JP5382979B2 - ブロックドポリイソシアネート、および該ブロックドポリイソシアネートを含む熱硬化性発泡樹脂組成物 - Google Patents

ブロックドポリイソシアネート、および該ブロックドポリイソシアネートを含む熱硬化性発泡樹脂組成物 Download PDF

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Description

本発明は、特定の割合でイソシアネート基が残存するブロックドポリイソシアネート、およびこのブロックドポリイソシアネートを使用する熱硬化性発泡樹脂組成物に関する。
硬質ポリウレタン発泡体は、その優れた断熱性能、成形性、自己接着性から、冷蔵庫や建材パネル等の断熱材として広く用いられている。また、硬質ポリウレタン発泡体は、軽量かつ適度な強度を有することから、自動車などの車両用部材や補強材など様々な用途に使用されている。
従来、このような硬質ポリウレタン発泡体は、取扱性の点で液状の原料を用いて製造されていた。具体的には、建材パネルや自動車ピラーなどの箱型部材や金型などに液状2成分原料を注入した後、硬化・発泡させることにより製造することができる(特許文献1参照)。
また、1液の原料を注入後、加熱して硬化・発泡させて製造することもできる。さらに液状原料を部材の内側に塗布した後、加熱して硬化・発泡させることにより断熱材や補強材として直接製造することもできる。このような加熱して硬化・発泡する硬質ポリウレタン発泡体の液状原料としては、1液型ブロックポリウレタン樹脂組成物が知られている(特許文献2および3参照)。この1液型ブロックポリウレタン樹脂組成物は、常温で液体または半固体状とするため、また、貯蔵安定性を確保するために、予めイソシアネートモノマーと活性水素化合物を反応させて末端のイソシアネート基をブロック化剤で封止したイソシアネートプレポリマーと、活性水素化合物とからなる。一般に、イソシアネート化合物やイソシアネートプレポリマーのイソシアネート基は活性水素化合物の活性水素と反応しやすく、イソシアネート化合物やイソシアネートプレポリマーに未反応のイソシアネート基が残存すると貯蔵安定性が低下する。このため、保存時のイソシアネート基の反応を防止するために、イソシアネート基が残存しないように全てのイソシアネート基をブロック化剤で封止する。
ところが、イソシアネート基が全てブロックされたウレタンプレポリマーは、ブロック化剤が脱離してから活性水素化合物と反応するため、硬化速度が遅く、さらに、注入または塗布する原料が液状であるため、加熱硬化過程に移行する前に、箱型部材や金型の隙間から注入した原料が漏れたり、塗布した原料が垂れることがあった。このため、加熱硬化前に漏れや垂れが発生せず、発泡・硬化後に軽量かつ適度な強度を有する熱硬化性発泡樹脂組成物が求められていた。
特開昭48−2631号公報 特開平6−299049号公報 特開2002−327039号公報
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題を解決しようとするものであって、加熱硬化前に金型等からの漏れや垂れが発生せず、軽量かつ適度な強度を有する加熱硬化発泡体を製造することができる原料を提供すること目的としている。
本発明者は、上記問題点を解決すべく鋭意研究した結果、ポリイソシアネート化合物のイソシアネート基を特定の割合で封止することによって、常温で固体状のポリイソシアネートが得られ、さらにこの固体状ポリイソシアネートを含有する熱硬化性発泡樹脂組成物は加熱硬化過程に移行する前に金型等からの漏れや垂れを起こさないことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係るブロックドポリイソシアネートは、ポリイソシアネート化合物のイソシアネート基の一部がブロック化剤で封止され、イソシアネート基の残存率が5〜40モル%であることを特徴とする。
前記ブロックドポリイソシアネートは常温で固体であることが好ましい。また、前記ブロック化剤はオキシム化合物であるが好ましく、前記ポリイソシアネート化合物は芳香族ポリイソシアネートであることが好ましい。
本発明に係る熱硬化性発泡樹脂組成物は、上記ブロックドポリイソシアネートと活性水素化合物と発泡剤とを含有することを特徴とする。
