JP5379411B2 - 燃料電池用レギュレータユニット - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに適用され、パイロットエア(酸化剤ガス)の圧力を信号圧としてパイロットエアの圧力に応じた圧力で燃料電池のアノード側に燃料ガス(水素)を供給する燃料電池用レギュレータユニットに関する。
従来、燃料電池システムにおいて、固体高分子膜を挟んで対向するアノード(水素極)とカソード(空気極)には、燃料ガス(水素)と酸化剤ガス(空気)がそれぞれ供給される。燃料電池は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応によって発電を行っている。
このような燃料電池システムは、例えば、燃料電池のカソード側に反応ガスとして酸化剤ガス(エア)を供給するためのエアコンプレッサと、その酸化剤ガス(パイロットエア)の圧力を信号圧として、パイロットエアの圧力に応じた圧力で燃料電池のアノード側に燃料ガスを供給する圧力制御弁と、を備えている。燃料電池システムは、燃料電池のカソード側に対するアノード側の燃料ガスの圧力を所定圧に調圧して所定の発電効率を確保すると共に、燃料電池に供給される燃料ガスの流量を制御することで所定の出力が得られるように設定されている。
燃料電池システムにおいて、供給された燃料ガスをパイロット圧に対応して調圧するレギュレータと、ソレノイド部の励磁作用下の弁体を変位させることにより燃料ガス導入ポートから導入された燃料ガスを燃料ガス導出ポートから排出する電磁弁と、をユニット本体に一体に設けた燃料電池用レギュレータユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、燃料電池システムに使用される種々の部品には、導入される燃料ガス及び酸化剤ガス中に含有される塵埃等を除去するためにフィルタを設置したものがある。この場合、フィルタは、各部品内に不純物や塵埃等が付着するのを防止するために、特許文献1に記載されているように、燃料ガス及び酸化剤ガスの入口である導入ポートに設置することに限られている。その他、レギュレータの上流側に、レギュレータとは別体で構成されたフィルタが設けられる場合がある。
特開2004−185831号公報
しかしながら、特許文献1に記載の燃料電池用レギュレータユニットでは、レギュレータと、電磁弁と、を一体化したことによって、全体が大型化するという問題点があった。
このため、特許文献1の燃料電池用レギュレータユニットでは、燃料ガス導入ポート内に小型のフィルタを設置して全体が大型化しないように図っている。
しかしながら、そのフィルタは、燃料ガス導入ポートに連続する導入流路に内設される小型の簡易型フィルタであるため、浄化機能が限定されている。
また、燃料ガス導入ポートから導入されてフィルタを通過する燃料ガスは、高圧な状態で導入されるため、この燃料ガス中に含有しているオイル等を濾過する機能を備えたものはなかった。
アノード系の経路においては、燃料ガス中に含有しているオイル等を除去可能な機能を備えたフィルタが要望されていた。
そこで、本発明は、前記従来技術の問題点に鑑がみ、さらに小型で、浄化機能をより一層向上させた燃料電池用レギュレータユニットを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の燃料電池用レギュレータユニットは、燃料電池システムにおける酸化剤ガス供給部から供給される酸化剤ガスであるパイロットエアのパイロット圧を調圧すると共に、前記パイロット圧に対応して一次側ポートから供給された燃料ガスを調圧して二次側ポートから燃料電池側へ導出するレギュレータと、前記一次側ポートに対して燃料ガス供給部からの前記燃料ガスを供給または停止する遮断弁と、前記燃料ガス中の不純物を除去するフィルタと、をユニット化した燃料電池用レギュレータユニットであって、前記遮断弁は、前記燃料ガス供給部からの前記燃料ガスが供給される燃料ガス導入ポートと、この燃料ガス導入ポートから導入した前記燃料ガスを前記一次側ポートに供給する第1連通路と、前記二次側ポートからの前記燃料ガスが供給される第2連通路と、この第2連通路から流入した前記燃料ガスを前記フィルタを経由して導出する燃料ガス導出ポートと、を有する遮断弁ボディを備え、前記レギュレータは、前記一次側ポートと前記二次側ポートとが形成された取付面を有するレギュレータボディを備え、前記取付面には、前記第1連通路と前記第2連通路とが形成された前記遮断弁ボディの被取付面が取り付けられることによって、前記一次側ポートに前記第1連通路が連通されると共に、前記二次側ポートに前記第2連通路が連通されることを特徴とする。
かかる構成によれば、燃料電池用レギュレータユニットは、レギュレータボディの取付面に一次側ポートと二次側ポートとを設け、その取付面に装着される遮断弁ボディの被取付面に、第1連通路と第2連通路とを設けたことによって、組み付けの際に、取付面と被取付面とを互いに固定すれば、レギュレータと遮断弁とを簡便にユニット化することができると共に、両者にそれぞれ設けられた流路を特別な配管を使用せずに接続することが可能となる。このため、配管の取り回しが容易であり、配管の接続工数、組付工数、部品点数及び設置スペースを削減してコストダウンを図ることができると共に、ユニット全体を小型化することができる。
換言すると、レギュレータは、単一の取付面に一次側ポートと二次側ポートとを併設して、その取付面を遮断弁ボディの被取付面に取り付けることによって、第1連通路からレギュレータの一次側ポートに供給された燃料ガスを調圧(減圧)させた状態で、二次側ポートから第2連通路を介して遮断弁側へ戻し、さらに、フィルタで効果的に燃料ガス中の塵埃等を除去することができる。レギュレータと遮断弁とは、取付面と被取付面とを取り付けて一体化することによって、配管を使用せずに、燃料ガスの往路と復路を接続して流路を形成することができる。このため、燃料電池用レギュレータユニットは、配管及び配管の設置スペースを解消して、ユニット全体をさらに小型化することができると共に、部品点数及び組付工数を削減してコストの低減を図ることができる。
また、フィルタは、レギュレータを経由した燃料ガスの復路である遮断弁側に設けることが可能となり、第2連通路から流入する減圧された燃料ガスを浄化するので、浄化効率をより一層向上させることができる。遮断弁は、その浄化された燃料ガスを下流側へ送り出すことができる。
請求項2に記載の燃料電池用レギュレータユニットは、請求項1に記載の燃料電池用レギュレータユニットであって、前記レギュレータは、前記レギュレータボディの上方に設けられたレギュレータカバーを備え、前記レギュレータカバーには、前記パイロットエアが導入されるパイロットエア流入ポートと、このパイロットエア流入ポートに分岐して連通するパイロットエア排出ポートと、が設けられていることを特徴とする。
