JP5381034B2 - 放電灯点灯装置及びこの放電灯点灯装置を備える照明器具 - Google Patents

放電灯点灯装置及びこの放電灯点灯装置を備える照明器具 Download PDF

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Description

本発明は、入力される交流電圧に応じて、インバータ回路が放電ランプに供給する電力を制御するものである。
照明器具に備えられる点灯装置は、商用電源を直流に変換して、変換した直流を高周波電力に変換してランプを点灯するものであり、この点灯装置では、商用電源の低下に伴い、高周波電力に変換するトランジスタに過大な電流が流れるのを防止するため、動作周波数を制御する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、商用電源を整流するとともに、整流した脈流電圧値よりも高い電圧まで昇圧するアクティブフィルタ回路を用いる放電灯点灯装置があり、アクティブフィルタ回路が昇圧した昇圧電圧をインバータ回路によって高周波電力に変換して放電ランプを点灯する技術もある。
このアクティブフィルタ回路が昇圧する昇圧電圧は、入力電圧に関わらずに一定であり、アクティブフィルタ回路の動作により力率も一定に制御されている。そのため、入力電力をW、入力電圧をV、入力電流をI、力率をcosΦとしたときに、W=V×I×cosΦより、電源電圧低下時に入力電流が増加する特性を持っている。(例えば、特許文献2参照。)。
特開平01−189894号公報(4頁右上欄9行目〜19行目、第4図参照。) 特開平01−248971号公報(2頁左上欄6行目〜24行目、第8図参照。)
しかしながら、商用電源の電圧が、瞬時停電、サグ(瞬時電圧低下)などにより、定格電圧よりも非常に低い電圧に低下すると、インバータ回路が供給するランプ電圧が、ランプに必要な放電維持電圧を下回ることがあり、この場合ランプは放電できないため消灯する。このとき、インバータ回路の動作周波数が、ランプが接続される負荷側の共振周波数に近いため、ランプの両端には共振電圧が発生し、この共振電圧を検出して保護回路が動作していた。そのため、商用電源の電圧が定格電圧に復帰しても、保護回路が動作しているため、一旦電源を遮断しないとランプを再点灯させることができなかった。
また、昇圧チョッパ回路を備えている場合は、商用電源の電圧が定格電圧よりも非常に低い電圧に低下しても、直流電圧Voを維持するように動作するが、インバータ回路側は商用電源が定格のときと同じ電力を出力するように動作するため、昇圧チョッパ回路に流れる電流が過大となる恐れがあった。
また、昇圧チョッパ回路が出力する直流電圧Voを維持できる動作の限界に達したとき、昇圧チョッパ回路が出力する出力電圧が低下していくが、インバータ回路側は商用電源が定格のときと同じ電力を出力するように動作しており、昇圧チョッパ回路が出力する出力電圧が急峻に低下する恐れがあった。そのため、ランプが立ち消えする恐れがあり、ランプが立ち消えるときにインバータ回路が動作している動作周波数が、ランプが接続される負荷側回路の共振周波数に近くなるため、ランプの両端には共振電圧が発生する恐れがあった。
特に、インバータ回路が動作している電力を帰還してチョッパ制御回路を動作させる構成とする場合、ランプが立ち消えて保護回路が動作したとき、インバータ回路が動作を停止するためにチョッパ制御回路への供給する電力が途絶えて動作が停止し、交流電源の電圧値が復旧してもインバータ回路及びチョッパ制御回路の動作が停止し続ける恐れがあった。
本発明に係る点灯装置は、交流電源を整流する電源整流回路と、上記電源整流回路が出力する脈流電圧を昇圧するスイッチング素子を有する昇圧チョッパを構成し、この昇圧する直流電圧を検出して、この検出した検出電圧を出力する電圧設定部、この電圧設定部が出力する検出電圧を基に、上記昇圧チョッパが昇圧する直流電圧が設定電圧となるように、スイッチング素子を制御する昇圧チョッパ制御回路を有する昇圧チョッパ回路と、上記昇圧チョッパ回路から供給される直流電圧を高周波電流に変換して放電ランプに電力を供給するインバータ回路と、上記交流電源から供給される電圧が定格電圧よりも低い状態が続き、上記電圧設定部が検出する検出電圧が低下するとき、この検出電圧が低下する変化量に応じて、上記インバータ回路上記放電ランプに供給する電力を低下させるように、上記インバータ回路の動作周波数を設定する動作周波数決定部を有し、この動作周波数決定部によって決定された動作周波数で上記インバータ回路を制御する制御回路と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、入力される交流電源の電圧値が定格電圧よりも非常に低い電圧に低下しても、放電灯点灯装置に入力される入力電流が過大となることを抑制するとともに、放電灯点灯装置を構成する電子部品の過剰な発熱を抑制することができる。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態を示す照明器具である。