前記熱硬化性発泡樹脂組成物は常温で固体であることが好ましい。また、前記活性水素化合物は3官能以上の活性水素化合物であることが好ましい。
本発明によると、常温で固体状のポリイソシアネートを得ることができ、さらにこの固体状ポリイソシアネートを活性水素化合物からなる硬化剤と混合し、ブロックドポリイソシアネートの溶融温度以上に加熱することで一部にウレタン(ウレア)結合を導入した、常温で固体状の熱硬化性発泡樹脂組成物を得ることができる。さらに、この固体状の組成物は予め所望の形状に成形することもできる。この固体状の組成物を所望の形状の金型等に装入して加熱してから冷却すると所望の形状に成型できる。成型した組成物を再び加熱しブロック化剤の脱離温度以上にすると、発泡しながら、ブロック化剤が脱離して硬化するが、組成物の反応基の一部が既にウレタン(ウレア)化しているため、粘度の上昇が速く所定の場所での硬化・発泡ができるとともに短時間で硬化反応を終了することができる。
<ブロックドポリイソシアネート>
本発明に係るブロックドポリイソシアネートは、ポリイソシアネート化合物のイソシアネート基の一部がブロック化剤で封止されており、イソシアネート基の残存率が5〜40モル%である。ここで、イソシアネート基の残存率は、ブロックドポリイソシアネートの原料であるポリイソシアネート化合物中のイソシアネート基の総数に対するイソシアネート基封止後のポリイソシアネート、すなわち、ブロックドポリイソシアネート中のイソシアネート基数の割合である。また、この値は、ブロックドポリイソシアネート中の封止されたイソシアネート基と残存するイソシアネート基との合計に対する残存イソシアネート基の割合として求めることもできる。
上記イソシアネート基の残存率は、好ましくは10〜40モル%、より好ましくは15〜35モル%、特に好ましくは20〜30モル%である。イソシアネート基の残存率が大きすぎると後述する活性水素化合物と混合した際にゲル化が起きたり、活性水素化合物との架橋反応が過剰となり、加熱しても発泡しなくなるため好ましくなく、イソシアネート基の残存率が小さすぎると加熱硬化時の反応性が著しく低下し、また後述する活性水素化合物と混合した際にウレタン化やウレア化反応が殆ど生じないため、常温で液体の活性水素化合物を使用した場合、活性水素化合物の性状の影響が大きく現れて、常温において半固体状となり加熱硬化過程に移行する前に垂れが生じるため好ましくない。
このようにポリイソシアネート化合物のイソシアネート基の一部が封止され、残存するイソシアネート基が上記範囲にあるブロックドポリイソシアネートは、常温で固体であり、加熱により可塑化し流動性を有することが好ましい。より具体的には、上記ブロックドポリイソシアネートは、粘度2000Pa・sを示す温度が35℃以上であることが好ましく、45℃以上であることがより好ましく、55℃以上であることが特に好ましい。また、後述する活性水素化合物との均一混練を行う際には粘度が1Pa・s未満であることが好ましく、粘度1Pa・sを示す温度がブロックドポリイソシアネートのブロック化剤が脱離開始するまでの温度以下であれば特に制限されないが、好ましくは120℃、より好ましくは110℃、特に好ましくは100℃以下である。粘度と温度の関係が上記範囲にあると、常温では固体であるため接触面積が小さく、活性水素化合物との反応性は低いので貯蔵安定性が確保され、一方、活性水素化合物との予備反応を行う温度範囲では粘度が低く均一な混練が可能なため、均一な組成の予備反応物を得ることが可能になる。
上記ポリイソシアネート化合物としては、通常のポリウレタン樹脂の製造に用いられるものが挙げられ、具体的には、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)およびこれらの変性体、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)、フェニレンジイソシアネート(PPDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水添MDI)、ジメチルジフェニルジイソシアネート(TODI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、テトラメチレンジイソシアネート(TMXDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ナフタレンジイソシアネート(NDI)、シクロヘキシルジイソシアネート(CHDI)、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)トリフェニルメタントリイソシアネートなどが挙げられる。