもよく、ここで第2のサブセットは、第2のピアの識別子の関数であってもよい。第2のページング・インターバルは、第1のページング・インターバルとは異なってもよい。他の例にしたがって、ページング・メッセージに対応するトラヒックが、第1のピアと第2のピアとの間で同様にルーティングされてもよい。
図12に移ると、ピア・ツー・ピア環境においてマルチホップ・ページングに利用されるページング・メッセージの発生を容易にするためにワイヤレス端末によって利用される方法1200が図示されている。1202において、ワイヤレス端末(送信元)が他の端末(第2のピア)をページングしようとする。目的の受信者(例えば、最終的な送信先ピア)として第2のピアを指定するページング・メッセージを発生させることができる。例えば、こうした指定は、ページング・メッセージに第2のピアの識別子を含める手段として提供されてもよい。さらに、ページング・メッセージを、送信元ワイヤレス端末と第2のピアとの間の仲介ノードとしての働きをする第1のピアへの直接ピア・ツー・ピア通信のために発生させることができる。ページング・メッセージは、最終的な送信先ピアとして第2のピアを、直接ページング・メッセージを受信するための仲介ノードとして第1のピアを指定する。1204において、ページング・メッセージは、第2のピアにルーティングするための第1のピアに直接的に送信されることができる。したがって、目的の受信者の指定に基づいて、第1のピアは、ページング・メッセージ(またはこうしたページング・メッセージに基づいた異種のページング・メッセージ)が第2のピアにルーティングされることを識別することができる。ページング・メッセージに基づいて、第2のピアと、ページング・メッセージを発生させ送信するワイヤレス端末との間で、トラヒックが通信されることができる。例えば、トラヒックは、第2のピアとワイヤレス端末との間で直接的に通信されてもよい。他の例によると、トラヒックは、第2のピアとワイヤレス端末との間で通信されるときに、第1のピアを横断することができる。他の例示にしたがって、第2のピアとワイヤレス端末との間で間接的に転送されるトラヒックが、異なる第3のピア(および/または複数のピア)を通過することができる。
本件明細書において説明される1つまたは複数の態様にしたがって、ピア・ツー・ピア環境における直接的ページング・ピアに関して推論を行うことができることが認識されるべきである。本件明細書において使用される、「推論する」(infer)または「推論」(inference)は、イベントおよび/またはデータを介して取り込まれる一組の測定値から、システム、環境および/またはユーザの状態を理論的に考えるまたは推論するプロセスを一般的に指す。推論は、例えば、特定のコンテクストまたは動作を識別するのに用いられることができ、あるいは状態の確率分布を発生させることができる。推論は確率的、すなわちデータおよびイベントの考察に基づいた目的とする状態の確率分布の計算値であることができる。推論はまた、一組のイベントおよび/またはデータから、より高いレベルのイベントを構成するため用いられる技法を指すこともできる。こうした推論は、イベントが時間的にごく近接して相互に関係しているかどうかにせよ、かつイベントおよびデータが1つまたはいくつかのイベント源またはデータ源から来ているかどうかにせよ、一組の測定されたイベントおよび/または記憶されたイベントデータから、新たなイベントまたは動作の構造をもたらす。
ある例にしたがって、上に示された1つまたは複数の方法は、ピアの識別子に基づいて、ページング・メッセージをピアにいつ送るのかを決定することに関して推論を行うことを含むことができる。他の例にしたがって、推論は、ページング・メッセージを受信する確率および/またはピアとのトラヒック通信に関連した緊急性に基づいて、着信ページング・メッセージについてリスンするか、またはピアにページング・メッセージを送るかどうかを評価することに関連して行われてもよい。以上の例は本質的に例示であって、本件明細書で説明されるさまざまな実施形態および/または方法と連携して行うことができる推論の数、またはこうした推論が行われる方法を限定するものではないということが認識されるべきである。
図13は、複数のセル、セルI 1302、セルM 1304を含むさまざまな態様にしたがって実装される例示的な通信システム1300を図示する。隣接したセル1302、1304は、セル境界領域1368によって示されるとおり、わずかにオーバーラップすることに注意せよ。システム1300の各セル1302、1304は、3つのセクタを含む。さまざまな態様にしたがって、複数のセクタに細分されていないセル(N=1)、2つのセクタを持つセル(N=2)、4つ以上のセクタを持つセル(N>3)もまた可能である。セル1302は、第1のセクタであるセクタI 1310、第2のセクタであるセクタII 1312、および第3のセクタであるセクタIII 1314を含む。各セクタ1310、1312、1314は2つの境界領域を有し、各境界領域は隣接する2つのセクタの間で共有される。
セルI 1302は、各セクタ1310、1312、1314の中に、基地局(BS)、基地局I 1306および複数のエンドノード(EN)(例えば、ワイヤレス端末)を含む。セクタI 1310は、EN(1)1336およびEN(X)1338を含み、セクタII 1312は、EN(1’)1344およびEN(X’)1346を含み、セクタIII 1314は、EN(1”)1352およびEX(X”)1354を含む。同様に、セルM1304は、各セクタ1322、1324、1326の中に、基地局M 1308および複数のエンドノード(EN)を含む。セクタI 1322は、EN(1)1336’およびEN(X)1338’を含み、セクタII 1324は、EN(1’)1344’およびEN(X’)1346’を含み、セクタ3 1326は、EN(1”)1352’およびEX(X”)1354’を含む。