照明器具1は、入力される交流電源ACを変換して、放電ランプLAに電力を供給する放電灯点灯装置2と、放電ランプLAを機械的に保持するとともに、放電ランプLAと点灯装置2を電気的に接続するランプソケット3と、放電ランプLAが発する光を反射する反射板4と、点灯装置2と反射板4が取り付けられるとともに、天井などに固定される器具本体5から構成される。
図2は、図1に示す照明器具の放電灯点灯装置の回路ブロックを示す図である。
放電灯点灯装置2は、入力される交流電源ACを脈流の直流に整流する電源整流回路10と、電源整流回路10が出力する脈流の直流を昇圧するとともに、平滑するアクティブフィルタ回路部20と、アクティブフィルタ回路部20が平滑する直流電圧を入力して、交流に変換して接続される放電ランプLAに負荷回路30を介して高周波電力を供給するインバータ回路40と、放電ランプLAの状態を検出するとともに、インバータ回路40の動作を制御する制御回路50と、インバータ回路40の出力側に接続され、インバータ回路40の出力電力から制御電源Vccを生成して、制御回路50に電力を供給するスナバ回路60と、を備える。
電源整流回路10は、入力される交流電源ACの整流するダイオードブリッジDBを備える。
アクティブフィルタ回路部20は、電源整流回路10の出力端に接続され、電源波形検出信号を出力する電源波形検出部21と、インダクタL1と、このインダクタL1のドレイン端子が接続されるスイッチング素子であるFET Q1及びアノード端子が接続されるダイオードD1と、このダイオードD1のカソード端子に接続され、電圧検出信号を出力する電圧設定部22と、電圧設定部22に並列に接続される平滑コンデンサC1と、電源波形検出部21及び電圧設定部22が出力する信号を入力するとともに、FET Q1のスイッチングを制御するアクティブフィルタ制御回路IC1とを備える。
このアクティブフィルタ回路部20は、入力される交流電源ACの電圧波形に沿ってアクティブフィルタ制御回路IC1が、FET Q1をスイッチング動作(オン/オフ動作)させて、入力される交流電源ACの電圧を所定の直流電圧に昇圧すると共に、入力電流波形を整形して力率を改善し高調波を抑制する回路である。
電源波形検出部21は、電源整流回路10が出力する脈流を分圧して、この分圧した脈流電圧を電源波形検出信号としてアクティブフィルタ制御回路IC1に出力する検出抵抗R1、R2を備える。
電圧設定部22は、平滑コンデンサC1に印加される直流電圧を分圧して、この分圧した分圧電圧を電圧検出信号としてアクティブフィルタ制御回路IC1に出力する検出抵抗R3〜R5を備える。
アクティブフィルタ制御回路IC1は、例えば、STマイクロエレクトロニクス社製L6562(以下、単にST社製L6562という。)を用い、電源波形検出部21から入力される交流電源ACの電源波形を間接的に検出するとともに、電圧設定部22が検出する検出電圧と内部に設定される内部基準電圧とを比較して、昇圧する直流電圧Voがほぼ一定になるように、FET Q1のスイッチングを制御する。
インバータ回路部40は、アクティブフィルタ回路部20の高電位側にドレイン端子が接続されるFET Q2と、FET Q2のソース端子にドレイン端子が接続され、アクティブフィルタ回路部の低電位側にソース端子が接続されるFET Q3と、を備える。
インバータ回路部40は、アクティブフィルタ回路部20で昇圧された直流電圧Voを、制御回路50から出力される電圧でFET Q2及び、FET Q3を交互にスイッチングすることにより、高周波電圧(高周波電力)を発生させる回路である。
負荷回路30は、FET Q2のソース端子に接続されるインダクタL2と、点灯に供される放電ランプLAを介して接続される結合コンデンサC2と、点灯に供されるランプLAのフィラメントを介してインダクタL2と結合コンデンサC2に接続される始動用コンデンサC3とを備える。
負荷回路30は、インダクタL2、始動用コンデンサC3の共振を利用して、放電ランプLAを点灯させる回路である。
制御回路50は、インバータ回路40を制御するインバータ制御回路IC2と、インバータ制御回路IC2がインバータ回路40を制御する動作周波数を設定する周波数決定部51と、負荷回路30の出力電圧を検知して放電ランプLAの異常を検出するとともに、放電ランプLAの異常を検出するときはインバータ制御回路IC2に保護信号を出力する保護回路52とを備える。
インバータ制御回路IC2は、例えば、STマイクロエレクトロニクス社製のL6574の制御用ICを用いて行っており、周波数決定部51の信号に基づいて、インバータ回路40のFET Q2、Q3をオン/オフ制御するとともに、保護回路52から保護信号を入力するときは、インバータ回路40のFET Q2、Q3をオフにして、インバータ回路40の動作を停止する。
