JP5382414B2 - リチウムイオン二次電池 - Google Patents
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Description
負極は集電体と、その集電体の表面に形成された負極活物質及び結着剤を含む負極活物質層とを有する。
[負極活物質]
本発明で用いる負極活物質は黒鉛である。ここで、黒鉛とは黒鉛系炭素材料のことをいう。黒鉛系炭素材料としては、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、膨張黒鉛等が挙げられる。天然黒鉛としては、例えば鱗片状黒鉛、塊状黒鉛等が使用可能である。人造黒鉛としては、例えば、塊状黒鉛、気相成長黒鉛、鱗片状黒鉛、繊維状黒鉛等が使用可能である。これらの中でも、充填密度が高い等の理由で、鱗片状黒鉛、塊状黒鉛が好ましい。また、2種以上の負極活物質が併用されてもよい。
本発明における結着剤は、酸素原子を有する高分子である。このような結着剤を使用すれば、リチウムイオン二次電池は、充放電の効率がよくなる。その理由は、リチウムイオンはイオン性液体の有機カチオンと比べて、イオン半径が小さく、表面の陽電荷密度が高いので、その酸素原子への配位能が高くなり、その配位を経由することで黒鉛構造内に挿入されやすくなるためと推測される。
負極活物質層は結着剤及び負極活物質以外に必要であれば、さらにその他の成分を有してもよい。例えば、導電助剤、支持塩(リチウム塩)、イオン伝導性ポリマー等が挙げられる。また、イオン伝導性ポリマーが含まれる場合には、そのポリマーを重合させるための重合開始剤が含まれてもよい。また、これらの成分の配合比は特に限定されず、リチウムイオン二次電池についての公知の知見を適宜参照することにより調整されうる。
集電体は、ニッケル、銅、ステンレス(SUS)等の導電性の材料を用いた箔、メッシュ、エキスパンドグリッド(エキスパンドメタル)、パンチドメタル等から構成される。メッシュの目開き、線径、メッシュ数等は、特に限定されず従来公知のものが使用できる。集電体の一般的な厚さは、5μm〜30μmである。ただし、この範囲を外れる厚さの集電体を用いてもよい。
本発明のリチウムイオン二次電池に用いられる負極の製造方法は特に限定されず、従来公知の知見を適宜参照することにより製造することができる。以下、その負極に製造方法を簡単に説明する。
本発明のリチウムイオン二次電池では、非水電解液はイオン性液体とリチウム塩とからなる非水電解液が用いられる。
イオン性液体に含まれるアニオン成分は、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(TFSI)、ビス(フルオロスルホニル)イミド(FSI)、BF4 −、AlCl4 −、等が挙げられる。また、これらのアニオンは二種類以上を含んでいてもよい。
本発明において、非水電解液の電解質として、上記イオン性液体に溶解されるリチウム塩は、通常、非水電解液用電解質として使用されているリチウム塩であれば特に限定されない。例えば、Li−TFSI、Li−FSI、Li−BF4 −、Li−AlCl4等を挙げることができる。
正極は正極活物質と集電体とを有する。必要な場合には、さらに他の成分を有する。正極の集電体は、非双極型集電体においてはアルミニウムが用いられる。双極型電池においてはステンレスを用いる。
正極活物質としては、リチウム−遷移金属複合酸化物が好ましく、例えばLiMn2O4等のLi−Mn系複合酸化物、LiNiO2等のLi−Ni系複合酸化物、LiCoO2等のLi−Co系複合酸化物が挙げられる。場合によっては二種類以上の正極活物質が併用されてもよい。
正極には、必要であれば正極活物質以外の成分が含まれてもよい。例えば、結着剤、導電助剤、支持塩(リチウム塩)、イオン伝導性ポリマー等が挙げられる。結着剤としては、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、合成ゴム系結着剤等が挙げられる。結着剤を用いることによって導電助剤に正極活物質が固着され、安定に保持されうる。