システム1300はまた、ネットワークリンク1362、1364のそれぞれを介してBS I 1360およびBS M 1308に結合されるネットワーク・ノード1360を含む。ネットワーク・ノード1360はまた、ネットワークリンク1366を介して、他のネットワーク・ノード、例えば、他の基地局、AAAサーバノード、仲介ノード、ルータその他、およびインターネットに結合される。ネットワークリンク1362、1364、1366は、例えば、光ファイバケーブルであってもよい。各エンドノード、例えば、EN(1)1336は、送信機ならびに受信機を含んだワイヤレス端末であってもよい。ワイヤレス端末、例えば、EN(1)1336はシステム1300の中を移動することができ、ワイヤレスリンクを介して、ENが現在位置するセルの中の基地局と通信することができる。ワイヤレス端末(WT)、例えば、EN(1)1336は、システム1300にある、または基地局、例えば、BS1306および/またはネットワーク・ノード1360を介したシステム1300の外にあるピアノード、例えば、他のWTと通信することができる。WT、例えば、EN(1)1336は、セル電話、ワイヤレスモデムを備えた携帯情報端末などの移動体通信デバイスであってもよい。
ローカルエリア・ピア・ツー・ピア通信はまた、通信システム1300によってサポートされることができる。例えば、共通のスペクトルが、ローカルエリア・ピア・ツー・ピア通信ならびにワイドエリア・ネットワークを介した通信(例えば、セルラインフラストラクチャネットワーク)を介した通信の両方のために利用されてもよい。ワイヤレス端末は、ピア・ツー・ピア・ネットワーク1370、1372および1374などのローカルエリア・ピア・ツー・ピア・ネットワークを介して他のピアと通信することができる。3つのピア・ツー・ピア・ネットワーク1370〜1374が図示されているが、任意の数、サイズ、形態などのピア・ツー・ピア・ネットワークがサポートされることができるということが認識されるべきである。例えば、各ピア・ツー・ピア・ネットワーク1370〜1374は、直接的なワイヤレス端末間での信号転送をサポートすることができる。さらに、各ピア・ツー・ピア・ネットワーク1370〜1374は、類似した地理的領域内(例えば、互いの範囲内)にワイヤレス端末を含むことができる。例えば、EN(1)1336は、ローカルエリア・ピア・ツー・ピア・ネットワーク1370によってEN(X)1338と通信することができる。しかし、ワイヤレス端末は、共通のピア・ツー・ピア・ネットワークに含まれるべき同じセクタおよび/またはセルに関連付けられている必要はないということが認識されるべきである。さらに、ピア・ツー・ピア・ネットワークはオーバーラップすることができる(例えば、EN(X’)1346は、ピア・ツー・ピア・ネットワーク1372および1374を活用することができる)。加えて、いくつかのワイヤレス端末は、ピア・ツー・ピア・ネットワークによってサポートされていなくてもよい。ワイヤレス端末は、こうしたネットワークが(例えば、同時にまたは順次に)オーバーラップするワイドエリア・ネットワークおよび/またはピア・ツー・ピア・ネットワークを用いることができる。さらに、ワイヤレス端末は、こうしたネットワークをシームレスに交換する、または同時に活用することができる。したがって、ワイヤレス端末は、送信にせよおよび/または受信にせよ、通信を最適化するために、1つまたは複数のネットワークを選択的に用いることができる。
図14は、図13に示されたシステム1300の、ワイヤレス端末(例えば、エンドノード、移動体デバイスなど)のうちの任意の1つ、例えば、EN(1)1336として使用することができる例示的なワイヤレス端末(例えば、エンドノード、移動体デバイスなど)1400を図示する。ワイヤレス端末1400は、トーンサブセット割当てシーケンス(tone subset allocation sequences)を実装する。ワイヤレス端末1400は、復号器1412を含む受信機1402、符号化器1414を含む送信機1404、プロセッサ1406、およびメモリ1408を含み、これらはさまざまな要素1402、1404、1406、1408がその上でデータおよび情報を交換できるバス1410によって一緒に結合される。基地局(および/または異なるワイヤレス端末)から信号を受信するために使用されるアンテナ1403が、受信機1402に結合される。例えば、基地局(および/または異なるワイヤレス端末)に信号を送信するために使用されるアンテナ1405が、送信機1404に結合される。
プロセッサ1406(例えば、CPU)は、ルーチン1420を実行し、メモリ1408にあるデータ/情報1422を使用することによって、ワイヤレス端末1400の動作を制御し、方法を実装する。
データ/情報1422は、ユーザデータ1434と、ユーザ情報1436と、トーンサブセット割当てシーケンス1450とを含む。ユーザデータ1434は、送信機1404によって基地局に送信される前に符号化する符号化器1414にルーティングされることになるピアノードに向けられたデータと、受信機1402にある復号器1412によって処理されている、基地局から受信したデータとを含むことができる。ユーザ情報1436は、アップリンクチャネル情報1438と、ダウンリンクチャネル情報1440と、端末ID情報1442と、基地局ID情報1444と、セクタID情報1446と、モード情報1448とを含む。アップリンクチャネル情報1438は、ワイヤレス端末1400が基地局に送信する際に使用するために、基地局によって割り当てられたアップリンクチャネル・セグメントを識別する情報を含む。アップリンクチャネルは、アップリンク・トラヒック・チャネルと、専用アップリンク制御チャネル、例えば、リクエストチャネルと、電力制御チャネルと、時間制御チャネルとを含むことができる。各アップリンクチャネルは、1つまたは複数の論理トーンを含み、各論理トーンはアップリンク・トーン・ホッピング・シーケンス(uplink tone hopping sequence)に従う。アップリンク・ホッピング・シーケンスは、セルの各セクタタイプの間および隣接するセルの間で異なる。ダウンリンクチャネル情報1440は、BSがデータ/情報をWT1400に送っている際に使用するために、基地局によってWT1400に割り当てられたダウンリンクチャネル・セグメントを識別する情報を含む。ダウンリンクチャネルは、ダウンリンク・トラヒック・チャネルと、割当てチャネルとを含むことができ、各ダウンリンクチャネルは1つまたは複数の論理トーンを含み、各論理トーンは、セルの各セクタの間で同期化されるダウンホッピング・シーケンスに従う。