かかる構成によれば、レギュレータカバーは、パイロットエアが導入されるパイロットエア流入ポートと、パイロットエア流入ポートに分岐して連通するパイロットエア排出ポートとを設けたことによって、エアを容易に得ることができると共に、配管の取り回しを簡素化することができる。また、レギュレータカバーを起点としてパイロットエア排出ポートの下流に設置される、例えば、希釈器などの下流側部材へエアを導出して前記エアの有効利用を図ることができる。このため、例えば、燃料ガスである水素を希釈する希釈器へ電磁弁等を介在して供給することが可能となる。
請求項3に記載の燃料電池用レギュレータユニットは、請求項1または請求項2に記載の燃料電池用レギュレータユニットであって、前記レギュレータボディの取付面と、前記遮断弁ボディの被取付面とは、締結部材を介して着脱自在に設けられていることを特徴とする。
かかる構成によれば、燃料電池用レギュレータユニットは、レギュレータまたは遮断弁のどちらか一方が故障した場合、締結部材を緩めれば、その故障した方の装置のみを容易に交換することができるようになる。このため、修理するためのコストを削減することができる。
本発明によれば、さらに小型で、浄化機能をより一層向上させた燃料電池用レギュレータユニットを提供することができる。
次に、図1〜図8を参照して、本発明の実施形態に係る燃料電池用レギュレータユニットを説明する。なお、燃料電池用レギュレータユニットは、設置した状態によって上下左右の向きが相違するが、便宜上、図面手前側を「下」、図面左右側を「左・右」として説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池用レギュレータユニットを設けた燃料電池システムのブロック図である。
まず、本発明の燃料電池用レギュレータユニットを説明する前に、燃料電池システム1を説明する。
≪燃料電池システムの構成≫
図1に示す燃料電池システム1は、例えば、燃料電池スタック(以下、「燃料電池」という)を電源として、その燃料電池2の電力で走行モータが駆動して走行する車両等に使用される。この燃料電池システム1は、供給された燃料ガスと酸化剤ガスとの反応によって発電を行う燃料電池2と、燃料ガスが流通する燃料ガス流通路3と、酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス流通路4と、燃料ガス流通路3と酸化剤ガス流通路4とを連通するバイパス通路5と、を備えている。
≪燃料電池の構成≫
図1に示す燃料電池2は、例えば、固体高分子電解質膜を挟んでアノード2aとカソード2bとを対設した燃料電池セルをセパレータによって挟持して複数積層することにより構成されている。そして、燃料電池2は、例えば、カソード2bに供給される酸化剤ガスとしての空気中の酸素と、アノード2aに供給される燃料ガスとしての水素との電気化学反応によって電力を発生させる仕組みになっている。
なお、アノード2aは、燃料ガスが供給される燃料ガス供給口2cと、燃料ガスが排出される燃料ガス排出口2dとを備えている。燃料ガス供給口2cは、アノード加湿部33、エゼクタ32、圧力制御部6を介して燃料ガス供給部31に接続されている。燃料ガス排出口2dは、燃料ガス循環路3bに接続されている。その燃料ガス循環路3bは、エゼクタ32側と、燃料ガス排出部34側とに分岐して接続されている。
カソード2bは、酸化剤ガスが供給される酸化剤ガス供給口2eと、酸化剤ガスが排出される酸化剤ガス排出口2fとを備えている。酸化剤ガス供給口2eは、カソード加湿部43及び放熱部42を介して酸化剤ガス供給部41に接続されている。酸化剤ガス排出口2fは、酸化剤ガス排出部44に接続されている。
≪燃料ガス流通路の構成≫
燃料ガス流通路3は、燃料ガスを燃料ガス供給部31からアノード2aの燃料ガス供給口2cに供給し、アノード2a内の燃料ガスを燃料ガス排出口2dから外部に排出して流通させるための流通路である。燃料ガス流通路3は、燃料ガス導入路3aと、燃料ガス循環路3bと、燃料ガス排出通路3cとから構成されている。
燃料ガス導入路3aは、燃料ガス供給部31から圧力制御部6、エゼクタ32及びアノード加湿部33を介してアノード2aに燃料ガスを送るための流路である。
燃料ガス循環路3bは、燃料電池システム1の通常運転時に、燃料電池2の燃料ガス排出口2dから排出された排出燃料ガスをエゼクタ32を介して再び燃料電池2の燃料ガス供給口2cに循環させるための流路である。
燃料ガス排出通路3cは、燃料ガス導入路3aによってアノード2aに供給されて燃料ガス排出口2dから排出された排出燃料ガス及び酸化剤ガス(掃気ガス)を外部に排出させるための流路である。
燃料ガス供給部31は、高圧のガスボンベからなり、燃料電池2のアノード2aに供給する燃料ガスが貯蔵されている。燃料ガス供給部31の下流側には、燃料ガス供給部31から放出される燃料ガスを減圧する一次レギュレータ(図示省略)が設置されている。
圧力制御部6には、その一次レギュレータで減圧された燃料ガスをさらに減圧する二次レギュレータ(以下、単に「レギュレータ8」という。)を備えた後記する燃料電池用レギュレータユニット7が設けられている。圧力制御部6は、バイパス通路5を介して供給される酸化剤ガスの圧力をパイロット圧(パイロット信号圧)として、圧力制御部6の出口側圧力である二次側圧力をパイロット圧に対応した所定範囲の圧力に設定している。なお、レギュレータ8は、後記する第2パイロットエア排出ポート75(図8参照)から例えば、不図示の希釈器などの下流側部材へ酸化剤ガスが送られるように接続されている。
エゼクタ32は、不図示のノズル部とディフューザ部とから構成され、圧力制御部6から供給された燃料ガスが、ノズル部を通過する際に加速されてディフューザ部に向かって噴射される。そのノズル部からディフューザ部に向かって燃料ガスが高速で流通する際、ノズル部とディフューザ部との間に設けられた副流室内で負圧が発生し、燃料ガス循環路3bを介してアノード2a側の排出燃料ガスが吸引され、燃料ガスと混合される。このエゼクタ32で混合された燃料ガス及び排出燃料ガスは、燃料電池2の燃料ガス供給口2cに送られる。また、燃料電池2から排出された排出燃料ガスは、このエゼクタ32を介して燃料ガス循環路3bを循環して再び燃料電池2に供給されるようになっている。
アノード加湿部33は、例えば、水透過膜を備え、水分を水透過膜の一方側から他方側へと透過させることにより、エゼクタ32から導出された燃料ガスを所定の湿度に加湿して燃料電池2の燃料ガス供給口2cへ供給している。燃料電池2にその燃料ガスが供給されると、燃料電池2の固体高分子電解質膜のイオン導電性が所定の状態に確保される。
燃料ガス排出部34は、アノード2aの燃料ガス排出口から排出された排出燃料ガス及び掃気ガスを外部に排出する箇所である。この燃料ガス排出部34には、例えば、燃料ガスの排出を調整する排出弁(図示省略)が設置されている。
≪酸化剤ガス流通路の構成≫
酸化剤ガス流通路4は、空気等の酸化剤ガスをカソード2bの酸化剤ガス供給口2eに供給し、カソード2b内の酸化剤ガスを酸化剤ガス排出部44から外部に排出して流通させるための流通路である。酸化剤ガス流通路4は、酸化剤ガス導入路4aと、酸化剤ガス排出通路4bとから構成されている。酸化剤ガス流通路4において、カソード加湿部43と放熱部42との間には、後記するバイパス通路5が接続されている。