本発明のリチウムイオン二次電池の構造としては、特に限定されず、形態・構造で区別した場合には、積層型(扁平型)電池、巻回型(円筒型)電池等、従来公知のいずれの形態・構造にも適用しうるものである。また、リチウムイオン二次電池内の電気的な接続形態(電極構造)で見た場合、(内部並列接続タイプ)電池及び双極型(内部直列接続タイプ)電池のいずれにも適用しうるものである。
負極活物質である平均粒子径約10μmの人工黒鉛(KS10)90質量%、結着剤であるポリアクリル酸(質量平均分子量750000、アルドリッチ社製)10質量%からなる固形分に対し、溶媒であるNMPを適量添加して、負極活物質スラリーを調製した。
イオン性液体電解液として、1MのLi−TFSIを溶解させたDEME−TFSIを用いたこと以外は、上記実施例1と同様の手法によりビーカー型リチウムイオン二次電池を作製した。
イオン性液体電解液として、1MのLi−TFSIを溶解させたPP13−TFSIを用いたこと以外は、上記実施例1と同様の手法によりビーカー型リチウムイオン二次電池を作製した。
作用極としてポリアクリル酸リチウム被覆黒色電極(PAALi被覆黒色電極)を用いたこと以外は、上記実施例1と同様の手法によりビーカー型リチウムイオン二次電池を作製した。PAALi被覆黒色電極の作製は、水に溶解させたポリアクリル酸(質量平均分子量750000、アルドリッチ社製)中に平均粒子径約10μmの人工黒鉛(KS10)を分散させ、ポリアクリル酸とLiとのモル比が1:0.5になるようにLiOH水溶液を加え撹拌して得られる負極活物質スラリーを用い、上記実施例1と同様の方法で行った。黒鉛とポリアクリル酸との質量比は実施例1と同様に9:1で行った。なお、ポリアクリル酸の水への溶解、水に溶解させたポリアクリル酸への黒鉛の分散、及びポリアクリル酸とLiOH水溶液との混合は、全てメノウ乳鉢中にて撹拌することにより行った。
結着剤として、ポリフッ化ビニリデンを用いたこと以外は、上記の実施例1と同様の手法によりビーカー型リチウムイオン二次電池を作製した。
イオン性液体電解液として、1MのLi−TFSIを溶解させたDEME−TFSIを用いたこと以外は、上記比較例1と同様の手法によりビーカー型リチウムイオン二次電池を作製した。
イオン性液体電解液として、1MのLi−TFSIを溶解させたPP13−TFSIを用いたこと以外は、上記比較例1と同様の手法によりビーカー型リチウムイオン二次電池を作製した。
結着剤として、ポリフッ化ビニリデンを用いたこと以外は、上記の実施例4と同様の手法によりビーカー型リチウムイオン二次電池を作製した。
上記で作製した実施例1、比較例1のビーカー型電池の充放電評価を行った。各電極に対して電流密度が20mA/gの電流になるように設定し0Vまで定電流充電を行った。充電後、各電極に対して電流密度が20mA/gの電流になるように設定し、2Vまで定電流放電を行った。
電流密度を50mA/gに設定したこと以外は、評価1と同様にして定電流充電及び定電流放電を行った。
上記で作製した実施例2、比較例2のビーカー型電池の充放電評価を評価1と同様にして行った。
上記で作製した実施例3、比較例3のビーカー型電池の充放電評価を評価1と同様にして行った。
上記で作製した実施例4、比較例4のビーカー型電池の充放電評価を評価1と同様にして行った。
Claims (3)
- 正極と、負極活物質及び結着剤を有する負極と、非水電解液とを備えたリチウムイオン二次電池において、
前記負極活物質が黒鉛であり、
前記結着剤が酸素原子を有する高分子(ただし、重合性官能基を有するオニウムカチオンと重合性官能基を有する有機アニオンとからなる塩モノマーを含むモノマー成分から合成されたポリマーを除く。)であり、
前記非水電解液の非水溶媒がイオン性液体であることを特徴とするリチウムイオン二次電池。 - 前記酸素原子を有する高分子が水酸基、カルボニル基、カルボキシル基、エーテル結合、エステル結合の中から選ばれる少なくとも1以上を有する請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
- 前記結着剤がポリアクリル酸又はポリアクリル酸塩である請求項1又は2に記載のリチウムイオン二次電池。
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