JP2008270048A - 放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】三相四線配線の誤結線のような、通常時に比べて所定倍率の高い電圧が印加される場合に点灯装置の故障する確率を低く抑え、施工時に工事者やユーザーに不安感を与えず速やかに異常であることを認知できるような手段を提供する。
【解決手段】商用電源Vinを高周波に変換し、放電灯負荷FLに高周波電力を供給する放電灯点灯装置であって、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率(例えば、√3倍)の高い電圧が入力されたことを検出する検知手段(比較器CP1)を有し、その検知出力により放電灯点灯装置の回路構成部品へのストレスを抑制する異常保護回路3を有する。異常保護回路3は、施工時に明らかに正常でないことを知らせる報知手段として、主電源ラインに挿入されたスイッチング素子Q4を遮断することにより、通電状態にも関わらず放電灯負荷FLを不点とする。
【選択図】図1
【解決手段】商用電源Vinを高周波に変換し、放電灯負荷FLに高周波電力を供給する放電灯点灯装置であって、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率(例えば、√3倍)の高い電圧が入力されたことを検出する検知手段(比較器CP1)を有し、その検知出力により放電灯点灯装置の回路構成部品へのストレスを抑制する異常保護回路3を有する。異常保護回路3は、施工時に明らかに正常でないことを知らせる報知手段として、主電源ラインに挿入されたスイッチング素子Q4を遮断することにより、通電状態にも関わらず放電灯負荷FLを不点とする。
【選択図】図1
Description
本発明は商用電源を高周波に変換し、放電灯負荷に高周波電力を供給する放電灯点灯装置及びこれを用いた照明器具に関するものである。
一般照明用に供給される電源電圧の結線方式には、幾つかの方式がある。例えば、単相二線式や単相三線式や三相三線式や三相四線式などである。これらの配線は、配線工事での誤結線や欠相が発生した場合において、本来の供給電圧に対して、非常に大きな電圧が供給されることは良く知られている。例えば、単相三線式の場合において、中性点が欠相した場合には、接続負荷のインピーダンスにより各線と中性点間の印加電圧のバランスが崩れてしまい、中性点と1線の間に通常時に印加されているAC100Vよりも高い電圧が印加される負荷と低い電圧が印加される負荷が生じてしまう。
また、三相四線式の場合は、相間誤結線が発生した場合において、本来の供給電圧に対して√3倍の電圧が印加されてしまう。誤配線やその他異常による異常電圧の印加に対して、放電灯点灯装置では何らかの保護装置を設けている。
(従来例1)
従来例1(特開2003−217883)の構成を図12に示す。交流電源Vinには過電流保護素子FUSEとサージアブゾーバZNRを介して整流器DBが接続されている。整流器DBの出力はチョッパ回路1により所定の直流電圧に変換される。チョッパ回路1の出力はインバータ回路2により高周波に変換される。インバータ回路2の高周波出力は共振回路6に供給され、放電灯負荷を点灯させる。チョッパ回路1はチョッパ制御回路4により制御される。チョッパ回路1の出力検出電圧が第1の閾値を上回る場合を異常と判定してチョッパ回路1を停止させる第1の異常判定部4aと、出力検出電圧が第2の閾値を下回る場合を異常と判定してチョッパ回路1並びにインバータ回路2を停止させる第2の異常判定部4bとをチョッパ制御回路4に具備している。
従来例1(特開2003−217883)の構成を図12に示す。交流電源Vinには過電流保護素子FUSEとサージアブゾーバZNRを介して整流器DBが接続されている。整流器DBの出力はチョッパ回路1により所定の直流電圧に変換される。チョッパ回路1の出力はインバータ回路2により高周波に変換される。インバータ回路2の高周波出力は共振回路6に供給され、放電灯負荷を点灯させる。チョッパ回路1はチョッパ制御回路4により制御される。チョッパ回路1の出力検出電圧が第1の閾値を上回る場合を異常と判定してチョッパ回路1を停止させる第1の異常判定部4aと、出力検出電圧が第2の閾値を下回る場合を異常と判定してチョッパ回路1並びにインバータ回路2を停止させる第2の異常判定部4bとをチョッパ制御回路4に具備している。
インバータ回路2はインバータ制御回路4’により制御される。インバータ制御回路4’は、予熱・始動制御用のタイマTMを備え、タイマTMの出力を受けて予熱時、始動時、点灯時に発振器OSCの発振周波数が可変制御される。
チョッパ出力電圧は抵抗R4、R5により分圧されて誤差アンプAPにフィードバックされる。抵抗R5の電圧は、誤差アンプAPのほか、第1の異常判定部4aと第2の異常判別部4bにも入力されている。
図12の回路の動作について説明する。整流器DBにより交流電源Vinを整流し、チョッパ回路1により所定の電圧に昇圧させ、インバータ回路2に直流電源を供給する。放電灯負荷の先行予熱等の通常時より負荷が軽い場合や、負荷外し等の急激に負荷が軽くなる変動がある場合は、チョッパ出力電圧が所定値より上昇しやすくなる。所定値よりも出力電圧が上昇した場合は、第1の異常判別部4aにより、チョッパ回路1の動作を停止させ、所定値以上の昇圧を抑制している。また、抵抗R4、R5が故障(抵抗R4がオープンもしくは抵抗R5がショート)した場合には、第2の異常判別部4bにより、チョッパ回路1の動作を停止させ、またインバータ回路2の出力を停止もしくは抑制し、チョッパ出力電圧が所定値より低いと誤判断し、さらに昇圧しようとする動作を防止している。これにより、回路部品に過大なス卜レスがかかることがなく、放電灯への過剰な電力供給を防止して安全性の向上が図れる。
