JP4066895B2 - 放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交流電源が入力されるチョッパ回路の出力をインバータ回路で高周波に変換する放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図18に示すように、交流電源ACを整流するダイオードブリッジからなる整流器DBと、整流器DBの出力端に接続され直流電圧を出力する直流電源回路2と、直流電源回路2の出力を高周波交番電圧に変換するインバータ回路3と、共振用インダクタL3および共振用コンデンサC2からなる共振回路と放電灯4aとを有しインバータ回路3の出力が印加される負荷回路4とを備えた放電灯点灯装置が知られている。なお、図中C0は、直流カット用コンデンサである。
【0003】
インバータ回路3は、スイッチング素子(図示せず)を備え入力された直流電圧を高周波交番電圧に変換して出力するインバータ主回路3aと、状態切替回路9aおよびインバータ駆動回路9bを備えスイッチング素子のオンオフを制御するインバータ制御回路9とからなる。状態切替回路9aは、放電灯4aのフィラメントを先行予熱する先行予熱状態と、放電灯4aを始動させる高電圧を印加する始動状態と、放電灯4aを安定点灯させる点灯状態との3種類の動作状態を順次切替えるための状態信号を出力する。インバータ駆動回路9bは、状態切替回路9aの出力する状態信号を受けて、インバータ主回路3aの出力する周波数を決定し、放電灯4aの動作状態を変化させる。
【0004】
直流電源回路2は、図19に示すように、整流器DBの出力端間に、カレントトランスの1次巻線からなるインダクタL1と、MOSFETからなるスイッチング素子Q1との直列回路がインダクタL1を正極に接続する形で接続され、スイッチング素子Q1の両端(ドレイン−ソース)に、平滑用コンデンサC1と逆流防止用ダイオードD1との直列回路が逆流防止用ダイオードD1のアノードをインダクタL1に接続する形で接続された構成を有する。また、スイッチング素子Q1は、後述する制御回路5によってオンオフするようにゲートに制御回路5の出力端が接続される。
【0005】
次に、直流電源回路2の動作を説明する。ここで、整流器DBの出力端間の電圧を入力電圧Vとし、平滑用コンデンサC1の両端電圧を出力電圧Vとする。スイッチング素子Q1がオンの期間において、インダクタL1には入力電圧Vが印加され、インダクタL1に流れる電流IL1は、スイッチング素子Q1のオン後の経過時間をtとしてIL1=(V/L1)×tになる(但しL1はインダクタL1のインダクタンス)。したがって、スイッチング素子Q1のオン時間をTonとすれば、インダクタL1に流れる電流の最大値IはI=(V/L1)×Tonになる。一方、スイッチング素子Q1がオフの期間において、逆流防止用ダイオードD1の順電圧降下を無視すれば、インダクタL1には電圧(V−V)が印加され、スイッチング素子Q1がオンの期間にインダクタL1に蓄積されたエネルギが、スイッチング素子Q1がオフの期間に放出されるので、放出の際にインダクタL1を流れる電流IL1は、スイッチング素子Q1のオフ後の経過時間をt’としてIL1=I−{(V−V)/L1}×t’となる。したがって、スイッチング素子Q1が時刻t1でオンになり時刻t2でオフになる際のインダクタL1に流れる電流IL1の時間変化は、図20(a)のようになる。
【0006】
ところで、スイッチング素子Q1をオンオフする制御回路5は、入力電圧Vと出力電圧VとインダクタL1を流れる電流IL1とを総合してスイッチング素子Q1のオンオフを制御する。図19に示すように、入力電圧Vは入力端間に直列に接続される抵抗R1と抵抗R2とにより分圧されて制御回路5に入力検出電圧V’として入力され、出力電圧Vは出力端間に直列に接続される抵抗R3と抵抗R4とにより分圧されて制御回路5に出力検出電圧V’として入力される。また、インダクタL1を流れる電流IL1は、スイッチング素子Q1がオンの期間には、スイッチング素子Q1と直列に接続された抵抗R5の両端電圧として検出され、制御回路5にオフ電圧Voffとして入力され、スイッチング素子Q1がオフの期間には、カレントトランスの2次巻線である検出用巻線L2の両端電圧として検出され、抵抗R6を介して制御回路5にオン電圧Vonとして入力される。なお、検出用巻線L2は、カレントトランスの2次巻線からなるので、オン電圧Vonは、インダクタL1を流れる電流IL1の変化率に比例する。したがって、オン電圧Vonは、スイッチング素子Q1がオンの期間とオフの期間とで極性が反転する矩形波状の電圧になり、スイッチング素子Q1が時刻t1でオンになり時刻t2でオフになる際には、図20(b)で示すようになる。
【0007】
制御回路5は、インダクタL1を流れる電流IL1に比例する電圧が入力電圧V以上の期間にピーク信号を出力するピーク電流検出部6を備えている。ピーク電流検出部6は、所定の目標電圧Vrefを出力する目標電圧発生部6aと、出力検出電圧V’と目標電圧Vrefとを比較し出力検出電圧V’と目標電圧Vrefとの差分に比例する誤差電圧Veaを発生する誤差増幅部6bと、2入力1出力の乗算器6cと、ピーク信号を入切する比較器6dとで構成される。誤差増幅部6bの発生する誤差電圧Veaと入力検出電圧V’とが乗算器6cに入力され、乗算器6cは、誤差電圧Veaと入力検出電圧V’との積に比例する基準電圧QMを出力する。基準電圧QMは、比較器6dによってオフ電圧Voffと比較され、比較器6dの出力するピーク信号は、オフ電圧Voffが基準電圧QM以上の期間にアクティブになる。
【0008】
また、制御回路5は、インダクタL1を流れる電流IL1が設定電流以下の期間にゼロ信号を出力するゼロ電流検出部7を備えている。ゼロ電流検出部7は、オン電圧Vonと略ゼロの電圧Vzeroとを比較しオン電圧Vonが略ゼロの電圧Vzero以下になるとアクティブになるゼロ信号を発生する。すなわち、スイッチング素子Q1がオフの期間において、インダクタL1にエネルギが蓄積されていない(インダクタL1が蓄積されたエネルギを放出し尽くす)と、検出用巻線L2の両端には電圧が発生せずオン電圧Vonがゼロになるので、ゼロ信号はアクティブになる。
【0009】
制御回路5は、RSフリップフロップQ2と出力回路8aとからなる駆動制御部8を備えており、RSフリップフロップQ2のリセット端子Rには、比較器6dの出力端であるピーク電流検出部6の出力端が接続され、RSフリップフロップQ2のセット端子Sには、ゼロ電流検出部7の出力端が接続される。駆動制御部8は、RSフリップフロップQ2のリセット端子Rがアクティブになることによって出力回路8aがスイッチング素子Q1をオフにし、RSフリップフロップQ2のセット端子Sがアクティブになることによって出力回路8aがスイッチング素子Q1をオンにする。
