JP5320588B2 - Led照明灯点灯装置および照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、LED照明灯を安全に点灯するLED照明灯点灯装置およびこれを備えた照明器具に関する。
多数の発光ダイオードからなるLED照明灯を直列点灯する発光ダイオード点灯装置は既知である(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載された点灯回路は、交流の整流電圧を昇圧チョッパで昇圧し、かつ平滑化して複数の発光ダイオードからなる直列回路の複数を並列接続したLED照明灯に供給して点灯し、昇圧チョッパを制御回路で制御して調光できるようにするとともに、力率も改善できるようにしている。なお、特許文献1に記載の発光ダイオード点灯装置は、電源を投入すると制御回路と昇圧チョッパに同時に電圧が印加されて動作を開始する。
一方、LED照明灯の一部が短絡または開放状態になるなどの異常点灯状態になったときに、スイッチング素子のスイッチング動作を停止させてLED照明灯点灯回路の出力を停止させたり出力を低減したりしてLED照明灯を保護してその安全を図る安全回路をLED照明灯点灯装置に配設することができる。
他方、電気接点対での解離時アーク特性において、銅電気接点対の場合、Holmによる最小アーク電圧Vm13V、最小アーク電流Im0.43Aに等しい結果が得られることが知られている(非特許文献1参照。)。
特開平11−067471号公報 社団法人 電子情報通信学会発行、「信学技報」R 2000-36、EMD 2000-89(2001-2) 第7〜12頁
複数個のLED光源からなる直列回路と近接配置された一対の端子を有する単一のコネクタとを備え、上記直列回路の両端がコネクタの一対の端子に接続してなるLEDモジュールがある。このLEDモジュールを2個以上直列接続して定電流制御で点灯する場合において、一部のLEDモジュールが何らかの原因で短絡したときに、異常点灯状態が生じたとして、LED照明灯点灯回路に保護動作を行わせるのが望ましい。この場合の保護動作としては、LED照明灯点灯回路の出力を停止したり、安全な範囲まで出力電圧を低下させたりすることができる。
定電流制御下では、一部のLEDモジュールが短絡すると、LED照明灯点灯回路の出力電圧が応分に低下するので、LED照明灯点灯回路の出力電圧を監視して、LEDモジュール1個分の電圧が低下したことを検出すれば、保護動作を行わせることができる。
ところが、LEDモジュールに近接配置された一対の端子を有する単一のコネクタを使用している場合、一対の端子が近接しているために、短絡したときLEDモジュールのコネクタ内部にアーク放電が発生していることがあり得る。アーク放電が発生すると、LED照明灯点灯回路の出力電圧にアーク電圧が加わるために、異常電圧の検出が困難になり、延いてはLED照明灯点灯回路による適切な保護動作が困難になる。
本発明は、複数個のLED光源からなる直列回路の両端を接続した一対の端子が近接配置された単一のコネクタを備えたLEDモジュールの複数を直列点灯する場合において、一部のLEDモジュールに短絡が生じたときに、短絡したLEDモジュールのコネクタ内部にアーク放電が生じている場合であっても保護動作を確実に行えるようにして安全性を向上したLED照明灯点灯装置およびこれを備えた照明器具を提供することを目的とする。
本発明のLED照明灯点灯装置は、複数個のLED光源を有する直列回路と、この直列回路の両端が接続する一対の端子を有し、この一対の端子が互いに近接配置された単一のコネクタを備えたLEDモジュール(ただし、nは2以上の整数)列接続したLED照明灯と;出力端を有し、この出力端に接続した前記LED照明灯を定電流点灯するLED照明灯点灯回路と;正常な前記LED照明灯が前記LED照明灯点灯回路の出力端に接続される際の前記LED照明灯点灯回路出力電圧としての正常時出力電圧をV(V)とし、異常点灯状態を検出する際のLED照明灯点灯回路の出力電圧の異常電圧検出閾値をV´(V)としたとき、異常電圧検出閾値V´および正常時出力電圧Vが数式(V−V/n+13)<V´<Vおよび13<V/nをともに満足する異常電圧検出閾値を設定し、検出したLED照明灯点灯回路の出力電圧が異常電圧検出閾値に達したときにLED照明灯点灯回路の出力を停止または低下させる安全回路と;を具備していることを特徴としている。
本発明は、以下の態様を許容する。
本発明において、LED照明灯は、複数のLEDモジュールが直列接続して構成されている。複数のLEDモジュールは、そのそれぞれが複数個のLED光源の直列回路および単一のコネクタを備えている。単一のコネクタは、その内部に一対の端子が近接配置されていて、複数個のLED光源からなる直列回路の両端が上記一対の端子に接続している。このため、複数のLEDモジュールの直列接続は、それぞれのLEDモジュールが備えている単一のコネクタを経由して行われる。なお、LEDモジュールの直列数は、2以上の整数である。
