JP5381842B2 - 発光装置の製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置の製造装置及び製造方法に関する。
有機エレクトロルミネッセンス(electroluminescence)素子(有機EL素子)或いは有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode)素子と呼称される自発光素子は、電場を加えることによって発光する蛍光性の有機化合物によって形成されたものであり、この素子を各画素に有してなる表示パネルを備えた表示装置は次世代ディスプレイデバイスとして注目されている。
有機EL素子は、アノード電極とカソード電極とのこれらの一対の電極間に形成され、例えば発光層、正孔注入層等を有する有機EL層(有機層)を備える。有機EL素子は、発光層において正孔と電子とが再結合することによって発生するエネルギーによって発光する。
このような有機層を形成するため、所定の高分子材料をインクとして凸版の一種であるフレキソ版を用いた印刷(以下、フレキソ印刷という)により基板上に形成することが従来から行われている(例えば、特許文献1)。フレキソ印刷は、低粘度インクを用いることで、基板上に形成される等発光層等を薄膜とすることが可能である。また、フレキソ印刷では、例えばローラー状に形成される版胴とアニロックスロールとをダイレクトドライブモーター等によって駆動することで、精密な印刷が可能となる。これらの理由により、フレキソ印刷を有機ELの有機層のパターニングに好適に用いることができる。
特開2007−299616号公報
しかしながら、従来のフレキソ印刷法には以下に示すような問題点がある。ディスペンサ(特許文献1ではインキチャンバー)からアニロックスロール表面全体に広がるように供給されたインクは、版胴に巻かれた印刷パターンが形成されたフレキソ版に転写される。フレキソ版と印刷対象となる基板が接触することで、基板上にインクが印刷される。その際、アニロックスロール上に残った余分なインクはスクレーパ(ドクター)によって除去されることとなる。このとき、アニロックスロールとスクレーパとが接触することによって発塵し、インクへの異物混入の原因となっていた。有機EL素子はカソード・アノード間が薄いため、異物が微小であっても、電極間ショートによるダークスポット等不良の原因となってしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、有機EL素子のような微細な構造の形成の際における異物の混入を効果的に抑制することが可能な発光装置の製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る発光装置の製造装置は、
基板上に配列された複数の発光素子を備える発光装置の製造装置であって、
前記基板上に前記発光素子の有機層を形成するインクを印刷するためのフレキソ版を備える回転式の版胴と、
前記フレキソ版に当接して前記インクを転写する第1及び第2の中間転写体と、
前記第1及び第2の中間転写体に前記インクを供給するヘッド部と、
前記転写により前記中間転写体から前記インクが移動される領域をインク補充パターンとして記憶する記憶部と、
前記中間転写体の表面の前記インク補充パターンの領域内に前記ヘッド部から前記インクを供給する制御部と、
前記第1及び第2の中間転写体を、一方が前記転写に供する位置で他方がメンテナンスに供する位置であるように交互に移動させる中間転写体移動装置と、
前記メンテナンスに供する位置にある前記第1の中間転写体又は前記第2の中間転写体を洗浄する洗浄装置と、を備える、
ことを特徴とする。
この場合、前記ヘッド部は、インクジェット方式で前記第1及び第2の中間転写体に前記インクを吐出する、
こととしてもよい。
前記ヘッド部は、互いに位置が固定され各々が前記インクを吐出する複数のノズルを備え、
前記複数のノズルは、前記インクを液滴としてインクジェット方式で吐出するピエゾ素子をそれぞれ備え、
前記記憶部は、各前記ピエゾ素子の動作波形を記憶し、
前記制御部は、前記動作波形に基づいて各前記ピエゾ素子からの前記インクの吐出量が均一となるよう制御する、
こととしてもよい。
前記発光素子は、有機エレクトロルミネッセンス素子であり、
前記インクは、有機エレクトロルミネッセンス素子の有機層となる材料を含む、
こととしてもよい
前記第1及び第2の中間転写体は、板状のアニロックス板である、
こととしてもよい。
前記転写の際に前記アニロックス板と前記版胴とが互いに反対方向に進行する、
こととしてもよい。
前記ヘッド部は、前記有機層の材料成分の濃度が互いに異なる前記インク又は溶媒をそれぞれ吐出する複数個のヘッドを備える、
こととしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る発光装置の製造方法は、
上述の発光装置の製造装置を用いて前記基板上に1又は複数層の前記有機層を形成する、
ことを特徴とする。
また、本発明の第の観点に係る発光装置の製造方法は、
インクジェット方式により、発光素子の有機層の材料を含むインクを中間転写体に供給し、前記中間転写体の表面の全面にインク膜を形成する工程と、
前記中間転写体から版胴のフレキソ版に前記インク膜を転写する工程と、
前記フレキソ版に転写された前記インク膜を基板上に印刷する工程と、
前記転写により前記中間転写体から前記インクが移動された領域に前記インクを補充して、前記中間転写体の表面の全面に前記インク膜を再形成する工程と、を備える、
ことを特徴とする。
この場合、前記インク膜を再形成する工程の後、前記インクよりも前記有機層の材料の濃度が低い低濃度インク又は溶媒を、前記中間転写体の表面の一部又は全部に供給する工程をさらに備える、
こととしてもよい。
本発明によれば、有機EL素子のような微細な構造の形成の際における異物の混入を効果的に抑制することができる。
本発明の実施形態1に係る印刷装置の構成を示す模式図である。 印刷装置の主要な構成を示すブロック図である。 アニロックスロールから版胴へのインクの転写動作を示す図である。 版胴から基板への印刷動作を示す図である。 発光装置の構成例を示す平面図である。 画素の駆動回路の一例の等価回路図である。 画素の平面図である。 図7に示すVIII−VIII線断面図である。 (a)〜(c)は、発光装置の製造方法を示す図である。 (a)〜(c)は、図9に続き、発光装置の製造方法を示す図である。 本発明の実施形態2に係る印刷装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態3に係る印刷装置の構成及び動作を示す模式図である。 図12に続き、印刷装置の動作を示す図である。 本発明の実施形態4に係る印刷装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態5に係る印刷装置の構成を示す模式図である。 (a)及び(b)は、発光装置が用いられる電子機器を示す図である。 発光装置が用いられる電子機器を示す図である。 発光装置が用いられる電子機器を示す図である。 発光装置が用いられる電子機器を示す図である。 (a)及び(b)は、ヘッドの構成例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、実施形態1の印刷装置300は、制御部301と、記憶部302と、ヘッド303と、インク340が収容されたインク収容部304と、アニロックスロール310と、版胴320と、印刷ステージ330と、を備えている。