周波数決定部51は、インバータ制御回路IC2に接続される抵抗R6と、抵抗R6に並列に接続される抵抗R7と、抵抗R7にエミッタ端子が接続されるPNP型トランジスタQ4とを備え、インバータ制御回路IC2がインバータ回路40をスイッチング動作させる動作周波数を設定する。PNP型トランジスタQ4は、抵抗R8を介して、電圧設定部22の検出抵抗R4と検出抵抗R5の接続点にベース端子が接続され、電圧設定部22が検出する検出電圧に応じて能動的に動作する。インバータ制御回路IC2に、例えばL6574を用いたときは、4番ピンから外部に流れ出す電流が大きいほど、インバータ回路40をスイッチング動作させる動作周波数が高くなる特性を持っている。そのため、抵抗R6の抵抗値及び抵抗R7とPNP型トランジスタQ4による合成されたインピーダンス値によって外部に流れ出す電流が決定し、インバータ回路40をスイッチング動作させる動作周波数が決定する。
保護回路52は、負荷回路30のインダクタL2に接続され、放電ランプLAにかかる電圧を検出するランプ電圧検出回路52aと、ランプ電圧検出回路52aが検出する放電ランプLAの電圧から放電ランプLAが正常であるか否かを判定する判定部52bを備える。
スナバ回路60は、インバータ回路40のFET Q3のドレイン端子とソース端子に接続され、FET Q3のドレイン端子に接続されるコンデンサC5と、このコンデンサC5の他端にカソード端子が接続され、アノード端子がFET Q3のソース端子に接続されるダイオードD2と、このダイオードD2に並列に接続され、制御回路50に供給する制御電源Vccを充電する平滑コンデンサC4と、を備える。
次に、アクティブフィルタ回路20、インバータ回路40及び制御回路50の動作について説明する。
放電灯点灯装置2に交流電源ACが入力されると、電源整流回路10によって整流された脈流は、アクティブフィルタ回路20のインダクタL1、ダイオードD1を介して平滑コンデンサC1に印加される。
電源波形検出部21及び電圧設定部22が検出する検出信号に基づいて、アクティブフィルタ制御回路IC1は、FET Q1をスイッチング動作し、電圧設定部22が検出する検出信号と、内部基準電圧と比較しながら、平滑コンデンサC1に印加される昇圧された直流電圧が一定になるように制御される。
インバータ回路40は、平滑コンデンサC1に印加されている直流電圧を入力するとともに、制御回路50のスイッチング信号に応じてFET Q2、Q3をスイッチング動作し、高周波電力に変換する。変換される高周波電力は、負荷回路30を介して点灯に供される放電ランプLAに供給され、放電ランプLAが点灯する。
放電ランプLAが点灯しているとき、負荷回路30のインダクタL2に発生している電圧をランプ電圧検出回路52aが検出し、判定部52bが保護基準値と比較して放電ランプLAが正常に点灯しているかを判別する。例えば、放電灯点灯装置2に接続される放電ランプLAが寿命末期などであるときは、放電ランプLAが正常に点灯する場合と比較して、負荷回路30のインダクタL2の放電ランプLA側とグランド(平滑コンデンサC1のマイナス側)間に高い電圧が発生するので、この高い電圧を保護回路52のランプ電圧検出回路52aが検出して、判定部52bは保護基準値を越えていると判別し、インバータ制御回路IC2に保護信号を出力する。
なお、判定部52bが基準値を超えていないと判別(ランプが正常点灯していると判別)するときは、判定部52bは保護信号を出力しない。
インバータ制御回路IC2は、動作周波数決定部51に基づいてインバータ回路40のFET Q2、Q3をスイッチング動作し、保護回路52から保護信号を入力するときは、インバータ回路40のFET Q2、Q3をオフにしてインバータ回路40の動作を停止する。
次に放電灯点灯装置2に入力される交流電源ACの電圧値が低下するときの動作について説明する。
放電灯点灯装置2に入力される交流電源ACの電圧値が低下すると、電圧設定部22が検出する電圧がほぼ一定となるように、アクティブフィルタ制御回路IC1はFET Q1をスイッチングするスイッチング周波数を低くしていく。
一方FET Q1をスイッチングするスイッチング周波数が非常に低い周波数になると、FET Q1のドレイン−ソース間に流れる電流がFET Q1の定格電流よりも非常に大きくなりFET Q1が破損する恐れがあるため、アクティブフィルタ制御回路IC1がFET Q1をスイッチングするスイッチング周波数の最低値fswminを設定する。
例えば、アクティブフィルタ制御回路IC1にST社製L6562を用いる場合は、ST社製L6562の仕様により、スイッチング周波数の最低値fswminが設定されており、昇圧された直流電圧Voは、交流電源ACの入力電圧の実効値Virms、入力電力Pi、スイッチング周波数の最低値fswmin、インダクタL1のL値で規定され、次の「数1」に示される。