これらのポリイソシアネート化合物は1種単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。また、これらのポリイソシアネート化合物のうち、芳香族ポリイソシアネートが好ましく、クルードMDIおよびポリメリックMDIが特に好ましい。
上記ブロック化剤としては、イソシアネート基と反応して活性水素に対して不活性な基を形成するが、所望の硬化温度に加熱することにより脱離する化合物であれば特に制限されない。たとえば、メチルエチルケトオキシム等のオキシム化合物、ε−カプロラクタム等のラクタム化合物、フェノール、マロン酸ジエチルエステル、アセト酢酸エステル、アセチルアセトン、亜硫酸ナトリウム、エチレンイミンなどが挙げられる。これらのブロック化剤は1種単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。また、これらのブロック化剤のうち、オキシム化合物およびラクタム化合物が好ましく、オキシム化合物が特に好ましい。
本発明に係るブロックドポリイソシアネートは、上記ポリイソシアネート化合物と上記ブロック化剤とを、イソシアネート基と反応可能なブロック化剤の官能基とイソシアネート基との比(官能基/NCO基)が通常0.60〜0.95、好ましくは0.60〜0.90、より好ましくは0.65〜0.85、特に好ましくは0.70〜0.80となる量比で反応させることによって調製でき、官能基/NCO基を上記範囲で変更することによって、得られるブロックドポリイソシアネートのイソシアネート基残存率を調整できる。
反応温度は、80〜130℃が好ましく、100〜120℃がより好ましい。
<熱硬化性発泡樹脂組成物>
本発明に係る熱硬化性発泡樹脂組成物は、上記ブロックドポリイソシアネートと、活性水素化合物と、発泡剤とを含有する。
上記活性水素化合物としては、ポリオール、ポリアミン、アルカノールアミンなどが挙
げられる。ポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ブタンジオール等のジオール;トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリン、ヘキサントリオール等のトリオール;ペンタエリスリトール、アルファメチルグルコシド等のテトラオール;麦芽糖、ソルビトール、ショ糖等の5個以上の水酸基を有するポリオールが挙げられる。ポリアミンとしては、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等の脂肪族ポリアミン;ジフェニルメタンジアミン、ジアミノビフェニル、ジアミノフェノール、フェニレンジアミン、トリレンジアミン等の芳香族ポリアミンなどが挙げられる。アルカノールアミンとしては、エタノールアミン、プロパノールアミン等が挙げられる。
また、上記ポリオール、ポリアミンまたはアルカノールアミンに、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、テトラヒドロフランなどのアルキレンオキサイドを付加重合して得られるポリエーテルポリオール;上記ポリオールと、アジピン酸、フタル酸、コハク酸、アゼライン酸、セバシン酸、リシノール酸などの二塩基酸とを重縮合させて得られるポリエステルポリオール;ポリオレフィン系ポリオールなども挙げられる。ポリエーテルポリオールとしては、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシブチレングリコールなどが挙げられる。ポリオレフィン系ポリオールとしては、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオールなどが挙げられる。