制御部301は、CPU(Central Processing Unit)等を備えており、後述するヘッド303からのインクの吐出並びにアニロックスロール310及び版胴320の駆動等、印刷装置300の機能全体を制御する。
記憶部302は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成された記憶装置である。記憶部302には、例えば制御部301が実行するプログラム、及び、版胴320上の版による印刷パターンに関するデータ等が格納されている。また、記憶部302は、例えば、制御部301がプログラムを実行する際のワークメモリとして動作する。
ヘッド303は、制御部301の指示に基づいて、ヘッド303からインク340をアニロックスロール310に向けて吐出する。本実施形態では、ヘッド303はピエゾ素子(図示せず)を備えており、いわゆるインクジェット方式によりインク340を吐出する。また、ヘッド303は、アニロックスロール310の長さに合わせて図のX軸方向に走査しながらインク340を吐出することが可能となるように構成されている。インク収容部304は、その内部にインク340を収容しており、ヘッド303にインク340を供給する。本実施形態におけるインク340は、有機ELの例えば、発光層等の材料となる所定の高分子材料の溶液である。
アニロックスロール310は、図のX軸方向を軸として回転可能に支持されており、X軸方向に所定の長さを有する。アニロックスロール310の外周面、即ちインク340を受ける面には浅い凹部である多数のセル311が形成されている。本明細書ではセル311を簡略化して表示しているが、セル311は、印刷条件に応じて所定の深さ、パターン等を有するように設けられている。なお、ヘッド303が、アニロックスロール310のX軸方向に所定の長さに応じて、インク340を任意に吐出する吐出口を、X軸に沿って複数配置された構造であれば、ヘッド303をX軸方向に走査することなしに、アニロックスロール310の任意のセル311内にインク340を吐出することができる。
版胴320は、図のX軸方向を軸として回転可能に支持されており、X軸方向に所定の長さを有する。後述するように、版胴320はX軸方向に回転する他に、印刷ステージ330に載置される基板31の印刷面の面方向における図のX軸方向に直交するY軸方向に移動可能であるとともに、X軸方向及びY軸方向に直交する、つまり、基板31の印刷面に対する法線方向のZ軸方向に移動可能となるように構成されている。版胴320の外周面には、フレキソ版の1又は複数個の版の凸部321が形成されている。版の凸部321は、印刷される発光層等に応じて所定のパターンとなるように形成されており、アニロックスロール310からのインク340を受けるとともに印刷対象物の基板31にインク340を転写する。版胴320上の版の凸部321を含むフレキソ版の部分は、樹脂及びゴム等、フレキソ印刷に適した材料から形成されている。なお、基板31は、本実施形態では印刷ステージ330上に固定される。
印刷ステージ330は、印刷装置300の印刷対象物である基板31を図のXY平面上に載置するステージである。なお、印刷ステージ330は例えば基板31を固定するための機構を備えているが、本明細書ではその詳細な説明は省略する。
図2に、制御部301に関連するより詳細な構成をブロック図で示す。印刷装置300は、図1に示す構成物以外に、ヘッド駆動部305と、駆動部312と、角度検出部313と、駆動部322と、角度検出部323と、を備えている。
ヘッド駆動部305は、制御部301の指示に基づいて、ヘッド303が内蔵するピエゾ素子を駆動してインク340を吐出させる。また、ヘッド駆動部305は駆動用モータ(図示せず)及びレール等の機構を備えており、ヘッド303を図のX軸方向に走査させる。
駆動部312は、ダイレクトドライブ方式の駆動用モータ(図示せず)を備えており、制御部301の指示に基づいて、アニロックスロール310の所定の位置に、ヘッド303から吐出するインク340が到達するようにアニロックスロール310を回転させる。
角度検出部313は、アニロックスロール310又は駆動用モータの回転軸に設けられている角度センサである。角度検出部313は、直接的又は間接的にアニロックスロール310の位置を検出し、その位置を示す信号を制御部301に送信する。
駆動部322は、ダイレクトドライブ方式の駆動用モータ(図示せず)を備えており、制御部301の指示に基づいて、版胴320上の版の所定の位置に、アニロックスロール310に吐出されたインク340が転写されるように版胴320を回転させる。また、駆動部322は、後述するように、版胴320を図のY軸方向及びZ軸方向に移動させる。
角度検出部323は、版胴320又は駆動用モータの回転軸に設けられている角度センサである。角度検出部323は、直接的又は間接的に版胴320の位置を検出し、その位置を示す信号を制御部301に送信する。
次に、本実施形態に係る印刷装置300の動作について、図3及び図4を参照して説明する。なお、以下に示す印刷装置300の動作は、特に断りがない限り、制御部301の指示に基づいて行われる。また、以下の説明において、アニロックスロール310の表面とはセル311の範囲を含むアニロックスロール310の外周面を指す。
図3に示すように、ヘッド303は、先ずアニロックスロール310に向けてインク340を吐出する。アニロックスロール310から版胴320へのインクの転写を考慮しなければ、この工程でアニロックスロール310の表面の全周に均一なインク膜341が形成される。また、ヘッド303は、図のX軸方向に走査することでアニロックスロール310の長さ範囲をカバーしてインク340を吐出する。