また、所望により複数のLEDモジュールを直列接続した直列接続体の複数個をLED照明灯点灯回路の出力端に並列接続することができる。この場合、基板に実装したLED照明灯点灯回路の出力端に並列的に接続した複数組の出力端子台を上記基板に実装して備え、出力端子台は1組ごとにアノード側端子台およびカソード側端子台が互いに離隔した位置に配置するのが好ましい。そして、複数のLEDモジュールを直列接続した直列接続体の両端を出力端子台のアノード側端子台とカソード側端子台とに接続する。これにより、基板または端子台の絶縁劣化など不慮の事故の場合であっても、LED照明灯点灯装置が安全性を確保できるので、LED照明灯点灯回路の出力を絶縁に対する安全性高く負荷のLED照明灯に供給する点灯装置および照明器具を提供することができる。
さらに、LED照明灯点灯回路の出力電圧が安全特別低電圧(SELV)以上の場合においては、LED照明灯点灯回路から後述する端子台を経由してLEDモジュールに供給される負荷電流が0.8A以下になるように制御されていることが好ましい。生起したアーク放電が継続するか、消滅するかは、負荷電流の大きさにより決定され、従来、銅接点対の最小アーク電流は0.43AであることがHolm氏の報告により知られている(非特許文献1参照。)。しかしながら、本発明者による試験の結果、上記負荷電流は、0.8A以下であれば、実際上端子台などの配線部材にアーク放電が生起しないか、発生したとしても直ぐに消滅することが確認された。
ところで、LED照明灯点灯回路は、スイッチング素子を備えていて、そのスイッチング動作を制御してLED照明灯を定電流制御により点灯するように構成されている。本発明において、LED照明灯点灯回路の具体的な回路構成は、特段限定されない。例えば、各種チョッパなどのスイッチングレギュレータなどであることを許容する。また、LED照明灯の定電流制御は、例えば負荷のLED照明灯に流れる負荷電流を直接または間接的に検出して帰還制御を行うことにより、これを実現することができる。
安全回路は、LED照明灯点灯回路の出力電圧が予め設定された異常電圧検出閾値V´に達したときに作動して、LED照明灯点灯回路の出力を停止または低減させる回路手段である。例えば、LED照明灯点灯回路により付勢されているLED照明灯のLEDモジュールの一部が何らかの原因で短絡したら、異常点灯状態であると判定して、LED照明灯点灯回路に保護動作を行わせるのが好ましい。このために、安全回路が配設される。
また、安全回路は、その機能を発揮するために、LED照明灯点灯回路の出力電圧を検出して監視するとともに、作動の臨界値として異常電圧検出閾値V´が予め設定される。この異常電圧検出閾値V´は、複数のLEDモジュールのうちの少なくとも1個が短絡した場合、上述のように異常点灯状態であるとして保護動作を行うように設定される。すなわち、LED照明灯が正常時のときのLED照明灯点灯回路から出力される正常時出力電圧をV(V)としたとき、異常電圧検出閾値V´(V)および上記正常時出力電圧Vが数式:(V−V/n+13)<V´<Vおよび数式:13<V/nをともに満足する電圧値V´を異常電圧検出閾値として設定するものとする。なお、この異常電圧検出閾値V´は、LED照明灯点灯回路の出力電圧が低下した際に安全回路が作動する下限の閾値である。
例えば、2個のLEDモジュールを直列接続してLED照明灯点灯回路の出力端に接続し、2個のLEDモジュールが正常状態のときの出力電圧がV(V)である態様において、点灯中にそのうちの1個のLEDモジュールが短絡した場合の出力電圧はV/2となり、負荷電流は正常点灯状態および異常点灯状態を通じて一定である。したがって、このときの異常点灯状態を検出するためには、LED照明灯点灯回路の出力電圧がV/2となったときを検出すればよいが、本発明においては、V/2+13(V)を異常電圧検出閾値として異常点灯状態を検出する。
すなわち、LED照明灯のLEDモジュールが短絡状態になったときに、コネクタの内部にアーク放電が発生している場合には、短絡したLEDモジュールにアーク放電電圧の電圧降下が生じる。アーク放電電圧は13V以上であることがHolmにより明らかにされているので、異常電圧検出閾値V´をV/2に設定したのでは、上述の異常点灯時を的確に検出できないが、異常電圧検出閾値V´をV/2+13(V)に設定すれば、的確に検出することができる。LEDモジュールの直列数が3個以上であっても、そのうちの1個のLEDモジュールが短絡すれば異常点灯状態であるから、これを検出するためには直列数nに対して一般化した数式:(V−V/n+13)<V´<Vにより得られるV´を異常電圧検出閾値とすればよいことが分かる。しかし、この条件は、正常時出力電圧をV(V)が13Vを超えているときに成り立つので、数式:13<V/nをも満足する必要がある。