Figure 0005381034
この「数1」より、スイッチング周波数の最低値fswmin、入力電力Pi、インダクタL1を固定値とした場合、直流電圧Voは入力電圧Viが小さいほど低く、大きいほど高く出力される。また、アクティブフィルタ制御回路IC1の動作としては、直流電圧Voが高くなる場合はスイッチング周波数を高く、直流電圧Voが低くなる場合はスイッチング周波数を低く動作させる。ただし、スイッチング周波数が最低値fswminに達した後は、スイッチング周波数を最低値fswmin未満にはせず、最低値fswminを保つようにスイッチング周波数を制御するため、直流電圧Voが低下する。
図3は、放電灯点灯装置に入力される交流電源の電圧値と、アクティブフィルタ回路が動作するスイッチング周波数と、アクティブフィルタ回路が出力する直流電圧の関係を示している。
図3(a)は、入力される交流電源の電圧値を示す図であり、図3(b)は、アクティブフィルタ制御回路がアクティブフィルタ回路をスイッチングするスイッチング周波数を示す図であり、図3(c)は、アクティブフィルタ回路が出力する出力電圧を示す図であり、図3(d)は、出力電圧検出部が検出する電圧及びインバータ制御回路がインバータ回路を動作させる動作周波数を決定する動作周波数決定部に入力される電圧を示す図であり、図3(e)は、動作周波数決定部に流れる電流及びインバータ回路を動作するときの動作周波数を示す図であり、図3(f)は、ランプの点灯状態(ランプの明るさ)を示す図であり、図3(g)は、ランプ電圧検出回路が検出するランプ電圧である。
まず、交流電源ACの電圧値(入力電圧)Viが低下し始めてからアクティブフィルタ回路20のスイッチング周波数fswが最低値fswminに達するまでの動作について説明する(時刻t0〜t1)。
入力電圧Viが所定の範囲内であるときは、一般的にアクティブフィルタ回路20は、「数1」の関係に基づいて、アクティブフィルタ制御回路IC1がスイッチング周波数fswを高くする、或いは、低くする制御を行なって、直流電圧Voが予め設定される設定電圧となり、この直流電圧Voを出力する。
交流電源ACの入力電圧Viが低下していくと、「数1」の関係により、アクティブフィルタ回路20の直流電圧Voを維持するように、アクティブフィルタ回路20のスイッチング周波数fswを低下させる。したがって、スイッチング周波数fswの最低値fswminに到達するまでは、直流電圧Voは一定に保たれる。このとき、直流電圧Voの分圧値である分圧電圧VPFCと、抵抗R6の両端電圧VHBの関係は、VPFC=VHBとなっており、PNPトランジスタQ4はOFF状態となっている。
なお、アクティブフィルタ回路20のスイッチング周波数fswが最低値fswminに達するときの入力電圧Viを電圧Visetとする。
次に、アクティブフィルタ回路20のスイッチング周波数fswが最低値fswminに達し、さらに入力電圧Viが電圧Visetよりも低くなるときの動作について説明する(時刻t1〜時刻t2)。
交流電源ACの入力電圧Viが電圧Visetよりも低下していくと、「数1」の関係により、アクティブフィルタ回路20の出力電圧Voを維持するように、アクティブフィルタ回路20のスイッチング周波数fswを低下させようとする。しかしながら、アクティブフィルタ回路20のスイッチング周波数fswは最低値fswminに達しているためにスイッチング周波数fswは最低値fswminで動作し続ける。したがって、スイッチング周波数fswが最低値fswminに到達後は、直流電圧Voが低下していく。
直流電圧Voが低下するので、出力電圧設定部22が検出する検出電圧VPFCも低下する。この検出電圧VPFCの低下に伴い、PNPトランジスタQ4が能動的にONとなり、インバータ制御回路IC2から流れる電流Ifが増加(周波数決定回路51の印加される電圧VHBは一定。)する。電流Ifが増加すると、インバータ回路40の動作周波数frunを高くして、負荷回路30の共振周波数(主にインダクタL2と、始動用コンデンサC3と、接続される放電ランプLAによる共振)から離れるように制御する。したがって、共振周波数よりもインバータ回路40の動作周波数が離れるので、負荷回路30の共振が弱まり、放電ランプLAに供給される電力が低下する。
ここで、インバータ回路40の動作周波数がほぼ一定で動作する、つまり、インバータ回路40が出力する電力(放電ランプLAが消費する電力)をほぼ一定とする動作をする場合、アクティブフィルタ回路20のスイッチング周波数fswが最低値fswminに達すると、「数1」の関係から、アクティブフィルタ回路20の直流電圧Voが急激に低下することが分かる。