ユーザ情報1436はまた、基地局が割り当てた識別である端末ID情報1442と、WTが通信を確立している特定の基地局を識別する基地局ID情報1444と、WT1400が現在位置しているセルの特定のセクタを識別するセクタID情報1446とを含む。基地局ID1444は、セルスロープ値を提供し、セクタID情報1446はセクタインデックスタイプを提供する。セルスロープ値およびセクタインデックスタイプは、トーン・ホッピング・シーケンスを得るために使用されてもよい。ユーザ情報1436にさらに含まれるモード情報1448は、WT1400がスリープモードであるか、ホールドモードであるか、またはオンモードであるかを識別する。
トーンサブセット割当てシーケンス情報1450は、ダウンリンク・ストリップシンボル時間情報(downlink strip-symbol time information)1452と、ダウンリンク・トーン情報1454とを含む。ダウンリンク・ストリップシンボル時間情報1452は、スーパースロット、ビーコンスロット、およびウルトラスロット構成情報などのフレーム同期化構成情報と、所与のシンボル周期がストリップシンボル周期であるかどうか、そうであればそのストリップシンボル周期のインデックスを、およびストリップシンボルが基地局によって使用されるトーンサブセット割当てシーケンスを切り捨てるためのリセットポイントであるかどうかを規定する情報とを含む。ダウンリンク・トーン情報1454は、基地局に割り当てられる搬送波周波数と、トーンの数および周波数と、ストリップシンボル周期に割り当てられるべき一組のトーンサブセットとを含む情報、ならびにスロープ、スロープインデックスおよびセクタタイプなどの、他のセルおよびセクタの特定値を含む。
ルーチン1420は、通信ルーチン1424と、ワイヤレス端末制御ルーチン1426と、同期化ルーチン1428と、ページング発生/転送ルーチン1430と、検出ルーチン1432とを含む。通信ルーチン1424は、WT1400によって使用されるさまざまな通信プロトコルを制御する。例えば、通信ルーチン1424は、ワイドエリア・ネットワークを介した(例えば、基地局との)通信および/またはローカルエリア・ピア・ツー・ピア・ネットワークを介した(例えば、直接的に異なるワイヤレス端末との)通信を可能にすることができる。さらなる例として、通信ルーチン1424は、(例えば、基地局からの)ブロードキャスト信号の受信を可能にすることができる。ワイヤレス端末制御ルーチン1426は、受信機1402および送信機1404の制御を含む基本的なワイヤレス端末1400の機能を制御する。同期化ルーチン1428は、ワイヤレス端末1400を(例えば、基地局から)受信した信号に同期化することを制御する。ピア・ツー・ピア・ネットワーク内のピアもまた、信号に同期化されてもよい。例えば、受信される信号は、ビーコン、PN(疑似ランダム)シーケンス信号、パイロット信号などでよい。さらに、信号は周期的に取得されてよく、ピアにとってもまた既知である(例えば、同期化ルーチン1428に関連付けられた)プロトコルが、別個の機能(例えば、ピア発見、ページング、トラヒック)に対応するインターバルを識別するのに利用されてよい。ページング発生/転送ルーチン1430は、ページング・インターバルの間に送信するためのページング・メッセージの作成および/またはいつ(例えば、サブインターバル)目的のピアがページング・メッセージについてリスンするかの決定を制御する。その上、ページング発生/転送ルーチン1430は、決定されたサブインターバルの間に、ピアにページング・メッセージを送ることを制御することができる。検出ルーチン1432は、異なるワイヤレス端末(例えば、ピア)から生じるページング・メッセージの検出を制御する。検出ルーチン1432は、(例えば、ワイヤレス端末1400に関連した識別子に基づいて)ワイヤレス端末1400が着信ページング・メッセージについてリスンするためのページング・インターバル内のサブインターナルを決定することができる。
図15を参照すると、ピア・ツー・ピア・ネットワークにおいてページング・メッセージをピアと直接的に通信することを可能にするシステム1500が図示されている。例えば、システム1500は、ワイヤレス端末内に少なくとも部分的に常駐することができる。システム1500を、プロセッサ、ソフトウエア、またはそれらの組合せ(例えば、ファームウエア)によって実装される機能を表す機能ブロックであってもよい機能ブロックを含んで表すということが認識されるべきである。システム1500は、連携して働くことができる電気コンポーネントの論理グループ分け1502を含む。例えば、論理グループ分け1502は、信号源から基準信号を取得するための電気コンポーネント1504を含むことができる。例示にしたがって、信号源は、基地局、アクセスポイント、GPS衛星などであってもよい。例えば、信号はピア・ツー・ピア・ネットワークにブロードキャストされてもよい。さらに、ピアは、受信した信号に基づいて共通の時間の概念を取得することができ、この共通の時間の概念が、ページング・インターバルを同期化させるために活用されてもよい。さらに、論理グループ分け1502は、取得された基準信号から基準時点を決定するための電気コンポーネント1506を備えることができる。その上、論理グループ分け1502は、基準時点の関数としてページング・インターバル・シーケンスの開始時点を得るための電気コンポーネント1508を含むことができる。論理グループ分け1502はまた、ピアによって直接送られるページング・メッセージについてそのページング・インターバル・シーケンスの間モニタするための電気コンポーネント1510を備えることができる。加えて、システム1500は、電気コンポーネント1504、1506、1508および1510に関連した機能を実行するための命令を保持するメモリ1512を含むことができる。図ではメモリ1512の外部に示されているが、1つまたは複数の電気コンポーネント1504、1506、1508および1510は、メモリ1512の内部に存在してもよいということが理解されるべきである。