酸化剤ガス導入路4aは、酸化剤ガス供給部41から放熱部42及びカソード加湿部43を介してカソード2bに酸化剤ガスを送るための流路である。
酸化剤ガス排出通路4bは、酸化剤ガス導入路4aによってカソード2bに供給された酸化剤ガスを外部に排出させるための流路である。
酸化剤ガス供給部41は、酸化剤ガス(酸素)としての空気を圧縮して燃料電池2に供給するためのものであり、例えば、コンプレッサからなる。酸化剤ガス供給部41は、酸化剤ガスを酸化剤ガス流通路4とバイパス通路5に送り込むための圧縮装置であり、酸化剤ガス流通路4の上流側に設置されている。
放熱部42は、酸化剤ガス供給部41で酸化剤ガスを圧縮の際に発生した熱を冷却する装置であり、インタークーラ等からなる。放熱部42は、酸化剤ガス流通路4に沿って流通する冷却水と熱交換することで、燃料電池2の通常運転時に、酸化剤ガス供給部41から供給される酸化剤ガスを冷却する。放熱部42で所定温度に冷却された酸化剤ガスは、カソード加湿部43に導入される。また、放熱部42で冷却された酸化剤ガス(パイロットエア)は、バイパス通路5を介して圧力制御部6にパイロット圧として供給される。
カソード加湿部43は、例えば、水透過膜を備えて構成され、水分を水透過膜の一方の側から他方の側へ透過させることにより、放熱部42によって所定の温度に冷却された酸化剤ガスを所定の湿度に加湿して燃料電池2の酸化剤ガス供給口2eへ供給している。
酸化剤ガス排出部44は、燃料電池2の酸化剤ガス排出口2fから出た排出酸化剤ガスを外部に排出するための箇所であり、この酸化剤ガス排出部44には、例えば、酸化剤ガスの排出を調整する背圧弁(図示省略)が設置されている。
≪バイパス通路の構成≫
バイパス通路5は、燃料ガス流通路3と酸化剤ガス流通路4とを連通して、酸化剤ガスを燃料ガス流通路3に送るための配管である。バイパス通路5は、一方が放熱部42とカソード加湿部43との間に接続され、他方が圧力制御部6に接続されている。
図2は、本発明の実施形態に係る燃料電池用レギュレータユニットを示す斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係る燃料電池用レギュレータユニットを示す平面図である。図4は、本発明の実施形態に係る燃料電池用レギュレータユニットを示す図であり、レギュレータと遮断弁とを分離した状態を示す分解斜視図である。図5は、本発明の実施形態に係る燃料電池用レギュレータユニットにおける燃料ガスの流れを示すブロック図である。図6は、図3の矢視A−A線の断面図である。図7は、図3の矢視B−B線の断面図である。図8は、図3の矢視C−C線の拡大断面図である。
≪燃料電池用レギュレータユニットの構成≫
次に、図1〜図8を参照して燃料電池用レギュレータユニット7を説明する。
図2に示すように、燃料電池用レギュレータユニット7は、ユニット本体71と、レギュレータ8と、遮断弁9と、フィルタ10と、から主に構成されている。燃料電池用レギュレータユニット7は、それらを一体にして単体化したものであって、前記圧力制御部6を構成している。また、燃料電池用レギュレータユニット7は、レギュレータ8と遮断弁9とフィルタ10とを備えたことによって、流体を調圧する機能と、流路を開閉する機能と、燃料ガスを浄化する機能と、を備えている。
≪ユニット本体の構成≫
図2及び図3に示すように、ユニット本体71は、レギュレータ8と遮断弁9とフィルタ10とを一体化して、1つに連設するための部材である。ユニット本体71は、それぞれ後記するレギュレータボディ81及び遮断弁ボディ91から主に構成されている。ユニット本体71には、後記するパイロットエア流入ポート73及び第2パイロットエア排出ポート75が形成され、それらに接続した各継手部材72が突出した状態に設けられている。
≪レギュレータの構成≫
図4及び図5に示すように、レギュレータ8は、圧力制御部6(図1参照)へパイロットエア流入ポート73から供給されるパイロットエアのパイロット圧を調圧すると共に、そのパイロット圧に対応して一次側ポート8aから供給された燃料ガスを調圧して二次側ポート8bから導出する装置である。レギュレータ8は、一次側ポート8a、二次側ポート8b及びレギュレータ駆動空間8c(図6参照)を有するレギュレータボディ81を備えている。
以下、図6を主に参照しながら各図を参照して説明する。
<一次側ポートの構成>
一次側ポート8aは、後記する遮断弁9の第1連通路9dに連通し、レギュレータ8へ燃料ガスが導入される部位である。一次側ポート8aには、燃料ガス供給部31(図1参照)から供給された燃料ガスが、ユニット本体71(遮断弁ボディ91及びレギュレータボディ81)によって連設された遮断弁9を介して導入される。一次側ポート8aは、上流側が遮断弁9の第1連通路9dに接続され、下流側が流路を介してレギュレータ駆動空間8cに連通し、レギュレータ第1ブロック体81aの取付面81dに形成されている。
<二次側ポートの構成>
図7に示すように、二次側ポート8bは、レギュレータ8から調圧された燃料ガスが導出される部位であり、レギュレータ第1ブロック体81aの取付面81dに形成されている。二次側ポート8bは、上流側が後記する流体室8eに連通され、下流側が遮断弁9の第2連通路9eに接続されている。この二次側ポート8bからは、一次側ポート8a(図6参照)から導入された燃料ガスがレギュレータ8で低圧に調圧されてエゼクタ32(図1参照)側に導出されるようになっている。
<レギュレータ駆動空間の構成>
図6に示すように、レギュレータ駆動空間8cは、レギュレータ第1ブロック体81a内の弁体82bと蓋体83との間に形成された空間である。レギュレータ駆動空間8cには、一次側ポート8aと二次側ポート8b(図7参照)とを連通させる流体通路を開閉する弁機構部82が設けられている。レギュレータ駆動空間8cは、弁体82bが開弁することによって、一次側ポート8aからこのレギュレータ駆動空間8c内に導入された燃料ガスが流体室8e側に流動するようになっている。
<背圧室の構成>
背圧室8dは、弁体82bに付与される圧力を軽減させる機能を備え、圧力−流量特性を向上させることができる。つまり、背圧室8dは、調圧された二次側圧力によって弁体82bを弁座82cから離間する方向に付勢する力と、この背圧室8d内に侵入した圧力流体によって弁体82bを弁座82cに圧接させる方向に付勢する力とが相殺されることにより、弁体82bに付与される圧力を軽減させることができる。なお、背圧室8dは、ロッド部材82aに形成された第2連通孔82f及び第1連通孔82eを通って室8fに連通している。
<流体室の構成>
流体室8eは、レギュレータ第1ブロック体81a内の弁体82bと保持部材86との間に形成された空間である。流体室8eは、弁体82bが開弁することによって、レギュレータ駆動空間8c内の燃料ガスが流体室8e側に流入し、この流体室8e内の燃料ガスが二次側ポート8b(図7参照)から遮断弁9の第2連通路9e(図7参照)を介してフィルタ10(図7参照)に流れるようになっている。
<室及び大気室の構成>
室8fは、レギュレータ第1ブロック体81a内の保持部材86と第2ダイヤフラム本体85aとの間に形成された空間である。
