JP5384389B2 - ズームレンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、および情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistance)等に好適に用いられるズームレンズおよび撮像装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラ等の撮像装置においては、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子の小型化が進むにつれて、装置全体としての小型化が求められている。撮像装置全体の小型化を図るためにも、レンズ全長が短縮化され、レンズ系が全体的に小型化されていることが好ましい。この場合、使用時(撮影時)におけるレンズ全長だけでなく、非使用時(非撮影時)におけるレンズ系の装置本体への収納状態を考慮した構成になっていることが好ましい。例えば沈胴式レンズのような、非撮影時にカメラボディ内にレンズ系を沈胴させる構造に適したレンズ構成になっていることが好ましい。
特許文献1ないし3には、物体側から順に、屈折力が正、負、正、正の4つのレンズ群が配設された4群方式のズームレンズに関する発明が開示されている。
特開2003−315676号公報 特開2005−326743号公報 特開2008−310223号公報
しかしながら、特許文献1に記載のズームレンズは、ズーム倍率が5倍程度と比較的高倍率でレンズ枚数も比較的少ないものの、画角が60度程度に留まっており、広角化が不十分である。また各群のパワーも小さいので群の移動量が大きくなり、レンズ系全体では小型化が困難である。
特許文献2に記載のズームレンズは、ズーム倍率が5倍程度と比較的高倍率で、かつ比較的広角化も図られているが、第1レンズ群の移動量が大きく、望遠端での全長が大きい。このため沈胴時のレンズユニットとしての大きさを小型化するのが困難である。
特許文献3に記載のズームレンズは、レンズ枚数も少なく各群の厚みも小さい構成でコンパクト化に関して優れているが、広角化が不十分である。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、比較的広角、高変倍比でありながら、小型で変倍時の収差変動の少ない高性能のズームレンズおよび撮像装置を提供することにある。
本発明によるズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とから構成され、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大すると共に、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少するように各レンズ群を移動させることにより、広角端から望遠端へと変倍を行うようになされているものである。また、第1レンズ群が1枚の負レンズと1枚の正レンズとからなり、第3レンズ群が物体側から順に、正レンズおよび第1の負レンズからなる接合レンズと、第2の負レンズとからなり、広角端から望遠端へと変倍させる際には、第1レンズ群が物体側に移動し、第2レンズ群が像側に凸の軌跡で移動し、第3レンズ群が物体側方向にのみ単調に移動し、第4レンズ群が物体側に凸の軌跡で移動するようなされ、かつ、以下の条件式を満足するものである。
ただし、X1は広角端から望遠端へと変倍させた際の第1レンズ群の移動量、ftは望遠端における全系の焦点距離、f1は第1レンズ群の合成焦点距離、fwは広角端における全系の焦点距離とする。
0.3<X1/ft<0.5 ……(1)
5.0<f1/fw<7.0 ……(2)
本発明によるズームレンズでは、各群の変倍時の移動軌跡の最適化が図られる。また、第1レンズ群の変倍時の移動量や構成の最適化が図られる。これにより、比較的広角、高変倍比でありながら、変倍時の収差変動を抑えやすくなる。また、レンズ全長を抑えやすく、全体的に小型化を図りやすくなる。
そして、さらに、次の好ましい構成を適宜採用して満足することで、より高性能化を図りやすくなる。
また、本発明によるズームレンズにおいて、以下の少なくとも1つの条件式を満足していることが好ましい。式中、f2は第2レンズ群の合成焦点距離、β2wは広角端における第2レンズ群の横倍率、β2tは望遠端における第2レンズ群の横倍率、β3wは広角端における第3レンズ群の横倍率、β3tは望遠端における第3レンズ群の横倍率を示す。IHは最大像高を示す。
−1.4<f2/fw<−1.2 ……(3)
0.6<β2t・β3w/(β2w・β3t)<1.2 ……(4)
0.70<IH/fw<0.85 ……(5)
第1レンズ群は、1枚の負レンズと1枚の正レンズとの貼り合わせによる接合レンズであることが好ましい。また、第1レンズ群に関して、以下の条件式を満足することが好ましい。ただし、ν1pは第1レンズ群中の1枚の正レンズのd線でのアッベ数、ν1nは第1レンズ群中の1枚の負レンズのd線でのアッベ数を示す。
ν1n<20.0 ……(6)
24<ν1p−ν1n<35 ……(7)
第2レンズ群は物体側から順に、2枚の負レンズと、1枚の正レンズとからなることが好ましい。