上記のインク膜341の形成工程に合わせて、中間転写体であるアニロックスロール310は版胴320へインクを転写する。このとき、アニロックスロール310は矢印R1の方向に回転し、版胴320は矢印C1の方向に回転する。制御部301は、角度検出部313によりアニロックスロール310の位置を検出するとともに角度検出部323により版胴320の位置を検出する。そして、制御部301は、インクの転写が正確に行われるように駆動部312を制御してアニロックスロール310を回転させるとともに駆動部322を制御して版胴320を回転させる。なお、各実施形態の説明において、アニロックスロール310及び版胴320の一方又は双方が図示と反対方向に回転することとしてもよい。
また、ヘッド303は、アニロックスロール310の回りを1周するまでインク340を引き続き吐出する。なお、図3の例ではヘッド303からアニロックスロール310へのインク340の吐出とアニロックスロール310から版胴320への転写動作を並行して行っているが、インク340の吐出、即ちインク膜341の形成が完了後に版胴320へインク340を転写することとしてもよい。
図3の例のように、インクが転写された版胴320上の版の表面にはインク膜342が形成されている。これに対応するアニロックスロール310の表面はインク膜341が移動され、除去された状態となっている。
版胴320上の版へのインクの転写、即ちインク膜342の形成が完了すると、図4に示すように、版胴320は基板31上の所定の位置に移動し、その位置から基板31への印刷を開始する。このとき、版胴320は版胴320上に設けられた版を基板31に当接しながら矢印C1の方向に回転することで、矢印C2の方向に移動する。そして、基板31の表面には例えば有機EL素子の有機層となるインク膜343が形成される。
ヘッド303は、上述のように一部のインク膜341が転写によりアニロックスロール310の表面のうちインク340が移動して除去された箇所、即ちインク補充箇所344に対して、アニロックスロール310の表面全周に再度インク膜341が均一に形成されるように、インク340を吐出する。この工程でインク340が吐出されるパターン(インク補充パターン)は、予め記憶部302に記憶されている。制御部301は、角度検出部313から得られるアニロックスロール310の位置とインク補充パターンとに基づいて、アニロックスロール310のインク補充箇所344が正確にヘッド303に対向するように駆動部312を制御する。ヘッド303からのインク340の吐出によってインク補充箇所344に形成された補充インク膜341aは、残留しているインク膜341と一体化し、全周にわたって均一なインク膜341として形成される。その後は、図3に示したように再度版胴320上の版へのインクの転写及び基板31への印刷が可能である。
次に、前述した印刷装置300を用いて製造される発光装置の製造方法について説明する。なお、以下の説明では、有機EL素子により発生した光を有機EL素子が形成された基板を介して外部に出射するボトムエミッション型の有機EL素子を用いたアクティブ駆動方式の発光装置を例に挙げて説明する。また、本明細書における発光装置は表示装置としても用いられる。
図5に示す発光装置10は、前述の基板31上に形成される。発光装置10がカラー表示を行うものである場合、それぞれ赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の何れかの発光色で発光する発光素子を有する3つの画素30(30R、30G、30B)を一組として、この組が行方向(図5の左右方向)に繰り返し複数個、例えばm個配列されるとともに、列方向(図5の上下方向)に同一色の発光色の発光素子を有する画素が複数個、例えばn個配列されている。換言すれば、画素自体は行方向に3m個配列されており、RGBの各色を発光する画素はマトリクス状に、3m×n個配列される。
以下、発光装置10を構成する画素30について説明する。なお、本実施形態において、画素30R,30G,30Bの構成は、後述する発光層がそれぞれ発光層45R,45G,45Bであることを除いて同一である。従って、以下で個別の画素としては画素30Gを例に挙げて説明する。
画素30Gは、図6に示すように、画素回路DSを有して構成されている。画素回路DSは、例えば図6に示すように、選択トランジスタTr11、駆動トランジスタTr12、キャパシタCs、有機EL素子(発光素子)OELと、を備える。
図6に示すように、選択トランジスタTr11は、ゲート端子が走査ラインLsに、ドレイン端子がデータラインLdに、ソース端子が接点N11にそれぞれ接続される。また、駆動トランジスタTr12は、ゲート端子が接点N11に接続されており、ドレイン端子がアノードラインLaに、ソース端子が接点N12にそれぞれ接続されている。キャパシタCsは、駆動トランジスタTr12のゲート端子及びソース端子に接続されている。なお、キャパシタCsは、駆動トランジスタTr12のゲート−ソース間に付加的に設けられた補助容量、もしくは駆動トランジスタTr12のゲート−ソース間の寄生容量と補助容量からなる容量成分である。また、有機EL素子OELは、アノード電極(画素電極42)が接点N12に接続され、カソード電極(対向電極46)に基準電圧Vssが印加されている。
走査ラインLsは、画素基板の周縁部に配置された走査ドライバ(図示せず)に接続されており、所定タイミングで行方向に配列された複数の画素30を選択状態に設定するための選択電圧信号(走査信号)が印加される。また、データラインLdは、画素基板の周縁部に配置されたデータドライバ(図示せず)に接続され、上記画素30の選択状態に同期するタイミングで発光データに応じたデータ電圧(階調信号)が印加される。行方向に配列された複数の駆動トランジスタTr12が、当該駆動トランジスタTr12に接続された有機EL素子OELの画素電極42(例えばアノード電極)に発光データに応じた駆動電流を流す状態に設定するように、アノードラインLa(供給電圧ライン)は、所定の高電位電源に直接又は間接的に接続されている。つまり、アノードラインLaは、有機EL素子OELの対向電極46に印加される基準電圧Vssより十分電位の高い所定の高電位(供給電圧Vdd)が印加される。また、対向電極46は、例えば、所定の低電位電源に直接又は間接的に接続され、基板31上にアレイ状に配列された全ての画素30に対して単一の電極層により形成されており、所定の低電圧(基準電圧Vss、例えば接地電位GND)が共通に印加されるように設定されている。