なお、本発明においては、所望によりLED照明灯点灯回路から正常時出力電圧V(V)を超える高い出力電圧になったときにも、異常電圧として安全回路による保護動作を行わせるように構成することができる。この場合の異常電圧検出閾値は、上述した正常時より低い電圧の閾値とは別に上限の閾値適宜設定することができる。
そうして、直列接続した複数のLEDモジュールの一部が短絡したときに、LED照明灯点灯回路の出力電圧が正常時のそれより低い前述の異常電圧検出閾値に達すると、安全回路は、短絡したLEDモジュールのコネクタの内部にアーク放電が発生しているしない係わらず保護動作を行いLED照明灯点灯回路の出力を停止または低減させる。
本発明において、LED照明灯点灯回路の出力電圧が正常時のそれより低い異常電圧検出閾値に達したときにLED照明灯点灯回路の出力を停止または低減させるための具体的な手段は、特段限定されない。例えば、出力電圧検出手段およびコンパレータを主体とする回路を用いてLED照明灯点灯回路の出力電圧が異常電圧検出閾値に達したことを判定したら、スイッチング素子の駆動信号発生回路を制御して、駆動信号の発生を停止したり、駆動信号のオンデューティを変えたりして、LED照明灯点灯回路の出力を停止または低減させることができる。
また、所望により、LED照明灯点灯回路の電源投入後に所定条件を満足するまで、安全回路が機能しない(作動しない)ように制御することができる。例えば、LED照明灯の点灯初期における不安定点灯状態が治まるまでを見込んで予め設定された期間、安全回路を無効化する。この所定期間は、LED照明灯の場合、点灯開始から点灯状態が安定するまで0.3〜1秒程度の短時間である。しかし、電源投入からLED照明灯を点灯するまでの間に電源監視、調光信号チェックおよび負荷回路状態チェックなどの所望の一部または全部を実行するなどを始動シーケンスに含む場合には、それらを行うの必要な時間が追加される。例えば、電源投入と同時に調光信号が発生しないで時間遅れが生じるような場合、当該時間遅れが0.7〜2秒程度であれば、その後に安全回路が作用しない状態でLED照明灯を点灯させ、さらに電源投入から1〜3秒程度後に安全回路を作用させるように始動時の制御シーケンスを設定することができる。
また、上述の始動シーケンスすなわち始動時の制御のシーケンスとしてスタンバイモードおよびランモードの2段階の制御動作モードを備えているように構成された制御手段を具備することが許容される。スタンバイモードは、ランモードより以前にその制御動作を開始する。
上述のスタンバイモードの制御動作においては、電源が投入されて始動シーケンス回路の制御電源が立ち上がると、所定の電源監視および調光信号チェックの少なくとも一方が実行される。電源監視を行う場合、その結果、電源電圧が所定範囲でないなど電源に異常があると判断されたときには、スタンバイ状態を持続して照明灯を点灯させない。電源監視の結果、問題がない場合には、次のステップへ進む。
調光信号チェックは、例えば外部から到来するか内部で発生する調光信号に応じて照明灯を調光点灯する場合に行われる。そして、調光信号チェックの結果、調光信号が調光OFFの状態を指示している場合には、スタンバイ状態を持続して照明灯を点灯させない。なお、調光OFFとは、照明灯がOFF状態となる調光態様である。調光信号が調光OFF以外の調光態様を指示している場合には、調光信号チェックにおいて問題はないと判断して次のステップへ進む。
調光信号チェックを実行するに際して、上述のように電源投入時から調光信号が得られるまで待ち時間がある場合には、タイマを配設し、かつ始動シーケンスにタイマチェックのステップを追加して、待ち時間経過後に調光信号チェックを実行するようにスタンバイモードを構成することができる。
また、所望により電源監視および調光信号チェックの少なくとも一方に加えて、負荷状態チェックを実行するように始動シーケンスのスタンバイモードを構成することができる。負荷状態としては、チェックする負荷の状態について特段限定されないが、一般的には負荷が接続されていない負荷オープン状態および負荷が短絡している負荷短絡状態をチェックするのが効果的である。このような負荷状態のときは、負荷異常であるから照明灯点灯回路を動作させないように構成するのがよい。
そうして、スタンバイモードの制御動作は、照明灯点灯回路と分離して行うので、照明灯点灯回路の規模にかかわらず、これを0.5〜1.5W程度の消費電力で実行することができるので、省電力化を図ることができる。
ランモードにおいては、照明灯点灯回路の駆動制御電源を立ち上げてLED照明灯を点灯させるとともに、電源投入から点灯初期の不安定点灯状態になる所定期間中まで安全回路を不動作にするように構成される。駆動制御電源が立ち上がると、駆動信号発生回路が動作してスイッチング素子の駆動信号が発生し、照明灯点灯回路が照明灯を点灯する。また、照明灯の点灯中におけるスイッチング素子のスイッチングに対する定電流制御、定電力制御、定電圧制御などの制御特性を負荷の照明灯に応じて制御手段に適宜設定することができる。