3レンズ群に関して、以下の条件式を満足することが好ましい。ただし、ν3pは第3レンズ群中の接合レンズを構成する正レンズのd線でのアッベ数、ν3nは第3レンズ群中の接合レンズを構成する第1の負レンズのd線でのアッベ数とする。
第3レンズ群中の第2の負レンズは少なくとも1面が非球面形状であることが好ましい。
ν3n<20.0 ……(8)
37<ν3p−ν3n<45 ……(9)
本発明による撮像装置は、本発明によるズームレンズと、このズームレンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子とを備えたものである。
本発明による撮像装置では、本発明の高性能のズームレンズを撮像レンズとして用いて、装置全体としての小型化が図られる。
本発明のズームレンズによれば、4群方式のズームレンズにおいて、各群の変倍時の移動軌跡の最適化を図ると共に、第1レンズ群の変倍時の移動量や構成の最適化を図るようにしたので、比較的広角、高変倍比でありながら、小型で変倍時の収差変動の少ない高性能のズームレンズ系を実現することができる。
また、本発明の撮像装置によれば、上記本発明の高性能のズームレンズを撮像レンズとして用いるようにしたので、広角で高変倍比の良好な撮像性能を維持しつつ、装置全体としての小型化を図ることができる。
本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第1の構成例を示すものであり、数値実施例1に対応するレンズ断面図である。 ズームレンズの第2の構成例を示すものであり、数値実施例2に対応するレンズ断面図である。 ズームレンズの第3の構成例を示すものであり、数値実施例3に対応するレンズ断面図である。 ズームレンズの第4の構成例を示すものであり、数値実施例4に対応するレンズ断面図である。 ズームレンズの第5の構成例を示すものであり、数値実施例5に対応するレンズ断面図である。 ズームレンズの第6の構成例を示すものであり、数値実施例6に対応するレンズ断面図である。 ズームレンズの第7の構成例を示すものであり、数値実施例7に対応するレンズ断面図である。 ズームレンズの第8の構成例を示すものであり、数値実施例8に対応するレンズ断面図である。 ズームレンズの第9の構成例を示すものであり、数値実施例9に対応するレンズ断面図である。 ズームレンズの第10の構成例を示すものであり、数値実施例10に対応するレンズ断面図である。 ズームレンズの第11の構成例を示すものであり、数値実施例11に対応するレンズ断面図である。 ズームレンズの第12の構成例を示すものであり、数値実施例12に対応するレンズ断面図である。 実施例1に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例1に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例1に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例2に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例2に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例2に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例3に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例3に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例3に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例4に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例4に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例4に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例5に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例5に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例5に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例6に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例6に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例6に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例7に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例7に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例7に