また、アノードラインLaと走査ラインLsとは、各トランジスタTr11、Tr12のソース電極、ドレイン電極とを形成するソース−ドレイン導電層を用いてこれらソース電極、ドレイン電極とともに形成される。データラインLdは、各トランジスタTr11、Tr12のゲート電極となるゲート導電層を用いてゲート電極とともに形成される。データラインLdとドレイン電極Tr11dとの間の絶縁膜32には、図7に示すように、コンタクトホール61が形成され、データラインLdとドレイン電極Tr11dとはコンタクトホール61を介して導通している。走査ラインLsとゲート電極Tr11gの両端との間の絶縁膜32には、それぞれコンタクトホール62、63が形成され、走査ラインLsとゲート電極Tr11gとはコンタクトホール62、63を介して導通している。ソース電極Tr11sとゲート電極Tr12gとの間の絶縁膜32には、コンタクトホール64が形成され、ソース電極Tr11sとゲート電極Tr12gとはコンタクトホール64を介して導通している。なお、絶縁膜32は、絶縁性材料、例えばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜等から形成され、データラインLd、ゲート電極Tr11g及びゲート電極Tr12gを覆うように基板31上に形成される。
次に、有機EL素子OELは、図8に示すように、画素電極42と、正孔注入層43と、インターレイヤ層44と、発光層45Gと、対向電極46と、を備える。なお、図8では、説明の便宜上、発光に寄与する発光機能層として正孔注入層43と発光層45Gとを備える構成を例に挙げている。この他に、発光機能層は、発光層45Gのみであってもよく、正孔注入層43と発光層45Gとを備えていてもよい。
各画素の基板31上には、ゲート導電層をパターニングしてなる選択トランジスタTr11、駆動トランジスタTr12のゲート電極Tr11g、Tr12gが形成されている。各画素に隣接した基板31上には、ゲート導電層をパターニングしてなり、列方向に沿って延びるデータラインLdが形成されている。
画素電極(アノード電極)42は、透光性を備える導電材料、例えばITO(Indium Tin Oxide)、ZnO等から構成される。各画素電極42は隣接する他の画素30の画素電極42と層間絶縁膜47によって絶縁されている。
層間絶縁膜47は、絶縁性材料、例えばシリコン窒化膜から形成されている。層間絶縁膜47は、画素電極42間に形成され、トランジスタTr11、Tr12や走査ラインLs、アノードラインLaを絶縁保護する。層間絶縁膜47には略方形の開口部47aが形成されており、この開口部47aによって画素30Gの発光領域が画される。更に層間絶縁膜47上には隔壁48が形成されている。隔壁48には列方向(図7の上下方向)に延びる溝状の開口部48aが複数の画素30にわたって形成されている。ここで、層間絶縁膜47及びその上に形成される隔壁48は、行方向に隣接して配列される各画素30の発光領域間の間隙領域を形成している。
隔壁48は、絶縁材料、例えばポリイミド等の感光性樹脂を硬化してなり、層間絶縁膜47上に形成される。隔壁48は、図7に示すように列方向に沿った複数の画素の画素電極42をまとめて開口するようにストライプ状に形成されている。なお、隔壁48の平面形状は、これに限られず各画素電極42毎に開口部をもった格子状であってもよい。また、隔壁48の上面は、発光層45R,45G,45Bの中央の平坦部の上面より高くなるように形成される。
なお、隔壁48の表面、層間絶縁膜47の表面に撥液処理を施してもよい。ここで撥液とは、水系の溶媒、有機系溶媒のいずれをも弾く性質を示す。
正孔注入層43は、画素電極42上に形成されている。正孔注入層43は発光層45に正孔を供給する機能を有する。正孔注入層43は正孔(ホール)注入・輸送が可能な有機高分子系の材料、例えばPEDOT:PSS(導電性ポリマーであるポリエチレンジオキシチオフェンとドーパントであるポリスチレンスルホン酸との混合物)から構成される。
インターレイヤ層44は、正孔注入層43上に形成されている。インターレイヤ層44は、電子をブロックして発光層45G内において電子と正孔とを再結合させやすくする機能を有し、発光層45Gの発光効率を高める。
発光層45Gは、正孔注入層43上に形成されている。発光層45G(及びR,B)は、アノード電極42とカソード電極46との間に電圧を印加することにより各画素の発光色の光を発生する機能を有する。発光層45Gは、蛍光あるいは燐光を発光することが可能な公知の高分子発光材料、例えばポリパラフェニレンビニレン系やポリフルオレン系等の共役二重結合ポリマーを含む発光材料から構成される。また、これらの発光材料は、適宜水系溶媒あるいはテトラリン、テトラメチルベンゼン、メシチレン、キシレン等の有機溶媒に溶解(又は分散)した溶液(分散液)を塗布し、溶媒を揮発させることによって形成する。
対向電極(カソード電極)46は、ボトムエミッション型の場合、発光層45G側に設けられ、導電材料、例えばLi、Mg、Ca、Ba等の仕事関数の低い材料からなる電子注入性の下層と、Al等の光反射性導電金属からなる上層を有する積層構造である。本実施形態では、対向電極46は複数の画素30に跨って形成される単一の電極層から構成され、例えば接地電位である基準電圧Vssが印加されている。なお、有機EL素子OELをトップエミッション型とする場合、対向電極46は、発光層45G側に設けられ、10nm程度の膜厚の極薄い例えばLi、Mg、Ca、Ba等の仕事関数の低い材料からなる低仕事関数層と、100nm〜200nm程度の膜厚のITO等の光透過性導電層を有する透明積層構造とする。
対向電極46の上には、パッシベーション膜49が設けられる。パッシベーション膜49の上に接着層50が設けられる。そして、接着層50の上に封止基板51が設けられている。
次に、本実施形態に係る発光装置の製造方法を、図9(a)〜(c)及び図10(a)〜(c)を用いて説明する。なお、選択トランジスタTr11は駆動トランジスタTr12と同一工程によって形成されるので、選択トランジスタTr11の形成の説明を一部省略する。
図9(a)に示すように、まず、ガラス基板等からなる基板31を用意する。次に、この基板31上に、スパッタ法、真空蒸着法等により例えば、Mo膜、Cr膜、Al膜、Cr/Al積層膜、AlTi合金膜又はAlNdTi合金膜、AlNi合金膜、MoNb合金膜等からなるゲート導電膜を形成し、これを図9(a)に示すように駆動トランジスタTr12のゲート電極Tr12gの形状にパターニングする。この際、図示はしていないが、選択トランジスタTr11のゲート電極Tr11g、及びデータラインLdも形成する。続いて、図9(b)に示すように、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等によりゲート電極Tr12g及びデータラインLd上に絶縁膜32を形成する。
次に、絶縁膜32上に、CVD法等により、アモルファスシリコン等からなる半導体層を形成する。次に、半導体層上に、CVD法等により、例えばSiN等からなる絶縁膜を形成する。続いて、絶縁膜をフォトリソグラフィ等によりパターニングし、ストッパ膜115を形成する。更に、半導体層及びストッパ膜115上に、CVD法等により、n型不純物が含まれたアモルファスシリコン等からなる膜を形成し、この膜と半導体層とをフォトリソグラフィ等によりパターニングすることで、図9(b)に示すように、半導体層114とオーミックコンタクト層116,117とを形成する。
