JP5383756B2 - 学習制御機能を備えたロボット - Google Patents
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Description
最初に、加速度センサ10を取り付けた後、ロボット機構部1に所定の動作を実行させて、加速度センサ10の位置及び傾きを算出するキャリブレーションを行う。キャリブレーションを行うためにはツール座標系からワールド座標系へのデータの変換が必要であり、その手順は次の通りである。
以上のようにして、ツール座標系からワールド座標系へのデータの変換を行うことにより、加速度センサ10の出力データから加速度センサ10の位置及び傾きを算出することができ、キャリブレーションを実行することができる。
最初に、それぞれの軸について学習補正量uj+1(k)の入力から加速度センサ10から推定した位置までの周波数応答を測定する。また、学習制御部3のブロックは図2に描かれている。
図2に示されるように、フィードバックは位置制御、速度制御、電流制御の三つのループから成立していて、学習制御はフィードバックの位置制御ループ外側にループを組んでいる。実線部分は学習稼動状態で動作中に有効なループになり、停止後は点線のループが有効となる。ajは加速度センサ10から得たデータであり、位置変換器35は加速度データajを位置データに変換する。学習中は、加速度センサ10が検出したロボット機構部1の静止の際に起きる振動のデータを第1メモリ31に保存する。第2メモリ34からは学習補正量uj+1(k)が出力される。
以上述べたように学習制御部3におけるデータ処理手順により、学習補正量uj+1を求めることができる。
図6は、ロボット機構部の動作の高速化の手順について説明するためのフローチャートである。ロボット機構部1の動作の高速化は、学習制御部3が、学習実行中に設定可能な最大速度変化比を算出し、所定の最大速度変化比に至るまで複数回に渡って速度変化比を変化させながら学習補正量uj+1(k)を算出する学習を行うことにより実行される。プログラムを実行する際には教示速度に速度変化比を乗算した速度が動作速度になる。この速度変化比の処理手法は速度オーバライドと同一である。
また、本発明のように、軌跡を一定にする事により、高速化終了後すぐにロボット100が量産動作に入ることができる。即ち、通常通りに軌跡を一定とせずに高速化した場合には、軌跡が変わるため障害物との干渉をチェックする必要が生じ、干渉する場合は高速化前のプログラムを変更して、高速化した際に干渉しないように調節する必要があるが、本発明のように軌跡を一定にする事により、このようなチェックを省略することができる。
このようにして、減速機の寿命に基づいて最大速度変化比が求められる。
2 制御装置
3 学習制御部
4 通常制御部
31 第1メモリ
32 学習制御フィルタ
321 RAM
33 ローパスフィルタ
34 第2メモリ
35 位置変換器
36 ハイパスフィルタ
362 第3メモリ
37 逆変換器
38 順変換器
41 位置制御部
42 速度制御部
43 電流制御部
44 アンプ
45、47 微分手段
46 例外対処部
50 教示制御部
51 プログラム教示部
52 プログラム実行部
53 動作計画部
100、101 ロボット
Claims (13)
- 位置制御の対象とする部位にセンサを備えたロボット機構部と、前記ロボット機構部の動作を制御する制御装置とを含むロボットであって、
前記制御装置は、
前記ロボット機構部の動作を制御する通常制御部と、
作業プログラムに指定された教示速度に、速度変化比を乗算した速度指令にて前記ロボット機構部を動作させたときに、前記センサにより検出された結果から、前記ロボット機構部の制御対象の軌跡または位置を前記通常制御部に与えられた目標軌跡または目標位置に近づけるための学習補正量、もしくは前記ロボット機構部を動作させたときに生じる前記制御対象の振動を抑制するための学習補正量を算出する学習を行う学習制御部と、
作業プログラムにおける位置又は速度の教示及び修正を行う教示制御部と、
を有し、
前記ロボット機構部の制御対象位置が速度変化比に依らず一定の軌跡を移動するように処理を行い、
前記通常制御部は、
作業プログラムで設定された教示位置に基づく位置指令と、前記学習制御部により算出された学習補正量と、作業プログラムで設定された教示速度に前記学習補正量の算出時に使われた速度変化比を乗算した速度指令とにより前記ロボット機構部を動作させ、
前記学習制御部により学習補正量が算出された後に、前記教示制御部により教示点の位置修正が行われた際、位置修正後の教示点の位置と位置修正前の教示点の位置との間の距離が所定距離以上のときは、前記教示点への移動を前記教示速度で制御し、前記所定距離未満のときは、前記教示点への移動を前記速度指令で制御する、ことを特徴とするロボット。 - 前記学習制御部は、所定の最大速度変化比に至るまで複数回に渡って速度変化比を変化させながら学習補正量を算出する学習を行う、請求項1に記載のロボット。
- 前記所定の最大速度変化比は、前記ロボット機構部を動作させた時に得られたデータ、前記ロボット機構部で許容される最大速度、最大加速度又は減速機の寿命に基づいて、前記学習制御部により算出される、請求項2に記載のロボット。
- 前記所定の最大速度変化比を外部から前記制御装置に設定する、請求項2に記載のロボット。
- 前記通常制御部は、前記学習制御部により学習補正量が算出された後に、前記教示制御部により教示点の位置修正が行われた際、位置修正後の教示点の位置と位置修正前の教示点の位置との間の距離が所定距離以上のときは、前記教示点への移動及び前記教示点からその次の教示点への移動を教示速度で制御し、前記所定距離未満のときは、前記教示点への移動及び前記教示点からその次の教示点への移動を前記速度指令で制御する、請求項1に記載のロボット。
- 前記通常制御部は、前記学習制御部により学習補正量が算出された後に、前記教示制御部により速度指令の修正が行われた際、修正後の速度指令と修正前の速度指令との間の差が所定比率または所定値以上のときは、前記教示点への移動を教示速度で制御し、前記所定比率または前記所定値未満のときは、前記教示点への移動を前記速度指令で制御する、請求項1に記載のロボット。
- 前記学習制御部は、前記センサから検出されたデータに対し、前記ロボット機構部の位置振動成分を算出するためのフィルタを備えた、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記学習制御部は、前記センサから検出されたデータをロボットの各軸の基本三軸に逆変換することにより、位置振動成分を含んだ各軸上の位置を計算する、請求項7に記載のロボット。
- 前記学習制御部は、前記ロボット機構部に所定の動作を実行させて、前記センサの位置及び傾きを算出する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記学習制御部は、前記学習補正量を保存するためのメモリをさらに有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記センサは、ビジョンセンサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、慣性センサ、光学センサまたは歪ゲージのいずれかである、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記センサは、ロボット機構部へ着脱可能な取付手段を備えた、請求項1乃至11のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記センサは、前記取付手段としての磁石を備えている、請求項12に記載のロボット。
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