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例8に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例8に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例8に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例9に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例9に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例9に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例10に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例10に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例10に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例11に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例11に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例11に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例12に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例12に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例12に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 本発明の一実施の形態に係る撮像装置としてのデジタルスチルカメラの一構成例を示す外観図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像装置としてのビデオカメラの一構成例を示す外観図である。
[レンズ構成]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1(A),(B),(C)は、本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例のレンズ構成に対応している。なお、図1(A)は広角端(最短焦点距離状態)での光学系配置、図1(B)は中間域(中間焦点距離状態)での光学系配置、図1(C)は望遠端(最長焦点距離状態)での光学系配置に対応している。同様にして、後述の第2ないし第12の数値実施例のレンズ構成に対応する第2ないし第12の構成例の断面構成を、図2(A),(B),(C)〜図12(A),(B),(C)に示す。図1(A),(B),(C)〜図12(A),(B),(C)において、符号Riは、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。なお符号Diについては、変倍に伴って変化する部分の面間隔(例えばD3,D9等)のみ符号を付す。
このズームレンズは、光軸Z1に沿って物体側から順に、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4とを備えている。光学的な開口絞りStは、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間で、例えば第3レンズ群G3の物体側近傍に配設されている。
このズームレンズは、例えばビデオカメラ、およびデジタルスチルカメラ等の撮影機器のほか、PDA等の情報携帯端末にも搭載可能である。このズームレンズの像側には、搭載されるカメラの撮影部の構成に応じた部材が配置される。例えば、このズームレンズの結像面(撮像面)には、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子100が配置される。撮像素子100は、このズームレンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するものである。少なくとも、このズームレンズと撮像素子100とで、本実施の形態における撮像装置が構成される。最終レンズ群(第4レンズ群G4)と撮像素子100との間には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、種々の光学部材GCが配置されていても良い。例えば撮像面保護用のカバーガラスや光学的ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタなどの平板状の光学部材が配置されていても良い。
このズームレンズは、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大すると共に、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少するように各レンズ群を移動させるようになっている。
