JP7227018B2 - 学習制御装置、ロボット制御装置およびロボット - Google Patents

学習制御装置、ロボット制御装置およびロボット Download PDF

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本開示は、学習制御装置、ロボット制御装置およびロボットに関するものである。
姿勢により大きくシステムが変化するロボットにおいて、学習制御器のロバスト性を考慮するために、異なる複数のイナーシャに対する伝達関数を実験で測定し、測定された複数の伝達関数を用いて学習制御器を設計する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許4850956号公報
伝達関数(周波数応答)の測定をロボットの納入先において実施することは現実的ではない。実際には、出荷前にロボット機構部が取り得る最大のイナーシャにおける周波数応答および最小のイナーシャにおける周波数応答を取得してそれらの周波数応答からあらゆるイナーシャにおいてロバスト性を確保し得る学習制御器が設計される。そして、納入先においては、出荷前に設計された学習制御器を用いて、実際に使用されるロボット機構部および動作プログラムを用いた学習が行われる。
しかしながら、ロバスト性と制御性能とはトレードオフの関係があるため、ロバスト性を向上すると制御性能が低下する。したがって、学習制御器のロバスト性を確保しながら制御性能の低下を抑え、学習回数を低減し、ロボット機構部の振動を良好に除去することが望まれる。
本開示の一態様は、ロボット機構部の複数の姿勢および負荷において測定された周波数応答を記憶する応答記憶部と、該応答記憶部に記憶されている前記周波数応答のうち、使用される動作プログラムに基づいて、該動作プログラムにおいて前記ロボット機構部が取り得る姿勢および負荷の範囲に対応する前記周波数応答を前記応答記憶部から読み出して利用し、センサにより検出された前記ロボット機構部の位置制御の対象とする制御対象部位の位置を目標位置に近づけるための学習補正量を算出する学習制御部とを備える学習制御装置である。

本開示の一実施形態に係るロボットを示すブロック図である。 図1のロボットに備えらえるロボット機構部の一例を示す図である。 図2のロボット機構部のとり得る全てのイナーシャ範囲に対応する周波数応答を示すボード線図である。 図3の周波数応答のうち、動作プログラム内において、ロボット機構部のとり得るイナーシャ範囲に対応する周波数応答を示すボード線図である。 図1のロボットに備えられるロボット制御装置内の学習制御装置による処理を説明するフローチャートである。
本開示の一実施形態に係る学習制御装置1、ロボット制御装置200およびロボット100について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るロボット100は、図1に示されるように、ロボット機構部110とロボット制御装置200とを備えている。
ロボット機構部110は、例えば、図2に示されるように、スポット溶接用のマニピュレータである。ロボット機構部110としては、溶接ガン(負荷)111を先端に取り付けて、溶接作業を行う位置姿勢に溶接ガン111を到達させることができるのであれば、任意の機構のものを採用することができる。図2には、6軸多関節型ロボットが例示されている。溶接ガン111に代えて、任意のツールを適用してもよい。
ロボット機構部110の位置およびロボット機構部110が静止するために減速した際に起きる軌跡誤差および振動誤差を検出するセンサとして、加速度センサ120が、ロボット機構部110の位置制御の対象である溶接ガン111(制御対象部位)に取り付けられている。加速度センサ120として三軸加速度センサを用いることができる。加速度センサ120は磁石を備えており、溶接ガン111に着脱可能である。
ロボット制御装置200は、本実施形態に係る学習制御装置1と、ロボット機構部110を駆動する通常制御部201とを備えている。ロボット制御装置200はプロセッサおよびメモリにより構成されている。
通常制御部201は、動作プログラムに規定された溶接ガン111の先端の目標軌跡もしくは目標位置に関する位置指令が与えられ、与えられた位置指令および後述する学習補正量を用いて、ロボット機構部110の動作を制御する。すなわち、通常制御部201は、ロボット機構部110に備えられたモータに信号を入力して、ロボット機構部110を構成しているアーム112,113を駆動しアーム112,113の先端に取り付けられた溶接ガン111を所望の目標軌跡もしくは目標位置に移動させる。