図16を参照すると、ピア・ツー・ピア・ネットワークにおいてページング・メッセージのルーティングを可能にするシステム1600が図示されている。例えば、システム1600は、ワイヤレス端末内に少なくとも部分的に常駐することができる。システム1600は、プロセッサ、ソフトウエア、またはそれらの組合せ(例えば、ファームウエア)によって実装される機能ブロックとして表わされるということが認識されるべきである。システム1600は、連携して働くことができる電気コンポーネントの論理グループ分け1602を含む。例えば、論理グループ分け1602は、第1のピアから第1のページング・メッセージを取得するための電気コンポーネント1604を含むことができる。例示にしたがって、第1のページング・メッセージは、第1のページング・メッセージが転送される先の第2のピアの識別子を含むことができる。さらに、論理グループ分け1602は、第1のページング・メッセージが第2のピアにルーティングされるように指定されることを決定するための電気コンポーネント1606を備えることができる。さらに、論理グループ分け1602は、第2のページング・メッセージを第2のピアに送るための電気コンポーネント1608を含むことができる。例えば、第2のページング・メッセージは、第1のページング・メッセージに関連していてもよい。加えて、システム1600は、電気コンポーネント1604、1606および1608に関連した機能を実行するための命令を保持するメモリ1610を含むことができる。図ではメモリ1610の外部に示されているが、1つまたは複数の電気コンポーネント1604、1606、および1608が、メモリ1610の内部に存在してもよいということが理解されるべきである。
本件明細書で説明した実施形態は、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア、ミドルウエア、マイクロコード、またはそれらの任意の組合せにおいて実装できることができるということが理解されるべきである。ハードウエア実装において、処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、上で記述した機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはこれらの組合せの中で実装されてもよい。
実施形態がソフトウエア、ファームウエア、ミドルウエアまたはマイクロコード、プログラムコードまたはコードセグメントにおいて実装される場合、それらは記憶コンポーネントなどの機械可読媒体に保存されてもよい。コードセグメントは、手順、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウエアパッケージ、クラス、または任意の命令の組合せ、データ構造、またはプログラム文を表すことができる。コードセグメントは、情報、データ、引き数、パラメータ、またはメモリ内容を受け渡すおよび/または受信することによって、別のコードセグメントまたはハードウエア回路と結合されてもよい。情報、引き数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージの受け渡し、トークンの受け渡し、ネットワーク送信などを含む任意の適切な手段を使用して、受け渡され、転送され、または送信されてもよい。
ソフトウエア実装において、本件明細書において説明された技法が、本件明細書において説明された機能を行うモジュール(例えば、手順、機能など)によって、実装されてもよい。ソフトウエアコードは、メモリユニットに記憶され、プロセッサによって実行されてもよい。メモリユニットは、プロセッサ内部またはプロセッサの外部で実装されてもよく、その場合、メモリユニットを、当技術分野で知られているさまざまな手段によって通信結合されることができる。
上で記述された内容は、1つまたは複数の実施形態の例を含む。先に述べた実施形態を説明する目的のために、コンポーネントまたは方法のすべての考え得る組合せを記述することは当然ながら可能でないが、当業者であれば、さまざまな実施形態の多くのさらなる組合せおよび入れ替えが可能であるということを認識するであろう。したがって、本件明細書において記述された実施形態は、添付の特許請求の範囲の要旨および範囲内のすべてのこうした変更、修正および変形を包含するものとする。さらに、「含む(include)」という用語は、詳細な説明または特許請求の範囲で使用される範囲においては、こうした用語は、「備える(comprising)」という用語が特許請求の範囲において接続的用語として用いられるときに解釈されるのと同じような意味合いで包括的であるように意図されている。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]ピア・ツー・ピア環境においてページング・メッセージを第2のワイヤレス端末と直接的に通信するために第1のワイヤレス端末を操作する方法であって、第1のピアから第1のページング・メッセージを受信することと、前記第1のページング・メッセージが第2のピアにルーティングされるように指定されることを決定することと、ここにおいて、前記第2のピアは、前記第1のワイヤレス端末と異なる、および第2のページング・メッセージを前記第2のピアに送信することと、ここにおいて、前記第2のページング・メッセージは、前記第1のページング・メッセージに関係する、を具備する方法。
[2]前記第1のワイヤレス端末によってモニタされる第1のページング・インターバルの第1の時間サブセットの間に前記第1のページング・メッセージを受信することをさらに具備する、[1]に記載の方法であって、前記第1の時間サブセットは、前記第1のワイヤレス端末の識別子の関数である、[1]に記載の方法。
[3]第2のページング・インターバルの第2の時間サブセットの間に前記第2のページング・メッセージを送信することをさらに具備する、[2]に記載の方法であって、前記第2のサブセットは、前記第2のピアの識別子の関数である、[2]に記載の方法。