より詳しくは、広角端から中間域へ、さらに望遠端へと変倍させるに従い、各レンズ群は、例えば図1(A)の状態から図1(B)の状態へ、さらに図1(C)の状態へと、図に実線で示した軌跡を描くように移動するようになっている。図示したように、広角端から望遠端へと変倍させる際には、第1レンズ群G1は物体側に移動する。ただし、第1レンズ群G1は広角端から中間域への変倍域では一端、像側に移動した後、物体側に移動することが好ましい。第2レンズ群G2は像側に凸の軌跡で移動する。第3レンズ群G3は物体側方向にのみ単調に移動する。第4レンズ群G4は物体側に凸の軌跡で移動する。
開口絞りStは、例えば第3レンズ群G3と共に移動するようになっている(図1(A),(B),(C)〜図8(A),(B),(C)の構成例)。ただし、図9(A),(B),(C)〜図12(A),(B),(C)の構成例のように、変倍時に、開口絞りStを他のレンズ群とは独立して移動させるようにしても良い。
このズームレンズは、沈胴式レンズとすることができる。沈胴式レンズとする場合、光軸Z1上で各レンズ群間隔を縮める方式であっても良いし、一部のレンズ群(例えば第3レンズ群G3)を光軸Z1上から退避させた上でその他のレンズ群の間隔を縮める方式であっても良い。
第1レンズ群G1は、全体として正の屈折力を有している。第1レンズ群G1は、物体側より順に、1枚の負レンズL11と1枚の正レンズL12とからなる。負レンズL11と正レンズL12は、貼り合わせによる接合レンズであることが好ましい。負レンズL11は、例えば物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる。正レンズL12の物体側は、例えば物体側に凸面とされている。
第2レンズ群G2は、全体として負の屈折力を有している。第2レンズ群G2は例えば、物体側から順に、2枚の負レンズL21,L22と、1枚の正レンズL23とからなる。
第3レンズ群G3は、全体として正の屈折力を有している。第3レンズ群G3は例えば、物体側から順に正レンズL31および第1の負レンズL32からなる接合レンズと、第2の負レンズL33とからなる。第3レンズ群G3中の最も像側のレンズ(第2の負レンズL33)は、少なくとも1面が非球面形状であることが好ましい。
第4レンズ群G4は、全体として正の屈折力を有している。第4レンズ群G4は1枚の正レンズL41のみで構成されていることが好ましい。正レンズL41は非球面形状を含んでいても構わないが、偏芯感度に強くするため球面形状のみとするのが好ましい。
このズームレンズは、以下の条件式を適宜選択的に満足するように構成されていることが好ましい。式中、X1は広角端から望遠端へと変倍させた際の第1レンズ群G1の移動量、ftは望遠端における全系の焦点距離、f1は第1レンズ群G1の合成焦点距離、fwは広角端における全系の焦点距離とする。f2は第2レンズ群G2の合成焦点距離、β2wは広角端における第2レンズ群G2の横倍率、β2tは望遠端における第2レンズ群G2の横倍率、β3wは広角端における第3レンズ群G3の横倍率、β3tは望遠端における第3レンズ群G3の横倍率を示す。IHは最大像高を示す。ν1pは第1レンズ群G1中の1枚の正レンズL12のd線でのアッベ数、ν1nは第1レンズ群G1中の1枚の負レンズL11のd線でのアッベ数を示す。ν3pは第3レンズ群G3中の接合レンズを構成する正レンズL31のd線でのアッベ数、ν3nは第3レンズ群G3中の接合レンズを構成する第1の負レンズL32のd線でのアッベ数とする。
0.3<X1/ft<0.5 ……(1)
5.0<f1/fw<7.0 ……(2)
−1.4<f2/fw<−1.2 ……(3)
0.6<β2t・β3w/(β2w・β3t)<1.2 ……(4)
0.70<IH/fw<0.85 ……(5)
ν1n<20.0 ……(6)
24<ν1p−ν1n<35 ……(7)
ν3n<20.0 ……(8)
37<ν3p−ν3n<45 ……(9)
なお、条件式(1)において、X1は第1レンズ群G1の移動量であるが、これは、広角端から望遠端への変倍時に変化する面間隔の和(D3+D9+D15+D17)の変化量に相当する。すなわち、
「望遠端における各可変面間隔の和(D3+D9+D15+D17)」
−「広角端における各可変面間隔の和(D3+D9+D15+D17)」
である。
[撮像装置への適用例]