【0010】
つまり、スイッチング素子Q1は、インダクタL1を流れる電流IL1に比例する電圧が入力電圧V以上になりピーク信号がアクティブになることによりオフされ、インダクタL1を流れる電流IL1が設定電流(略ゼロ)以下になりゼロ信号がアクティブになることによりオンされる。
【0011】
その結果、入力検出電圧V’が一定のときに、出力電圧Vが低下し誤差電圧Veaが上昇すると、基準電圧QMが上昇しスイッチング素子Q1のオン時間が長くなるので、出力電圧Vは上昇する方向に変化する。一方、入力検出電圧V’が一定のときに、出力電圧Vが上昇し誤差電圧Veaが低下すると、基準電圧QMが低下しスイッチング素子Q1のオン時間が短くなるので、出力電圧Vは低下する方向に変化する。すなわち、制御回路5は、出力電圧Vを目標電圧発生部6aにより設定される目標電圧Vrefに応じた設定電圧に保ち、且つインダクタL1を流れる電流IL1の包絡線が入力電圧Vである脈流電圧と同じ形になるように(図21参照)スイッチング素子Q1をオンオフ制御する(例えば、特許文献1参照)。なお、誤差電圧Veaと入力検出電圧V’と基準電圧QMとの関係を図22に例示する。図22において、横軸は入力検出電圧V’を表し、縦軸は基準電圧QMを表している。また、符号Vea1〜Vea5は、夫々異なる誤差電圧Veaを表し、Vea1<Vea2<Vea3<Vea4<Vea5とする。
【0012】
また、上述したような制御回路5としては、市販されている集積回路を用いることが多く、市販されている集積回路では、基準電圧QMは、図示されていない電圧クランプ回路によって最大値(以下「最大基準電圧」と称する)QMmaxが設定されており、誤差電圧Veaおよび入力検出電圧V’が変化しても最大基準電圧QMmaxをえることはできない(図22参照)。制御回路5として市販されている集積回路を用いた場合、最大基準電圧QMmaxは、製品によって異なるが例えばモトローラ社製の「MC33262」では1.5Vになっており、ST製の「L6561」では1.7Vになっている。したがって、制御回路5として市販されている集積回路を用いて、入力電圧Vが100Vの時に100W程度の負荷供給能力を有し、且つ最大基準電圧QMmaxの影響を受けないように設計する場合には、両端電圧が基準電圧QMと比較されてスイッチング素子Q1をオフするタイミングを決定する抵抗R5の抵抗値を0.7Ω程度にすればよい。さらに、上述した市販されている集積回路は、オフ電圧Voffを入力する比較器6dの入力に抵抗R7およびコンデンサC3からなるアナログフィルタ回路10’が挿入されている(図23参照)。アナログフィルタ回路10’は、スイッチング素子Q1がオンする際のスパイク電流の影響でスイッチング素子Q1がオフしてしまうことを防止するために時定数が0.2μsec程度に設定されていることが多い。
【0013】
【特許文献1】
特許第3093893号公報(第2−3頁、図6−9)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、スイッチング素子Q1のオン時間がアナログフィルタ回路10’によって設定される時定数と略等しければ、アナログフィルタ回路10’の影響を受けてスイッチング素子Q1のオン時間が不安定になることがある。以下に、この問題を詳しく説明する。
【0015】
直流電源回路2は、ピーク電圧の異なる広範囲の入力電圧Vに対して、略一定の出力電圧Vを得ることができるので、例えば、入力電圧として設定するピーク電圧が最も低い電圧に対して、ピーク電圧が2倍の入力電圧とピーク電圧が2.4倍の入力電圧とに対応する放電灯点灯装置が提供されている。この放電灯点灯装置では、図22に示すように、ピーク電圧が最も低い入力電圧の時の入力検出電圧V’をVAC1として、VAC1の2倍の電圧であるVAC2、あるいはVAC1の2.4倍の電圧であるVAC3が入力検出電圧V’として乗算器6cに入力される。その際、直流電源回路2から出力電圧Vが一定に保持され、直流電源回路2からの供給電力も一定になるとすると、交流電源ACから入力される入力電力Wも略一定になる。直流電源回路2において、入力電圧Vと交流電源ACから入力される入力電流Iと入力電力Wとの関係は、概ねW=V×Iとなるので、入力電圧Vが2倍に上昇した場合に入力電流Iは1/2倍となり、入力電圧Vが2.4倍に上昇した場合に入力電流Iは1/2.4倍となる。
【0016】
その結果、スイッチング素子Q1がオフする際のインダクタL1を流れる電流IL1を決定する基準電圧QMは、入力電圧Vが最も低い時の基準電圧QMをQM1とすると、入力電圧Vが2倍に上昇した時の基準電圧QM2はQM2=(QM1)/2となり、入力電圧Vが2.4倍に上昇した時の基準電圧QM3はQM3=(QM1)/2.4となる。すなわち、入力電圧Vのピーク電圧を高くすることによって、基準電圧QMは低くなる。
【0017】
さらに、基準電圧QMは、負荷回路4およびインバータ回路3の消費電力によって変化する。負荷回路4およびインバータ回路3の消費電力は、放電灯4aの動作状態によって変化する。放電灯4aの動作状態は、上述したように状態切替回路9aの出力する状態信号に対応して先行予熱状態と始動状態と点灯状態とで変化するが、負荷回路4およびインバータ回路3の消費電力は、先行予熱状態、始動状態、点灯状態の順に大きくなる。例えば、図24では、放電灯4aが、時間t0−t1は先行予熱状態で動作し時刻t1で状態信号Aがアクティブになることにより始動状態に変化し、時間t1−t2は始動状態で動作し時刻t2で状態信号Bがアクティブになることにより点灯状態に変化し、時刻t2以降は点灯状態で動作しており、W1が先行予熱状態における負荷回路4およびインバータ回路3の消費電力、W2が始動状態における負荷回路4およびインバータ回路3の消費電力、W3が点灯状態における負荷回路4およびインバータ回路3の消費電力を示す。ここで、負荷回路4およびインバータ回路3が先行予熱状態で動作している際の消費電力は、一般に負荷回路4およびインバータ回路3が点灯状態で動作している際の消費電力の約0.2倍である。
【0018】
その結果、直流電源回路2からの供給電力が0.2倍になるので、定格電力Winも0.2倍になる。定格電力Winが0.2倍になる場合に、上述したWin=Vin×Iinの関係から、定格電流Iinが0.2倍になるので、基準電圧QMは0.2倍になる。すなわち、負荷回路4およびインバータ回路3の消費電力が低下することによって、基準電圧QMは低下する。
【0019】