これらの活性水素化合物は1種単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。また、これらの活性水素化合物のうち、3官能以上の活性水素化合物が好ましく、4官能以上のポリアミンが特に好ましい。3官能以上の活性水素化合物を使用することにより、架橋構造が形成され、発泡体の強度を向上させることができる。
上記発泡剤としては、有機発泡剤や熱膨張性マイクロカプセルなどが挙げられる。有機発泡剤としては、ジアゾアミノベンゾール、アゾイソブチロニトリル、ベンゾールスルホヒドラジド、P,P’−オキシベンゾールスルホヒドラジド、ベンジルモノヒドラゾール、アゾジカルボンアミド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、炭酸水素ナトリウムなどが挙げられる。熱膨張性マイクロカプセルは、低沸点溶剤を熱可塑性ポリマーで内包したものであり、加熱により溶剤が気化してカプセルが膨張し、発泡剤としての役割を果たす。上記低沸点溶剤としては、沸点が加熱硬化温度以下の炭化水素が挙げられ、たとえば、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、n−ヘキサン、イソヘキサン、n−ヘプタンなどが挙げられる。上記熱可塑性ポリマーとしては、塩化ビニリデン、アクリロニトリルなどの(共)重合体が挙げられる。
これらの発泡剤は1種単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。また、これらの発泡剤のうち、均一な独立気泡を多数形成できる点で熱膨張性マイクロカプセルが好ましい。均一な独立気泡を多数形成することにより発泡体の軽量化を図ることができる。
本発明に係る熱硬化性発泡樹脂組成物において、ブロックドポリイソシアネートおよび活性水素化合物の含有量は、ブロックドポリイソシアネートの封止イソシアネート基と未反応イソシアネート基との合計量(NCO)と活性水素化合物の活性水素量(H)との比(NCO/H)が、好ましくは0.5〜2.0、より好ましくは0.8〜1.5、特に好ましくは1.0〜1.4となる量であることが望ましい。NCO/OH比がこの範囲よりも小さいと、加熱硬化時に反応に関与しない活性水素基が多くなりすぎ、相対的に架橋点濃度が低下して硬化物の強度低下を招くことがある。また、この範囲よりも大きいと、やはり加熱硬化時に反応に関与しないイソシアネート基が多くなりすぎ、相対的に架橋点濃
度が低下し硬化物の強度低下を招くことがある。また、発泡剤の含有量は、ブロックドポリイソシアネートと活性水素化合物の合計100重量部に対して、0.1〜3.0重量部が好ましく、0.3〜2.0重量部がより好ましく、0.5〜1.5重量部が特に好ましい。発泡剤の含有量が上記範囲にあると良好な独立気泡を形成することができる。発泡剤の含有量がこの範囲よりも少ない量であれば、十分な独立気泡による発泡が得られず、この範囲よりも多い量であれば、加熱発泡時に発泡しすぎて、型の隙間から漏れだしたり、発泡の圧力で型が変形することもある。また、硬化物密度も低下し強度も低下することがある。
本発明に係る熱硬化性発泡樹脂組成物は、上記ブロックドポリイソシアネートと、活性水素化合物および発泡剤とを攪拌しながら溶融混練した後、常温まで冷却することによって、固体の状態で得ることができる。混練温度は、70〜130℃が好ましく、80〜120℃がより好ましく、80〜110℃が特に好ましい。混練温度が低すぎると混練中に組成物が固体となるため均一に分散させることができないことがあり、混練温度が高すぎるとブロックドポリイソシアネートのブロック化剤が脱離して活性水素化合物が反応して架橋・硬化したり、発泡剤が発泡を開始することがある。
上記混練は、スタティックミキサー、ディゾルバー、バンバリーミキサー、プラネタリーミキサー、オープンニーダー、真空ニーダー等、従来公知の混合機によって実施することができる。
<加熱硬化発泡体の製造方法>
本発明に係る熱硬化性発泡樹脂組成物は上述したように固体の状態で得られるが、加熱硬化発泡体の製造に使用する場合、ペレット状または粉砕して粉末状に調製することが好ましい。
本発明に係る組成物を用いて加熱硬化発泡体を製造する場合、ペレット化または粉末化した組成物を発泡成型用金型に装入して加熱する。このとき、前記組成物が固体であるため、加熱前に金型からの垂れは発生しない。
