JP5363763B2 - 燃料電池用レギュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池用レギュレータに関する。
従来、燃料電池を用いた燃料電池装置に設けられる圧力制御弁として、酸化剤(エア)の圧力を信号圧として、酸化剤(エア)の圧力に応じた圧力で燃料電池のアノード側に反応ガスとして燃料ガス(水素)を供給する燃料電池用レギュレータが知られている(特許文献1参照)。
この特許文献1に開示された燃料電池用レギュレータでは、第1ダイヤフラムが配設されている室の圧力と第2ダイヤフラムが配設されている室の圧力との圧力差により、弁体の弁座からの離間および弁体の弁座への着座の制御を行い、ひいては、一次側ポートと二次側ポートとを連通させる流体通路の開閉制御を行って、水素の導通および遮断を行っている。
特開2004−185872号公報
ところで、前記したような流体通路の開閉制御は、燃料電池に対する水素の供給又は供給停止を行い、燃料電池装置における水素流量の調節につながるため、弁体の開閉動作の応答性を更に向上させたいという要望があった。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、弁体の開閉動作時における応答性を向上させることが可能な燃料電池用レギュレータを提供することを課題とする。
前記の課題を解決するため、本発明は、燃料ガスが供給される一次側ポートと、前記燃料ガスを排出する二次側ポートとを有するボディと、前記ボディ内に変位自在に設けられ、弁座から離間しまたは前記弁座に着座することにより前記一次側ポートと前記二次側ポートとを連通させる流体通路を開閉する弁体と、前記ボディ内に所定間隔離間して配設され、パイロット室に供給される酸化剤であるパイロットエアの受圧作用下に撓曲する第1ダイヤフラムと、前記流体通路を流通する燃料ガスの受圧作用下に撓曲する第2ダイヤフラムと、前記第1ダイヤフラムおよび第2ダイヤフラムの撓曲作用下に、前記弁体と前記第1ダイヤフラムおよび第2ダイヤフラムとを一体的に変位させるロッド部材と、前記ロッド部材の端部に設けられ、前記弁体が前記弁座から離間する方向に付与される圧力を相殺する方向に向かって作用する背圧室と、前記弁体に係着するように設けられ、前記弁体を前記弁座に着座する方向に付勢する第1ばね部材と、前記パイロット室に設けられ、前記弁体を前記弁座から離間する方向に付勢する第2ばね部材と、前記弁座が形成され、前記ロッド部材が挿通される貫通孔を有する弁座部材と、を備え、前記ロッド部材の外周面と前記弁座部材の内周面との間には、前記弁体が前記弁座に着座した状態で、環状空間が形成され、前記弁体の前記弁座側の面のうち前記環状空間に面する部位の面積は、前記弁体を離間させる前記弁体のシート受圧面積を構成し、前記弁座には、前記弁体に向かって突出して前記弁体が着座する環状突起部が形成され、前記環状突起部の内径は、前記弁体から離間するにつれて縮径して設けられ、前記弁体のシート受圧面積は、前記弁体を着座させる前記背圧室側の受圧面積よりも小さく設定され、前記弁体の下端側には、前記ロッド部材に外嵌されるガイド部材が設けられ、前記弁体の前記ガイド部材側の面のうち前記環状突起部に対応する位置よりも半径方向内側の部位は、前記弁体を前記弁座に着座させる方向に作用するシート面を構成し、前記一次側ポートから導入された燃料ガスによって受圧され、前記弁体を前記弁座から離間させる方向に作用する前記ガイド部材の外径を含む外径面は、前記シート面よりも小さく設定され、前記第2ダイヤフラムは、保持機構を介して前記ロッド部材に連結され、前記第2ダイヤフラムは、前記保持機構に対し半径方向外側に離間して配置されたコンボリューション部と、前記コンボリューション部の半径方向内側に連続して形成されたストレート部と、を有し、前記保持機構は、前記第2ダイヤフラムの上面に接触する上部側リテーナを有し、前記ストレート部は、前記上部側リテーナの下面と外周面との境界部に形成されたR部の下方に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、弁のシート受圧面積背圧室側の受圧面積よりも小さく設定され弁体が着座する環状突起部の内径が弁体から離間するにつれて縮径して設けられることにより、弁体が弁座に着座したときの弁体の受圧面積が小さくなるため、弁体を弁座から離間する方向に作用する押圧力が低下し、第1ばね部材の弁体の着座に必要となるばね力を低下させることができる。したがって、比較的低圧のパイロットエア圧の導入によって弁体を迅速に開弁させることが可能となり、弁体の開弁時の応答性を向上させることができる。