以上の関係を踏まえた上で、アナログフィルタ回路10’の影響を受けてスイッチング素子Q1のオン時間が不安定になる例を挙げる。例えば、交流電源AC1の出力電圧の瞬時値である141Vが入力され、且つ負荷回路4およびインバータ回路3が点灯状態で動作する場合を想定し、その際の基準電圧QMがQM1=1.3Vであるとする。さらに、上述したようにスイッチング素子Q1のオン後の経過時間tに対して、IL1=(V/L1)×tとなるので、L1=0.5mH、R5=0.62Ωとすると、スイッチング素子Q1がオフするのが7.4μsec後になるので、スイッチング素子Q1のオン時間は7.4μsecになる(図25に実線で示す)。この場合には、スイッチング素子Q1は、アナログフィルタ回路10’の影響を受けることなく動作する。一方、出力電圧が交流電源AC1の2.4倍である交流電源AC2を用いて、交流電源AC2の出力電圧の瞬時値である338V(141Vの2.4倍)が入力され、且つ負荷回路4およびインバータ回路3が先行予熱状態で動作する場合を想定する。その際の基準電圧QMは、QM3=0.2×(QM1)/2.4=0.11Vとなる。したがって、スイッチング素子Q1がオフするのが同上の計算上0.26μsec後になるので、スイッチング素子Q1のオン時間は0.26μsecになる(図25に一点鎖線で示す)。この場合に、上述したようにアナログフィルタ回路10’の時定数が0.2μsec程度に設定されているので、図26のように、スイッチング素子Q1がオフすべき0.26μsecの時点でアナログフィルタ回路10’の出力(図中に実線で示す)は十分に立ち上がっておらず、オフ電圧Voff(図中に破線で示す)とアナログフィルタ回路10’の出力電圧とが等しくなるのは約0.8μsec後になる。換言すると、スイッチング素子Q1のオン時間が約3倍になってしまうので、スイッチング素子Q1がオフの期間にインダクタL1から放出されるエネルギが過剰になり、直流電源回路2の出力電圧Vは一定に保持されず、設定電圧をえて昇圧(異常昇圧)してしまう。さらに、直流電源回路2の出力電圧Vの異常昇圧によって、誤差電圧Veaが低下して基準電圧QMを下げるので、直流電源回路2の出力電圧Vの異常昇圧が加速される。
【0020】
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであって、先行予熱状態のような軽負荷時における直流電源回路の出力電圧の異常昇圧を抑制し、ピーク電圧の異なる比較的広範囲な入力電圧に対応できる放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、交流電源ACを整流する整流器DBと、スイッチング素子Q1とインダクタL1とを有し前記整流器DBの出力端間に接続され前記スイッチング素子Q1がオンである期間に前記インダクタL1に蓄積したエネルギを前記スイッチング素子Q1がオフである期間に放出する直流電源回路2と、前記直流電源回路2の出力電圧Vを設定電圧に保持するように前記スイッチング素子Q1をオンオフする制御回路5と、前記直流電源回路2の出力を高周波に変換し出力するインバータ回路3と、前記インバータ回路3の出力が供給される負荷回路4を熱陰極形の放電灯4aと共に構成する共振回路とを備えた放電灯点灯装置において、前記制御回路5は、前記スイッチング素子Q1がオフの期間において前記インダクタL1を流れる電流IL1が設定電流以下になるとアクティブになるゼロ信号を出力するゼロ電流検出部7と、前記スイッチング信号Q1がオンの期間において前記インダクタL1を流れる電流IL1に比例する電圧が前記整流器DBの出力端間の電圧以上になるとアクティブになるピーク信号を出力するピーク電流検出部6と、前記ピーク信号がアクティブになってから所定のフィルタ時間tf経過後にオフ用パルスを出力するフィルタ回路10と、前記ゼロ信号がアクティブになると所定のパルス幅(パルス時間)tpを有するオン用パルスを出力するパルス発生回路8bおよび前記パルス発生回路8bの出力端がセット端子Sに接続されるとともに前記フィルタ回路10の出力端がリセット端子Rに接続されるRSフリップフロップQ2を具備し、前記RSフリップフロップQ2のセット端子Sがアクティブになることにより前記スイッチング素子Q1をオンするとともに前記RSフリップフロップQ2のリセット端子Rがアクティブになることにより前記スイッチング素子Q1をオフする駆動制御部8とを有し、前記オン用パルスのパルス幅tpは前記フィルタ時間tf以下の長さに設定されることを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、フィルタ時間tfをフィルタ回路10によって所望の時間に設定できるので、先行予熱状態のような軽負荷時においてもスイッチング素子Q1をオフするタイミングの遅れを一定に保持できる。すなわち、負荷回路4の動作状態の変化による直流電源回路2の出力電圧Vの異常昇圧を抑制できる。さらに、ピーク電圧の比較的低い入力電圧Vに対しても、スイッチング素子Q1をオフするタイミングの遅れを一定に保持できるので、直流電源回路2はピーク電圧の異なる比較的広範囲な入力電圧Vに対応できる。さらにまた、オン用パルスのパルス幅tpはフィルタ時間tf以下の長さに設定されるので、RSフリップフロップQ2のセット端子Sがアクティブの期間にフィルタ回路10の出力端がアクティブになることは阻止され、RSフリップフロップQ2のセット端子Sとリセット端子Rとの両方が同時にアクティブになることを阻止でき、その結果、スイッチング素子Q1におけるチャタリングの発生を阻止できる。
【0023】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記フィルタ回路10は、前記ピーク電流検出部6が前記ピーク信号をアクティブにする期間にオフするスイッチング要素Q3と、前記スイッチング要素Q3と並列に接続されるコンデンサC4と、前記スイッチング要素Q3とコンデンサC4との並列回路に定電流を供給する定電流回路Irefと、前記コンデンサC4の両端電圧がしきい値電圧以上の期間に前記オフ用パルスを出力するしきい値回路Q4とを備えることを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、コンデンサC4の容量または電流回路Irefを変更することにより、フィルタ時間tfを容易に変更できる。
【0027】
また、請求項の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記制御回路5は、前記ゼロ信号の立ち上がりを一定時間(遅延時間)td遅らせる遅延回路11と、前記直流電源回路2の出力電圧Vと前記設定電圧より大きい上限電圧とを比較するとともに前記直流電源回路2の出力電圧Vが前記上限電圧をえる期間に前記遅延回路11に前記ゼロ信号の立ち上がりを遅延時間td遅れさせる昇圧抑制手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、出力電圧Vが異常上昇を開始してしまった場合にも、スイッチング素子Q1のオフ時間が強制的に延長されるので、出力電圧Vの異常昇圧を抑制できる。