図49(A),(B)は、本実施の形態に係る撮像装置の一例として、デジタルスチルカメラを示している。特に図49(A)は、このデジタルスチルカメラを前側から見た外観を示し、図49(B)は、このデジタルスチルカメラを背面側から見た外観を示している。このデジタルスチルカメラは、カメラ本体10を備え、そのカメラ本体10の前面側の中央上部に、ストロボ光を照射するストロボ発光部31が設けられている。カメラ本体10の上面側には、レリーズボタン32と電源ボタン33が設けられている。カメラ本体10の背面側には、表示部36と操作部34,35とが設けられている。表示部36は、撮像された画像を表示するためのものである。カメラ本体10の前面側中央部には、撮影対象からの光が入射する撮影開口が設けられ、その撮影開口に対応する位置にレンズ部20が設けられている。レンズ部20は、沈胴式の鏡筒内にレンズ部材を収納したものである。カメラ本体10内には、レンズ部20によって形成された被写体像に応じた撮像信号を出力するCCD等の撮像素子、その撮像素子から出力された撮像信号を処理して画像を生成する信号処理回路、およびその生成された画像を記録するための記録媒体等が設けられている。このデジタルスチルカメラでは、レリーズボタン32を押圧操作することにより、1フレーム分の静止画の撮影が行われ、この撮影で得られる画像データがカメラ本体10内の記録媒体(図示せず)に記録される。このようなカメラにおけるレンズ部20として、本実施の形態におけるズームレンズを用いることで、高解像の撮像信号が得られる。カメラ本体10側では、その撮像信号に基づいて高解像の画像を生成することができる。
また、このデジタルスチルカメラが動画の撮影機能を有していても良い。例えば動画撮影モードと静止画撮影モードとを操作部34,35によって選択可能とする。動画撮影モードが選択された場合には、単位時間当たりに複数枚の静止画を連続的に撮影することで、動画データを得ることができる。
図50は、このズームレンズが搭載される撮像装置の一例としてビデオカメラの構成例を示している。このビデオカメラは、カメラ本体1と、カメラ本体1の上部に設けられた撮像レンズ2とを備えている。カメラ本体1内には、撮像レンズ2によって形成された被写体像に応じた撮像信号を出力するCCD等の撮像素子、その撮像素子から出力された撮像信号を処理して画像を生成する信号処理回路、およびその生成された画像を記録するための記録媒体等が設けられている。カメラ本体1にはまた、撮影した画像を表示するための表示ユニット3が取り付けられている。このようなビデオカメラにおける撮像レンズ2としても、本実施の形態におけるズームレンズを適用可能である。
[作用・効果]
次に、以上のように構成されたズームレンズの作用および効果を説明する。
このズームレンズによれば、4群方式のズームレンズにおいて、各群の変倍時の移動軌跡の最適化を図ると共に、第1レンズ群G1の変倍時の移動量や構成の最適化を図るようにしたので、比較的広角、高変倍比でありながら、小型で変倍時の収差変動の少ない高性能のズームレンズ系を実現することができる。
特に、第1レンズ群G1を1枚の負レンズL11と1枚の正レンズL12との2枚構成としたことで、第1レンズ群G1の厚みを薄くすることができる。また、レンズの径を小さくするためには広角端でのレンズ全長を短くする必要があるが、同時に、望遠端で良好な光学性能を確保しようとすると、第2レンズ群G2の移動軌跡が単調なものでは困難となる。このズームレンズでは、第2レンズ群G2と第4レンズ群G4の移動軌跡に特徴を持たせることで、レンズ系全体の小型化を実現しつつズーム全域で光学性能の変動を抑えている。
また、第1レンズ群G1の1枚の負レンズL11と1枚の正レンズL12とを貼り合わせによる接合レンズとすることで、レンズ組み立て時に生じる誤差を少なくすることができ、第1レンズ群G1の厚みを小さくすることができる。
また、第2レンズ群G2を物体側から順に2枚の負レンズL21,L22と1枚の正レンズL23とからなる構成とすることで第2レンズ群G2を小型化しつつ、変倍全域における像面湾曲と色収差を補正することができる。また、第3レンズ群G3を物体側から順に、正レンズL31および第1の負レンズL32からなる接合レンズと、第2の負レンズL33とからなる構成とすることで、第3レンズ群G3の厚みを抑えることができる。かつ、第3レンズ群G3中の最も像側のレンズ(第2の負レンズL33)に非球面形状を付与することで、変倍全域における球面収差と像面湾曲を抑えることができる。
上記条件式(1)は、広角端から望遠端への第1レンズ群G1の移動量に関する式で、この式を満足することで、レンズ系を小型化できる。上記条件式(1)の下限を下回ると第1レンズ群G1の移動量が小さくなるため、第1レンズ群G1の移動機構の長さは短くなるが、広角端におけるレンズ全長が長くなり、第1レンズ群G1の径が大きくなってレンズ系の小型化が困難になる。また第2レンズ群G2の変倍作用が十分得られないので第3レンズ群G3の変倍作用が大きくなり、良好な収差補正が得られなくなってしまう。上限を上回ると第1レンズ群G1の移動量が大きくなるため、第1レンズ群G1の移動機構が長くなり沈胴時のレンズ系の小型化を達成することができない。
より小型で高い光学性能を得るためには、条件式(1)の数値範囲は、
0.32<X1/ft<0.48 ……(1’)
であることが望ましい。
さらに良い性能を得るためには、
0.35<X1/ft<0.46 ……(1’’)
であることが望ましい。
上記条件式(2)は、第1レンズ群G1の焦点距離に関する式で、この式を満足することで、光学系を小型化でき、変倍全域での収差を良好に補正することができる。上記条件式(2)の下限を下回ると第1レンズ群G1の屈折力が強くなるため、光学系の小型化には有利であるが、第1レンズ群G1にて発生する収差が増大する。このため、ズーム全域にて良好に収差を補正することが困難となる。上限を上回ると第1レンズ群G1の屈折力が小さくなるため、レンズ全長が長くなり第1レンズ群G1の径も拡大されるため、光学系の小型化を達成することができない。