また、ランモード中においても、電源監視および調光信号チェックなどの制御動作を継続することができる。そして、電源異常時や調光信号チェック結果が調光OFFの際、換言すれば問題があるときにはスタンバイモードに戻る。また、問題ないときには照明灯点灯回路による照明灯の点灯動作を継続する。
本発明の照明器具は、照明器具本体および点灯装置を具備している。照明器具は、LED照明灯を備えていればよく、その用途は照明目的であるのが一般的であるが、これに限定されない。照明器具本体は、照明器具から点灯装置を除去した残余の全ての部分をいう。点灯装置は、上述の本発明における構成である。
本発明によれば、LED照明灯点灯回路の出力電圧を検出する安全回路を配設するとともに、上記安全回路に複数個のLED光源からなる直列回路およびその両端が接続する一対の端子が互いに近接配置された単一のコネクタを備えたLEDモジュールの複数n(ただし、nは2以上の整数)が直列接続したLED照明灯のうち少なくとも1個のLEDモジュールが短絡状態となる異常点灯状態のときに、LED照明灯が正常時のときにLED照明灯点灯回路から出力される正常時出力電圧をV(V)とし、異常点灯状態を検出する際の異常電圧検出閾値をV´(V)としたとき、異常電圧検出閾値V´および正常時出力電圧Vが数式(V−V/n+13)<V´<Vおよび13<V/nをともに満足する異常電圧検出閾値を設定しておき、LED照明灯点灯回路の出力電圧が異常電圧検出閾値に達したときにLED照明灯点灯回路の出力を停止または低下させるとにより、直列接続した複数のLEDモジュールの一部が短絡したときに、LED照明灯点灯回路の出力電圧が正常時のそれより低い異常電圧検出閾値に達すると、安全回路はLED照明灯点灯回路の出力電圧を検出して保護動作を行うので、短絡したLEDモジュールのコネクタの内部にアーク放電が発生しているしない係わらず、異常点灯状態を確実に検出することができ、LED照明灯点灯回路の出力を停止または低減させるLED照明灯点灯装置およびこれを備えた照明器具を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図1ないし図5は、本発明のLED照明灯点灯装置を実施するための第1の形態を示し、図1はLED照明灯点灯装置の全体を示す回路図、図2はLED照明灯の構成を説明する回路図、図3は安全回路の主要部の回路図、図4および図5は異常電圧検出閾値の正常時出力電圧との関係を示す電圧波形図である。
本形態において、LED照明灯点灯装置は、LED照明灯点灯回路OC、LED照明灯LED、安全回路SCおよび制御手段CCを具備して構成されていて、商用交流電源ACから給電される。
本形態において、LED照明灯点灯回路OCは、整流化直流電源RDC、昇圧チョッパBUC、降圧チョッパSDC、定電流回路CCRおよび調光信号出力手段DSGを備えている。
整流化直流電源RDCは、交流入力端が商用交流電源ACに接続したブリッジ形全波整流回路Recからなり、非平滑直流電圧を出力する。
昇圧チョッパBUCは、整流化直流電源RDCの直流出力端に接続したインダクタL1およびスイッチング素子Q1の直列回路、スイッチング素子Q1に並列接続したフライホイールダイオードD1および平滑コンデンサC1の直列回路、ならびに出力電圧検出回路VD1を備えていて、後述する制御手段CCの制御によって昇圧動作および力率改善動作を行う。なお、スイッチング素子Q1は、MOSFETからなる。出力電圧検出回路VDは、LED照明灯点灯回路OCの出力端に並列接続した電圧分圧回路から分圧された出力電圧を取り出して、後述する制御手段CCに制御入力する。上記電圧分圧回路は、抵抗器R2およびR3の直列回路で構成され、抵抗器R3の端子電圧が並列接続したコンデンサC3を介して出力される。
降圧チョッパSDCは、昇圧チョッパBUCの出力端である平滑コンデンサC1の両端間に接続したスイッチング素子Q2およびフライホイールダイオードD2の直列回路、フライホイールダイオードD2に並列接続したインダクタL2およびコンデンサC2の直列回路、ならびに負荷電流検出回路IDを備えていて、後述する制御手段CCの制御によって降圧動作を行う。なお、スイッチング素子Q2は、MOSFETからなる。また、負荷電流検出回路IDは、負荷電流を抵抗器R1で検出して制御手段CCに制御入力するように構成されている。
本形態において、LED照明灯LEDは、図2に示すように、複数、例えば2個のLEDモジュールM1、M2が直列接続してなり、LED照明灯点灯回路OCの出力端に接続している。LEDモジュールM1、M2は、それぞれが複数個のLED光源からなる直列回路およびその両端が接続する一対の端子が互いに近接配置された単一のコネクタCNを備えた構造である。単一のコネクタCNは、その内部に一対の端子が近接配置されていて、そこに複数個のLED光源からなる直列回路の両端が接続している。したがって、複数のLEDモジュールM1、M2の直列接続体は、単一のコネクタCNを経由して直列接続している。