次に、スパッタ法、真空蒸着法等により絶縁膜32上に、ITO等の透明導電膜、或いは光反射性導電膜及びITO等の透明導電膜を被膜後、フォトリソグラフィによってパターニングして画素電極42を形成する。
続いて、絶縁膜32に貫通孔であるコンタクトホール61〜64を形成してから、例えば、Mo膜、Cr膜、Al膜、Cr/Al積層膜、AlTi合金膜又はAlNdTi合金膜、AlNi合金膜、MoNb合金膜等からなるソース−ドレイン導電膜をスパッタ法、真空蒸着法等により被膜して、フォトリソグラフィによってパターニングして図9(b)に示すようにドレイン電極Tr12d及びソース電極Tr12sを形成する。これと同時に、アノードラインLaを形成する。このとき、駆動トランジスタTr12のソース電極Tr12sはそれぞれ画素電極42の一部と重なるように形成される。
続いて、図9(c)に示すように、駆動トランジスタTr12等を覆うようにシリコン窒化膜からなる層間絶縁膜47をCVD法等により形成後、フォトリソグラフィにより、開口部47aを形成する。次に、感光性ポリイミドを、層間絶縁膜47を覆うように塗布し、隔壁48の形状に対応するマスクを介して露光、現像することによってパターニングし、図9(c)に示すように開口部48aを有する隔壁48を形成する。
次に、図10(a)に示すように、発光層45Gを形成する。ここでは、正孔注入層となるPEDOT:PSSの溶液をインク340として、前述の印刷装置300により開口部47aで囲まれた画素電極42上に選択的に印刷する。インク340は、PEDOT:PSSに粘度及び表面張力を調整するためのアルコール、非イオン系界面活性剤、エチレングリコール等を添加して、PEDOT:PSSインクとして調整する。続いて、基板31を大気雰囲気下で150℃〜250℃で5〜30分間乾燥を行う。これにより、有機化合物含有液の溶媒を揮発させて、正孔注入層43を形成する。有機化合物含有液は加熱雰囲気で塗布されてもよい。なお、フレキソ版である版胴320上の版の凸部321のパターンは、印刷される各層のパターンに応じて、フォトリソグラフィ法を用いて予め所定のパターンで形成される。また、正孔注入層用の印刷装置300では、版胴320上の版の凸部321の厚さが、層間絶縁膜47の厚さ及び隔壁48の厚さの和より十分高いので、版胴320上の版は画素電極42上にインク膜342のインク340を容易に突出することができる。
次に、図10(b)に示すように、インターレイヤ層44を形成する。ここでは、インターレイヤ層44となる材料を含有する有機化合物含有液をインク340として、印刷装置300により開口部47aで囲まれた正孔注入層43上に印刷する。続いて、窒素またはアルゴン等の不活性雰囲気中の加熱乾燥、或いは真空中での加熱乾燥を行い、残留溶媒の除去を行ってインターレイヤ層44を形成する。有機化合物含有液は加熱雰囲気で塗布されてもよい。なお、正孔注入層43及びインターレイヤ層44は、本実施形態のように複数色の発光層45を備える場合であっても、共通した材料から形成することができる。また、インターレイヤ層用の印刷装置300では、版胴320上の版の凸部321の厚さが、層間絶縁膜47の厚さ及び隔壁48の厚さの和より十分高いので、版胴320上の版は正孔注入層43上にインク膜342のインク340を容易に突出することができる。
次に、発光層45Gを形成する。ここでは、発光ポリマー材料(R、G、B)を含有する有機化合物含有液をインク340として、印刷装置300により開口部47aで囲まれたインターレイヤ層44上に印刷する。インク340は、ポリフルオレン系の高分子発光材料をトルエン、キシレン、メチシレン、テトラメチルベンゼン等の溶媒に溶解させ、所定の濃度に調整する。溶媒は前記の混合溶媒でもよい。続いて、露点−70℃以下の乾燥雰囲気又は真空中で80〜150℃、但し発光層のガラス転移温度以下で10〜30分間加熱し、膜中の溶媒を除去する。また、発光層用の印刷装置300では、版胴320上の版の凸部321の厚さが、層間絶縁膜47の厚さ及び隔壁48の厚さの和より十分高いので、版胴320上の版はインターレイヤ層44上にインク膜342のインク340を容易に突出することができる。
次に、図10(c)に示すように、対向電極46を形成する。ここでは、乾燥雰囲気を保ったまま冷却後、発光層45Gまで形成した基板31に真空蒸着や電子ビーム蒸着法で、Li,Mg,LiF,Ca,Ba等、アルカリ金属、アルカリ土類金属、又はそれらの化合物を蒸着法で形成する。続いて、Al等の光反射性導電層を蒸着法又は電子ビーム蒸着法で形成する。これにより、2層構造の対向電極46が形成される。
次に、図8に示したように、対向電極46上にSiNやSiON等を電子ビーム蒸着法、スパッタ法又はCVD法にて成層することにより、パッシベーション膜49を形成する。続いて、パッシベーション膜49上に紫外線硬化樹脂、又は熱硬化樹脂からなる接着層50を塗布し、ガラス又は金属キャップから形成された封止基板51を塗布面に貼り合わせる。続いて、紫外線又は熱によって接着層50を硬化させて、基板31と封止基板51とを接合する。以上により、発光装置10が製造される。
以上説明したように、本実施形態では、フレキソ印刷において、アニロックスロール310上のインク膜341のうち版胴320上の版への転写でインク340が移動して除去された部分にのみ、インクジェット法でインク340を吐出し、均一なインク340を形成する。これにより、従来のフレキソ印刷のようにスクレーパでアニロックスロールの表面上を摺動させてインクを除去する必要がないため、異物の混入を抑制することができる。特に、有機EL素子のようにカソードとアノードとの間が数百nm程度の微細な構造に形成される有機層に本発明を適用する場合、電極間のショートによるダークスポット等の不良が発生する可能性を低減することができるので特に好適である。
(実施形態2)
図11に示すように、実施形態2の印刷装置400は、ヘッド303a,303bの2つのヘッドを備えており、1つのヘッド303を備える実施形態1の印刷装置300と異なっている。なお、以下の説明においては、既に説明した実施形態と同じ構成物には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
ヘッド303aにはインク収容部304aが接続されている。インク収容部304aには実施形態1と同じ所定の濃度のインク340が収容されている。ヘッド303aは、実施形態1と同様にインク340をアニロックスロール310に向けて吐出できるように配置されている。
ヘッド303bにはインク収容部304bが接続されている。インク収容部304bにはインク340より薄い濃度のインクが収容されている。ヘッド303bは、ヘッド303aと同様に基板31の長さ方向(図のX軸方向)に走査しながらアニロックスロール310に向けてインクを吐出できるように配置されている。