特開2003−217883号公報
従来例1の課題を説明する。例えば、三相四線電源において、誤結線がなされた場合、通常の印加電圧に対して、√3倍の電圧が印加される。電源電圧がAC240Vの場合は、AC415Vが印加される。この時、図12に示すような回路構成の場合、部品の選定によって幾つかの故障モードが考えられる。
(1)交流電源ACの電源線間に接続されたサージアブゾーバZNRのブレークオーバーによりサージアブゾーバZNRが破壊された場合に、過電流保護素子FUSEが断線する。
(2)チョッパ回路1の電圧定格オーバーによりそのスイッチング素子が破壊された場合に、過電流保護素子FUSEが断線する。
(3)インバータ回路2の主スイッチング素子の電圧定格オーバーによりそのスイッチング素子が破壊された場合に、過電流保護素子FUSEが断線する。
(4)チョッパ回路1の出力部の電解コンデンサが電圧定格オーバーにより絶縁破壊された場合に、過電流保護素子FUSEが断線する。
これらの故障モードでは、いずれも過電流保護素子FUSEが断線するため、電源供給が遮断され、それ以上の事象(次の不安全モードに移る等)には進まない。しかしながら、サージアブゾーバZNRの破壊モードでは、故障時にサージアブゾーバZNRより破裂音が発生する。また、コンデンサの破壊モードでは防爆弁が開くため、コンデンサより煙が噴出する。事務所や店舗等の多灯施工される用途においては殆どのインバータが上記事象になってしまうため、交換作業の手間が必要になり、交換時間や交換費用の面においての問題があった。また、サージアブゾーバZNRの破壊モードでは、故障時にサージアブゾーバZNRより破裂音が発生するため、工事者もしくはユーザーに不安感を与えてしまう。コンデンサの破壊モードでは防爆弁が開き、破裂音が発生し、煙を噴出する場合があり、工事者もしくはユーザーに不安感を与えてしまう。
また、上述したような故障モードが発生せず、施工後に異常な電源電圧が入力されたまま、通常より大きなストレスが印加されたまま使用され続けると、本来よりも商品寿命が著しく劣化してしまう。しかしながら、電源電圧として最大でAC415Vが印加されることを想定し、AC415Vに対応した部品選定・回路設計を行なうとコストが大幅に上昇してしまう。
本発明は上述のような点に鑑みてなされたものであり、例えば、三相四線配線の誤結線等のような、通常時に比べて所定倍率の高い電圧が印加される場合に点灯装置の故障する確率を低く抑える手段を提供することを課題とする。また、このような場合において、施工時に工事者やユーザーに不安感を与えず速やかに異常であることを認知できるような手段を提供することを課題とする。
請求項1の発明は、上記の課題を解決するために、図1に示すように、商用電源Vinを高周波に変換し、放電灯負荷FLに高周波電力を供給する放電灯点灯装置であって、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率(例えば、√3倍)の高い電圧が入力されたことを検出する検知手段(比較器CP1)を有し、前記検知手段の検知出力により放電灯点灯装置の回路構成部品へのストレスを抑制する保護手段(異常保護回路3)を有し、前記保護手段は、施工時に明らかに正常でないことを知らせる報知手段(スイッチング素子Q4)を有していることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記報知手段とは、図1に示すように、主電源ラインに挿入されたスイッチング素子Q4を遮断することにより、通電状態にも関わらず放電灯負荷FLを不点とする手段であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記報知手段とは、図2に示すように、商用電源Vinを直流電圧に変換するチョッパ回路1と、前記直流電圧を高周波電力に変換するインバータ回路2の主スイッチング素子を停止させることで、通電状態にも関わらず放電灯負荷FLを不点とする手段(アンドゲートG1,G2)であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記報知手段とは、図3に示すように、放電灯負荷FLの光出力を通常時に比べて明らかに抑制する手段(例えば、発振器OSCの周波数を高くする手段)であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記報知手段とは、図4に示すように、放電灯負荷の光出力を点滅させる手段(例えばカウンタCNTとアンドゲートG2)であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1の発明において、前記報知手段とは、図5に示すように、報知音を出力させる手段(報知部5)であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検出する検知手段は、図5に示すように、商用電源電圧を整流する整流回路DBの出力電圧を検知する手段(抵抗R1,R2と比較器CP2)であることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において、図6に示すように、商用電源Vinを直流電圧に変換するチョッパ回路1を備え、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検知する検知手段は、前記チョッパ回路1のチョッパチョークL1の2次巻線電圧を検知する手段であることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において、図7に示すように、商用電源Vinを直流電圧に変換するチョッパ回路1を備え、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検知する検知手段は、前記チョッパ回路1の出力電圧を検出する手段(抵抗R4,R5)であることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において、図8に示すように、放電灯負荷FLが外れたことを検出する無負荷検出回路(抵抗R7〜R9、ダイオードD3、コンデンサC5)を備え、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検知する検知手段は、前記無負荷検出回路の印加電圧を検出する手段(比較器CP2)であることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において、図9に示すように、放電灯負荷FLに供給する高周波電流を発生するインバータ回路2を備え、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検知する検知手段は、前記インバータ回路2を流れる電流を検出する手段(抵抗R10)であることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において、図10に示すように、放電灯負荷FLに供給する高周波電流を発生するインバータ回路2を備え、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検知する検知手段は、前記インバータ回路2の限流用チョークL2の2次巻線電圧を検出する手段であることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項1〜12のいずれかに記載の放電灯点灯装置を含む照明器具である。
本発明によれば、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力された場合でも、点灯装置を故障から保護することが可能になる効果がある。また、放電灯負荷が不点灯ないしは出力抑制状態となるため、工事者もしくはユーザーに何らかの異常があることを知らせることが可能となる。これにより、異常電圧の印加状態を速やかに改善することができ、特に事務所や店舗などの多灯施工される用途においては、故障保護と異常認知の点において効果が大きい。さらにユーザーへの不安感を与えるような部品の破壊を防止することが可能になる効果がある。
(実施形態1)
本発明の実施形態1の構成を図1に示す。交流電源Vinには、過電流保護素子FUSEを介して整流器DBの入力端が接続されている。整流器DBの入力端には、サージアブゾーバZNRが並列接続されている。整流器DBの出力端に接続された異常電圧保護回路3は、抵抗R11〜R14、コンデンサC11,C12、比較器CP1、その基準電圧E1、スイッチング素子Q4より構成されている。整流器DBの出力端には異常電圧保護回路3を介してチョッパ回路1が接続されている。チョッパ回路1の出力端にはインバータ回路2が接続され、その出力により放電灯負荷FLが高周波点灯する。
本発明の実施形態1の構成を図1に示す。交流電源Vinには、過電流保護素子FUSEを介して整流器DBの入力端が接続されている。整流器DBの入力端には、サージアブゾーバZNRが並列接続されている。整流器DBの出力端に接続された異常電圧保護回路3は、抵抗R11〜R14、コンデンサC11,C12、比較器CP1、その基準電圧E1、スイッチング素子Q4より構成されている。整流器DBの出力端には異常電圧保護回路3を介してチョッパ回路1が接続されている。チョッパ回路1の出力端にはインバータ回路2が接続され、その出力により放電灯負荷FLが高周波点灯する。
以下、本実施形態の動作について説明する。本実施形態は、交流電源Vinを整流した脈流電圧をチョッパ回路1にて直流電圧Vdcに変換し、この直流電圧Vdcをインバータ回路2にて高周波電圧に変換し、放電灯負荷FLに高周波電力を供給するものである。
通常の動作時においては、スイッチング素子Q4のゲートには整流器DBの出力電圧を抵抗R13、R14で分圧し、コンデンサC12で平滑した電圧が供給される。比較器CP1の−入力には、整流器DBの出力を抵抗R11、R12で分圧し、コンデンサC11で平滑した電圧が入力されており、+入力の基準電圧E1と比較されている。比較器CP1の出力はオープンコレクタ(あるいはオープンドレイン)となっており、出力がオフ状態(高インピーダンス状態)のときには抵抗R13を介してHighレベルにプルアップされる。通常時は基準電圧E1よりコンデンサC11の電圧が低くなるように設定されているため、比較器CP1の出力はHighレベル(オフ状態)である。したがって、スイッチング素子Q4のゲート電圧がスレショルドレベルを超えることにより、スイッチング素子Q4はオン状態となる。
ここで、電源配線誤結線(ここでは例えばAC240VやAC220Vの三相四線の相間誤結線とする)が発生した場合、放電灯点灯装置には、定格電圧の√3倍の電圧が印加される。
この時、コンデンサC11の電圧VC11は基準電圧E1を上回るため、比較器CP1の出力はLowレベル(オン)となるため、スイッチング素子Q4のゲート電圧が引き抜かれ、スイッチング素子Q4はオフ状態となる。この場合、異常電圧(√3×Vin)を整流器DBで整流した電圧は、スイッチング素子Q4に印加されるため、チョッパ回路1やインバータ回路2の構成部品へのストレスを大幅に低減することができる。
また、ここでサージアブゾーバZNRの保護電圧として、√3×Vinのゼロ対ピーク電圧よりも高いスペックを採用することで、サージアブゾーバZNRの破壊を防止することができる。