学習制御装置1は、応答記憶部2と、学習制御部3とを備えている。
応答記憶部2は、メモリであり、図3に示されるように、ロボット機構部110の複数の姿勢および負荷において予め測定された学習補正量入力から制御対象部位までの周波数応答(伝達関数)を記憶している。
具体的には、ロボット機構部110の姿勢および負荷を種々設定したときの各軸のイナーシャと周波数応答とを対応付けて記憶している。
学習制御部3は、図5に示されるように、動作プログラムが入力されると(ステップS1)、イナーシャが計算され(ステップS2)、イナーシャに対応する周波数応答が読み出される(ステップS3)。読み出された周波数応答が適用され学習制御器L(q)10が設計され(ステップS4)、設計された学習制御器L(q)10を用いて動作プログラムを繰り返し実行することにより(ステップS5)、学習補正量が算出され、算出された学習補正量が記憶される(ステップS6)。
具体的には、学習制御部3は、入力された動作プログラムにおいてロボット機構部110が取り得る姿勢および負荷の範囲に対応する周波数応答を応答記憶部2から読み出して利用する。
さらに具体的には、学習制御部3は、入力された動作プログラムにおいてロボット機構部110が取り得る各軸のイナーシャの最小値および最大値を算出する処理部4を備える。処理部4は、図4に示されるように、イナーシャの最小値および最大値を算出し、算出されたイナーシャの最小値および最大値に挟まれる範囲に対応する周波数応答を応答記憶部2から読み出して学習制御部3に引き渡す。
イナーシャと周波数応答とを対応付けたデータが離散的である場合には、処理部4は、入力されたイナーシャの最小値および最大値に対応する周波数応答を、例えば、応答記憶部2に記憶されている周波数応答を補間することにより読み出せばよい。そして、学習制御部3は、読み出した周波数応答を用いて、学習制御器(学習フィルタ)L(q)10を求める。
学習制御部3による学習(学習制御器L(q)10の設計)について以下に説明する。
学習制御部3は、動作プログラムによりロボット機構部110を動作させて、加速度センサ120によって検出したロボット機構部110の制御対象位置を通常制御部201に与えられた目標位置y(k)に近づけるために学習補正量を算出する学習を行う。
ロボット機構部110には、加速度センサ120、アーム112,113、アーム先端部114、モータ(図示せず)が設けられている。ロボット機構部110のモータには、ロボット制御装置200に含まれる通常制御部201からの信号が入力され、アーム112,113を駆動し、アーム先端部114を所望の位置に移動させて、例えば、溶接等の作業を実行する。
アーム先端部114には加速度センサ120が設置されており、アーム先端部114の空間的な位置データy(k)を得ることができる。加速度センサ120からの位置データy(k)は学習制御部3に出力され、学習制御に利用される。ここで、jは試行回数、kは時間、Nは一試行のサンプリング数である。
(k)は位置指令、y(k)は前回の制御対象量、e(k)はフィルタを通して、y(k)とy(k)から計算された目的補正量である。u(k)は前回の学習補正量を表す。
通常制御部201には、位置制御部202、速度制御部203、電流制御部204、アンプ205および微分手段206が設けられている。位置制御部202は、動作プログラムによって規定される位置指令データy(k)を受信するとともに、ロボット機構部110のモータ位置等の位置情報および学習制御部3からの学習補正量を受信し、ロボット機構部110のアーム112,113の先端に取り付けられた溶接ガン111の所望の位置情報を速度制御部203に対して出力する。微分手段206は、ロボット機構部110からフィードバックされるモータ位置情報を受信し、モータ速度を算出し、これを速度制御部203に対して出力する。
速度制御部203は、位置制御部202からの位置情報および微分手段206からのモータ速度情報を勘案して所望のモータ速度を算出し、これを電流制御部204に対して出力する。電流制御部204は、アンプ205からフィードバックされる電流値を受信するとともに、速度制御部203から入力された所望のモータ速度を達成するためのモータに流す電流を算出し、これをアンプ205に対して出力する。アンプ205は、電流制御部204からの電流値に基づいて所望の電力を算出し、これをロボット機構部110のモータに投入する。