また、本発明は、前記弁体の下端側には、前記ロッド部材に外嵌されるガイド部材が設けられ、前記弁体の前記ガイド部材側の面のうち前記環状突起部に対応する位置よりも半径方向内側の部位は、前記弁体を前記弁座に着座させる方向に作用するシート面を構成し、前記一次側ポートから導入された燃料ガスによって受圧され、前記弁体を前記弁座から離間させる方向に作用する前記ガイド部材の外径を含む外径面、前記シート面より小さく設定されることを特徴とする。これにより、一次側ポートから燃料ガスが供給された際に、ガイド部材の外径面にかかる弁体を弁座から離間させる方向に作用する押圧力(供給圧)が、弁座のシート面にかかる弁体を弁座に着座させる方向に作用する押圧力(供給圧)よりも小さくなる。すなわち、弁体を弁座から離間させる方向に作用する押圧力と弁体を弁座に着座させる方向に作用する押圧力との間に差圧が生じ、この差圧が弁体を閉弁側へアシストするため、弁体の閉弁時のシート性を向上させ、前記弁体の誤作動を回避することができる。
また、本発明は、前記第2ダイヤフラムは、保持機構を介して前記ロッド部材に連結され、前記第2ダイヤフラムは、前記保持機構に対し半径方向外側に離間して配置されたコンボリューション部を有することを特徴とする。このようにすると、保持機構とコンボリューション部との間に応力が集中するのを回避することができ、ひいては、第2ダイヤフラムの耐久性を向上して長期的に安定した作動を実現することができる。
本発明によれば、弁体の開閉動作時における応答性を向上させることが可能な燃料電池用レギュレータが得られる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る燃料電池用レギュレータが組み込まれた燃料電池システムのブロック構成図、図2は、本実施形態に係る燃料電池用レギュレータの平常時における弁閉状態を示す縦断面図、図3は、図2に示す燃料電池用レギュレータにパイロット圧が供給された弁開状態を示す縦断面図である。なお、燃料電池システムは、例えば、自動車等の車両に搭載される。
この燃料電池システム200は、例えば、固体ポリマーイオン交換膜等からなる固体高分子電解質膜をアノードとカソードとで両側から挟み込んで形成されたセルに対し、複数のセルを積層して設けた燃料電池スタック202を含む。燃料電池スタック202には、燃料ガス(以下、必要に応じて燃料という)として、例えば、主に水素を含有するガス(以下、水素という)が供給されるアノードと、酸化剤として、例えば、酸素を含むエアが供給されるカソードとが設けられる。
カソードには、酸化剤供給部204からエアが供給されるエア供給口206と、カソード内のエアを外部に排出するためのエア排出部208が接続されたエア排出口210とが設けられる。一方、アノードには、燃料供給部212から水素が供給される水素供給口214と、水素排出部216が接続された水素排出口218とが設けられる。
燃料電池スタック202では、アノードで触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過してカソードまで移動し、カソードで酸素と電気化学反応を起こして発電するように設定されている。
エア供給口206には、エア供給用通路を介して、酸化剤供給部204と、放熱部220と、カソード加湿部222とがそれぞれ接続され、また、エア排出口210には、エア排出用通路を介してエア排出部208が接続される。
水素供給口214には、水素供給通路を介して、燃料供給部212と、圧力制御部224と、エゼクタ226と、アノード加湿部228とがそれぞれ接続され、また、水素排出口218には、循環用通路230を介して水素排出部216が接続される。
酸化剤供給部204は、例えば、図示しないスーパーチャージャ(圧縮機)およびこれを駆動するモータ等から構成され、燃料電池スタック202で酸化剤ガスとして使用される供給エアを断熱圧縮して燃料電池スタック202に圧送する。この断熱圧縮の際に供給エアが加熱される。このように加熱された供給エアが、燃料電池スタック202の暖機に貢献する。
また、酸化剤供給部204から供給されるエアは、例えば、燃料電池スタック202の負荷や図示しないアクセルペダルの操作量等に応じて所定の圧力に設定されて燃料電池スタック202に導入されるとともに、後記する放熱部220によって冷却された後、バイパス通路232を介して圧力制御部224にパイロット圧として供給される。
放熱部220は、例えば、図示しないインタクーラ等から構成され、流路に沿って流通する冷却水と熱交換することによって、燃料電池スタック202の通常運転時において酸化剤供給部204から供給される供給エアを冷却する。このため、供給エアは、所定温度に冷却された後、カソード加湿部222に導入される。