大気室8gは、第1ダイヤフラム本体84aと第2ダイヤフラム本体85aとの間のレギュレータ第2ブロック体81bの内壁面によって形成された空間である。大気室8gは、不図示の通路を介して大気に連通している。
<パイロット室の構成>
パイロット室8hは、レギュレータカバー81cの内壁面と、レギュレータカバー81cの下側開口部を閉塞する第1ダイヤフラム本体84aと、レギュレータカバー81cの上側開口部を閉塞する調整ねじ部材87とによって形成されている。パイロット室8hには、第1ダイヤフラム84の第1上側リテーナ84dを下側に付勢する第2ばね部材SP2が内設されている。このパイロット室8hは、パイロットエア流入ポート73(図8参照)に連通し、パイロットエア流入ポート73からパイロットエアが導入されて、第1パイロットエア排出ポート74及び第2パイロットエア排出ポート75(図8参照)から排出されるようになっている。
<パイロットエア流入ポートの構成>
図8に示すように、前記したパイロットエア流入ポート73は、パイロットエアをレギュレータ8のパイロット室8hに供給するための供給口であり、レギュレータカバー81cに装着された管体からなる。パイロットエア流入ポート73は、上流側が管体(図示省略)を介してバイパス通路5(図1参照)に接続され、下流側がパイロット通路78に設けたエアフィルタ76及びオリフィス77を介してパイロット室8hに連通している。
<第1パイロットエア排出ポート及び第2パイロットエア排出ポートの構成>
前記した第1パイロットエア排出ポート74及び第2パイロットエア排出ポート75は、パイロット室8h内のパイロットエアを排出する排出口であり、レギュレータカバー81cに装着された管体に設けられる。
第1パイロットエア排出ポート74は、レギュレータカバー81cに形成した流路(図示省略)を介してパイロット室8hに連通している。
第2パイロットエア排出ポート75は、レギュレータカバー81cに形成したパイロット通路78及びオリフィス77を介してパイロット室8hに連通すると共に、パイロット通路78を介してパイロットエア流入ポート73に連通している。このため、パイロットエア流入ポート73から流入した大部分のエアは、第2パイロットエア排出ポート75から下流側部材へ流れ、僅かな流量のエアがパイロット室8hに流れ込むようにオリフィス77によって規制される。また、パイロット室8h内から排出されるエアは、大部分が第1パイロットエア排出ポート74から排出され、僅かな流量のエアがオリフィス77及びパイロット通路78を介して第2パイロットエア排出ポート75から下流側部材へ流れるようにオリフィス77によって規制される。
<パイロット通路の構成>
図8に示すように、パイロット通路78は、パイロット室8hと、パイロットエア流入ポート73及び第2パイロットエア排出ポート75とを連通させるための流路である。このパイロット通路78によって、パイロットエア流入ポート73から流入したパイロットエアがパイロット室8h内に送られると共に、第2パイロットエア排出ポート75から下流側部材へ排出されるようになっている。パイロット通路78は、パイロット室8hと第2パイロットエア排出ポート75とを結ぶ流路に対して、パイロットエア流入ポート73に連通する流路が交差して分岐するように形成されている。
<エアフィルタの構成>
エアフィルタ76は、パイロットエア流入ポート73から導入されたパイロットエア中の塵埃等を除去してパイロット室8hへの塵埃等の侵入を防止するフィルタ部材である。エアフィルタ76は、例えば、断面略U字状に形成されて、パイロットエア流入ポート73の下流側端部に装着されている。
<オリフィスの構成>
オリフィス77は、パイロット通路78を流れるパイロットエアの圧力及び流量を調整するためのものであり、パイロット通路78の内径の一部を小径にして形成されている。つまり、オリフィス77は、パイロットエア流入ポート73から流入したパイロットエアがこのオリフィス77を通過することにより圧力が低下されてパイロット室8hへ送られ、パイロット室8hからパイロットエアがこのオリフィス77を通過することによって圧力が低下されて第2パイロットエア排出ポート75から排出されるようになっている。
ここで、パイロットエア流入ポート73、パイロット室8h(第1パイロットエア排出ポート74)及び第2パイロットエア排出ポート75の各圧力の関係は、以下の式となる。
パイロット室8h(第1パイロットエア排出ポート74)圧<第2パイロットエア排出ポート75圧≦パイロットエア流入ポート73圧
<調整ねじ部材及び第2ばね部材の構成>
図6に示すように、調整ねじ部材87は、この調整ねじ部材87を回動させることによって第2ばね部材SP2のばね力を調整する部材である。調整ねじ部材87は、レギュレータカバー81cのねじ孔に螺入されることによって、パイロット室8hの上端部に設置されている。
第2ばね部材SP2は、下端部が、第1上側リテーナ84dに押圧し、上端部が、ばね受け部材88を介在して調整ねじ部材87を押圧した状態で、それらの部材間に介在されている。第2ばね部材SP2は、圧縮コイルばねからなる。
<レギュレータボディの構成>
前記レギュレータボディ81は、レギュレータ8の本体ケースを形成する部材である。このレギュレータボディ81は、相互に積層されて一体的に連結されたレギュレータ第1ブロック体81aと、レギュレータ第2ブロック体81bと、レギュレータカバー81cとから構成されている。レギュレータボディ81は、一次側ポート8aと二次側ポート8bとが形成された単一の取付面81dを有している。
レギュレータ第1ブロック体81aの内部には、背圧室8dと、レギュレータ駆動空間8cと、流体室8eと、室8fとが形成されている。レギュレータ第1ブロック体81aの底面部には、レギュレータ駆動空間8cの下方部位を閉塞する蓋体83がシール材を介してボルト止めされている。ここで、シール材は、蓋体83側に円環状凹溝を形成して配置するようにしたが、これに限らず、例えば、レギュレータ第1ロック体81aの底面側に円環状凹溝を形成してシール材を配置するようにしても構わない。レギュレータ第1ブロック体81aの内壁面には、蓋体83の弁体ガイド部83aに、上下動自在に挿入された弁体82bが圧接する弁座82cが設けられている。レギュレータ第1ブロック体81aの内部において、蓋体83の上部には、弁体82b、ロッド部材82a、保持部材86及び第2ダイヤフラム本体85aが順に設置されている。レギュレータ第1ブロック体81aの内側上部には、保持部材86がねじ止めされる段部が形成されている。
レギュレータ第2ブロック体81bは、レギュレータ第1ブロック体81aの上面と、レギュレータカバー81cの下面との間に介在される略筒状のブロック体である。このレギュレータ第2ブロック体81bには、下端部に第2ダイヤフラム85が設置され、上端部に第1ダイヤフラム84が設置され、第1ダイヤフラム84と第2ダイヤフラム85との間に大気室8gが形成されている。