次に、印刷装置400の動作について説明する。図11に示すように、本実施形態では、図4で説明したようなインクの補充を、ヘッド303a,303bの2つのヘッドで行う。
先ず、アニロックスロール310表面のインク補充箇所344に対して、ヘッド303aから所定の濃度のインクを吐出し、補充インク膜341aを形成する。続いて、ヘッド303bから所定の濃度より薄いインクを吐出する。ヘッド303bからのインクの吐出は、アニロックスロール310が回転している間に蒸発した溶媒を補うために、インクが転写されなかった部分に対し吐出するか、またはアニロックスロール310全体に均一に吐出する。このように補充インク膜341aが、残ったインク膜341に接することにより、濃度が相対的に低いインクと、相対的に高いインク340がインク膜341内でインク濃度が均等になるように移動、拡散される。これらのヘッド303a,303bの動作は、実施形態1のヘッド303と同様に、角度検出部313にて検出されたアニロックスロール310の位置に基づいて、制御部301が制御することで行われる。
このように、複数種の濃度のインクを塗布することで、全周にわたって濃度及び膜厚の均一性がより高いインク膜341を形成することができる。従って、本実施形態によれば、基板31上に形成されるインク膜343も均一性を向上させることできるため好ましい。
なお、本実施形態において、印刷条件に応じて、薄い濃度のインクに代えて溶媒のみを使用してもよい。また、本実施形態ではインクジェットヘッドをヘッド303a,303bの2つ設けているが、3つ以上設けてもよく、それぞれのヘッドから濃度の異なるインク又は溶媒のみを吐出することとしてもよい。
(実施形態3)
図12に示すように、実施形態3の印刷装置500は、実施形態1のアニロックスロール310を平面状に展開したアニロックス板350を用いる点で、実施形態1の印刷装置300と異なっている。その他、前述していない構成物についても以下に説明する。
アニロックス板350は、本実施形態では矩形の板状体に形成されたインク受容部である。アニロックス板350の一方の主面、即ち版胴320に対向する側の面には、アニロックスロール310のセル311に相当する浅い凹部であるセル351が形成されている。セル351は、印刷条件等に応じて所定の深さ、パターン等を有するように設けられている。
アニロックス板ステージ360は、アニロックス板350を固定する台状の部材である。アニロックス板ステージ360は、少なくとも図のY軸方向に移動可能に構成されている。
駆動部361は、実施形態1の駆動部312に相当する。駆動部361は、リニアモータ方式の駆動用モータ(図示せず)を備えており、制御部301の指示に基づいて、アニロックス板ステージ360を所定の位置になるように異動させる。
位置検出部362は、実施形態1の角度検出部313に相当する。位置検出部362は、アニロックス板350、アニロックス板ステージ360又は駆動用モータに設けられている位置センサである。位置検出部362は、直接的又は間接的にアニロックス板350の位置を検出し、その位置を示す信号を制御部301に送信する。
ヘッド駆動部306は、ヘッド303を図のY軸方向に移動させヘッド303を図のX軸方向に走査させる。
ヘッド駆動部306は、実施形態1のヘッド駆動部305に相当する。ヘッド駆動部306は、X軸方向及びY軸方向にわたるガイドレールを備えており(図12ではY軸方向のみ)、ヘッド303を図のX軸方向のみならずY軸方向に走査可能である点で、ヘッド駆動部305と異なっている。また、ヘッド駆動部306は、制御部301の指示に基づいて、ヘッド303が内蔵するピエゾ素子を駆動してインク340を吐出させる。
次に、本実施形態の印刷装置500の動作について図12及び図13を参照して説明する。
先ず、ヘッド303は、アニロックス板350の表面にインク340を吐出する。これにより、アニロックス板350の全面にインク膜341が形成される。このとき、版胴320は、インク340の吐出に干渉しない場所に待機している。
次に、図12に示すように、版胴320がアニロックス板350上の所定の位置に移動する。続いて、版胴320は版胴320上の版をアニロックス板350に当接しながら矢印C1の方向に回転するとともに矢印C2の方向に進行する。また、アニロックス板350を載置するアニロックス板ステージ360は矢印C2と反対方向の矢印R1の方向に移動する。これにより、インク膜341が版胴320上の版に転写され、版胴320上の版の表面には実施形態1の図3で示したようなインク膜342が形成される。なお、版胴320上の版へのインクの転写の際にアニロックス板350は停止していてもよいが、インク転写のための適当な押圧で剪断力を得るために、版胴320の進行方向と逆方向(矢印R1)に進行することが好ましい。
次に、図13に示すように、版胴320は実施形態1の図4と同様に基板31に印刷を行う。これにより、基板31上にインク膜343が形成される。また、ヘッド303は、アニロックス板350上のインク膜341のうちインク340が移動して除去された部分354にインク340を補充する。このとき、ヘッド駆動部306はヘッド303を矢印S1の方向に移動させ、駆動部361はアニロックス板ステージ360を矢印S1と反対方向の矢印R1の方向に移動させる。版胴320が基板31に転写している間に、ヘッド303がインク膜341のうちインク340が移動して除去された部分354にインク340を補充すれば、版胴320が基板31への転写完了後、再度アニロックス板350上のインク膜341に接することによって次の転写のためのインクが速やかに供給され、より製造効率を向上することができる。
本実施形態の印刷装置500のように、アニロックスロール310を平面化しアニロックス板350とすることで、メンテナンス性を向上させることができる。なお、ヘッド駆動部306に代えて、実施形態1と同様のヘッド駆動部305を使用することとしてもよい。この場合、ヘッド303の駆動機構を簡略化又は省略(後述のラインヘッド方式の場合)することが可能となり、アニロックス板ステージ360が動くことでアニロックス板340全体にインク340が塗布される。
(実施形態4)
図14に示すように、実施形態4の印刷装置600は、ヘッド303を実施形態2と同様のヘッド303a,303bの2つとしている点で、実施形態3の印刷装置500と異なっている。
印刷装置600の動作は、基本的には印刷装置500と同様である。また、実施形態2と同様に、ヘッド303aは所定の濃度のインク340を吐出し、ヘッド303bはインク340より薄い濃度のインク又は溶媒のみを吐出する。ヘッド303bは、アニロックス板350の表面の一部又は全部にインク又は溶媒を塗布することが可能である。