カソード加湿部222は、例えば、水透過膜を備えて構成され、水分を水透過膜の一方の側から他方の側へ透過させることにより、放熱部220によって所定の温度に冷却されたエアを所定の湿度に加湿して燃料電池スタック202のエア供給口206へと供給している。加湿されたエアは燃料電池スタック202に供給され、燃料電池スタック202の固体高分子電解質膜のイオン導電性が所定の状態に確保される。
なお、燃料電池スタック202のエア排出口210には、エア排出部208が接続され、エア排出部208に設けられた図示しない排出弁を通じてエアが大気中に排気される。
燃料供給部212は、例えば、燃料電池に対する燃料として水素を供給する図示しない水素ガスボンベからなり、燃料電池スタック202のアノード側に供給する供給水素が貯蔵される。
圧力制御部224には、後記する燃料電池用レギュレータ10が設けられ、バイパス通路232を介して供給されるエアの圧力をパイロット圧(パイロット信号圧)として、圧力制御部224の出口側圧力である二次側圧力をパイロット圧に対応した所定範囲の圧力に設定している。例えば、圧力制御部224では、パイロット信号圧:二次側圧=約1:12の範囲内に設定される。
エゼクタ226は、図示しないノズル部とディフューザ部とから構成され、圧力制御部224から供給された燃料(水素)はノズル部を通過する際に加速されてディフューザ部に向かって噴射される。ノズル部からディフューザ部に向かって燃料が高速で流通する際、ノズル部とディフューザ部との間に設けられた副流室内で負圧が発生し、循環用通路230を介してアノード側の排出燃料が吸引される。エゼクタ226で混合された燃料および排出燃料はアノード加湿部228へと供給され、燃料電池スタック202から排出された排出燃料は、エゼクタ226を介して循環するように設けられている。
したがって、燃料電池スタック202の水素排出口218から排出された未反応の排出ガスは、循環用通路230を介してエゼクタ226に導入され、圧力制御部224から供給された水素と、燃料電池スタック202から排出された排出ガスとが混合されて燃料電池スタック202に再び供給されるように設けられている。
アノード加湿部228は、例えば、水透過膜を備えて構成され、水分を水透過膜の一方の側から他方の側へ透過させることにより、エゼクタ226から導出された燃料を所定の湿度に加湿して燃料電池スタック202の水素供給口214へと供給している。加湿された水素は燃料電池スタック202に供給され、燃料電池スタック202の固体高分子電解質膜のイオン導電性が所定の状態に確保される。
燃料電池スタック202の水素排出口218には、例えば、図示しない排出制御弁を有する水素排出部216が循環用通路230を介して接続される。排出制御弁は、燃料電池スタック202の運転状態に応じて開閉動作が制御され、例えば、図示しない貯留タンクによって分離された排出ガス中の過剰な水分(主に液体水)等が車両外部に排出される。
次に、燃料電池システム200の圧力制御部224に設けられた本実施形態に係る燃料電池用レギュレータ10について説明する。
尚、以下の記載において、開弁側とは、「弁体が弁座から離間する側」のことをいい、閉弁側とは、「弁体が弁座に着座する側」のことをいう。
燃料電池用レギュレータ10は、図2および図3に示すように、ボディ16を有し、ボディ16には、燃料供給部212(図1参照)から供給された水素が導入される一次側ポート12と、一次側ポート12から導入された水素を所定の圧力に調圧してエゼクタ226(図1参照)側に導出する二次側ポート14とが設けられている。
ボディ16は、相互に積層されて一体的に連結された第1ブロック体18aと、第2ブロック体18bと、第3ブロック体18cとを有する。
第1ブロック体18aの内部には、空間部20が形成され、空間部20には、一次側ポート12と二次側ポート14とを連通させる流体通路22を開閉する弁機構部24が形成されている。本実施形態において、一次側ポート12からこの空間部20内に導入された水素は、弁体42が開弁することによって、流体通路22に流入するようになっている。
第1ブロック体18aの底面部に形成された孔部には、後記する背圧室30を閉塞する閉塞部材32がOリング26によってボルト28を介して連結されている。閉塞部材32は、第1ブロック体18aの軸線方向に沿って長尺状に所定長だけ突出する円筒状の弁体ガイド部34を有している。
弁機構部24は、ボディ16の軸線方向に沿って延在するロッド部材36と、ロッド部材36の下端部に外嵌され、ロッド部材36の軸線方向に沿って延在するガイド部材40と、ガイド部材40の上端側から半径方向外側に向かって突出する環状体からなる弁体42と、第1保持機構46を介してロッド部材36の他端部に連結された大径な第1ダイヤフラム48と、第1ダイヤフラム48と弁体42との間に設けられ、第2保持機構50を介してロッド部材36に連結された小径な第2ダイヤフラム52とを有する。