調光信号出力手段DSGは、LED照明灯LEDを調光点灯する場合に配設される調光信号を生成して出力する手段であり、所望により配設される。なお、調光しない場合には配設していなくてもよい。調光信号出力手段DSGの配設位置は、昇圧チョッパSUCおよび降圧チョッパSDCを含むLED照明灯点灯装置の主要部に近接した位置、例えば上記主要部と同一の配線基板に実装されている態様でもよい。また、上記主要部から離間した位置に配設されるのであってもよい。
また、調光信号出力手段DSGは、出力する調光信号の形態が特段限定されない。例えば、調光度に応じてパルスのデューティが変化するデューティ信号、調光度をディジタル化したディジタル信号および調光度に応じて電圧値が変化する可変電圧信号などを選択的に適宜採用することができる。さらに、調光信号出力手段DSGから出力される調光信号は、連続的に変化してもよいし、段階的に変化してもよい。本形態において、調光信号は、調光割合に応じてデューティが変化する電圧パルス列からなる。
制御手段CCは、昇圧チョッパBUCおよび降圧チョッパSDCを制御する手段であり、本形態においては後述する安全回路SCの主要部を内蔵している。なお、始動シーケンスとして、LED照明灯点灯装置に対して電源を投入した際に、所望により例えば後述するスタンバイモードおよびランモードに分けた制御動作を行って電源を立ち上げる。
また、制御手段CCは、LED照明灯LEDを調光点灯するために、調光信号出力手段DSGから出力される調光信号に応じて降圧チョッパSDCおよび昇圧チョッパBUCの少なくとも一方の出力を制御してLED照明灯LEDを調光点灯させるための調光制御動作を行わせることができる。なお、昇圧チョッパBUCと降圧チョッパSDCとの制御を統合的に行う必要はなく、両者を別に制御することができる。例えば、昇圧チョッパBUCの一部として予め専用の制御手段を一体的含んだ構成のものを用いることができる。
調光制御動作を行わせる態様において、降圧チョッパSDCおよび昇圧チョッパBUCの少なくとも一方の出力制御は、制御手段CC内に設定した所定の調光特性および調光信号出力手段から出力される調光信号の相関に基づいて行われる。なお、調光特性は、使用する照明灯の種類に応じて予め所望に応じて適宜設定しておくことができる。例えば、LED照明灯LEDの光量と調光度とが連続的、かつ直線的に変化する調光特性にしたり、LED照明灯LEDの光量と調光度とが所定の非直線的な変化をする調光特性にしたり、さらにはLED照明灯LEDの光量が段階的に変化する調光特性にしたりすることができる。
さらに、制御手段CCは、始動シーケンスの電源立ち上げ制御における少なくともスタンバイモードおよびランモードを実行する部分が後述するようにアナログ回路により構成されている。しかし、その他の制御動作を行う部分が同様にアナログ回路またはマイコンを主体として構成されていてもよいし、マイコンおよびアナログ回路のハイブリット構成であってもよい。
昇圧チョッパBUCを制御するためには、昇圧チョッパBUCのスイッチング素子Q1にパルス電圧からなる駆動信号を供給する。また、昇圧チョッパBUCの出力電圧検出回路VDから制御入力される出力電圧が所定値になるように帰還制御して駆動信号のデューティを所定に制御する。
降圧チョッパSDCを制御するためには、そのスイッチング素子Q2にパルス電圧からなる駆動信号を供給する。また、降圧チョッパSDCの負荷電流検出回路IDから制御入力される負荷電流が一定になるように帰還制御するとともに、調光する場合には調光信号に応じて駆動信号をPWM制御する。
安全回路SCは、その主要部が図に示すように出力電圧検出回路VDおよび第1および第2の閾値設定回路SS1、SS2を備えて構成されている。なお、図において、図1と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
負荷電圧検出回路VDによりLED照明灯点灯回路OCの出力電圧を取り出す。第1の閾値設定回路SS1は、コンパレータCP3を主体として構成され、その非反転入力端子に負荷電圧検出回路VDの検出電圧が印加され、抵抗分圧回路Vから得る基準電圧E3が反転入力端子に印加される。そして、高域側の閾値を設定する。
第2の閾値設定回路SS2は、コンパレータCP4を主体として構成され、その反転入力端子に負荷電圧検出回路VDの検出電圧が印加され、抵抗分圧回路Vから得る基準電圧E4が非反転入力端子に印加される。そして、低域側となる本発明の異常電圧検出閾値V´を設定する。この閾値は、2個のLEDモジュールM1、M2のうち1個が短絡したときのもので、図4に示すように、V/2より13V高く設定されている。なお、LED照明灯LEDが3個のLEDモジュールの直列接続体により構成される場合には、図5に示すように、2V/3より13V高く設定される。