(実施形態5)
図15に示すように、実施形態5の印刷装置700は、2つのアニロックス板350a,350bを備える点、及び、2つのクリーニングユニット371,372を備える点において、実施形態3の印刷装置500と異なっている。なお、簡略化のため図示は省略しているが、以下で説明する以外の構成は実施形態3と同様である。
アニロックス板350a,350bは、それぞれ実施形態3のアニロックス板350と同様である。本実施形態では、アニロックス板350a,350bは共通のアニロックス板ステージ360上に載置されている。また、本実施形態では、制御部301の指示に基づいて、駆動部361はアニロックス板ステージ360を図のY軸方向のみならずX軸方向(矢印A1)に移動させることが可能である。
また、アニロックス板ステージ360は、矢印A1の方向に移動する場合、主に2つの状態となることができるように構成されている。1つは、図15に示すように、アニロックス板350aがクリーニング位置Pc1に位置しアニロックス板350bがインク転写位置P0に位置する状態である。もう1つは、アニロックス板350aがインク転写位置P0に位置しアニロックス板350bがクリーニング位置Pc2に位置する状態である。なお、アニロックス板ステージ360をアニロックス板350aに対するものとアニロックス板350bに対するものとで分けてもよいが、本実施形態のように一体である場合には2つのアニロックス板の相対的な位置関係が変わらないというメリットがある。
クリーニングユニット371は、アニロックス板350aがクリーニング位置Pc1にあるときに,アニロックス板350a上を走査し、洗浄、ワイプ、大気圧プラズマクリーニング、UV(紫外線)照射等を行う洗浄装置である。これにより、クリーニングユニット371はアニロックス板350aのメンテナンスを行うことができる。
クリーニングユニット372は、アニロックス板350bがクリーニング位置Pc2にあるときに,アニロックス板350b上を走査し、洗浄、ワイプ、大気圧プラズマクリーニング、UV(紫外線)照射等を行う洗浄装置である。これにより、クリーニングユニット372はアニロックス板350bのメンテナンスを行うことができる。なお、クリーニングユニット371,372は共に制御部301の指示に従って動作し、図のY軸方向(矢印H1)に移動可能である。
次に印刷装置700の動作について説明する。アニロックス板350a又はアニロックス板350bへのインク340の塗布、及び版胴320上の版へのインク340の転写は、図15のインク転写位置P0にて行われる。これ以降、基板31への印刷までの動作は、実施形態3と同様である。版胴320は図のY軸方向(矢印C3)に往復し、上記の工程を繰り返す。
また、本実施形態では、2つのアニロックス板350a,350bを交互に使用する。例えば、アニロックス板350aを使用して前述の印刷を行った後、印刷回数が規定回数に達すると、駆動部361はアニロックス板350aがクリーニング位置Pc1になるように、アニロックス板ステージ360を移動させる。
続いて、クリーニングユニット371は、アニロックス板350aの表面を上記の方法でクリーニングする。
アニロックス板350aがクリーニング位置Pc1でメンテナンス中、印刷に使用可能であるアニロックス板350bはインク転写位置P0に位置する。従って、アニロックス板350aのメンテナンスと並行して、アニロックス板350bを使用して印刷を続行することができる。アニロックス板350bを使用して規定回数の印刷が終了すると、駆動部361はアニロックス板350bがクリーニング位置Pc2になるように、アニロックス板ステージ360を移動させる。以降、同様にアニロックス板350aとアニロックス板350bの印刷への使用とメンテナンスとを交互に行う。
以上説明したように、複数のインク受容部(アニロックス板350a,350b)を設けることで、印刷装置としての稼働率を向上させることができる。なお、本実施形態ではアニロックス板を使用する場合を記載しているが、実施形態1のようなアニロックスロールを2組用意し、印刷への使用とメンテナンスとを交互に行うこととしてもよい。また、本実施形態では図示の便宜上2つのクリーニングユニット371,372を使用しているが、一体の洗浄装置として構成してもよい。
なお、実施形態1で説明した発光装置10の製造方法は、印刷装置300を使用した例で説明しているが、印刷装置400,500,600,700を使用することとしてもよい。また、発光装置10は、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、携帯電話等の電子機器の表示部(ディスプレイ)として用いられる。具体的には、カメラ200は、例えば図16(a)及び(b)に示すように、レンズ部201と、操作部202と、表示部203と、ファインダー204と、を備える。この表示部203として、発光装置10が用いられる。同様に、図17に示すパーソナルコンピュータ210は表示部211と操作部212とを備え、発光装置10は、表示部211として用いられる。また、図18に示す携帯電話220は表示部221と操作部222と受話部223と送話部224とを備え、発光装置10は表示部221として用いられる。また、図19に示す大画面テレビ230は、表示部231を備え、この表示部231に発光装置10が用いられる。
以上、各実施形態について説明したが、発明は上述した実施形態、具体例に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、発光装置10がカラー表示を行うものであって、3色の発光素子を備える構成を例に挙げて説明したが、これに限られず2色又は4色以上であってもよい。また、発光装置10が単色表示を行うものである場合、1色の発光素子のみを備える。
また、上述した実施形態では、発光機能層は正孔注入層43、インターレイヤ層44及び発光層45(R,G,B)を備える構成を例に挙げているが、これに限られない。例えば、正孔注入層43と発光層45とから発光機能層を構成してもよく、発光層45のみを発光機能層としてもよい。
また、上述した実施形態では、画素回路DSは2つのトランジスタを備える構成を例に挙げているが、3つ以上のトランジスタを備えるものであってもよい。
また、上述した実施形態では、ボトムエミッション型の有機EL素子を中心に説明したが、これに限られず有機EL素子OELにより発生した光を、対向電極を介して外部に出射するトップエミッション型の有機EL素子に用いることも可能である。
また、上述した実施形態では、発光装置を表示装置として利用する構成を例に挙げて説明しているが、プリンタの感光ドラムに光を照射するプリンタヘッド等の露光装置としても利用することができる。