また、上記組成物を予備成型用金型を用いて予備成形した後、発泡成型用金型で発泡成形することもできる。具体的には、ペレット化または粉末化した上記組成物を予備成型用金型に充填して予め所望の形状に成形する。溶融温度(ここでは粘度が2000Pa・s未満となる温度とする)は、脱ブロック化や発泡しない温度以下であれば特に限定しないが、一般に60〜120℃、好ましくは70〜110℃、より好ましくは80〜100℃である。溶融温度が上記下限未満では十分に溶融しないことがあり、上記上限を超えると発泡したり、ブロック化剤が脱離して完全硬化して次の工程で所望の形状に発泡成形できないことがある。また、上記熱硬化性発泡樹脂組成物は、一旦冷却せず、組成物の製造直後、液状を保っている間に予備成型用金型へ流し込んでも良い。このようにして予備成型した組成物(以下、「仮成型体」ともいう。)を予備成型用金型から取り出し、発泡成型用金型に装入して加熱する。
発泡成型用金型を用いて加熱する際の加熱温度は、上記いずれの方法においても、ブロック化剤が脱離し発泡剤が発泡する温度以上であれば良く、一般的に130〜200℃、好ましくは140〜180℃、より好ましくは140〜160℃の温度で加熱する。これにより、発泡しながら、ブロック化剤が脱離して硬化するため、所望の形状の発泡体を製造することができる。
また、加熱硬化発泡体を断熱材や補強材として箱型部材の内部に直接製造する場合には、上記方法と同様にして、予備成型した組成物を、箱型部材の内部空間に装入し、箱型部
材を好ましくは上記範囲の温度で加熱する。これにより、箱型部材の内部で、発泡しながら、ブロック化剤が脱離して硬化する。その結果、箱型部材内部に発泡体を充填することができる。なお、予備成形した組成物は、たとえば、2つに分割された箱型部材の一方の内側に装入した後、他方の箱型部材を被せ合わせて接着または溶接することによって、箱型部材の内部に装入することができる。
[実施例]
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、この実施例により何ら限定されるものではない。なお、イソシアネート基のブロック化率は次の式により計算した。
ブロック化反応前の原料100g中に存在するイソシアネート基モル数(a)
=(ブロック前ポリイソシアネートのNCO%/42.02)/
((ブロック前ポリイソシアネート量+ブロック化剤量)/100)
ブロック化反応後の反応物100g中に存在するイソシアネート基モル数(b)
=ブロック後のNCO%/42.02
これらを用いてイソシアネート基の残存率を以下により計算した。
イソシアネート基残存率(%)=(b/a)×100
内部を窒素雰囲気にした300mlのセパラブルフラスコに、ポリメリックMDI(商品名;コスモネートM−200、三井武田ケミカル(株)製、NCO%=31.0%)100.0gを入れ、これに、室温で攪拌しながらメチルエチルケトオキシム(商品名;ハイアロンM−1、東亞合成(株)製)57.8gを120℃を超えないように徐々に添加した。添加終了後2分間攪拌を続け、部分ブロックドMDIを得た。この部分ブロックドMDIのイソシアネート含量をJIS K1603に記載の方法で滴定したところ、2.1%であった。これからNCO残存率を計算すると10.7%であった。
また、上記部分ブロックドMDIを、粘度を測定しながら徐々に冷却したところ、117.3℃で1Pa・s、83.6℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温では固体であった。
メチルエチルケトオキシムを38.8g用いた以外は実施例1と同様の方法で、部分ブロックMDIを得た。この部分ブロックドMDIは、NCO含量が8.9%であり、NCO残存率が39.8%であった。また、74.4℃で1Pa・s、46.6℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温では固体であった。
メチルエチルケトオキシムを51.4g用いた以外は実施例1と同様の方法で、部分ブロックMDIを得た。この部分ブロックドMDIは、NCO含量が4.3%であり、NCO残存率が21.0%であった。また、111.9℃で1Pa・s、69.2℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温で固体であった。