[4]前記第2のページング・インターバルは、前記第1のページング・インターバルと異なる、[3]に記載の方法。
[5]前記第1のページング・メッセージは、前記第2のピアに関連する識別子の少なくとも一部を含む、[1]に記載の方法。
[6]前記第1のページング・メッセージが前記第2のピアにルーティングされるように指定されることを決定することは、前記第1のページング・メッセージにおける前記第2のピアに関連する前記識別子の包含に基づいて、前記第2のピアに前記第2のページング・メッセージを転送するかどうかを判断することをさらに具備する、[5]に記載の方法。
[7]対応するトラヒック・インターバルの間に前記第1および第2のページング・メッセージに関係するトラヒックを動的にルーティングすることをさらに具備する、[1]に記載の方法。
[8]意図した受信者として第4のピアを指定する第3のページング・メッセージを発生することと、および前記第4のピアにルーティングするために、第3のピアに前記第3のページング・メッセージを直接的に送信することとをさらに具備する、[1]に記載の方法。
[9]第3のページング・インターバルの第3の時間サブセットの間に前記第3のページング・メッセージを送信することをさらに具備する、[8]に記載の方法であって、前記第3のサブセットは、前記第3のピアの識別子の関数である、[8]に記載の方法。
[10]前記第1のページング・メッセージおよび前記第2のページング・メッセージは、ページングするピアの識別子、ページングされるピアの識別子、最終的な送信先の識別子、MAC識別子、サービス品質レベル、またはトラヒックのタイプに関係するそれぞれの情報を含む、[1]に記載の方法。
[11]前記第1のピアおよび前記第2のピアは、対応するトラヒック・インターバルの間に前記第1および第2のページング・メッセージに対応するトラヒックを直接的に通信する、[1]に記載の方法。
[12]前記第1のページング・メッセージが受信され、および取得された信号に基づいて前記第2のページング・メッセージが前記第1のピアおよび前記第2のピアと送信される間にページング・インターバルを同期化することをさらに具備する、[1]に記載の方法。
[13]意図された受信者として第2のピアを指定する第1のページング・メッセージを発生すること、および前記第2のピアにルーティングするために第1のピアに前記第1のページング・メッセージを直接的に送信することに関係する命令を保持するメモリと、および前記メモリ内に保持されている前記命令を実行するように構成されているプロセッサであって、前記メモリに連結されているプロセッサとを具備する、ワイヤレス通信装置。
[14]前記メモリは、ページング・インターバルの時間サブセットの間に前記第1のピアに前記第1のページング・メッセージを送信するための命令をさらに保持する、[13]に記載のワイヤレス通信装置であって、前記サブセットは、前記第1のピアの識別子の関数である、[13]に記載のワイヤレス通信装置。
[15]前記第1のページング・メッセージは、前記第2のピアに関連する識別子の少なくとも一部を含む、[13]に記載のワイヤレス通信装置。
[16]前記第1のページング・メッセージは、前記ワイヤレス通信装置の識別子、前記第1のピアの識別子、前記第2のピアの識別子、MAC識別子、サービス品質レベル、またはトラヒックのタイプに関係する情報を含む、[13]に記載のワイヤレス通信装置。
[17]前記メモリは、対応するトラヒック・インターバルの間にトラヒックを前記第2のピアと直接的に通信するための命令をさらに保持する、[13]に記載のワイヤレス通信装置。
[18]前記メモリは、対応するトラヒック・インターバルの間に前記第1のピアを介してトラヒックを前記第2のピアと間接的に通信するための命令をさらに保持する、[13]に記載のワイヤレス通信装置。
[19]前記メモリは、対応するトラヒック・インターバルの間に異なる第3のピアを介してトラヒックを前記第2のピアと間接的に通信するための命令をさらに保持する、[13]に記載のワイヤレス通信装置。
[20]前記メモリは、第4のピアから第2のページング・メッセージを取得するための命令と、前記第2のページング・メッセージが第5のピアに転送されるように指定されることを決定するための命令と、前記第2のページング・メッセージに関係する第3のページング・メッセージを前記第5のピアに送るための命令とをさらに保持する、[13]に記載のワイヤレス通信装置。
[21]ピア・ツー・ピア・ネットワークにおいて、ページング・メッセージをルーティングすることを可能にするワイヤレス通信装置であって、第1のピアから第1のページング・メッセージを取得するための手段と、前記第1のページング・メッセージが第2のピアにルーティングされるように指定されることを決定するための手段と、前記第2のピアに第2のページング・メッセージを送るための手段であって、前記第2のページング・メッセージは、前記第1のページング・メッセージに関係する、手段とを具備する装置。
[22]ページング・インターバルの第1の時間サブセットの間に前記第1のピアからの前記第1のページング・メッセージについてモニタするための手段をさらに具備する、[21]に記載のワイヤレス通信装置であって、前記第1の時間サブセットは、前記ワイヤレス通信装置の識別子の関数である、[21]に記載のワイヤレス通信装置。
[23]前記第2のピアに前記第2のページング・メッセージを送るための前記手段は、ページング・インターバルの第2の時間サブセットの間に前記第2のページング・メッセージを送信する、[21]に記載のワイヤレス通信装置であって、前記第2のサブセットは、前記第2のピアの識別子の関数である、[21]に記載のワイヤレス通信装置。
[24]前記第1のページング・メッセージは、前記第2のピアに関連する識別子の少なくとも一部を含む、[21]に記載のワイヤレス通信装置。
[25]対応するトラヒック・インターバルの間に前記第1および第2のページング・メッセージに関係するトラヒックを動的にルーティングするための手段をさらに具備する、[21]に記載のワイヤレス通信装置。