【0029】
また、請求項の発明は、請求項の発明において、前記昇圧抑制手段は、前記放電灯4aが先行予熱状態にある期間の前記上限電圧より前記放電灯4aが点灯状態にある期間の前記上限電圧を大きくする上限電圧制御手段を備えることを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、先行予熱状態と比べて出力電圧Vの異常昇圧が起こり難い点灯状態において、昇圧制御手段が出力電圧Vの揺らぎ程度で誤って遅延回路11を動作させてしまうことを阻止できる。
【0031】
また、請求項の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記制御回路5は、前記ゼロ信号の立ち上がりを遅延時間td遅らせる遅延回路11を備え、前記遅延回路11は、前記放電灯4aが先行予熱状態の期間に前記ゼロ信号の立ち上がりを遅延時間td遅らせることを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、出力電圧Vの異常上昇が起こり易い軽負荷時である先行予熱状態の期間において、スイッチング素子Q1のオフ時間が強制的に延長されるので、出力電圧Vの異常昇圧の発生を確実に抑制できる。
【0033】
また、請求項の発明は、請求項1または請求項2の発明において、外部からの調光信号によって前記放電灯4aの輝度を変化させるように前記インバータ回路3の出力を制御する調光制御回路14が付加され、前記制御回路5は、前記ゼロ信号の立ち上がりを遅延時間td遅らせる遅延回路11と、前記調光信号を反映する信号を検出する調光信号検出部とを有し、前記遅延回路11は、前記調光信号検出部が前記放電灯4aの輝度を低くする前記調光信号を反映する信号を検出する期間に、前記ゼロ信号の立ち上がりを遅延時間td遅らせることを特徴とする。
【0034】
この発明によれば、出力電圧Vの異常上昇が起こり易い軽負荷時である放電灯4aの輝度の低い期間において、スイッチング素子Q1のオフ時間が強制的に延長されるので、出力電圧Vの異常昇圧の発生を確実に抑制できる。
【0035】
また、請求項の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記制御回路5は、前記放電灯4aが先行予熱状態の期間に前記フィルタ時間tfを前記オン用パルスのパルス幅tpと等しくすることを特徴とする。
【0036】
この発明によれば、出力電圧Vの異常上昇が起こり易い軽負荷時である先行予熱状態の期間において、スイッチング素子Q1の最短のオン時間がフィルタ時間tfからより短いパルスtpに切り替わるので、出力電圧Vの異常昇圧の発生を確実に抑制できる。
【0037】
また、請求項の発明は、請求項1または請求項2の発明において、外部からの調光信号によって前記放電灯4aの輝度を変化させるように前記インバータ回路3の出力を制御する調光制御回路14が付加され、前記制御回路5は、前記調光信号を反映する信号を検出する調光信号検出部を有し、前記調光信号検出部が前記放電灯4aの輝度を低くする前記調光信号を反映する信号を検出する期間に、前記フィルタ時間tfを前記オン用パルスのパルス幅tpと等しくすることを特徴とする。
【0038】
この発明によれば、出力電圧Vの異常上昇が起こり易い軽負荷時である放電灯4aの輝度の低い期間において、スイッチング素子Q1の最短のオン時間がフィルタ時間tfからより短いパルスtpに切り替わるので、出力電圧Vの異常昇圧の発生を確実に抑制できる。
【0039】
また、請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかの発明において、前記制御回路5を1チップに集積化することを特徴とする。
【0040】
この発明によれば、制御回路5の部品点数を減少できるので、低コスト化および小型化が可能になる。
【0041】
また、請求項10の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかの発明を前記放電灯4aが保持される器具本体1に設けたことを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。但し、本発明は、制御回路に特徴があり、他の構成および機能は従来構成と同様であるので、以下では、制御回路の構成および機能を説明するものとし、従来構成と同符号のものは同様の機能を有するものとして説明を省略する。
【0043】
(基本構成)
構成例は、図1に示すように、従来構成において抵抗R5と比較器6dとの間に挿入されていたアナログフィルタ回路10’(図19参照)に代えて、比較器6dの出力端とRSフリップフロップQ2のリセット端子Rとの間にフィルタ回路10を設けている。フィルタ回路10は、図2に示すように、並列に接続されたスイッチング要素Q3およびコンデンサC4と、スイッチング要素Q3とコンデンサC4との並列回路に直列に接続された定電流回路Irefと、コンデンサC4の両端電圧がしきい値電圧以上の期間にオフ用パルスを出力するしきい値回路Q4(2個の否定回路NT2、NT3を順に接続したもの)とを備え、スイッチング要素Q3は比較器6dの出力を反転する否定回路NT1の出力によりオンオフされる。スイッチング要素Q3には、否定回路NT1の出力がHレベルの期間にオンになる半導体スイッチを用いる。
【0044】
スイッチング素子Q1をオンする動作は、従来構成と同様であって、ゼロ電流検出部7が出力するゼロ信号がアクティブになることによって、RSフリップフロップQ2がセットされスイッチング素子Q1をオンする。しかし、スイッチング素子Q1をオフする動作は従来構成と異なるので、以下に、図3に示すタイミングチャートを用いて説明する。スイッチング素子Q1がオンの期間において、図3(a)に示すオフ電圧Voffが上昇し基準電圧QM以上になると図3(b)に示す比較器6dの出力がHレベル(アクティブ)になるので、フィルタ回路10のスイッチング要素Q3がオフになり定電流回路Irefからの一定電流でコンデンサC4が充電される。したがって、図3(c)に示すコンデンサC4の両端電圧が上昇し図中Aで示すしきい値回路Q4のしきい値電圧以上になるとしきい値回路Q4が図3(d)に示すオフ用パルスを発生する。オフ用パルスによって、RSフリップフロップQ2がリセットされるので、出力回路8aはスイッチング素子Q1をオフする。
【0045】