より小型で高い光学性能を得るためには、条件式(2)の数値範囲は、
5.2<f1/fw<6.5 ……(2’)
であることが望ましい。
さらに良い性能を得るためには、
5.3<f1/fw<6.0 ……(2’’)
であることが望ましい。
上記条件式(3)は、第2レンズ群G2の焦点距離に関する式で、この式を満足することで、レンズ系の小型化を達成することができる。上記条件式(3)の下限を下回ると第2レンズ群G2の焦点距離が大きくなり屈折力が弱くなるため、十分な変倍作用を得るのが難しくなる。変倍作用を得るために第2レンズ群G2の移動量を大きくするとレンズ鏡筒が長くなり、レンズ径の小型化が困難になる。上限を上回ると第2レンズ群G2の屈折力が強くなるため、ズーム全域での収差変動が大きくなり、良好な光学性能を得るのが困難になる。
より小型で高い光学性能を得るためには、条件式(3)の数値範囲は、
−1.38<f2/fw<−1.2 ……(3’)
であることが望ましい。
さらに良い性能を得るためには、
−1.36<f2/fw<−1.21 ……(3’’)
であることが望ましい。
上記条件式(4)は、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との変倍作用の比に関する式で、この式を満足することで、主な変倍作用を第2レンズ群G2と第3レンズ群G3に最適に振り分けることができ、好ましいカム形状を実現することでレンズ鏡筒の小型化を達成することができる。上記条件式(4)の下限を下回ると第3レンズ群G3の変倍負担が大きくなり、その移動量も大きくなるため、小型化に不利である。また移動量増加に伴い変倍時の射出瞳の変動も大きくなるため好ましくない。上限を上回ると第2レンズ群G2の変倍負担が大きくなり、その移動量増加により小型化に不利となる。また、収差補正がズーム全域で困難になるといった問題がある。
より小型で高い光学性能を得るためには、条件式(4)の数値範囲は、
0.65<β2t・β3w/(β2w・β3t)<1.16 ……(4’)
であることが望ましい。
さらに良い性能を得るためには、
0.77<β2t・β3w/(β2w・β3t)<1.12 ……(4’’)
であることが望ましい。
上記条件式(5)は、広角端における最大画角に関する式で、この式を満足することで広い画角まで撮影することができる。なお、条件式(5)においてIHは最大像高であるが、この最大像高IHは撮像素子100の有効サイズに相当する。すなわち、条件式(5)を満たすことは、このズームレンズが有効サイズIHの撮像素子100を有する撮像装置に適用されるレンズ系であることを意味している。
好ましくは、条件式(5)の数値範囲は、
0.72<IH/fw<0.83 ……(5’)
であると良い。
より好ましくは、
0.74<IH/fw<0.81 ……(5’’)
であると良い。
上記条件式(6),(7)は、第1レンズ群G1のレンズ材料に関する式で、これらを満足することで第1レンズ群G1で発生する色収差を十分に補正できる。上記条件式(7)の上限を超えると正レンズL12に高価な低分散材料が使用されることになり、コストや屈折率の低さから曲率の強いレンズ形状が要求されるといった、不利な点があげられる。上記条件式(7)の下限を超えると軸上色収差、倍率色収差の補正が十分にできない。
上記条件式(8),(9)は、第3レンズ群G3の接合レンズを構成するレンズ材料に関する式で、これらを満足することで第3レンズ群G3で発生する色収差を十分に補正できる。上記条件式(9)の上限を超えると正レンズL31に高価な低分散材料が要求され、コストや屈折率の低さから曲率の強いレンズ形状が必須となり球面収差等の収差補正のバランスをとるのが困難になるといった、不利な点があげられる。上記条件式(9)の下限を超えると軸上色収差、倍率色収差の補正が十分にできない。
次に、本実施の形態に係るズームレンズの具体的な数値実施例について説明する。以下では、複数の数値実施例を部分的にまとめて説明する。
[数値実施例1]
[表1]〜[表3]は、図1(A),(B),(C)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを示している。特に[表1]にはその基本的なレンズデータを示し、[表2]および[表3]にはその他のデータを示す。[表1]に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、実施例1に係るズームレンズについて、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=1〜19)の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1(C)において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値(mm)を示す。面間隔Diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔(mm)を示す。Ndjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線(587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線に対するアッベ数の値を示す。