学習制御部3には、第1メモリ5、位置変換器6、ハイパスフィルタ7、逆変換器IK8、順変換器FK9、学習制御器L(q)10、ローパスフィルタQ(q)11、第2メモリ12、第3メモリ13、第4メモリ14および一試行遅れZ-NS15が設けられている。そして、応答記憶部2から読み出された周波数応答から、線形行列不等式を解くことにより、学習制御器L(q)10の設計を行う。
線形行列不等式とは、数1の拘束条件下で、cx{c∈R}を最小とするxを算出する問題である。
Figure 0007227018000001
ここで、Fiは半正定値符号行列である。
いま、学習制御器L(q)10を数2とする。
Figure 0007227018000002
ここで、数3を定義することにより、学習制御器L(q)10の安定性および単調減少性を保証する条件は周波数領域状で数4の通りに表される。
Figure 0007227018000003
Figure 0007227018000004
数4ではQ(z)が学習帯域をカット周波数に持つローパスフィルタ、L(z)が学習制御フィルタ、P(z)が応答記憶部2から読み出された周波数応答になる。このγが小さい程、学習制御器L(q)10の性能は高くなる。
学習制御器L(q)10の最適化問題はQ(z)、すなわち、学習制御の帯域が与えられたとき、最小のγを与える学習フィルタL(z)を算出する問題である。そして、数4は数5に変形することができる。
Figure 0007227018000005
ここで、数6とおくと、学習フィルタL(z)は数7の通りに表すことができる。
Figure 0007227018000006
Figure 0007227018000007
をαk,jとVの線形性により表すと数8および数9の通りとなる。ここで、VはLと同じ次元であり、Vは、要素(j,i)以外が全てゼロになる。例えば、N=2、N=2とする。
Figure 0007227018000008
Figure 0007227018000009
したがって、数9を用いて数5は数10の通りに変形することができる。
Figure 0007227018000010
そして、数10の第1項および第2項を数11、数10の第3項をFとして考慮し、数12を定義することにより、数10は、数13と表現することができる。
Figure 0007227018000011
Figure 0007227018000012
Figure 0007227018000013
これは、線形行列不等式(1)の拘束条件と等価である。そして、最小化問題はcx、すなわち、γを最小とする問題に帰着する。これは、学習制御器L(q)10の最適化問題と読み替えることができる。よって、安定性条件と単調減少性への十分条件は、
x≦1
となる。そこで、応答記憶部2から読み出した周波数応答P(ejΩi)および学習帯域フィルタQ(z)を与えれば、自動的に学習フィルタL(z)を求めることができる。
さらに、学習制御器L(q)10のロバスト性を考慮する。ロボット100は姿勢により大きくシステムが変化するのが特徴である。
ある一つの姿勢を基準姿勢としたときに、P(z)は基準姿勢の学習システムとする。そうすると、任意の姿勢P(z)はP(z)=P(z)+ΔP(z)と表される。ΔP(z)は基準姿勢からの学習システムの変化量である。そのとき、学習帯域フィルタQ(z)が与えられた場合の拘束条件は数14の通りとなる。
Figure 0007227018000014
そして、数15と定義する。
Figure 0007227018000015
このようにすると、安定性条件と単調減少性への十分条件は任意の整数mに対して、以下の条件式を満たすときである。
≦1
そして、m姿勢分だけ、応答記憶部2から読み出した周波数応答P(ejΩi)を適用すれば、前例同様に自動的に学習制御器L(q)10を求めることができる。本実施形態においては、応答記憶部2に記憶されている図3の周波数応答のうち、図4に示されるように、動作プログラムにおいて取り得るイナーシャの最小値および最大値に挟まれる範囲のイナーシャに対応する周波数応答を読み出して適用する。これにより、学習制御器L(q)10を求める。
次に、学習制御器L(q)10のデータ処理手順について説明する。
図1に示されるように、フィードバックは位置制御、速度制御および電流制御の3つのループから成立していて、学習制御はフィードバックの位置制御ループ外側にループを組んでいる。