いま、比較器6dの出力がHレベルになってからフィルタ回路10がオフ用パルスを発生するまでのフィルタ回路10による遅れ時間をフィルタ時間tfとする。フィルタ時間tfは、フィルタ回路10を構成するコンデンサC1の容量と定電流回路Irefの生じる一定電流としきい値回路Q4のしきい値電圧とで決定されるので、オフ電圧Voffおよび基準電圧QMの大きさにかかわらず一定であり、入力電圧Vが比較的高く且つ先行予熱状態のような軽負荷時、すなわち、基準電圧QMが低い場合において、フィルタ回路10の影響によるスイッチング素子Q1をオフするタイミングの遅れを抑制できる。したがって、従来構成に比べて、直流電源回路2の出力電圧Vの異常昇圧を抑制できる。その結果、構成部品への電圧ストレスが軽減されるとともに、ピーク電圧の異なる広範囲の入力電圧Vに対応できる。さらに、フィルタ時間tfをスイッチング素子Q1がオンする際のスパイク電流の発生時間より大きく設定することにより、従来構成同様に、スパイク電流の影響でスイッチング素子Q1がオフしてしまうことを防止できる。
【0046】
(実施形態
本実施形態の制御回路5では、図4に示すように、駆動制御部8は、ゼロ電流検出部7の出力端とRSフリップフロップQ2のセット端子との間に挿入されるパルス発生回路8bを備える点が基本構成と相違する。パルス発生回路8bは、図5に示すように、入力端にゼロ電流検出部7の出力端が接続された否定回路NT4と、一方の入力端に否定回路NT4の入力端が接続され他方の入力端に否定回路NT4の出力端が抵抗R8を介して接続された論理積回路AN1と、一端が接地され他端が論理積回路AN1の前記他方の入力端に接続されたコンデンサC5とで構成される。論理積回路AN1の出力端は、RSフリップフロップQ2のセット端子に接続される。
【0047】
次に、パルス発生回路8bの動作について、図6に示すタイミングチャートを用いて説明する。図6(a)に示すゼロ電流検出部の出力するゼロ信号がHレベルになると、図6(c)に示す論理積回路AN1の出力するオン用パルスはHレベルになる。同時に、否定回路NT4の出力端がLレベル(非アクティブ)になるのでコンデンサC5に充電されていた電圧は抵抗R8を介して放電を開始し、図6(b)に示すコンデンサC5の両端電圧が低下し図中Bで示す論理積回路AN1のしきい値電圧を下回ると、図6(c)に示すオン用パルスはLレベルになる。すなわち、パルス発生回路8bは、ゼロ信号がHレベルに立ち上がってから一定時間(オン用パルスのパルス幅)オン用パルスを出力する。いま、オン用パルスのパルス幅をパルス時間tpとする。
【0048】
要するに、本実施形態では、スイッチング素子Q1をオンする際にRSフリップフロップQ2をセットする信号がオン用パルスであるので、RSフリップフロップQ2のセット端子SがHレベルを維持する時間は、パルス時間tpに等しく、パルス発生回路8bを構成するコンデンサC5の容量と論理積回路AN1のしきい値電圧とで決定される。
【0049】
ところで、オン用パルスがHレベルである期間に、RSフリップフロップQ2のリセット端子RがHレベルになると、スイッチング素子Q1のターンオフは瞬時には行われずスイッチング素子Q1のドレイン−ソース間には電流が流れ続ける。一方、スイッチング素子Q1のゲートに充電された電荷がターンオフの開始と同時に出力回路8aへ引き抜かれるので、抵抗R5に過大な電流が流れてしまう。したがって、オフ電圧Voffは安定しないので、フィルタ回路10の出力するオフ用パルスのパルス幅が不十分になる可能性がある。オフ用パルスのパルス幅が不十分な状態で、ゼロ電流検出部7の応答遅れあるいは配線の寄生容量の影響でRSフリップフロップQ2のセット端子SがHレベルを維持することにより、スイッチング素子Q1のオフ時にチャタリングが発生するおそれがある。この問題を解決するために、パルス時間tpは、スイッチング素子Q1の最短のオン時間であるフィルタ時間tf以下の長さに設定される。すなわち、パルス時間tpは、フィルタ時間tfと比較してtptfとなるように設定される。その結果、スイッチング素子Q1におけるチャタリングの発生を阻止できる。なお、回路素子の応答時間を考慮するとパルス時間は少なくとも50nsecは必要であり、フィルタ時間tfは50nsec以上の長さに設定される。他の構成および機能は基本構成と同様である。
【0050】
(実施形態
本実施形態の制御回路5は、図7に示すように、ゼロ信号の立ち上がりを一定時間遅らせる遅延回路11と、出力検出電圧V’と目標電圧Vrefより高く設定される抑制電圧V(上限電圧を反映する)とを比較するとともに出力検出電圧V’が抑制電圧Vえる期間にパルス発生回路8bに入力する信号をゼロ信号から遅延回路11の出力に切替える昇圧抑制手段とを備える点が実施形態と相違する。昇圧抑制手段は、図8に示すように、一端を入力1とするアナログスイッチSW1と、一端を入力2とし他端がアナログスイッチSW1の他端とともにパルス発生回路8bの入力端に接続されたアナログスイッチSW2と、各アナログスイッチSW1、SW2の制御端子間に挿入される否定回路NT0とを備えた選択回路12と、出力検出電圧V’と抑制電圧Vとを比較するとともに出力電圧V’が抑制電圧V以下の期間に出力がHレベルになる選択用比較器13とで構成される。選択回路12において、入力1にゼロ電流検出部7の出力端が接続され、入力2に後述する遅延回路11の出力端が接続される。また、選択用比較器13の出力端は、アナログスイッチSW1とアナログスイッチSW2との夫々の制御端子に、Hレベルになる期間にアナログスイッチSW1をオンしLレベルになる期間にアナログスイッチSW2をオンするように接続される。
【0051】
一方、遅延回路11は、入力端がゼロ電流検出部7の出力端に接続された否定回路NT5と、出力端が選択回路12の入力2に接続された否定回路NT6と、否定回路NT5の出力端と否定回路NT6の入力端との間に接続された抵抗R9と、アノードを否定回路NT5の出力端に接続する形で抵抗R9と並列に接続されたダイオードD2と、一端が接地され他端が否定回路NT6の入力端に接続されたコンデンサC6とで構成される。
【0052】
次に、本実施形態の機能を説明する。直流電源回路2の出力電圧Vが正常な場合、出力検出電圧V’が抑制電圧V以下に保持され選択用比較器13の出力はHレベルである。したがって、選択回路12は、パルス発生回路8bの入力に対してゼロ信号を出力し、パルス発生回路8bが実施形態と同様に動作する。一方、インバータ回路3および負荷回路4の消費電力が小さくなることによりスイッチング素子Q1のオン時間がフィルタ回路10の設定するフィルタ時間tfより短くなる場合を想定する。この場合、従来構成と同様に直流電源回路2の出力電圧Vが異常昇圧してしまうことが危惧されるが、本実施形態では、以下の機能により異常昇圧を抑制することができる。
【0053】