[26]最終的な送信先として第4のピアを指定する、第3のページング・メッセージを発生するための手段と、および前記第4のピアにルーティングするために第3のピアに前記第3のページング・メッセージを直接的に送信するための手段とをさらに具備する、[21]に記載のワイヤレス通信装置。
[27]前記第1のページング・メッセージおよび前記第2のページング・メッセージは、ページングするピアの識別子、ページングされるピアの識別子、最終的な送信先の識別子、MAC識別子、サービス品質レベル、またはトラヒックのタイプに関係するそれぞれの情報を含む、[21]に記載のワイヤレス通信装置。
[28]前記第1のページング・メッセージが取得され、および前記第2のページング・メッセージが、取得された信号に基づいて前記第1のピアおよび前記第2のピアに送られる間にページング・インターバルを同期化するための手段をさらに具備する、[21]に記載のワイヤレス通信装置。
[29]ワイヤレス端末において第1のピアからの第1のページング・メッセージを受信することと、前記第1のページング・メッセージに含まれる前記第2のピアに関係する識別子の少なくとも一部に基づいて前記第1のページング・メッセージが第2のピアに転送されるべきかを判断することと、および前記第2のピアに第2のページング・メッセージを送信することと、ここにおいて、前記第2のページング・メッセージは、前記第1のページング・メッセージに関係する、を実行するための機械実行可能な命令を内蔵している機械可読媒体。
[30]前記機械実行可能命令は、ページング・インターバルの第1の時間サブセットの間に前記第1のピアからの前記第1のページング・メッセージについてモニタすることをさらに具備する、[29]に記載の機械可読媒体であって、前記第1の時間サブセットは、前記ワイヤレス端末の識別子の関数である、[29]に記載の機械可読媒体。
[31]前記機械実行可能命令は、ページング・インターバルの第2の時間サブセットの間に前記第2のピアに前記第2のページング・メッセージを送信することをさらに具備する、[29]に記載の機械可読媒体であって、前記第2のサブセットは、前記第2のピアの識別子の関数である、[29]に記載の機械可読媒体。
[32]前記機械実行可能命令は、対応するトラヒック・インターバルの間に前記第1および第2のページング・メッセージに関係するトラヒックを動的にルーティングすることをさらに具備する、[29]に記載の機械可読媒体。
[33]前記機械実行可能命令は、最終的な送信先として第4のピアを指定する第3のページング・メッセージを発生することと、および前記第4のピアにルーティングするために第3のピアに前記第3のページング・メッセージを直接的に送信することとをさらに具備する、[29]に記載の機械可読媒体。
[34]前記機械実行可能命令は、前記第1のページング・メッセージが受信され、および取得された信号に基づいて前記第2のページング・メッセージが前記第1のピアおよび前記第2のピアに送信される間にページング・インターバルを同期化することをさらに具備する、[29]に記載の機械可読媒体。
[35]ワイヤレス通信システムにおいて、第1のピアから第1のページング・メッセージを取得し、前記第1のページング・メッセージが第2のピアにルーティングされるように指定されることを判断し、および前記第2のピアに第2のページング・メッセージを送信する、ここにおいて、前記第2のページング・メッセージは、前記第1のページング・メッセージに関係する、ように構成されているプロセッサを具備する装置。

Claims (27)

  1. ピア・ツー・ピア環境においてページング・メッセージを第2のワイヤレス端末および第3のワイヤレス端末と直接的に通信するために第1のワイヤレス端末を操作する方法であって、
    前記第2のワイヤレス端末から第1のページング・メッセージを受信することであって、ここにおいて、前記第1のページング・メッセージは、送信元端末として前記第2のワイヤレス端末を識別し、送信先端末として前記第3のワイヤレス端末を識別する識別子を含む、受信することと、
    前記第3のワイヤレス端末の識別子に基づいて前記第1のページング・メッセージが前記第3のワイヤレス端末にルーティングされるように指定されることを決定することであって、ここにおいて、前記第3のワイヤレス端末は、前記第1のワイヤレス端末と異なる、決定することと、および
    第2のページング・メッセージを前記第3のワイヤレス端末に送信することであって、ここにおいて、前記第2のページング・メッセージは、前記第1のページング・メッセージに関係し、前記第2のページング・メッセージは、送信元端末として第2のワイヤレス端末を識別し、送信先端末として前記第3のワイヤレス端末を識別する識別子を含む、送信することとを具備し、
    前記第1、第2、第3のワイヤレス端末は、ピア・ツー・ピア環境におけるピアである、方法。
  2. 前記第1のワイヤレス端末によってモニタされる第1のページング・インターバルの第1の時間サブセットの間に前記第1のページング・メッセージを受信することをさらに具備する、請求項1に記載の方法であって、前記第1の時間サブセットは、前記第1のワイヤレス端末の識別子の関数である、請求項1に記載の方法。
  3. 第2のページング・インターバルの第2の時間サブセットの間に前記第2のページング・メッセージを送信することをさらに具備する、請求項2に記載の方法であって、前記第2の時間サブセットは、前記第3のワイヤレス端末の前記識別子の関数である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2のページング・インターバルは、前記第1のページング・インターバルと異なる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1のページング・メッセージが前記第3のワイヤレス端末にルーティングされるように指定されることを決定することは、前記第1のページング・メッセージにおける前記第3のワイヤレス端末に関連する前記識別子の包含に基づいて、前記第3のワイヤレス端末に前記第2のページング・メッセージを送るかどうかを判断することをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