レギュレータカバー81cは、レギュレータ第2ブロック体81bの上部に、第1ダイヤフラム本体84aを介在してねじ止めされる略筒状のブロック体である。レギュレータカバー81c内には、パイロット室8hが形成されている。レギュレータカバー81cには、このレギュレータカバー81cの下側開口部を閉塞して中央部にロッド部材82aが挿設された第1ダイヤフラム84と、上側開口部を閉塞する調整ねじ部材87と、第1ダイヤフラム84の第1下側リテーナ84cと調整ねじ部材87との間に介在された第2ばね部材SP2と、が内設されている。
図4及び図5に示すように、取付面81dは、後記する遮断弁ボディ91の被取付面91cに密着固定されて、レギュレータ8を遮断弁9に一体的に連設してユニット化すると共に、この取付面81dの一次側ポート8a及び二次側ポート8bと、被取付面91cの第1連通路9d及び第2連通路9eとを合致させて連通させるための接合面である。その取付面81dの外周部のフランジ部には、レギュレータボディ81を遮断弁ボディ91に固定するためのボルトB1(図2参照)が挿通される6つのボルト挿通孔が穿設されている。
そのボルトB1は、レギュレータボディ81の取付面81dと、遮断弁ボディ91の被取付面91cとを着脱自在に固定して、レギュレータ8または遮断弁9のどちらか一方が故障した場合、その故障した方の装置のみを容易に交換可能にしている。
<弁機構部の構成>
図6に示すように、弁機構部82は、レギュレータボディ81の軸線方向に沿って延在するロッド部材82aと、このロッド部材82aに外嵌され、半径外方向に向かって突出した鍔状の弁体82bと、この弁体82bが接離する弁座82cと、第1ダイヤフラム84と、この第1ダイヤフラム84より小径の第2ダイヤフラム85と、第1ばね部材SP1と、第2ばね部材SP2と、を備えて構成されている。
ロッド部材82aは、レギュレータボディ81の軸心上に形成されたレギュレータ駆動空間8c内に、軸方向に上下動自在に配置されて、上下方向に長尺な略筒状部材からなる。ロッド部材82aには、このロッド部材82aの略中央部に形成されたフランジ部82dと、このフランジ部82dの近傍の下側部位に径方向に向けて穿設された第1連通孔82eと、この第1連通孔82eの中央部から下側に向けて穿設された第2連通孔82fと、上端部に設けられたねじ部82iと、が形成されている。ロッド部材82aは、フランジ部82dの下側が、保持部材86に上下動自在に挿入されて支持され、下端部が筒状の弁体82bに係合されている。ロッド部材82aは、フランジ部82dの上側に、第2リテーナ85c及び第1下側リテーナ84cを介在して第1上側リテーナ84dが外嵌されて、ねじ部82iにナットN1を螺着することでそれらがロッド部材82aに取り付けられる。
弁体82bは、上端部に形成された鍔部が弁座82cに接離することによって、一次側ポート8aに連通するレギュレータ駆動空間8cに入り込んだ燃料ガスが、流体室8e側に流れるのを開放したり、遮断したりするものである。弁体82bは、弁体ガイド部83a内に上下動自在に挿入され、上端に鍔部を有する略円筒状の部材からなる。弁体82bの鍔部は、ばね部材SP1のばね力により上側に付勢されて、平常時は弁座82cに圧接してOFF状態になっている。弁体82bには、弁座82cに圧接する箇所に、ゴム製の弾性体が設置されている。そして、弁体82bは、パイロット室8h内の圧力が流体室8eの圧力に比して、所定値以上に上昇したときに、ON状態となって弁座82cから離間して、レギュレータ駆動空間8c内の燃料ガスを流体室8e側へ流す。弁体82bの筒状部の内側には、ロッド部材82aに先端部が係合され、その筒状部の外側が蓋体83の弁体ガイド部83a内に挿入されて、弁体82bと蓋体83とで背圧室8dを形成している。弁体82bには、この弁体82bの外周部と背圧室8dとを連通する孔部82gが穿設されている。なお、弁体82bの外周面において、孔部82gが形成されている部位には、環状溝が連続形成されている。
弁座82cは、レギュレータ第1ブロック体81a内に形成されたレギュレータ駆動空間8cと流体室8eとの間の内壁に、軸心側に向けて突設された環状の厚板材からなる。
フランジ部82dは、ロッド部材82aの中央部の外周に形成された鍔状の厚板部であり、第2ダイヤフラム本体85aを保持する第2保持機構85bの一部を構成している。フランジ部82dは、このフランジ部82dの上側に設置される第2リテーナ85cとで第2ダイヤフラム本体85aを保持している。
第1連通孔82eは、ロッド部材82aにおいて、このロッド部材82aが室8fに配設される部位に穿設されている。
第2連通孔82fは、この第1連通孔82eと背圧室8dとを連通させる孔である。
<蓋体の構成>
蓋体83は、レギュレータ第1ブロック体81aの下端部中央に上下方向に向けて穿設して形成された背圧室8dを閉塞するための部材である。この蓋体83の背圧室8d側には、底付円筒形状の弁体ガイド部83aと、ばね受け83bと、が一体形成されている。
弁体ガイド部83aは、レギュレータ駆動空間8c及び流体室8e内の燃料ガスの圧力によって作動する弁体82bの移動をガイドする部材である。弁体ガイド部83aは、レギュレータ駆動空間8cの軸線方向に沿って上側へ所定長だけ突出して形成されている。
ばね受け83bは、弁体82bを弁座82c側に付勢する第1ばね部材SP1の下端を支持する部位であり、弁体ガイド部83aの根元の外周に形成された環状溝からなる。
第1ばね部材SP1は、ばね力によって弁体82bを、常時、弁座82c側に向かって圧接するように付勢するばねであり、圧縮コイルばねからなる。第1ばね部材SP1のばね力は、前記第2ばね部材SP2のばね力と比較して大きく設定されている。
したがって、レギュレータ8は、弁体82bを弁座82cから離間させる方向に付勢する第2ばね部材SP2のばね力に対して第1ばね部材SP1のばね力が打ち勝っているため、パイロット圧が付与されない平常時において、弁体82bが弁座82cに着座した状態にあるノーマルクローズタイプに設定されている。レギュレータ8は、ノーマルクローズタイプに設定されることにより、不必要な時に燃料ガスが二次側ポート8bから導出することがなく、燃料ガスの浪費を防止して省力化することができる。
<第1ダイヤフラムの構成>
第1ダイヤフラム84は、所定以上の圧力を受けた際に、第1ダイヤフラム本体84aが変形して跳ね上がって作動する伸縮可撓性部材である。第1ダイヤフラム84は、ロッド部材82aの他端部に連結された大径の第1ダイヤフラム本体84aと、この第1ダイヤフラム本体84aを保持する第1保持機構84bと、を備えている。
第1ダイヤフラム本体84aは、所定以下の圧力を受けている場合に、平常時の形状の状態を維持し、所定以上の圧力を受けた際に変形して作動する薄膜状の部材である。第1ダイヤフラム本体84aの外周部は、レギュレータ第2ブロック体81bとレギュレータカバー81cとの間に挟持されている。第1ダイヤフラム本体84aの中心側は、第1保持機構84bによってロッド部材82aの他端部に連結されている。第1ダイヤフラム本体84aの上部には、レギュレータ第2ブロック体81bの内壁面によって囲繞され、パイロットエア流入ポート73(図8参照)からパイロット通路78を介してパイロットエアが供給される前記パイロット室8hが形成されている。