さらに、チョッパ回路1以降の回路への電源供給が遮断されるため、放電灯負荷FLは不点となる。
本実施形態によれば、異常電圧が印加された場合でも、点灯装置を故障から保護することが可能になる。また、放電灯負荷が不点となるため、工事者もしくはユーザーに何らかの異常があることを知らせることが可能となり、異常電圧の印加状態を速やかに改善することができる。特に事務所や店舗などの多灯施工される用途においては、故障保護と異常認知の点において効果が大きい。さらにユーザーへの不安感を与えるような部品の破壊を防止することが可能になる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2の構成を図2に示す。交流電源Vinには、過電流保護素子FUSEを介して整流器DBの入力端が接続されている。整流器DBの入力端には、サージアブゾーバZNRが並列接続されている。整流器DBの出力端にはチョッパ回路1が接続されている。チョッパ回路1の出力端にインバータ回路2が接続され、その出力により放電灯負荷FLが高周波点灯する。
本発明の実施形態2の構成を図2に示す。交流電源Vinには、過電流保護素子FUSEを介して整流器DBの入力端が接続されている。整流器DBの入力端には、サージアブゾーバZNRが並列接続されている。整流器DBの出力端にはチョッパ回路1が接続されている。チョッパ回路1の出力端にインバータ回路2が接続され、その出力により放電灯負荷FLが高周波点灯する。
チョッパ回路1とインバータ回路2を制御する制御回路4は、チョッパ回路1及びインバータ回路2の主スイッチング素子の駆動信号を出力するドライブ部DR1,DR2、インバータ回路2のドライブ周波数を設定する発振器OSC、チョッパ回路1のドライブを制御する制御ブロックCB、外部から所定値以上の信号が入力された時にチョッパ回路1とインバータ回路2のドライブ信号を停止させる信号を出力する比較器CP2を備えている。比較器CP2には整流器DBの出力電圧を抵抗R1,R2で分圧し、コンデンサC1で平滑した電圧が入力されている。比較器CP2の出力はアンドゲートG1,G2に入力されている。
以下、本実施形態の動作について説明する。通常の放電灯を点灯させる動作については、実施形態1と同じであるため省略する。通常の電圧が印加されている場合には、比較器CP2の入力は内部で構成される基準電圧以下であるため、比較器CP2の出力はHighレベルとなり、制御ブロックCBや発振器OSCよりドライバDR1,DR2へドライブ信号が出力される。
ここで、電源配線誤結線(ここでは例えばAC240VやAC220Vの三相四線の相間誤結線とする)が発生した場合、放電灯点灯装置には、定格電圧の√3倍の電圧が印加される。この時、コンデンサC1の電圧VC1が、比較器CP2の内部基準電圧以上となるため、比較器CP2の出力がLowとなり、ドライバDR1,DR2へのドライブ信号は停止する。つまり、チョッパ回路1及びインバータ回路2は停止状態となるため、動作時に異常電圧が各部品に印加される場合に比べて、電流が流れないことにより、大幅にストレスを抑制することが可能になる。
また、サージアブゾーバZNRの保護電圧として、√3×Vinのゼロ対ピーク電圧より高いスペックを採用することでサージアブゾーバZNRの破壊を防止することができる。さらに、点灯装置が停止するため、放電灯負荷FLは不点である。
本実施形態によれば、異常電圧が印加された時の、点灯装置の故障確率を大幅に低減することが可能になる。また、放電灯負荷が不点となるため、工事者もしくはユーザーに何らかの異常があることを知らせることが可能となり、異常電圧の印加状態を速やかに改善することができる。特に事務所や店舗などの多灯施工される用途においては、故障保護と異常認知の点において効果が大きい。さらにユーザーへの不安感を与えるような部品の破壊を防止することが可能になる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3の構成を図3に示す。本実施形態では、上述の実施形態2における比較器CP2の出力がインバータ回路2のドライバDR2の入力段のアンドゲートG2に代えて、発振器OSCの制御端子へと入力されたものである。
本発明の実施形態3の構成を図3に示す。本実施形態では、上述の実施形態2における比較器CP2の出力がインバータ回路2のドライバDR2の入力段のアンドゲートG2に代えて、発振器OSCの制御端子へと入力されたものである。
以下、本実施形態の動作について説明する。電源配線誤結線(ここでは例えばAC240VやAC220Vの三相四線の相間誤結線とする)が発生した場合に、比較器CP2の出力が発振器OSCの周波数を高くするように信号が入力され、通常の放電灯負荷FLの出力に対して、大幅に暗くなるように制御している。したがって、チョッパ回路1は昇圧動作を停止した状態で、なおかつインバータ回路2が出力を大幅に抑制した状態で動作を継続していることになる。
本実施形態によれば、実施形態1,2の効果のほか、必要最低限の明るさを確保しながら、異常電圧が印加された時の点灯装置の故障確率を大幅に低減することが可能になる。また、放電灯負荷FLの出力が明らかに暗くなるため、工事者もしくはユーザーに何らかの異常があることを知らせることが可能になり、異常電圧印加状態を速やかに改善することができる。特に事務所や店舗などの多灯施工される用途においては、故障保護と異常認知の点において効果が大きい。さらにユーザーへの不安感を与えるような部品の破壊を防止することが可能になる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4の構成を図4に示す。本実施形態では、上述の実施形態2における比較器CP2の出力がカウンタCNTを介して、インバータ回路2のドライバDR2の入力段のアンドゲー卜G2へ入力されたものである。