ポリメリックMDIを特殊ポリメリックMDI(商品名;コスモネートM−1500、三井武田ケミカル(株)製、NCO%=31.3%)に変更した以外は、実施例1と同様にして部分ブロックMDIを得た。この部分ブロックドMDIは、NCO含量が2.2%であり、NCO残存率が11.1%であった。また、119.4℃で1Pa・s、88.2℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温で固体であった。
ポリメリックMDIの代わりにイソホロンジイソシアネート(IPDI、NCO%=37.8%)を100.0g用い、メチルエチルケトオキシムの使用量を70.5gに変更した以外は、実施例1と同様に部分ブロックIPDIを得た。この部分ブロックドIPDIは、NCO含量が2.4%であり、NCO残存率が10.8%であった。また、56.6℃で1Pa・s、36.1℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温で固体であった。
[比較例1]
メチルエチルケトオキシムを64.9g用いた以外は実施例1と同様の方法で完全ブロックMDIを得た。この完全ブロックMDIは、NCO含量が0.0%であり、NCO残存率が0.0%であった。また、127.2℃で1Pa・s、97.4℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温では固体であった。
[比較例2]
メチルエチルケトオキシムを32.1g用いた以外は実施例1と同様の方法で部分ブロックMDIを得た。この部分ブロックMDIは、NCO含量が11.8%であり、NCO残存率が50.3%であった。また、52.3℃で1Pa・s、32.8℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温で半固体状態であった。
300mlセパラブルフラスコに、実施例1で得た室温に保持した部分ブロックMDIを100.0g入れ、110℃で加熱溶融した後、ポリオール(商品名;アクトコールAE−302、三井武田ケミカル(株)製、OHV=755、平均官能基数4.0)34.7g(NCO/OH=1/1)および熱膨張性マイクロカプセル(商品名;マツモトマイクロスフェアーF−105D、松本油脂製薬(株)製)0.98gを添加した。温度を110℃に維持して5分間攪拌混合した後、冷却して熱硬化性発泡樹脂組成物を得た。
この熱硬化性発泡樹脂組成物は、NCO含量が0.0%であった。また、68.6℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温で固体であった。
この熱硬化性発泡樹脂組成物を破砕した後、離型紙で作製した内寸が200mm×7mm×50mmの型の中へ40.0g投入し、90℃に加熱して20分放置後、室温まで冷却して仮成型体を得た。
この仮成型体を、離型剤を塗布した内寸が200mm×10mm×50mmの鋼板製金型の中へ入れ、蓋をして160℃で30分間加熱した後、冷却して加熱硬化発泡体を得た。加熱時に金型からの樹脂組成物の垂れは見られなかった。
この加熱硬化発泡体の密度は0.38g/cm3であった。また、この加熱硬化発泡体
について、スパン150mm、クロスヘッドスピード20mm/minで3点曲げ試験を行ったところ、6.7N/mm2の強度を示した。
実施例3と同様にして、部分ブロックMDIを合成し、110℃まで冷却した。これに、ポリオール(商品名;アクトコールGR−08、三井武田ケミカル(株)製、OHV=820、平均官能基数4.0)42.06g(NCO/OH=1.2/1)および熱膨張性マイクロカプセル(商品名;マツモトマイクロスフェアーF−230D、松本油脂製薬(株)製)0.71gを添加した。温度を110℃に維持して3分間攪拌混合し、熱硬化性発泡樹脂組成物を得た後、この樹脂組成物46.2gを、離型剤を塗布した内寸が200mm×10mm×50mmの鋼板製金型の中へ量り入れ、蓋をして室温で30分間放置
して冷却した。その後、160℃で40分間加熱した後、冷却して加熱硬化発泡体を得た。加熱時に金型からの樹脂組成物の垂れは見られなかった。
上記熱硬化性発泡樹脂組成物は、NCO含量が0.0%であった。また、67.2℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温で固体であった。