したがって、入力電圧Viの低下に伴って、アクティブフィルタ回路20の直流電圧Voが低下するとき、インバータ回路40が出力する電力(放電ランプLAが消費する電力)も低下させるため、「数1」の関係から、インバータ回路40が出力する電力(放電ランプLAが消費する電力)がほぼ一定のときと比較して、アクティブフィルタ回路20の直流電圧Voが緩やかに低下する。
また、入力電圧Viが低下するとき、アクティブフィルタ回路20の直流電圧Voが低下するとともに、インバータ回路40が放電ランプLAに供給する電力も低下するので、放電ランプLAに印加されるランプ電圧が放電維持電圧よりも下回って放電ランプLAが消灯することがある。
従来の放電灯点灯装置の場合、仮にインバータ回路40が動作周波数を交流電源ACの電圧値に係わらず一定となるように制御回路50’が制御するとき、インバータ回路40、負荷回路30及び放電ランプLAで消費する電力はアクティブフィルタ回路20が昇圧する直流電圧によって決定される。したがって、アクティブフィルタ回路20からの出力側で消費する電力は大きく、入力される交流電源ACの電圧値が低下していくと、「数1」により、アクティブフィルタ回路20の直流電圧Voは急峻に減少する。そのため、放電ランプLAを放電維持する放電維持電圧が保てずに放電ランプLAが立ち消えることがあり、放電ランプLAが立ち消えるときのインバータ回路40の動作周波数が、負荷回路30側の共振周波数に近いため、放電ランプLAにかかるランプ電圧が急峻に増加する恐れがある。よって、このランプ電圧をランプ電圧検出回路52aが検出して、判定部52bにて放電ランプLAが異常と判別して、保護回路52から保護信号を出力して、インバータ制御回路IC2がインバータ回路40を停止させる恐れがある。この場合、放電灯点灯装置2に入力される交流電源ACの電圧値が定格電圧となったときも、従来の制御回路50’はインバータ回路40の動作を停止し続けていた。
しかしながら、本実施の形態における放電灯点灯装置2は、放電ランプLAが消灯したことによって負荷回路30側の共振特性が変わるが、インバータ回路40の動作周波数が負荷回路30側の共振周波数よりも離れているため、放電ランプLAにかかるランプ電圧が急峻に増加することがなく、保護回路52の閾値電圧を越えることがない。
したがって、放電ランプLAの異常を検出する保護回路52が動作することはなく、例えば、電源サグ(交流電源ACの電圧値が一時的に低下する現象)が発生した場合に、保護回路52が動作して復帰しない(放電ランプLAが消灯する)という問題も生じない。
また、入力される交流電源ACの電圧値が低下して、インバータ回路40が放電ランプLAに供給する電力が低下して放電ランプLAが消灯した後に、交流電源ACの電圧値が定格電圧値まで復旧するとき、制御回路50はインバータ回路40の動作周波数を下げるので、インダクタL2と始動用コンデンサC3の共振周波数に近づく。そのため、放電ランプLAに高い電圧を供給することができるので、交流電源ACの電圧値が低下して放電ランプLAが消灯しても、交流電源ACの電圧値が定格電圧まで復旧すると、放電ランプLAを再点灯させることができる。
また、入力電圧Viの低下と共にインバータ回路40が出力する電力を低下させるので、仮設電源などにより仕様範囲(点灯装置が通常動作する定格電圧の範囲)を逸脱した交流電源ACの電圧値(入力電圧)の非常に低い状態で継続して使用された場合でも、インバータ回路40が出力する電力(ランプが消費する電力)を低くして、放電灯点灯装置2に入力される入力電流を少なくできるので、電子部品(特に交流電源ACが入力される回路を構成する部品である整流電源回路10やアクティブフィルタ回路20)に流れる電流が抑えられ、電子部品が過度に発熱するという問題も発生しない。
なお、ここでいう仮設電源とは、一般に電力会社より提供される商用電源とは異なり、例えば、電力会社からの電力が供給されていない新築のオフィスビルなどに設置した照明器具などを試験的に点灯させるための電源装置である。そのため、仮設電源は、供給できる電源容量に限りがあり、仮設電源に接続される照明器具の台数や動作状況、及び、仮設電源に接続される他の機器の動作状況などによって電源容量が不足することがあり、仮設電源が出力する交流電源ACの電圧値は変動し易く、仮設電源が出力する交流電源ACの電圧値は、一般的に定格電圧に対して半分程度の電圧値まで低下することもある。
なお、本実施の形態では、アクティブフィルタ制御回路IC1に用いる制御ICの仕様により、スイッチング周波数の最低値fswminが設定される場合について説明したが、制御ICの仕様によらず、入力される交流電源ACの電圧値を検出して、アクティブフィルタ回路20が動作するスイッチング周波数の最低値fswminを設定するスイッチング周波数制限手段を設けてもよい。