実線部分は学習稼動状態で動作中に有効なループになり、停止後は点線のループが有効となる。aは加速度センサ120から得た加速度データであり、位置変換器6は加速度データaを位置データに変換する。学習中は、加速度センサ120が検出したロボット100の静止の際に起きる振動のデータを第1メモリ5に保存する。第2メモリ12からは学習補正量uj+1(k)が出力される。
学習動作終了後、位置変換器6により直交座標の軌跡・振動誤差を推定し、ゼロ位相ハイパスフィルタであるハイパスフィルタ7を用いることにより、オフセットを取り除いた軌跡・振動誤差Δrを抽出する。その軌跡・振動誤差Δrをモータ位置フィードバック(FB)データを記憶している第4メモリ14から順変換器FK9を用いて推定したセンサからの位置データrに加算することにより、アーム112,113のダイナミクスを含めた、加速度センサ120の直交座標系でのセンサ位置を推定する。
ここで、加速度センサ120から推定されたセンサ位置を、逆変換器IK8を用いて基軸3軸に逆変換することにより、アームダイナミクスを含んだ各軸上での位置を計算する。このアームダイナミクスを含んだ各軸位置からアームダイナミクスを含まない各軸の位置、すなわち、モータの位置を減算することにより各軸目的補正量を計算する。数16ではψがj回目の試行の各軸目的補正量、IKは逆変換、θmjはj回目の試行の各軸モータ位置である。
Figure 0007227018000016
この各軸目的補正量を学習制御器L(q)10に入力することにより、次の試行の学習補正量uj+1(k)を計算する。学習制御器L(q)10を通して、第3メモリ13から前の試行の学習補正量u(k)を足し込み、ローパスフィルタQ(q)11を通して、次の試行の学習補正量uj+1(k)が算出される。
算出された学習補正量uj+1(k)は第2メモリ12に記憶されるとともに、通常制御部201の位置制御部202において算出される位置偏差データに加算される。
学習補正量により補正された位置偏差データに基づいてロボット機構部110が制御され、学習制御が繰り返される。
言い換えると、通常制御部201が、位置指令および学習補正量を用いて動作プログラムによりロボット機構部110を動作させる。その間に、学習制御部3は、加速度センサ120により検出された溶接ガン111の先端位置と目標位置との差分である目的補正量を算出し、学習補正量および目的補正量に基づいて溶接ガン111の先端位置を目標位置に近づける新たな学習補正量を算出する。
学習制御部3による学習制御が繰り返されることにより、通常制御部201における位置偏差を「0」に収束させていく。学習制御部3により算出された学習補正量は、算出される都度更新されて第2メモリ12に記憶され、学習が終了した後には、最後に記憶された学習補正量が用いられて通常制御部201がロボット機構部110を動作させる。
すなわち、学習終了後には、図1の点線で示した学習補正量更新のためのループは実行されず、第2メモリ12から学習補正量uj+1(k)が位置制御部202に出力される。なお、図1において実線部分は、通常制御部201がロボット機構部110を動作させる際に実行される部分を示している。
このように、本実施形態に係る学習制御装置1、ロボット制御装置200およびロボット100によれば、学習制御器L(q)10の設計に際して、ロボット機構部110が取り得るイナーシャの全範囲に対応する周波数応答が用いられるのではない。その代わりに、動作プログラムにおいてロボット機構部110が取り得るイナーシャの範囲に対応する周波数応答が用いられて学習制御器L(q)10が設計される。これにより、学習制御器L(q)10のロバスト性は過大なものとならず、制御性能の低下を抑えることができるという利点がある。
すなわち、制御性能の低下を抑えることにより、ロボット機構部110の振動を良好に除去することができる適正な学習補正量を取得することができる。
そして、必要な範囲の周波数応答のみを適用することにより、学習結果を収束させるのに必要な学習回数を低減することができ、短時間で学習制御器L(q)10を設計することができる。したがって、ロボット100の納入先においてユーザが使用する動作プログラムが設定される都度に行われる学習制御器L(q)10の設計時間を短縮し、ユーザにかかる負担を軽減することができる。