上記加熱硬化発泡体の密度は0.44g/cm3であった。また、この加熱硬化発泡体
について、スパン150mm、クロスヘッドスピード20mm/minで3点曲げ試験を行ったところ、9.2N/mm2の強度を示した。
実施例3と同様にして、部分ブロックMDIを合成し、110℃まで冷却した。これに、ポリオール(商品名;アクトコールMN−300、三井武田ケミカル(株)製、OHV
=561、平均官能基数3.0)81.15g(NCO/OH=1/1.1)および熱膨張性マイクロカプセル(商品名;マツモトマイクロスフェアーF−78D、松本油脂製薬(株)製)1.81gを添加した。温度を110℃に維持して3分間攪拌混合し、熱硬
化性発泡樹脂組成物を得た後、この樹脂組成物39.4gを、離型紙で作製した内寸が200mm×7mm×50mmの型の中へ量り入れ、室温で20分間冷却して熱硬化性発泡樹脂組成物の仮成型体を作製した。
この熱硬化性発泡樹脂組成物は、NCO含量が0.0%であった。また、62.8℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温で固体であった。
上記仮成型体を、離型剤を塗布した内寸が200mm×10mm×50mmの鋼板製金型内へ移し、蓋をして160℃で65分間加熱した後、冷却して加熱硬化発泡体を得た。加熱時に金型からの樹脂組成物の垂れは見られなかった。
この加熱硬化発泡体の密度は、0.35g/cm3であった。また、この加熱硬化発泡
体について、スパン150mm、クロスヘッドスピード20mm/minで3点曲げ試験を行ったところ、5.9N/mm2の強度を示した。
[比較例3]
比較例1で得た完全ブロックMDIを100.0gとポリオール(商品名;アクトコールAE−302)33.2gと熱膨張性マイクロカプセル(商品名;マツモトマイクロスフェアーF−105D)0.94gとを110℃で5分間攪拌混合して熱硬化性発泡樹脂組成物を得た後、この樹脂組成物を80℃まで冷却し、離型紙で作製した内寸が200mm×7mm×50mmの型の中へ40.7g投入した後、室温まで冷却して仮成型体を得た。
上記熱硬化性発泡樹脂組成物は、NCO含量が0.0%であった。また、32.2℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温で半固体状態であった。
上記仮成型体を、離型剤を塗布した内寸が200mm×10mm×50mmの鋼板製金型内へ入れ、蓋をして160℃で30分間加熱した後、冷却して加熱硬化発泡体を得た。型と蓋の隙間から樹脂がはみ出しており、はみ出し部分を取り除いた加熱硬化発泡体の密度は0.32g/cm3であった。
この加熱硬化発泡体について、スパン150mm、クロスヘッドスピード20mm/minで3点曲げ試験を行ったところ、2.4N/mm2の強度を示した。
[比較例4]
比較で得た部分ブロックMDIを100.0g量りとり、窒素雰囲気下で70℃に加熱し、攪拌しながら、ポリオール(商品名;GR−08)38.2g(NCO/OH=1/1)および熱膨張性マイクロカプセル(商品名;F−105D)0.57gを添加して攪拌を継続した。ポリオール添加後1分経過した時点で急激に発熱し始め、さらに30秒経過した時点でゲル化した。
[比較例5]
実施例1得た部分ブロックMDIを100.0g量りとり、窒素雰囲気下で120℃に加熱し、攪拌しながら、ポリオール(商品名;GR−08)10.66g(NCO/OH=3/1)および熱膨張性マイクロカプセル(商品名;F−105D)0.37gを添加して攪拌を継続した。ポリオール添加後20秒経過した時点で増粘し始め、40秒経過した時点でゲル化した。
[比較例6]
実施例1得た部分ブロックMDIを100.0g量りとり、窒素雰囲気下で120℃に加熱し、攪拌しながら、ポリオール(商品名;AE−302)138.95g(NCO/OH=1/4)および熱膨張性マイクロカプセル(商品名;F−105D)2.02gを添加して5分間攪拌し、熱硬化性発泡樹脂組成物を得た。
この熱硬化性発泡樹脂組成物は、NCO含量が0.0%であった。また、5.7℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温で液状であった。
この熱硬化性発泡樹脂組成物を、離型紙で作製した内寸が200mm×7mm×50mmの型の中へ41.2g投入し、50℃に加熱して20分放置後、室温まで冷却して仮成型体を得た。