異常昇圧が開始すると、出力検出電圧V’が抑制電圧Vえることにより選択用比較器13の出力がLレベルになるので、選択回路12は、パルス発生回路8bの入力に対する出力信号をゼロ信号から遅延回路11の出力に切替える。その際、スイッチング素子Q1をオンする動作を、図9に示すタイミングチャートを用いて説明する。図9(a)に示すオン電圧Vonが低下し略ゼロの電圧Vzero以下になると図9(b)に示すゼロ信号がHレベルになる。同時に、図9(c)に示す否定回路NT5の出力がLレベルになるのでコンデンサC6に充電されていた電圧は抵抗R9を介して放電を開始し、図9(d)に示すコンデンサC6の両端電圧が低下し図中Cで示す否定回路NT6のしきい値電圧を下回ると、図9(e)に示す否定回路NT6の出力がHレベルになりパルス発生回路8bが図9(f)に示すオン用パルスを出力する。オン用パルスは、実施形態と同様に、RSフリップフロップQ2をセットするので、スイッチング素子Q1がオンされる。いま、ゼロ信号の立ち上がりからオン用パルスの立ち上がりまでの一定時間の遅れを遅延時間tdとする。要するに、スイッチング素子Q1がオンするタイミングが遅延時間td遅れることになり、結果的に、スイッチング素子Q1のオフ時間が長くなるので、異常昇圧が抑制される。
【0054】
すなわち、遅延回路11と昇圧抑制手段とを備えることによって、インバータ回路3および負荷回路4の消費電力が小さくなりスイッチング素子Q1のオン時間がフィルタ回路10の設定するフィルタ時間tfより短くなる場合に、異常昇圧を抑制できるので、対応できるインバータ回路3および負荷回路4の消費電力の範囲が広くなる。また、遅延回路11と昇圧抑制手段とを備えることによって、インダクタL1のインダクタンスを従来構成よりも小さくすることによりスイッチング素子Q1のオン時間がフィルタ時間tfより短くなる場合に異常昇圧を抑制できるので、インダクタL1の小型化が可能になる。
【0055】
なお、上述した例では、選択用比較器13が出力検出電圧V’と抑制電圧Vとを比較し選択回路12を制御していたが、応用例として図10に示すように、選択用比較器13に代えて、誤差電圧検出部6bの出力する誤差電圧Veaと補助抑制電圧V’(上限電圧を反映する)とを比較し選択回路12を制御する補助選択用比較器13’を設けてもよい。他の構成および機能は実施形態と同様である。
【0056】
なお、以下の各実施形態の基本構成は、図11に示すように、状態切替回路9aの出力する状態信号Aが制御回路5にも入力されている点が上述した基本構成と相違する。状態信号Aは、放電灯4aの動作状態を先行予熱状態と先行予熱状態以外との間で切替える信号であって、Lレベルの期間に放電灯4aの動作状態を先行予熱状態にし、Hレベルの期間に放電灯4aの動作状態を先行予熱状態以外にする。
【0057】
(実施形態
実施形態の昇圧抑制手段は、選択用比較器13または補助選択用比較器13’の出力によって選択回路12が制御されていたが、本実施形態の昇圧抑制手段では、図12に示すように、選択用比較器と補助選択比較器とのいずれも用いることなく、状態信号Aによって選択回路12が制御される。すなわち、選択回路12の制御端子に状態信号Aが入力されるように接続される。
【0058】
次に、本実施形態の動作を説明する。放電灯4aが先行予熱状態の期間、すなわち状態信号AがLレベルの期間には、選択回路12が遅延回路11の出力を駆動制御部8の入力に対して出力する。これに対して、放電灯4aが先行予熱状態以外の期間、すなわち状態信号AがHレベルの期間には、選択回路12がゼロ信号を駆動制御部8の入力に対して出力する。要するに、先行予熱状態の期間は、先行予熱状態以外の期間よりインバータ回路3および負荷回路4の消費電力が小さくなり直流電源回路2の出力電圧Vの異常昇圧が起こり易いので、先行予熱状態の期間にスイッチング素子Q1のオフ時間を長くすることにより、先行予熱状態における直流電源回路2の出力電圧Vの異常昇圧を抑制する。
【0059】
なお、上述した例では、状態信号Aにより選択回路12を制御していたが、放電灯4aの動作状態を点灯状態と点灯状態以外の状態との間で切替える信号である状態信号B(図11参照)によって選択回路12を制御してもよい。あるいは、応用例として図13に示すように、基本構成において、外部からの調光信号によって放電灯4aの輝度を変化させるようにインバータ駆動回路9bを制御する調光制御回路14を備える放電灯点灯装置では、調光信号を検出する調光信号検出部(図示せず)を設けて、調光信号が放電灯4aの輝度を低くする期間に選択回路12の出力を遅延回路11の出力に切替えるようにしてもよい。他の構成および機能は実施形態と同様である。
【0060】
(実施形態
実施形態は、選択用比較器13によって出力検出電圧V’と比較される抑制電圧Vは一定に設定されるが、本実施形態では、図14に示すように、抑制電圧を変化させる抑制電圧制御手段15(上限電圧制御手段)を備える。抑制電圧制御手段15は、主抑制電圧Vpaと出力検出電圧V’とを比較する主選択用比較器13aと、副抑制電圧Vpbと出力検出電圧V’とを比較する副選択用比較器13bと、一方の入力端に主選択用比較器13aの出力端が接続され他方の入力端に状態信号Aが入力される論理積回路AN2と、一方の入力端に副選択用比較器13bの出力端が接続され他方の入力端に状態信号Aが否定回路NT8を介して(状態信号Aの反転信号が)入力される論理積回路AN3と、論理積回路AN2の出力端と論理積回路AN3の出力端とが夫々入力端に接続された論理和回路OR1とで構成される。論理和回路OR1の出力端は、選択回路12の制御端子に接続されている。主抑制電圧Vpaは、実施形態の抑制電圧Vと同様に目標電圧Vrefより高く設定され、副抑制電圧Vpbは、主抑制電圧Vpaより高く設定される。
【0061】
次に、抑制電圧制御手段15の動作を説明する。放電灯4aが先行予熱状態の期間、すなわち状態信号AがLレベルの期間には、論理和回路OR1の出力が主選択用比較器13aの出力になる。これに対して、放電灯4aが先行予熱状態以外の期間、すなわち状態信号AがHレベルの期間には、論理和回路OR1の出力が副選択用比較器13bの出力になる。要するに、先行予熱状態以外の期間は、先行予熱状態の期間よりインバータ回路3および負荷回路4の消費電力が大きくなり直流電源回路2の出力電圧の異常昇圧が起こり難いので、抑制電圧を先行予熱状態の期間の主抑制電圧Vpaより高い副抑制電圧Vpbにする。その結果、先行予熱状態以外の期間において、出力検出電圧V’が直流電源回路2の出力端に設けられた平滑用コンデンサC1の電圧リップルで主抑制電圧Vpaえたとしても、副抑制電圧Vpbえない限りは昇圧抑制手段10が直流電源回路2の出力電圧Vの異常昇圧を抑制してしまうことがない。
【0062】