コンパレータCP3およびCP4は、スイッチSWを経由して制御電源Vccが供給される。上記スイッチSWをONすることにより安全回路SCを有効にする(作用させる)。
そうして、LED照明灯LEDの一部が短絡して、LED照明灯点灯回路OCの出力電圧が正常値Vより低くなって異常電圧検出閾値V´に達したときには、安全回路SCがそのコンパレータCP4の出力に応じて制御手段CCを制御することで、LED照明灯点灯回路OCの出力を停止させたり、安全なレベルまで低下させたりする。これに対して、何らかの原因によりLED照明灯点灯回路OCの出力電圧が上昇しすぎて、高域側の閾値に達したときには、コンパレータCP3の出力に応じて上記と同様に保護動作が行われる。
次に、本形態のLED照明灯点灯装置の基本的回路動作について説明する。すなわち、照明灯点灯回路OCの昇圧チョッパBUCが動作することにより、商用交流電源ACの電圧より高くなるように昇圧され、かつ出力電圧検出回路VDから得た帰還電圧を用いて帰還制御された直流電圧が昇圧チョッパBUCから出力される。また、LED照明灯点灯装置の力率を改善することもできる。
昇圧チョッパBUCの出力電圧は、降圧チョッパSDCの入力端に印加される。これにより、降圧チョッパSDCは、降圧動作を行う。
そうして、負荷のLED照明灯LEDに対して降圧チョッパSDCにおいて所要値に調整された直流電圧がその出力端に現れる。その結果、降圧チョッパSDCの負荷として出力端に接続されたLED照明灯LEDに負荷電流が流れるので、LED照明灯LEDが点灯する。このときの点灯は、LED照明灯LEDが発光ダイオードの場合、降圧チョッパSDCの負荷電流検出回路IDと制御手段CCの協働によって定電流制御下で行われる。
調光信号出力手段DSGから送出された調光信号が降圧チョッパSDCの制御部に入力すると、当該制御部は調光信号に対応してPWM制御された駆動信号を生成して降圧チョッパSDCのスイッチング素子Q2に供給する。その結果、負荷電流の定電流制御の基準値が調光信号に応じて変更されるため、LED照明灯LEDは、調光信号に対応する光出力の調光点灯を行う。
次に、LED照明灯点灯装置に商用交流電源ACを投入した際の始動シーケンスによる電源立ち上げ時の制御動作について図6および図7を参照して説明する。
最初に、始動シーケンスの制御動作の流れを説明する。図3に示すフローチャートは、商用交流電源AC投入時におけるLED照明灯点灯装置内部の電源立ち上げに係わる始動シーケンスの制御動作の流れを説明している。すなわち、LED照明灯点灯装置内部の電源立ち上げに係わる始動シーケンスの制御動作は、スタンバイモードおよびランモードに別れており、図中の[電源投入]において商用交流電源ACを投入すると、最初にスタンバイモードの制御動作を行う。
スタンバイモードにおいては、[Vccスタート]で関係する制御電源Vccを立ち上げると、<電源監視>が行われる。電源監視は、電源に異常がないかチェックし、問題がなくてOKであれば、タイマスタートを経て次の<調光信号チェック>のステップへ進む。調光信号チェックにおいて問題があってNGであれば、再び<電源監視>に戻る。調光信号チェックは、調光信号の内容が調光OFFか否かがチェックされる。そして、調光OFFであれば、LED照明灯LEDを点灯しないので、再び<電源監視>に戻る。これに対して、調光OFF以外であれば、問題がないため、続いて<タイマチェック>が行われる。
タイマチェックでは、調光信号チェックが調光信号が立ち上がった後に行われたかを判断するために、第1の所定時間が経過しているかチェックする。例えば、タイマチェックのときに電源投入から2秒未満であれば、調光信号が立ち上がっていないと判断して、再び<調光信号チェック>に戻る。2秒を経過していれば、調光信号チェックが問題なく行われたことになるので、スタンバイモードを終了し、次のランモードへ移行する。
したがって、スタンバイモードでは、電源監視、調光信号チェックおよびタイマチェックのいずれかに問題があれば、スタンバイ状態が持続するので、照明灯点灯回路OCが動作しないから、LED照明灯LEDは消灯状態を維持する。また、第1の形態においては、調光信号チェックを電源投入から第1の所定時間経過後に実行するように構成されているから、電源投入から調光信号発生までに時間遅れ、例えば0.7〜1秒程度が伴う場合に好適である。この場合、上記第1の所定時間を上記時間遅れの後になるように設定する。
次に、ランモードにおいては、安全回路を電源投入から第2の所定時間経過後に有効にするように構成されている。上記第2の所定時間は、照明灯点灯回路OCが立ち上がったときにオーバーシュートなどLED照明灯LEDの光出力が一時的に不安定になりやすい場合に、その不安定期間の終了後に安全回路を有効にするのに効果的である。これにより、安全回路が誤動作しなくなるとともに、安全回路の構成が簡単になる。