本発明の実施形態4の構成を図4に示す。本実施形態では、上述の実施形態2における比較器CP2の出力がカウンタCNTを介して、インバータ回路2のドライバDR2の入力段のアンドゲー卜G2へ入力されたものである。
本実施形態の動作について説明する。電源配線誤結線(ここでは例えばAC240VやAC220Vの三相四線の相間誤結線とする)が発生した場合に、比較器CP2の出力がLowレベルとなることでチョッパ回路1を停止させ、カウンタCNTにカウンタ動作を開始させ、発振器OSCからのドライブ信号を間欠的に停止するようにアンドゲートG2へ信号が入力される。つまり、放電灯負荷FLは点滅を繰り返すように制御している。したがって、チョッパ回路1は昇圧動作を停止した状態で、インバータ回路2が間欠的に発振動作を繰り返していることになる。
本実施形態によれば、異常電圧が印加された時の点灯装置の故障確率を大幅に低減することが可能になる。また、放電灯負荷FLの出力が点滅するため、工事者もしくはユーザーに何らかの異常があることを確実に知らせることが可能になり、異常電圧印加状態を速やかに改善することができる。特に事務所や店舗などの多灯施工される用途においては、故障保護と異常認知の点において効果が大きい。さらにユーザーへの不安感を与えるような部品の破壊を防止することが可能になる。
(実施形態5)
本発明の実施形態5の構成を図5に示す。本実施形態では、上述の実施形態2における比較器CP2の出力をさらに報知部5へ接続したものである。
本発明の実施形態5の構成を図5に示す。本実施形態では、上述の実施形態2における比較器CP2の出力をさらに報知部5へ接続したものである。
本実施形態の動作について説明する。電源配線誤結線(ここでは例えばAC240VやAC220Vの三相四線の相間誤結線とする)が発生した場合に、比較器CP2の出力がLowレベルとなることでチョッパ回路1とインバータ回路2を停止させ、かつ報知部5に音を出力する信号が入力され、報知部5より音が発生するものである。したがって、チョッパ回路1とインバータ回路2は停止した状態で、音を発生させることができる。
本実施形態によれば、異常電圧が印加された時の点灯装置の故障確率を大幅に低減することが可能になる。また、点灯装置からの報知音により、工事者もしくはユーザーに何らかの異常があることを確実に知らせることが可能になり、異常電圧印加状態を速やかに改善することができる。特に事務所や店舗などの多灯施工される用途においては、故障保護と異常認知の点において効果が大きい。さらにユーザーへの不安感を与えるような部品の破壊を防止することが可能になる。
(実施形態6)
本発明の実施形態6の構成を図6に示す。交流電源Vinには、過電流保護素子FUSEを介して整流器DBの入力端が接続されている。整流器DBの入力端には、サージアブゾーバZNRが並列接続されている。整流器DBの出力端にはチョッパ回路1が接続されている。
本発明の実施形態6の構成を図6に示す。交流電源Vinには、過電流保護素子FUSEを介して整流器DBの入力端が接続されている。整流器DBの入力端には、サージアブゾーバZNRが並列接続されている。整流器DBの出力端にはチョッパ回路1が接続されている。
チョッパ回路1は、チョッパ用のインダクタL1、チョッパ用のスイッチング素子Q1、電流回生用のダイオードD1、平滑コンデンサC2、抵抗R3、R4、R5から構成されている。
チョッパ回路1では、スイッチング素子Q1がオンのとき、整流器DBよりインダクタL1→スイッチング素子Q1→抵抗R3の経路でチョッパ電流が流れる。ここで、抵抗R3の電位が所定値まで上昇すると、その電圧を監視している制御ブロックCBよりアンドゲートG1を介してスイッチング素子Q1へ停止信号(Low信号)が出力される。スイッチング素子Q1がオフすると、スイッチング素子Q1がオンの間に蓄えられたエネルギーがインダクタL1→ダイオードD1→コンデンサC2の経路で充電される(回生電流モード)。この回生電流が無くなると、制御ブロックCBより再びオン信号が出力され、スイッチング素子Q1は再びオンする。
チョッパ回路1の出力端にはインバータ回路2が接続され、その出力により放電灯負荷FLが高周波点灯する。チョッパ回路1とインバータ回路2を制御する制御回路4は、チョッパ回路1及びインバータ回路2の主スイッチング素子の駆動信号を出力するドライブ部DR1,DR2、インバータ回路2のドライブ周波数を設定する発振器OSC、チョッパ回路1のドライブを制御する制御ブロックCB、外部から所定値以上の信号が入力された時にチョッパ回路1とインバータ回路2のドライブ信号を停止させる信号を出力する比較器CP2、チョッパ出力電圧を検出し、所定値以上の出力電圧が発生したときにチョッパ回路1を停止させる信号を出力する比較器CP3を備えている。比較器CP2にはインダクタL1の2次巻線出力を抵抗R1,R2で分圧、コンデンサC1で平滑した電圧が入力されている。また、比較器CP3にはチョッパ出力電圧を抵抗R4,R5で分圧した電圧が入力されている。
以下、本実施形態の動作について説明する。通常の放電灯負荷FLを点灯させる動作については、実施形態2と同じであるため省略する。通常の電圧が印加されている時は、比較器CP2への入力は内部で構成される基準電圧以上であるため、比較器CP2の出力はHighレベルとなり、制御ブロックCBや発振器OSCよりドライバDR1,DR2へドライブ信号が出力される。
ここで電源配線誤結線(ここでは例えばAC240VやAC220Vの三相四線の相間誤結線とする)が発生した場合、放電灯点灯装置には、定格電圧の√3倍の電圧が印加される。この時、抵抗R5の電圧VR5が比較器CP3の内部基準電圧以上となるため、チョッパ回路1を停止させる電圧が印加される。