また、本実施の形態では、アクティブフィルタ回路20及びインバータ回路40にそれぞれFET Q1〜Q3を設ける場合について説明したが、オン/オフ信号を受けてスイッチングするバイポーラ型トランジスタでもよく、また、他のスイッチング素子であってもよい。
また、本実施の形態では、保護回路52が放電ランプLAの異常を検知して保護信号を出力するとき、インバータ回路40の動作を停止する場合について説明したが、保護回路52が放電ランプLAの異常を検知して保護信号を出力するとき、インバータ回路40が動作する動作周波数を高くして、放電ランプLAに供給する電力を低減してもよい。
また、放電灯点灯装置2に電力を供給する電源装置として仮設電源などを用いたとき、放電灯点灯装置2に入力される交流電源ACの電圧値が低下したときに、放電灯点灯装置2のインバータ回路40が出力する電力(ランプが消費する電力)Piを低減できるので、仮設電源などの電源装置が出力する定格電力を越えないように放電灯点灯装置2側で電力を調整することができ、ひいては仮設電源などの電源装置を保護することができる。
また、インバータ回路40が発振開始した後は、インバータ回路40が出力する電力を基にして、制御電源Vccを生成するスナバ回路60を備えたので、インバータ回路40の発振動作が停止すると制御電源Vccが生成できなくなり、インバータ制御回路IC2が停止する。したがって、入力される交流電源ACの電圧値が低下するときに、保護回路52が動作してインバータ回路40の発振を停止させる放電灯点灯装置2においては、入力される交流電源ACの電圧値を検知して、交流電源ACの電圧値が定格電圧まで復旧されるときに、インバータ制御回路IC2が再起動するような回路を追加しなければならない。しかしながら、本実施の形態における放電灯点灯装置2においては、交流電源ACの電圧が低下するとき、インバータ制御回路IC2は、インバータ回路40が放電ランプLAに供給する電力を低下させて、インバータ回路40を動作させ続けるので、スナバ回路60は制御電源Vccを生成でき、インバータ制御回路IC2を動作し続けることができる。
なお、本実施の形態では、インバータ制御回路IC2を動作させる制御電源Vccを生成するスナバ回路60を用いる場合について説明したが、整流電源回路10の出力から制御電源Vccを生成する回路構成としてもよく、また、他の制御電源Vccを生成する回路構成としてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態は、実施の形態1に示す放電灯点灯装置の制御回路の構成が異なるものである。
本実施の形態において、実施の形態1に示す部分と同じ構成の部分は同符号を付し、説明を省略する。
図4を用いて、本実施の形態の放電灯点灯装置について説明する。
図4は、本実施の形態の放電灯点灯装置を示す回路ブロック図である。
制御回路50は、インバータ制御回路IC2と、インバータ制御回路IC2がインバータ回路40をスイッチング動作する動作周波数を決定する動作周波数決定部51aと、放電ランプLAの寿命などを検出する保護回路52と、アクティブフィルタ回路20の出力電圧設定部22が出力する電圧値と基準値53aとを比較して、基準値53aよりも低い電圧と判断するときは、動作周波数決定部51aに放電ランプLAを調光点灯させる動作周波数に切り替える動作周波数切り替え信号を出力する電圧判定部53と、を備える。
電圧判定部53は、アクティブフィルタ回路20が出力する直流電圧が低下したことを検出すると、インバータ回路40の調光点灯させる調光信号を出力する。
次に、入力される交流電源ACの電圧値が低下するときの放電灯点灯装置2の動作について説明する。
図5は、本実施の形態の放電灯点灯装置の動作を示すタイムチャート図である。
図5(a)は、入力される交流電源の電圧値を示す図であり、図5(b)は、アクティブフィルタ制御回路がアクティブフィルタ回路をスイッチングするスイッチング周波数を示す図であり、図5(c)は、アクティブフィルタ回路が出力する出力電圧を示す図であり、図5(d)は、出力電圧検出部が検出する電圧及びインバータ制御回路がインバータ回路を動作させる動作周波数を決定する動作周波数決定部に入力される電圧を示す図であり、図5(e)は、動作周波数決定部に流れる電流及びインバータ回路を動作するときの動作周波数を示す図であり、図5(f)は、ランプの点灯状態(ランプの明るさ)を示す図であり、図5(g)は、ランプ電圧検出回路が検出するランプ電圧である。
まず、入力電圧Viが低下し始めてからアクティブフィルタ回路20のスイッチング周波数fswが最低値fswminに達するまでの動作について説明する(時刻t0〜t1)。
交流電源ACの電圧が低下すると、アクティブフィルタ回路20が出力する電圧値が、規定の直流電圧Voとなるように、出力電圧設定部22が検出する電圧値を基にして、アクティブフィルタ回路20のスイッチング周波数fswを低くする。