すなわち、ランモードにおいては、[Vddスタート]で制御手段CC内の駆動信号発生回路の電源Vddを立ち上げる。これにより駆動信号発生回路から駆動信号が発生し、照明灯点灯回路OCのスイッチング素子Q1、Q2に駆動信号が印加されるので、[メインスイッチングスタート(点灯開始)]が行われ、照明灯点灯回路OCが動作を開始して照明灯LEDが点灯する。そして、点灯後も電源監視、調光信号チェックおよびタイマチェックを行う。電源監視および調光信号チェックの結果、問題があるときには、スタンバイモードに戻る。そのため、LED照明灯LEDは消灯し、その状態を問題がなくなるまで持続する。
これに対して、ランプモードにおける<タイマチェック>は、電源投入から第2の所定時間、例えば3秒が経過しているか否かをチェックする。その結果、経過時間が第2の所定時間内、すなわち2秒超〜3秒未満であれば、再びランモードにおける<電源監視>、<調光信号チェック>および<タイマチェック>を繰り返す。また、経過時間が第2の所定時間すなわち3秒を経過していれば、安全回路を有効にしてランモードが終了し、始動シーケンスを終了する。なお、安全回路は、例えば異常時に照明灯点灯回路の発振停止による出力停止または出力低減など異常時に負荷の安全を図る回路を意味する。
次に、図7を参照して始動シーケンス回路を説明する。始動シーケンス回路は、トランジスタQ4により駆動信号発生回路の電源Vddを立ち上げ、トランジスタQ9により安全回路を有効にし、電源監視は、ヒステリシスコンパレータCP2を主体として構成された電源監視回路SVMにより実行し、調光信号チェックを調光信号チェック回路DSCおよびトランジスタQ6により実行し、第1の所定時間チェックおよび第2の所定時間チェックをタイマTMにより実行するように構成している。以下、さらに具体的に説明する。
電源監視回路SVMは、ヒステリシスコンパレータCP2の非反転入力端子に分圧回路の抵抗器R8の端子電圧が入力するように接続し、反転入力端子が基準電圧E1を介して接地している。ヒステリシスコンパレータCP2の正帰還回路は、抵抗器R10および回り込み防止用のダイオードD3の直列回路からなる。ヒステリシスコンパレータCP2の出力端子は、回り込み防止用のダイオードD4および抵抗器R11を直列に介してコンパレータCP1の反転入力端子および後述するタイマTMに接続している。
調光信号チェック回路DSCによりON、OFFするトランジスタQ6は、ヒステリシスコンパレータCP2の非反転入力端子と接地との間に接続している。そして、調光信号が調光OFFのときトランジスタQ6はONし、その他の調光信号のときOFFする。
タイマTMは、抵抗器R12、トランジスタQ8のコレクタ・エミッタおよびコンデンサC4からなる第1の直列回路における抵抗器R12の外端が制御電源Vccに、コンデンサC4の外端が接地されている。また、ツェナーダイオードZD1および抵抗器R13からなる第2の直列回路が第1の直列回路と並列に接続し、ツェナーダイオードZD1および抵抗器R13の接続点がトランジスタQ8のベースに接続している。さらに、トランジスタQ8のエミッタとコンデンサC4の接続点がコンパレータCP1の反転入力端子とダイオードD4および抵抗器R11を直列に介してヒステリシスコンパレータCP2の出力端子とに接続している。
トランジスタQ9、ツェナーダイオードZD2およびコンデンサC5は、第2の所定時間の経過時に安全回路を有効にする。ツェナーダイオードZD2およびコンデンサC5の直列回路がタイマTM1のコンデンサC4と並列接続し、コンデンサC4の充電電圧がツェナー電圧を越えたときにトランジスタQ9がONにして、安全回路を無効状態から有効へ切り換える。
本発明の第1の形態における始動シーケンス回路動作を説明する。
スタンバイモードにおいては、交流電源ACが投入されて制御電源Vccが立ち上がると、始動シーケンス回路が動作を開始する。そして、電源監視回路SVMが有するヒステリシスが電源電圧の許容範囲を決定する。そして、抵抗器R8の端子電圧が基準電圧E2より所定範囲内で高いときにヒステリシスコンパレータCP2の出力端子がハイ(Hi)でOFF状態になる。これに対して、交流電源ACの電源電圧が許容範囲を下回り、抵抗器R8の端子電圧が基準電圧E2より低いときには、上記出力端子がロー(Low)でON状態になり、電圧が出力されない。
一方、調光信号チェックの結果、調光信号が調光OFF以外のときには、調光信号チェック回路DSCの出力レベルが低いので、トランジスタQ6はOFFしている。調光信号が調光OFFのときには、調光信号チェック回路DSCの出力レベルが高くなるので、トランジスタQ6がONする。