また、チョッパ回路1が停止すると、インダクタL1に電圧が発生しなくなるため、コンデンサC1の電圧VC1の電圧はほぼ0Vとなり、比較器CP2の内部閾値以下となるため、比較器CP2より停止信号が出力される。
本実施形態によれば、異常電圧が印加された時の、点灯装置の故障確率を大幅に低減することが可能になる。また、放電灯負荷が不点となるため、工事者もしくはユーザーに何らかの異常があることを知らせることが可能となり、異常電圧の印加状態を速やかに改善することができる。特に事務所や店舗などの多灯施工される用途においては、故障保護と異常認知の点において効果が大きい。さらにユーザーへの不安感を与えるような部品の破壊を防止することが可能になる。
本実施形態のような異常電圧の検出手段と、実施形態3〜5のような報知手段(減光、点滅、発音)を組合せても同等の効果が得られる。
(実施形態7)
本発明の実施形態7の構成を図7に示す。本実施形態では、上述の実施形態6において、比較器CP2への入力信号を抵抗R5の電圧VR5から兼用して入力したものである。ただし、本例での比較器CP2の出力ロジックは、実施形態6とは逆(比較器CP2の内部閾値以上になると停止信号を出力)である。本実施形態においても、上述の実施形態6と同等の効果が得られる。本実施形態のような異常電圧の検出手段と、実施形態3〜5のような報知手段(減光、点滅、発音)を組合せても同等の効果が得られる。
本発明の実施形態7の構成を図7に示す。本実施形態では、上述の実施形態6において、比較器CP2への入力信号を抵抗R5の電圧VR5から兼用して入力したものである。ただし、本例での比較器CP2の出力ロジックは、実施形態6とは逆(比較器CP2の内部閾値以上になると停止信号を出力)である。本実施形態においても、上述の実施形態6と同等の効果が得られる。本実施形態のような異常電圧の検出手段と、実施形態3〜5のような報知手段(減光、点滅、発音)を組合せても同等の効果が得られる。
(実施形態8)
本発明の実施形態8の構成を図8に示す。交流電源Vinには、過電流保護素子FUSEを介して整流器DBの入力端が接続されている。整流器DBの入力端には、サージアブゾーバZNRが並列接続されている。整流器DBの出力端にはチョッパ回路1が接続されている。チョッパ回路1の出力端にインバータ回路2が接続され、その出力により放電灯負荷FLが高周波点灯する。
本発明の実施形態8の構成を図8に示す。交流電源Vinには、過電流保護素子FUSEを介して整流器DBの入力端が接続されている。整流器DBの入力端には、サージアブゾーバZNRが並列接続されている。整流器DBの出力端にはチョッパ回路1が接続されている。チョッパ回路1の出力端にインバータ回路2が接続され、その出力により放電灯負荷FLが高周波点灯する。
インバータ回路2は、スイッチング素子Q2,Q3、DCカット用コンデンサC3、共振用インダクタンス素子L2、共振用コンデンサC4より主回路が構成されている。また、抵抗R7、R8、ダイオードD2、D3、抵抗R9、コンデンサC5より放電灯負荷FLのフィラメントの有無を検出する無負荷検出回路が構成されている。
チョッパ回路1とインバータ回路2を制御する制御回路4は、チョッパ回路1及びインバータ回路2の主スイッチング素子の駆動信号を出力するドライブ部DR1,DR2、インバータ回路2のドライブ周波数を設定する発振器OSC、チョッパ回路1のドライブを制御する制御ブロックCB、外部から所定値以上の信号が入力された時にチョッパ回路1とインバータ回路2のドライブ信号を停止させる信号を出力する比較器CP2、起動時にフィラメントが接続されているかの有無を判断する比較器CP1を備えている。比較器CP1,CP2には、放電灯負荷FLのフィラメントの有無を検出する無負荷検出回路の検出電圧が入力されている。
以下、本実施形態の動作について説明する。通常の状態では、電源が投入されると、抵抗R7、放電灯FLのフィラメント、抵抗R8、ダイオードD3、コンデンサC5(抵抗R9)の経路で直流バイアスが印加され、比較器CP1より発振器OSCに起動信号が出力され、通常動作を開始する。この時は、比較器CP2への入力は内部基準電圧以下のため、停止信号は出力されない。
ここで電源配線誤結線(ここでは例えばAC240VやAC220Vの三相四線の相間誤結線とする)が発生した場合、放電灯点灯装置には、定格電圧の√3倍の電圧が印加される。この時に電源が投入されると、比較器CP1ではフィラメントが有ると判断するが、比較器CP2では内部基準電圧以上の電圧が入力され、異常であると判断し、チョッパ回路1とインバータ回路2を停止するように信号が出力される。つまり、チョッパ回路1及びインバータ回路2は停止状態となるため、動作時に異常電圧が各部品に印加される場合に比べて、電流が流れないため、大幅にストレスを抑制することが可能になる。
また、ここでサージアブゾーバZNRの保護電圧として、√3×Vinのゼロ対ピークの電圧より高いスペックを採用することでサージアブゾーバZNRの破壊を防止することができる。さらに、放電灯点灯装置が停止するため、放電灯負荷FLは不点である。本実施形態においても実施形態6と同等の効果が得られる。
(実施形態9)
本発明の実施形態9の構成を図9に示す。交流電源Vinには、過電流保護素子FUSEを介して整流器DBの入力端が接続されている。整流器DBの入力端には、サージアブゾーバZNRが並列接続されている。整流器DBの出力端にはチョッパ回路1が接続されている。チョッパ回路1の出力端にインバータ回路2が接続され、その出力により放電灯負荷FLが高周波点灯する。