  6. 対応するトラヒック・インターバルの間に前記第1および第2のページング・メッセージに関係するトラヒックを動的にルーティングすることをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
  7. 意図した受信者として第4のワイヤレス端末を指定する第3のページング・メッセージを発生することと、および
    前記第4のワイヤレス端末にルーティングするために、前記第3のワイヤレス端末に前記第3のページング・メッセージを直接的に送信することと
    をさらに具備する、請求項1に記載の方法。
  8. 第3のページング・インターバルの第3の時間サブセットの間に前記第3のページング・メッセージを送信することをさらに具備する、請求項に記載の方法であって、前記第3の時間サブセットは、前記第3のワイヤレス端末の前記識別子の関数である、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1のページング・メッセージおよび前記第2のページング・メッセージは、MAC識別子、サービス品質レベル、またはトラヒックのタイプに関係するそれぞれの情報を含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第2のワイヤレス端末および前記第3のワイヤレス端末は、対応するトラヒック・インターバルの間に前記第1および第2のページング・メッセージに対応するトラヒックを直接的に通信する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記第1のページング・メッセージが受信され、および取得された信号に基づいて前記第2のページング・メッセージが前記第2のワイヤレス端末および前記第3のワイヤレス端末を用いて送信される間にページング・インターバルを同期化することをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
  12. 第1のワイヤレス通信装置であって、
    意図された受信者として第2のワイヤレス通信装置を指定する第1のページング・メッセージを発生することであって、ここにおいて、前記第1のページング・メッセージは、送信元装置として前記第1のワイヤレス通信装置を識別し、送信先装置として前記第2のワイヤレス通信装置を識別する識別子を含む、発生することと、および前記第2のワイヤレス通信装置にルーティングするために第3のワイヤレス通信装置に前記第1のページング・メッセージを直接的に送信することに関係する命令を保持するメモリと、および
    前記メモリ内に保持されている前記命令を実行するように構成されているプロセッサであって、前記メモリに連結されているプロセッサと
    を具備し、
    前記第1、第2、第3のワイヤレス通信装置は、ピア・ツー・ピア環境におけるピアであり、
    前記メモリは、対応するトラヒック・インターバルの間に異種の第4のワイヤレス通信装置を介してトラヒックを前記第2のワイヤレス通信装置と間接的に通信するための命令をさらに保持する、第1のワイヤレス通信装置。
  13. 第1のワイヤレス通信装置であって、
    意図された受信者として第2のワイヤレス通信装置を指定する第1のページング・メッセージを発生することであって、ここにおいて、前記第1のページング・メッセージは、送信元装置として前記第1のワイヤレス通信装置を識別し、送信先装置として前記第2のワイヤレス通信装置を識別する識別子を含む、発生することと、および前記第2のワイヤレス通信装置にルーティングするために第3のワイヤレス通信装置に前記第1のページング・メッセージを直接的に送信することに関係する命令を保持するメモリと、および
    前記メモリ内に保持されている前記命令を実行するように構成されているプロセッサであって、前記メモリに連結されているプロセッサと
    を具備し、
    前記第1、第2、第3のワイヤレス通信装置は、ピア・ツー・ピア環境におけるピアであり、
    前記メモリは、第4のワイヤレス通信装置から第2のページング・メッセージを取得するための命令と、前記第2のページング・メッセージが第5のワイヤレス通信装置に転送されるように指定されることを決定するための命令と、前記第2のページング・メッセージに関係する第3のページング・メッセージを前記第5のワイヤレス通信装置に送るための命令であって、ここにおいて、前記第3のページング・メッセージは、送信元装置として前記第2のワイヤレス通信装置を識別し、送信先装置として前記第のワイヤレス通信装置を識別する識別子を含む、命令とをさらに保持する、第1のワイヤレス通信装置。
  14. ピア・ツー・ピア・ネットワークにおいて、ページング・メッセージをルーティングすることを可能にする第1のワイヤレス通信装置であって、
    第2のワイヤレス通信装置から第1のページング・メッセージを取得するための手段であって、ここにおいて、前記第1のページング・メッセージは、送信元装置として前記第2のワイヤレス通信装置を識別し、送信先装置として第3のワイヤレス通信装置を識別する識別子を含む、取得するための手段と、
    前記第3のワイヤレス通信装置の識別子に基づいて前記第1のページング・メッセージが前記第3のワイヤレス通信装置にルーティングされるように指定されることを決定するための手段と、
    前記第3のワイヤレス通信装置の識別子に基づいて前記第3のワイヤレス通信装置に第2のページング・メッセージを送るための手段であって、前記第2のページング・メッセージは、前記第1のページング・メッセージに関係し、前記第2のページング・メッセージは、送信元装置として前記第2のワイヤレス通信装置を識別し、送信先装置として前記第3のワイヤレス通信装置を識別する識別子を含む、送るための手段
    を具備し、
    前記第1、第2、第3のワイヤレス通信装置は、ピア・ツー・ピア環境におけるピアである、第1のワイヤレス通信装置。