なお、第2保持機構50は、第2ダイヤフラム52のコンボリューション部52aから離間して配置されたものである(図7参照)。
ロッド部材36の中間部には、半径方向外側に向かって突出する第2下部側リテーナ84が一体的に形成されている。また、ロッド部材36の外周面には、環状溝を介してOリング76が装着されている。ロッド部材36には、軸線方向に沿って所定長だけ延在する第1連通孔92および前記第1連通孔92に略直交して交差する第2連通孔100が設けられている。
また、ロッド部材36の下端側には、フランジ部38が形成され、前記フランジ部38は、弁体42に面接触して当接した状態において、図示しないねじを介して弁体42に連結されている。このようにロッド部材36のフランジ部38と弁体42とを組み付けることにより、組み付け工数を削減することができる。
前記したフランジ部38の上側には、図6に示すように、凹部36aが形成されている。凹部36aは、ロッド部材36の外径の一部を小径にして形成されている。
ガイド部材40は、内部に中空部58を有する円筒体からなり、ガイド部材40の端部には半径方向外側に向かって所定長だけ膨出する弁体42が一体的に形成されている。
また、ガイド部材40の上端側には、弁座60に着座する方向に向かって、縮径する外径テーパ面44が形成されている。この外径テーパ面44には、後記するように、一次側ポート12から空間部20内に水素が供給されると、弁体42を弁座60に離間させる方向に作用する押圧力(供給圧)が付与される。また、ガイド部材40には、外径テーパ面44の上端から上側に延出する小径面40aが形成されている(図4参照)。
弁体42には、前記小径面40aの上端から半径方向外側に延出する下面42aが形成されている(図4参照)。なお、この下面42aのうち、弁座60の環状突起部で形成された最下端を下面42aに投影した位置より半径方向内側の面のことをシート面42bという。
本実施形態では、図4に示すように、ガイド部材40の外径L2が弁座60のシート径L1より小さく設定されている。すなわち、ガイド部材40の外径テーパ面44が、弁体42のシート面42bより小さく設定され、外径テーパ面44の受圧面積がシート面42bの受圧面積より小さい。
したがって、一次側ポート12から空間部20内に水素が供給されたとき(以下、「初期段階」という。)に、図5に示すように、外径テーパ面44を受圧面として弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力P2が、シート面42bを受圧面として弁体42を弁座60に着座させる方向に作用する押圧力P1よりも小さくなる(P2<P1)。
すなわち、弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力P2と弁体42を弁座60に着座させる方向に作用する押圧力P1との間に差圧が生じる。
そして、この差圧が弁体42を閉弁側へアシストするため、初期段階において弁体42を弁座60へ確実に着座させることが可能となり、弁体42の閉弁時のシート性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、弁体42の開弁時の応答性と調和させながら、弁体42の閉弁時のシート性を向上させることができる。この点については、後記する。
また、図2に示すように、ガイド部材40の外周面には、Oリング66が、環状溝を介して装着されている。これにより、所望の摺動抵抗が得られて、自励振動を抑制することができる。なお、Oリング66に代替する摺動部材、例えば、ベアリング等を用いることにより所望の摺動抵抗を得ることが可能である。
ガイド部材40が、Oリング66の摺動作用下に弁体ガイド部34に沿って変位することにより、ガイド部材40を直線状に案内することが可能となる。したがって、ガイド部材40と一体的に形成された弁体42が、弁座60に対して精度良く位置決めされた状態で着座することができる。なお、後記する弁座部材62の弁座60に着座する弁体42の着座部位には、環状のシート用ゴム64が環状溝を介して貼着されている。
Oリング66によって外周面がシールされたガイド部材40の下端部側には、閉塞部材32によって囲繞された背圧室30が形成されている。
ここで、弁体42のシート受圧面積と背圧室30側の受圧面積との関係について図6を参照して説明する。