実施例1に係るズームレンズは、変倍に伴って各レンズ群の間隔が変化するため、各移動群の前後の面間隔D3,D9,D15,D17の値は可変となっている。[表2]には、これらの面間隔D3,D9,D15,D17の変倍時のデータとして、広角端、中間および望遠端における値を示す。[表2]にはまた、諸データとして、広角端、中間および望遠端における全系の近軸焦点距離f(mm)、画角(2ω)およびFナンバー(Fno.)の値についても示す。
[表1]のレンズデータにおいて、面番号の左側に付された記号「*」は、そのレンズ面が非球面形状であることを示す。実施例1に係るズームレンズは、第3レンズ群G3中の最も像側のレンズ(第2の負レンズL33)の両面S14,S15が非球面形状となっている。[表1]の基本レンズデータでは、非球面の曲率半径については、光軸近傍の曲率半径の数値を示している。
[表3]には実施例1に係るズームレンズにおける非球面データを示す。非球面データとして示した数値において、記号“E”は、その次に続く数値が10を底とした“べき指数”であることを示し、その10を底とした指数関数で表される数値が“E”の前の数値に乗算されることを示す。例えば、「1.0E−02」であれば、「1.0×10-2」であることを示す。
実施例1に係るズームレンズの非球面データとしては、以下の式(A)によって表される非球面形状の式における各係数An,Kの値を記す。Zは、より詳しくは、光軸から高さhの位置にある非球面上の点から、非球面の頂点の接平面(光軸に垂直な平面)に下ろした垂線の長さ(mm)を示す。
Z=C・h2/{1+(1−K・C2・h21/2}+ΣAn・hn ……(A)
(n=3以上の整数)
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
K:離心率
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
n:第n次の非球面係数
実施例1に係るズームレンズの非球面は、上記非球面式(A)に基づき、非球面係数AnについてはA3〜A10までの次数を有効に用いて表している。
Figure 0005384389
Figure 0005384389
Figure 0005384389
[数値実施例2〜12]
以上の数値実施例1と同様にして、図2(A),(B),(C)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを数値実施例2として、[表4]〜[表6]に示す。同様にして、図3(A),(B),(C)〜図12(A),(B),(C)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを数値実施例3〜12として、[表7]〜[表36]に示す。
なお、数値実施例2ないし8のズームレンズは、数値実施例1に係るズームレンズと同様の面が非球面形状となっている。また、開口絞りStは、第3レンズ群G3と共に移動する。
これに対して、数値実施例9ないし12のズームレンズでは、数値実施例1に係るズームレンズよりも多くの面が非球面形状となっている。例えば数値実施例9では、第3レンズ群G3中の最も像側のレンズ(第2の負レンズL33)の他にも、第2レンズ群G2中の最も像側のレンズ(正レンズL23)の両面S8,S9と、第4レンズ群G4中の正レンズL41の像側の面S17とが非球面形状となっている。また、数値実施例9ないし12のズームレンズでは、開口絞りStが、他のレンズ群とは独立して移動する。このため、開口絞りStの前後の面間隔D9,D10の値が可変となっている。
Figure 0005384389
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[各実施例のその他の数値データ]
[表37]には、上述の各条件式に関する値を、各実施例についてまとめたものを示す。[表37]から分かるように、各条件式について、各実施例の値がその数値範囲内となっている。
Figure 0005384389
[収差性能]
図13(A)〜(D)はそれぞれ、数値実施例1に係るズームレンズにおける広角端での球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)および倍率色収差を示している。図13(A)〜(D)は中間域における同様の各収差を示し、図13(A)〜(D)は、望遠端における同様の各収差を示している。各収差図には、d線(587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図および倍率色収差図には、波長460nm、波長615nmについての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。Fno.はF値、ωは半画角を示す。
同様に、数値実施例2に係るズームレンズについての諸収差を図16(A)〜(D)(広角端)、図17(A)〜(D)(中間域)および図18(A)〜(D)(望遠端)に示す。同様にして、数値実施例3ないし12に係るズームレンズについての諸収差を図19〜図48の(A)〜(D)に示す。