なお、上述した例では、選択用比較器13によって出力検出電圧V’と比較される抑制電圧Vを変化させる抑制電圧制御手段15を備えるが、第1の応用例として図15に示すように、補助選択用比較器13’によって誤差電圧Veaと比較される補助抑制電圧V’を変化させる補助抑制電圧制御手段15’を設けてもよい。また、上述した例では、状態信号Aにより抑制電圧制御手段15を制御していたが、放電灯の動作状態を点灯状態と点灯状態以外の状態との間で切替える信号である状態信号B(図11参照)によって抑制電圧制御手段15を制御してもよい。あるいは、第2の応用例として図13に示すように、基本構成において、外部からの調光信号によって放電灯4aの輝度を変化させるようにインバータ駆動回路9bを制御する調光制御回路14を備える放電灯点灯装置では、調光信号を検出する調光信号検出部を設けて、調光信号が放電灯4aの輝度を高くする期間に抑制電圧Vを大きくするようにしてもよい。他の構成および機能は実施形態と同様である。
【0063】
(実施形態
実施形態は、フィルタ時間tfとパルス時間tpとが夫々個々に設定されていたが、本実施形態では、図16に示すように、先行予熱状態の期間にフィルタ時間tfをパルス時間tpに等しくするフィルタ停止回路16を備える。フィルタ停止回路16は、一方の入力端に状態信号Aが否定回路NT9を介して(状態信号Aの反転信号が)入力され他方の入力端にフィルタ回路10の出力端が接続された論理和回路OR2と、一方の入力端に論理和回路OR2の出力端が接続され他方の入力端に比較器6dの出力端が接続された論理積回路AN5と、一方の入力端に論理積回路AN5の出力端が接続され他方の入力端にパルス発生回路8b’の出力(パルス発生回路8bの出力の反転信号)が入力された論理積回路AN4とで構成される。論理積回路AN4の出力端は、RSフリップフロップQ2のリセット端子Rに接続される。なお、パルス発生回路8b’は、前述したパルス発生回路8b(図5参照)において、論理積回路AN1に代えて否定論理積回路AN1’を備えることにより、パルス発生回路8bの出力の反転信号を出力するものである。ここで、RSフリップフロップQ2を、セット端子Sにパルス発生回路8bの出力端が接続される場合と同様に機能させるために、パルス発生回路8b’の出力端は否定回路NT10を介してRSフリップフロップQ2のセット端子Sに接続される。
【0064】
次に、フィルタ停止回路16の動作について説明する。放電灯4aが先行予熱状態以外の期間、すなわち状態信号AがHレベルの期間には、論理積回路AN5の出力がフィルタ回路10の出力になるので、比較器6dがHレベルになってから実施形態と同様にフィルタ時間tf遅れてRSフリップフロップQ2のリセット端子RがHレベルになる。これに対して、放電灯4aが先行予熱状態の期間、すなわち状態信号AがLレベルの期間には、論理積回路AN5の出力が比較器6dの出力になるので、比較器6dがHレベルになってからパルス時間tp遅れてRSフリップフロップQ2のリセット端子RがHレベルになる。要するに、先行予熱状態の期間は、先行予熱状態以外の期間よりインバータ回路3および負荷回路4の消費電力が小さくなり直流電源回路2の出力電圧の異常昇圧が起こり易いので、スイッチング素子Q1の最短のオン時間がパルス時間tpと等しくなるように短くされる。その結果、実施形態と同様に、対応できるインバータ回路3および負荷回路4の消費電力の範囲が広くなり、インダクタL1の小型化が可能になる。
【0065】
なお、上述した例では、状態信号Aによりフィルタ停止回路16を制御していたが、放電灯4aの動作状態を点灯状態と点灯状態以外の状態との間で切替える信号である状態信号B(図11参照)によってフィルタ停止回路16を制御してもよい。あるいは、図13に示すように、基本構成において、外部からの調光信号によって放電灯4aの輝度を変化させるようにインバータ駆動回路9bを制御する調光制御回路14を備える放電灯点灯装置では、調光信号を検出する調光信号検出部を設けて、調光信号が放電灯4aの輝度を低くする期間にフィルタ時間tfをパルス時間tpに等しくするようにしてもよい。他の構成および機能は実施形態と同様である。
【0066】
上述した各実施形態の放電灯点灯装置は、例えば図17に示すような器具本体1を備えた照明器具に適用することができる。器具本体1には、直流電源回路2およびインバータ回路3を含む点灯回路を収納したケース17が収納され、また、放電灯4aを保持するソケット18が設けられている。なお、器具本体1の形状によって放電灯4aの周囲の温度が異なるから、放電灯4aの温度特性によっては放電灯4aの消費電力が低下することがある。このような場合にも、上述した軽負荷時と同様に、直流電源回路2の出力電圧Vが異常昇圧する可能性があるが、本発明の放電灯点灯装置を照明器具に採用することによって、放電灯4aの温度変化によって放電灯4aの消費電力が低下しても出力電圧Vの異常昇圧を抑制することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、フィルタ時間をフィルタ回路によって所望の時間に設定できるので、先行予熱状態のような軽負荷時にいてもスイッチング素子をオフするタイミングの遅れを一定に保持できる。すなわち、負荷回路の動作状態の変化による直流電源回路の出力電圧の異常昇圧を抑制できる。さらに、ピーク電圧の比較的低い入力電圧に対しても、スイッチング素子をオフするタイミングの遅れを一定に保持できるので、直流電源回路はピーク電圧の異なる比較的広範囲な入力電圧に対応できる。さらにまた、オン用パルスのパルス幅tpはフィルタ時間tf以下の長さに設定されるので、RSフリップフロップQ2のセット端子Sがアクティブの期間にフィルタ回路10の出力端がアクティブになることは阻止され、RSフリップフロップQ2のセット端子Sとリセット端子Rとの両方が同時にアクティブになることを阻止でき、その結果、スイッチング素子Q1におけるチャタリングの発生を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成を示す回路図である。
【図2】 同上の要部を示す回路図である。
【図3】 同上の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】 本発明の実施形態を示す回路図である。
【図5】 同上の要部を示す回路図である。
【図6】 同上の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】 本発明の実施形態を示す回路図である。
【図8】 同上の要部を示す回路図である。
【図9】 同上の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】 同上の応用例を示す回路図である。
【図11】 本発明の実施形態ないし実施形態の基本構成を示す回路図である。
【図12】 本発明の実施形態を示す回路図である。
【図13】 同上の応用例の基本構成を示す回路図である。