まず、弁体42のシート受圧面積とは、弁体42が弁座60へ着座したときにおいて、ロッド部材36の凹部36aと弁座60の内周面62bとの間に形成される環状溝42cの底面の面積のことをいい、背圧室30側の受圧面積とは、押圧力S1〜S4が付与される部位の全体面積のことをいう。
一般論として、弁体42のシート受圧面積と背圧室30側の受圧面積が同一又は略同一の場合には、調圧された二次側圧力によって弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力Tと、背圧室30内に進入した圧力流体によって弁体42を弁座60に着座させる方向に作用する押圧力S1〜S4とが相殺(キャンセル)されることになる。
しかしながら、本実施形態では、後記のように弁座60のシート径L1を、ロッド部材36の外径側に向かって縮径して設け、弁体42のシート受圧面積を小さくし、弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力Tを低下させている。
ガイド部材40の外周側には、一端部が弁体42の底面に係着され、他端部が閉塞部材32の内壁面に係着されたコイル状の第1ばね部材54が設けられている。第1ばね部材54は、弁体42を弁座60に向かって着座させるように付勢している。
第1ブロック体18aの内壁面には、弁体42が着座する弁座60が形成された弁座部材62が設けられ、弁座部材62と第1ブロック体18aの内壁面との間には、シール機能を有するOリング72が装着されている。弁座部材62は、第1ブロック体18aに形成された環状の凸部に対して加締めて固定されている。また、弁座部材62には、弁体42から離間する方向に向かって徐々に拡径し、且つ非接触状態でロッド部材36を囲繞するテーパ面62aが形成されている。
ロッド部材36の外周面と弁座部材62のテーパ面62aとの間の空間は、流体通路22として機能するものである。テーパ面62aは、弁座60から離間する上方に向かって徐々に拡径して形成されている。したがって、流体通路22の断面積が徐々に拡大して形成されているので、急激な断面積の変化がなく自励振動を抑制することが可能となる。
また、図6に示すように、弁座部材62には、テーパ面62aの下端から弁体42に向かって延出する内周面62bが形成されている。
前記のように本実施形態では、弁座60のシート径L1が、ロッド部材36の外径側に向かって縮径して設けられている。
これにより、弁体42が弁座60に着座したときに、内周面62bと凹部36aとの間に形成される環状溝42cが狭まり、その底面の面積が小さくなる。
すなわち、弁体42が弁座60に着座したときの弁体42のシート受圧面積が小さくなる。
そのため、弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力Tが低下し、第1ばね部材54の弁体42の着座に必要となるばね力を低下させることができる。
したがって、比較的低圧のパイロットエア圧の導入によっても弁体42を開弁させることが可能となり、弁体42の開弁動作時の応答性を向上させることができる。
なお、弁座60のシート径L1とは、弁座60の環状突起部で形成された最下端の径のことをいう。
また、図2および図3に示されるように、第1ブロック体18aの上部に形成された段部には、ロッド部材36が挿通する貫通孔を有する保持部材74がねじ止めされている。保持部材74と弁座部材62のテーパ面62aとの間には、二次側ポート14側に向かって徐々に拡大する流体通路22が形成されている。
第1ダイヤフラム48は、パイロット室68に供給されるパイロットエアの受圧作用下に撓曲する部材であり、第1保持機構46を介してロッド部材36に連結されている。本実施形態においては、第1ダイヤフラム48と第2ダイヤフラム52の受圧面積比は、例えば、約12:1に設定されており、これによりパイロット圧であるエアに対して二次側ポート14から導出される水素の圧力(二次側圧力)を12倍に調圧することができ、二次側ポート14側に接続され本実施の形態で用いられるエゼクタ226(図1参照)の循環圧力、吸引特性等を良好に保持し、エゼクタ226の性能を最大限に引き出すことが可能となる。
第1保持機構46は、第1ダイヤフラム48の上面に接触する第1上部側リテーナ78と第1ダイヤフラム48の下面に接触する第1下部側リテーナ80とから構成されている。第1上部側リテーナ78および第1下部側リテーナ80は、それぞれ、中心孔を介してロッド部材36に軸着されている。
第1上部側リテーナ78および第1下部側リテーナ80によって保持されない第1ダイヤフラム48の外周縁部は、第2ブロック体18bと第3ブロック体18cとの間で挟持されている。