第1保持機構84bは、第1ダイヤフラム本体84aをロッド部材82aに保持させるものであり、第1下側リテーナ84cと、第1上側リテーナ84dとから構成されている。
第1下側リテーナ84cは、第1ダイヤフラム本体84aの下面を保持する部材であり、略円板状の部材からなる。この第1下側リテーナ84cは、中央部にロッド部材82aが挿通される孔が穿設されている。
第1上側リテーナ84dは、前記第1下側リテーナ84cによって下面が支持された第1ダイヤフラム本体84aの上面を保持する部材であり、略円板状の部材からなる。この第1上側リテーナ84dは、中央部にロッド部材82aが挿通する孔が穿設されている。
第1下側リテーナ84c及び第1上側リテーナ84dは、第1ダイヤフラム本体84aを挟持した状態で、第2保持機構85bの上側に配設され、ナットN1によってロッド部材82aに固定される。
<第2ダイヤフラムの構成>
第2ダイヤフラム85は、所定以上の圧力を受けた際に、第2ダイヤフラム本体85aが変形して跳ね上がって作動する伸縮可撓性部材である。第2ダイヤフラム85は、中央側をロッド部材82aに固定された小径の第2ダイヤフラム本体85aと、この第2ダイヤフラム本体85aの上面を保持する第2保持機構85bと、から構成されている。
第2ダイヤフラム本体85aは、所定以下の圧力を受けている場合に、ロッド部材82aを平常時の形状の状態を維持し、所定以上の圧力を受けた際に上下方向に変形して作動する薄膜リング状の部材である。この第2ダイヤフラム本体85aは、第1ダイヤフラム本体84aより小径に形成されている。第2ダイヤフラム本体85aの外周部は、レギュレータ第1ブロック体81aとレギュレータ第2ブロック体81bとの間に挟持されている。第2ダイヤフラム本体85aの中心側は、第2保持機構85bによりロッド部材82aに連結されている。
第2保持機構85bは、第2ダイヤフラム本体85aをロッド部材82aに保持させるものであり、フランジ部82dと、第2リテーナ85cとから構成されている。
フランジ部82dは、第2ダイヤフラム本体85aの下面を保持する略円板状の保持部材からなる。このフランジ部82dは、ロッド部材82aの中央部に鍔状に一体形成されている。フランジ部82dの外周縁部には、下方側に向かって断面L字状に屈曲形成された複数のストッパ部82hが形成されている。
このストッパ部82hは、パイロット室8hに供給されたパイロット圧の作用下に第1ダイヤフラム本体84a、第2ダイヤフラム本体85a及びロッド部材82aが下側方向に向かって一体的に変位した際に、ストッパ部82hが保持部材86の上面に圧接することにより、ロッド部材82aの変位量が規制されてストッパ機能が発揮される。
第2リテーナ85cは、フランジ部82d上に載設された第2ダイヤフラム本体85aの上面を保持する部材であり、環状の板部材からなる。この第2リテーナ85cは、中央部にロッド部材82aが挿通する孔が穿設されている。第2リテーナ85cは、フランジ部82dとで第2ダイヤフラム本体85aを挟持した状態で、第1保持機構84bを介在して、ナットN1によってロッド部材82aに固定されている。
前記保持部材86は、ロッド部材82aの略中央部を上下動自在に支持する部材であり、中央部にロッド部材82aが挿通する貫通孔を有し、外周部がレギュレータ第1ブロック体81aの段部に固定されている。
≪遮断弁の構成≫
遮断弁9は、レギュレータ8の一次側ポート8aに供給する燃料ガス供給部31(図1参照)からの燃料ガスを供給または停止するための電磁バルブ装置である。遮断弁9は、レギュレータ8の一次側ポート8a及び二次側ポート8b(図7参照)が設けられている取付面81dに、被取付面91cを密閉固定して取り付けられて、一体化される。遮断弁9は、遮断弁ボディ91と、弁体92と、遮断弁用ダイヤフラムバルブ93と、ばね受け部材94と、エンドプレート95と、コイル96と、プランジャ97と、鉄心98と、ハウジング99と、を有している。その他、遮断弁9には、この遮断弁9の弁体92が接離する弁座9aを有する遮断弁ボディ91の遮断弁第1ブロック体91aの下部に、燃料ガス中の不純物を除去するフィルタ10が設置されている。
<遮断弁ボディの構成>
遮断弁ボディ91は、遮断弁9に導入及び導出される燃料ガスの流路を被取付面91cに有すると共に、弁体92が弁座9aに接離する弁室9hが形成される本体を構成する部材である。遮断弁ボディ91は、レギュレータ8のレギュレータ第1ブロック体81aの取付面81dに、Oリングを介在して連設された遮断弁第1ブロック体91aと、この遮断弁第1ブロック体91aの上面に、Oリングを介在して設置された遮断弁第2ブロック体91bと、を有してなる。遮断弁ボディ91の下面には、第2連通路9eの開口端と、導出流路9fの開口端と、フィルタ10とが設置されている。
遮断弁第1ブロック体91aは、遮断弁ボディ91の本体を形成する部材であり、レギュレータボディ81のレギュレータ第1ブロック体81aの横に連設されている。この遮断弁第1ブロック体91aには、燃料ガス導入ポート9bと、導入流路9cと、弁室9hと、第1連通路9dと、第2連通路9eと、導出流路9fと、燃料ガス導出ポート9gと、が形成されている(図7参照)。
遮断弁第2ブロック体91bは、遮断弁第1ブロック体91aに載設されて、弁体92及びプランジャ97の駆動する駆動空間9iが形成されている。
前記被取付面91cには、第1連通路9dと、第2連通路9eと、が形成されている。被取付面91cの左右の外周部寄りには、レギュレータ8を遮断弁9に固定するためのボルトB1(図2参照)が螺着されるボルト穴が形成されている。
弁座9aは、弁室9h内の弁体92の下方に配置され、弁室9hの下面から上方に向かって所定長だけ突出するように形成されると共に、その中央部の下方が第1連通路9dに連通している。平常時は、弁ばねSP3に付勢された弁体92がこの弁座9aに圧接して閉弁状態になっている。
燃料ガス導入ポート9bは、燃料ガス供給部31(図1参照)からの燃料ガスが燃料電池用レギュレータユニット7の遮断弁9に供給される供給口であり、遮断弁第1ブロック体91aの下端部に形成されている。
導入流路9cは、燃料ガス導入ポート9bに送られた燃料ガスを弁室9hに送る流路であり、上流側が燃料ガス導入ポート9bに接続され、下流側が弁室9hに連通している。
弁室9hは、遮断弁9の弁体92が作動する作動空間である。弁室9h内には、コイル96及び鉄心98による磁力で駆動するソレノイドのプランジャ97によって作動する弁体92と、この弁体92の上下動によって接離する弁座9aと、が設けられている。
第1連通路9dは、燃料ガス導入ポート9bから導入した燃料ガスを、弁体92が開弁したときに弁室9hを介してレギュレータ8の一次側ポート8aに送り出す流路である。第1連通路9dは、上流側が弁室9hの弁座9aの下流側に連通し、下流側がレギュレータ8の一次側ポート8aに連通している。
図7に示すように、第2連通路9eは、遮断弁9の第1連通路9dからレギュレータ8に送り出された燃料ガスが、レギュレータ8によって低圧に圧力調整されて再度、遮断弁9に送り込まれる流路である。第2連通路9eは、上流側がレギュレータ8の二次側ポート8bに接続されて連通し、下流側がフィルタエレメント12内に連通されている。