なお、本実施形態においては、動作プログラム全体においてロボット機構部110が取り得るイナーシャの最小値と最大値とに挟まれる範囲に対応する周波数応答を応答記憶部2から読み出して学習制御器L(q)10の設計に使用することとした。これに代えて、イナーシャの最小値と最大値とに対応する周波数応答のみを読み出してもよい。
また、動作プログラム内におけるロボット機構部110のイナーシャの変動が大きい場合には、イナーシャの大きさによって動作プログラムを複数の小プログラムに区分し、各小プログラムについて学習制御器L(q)10を設計してもよい。これにより、各小プログラムに対応する学習制御器L(q)10に適用する周波数応答の範囲を狭くして、ロバスト性が過大となることを抑え、制御性能を担保することができる。
あるいは、イナーシャの大きさに関わらず、動作プログラムを複数の小プログラムに区分し、各小プログラムについて学習制御器L(q)10を設計してもよい。これによっても、各学習制御器L(q)10に適用する周波数応答の範囲を狭くして、ロバスト性が過大となることを抑えることができる。
また、本実施形態においては、センサとして加速度センサ120を採用したが、これに限定されるものではなく、ロボット機構部110の先端の位置を直接的あるいは間接的に検出できるものであれば任意のセンサを用いてよい。例えば、ロボット機構部110の外部に設置した距離センサ、あるいは、ロボット機構部110の先端に取り付けたビジョンセンサを用いてもよい。
1 学習制御装置
2 応答記憶部
3 学習制御部
100 ロボット
110 ロボット機構部
120 加速度センサ(センサ)
200 ロボット制御装置
201 通常制御部

Claims (6)

  1. ロボット機構部の複数の姿勢および負荷において測定された周波数応答を記憶する応答記憶部と、
    該応答記憶部に記憶されている前記周波数応答のうち、使用される動作プログラムに基づいて、該動作プログラムにおいて前記ロボット機構部が取り得る姿勢および負荷の範囲に対応する前記周波数応答を前記応答記憶部から読み出して利用し、センサにより検出された前記ロボット機構部の位置制御の対象とする制御対象部位の位置を目標位置に近づけるための学習補正量を算出する学習制御部とを備える学習制御装置。
  2. 前記応答記憶部が、前記ロボット機構部の複数の姿勢および負荷におけるイナーシャに対応付けて前記周波数応答を記憶し、
    前記学習制御部は、入力された前記動作プログラムに基づいて、該動作プログラムにおいて前記ロボット機構部が取り得る前記イナーシャの最小値および最大値に挟まれる範囲の前記イナーシャに対応する前記周波数応答を前記応答記憶部から読み出す請求項1に記載の学習制御装置。
  3. 前記応答記憶部が、前記ロボット機構部の複数の姿勢および負荷におけるイナーシャに対応付けて前記周波数応答を記憶し、
    前記学習制御部は、入力された前記動作プログラムを区分し、該動作プログラムの各区分において前記ロボット機構部が取り得る前記イナーシャの最小値および最大値に挟まれる範囲の前記イナーシャに対応する前記周波数応答を前記応答記憶部から読み出して、前記区分毎に学習を行う請求項1に記載の学習制御装置。
  4. 前記学習制御部は、入力された前記動作プログラムを該動作プログラム内の各教示点における前記ロボット機構部の前記イナーシャの大きさによって区分する請求項3に記載の学習制御装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の学習制御装置と、
    前記制御対象部位の目標軌跡もしくは前記目標位置に関する位置指令が与えられ、与えられた前記位置指令および前記学習補正量を用いて、前記ロボット機構部の動作を制御する通常制御部とを備え、
    前記学習制御部は、前記位置指令および前記学習補正量を用いて前記動作プログラムにより前記ロボット機構部を動作させて、前記センサにより検出された前記制御対象部位の位置と前記目標位置との差分である目的補正量を算出し、前記学習補正量および前記目的補正量に基づいて前記制御対象部位の位置を前記目標位置に近づける新たな学習補正量を算出するロボット制御装置。
  6. 求項5に記載のロボット制御装置と
    該ロボット制御装置により動作を制御される前記ロボット機構部とを備え、
    該ロボット機構部が、前記制御対象部位の位置を検出するための前記センサを備えるロボット。
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