  15. ページング・インターバルの第1の時間サブセットの間に前記第2のワイヤレス通信装置からの前記第1のページング・メッセージについてモニタするための手段をさらに具備する、請求項14に記載の第1のワイヤレス通信装置であって、前記第1の時間サブセットは、前記第のワイヤレス通信装置の識別子の関数である、請求項14に記載の第1のワイヤレス通信装置。
  16. 前記第3のワイヤレス通信装置に前記第2のページング・メッセージを送るための前記手段は、ページング・インターバルの第2の時間サブセットの間に前記第2のページング・メッセージを送信する、請求項14に記載の第1のワイヤレス通信装置であって、前記第2の時間サブセットは、前記第3のワイヤレス通信装置の前記識別子の関数である、請求項14に記載の第1のワイヤレス通信装置。
  17. 対応するトラヒック・インターバルの間に前記第1および第2のページング・メッセージに関係するトラヒックを動的にルーティングするための手段をさらに具備する、請求項14に記載の第1のワイヤレス通信装置。
  18. 最終的な送信先として第4のワイヤレス通信装置を指定する、第3のページング・メッセージを発生するための手段と、および
    前記第4のワイヤレス通信装置にルーティングするために前記第3のワイヤレス通信装置に前記第3のページング・メッセージを直接的に送信するための手段と
    をさらに具備する、請求項14に記載の第1のワイヤレス通信装置。
  19. 前記第1のページング・メッセージおよび前記第2のページング・メッセージは、MAC識別子、サービス品質レベル、またはトラヒックのタイプに関係するそれぞれの情報を含む、請求項14に記載の第1のワイヤレス通信装置。
  20. 前記第1のページング・メッセージが取得され、および前記第2のページング・メッセージが、取得された信号に基づいて前記第2のワイヤレス通信装置および前記第3のワイヤレス通信装置を用いて送られる間にページング・インターバルを同期化するための手段をさらに具備する、請求項14に記載の第1のワイヤレス通信装置。
  21. 第1のワイヤレス端末の機械可読媒体であって、
    第2のワイヤレス端末からの第1のページング・メッセージを受信することであって、ここにおいて、前記第1のページング・メッセージは、送信元端末として前記第2のワイヤレス端末を識別し、送信先端末として第3のワイヤレス端末を識別する識別子を含む、受信することと、
    前記第1のページング・メッセージに含まれる前記第3のワイヤレス端末に関係する前記識別子の少なくとも一部に基づいて前記第1のページング・メッセージが前記第3のワイヤレス端末に送られるべきかを判断することと、および
    前記第3のワイヤレス端末に第2のページング・メッセージを送信することであって、ここにおいて、前記第2のページング・メッセージは、前記第1のページング・メッセージに関係し、前記第2のページング・メッセージは、送信元端末として前記第2のワイヤレス端末を識別し、送信先端末として前記第3のワイヤレス端末を識別する識別子を含、前記第1、前記第2、前記第3のワイヤレス端末が、ピア・ツー・ピア環境におけるピアである、送信すること
    を実行するための機械実行可能な命令を内蔵している機械可読媒体。
  22. 前記機械実行可能命令は、ページング・インターバルの第1の時間サブセットの間に前記第2のワイヤレス端末からの前記第1のページング・メッセージについてモニタすることをさらに具備する、請求項21に記載の機械可読媒体であって、前記第1の時間サブセットは、前記第1のワイヤレス端末の識別子の関数である、請求項21に記載の機械可読媒体。
  23. 前記機械実行可能命令は、ページング・インターバルの第2の時間サブセットの間に前記第3のワイヤレス端末に前記第2のページング・メッセージを送信することをさらに具備する、請求項21に記載の機械可読媒体であって、前記第2のサブセットは、前記第3のワイヤレス端末の前記識別子の関数である、請求項21に記載の機械可読媒体。
  24. 前記機械実行可能命令は、対応するトラヒック・インターバルの間に前記第1および第2のページング・メッセージに関係するトラヒックを動的にルーティングすることをさらに具備する、請求項21に記載の機械可読媒体。
  25. 前記機械実行可能命令は、
    最終的な送信先として第4のワイヤレス端末を指定する第3のページング・メッセージを発生することと、および
    前記第4のワイヤレス端末にルーティングするために第3のワイヤレス端末に前記第3のページング・メッセージを直接的に送信することと
    をさらに具備する、請求項21に記載の機械可読媒体。
  26. 前記機械実行可能命令は、前記第1のページング・メッセージが受信され、および取得された信号に基づいて前記第2のページング・メッセージが前記第2のワイヤレス端末および前記第3のワイヤレス端末を用いて送信される間にページング・インターバルを同期化することをさらに具備する、請求項21に記載の機械可読媒体。
  27. ワイヤレス通信システムにおける第1のワイヤレス装置であって、
    第2のワイヤレス装置から第1のページング・メッセージを取得することであって、ここにおいて、前記第1のページング・メッセージは、送信元装置として前記第2のワイヤレス装置を識別し、送信先装置として前記第3のワイヤレス装置を識別する識別子を含む、取得し、
    前記第3のワイヤレス装置の識別子に基づいて前記第1のページング・メッセージが前記第3のワイヤレス装置にルーティングされるように指定されることを判断し、および
    記第3のワイヤレス装置に第2のページング・メッセージを送信することであって、ここにおいて、前記第2のページング・メッセージは、前記第1のページング・メッセージに関係し、前記第のページング・メッセージは、送信元装置として前記第2のワイヤレス装置を識別し、送信先装置として前記第3のワイヤレス装置を識別する識別子を含み、送信する、
    ように構成されるプロセッサを具備し、前記第1、第2、第3のワイヤレス装置は、ピア・ツー・ピア環境におけるピアである、ワイヤレス通信システムにおける第1のワイヤレス装置。
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