【図14】 本発明の実施形態を示す回路図である。
【図15】 同上の第1の応用例を示す回路図である。
【図16】 本発明の実施形態の要部を示す回路図である。
【図17】 本発明の使用例を示す斜視図である。
【図18】 従来例の基本構成を示す回路図である。
【図19】 同上を示す回路図である。
【図20】 同上の動作を示すタイミングチャートである。
【図21】 同上の入力電圧波形とインダクタを流れる電流との関係を示す動作説明図である。
【図22】 同上の誤差電圧と入力検出電圧と基準電圧との関係を示す動作説明図である。
【図23】 同上の要部を示す回路図である。
【図24】 同上の動作を示すタイミングチャートである。
【図25】 同上のオフ電圧と時間との関係を示す動作説明図である。
【図26】 同上のアナログフィルタ回路の影響を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 器具本体
2 直流電源回路
3 インバータ回路
4 負荷回路
4a 放電灯
5 制御回路
6 ピーク電流検出部
7 ゼロ電流検出部
8 駆動制御部
8b パルス発生回路
10 フィルタ回路
11 遅延回路
14 調光制御回路
AC 交流電源
DB 整流器
L1 インダクタ
Q1 スイッチング素子
Q2 RSフリップフロップ
Q3 スイッチング要素
Q4 しきい値回路
ref 定電流回路
tf フィルタ時間
tp パルス幅(パルス時間)
C4 コンデンサ

Claims (10)

  1. 交流電源を整流する整流器と、スイッチング素子とインダクタとを有し前記整流器の出力端間に接続され前記スイッチング素子がオンである期間に前記インダクタに蓄積したエネルギを前記スイッチング素子がオフである期間に放出する直流電源回路と、前記直流電源回路の出力電圧を設定電圧に保持するように前記スイッチング素子をオンオフする制御回路と、前記直流電源回路の出力を高周波に変換し出力するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力が供給される負荷回路を熱陰極形の放電灯と共に構成する共振回路とを備えた放電灯点灯装置において、前記制御回路は、前記スイッチング素子がオフの期間において前記インダクタを流れる電流が設定電流以下になるとアクティブになるゼロ信号を出力するゼロ電流検出部と、前記スイッチング信号がオンの期間において前記インダクタを流れる電流に比例する電圧が前記整流器の出力端間の電圧以上になるとアクティブになるピーク信号を出力するピーク電流検出部と、前記ピーク信号がアクティブになってから所定のフィルタ時間経過後にオフ用パルスを出力するフィルタ回路と、前記ゼロ信号がアクティブになると所定のパルス幅を有するオン用パルスを出力するパルス発生回路および前記パルス発生回路の出力端がセット端子に接続されるとともに前記フィルタ回路の出力端がリセット端子に接続されるRSフリップフロップを具備し、前記RSフリップフロップのセット端子がアクティブになることにより前記スイッチング素子をオンするとともに前記RSフリップフロップのリセット端子がアクティブになることにより前記スイッチング素子をオフする駆動制御部とを有し、前記オン用パルスのパルス幅は前記フィルタ時間以下の長さに設定されることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記フィルタ回路は、前記ピーク電流検出部が前記ピーク信号をアクティブにする期間にオフするスイッチング要素と、前記スイッチング要素と並列に接続されるコンデンサと、前記スイッチング要素とコンデンサとの並列回路に定電流を供給する定電流回路と、前記コンデンサの両端電圧がしきい値電圧以上の期間に前記オフ用パルスを出力するしきい値回路とを備えることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記制御回路は、前記ゼロ信号の立ち上がりを一定時間遅らせる遅延回路と、前記直流電源回路の出力電圧と前記設定電圧より大きい上限電圧とを比較するとともに前記直流電源回路の出力電圧が前記上限電圧を超える期間に前記遅延回路に前記ゼロ信号の立ち上がりを一定時間遅れさせる昇圧抑制手段とを備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記昇圧抑制手段は、前記放電灯が先行予熱状態にある期間の前記上限電圧より前記放電灯が点灯状態にある期間の前記上限電圧を大きくする上限電圧制御手段を備えることを特徴とする請求項3記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記制御回路は、前記ゼロ信号の立ち上がりを一定時間遅らせる遅延回路を備え、前記遅延回路は、前記放電灯が先行予熱状態の期間に前記ゼロ信号の立ち上がりを一定時間遅らせることを特徴とする請求項1または請求項2記載の放電灯点灯装置。
  6. 外部からの調光信号によって前記放電灯の輝度を変化させるように前記インバータ回路の出力を制御する調光制御回路が付加され、前記制御回路は、前記ゼロ信号の立ち上がりを一定時間遅らせる遅延回路と、前記調光信号を反映する信号を検出する調光信号検出部とを有し、前記遅延回路は、前記調光信号検出部が前記放電灯の輝度を低くする前記調光信号を反映する信号を検出する期間に前記ゼロ信号の立ち上がりを一定時間遅らせることを特徴とする請求項1または請求項2記載の放電灯点灯装置。
  7. 前記制御回路は、前記放電灯が先行予熱状態の期間に前記フィルタ時間を前記オン用パルスのパルス幅と等しくすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の放電灯点灯装置。
  8. 外部からの調光信号によって前記放電灯の輝度を変化させるように前記インバータ回路の出力を制御する調光制御回路が付加され、前記制御回路は、前記調光信号を反映する信号を検出する調光信号検出部を有し、前記調光信号検出部が前記放電灯の輝度を低くする前記調光信号を反映する信号を検出する期間に、前記フィルタ時間を前 記オン用パルスのパルス幅と等しくすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の放電灯点灯装置。
  9. 前記制御回路を1チップに集積化することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか記載の放電灯点灯装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか記載の放電灯点灯装置を前記放電灯が保持される器具本体に設けたことを特徴とする照明器具
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