また、上述した実施形態ではヘッド303が図のX軸方向に走査するいわゆるシリアルヘッド方式として説明している。シリアルヘッド方式では、例えば図20(a)に示すガイドレール307に沿ってヘッド303が走査する。これ以外に、例えば複数の吐出口(ノズル)を備えるいわゆるラインヘッド方式のヘッドを使用することとしてもよい。この場合、ヘッドは1本でもよいが、図20(b)に示すように例えば3本のヘッド308a,308b,308cをZ軸方向から見て千鳥状に配置することとしてもよい。これにより、ヘッド駆動部305又はヘッド駆動部306のうちヘッド303を走査するための構成を省略又は簡略化することができる。また、ラインヘッド方式を採用することにより、広い範囲に一度に印刷されるため工程を短縮することができ好ましい。なお、この場合、各ノズルの吐出量のバラツキに基づいて、各ノズルが有するピエゾ素子についての動作波形を予め設定して記憶部302に記憶させておくことにより、各ノズルからの吐出量を一定とすることが望ましい。
また、上述した各実施形態及び変形例の構成を適宜組み合わせてもよいことは勿論である。
10・・・発光装置、30,30R,30G,30B・・・画素、31・・・基板、32・・・絶縁膜、42・・・画素電極(アノード電極)、43・・・正孔注入層、44・・・インターレイヤ層、45R,45G,45B・・・発光層、46・・・対向電極(カソード電極)、47・・・層間絶縁膜、48・・・隔壁、49・・・パッシベーション膜、50・・・接着層、51・・・封止基板、114・・・半導体層、115・・・ストッパ膜、116,117・・・オーミックコンタクト層、300,400,500,600,700…印刷装置、301…制御部、302…記憶部、303,303a,303b,308a〜c…ヘッド、304,304a,304b…インク収容部、305,306…ヘッド駆動部、307…ガイドレール、310…アニロックスロール、311,351…セル、312,322,361…駆動部、313,323…角度検出部、320…版胴、321…版の凸部、330…印刷ステージ、340…インク、341〜343…インク膜、341a…補充インク膜、344…インク補充箇所、350,350a,350b…アニロックス板、354…除去された部分、360…アニロックス板ステージ、362…位置検出部、Tr11d,Tr12d・・・ドレイン電極、Tr11g,Tr12g・・・ゲート電極、Tr11s,Tr12s・・・ソース電極、La・・・アノードライン、Ls・・・走査ライン、Ld・・・データライン、Tr11・・・選択トランジスタ、Tr12・・・駆動トランジスタ

Claims (10)

  1. 基板上に配列された複数の発光素子を備える発光装置の製造装置であって、
    前記基板上に前記発光素子の有機層を形成するインクを印刷するためのフレキソ版を備える回転式の版胴と、
    前記フレキソ版に当接して前記インクを転写する第1及び第2の中間転写体と、
    前記第1及び第2の中間転写体に前記インクを供給するヘッド部と、
    前記転写により前記中間転写体から前記インクが移動される領域をインク補充パターンとして記憶する記憶部と、
    前記中間転写体の表面の前記インク補充パターンの領域内に前記ヘッド部から前記インクを供給する制御部と、
    前記第1及び第2の中間転写体を、一方が前記転写に供する位置で他方がメンテナンスに供する位置であるように交互に移動させる中間転写体移動装置と、
    前記メンテナンスに供する位置にある前記第1の中間転写体又は前記第2の中間転写体を洗浄する洗浄装置と、を備える、
    ことを特徴とする発光装置の製造装置。
  2. 前記ヘッド部は、インクジェット方式で前記第1及び第2の中間転写体に前記インクを吐出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置の製造装置。
  3. 前記ヘッド部は、互いに位置が固定され各々が前記インクを吐出する複数のノズルを備え、
    前記複数のノズルは、前記インクを液滴としてインクジェット方式で吐出するピエゾ素子をそれぞれ備え、
    前記記憶部は、各前記ピエゾ素子の動作波形を記憶し、
    前記制御部は、前記動作波形に基づいて各前記ピエゾ素子からの前記インクの吐出量が均一となるよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置の製造装置。
  4. 前記発光素子は、有機エレクトロルミネッセンス素子であり、
    前記インクは、有機エレクトロルミネッセンス素子の有機層となる材料を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発光装置の製造装置。
  5. 前記第1及び第2の中間転写体は、板状のアニロックス板である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発光装置の製造装置。
  6. 前記転写の際に前記アニロックス板と前記版胴とが互いに反対方向に進行する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の発光装置の製造装置。
  7. 前記ヘッド部は、前記有機層の材料成分の濃度が互いに異なる前記インク又は溶媒をそれぞれ吐出する複数個のヘッドを備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発光装置の製造装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の発光装置の製造装置を用いて前記基板上に1又は複数層の前記有機層を形成する、
    ことを特徴とする発光装置の製造方法。
  9. インクジェット方式により、発光素子の有機層の材料を含むインクを中間転写体に供給し、前記中間転写体の表面の全面にインク膜を形成する工程と、
    前記中間転写体から版胴のフレキソ版に前記インク膜を転写する工程と、
    前記フレキソ版に転写された前記インク膜を基板上に印刷する工程と、
    前記転写により前記中間転写体から前記インクが移動された領域に前記インクを補充して、前記中間転写体の表面の全面に前記インク膜を再形成する工程と、を備える、
    ことを特徴とする発光装置の製造方法。
  10. 前記インク膜を再形成する工程の後、前記インクよりも前記有機層の材料の濃度が低い低濃度インク又は溶媒を、前記中間転写体の表面の一部又は全部に供給する工程をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項に記載の発光装置の製造方法。
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