本発明の実施形態9の構成を図9に示す。交流電源Vinには、過電流保護素子FUSEを介して整流器DBの入力端が接続されている。整流器DBの入力端には、サージアブゾーバZNRが並列接続されている。整流器DBの出力端にはチョッパ回路1が接続されている。チョッパ回路1の出力端にインバータ回路2が接続され、その出力により放電灯負荷FLが高周波点灯する。
インバータ回路2は、スイッチング素子Q2,Q3、DCカット用コンデンサC3、共振用インダクタンス素子L2、共振用コンデンサC4、抵抗R10より主回路が構成されている。また、ダイオードD2、抵抗R9、コンデンサC5によりインバータ回路2の電流の大きさを検出する過電流検知回路が構成されている。
チョッパ回路1とインバータ回路2を制御する制御回路4は、チョッパ回路1及びインバータ回路2の主スイッチング素子の駆動信号を出力するドライブ部DR1,DR2、インバータ回路2のドライブ周波数を設定する発振器OSC、チョッパ回路1のドライブを制御する制御ブロックCB、外部から所定値以上の信号が入力された時にチョッパ回路1とインバータ回路2のドライブ信号を停止させるトリガー信号を出力する比較器CP2、比較器CP2のトリガー信号を受けてチョッパ回路1とインバータ回路2の停止信号を出力するラッチ回路LSを備えている。
本実施形態の動作について説明する。通常の状態で、電源が投入されると、比較器CP2への入力は内部基準電圧以下のため、停止信号は出力されない。
ここで、電源配線誤結線(ここでは例えばAC240VやAC220Vの三相四線の相間誤結線とする)が発生した場合、放電灯点灯装置には、定格電圧の√3倍の電圧が印加される。この時、インバータ回路1の入力電圧Vdcが通常に比べて大きくなる。この状態において、コンデンサC5の電圧VC5が比較器CP2の内部基準電圧以上となると、比較器CP2はラッチ回路LSにトリガー信号を出力し、チョッパ回路1とインバータ回路2を停止する信号を出力する。つまり、チョッパ回路1及びインバータ回路2は停止状態となるため、動作時に異常電圧が各部品に印加される場合に比べて、電流が流れないため、大幅にストレスを抑制することが可能になる。
また、サージアブゾーバZNRの保護電圧として、√3×Vinのゼロ対ピークの電圧より高いスペックを採用することでサージアブゾーバZNRの破壊を防止することができる。さらに、点灯装置が停止するため、放電灯負荷FLは不点である。
本実施形態においても実施形態6と同等の効果が得られる。本実施形態のような異常電圧の検出手段と、実施形態3〜5のような報知手段(減光、点滅、発音)を組合せても同等の効果が得られる。
(実施形態10)
本発明の実施形態10の構成を図10に示す。本実施形態では、上述の実施形態9において、比較器CP2への入力信号として、インダクタL2の2次巻線で発生する電圧をダイオードD2,抵抗R10,R9,コンデンサC9にて整流・平滑した電圧を用いるものである。
本発明の実施形態10の構成を図10に示す。本実施形態では、上述の実施形態9において、比較器CP2への入力信号として、インダクタL2の2次巻線で発生する電圧をダイオードD2,抵抗R10,R9,コンデンサC9にて整流・平滑した電圧を用いるものである。
本実施形態の動作について説明する。通常の状態で、電源が投入されると、比較器CP2への入力は内部基準電圧以下のため、停止信号は出力されない。
ここで、電源配線誤結線(ここでは例えばAC240VやAC220Vの三相四線の相間誤結線とする)が発生した場合、放電灯点灯装置には、定格電圧の√3倍の電圧が印加される。この時、インバータ回路2の入力電圧Vdcが通常に比べて大きくなる。この状態において、コンデンサC9の電圧VC9が比較器CP2の内部基準電圧以上となると、比較器CP2はラッチ回路LSにトリガー信号を出力し、チョッパ回路1とインバータ回路2を停止する信号を出力する。つまり、チョッパ回路1及びインバータ回路2は共に停止状態となるため、動作時に異常電圧が各部品に印加される場合に比べて、電流が流れないことにより、大幅にストレスを抑制することが可能になる。
また、サージアブゾーバZNRの保護電圧として、√3×Vinのゼロ対ピークの電圧より高いスペックを採用することでサージアブゾーバZNRの破壊を防止することができる。さらに、点灯装置が停止するため、放電灯負荷FLは不点となり、保護動作を知らせることができる。
本実施形態においても実施形態6と同等の効果が得られる。本実施形態のような異常電圧の検出手段と、実施形態3〜5のような報知手段(減光、点滅、発音)を組合せても同等の効果が得られる。
(実施形態11)
上記各実施形態に示した放電灯点灯装置は図11に示すような照明器具に使用されるものである。2灯の放電灯負荷FL1,FL2はソケット7a,7b,7c,7dにより器具本体8に装着されており、器具本体8の内部には実施形態1〜10のいずれかの点灯装置が収納されている。
上記各実施形態に示した放電灯点灯装置は図11に示すような照明器具に使用されるものである。2灯の放電灯負荷FL1,FL2はソケット7a,7b,7c,7dにより器具本体8に装着されており、器具本体8の内部には実施形態1〜10のいずれかの点灯装置が収納されている。
1 チョッパ回路
2 インバータ回路
3 異常保護回路
4 制御回路
FL 放電灯負荷
2 インバータ回路
3 異常保護回路
4 制御回路
FL 放電灯負荷
Claims (13)
- 商用電源を高周波に変換し、放電灯負荷に高周波電力を供給する放電灯点灯装置であって、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検出する誤結線検知手段を有し、前記誤結線検知手段の検知出力により放電灯点灯装置の回路構成部品へのストレスを抑制する保護手段を有し、前記保護手段は、施工時に明らかに正常でないことを知らせる報知手段を有していることを特徴とする放電灯点灯装置。