導出流路9fは、フィルタケース11内で浄化された燃料ガスを燃料ガス導出ポート9gに送る流路である。導出流路9fは、上流側がフィルタケース11内に連通し、下流側が燃料ガス導出ポート9gに連通している。
燃料ガス導出ポート9gは、第2連通路9eから流入し、フィルタ10によって浄化された燃料ガスをエゼクタ32(図1参照)へ導出する吐出口である。燃料ガス導出ポート9gには、燃料ガス導入路3a(図1参照)が接続されている。
遮断弁9の弁体92は、制御装置(図示省略)からの駆動信号によりコイル96に電流が流れた際に、コイル96及び鉄心98によって発生した磁力で吸引されたプランジャ97により弁ばねSP3に抗して上昇して開弁する。弁体92は、略駒状に形成され、遮断弁ボディ91に形成された弁室9h内に上下動可能に設置されて、下降したときに弁座9aに当接して閉弁し、燃料ガスの流れを遮断する。なお、弁体92が弁座9aに当接する部位には、ゴム等の弾性を有する緩衝部材が装着されている。
遮断弁用ダイヤフラムバルブ93は、中央部に孔を穿設した環状の薄膜体からなる。遮断弁用ダイヤフラムバルブ93は、中央部側が、保持部材92aによって弁体92の鍔状に形成された部位に固定され、外周部が、遮断弁第1ブロック体91aと、遮断弁第2ブロック体91bとによってシール部材を介在して気密性を保持した状態に挟持されている。なお、遮断弁ボディ91は、この遮断弁用ダイヤフラムバルブ93によって、上側が駆動空間9iに、下側が弁室9hに分離されている。また、弁体92は、この遮断弁用ダイヤフラムバルブ93によって、無摺動で上下動可能に支持されている。
弁ばねSP3は、ばね受け部材94と、プランジャ97の下端部にフランジ状に形成されたばね受け部との間に圧縮した状態に介在されて、プランジャ97を介して弁体92を弁座9aに圧接させる下方向に向かって付勢するコイルばねである。
ばね受け部材94は、その弁ばねSP3の上側を支持する部材であり、遮断弁第2ブロック体91bとエンドプレート95とによって挟持されている。このばね受け部材94は、遮断弁第2ブロック体91bの上側に配設されて、その内部にプランジャ97が軸線方向に沿って進退自在に挿入されて、コイル96のボビン(図示省略)とエンドプレート95と共にプランジャ97を移動自在に支持している。
エンドプレート95は、遮断弁ボディ91の遮断弁第2ブロック体91bの上側に連設され、磁性金属製材料によって環状に形成された厚板材からなる。このエンドプレート95は、中央部にプランジャ97が上下動する孔が軸線方向に沿って穿設されている。エンドプレート95は、ハウジング99の開口部を閉塞するように内設されている。
コイル96は、プランジャ97及び鉄心98の周部のボビン(図示省略)に巻回され、そのボビンを介して制御装置に電気的に接続されている。このコイル96と、コイル96に内設された鉄心98と、コイル96内に進退自在に挿入されたプランジャ97とによって、そのプランジャ97を介在して弁体92を作動させるソレノイドを構成している。
プランジャ97は、コイル96に電気が流れた際に、鉄心98の磁力によって吸引されて、下端部に設置された弁体92を弁座9aから離間させるための金属製の磁性体である。このプランジャ97の下側外周には、ソレノイドのOFF時に弁体92を弁座9aに押圧させる弁ばねSP3が遊嵌されている。なお、このプランジャ97と弁体92と弁座9aと鉄心98は、同じ軸心線上に設置されている。
鉄心98は、ハウジング99内にねじ止めされている。鉄心98の下端部は、弁体92と共に上昇したプランジャ97の移動を抑止するためのストッパの機能も備えている。
ハウジング99は、コイル96を収納するための有底円筒状の部材であり、コイル96や鉄心98等からなるソレノイドの外部を、シール材を介して覆うように装着されている。ハウジング99の外周部には、コイル96に電流を供給するためのコネクタ部9j(図2参照)が設けられている。
≪フィルタの構成≫
図6に示すように、フィルタ10は、燃料ガス導入ポート9bから遮断弁9内に一旦導入されてからレギュレータ8に送られて減圧された燃料ガスが供給されて、燃料ガス中に含有される塵埃等の不純物を除去するための浄化装置である。図7に示すように、フィルタ10は、遮断弁第1ブロック体91aの下面中央部に開口された第2連通路9e及び導出流路9fにそれぞれ連通するように、遮断弁第1ブロック体91aの下面に設置されている。フィルタ10は、フィルタケース11と、フィルタエレメント12と、連結部材13と、支持部材14と、を備えて構成されている。
フィルタケース11は、フィルタエレメント12を収納する有底円筒状の部材である。フィルタケース11は、開口側が、第2連通路9eの開口端に装着したフィルタエレメント12と、導出流路9fの開口端とをそれぞれ覆い被せるようにユニット本体71の下面にシール材を介在して固定され、第2連通路9eと導出流路9fとを連通させて燃料ガスの流路の一部を形成する部材である。
フィルタエレメント12は、燃料ガス中に含有されている塵埃等の不純物を除去する部材であり、円筒状に形成されている。フィルタエレメント12は、上端部が連結部材13を介在して遮断弁第1ブロック体91aの第2連通路9eに装着されて連通し、下端部が支持部材14を介在してフィルタケース11の内底に保持されている。円筒状のフィルタエレメント12は、内部が第2連通路9eに連通した状態に配置され、側面外周部がフィルタケース11内に遊挿された状態に配置されている。
連結部材13は、フィルタエレメント12の上端部を遮断弁第1ブロック体91aに固定すると共に、フィルタエレメント12の筒状部内を第2連通路9eに連通するための部材である。連結部材13は、この連結部材13を遮断弁第1ブロック体91aにシール材を介して固定する連結部13aと、フィルタエレメント12の上端部を保持する上側保持部13bと、連結部13a内に形成されて第2連通路9eに連通する筒状の取入口13cと、を備えている。
支持部材14は、フィルタエレメント12の下端部をフィルタケース11の内底に固定するための部材である。支持部材14は、フィルタエレメント12の下端部を保持する下側保持部14aと、この下側保持部14aをフィルタケース11の内底に支持させるための支持部14bと、を備えている。
≪動作≫
次に、図1を参照しながら燃料電池システム1の動作について説明する。
図1に示すように、燃料電池2は、燃料ガス供給部31から圧力制御部6、エゼクタ32、アノード加湿部33を介して燃料ガス流通路3から供給される燃料ガスと、酸化剤ガス供給部41から酸化剤ガス流通路4によって供給される酸化剤ガスとの電気化学反応によって電力及び熱を発生する。
燃料電池システム1の定常運転時には、前記エゼクタ32からアノード加湿部33を介してからアノード2aに送られた燃料ガスが、燃料ガス循環路3bを通って、再びエゼクタ32からアノード加湿部33を通ってアノード2aに戻るように循環される。このようにして燃料ガスの消費が削減されている。
次に、図6及び図7を主に参照しながら燃料電池用レギュレータユニット7の動作について説明する。