タイマTMは、コンデンサC4を、抵抗器R12およびトランジスタQ8を通じて充電することでタイマ動作を行う。電源監視および調光信号チェック結果に問題がなくて、電源監視回路SVMからの出力がハイ(Hi)でOFF状態のとき、タイマTMは、制御電源Vccの立ち上がりによりタイマ動作をスタートし、第1の所定時間を超えると、そのコンデンサC4の電圧がコンパレータCP1の基準電圧E1を超える。その結果、コンパレータCP1の出力端子がマイナス電位となり、トランジスタQ4がONするので、ランモードへ移行し、コンデンサC3から電源Vddが得られる。
これに対して、電源監視および調光信号チェック結果に問題があってヒステリシスコンパレータCP2の出力端子がロー(Low)でOFF状態のときには、タイマTMは、抵抗器R11およびダイオードD4を通じてリセットされる。また、電源監視または調光信号チェック結果に問題があるか、またはタイマチェックの結果、第1の所定時間未満のときには、タイマTMのコンデンサC4の端子電圧が低いので、コンパレータCP1の出力電圧がプラスである。このため、トランジスタQ4がOFFしているので、ランモードへ移行できない。
また、ランモードにおいては、電源監視回路SVMおよび調光信号チェック回路DSCが動作を継続する。
一方、第2の所定時間は、制御電源Vccの立ち上がりからタイマTMが動作をスタートし、そのコンデンサC4の充電電圧がツェナーダイオードZD2のツェナー電圧を越えるときで計時され、第2の所定時間を超えるとトランジスタQ9がONする。これにより、安全回路が有効になる。
図8は、本発明のLED照明灯点灯装置を実施するための第2形態における基板に実装された状態の点灯装置を示す要部正面図である。本形態は、LED照明灯LEDが複数のLEDモジュールMを直列接続した直列接続体の2個を基板PCBに実装したLED照明灯点灯回路OCの出力端に並列接続する構成である。
すなわち、上記基板PCBは、印刷配線が形成され、LED照明灯点灯回路OCを構成する複数の電子回路部品EP1、EP2がそこに実装され、かつLED照明灯点灯回路OCの出力端に接続した出力用の複数組の端子台TPが基板PCBの一端側に実装されている。なお、図示を省略しているが、交流電源ACに接続する入力用の端子台が基板PCBの他端側に配設されている。
複数組の出力用の端子台TPは、それぞれが互いに離隔したアノード側端子台CN1とカソード側端子台CN2とによって構成されている。そして、アノード側端子台CN1とカソード側端子台CN2とは、基板PCBの幅方向における両側の互いに離隔した位置に複数組が集合して配置されている。本形態においては、各組のアノード側端子台CN1およびカソード側端子台CN2がそれぞれ図示のように一体化された状態となっている。なお、各組のアノード側端子台CN1およびカソード側端子台CN2に接続されるLEDモジュールMが2個図示されているが、3個以上の接続が可能なように組数を適宜増加することができるのはいうまでもない。
本発明のLED照明灯点灯装置を実施するための第1の形態の全体を示す回路図 同じくLED照明灯の構成を説明する回路図 同じく安全回路の主要部の回路図 同じく異常電圧検出閾値正常時出力電圧との関係を示す電圧波形図 同じくLEDモジュールが3個の場合の異常電圧検出閾値正常時出力電圧との関係を示す電圧波形図 同じく始動シーケンスの制御動作のフローチャート 同じく始動シーケンス回路図 本発明のLED照明灯点灯装置を実施するための第2の形態の要部を示す回路図
符号の説明
BUC…昇圧チョッパ、CC…制御手段、DSG…調光信号出力手段、ID…負荷電流検出回路、LED…LED照明灯、RDC…整流化直流電源、SC…安全回路、SDC…降圧チョッパ、SS1…第1の閾値設定回路、SS2…第2の閾値設定回路、VD…出力電圧検出回路

Claims (2)

  1. 複数個のLED光源を有する直列回路と、この直列回路の両端が接続する一対の端子を有し、この一対の端子が互いに近接配置された単一のコネクタを備えたLEDモジュール(ただし、nは2以上の整数)列接続したLED照明灯と;
    出力端を有し、この出力端に接続した前記LED照明灯を定電流点灯するLED照明灯点灯回路と;
    正常な前記LED照明灯が前記LED照明灯点灯回路の出力端に接続される際の前記LED照明灯点灯回路出力電圧としての正常時出力電圧をV(V)とし、異常点灯状態を検出する際のLED照明灯点灯回路の出力電圧の異常電圧検出閾値をV´(V)としたとき、異常電圧検出閾値V´および正常時出力電圧Vが数式(V−V/n+13)<V´<Vおよび13<V/nをともに満足する異常電圧検出閾値を設定し、検出したLED照明灯点灯回路の出力電圧が異常電圧検出閾値に達したときにLED照明灯点灯回路の出力を停止または低下させる安全回路と;
    を具備していることを特徴とするLED照明灯点灯装置。
  2. 照明器具本体と;
    照明器具本体に配設された請求項1記載の点灯装置と;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
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