次に、アクティブフィルタ回路20のスイッチング周波数fswが最低値fswminに達し、さらに入力電圧Viが電圧Visetよりも低くなるときの動作について説明する(時刻t1〜時刻t2a)。
アクティブフィルタ回路20のスイッチング周波数fswが、最低値fswminに達すると、アクティブフィルタ回路20の直流電圧Voは「数1」に示すVo=−√2×Virms/(2×fswmin×Pi×L−Virms)の関係を保ちながら次第に低下する。
出力電圧設定部22が検出するアクティブフィルタ回路20の直流電圧Voを検出し、電圧判定部53に出力する。
電圧判定部53は、入力される出力電圧設定部22の検出電圧と、予め設定される基準値54とを比較する。
電圧判定部53は、比較した結果、検出電圧が基準値53aよりも高いときは、アクティブフィルタ回路20が出力する直流電圧Voは基準電圧Voset以上であると判断するとともに、交流電源ACの電圧値も基準電圧Viset以上であると判断する。
また、電圧判定部53は、比較した結果、検出電圧が基準値54よりも低いときは、アクティブフィルタ回路20が出力する直流電圧は基準電圧Voset未満であると判断するとともに、交流電源ACの電圧値も基準電圧Viset未満であると判断する。
さらに、電圧判定部53は、交流電源ACの電圧値が基準電圧Viset以上であると判断しているときは、動作周波数決定部51aに調光切り替え信号を出力せず、交流電源ACの電圧値が基準電圧Viset未満であると判断しているときは、動作周波数決定部51aに調光切替信号を出力する。
動作周波数決定部51aは、電圧判定部53が出力する調光切替信号に応じて、インバータ回路40の動作周波数を切り替える。
インバータ回路40は、電圧判定部53が調光切替信号を出力するまで、つまり、交流電源ACの電圧値が基準電圧Visetまで低下したことを検出するまで、全光点灯を継続する。したがって、電圧判定部53が検出するまでの期間は、交流電源ACが低下すると直流電圧Voは急峻に減少することになる。
しかしながら、電圧判定部53が調光切替信号を出力する、つまり、交流電源ACの電圧値が基準電圧Viset未満まで低下したと検出すると、インバータ回路40の出力を全光点灯から調光点灯にシフトして、インバータ回路40が放電ランプLAに供給する電力Piは低下する。したがって、放電灯点灯装置2に入力電流が必要以上に流れず、放電灯点灯装置2を構成する電子部品に過度な電流が流れることがなく、特に、スイッチング回路を構成する半導体に過度な電流が流れることがなく、電子部品の発熱を抑えるとともに、電子部品の短寿命化を防ぐことができる。
また、放電灯ランプLAの点灯状態を全光点灯から調光点灯へ切り替えて、放電ランプLAの明るさが急峻に変化するので、ユーザーは視覚的に交流電源ACの電圧値が低下していることを判断することができる。
また、放電灯点灯装置2に電力を供給する電源装置として仮設電源などを用いたとき、放電灯点灯装置2に入力される交流電源ACの電圧値が低下したときに、放電灯点灯装置2のインバータ回路40が出力する電力(ランプが消費する電力)を低減できるので、仮設電源などの電源装置が出力する定格電力を越えないように放電灯点灯装置2側で電力を調整することができ、ひいては仮設電源などの電源装置を保護することができる。
また、1つの基準値54を基に電圧判定部53が判定するので、電圧判定部53が判定する基準値54の近傍で直流電圧Voが変化するときに、放電ランプLAの点灯状態が頻繁に全光点灯から調光点灯、調光点灯から全光点灯に切り替えることができ、入力される交流電源ACが変動していることをよりユーザーに視覚的に知らせることができる。
なお、本実施の形態に示す電圧判定部53では、1つの基準値54を基に電圧判定部53が判定する場合について説明したが、電圧判定部53aが判定する基準値54aを検出基準値54bと、解除基準値54cの2つにしてもよく、この場合、電圧判定部53aは図6に示すような回路ブロック図となる。
図6に示す電圧判定部22は、交流電源ACの電圧値の低下を判断する検出基準値54bと、交流電源ACの電圧値が低下した後に、交流電源ACの電圧値が放電灯点灯装置2の定格値まで復帰したことを判断する解除基準値54cとを備えている。
このように、電圧判定部53aが判断する基準値54aを検出基準値54bと、解除基準値54cの2つ設けるときの動作は、図7に示すようになる。
図7は、図5に示す電圧判別部が交流電源の電圧値が定格電圧に復旧しているかを電圧判定部が判断するタイミングが異なっていることを示している。