以上の各数値データおよび各収差図から分かるように、各実施例について、各変倍域で諸収差が良好に補正され、広角、かつ高変倍比でありながら、全体的に小型化の図られたズームレンズが実現できている。
なお、本発明は、上記実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値などは、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
GC…光学部材、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、G4…第4レンズ群、St…開口絞り、Ri…物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径、Di…物体側から第i番目と第i+1番目のレンズ面との面間隔、Z1…光軸、100…撮像素子。

Claims (10)

  1. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とから構成され、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増大すると共に、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少するように各レンズ群を移動させることにより、広角端から望遠端へと変倍を行うようになされ、
    前記第1レンズ群が1枚の負レンズと1枚の正レンズとからなり、
    前記第3レンズ群が物体側から順に、正レンズおよび第1の負レンズからなる接合レンズと、第2の負レンズとからなり、
    広角端から望遠端へと変倍させる際には、
    前記第1レンズ群が物体側に移動し、
    前記第2レンズ群が像側に凸の軌跡で移動し、
    前記第3レンズ群が物体側方向にのみ単調に移動し、
    前記第4レンズ群が物体側に凸の軌跡で移動するようになされ、
    かつ、以下の条件式を満足する
    ことを特徴とするズームレンズ。
    0.3<X1/ft<0.5 ……(1)
    5.0<f1/fw<7.0 ……(2)
    ただし、
    X1:広角端から望遠端へと変倍させた際の前記第1レンズ群の移動量
    ft:望遠端における全系の焦点距離
    f1:前記第1レンズ群の合成焦点距離
    fw:広角端における全系の焦点距離
    とする。
  2. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    −1.4<f2/fw<−1.2 ……(3)
    ただし、
    f2:前記第2レンズ群の合成焦点距離
    とする。
  3. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
    0.6<β2t・β3w/(β2w・β3t)<1.2 ……(4)
    ただし、
    β2w:広角端における前記第2レンズ群の横倍率
    β2t:望遠端における前記第2レンズ群の横倍率
    β3w:広角端における前記第3レンズ群の横倍率
    β3t:望遠端における前記第3レンズ群の横倍率
    とする。
  4. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
    0.70<IH/fw<0.85 ……(5)
    ただし、
    IH:最大像高
    とする。
  5. 前記第1レンズ群は、前記1枚の負レンズと前記1枚の正レンズとの貼り合わせによる接合レンズである
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
    ν1n<20.0 ……(6)
    24<ν1p−ν1n<35 ……(7)
    ただし、
    ν1n:前記第1レンズ群中の前記1枚の負レンズのd線でのアッベ数
    ν1p:前記第1レンズ群中の前記1枚の正レンズのd線でのアッベ数
    とする。
  7. 前記第2レンズ群は物体側から順に、2枚の負レンズと、1枚の正レンズとからなる
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
    ν3n<20.0 ……(8)
    37<ν3p−ν3n<45 ……(9)
    ただし、
    ν3p:前記第3レンズ群中の前記接合レンズを構成する正レンズのd線でのアッベ数
    ν3n:前記第3レンズ群中の前記接合レンズを構成する第1の負レンズのd線でのアッベ数
    とする。
  9. 前記第3レンズ群中の前記第2の負レンズは少なくとも1面が非球面形状である
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のズームレンズと、
    前記ズームレンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
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