この仮成型体は室温では塑性を示したため、0℃に冷却し、離型剤を塗布した内寸が200mm×10mm×50mmの鋼板製金型内へ移し、蓋をして160℃で30分間加熱した後、冷却して加熱硬化発泡体を得た。型と蓋の間の隙間からかなりの量の加熱硬化発泡体がはみ出して硬化していた。
この加熱硬化発泡体の密度は0.25g/cm3であった。また、この加熱硬化発泡体
について、スパン150mm、クロスヘッドスピード20mm/minで3点曲げ試験を行ったところ、1.8N/mm2の強度を示した。
[比較例7]
実施例1得た部分ブロックMDIを100.0g量りとり、窒素雰囲気下で120℃に加熱し、攪拌しながら、ポリオール(商品名;DIOL−400、三井武田ケミカル(株)製、OHV=281、平均官能基数2.0)93.33gおよび熱膨張性マイクロカプセル(商品名;F−78D)3.13gを添加して、5分間攪拌し、熱硬化性発泡樹脂組成物を得た。
この熱硬化性発泡樹脂組成物は、NCO含量が0.0%であった。また、28.6℃で2000Pa・sの粘度を示し、室温で半固体状態であった。
この熱硬化性発泡樹脂組成物を70℃まで冷却し、離型紙で作製した内寸が200mm×7mm×50mmの型の中へ41.8g投入し、5℃まで冷却して仮成型体を得た。
この仮成型体を、離型剤を塗布した内寸が200mm×10mm×50mmの鋼板製金型内へ移し、蓋をして160℃で30分間加熱した後、冷却して加熱硬化発泡体を得た。型と蓋の隙間からかなりの量の加熱硬化発泡体がはみ出して硬化していた。
この加熱硬化発泡体の密度は0.22g/cm3であった。また、この加熱硬化発泡体
について、スパン150mm、クロスヘッドスピード20mm/minで3点曲げ試験を行ったところ、1.2N/mm2の強度を示した。

Claims (7)

  1. 常温で固体(粘度2000Pa・sを示す温度が35℃以上)であるブロックドポリイソシアネートと、活性水素化合物と、発泡剤として熱膨張性マイクロカプセルを含み、
    前記ブロックドポリイソシアネートは、ポリイソシアネート化合物のイソシアネート基の一部がブロック化剤で封止され、イソシアネート基の残存率が5〜40モル%である、
    常温で固体(粘度2000Pa・sを示す温度が35℃以上)である、熱硬化性発泡樹脂組成物。
  2. 前記ブロック化剤がオキシム化合物であることを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性発泡樹脂組成物。
  3. 前記ポリイソシアネート化合物が芳香族ポリイソシアネートであることを特徴とする請求項1または2に記載の熱硬化性発泡樹脂組成物。
  4. 前記活性水素化合物が3官能以上の活性水素化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱硬化性発泡樹脂組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱硬化性発泡樹脂組成物を、前記ブロックドポリイソシアネートの溶融温度以上、脱ブロック化および発泡しない温度以下で加熱して、一部にウレタン(ウレア)結合が導入した、常温で固体状(粘度2000Pa・sを示す温度が35℃以上)の仮成型体。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱硬化性発泡樹脂組成物を、前記ブロックドポリイソシアネートの溶融温度以上、脱ブロック化および発泡しない温度以下で予備成型して仮成型体を得る工程と、
    前記仮成型体を箱型部材の内部に挿入し、前記ブロック化剤が脱離し発泡剤が発泡する温度以上で加熱して、部材の内部で硬化・発泡させ加熱硬化発泡体を得る工程を含む
    ことを特徴とする加熱硬化発泡体の製造方法。
  7. 一部にウレタン(ウレア)結合が導入されるように、前記ブロックドポリイソシアネートの溶融温度以上、脱ブロック化および発泡しない温度以下で加熱して用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱硬化性発泡樹脂組成物の使用方法。
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