- 前記報知手段とは、主電源ラインに挿入されたスイッチング素子を遮断することにより、通電状態にも関わらず放電灯負荷を不点とする手段であることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 前記報知手段とは、商用電源を直流電圧に変換するチョッパ回路と、前記直流電圧を高周波電力に変換するインバータ回路の主スイッチング素子を停止させることで、通電状態にも関わらず放電灯負荷を不点とする手段であることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 前記報知手段とは、放電灯負荷の光出力を通常時に比べて明らかに抑制する手段であることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 前記報知手段とは、放電灯負荷の光出力を点滅させる手段であることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 前記報知手段とは、報知音を出力させる手段であることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 請求項1〜6のいずれかにおいて、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検出する誤結線検知手段は、商用電源電圧を整流する整流回路の出力電圧を検知する手段であることを特徴とする放電灯点灯装置。
- 請求項1〜6のいずれかにおいて、商用電源を直流電圧に変換するチョッパ回路を備え、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検知する誤結線検知手段は、前記チョッパ回路のチョッパチョークの2次巻線電圧を検知する手段であることを特徴とする放電灯点灯装置。
- 請求項1〜6のいずれかにおいて、商用電源を直流電圧に変換するチョッパ回路を備え、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検知する誤結線検知手段は、前記チョッパ回路の出力電圧を検出する手段であることを特徴とする放電灯点灯装置。
- 請求項1〜6のいずれかにおいて、放電灯負荷が外れたことを検出する無負荷検出回路を備え、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検知する誤結線検知手段は、前記無負荷検出回路の印加電圧を検出する手段であることを特徴とする放電灯点灯装置。
- 請求項1〜6のいずれかにおいて、放電灯負荷に供給する高周波電流を発生するインバータ回路を備え、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検知する誤結線検知手段は、前記インバータ回路を流れる電流を検出する手段であることを特徴とする放電灯点灯装置。
- 請求項1〜6のいずれかにおいて、放電灯負荷に供給する高周波電流を発生するインバータ回路を備え、電源配線の誤結線によって通常時に比べて所定の倍率の高い電圧が入力されたことを検知する誤結線検知手段は、前記インバータ回路の限流用チョークの2次巻線電圧を検出する手段であることを特徴とする放電灯点灯装置。
- 請求項1〜12のいずれかに記載の放電灯点灯装置を含む照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007113447A JP2008270048A (ja) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | 放電灯点灯装置及び照明器具 |
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JP2007113447A JP2008270048A (ja) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | 放電灯点灯装置及び照明器具 |
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Family
ID=40049281
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JP2007113447A Pending JP2008270048A (ja) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | 放電灯点灯装置及び照明器具 |
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JP (1) | JP2008270048A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011250546A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 電源装置及びそれを用いた照明装置 |
JP2013192444A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Samsung Electronics Co Ltd | リーク電流保護回路が備えられたパワーモジュール |
-
2007
- 2007-04-23 JP JP2007113447A patent/JP2008270048A/ja active Pending
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