まず、制御装置(図示省略)から制御信号に基づいて図6に示す遮断弁9のコイル96に電流が供給されて励磁されることにより鉄心98に吸引力が発生し、プランジャ97が鉄心98側に向かって吸引される。このため、プランジャ97に連結された弁体92が弁座9aから離間して遮断弁9が弁開状態となる。この結果、燃料ガス供給部31(図1参照)内の燃料ガスが、燃料ガス導入ポート9bから導入流路9c、弁室9h及び第1連通路9dを経由してレギュレータ8の一次側ポート8a(図7参照)に供給される。
この場合、レギュレータ8は、パイロット圧が供給されていない平常時において、弁体82bが弁座82cに当接して閉弁状態に設定されているため、一次側ポート8aから導入された燃料ガスが二次側ポート8bに向かって流通することが遮断されている。
一方、バイパス通路5(図1参照)に接続されたパイロットエア流入ポート73(図8参照)を通じて導入されたパイロットエアは、図8に示すように、エアフィルタ76及びオリフィス77を介して浄化され減圧されてパイロット通路78からパイロット室8hに供給される。
パイロット室8hに導入されたパイロットエアは、図6に示すように、第1ダイヤフラム本体84aを下方側に向かって押圧するように作用する。この場合、ロッド部材82aを介して連結されている第1ダイヤフラム本体84a、第2ダイヤフラム本体85a及び弁体82bが一体的に下方側に向かって変位し、弁体82bが弁座82cから離間して開弁させる。
すると、一次側ポート8aから供給された前記燃料ガスは、弁体82bと弁座82cとの間隙を通過する際に、パイロット圧に対応する所望の圧力に減圧されて調圧される。図7に示すように、その減圧された燃料ガスは、流体室8eから二次側ポート8b、遮断弁9の第2連通路9eを通ってフィルタエレメント12内に送られて浄化される。燃料ガスは、フィルタエレメント12を通過する際に、塵埃等の不純物が除去される。そして、燃料ガス内に含まれたオイル等の不純物は、フィルタケース11の内底に貯留されて、下流側へ流れるのを食い止めることができる。
このようにして、フィルタ10で浄化された燃料ガスは、導出流路9fから燃料ガス導出ポート9g、燃料ガス導入路3aを通ってエゼクタ32側に向かって導出される。
さらに、本実施の形態では、レギュレータ8とエア排出弁310とが一体的に形成されたユニット本体71に対して遮断弁9を連設することにより、レギュレータ8の一次側ポート8aと、遮断弁9の弁室9hとを連通させる第1連通路9dの管路容積を小さくすることができる。この結果、遮断弁9の良好な応答特性を得ることができる。
さらにまた、本実施の形態では、レギュレータ8と遮断弁9とフィルタ10との3つの装置をユニット化したことにより、個々の構成要素の機能・特性を維持しながら小型化することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
前記実施形態では、レギュレータ8と、遮断弁9と、フィルタ10とを一体化した燃料電池用レギュレータユニット7を備えた燃料電池システム1が燃料電池自動車に搭載された場合について例示したが、燃料電池システム1の使用態様はこれに限定されず、その他に例えば、家庭用の据え置き型の燃料電池システムであってもよい。
本発明の実施形態に係る燃料電池用レギュレータユニットを設けた燃料電池システムのブロック図である。 本発明の実施形態に係る燃料電池用レギュレータユニットを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る燃料電池用レギュレータユニットを示す図であり、レギュレータと遮断弁とを分離した状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る燃料電池用レギュレータユニットを示す平面図である。 本発明の実施形態に係る燃料電池用レギュレータユニットにおける燃料ガスの流れを示すブロック図である。 図3の矢視A−A線の断面図である。 図3の矢視B−B線の断面図である。 図3の矢視C−C線の拡大断面図である。
符号の説明
1 燃料電池システム
2 燃料電池スタック(燃料電池)
6 圧力制御部
7 燃料電池用レギュレータユニット
8 レギュレータ(二次レギュレータ)
8a 一次側ポート
8b 二次側ポート
9 遮断弁
9a 弁座
9b 燃料ガス導入ポート
9d 第1連通路
9e 第2連通路
9f 導出流路
9g 燃料ガス導出ポート
9h 弁室
10 フィルタ
11 フィルタケース
12 フィルタエレメント
31 燃料ガス供給部
71 ユニット本体
73 パイロットエア流入ポート
74 第1パイロットエア排出ポート
75 第2パイロットエア排出ポート(パイロットエア排出ポート)
81 レギュレータボディ
81c レギュレータカバー
91 遮断弁ボディ
92 弁体
B1 ボルト(締結部材)

Claims (3)

  1. 燃料電池システムにおける酸化剤ガス供給部から供給される酸化剤ガスであるパイロットエアのパイロット圧を調圧すると共に、前記パイロット圧に対応して一次側ポートから供給された燃料ガスを調圧して二次側ポートから燃料電池側へ導出するレギュレータと、
    前記一次側ポートに対して燃料ガス供給部からの前記燃料ガスを供給または停止する遮断弁と、
    前記燃料ガス中の不純物を除去するフィルタと、
    をユニット化した燃料電池用レギュレータユニットであって、
    前記遮断弁は、前記燃料ガス供給部からの前記燃料ガスが供給される燃料ガス導入ポートと、
    この燃料ガス導入ポートから導入した前記燃料ガスを前記一次側ポートに供給する第1連通路と、
    前記二次側ポートからの前記燃料ガスが供給される第2連通路と、
    この第2連通路から流入した前記燃料ガスを前記フィルタを経由して導出する燃料ガス導出ポートと、を有する遮断弁ボディを備え、
    前記レギュレータは、前記一次側ポートと前記二次側ポートとが形成された取付面を有するレギュレータボディを備え、
    前記取付面には、前記第1連通路と前記第2連通路とが形成された前記遮断弁ボディの被取付面が取り付けられることによって、前記一次側ポートに前記第1連通路が連通されると共に、前記二次側ポートに前記第2連通路が連通されることを特徴とする燃料電池用レギュレータユニット。
  2. 前記レギュレータは、前記レギュレータボディの上方に設けられたレギュレータカバーを備え、
    前記レギュレータカバーには、前記パイロットエアが導入されるパイロットエア流入ポートと、このパイロットエア流入ポートに分岐して連通するパイロットエア排出ポートと、が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用レギュレータユニット。
  3. 前記レギュレータボディの取付面と、前記遮断弁ボディの被取付面とは、締結部材を介して着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池用レギュレータユニット。
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