図7(a)は、入力される交流電源の電圧値を示す図であり、図7(b)は、アクティブフィルタ制御回路がアクティブフィルタ回路をスイッチングするスイッチング周波数を示す図であり、図7(c)は、アクティブフィルタ回路が出力する出力電圧を示す図であり、図7(d)は、出力電圧検出部が検出する電圧及びインバータ制御回路がインバータ回路を動作させる動作周波数を決定する動作周波数決定部に入力される電圧を示す図であり、図7(e)は、動作周波数決定部に流れる電流及びインバータ回路を動作するときの動作周波数を示す図であり、図7(f)は、ランプの点灯状態(ランプの明るさ)を示す図であり、図7(g)は、ランプ電圧検出回路が検出するランプ電圧である。
交流電源ACの電圧値が低下するとき、電圧判定部53aは、検出基準値54bと比較して、検出基準値54bを下回るとき、調光切替信号を出力する(時間t2a)。
次に、電圧判定部53aが調光切替信号を出力しているときに、交流電源ACの電圧値が復旧していくとき、交流電源ACの電圧値が基準電圧Visetまで復旧しても、調光切替信号を出力する(時刻t4a)。
さらに交流電源ACの電圧値が電圧Visetよりも高くなり、電圧判定部53aが解除基準値54cと比較して、解除基準値54cよりも上回るとき、調光切替信号の出力を停止する(時刻t4b)。
このように、電圧判別部53aが判断する基準値54aを検出基準値54bと解除基準値54cとすることで、電圧判定部53aが判断する判断特性にヒステリシス特性を持たせることができる。
ユーザーの作業環境によって、電圧判定部53の基準値54を1つにして、交流電源ACの電圧値がこの基準値54近傍で変動に応動して放電ランプLAの明るさを頻繁に変化させると、ユーザーの作業性が劣ることなどがある。この場合、ユーザーの作業環境に応じて、電圧判別部53aがアクティブフィルタ回路20が出力する直流電圧Voの検出値を判断する基準値54aを、検出基準値54bと解除基準値54cの2つ備えて、電圧判別部53aが判断する判断特性にヒステリシス特性を持たせるとよい。電圧判別部53aの判断特性をこのようにすると、電圧判別部53aが判別をする基準値54a近傍で直流電圧Voが変化するときに、放電ランプLAの点灯を頻繁に全光点灯から調光点灯、調光点灯から全光点灯に切り替えることがなく、ユーザーが放電ランプLAの明滅切り替えによるチラツキを感じることがなく、ユーザーの作業性が向上する。
実施の形態1に示す照明器具である。 実施の形態1を示す点灯装置のブロック図である。 実施の形態1を示す点灯装置の動作を示す図である。 実施の形態2を示す点灯装置のブロック図である。 実施の形態2を示す点灯装置の動作を示す図である。 実施の形態2を示す他の点灯装置のブロック図である。 実施の形態2を示す他の点灯装置の動作を示す図である。
符号の説明
1 照明器具、2 放電灯点灯装置、3 ランプソケット、4 反射板、5 器具本体、10 電源整流回路、20 アクティブフィルタ回路、21 電源波形検出部、22 電圧設定部30 負荷回路、40 インバータ回路、50、50’ 制御回路、51、51a 周波数決定部、52 保護回路、52a ランプ電圧検出回路、52b 判定部、53、53a 電圧判定部、54、54a 基準値、54b 検出基準値、54c 解除基準値、60 スナバ回路、AC 交流電源、LA 放電ランプ、DB ダイオードブリッジ、L1 インダクタ、L2 インダクタ、Q1〜Q3 FET、Q4 PNP型トランジスタ、D1、D2 ダイオード、C1、C4 平滑コンデンサ、C2 結合コンデンサ、C3 始動用コンデンサ、C5 コンデンサ、IC1 アクティブフィルタ制御回路、IC2 インバータ制御回路、R1、R2 検出抵抗、R3〜R5 検出抵抗。

Claims (2)

  1. 交流電源を整流する電源整流回路と、
    上記電源整流回路が出力する脈流電圧を昇圧するスイッチング素子を有する昇圧チョッパを構成し、この昇圧する直流電圧を検出して、この検出した検出電圧を出力する電圧設定部、この電圧設定部が出力する検出電圧を基に、上記昇圧チョッパが昇圧する直流電圧が設定電圧となるように、スイッチング素子を制御する昇圧チョッパ制御回路を有する昇圧チョッパ回路と、
    上記昇圧チョッパ回路から供給される直流電圧を高周波電流に変換して放電ランプに電力を供給するインバータ回路と、
    上記交流電源から供給される電圧が定格電圧よりも低い状態が続き、上記電圧設定部が検出する検出電圧が低下するとき、この検出電圧が低下する変化量に応じて、上記インバータ回路が上記放電ランプに供給する電力を低下させるように、上記インバータ回路の動作周波数を設定する動作周波数決定部を有し、この動作周波数決定部によって決定された動作周波数で上記インバータ回路を制御する制御回路と、
    を備えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 請求項1に記載の放電灯点灯装置と、この放電灯点灯装置が取り付けられる器具本体とを備える照明器具。
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