第2ダイヤフラム52は、流体通路22を流通する水素の受圧作用下に撓曲する部材であり、第2保持機構50を介してロッド部材36に連結されている。
図7に示すように、第2ダイヤフラム52のコンボリューション部52aは、半径方向外側に配置されている。すなわち、コンボリューション部52aと第2保持機構50のビード部50aとの間にストレート部52bが形成され、コンボリューション部52aがビード部50aから離間して配置されている。したがって、ビード部50aとコンボリューション部52aとの間に応力が集中するのを回避することができ、ひいては、第2ダイヤフラム52の耐久性を向上して長期的に安定した作動を実現することができる。
第2保持機構50は、第2ダイヤフラム52の上面に接触する第2上部側リテーナ82と第2ダイヤフラム52の下面に接触する第2下部側リテーナ84とから構成されている。第2上部側リテーナ82のみがロッド部材36に軸着され、第2下部側リテーナ84はロッド部材36と一体的に形成されている。
第2上部側リテーナ82および第2下部側リテーナ84によって保持されない第2ダイヤフラム52の外周縁部は、第1ブロック体18aと第2ブロック体18bとの間で挟持されている。
第2下部側リテーナ84の外周縁部には、下方側に向かって断面L字状に屈曲するストッパ部56が形成されている。ストッパ部56は、周方向に沿って約90度離間する複数の(本実施形態では4個)爪部によって構成されている。パイロット室68に供給されたパイロット圧の作用下に第1ダイヤフラム48、第2ダイヤフラム52およびロッド部材36が下方側に向かって一体的に変位した際、ストッパ部56が保持部材74の上面に当接することにより、ロッド部材36の変位量が規制されてストッパ機能が発揮されることになる。
本実施形態では、ロッド部材36に一体的に形成された第2下部側リテーナ84に対して第2上部側リテーナ82、第1下部側リテーナ80および第1上部側リテーナ78を順次積層した後、ウエーブワッシャ86およびナット88によってロッド部材36に締結している。
第1ダイヤフラム48および第2ダイヤフラム52との間には、第2ブロック体18bの内壁面によって閉塞された大気室90が設けられ、大気室90は、図示しない通路を介して大気と連通するように設けられている。
第1ダイヤフラム48の上部には、パイロットエアが供給されるパイロット室68が設けられている。パイロット室68は、第3ブロック体18cの内壁面によって囲繞されるとともに、Oリング94を介して第3ブロック体18cのねじ孔に螺入される調整ねじ部材96によって閉塞されている。パイロット室68には、第2ばね部材70が配設され、第2ばね部材70の一端は、ばね受けリテーナ98に係着され、他端は、第1上部側リテーナ78に係着されている。この場合、調整ねじ部材96によって第2ばね部材70のばね力を大きく調整することができる。
パイロット室68は、図8に示すように、パイロットエア流入ポート102に連通し、パイロットエア流入ポート102からパイロットエアが導入されて、第1パイロットエア排出ポート104及び第2パイロットエア排出ポート106から排出されるようになっている。
パイロットエア流入ポート102は、図8に示すように、パイロットエアを燃料電池用レギュレータ10のパイロット室68に供給するための供給口であり、第3ブロック体18cに装着された管体からなる。パイロットエア流入ポート102は、上流側が管体(図示省略)を介してバイパス通路232(図1参照)に接続され、下流側がパイロット通路112に設けたエアフィルタ108及びオリフィス110を介してパイロット室68に連通している。
第1パイロットエア排出ポート104及び第2パイロットエア排出ポート106は、パイロット室68内のパイロットエアを排出する排出口であり、第3ブロック体18cに装着された管体に設けられる。
第1パイロットエア排出ポート104は、第3ブロック体18cに形成した流路(図示省略)を介してパイロット室68に連通している。
第2パイロットエア排出ポート106は、第3ブロック体18cに形成したパイロット通路112及びオリフィス110を介してパイロット室68に連通すると共に、パイロット通路112を介してパイロットエア流入ポート102に連通している。このため、パイロットエア流入ポート102から流入した大部分のエアは、第2パイロットエア排出ポート106から下流部材へ流れ、僅かな流量のエアがパイロット室68に流れ込むようにオリフィス110によって規制される。また、パイロット室68内から排出されるエアは、大部分が第1パイロットエア排出ポート104から排出され、僅かな流量のエアがオリフィス110及びパイロット通路112を介して第2パイロットエア排出ポート106から下流部材へ流れるようにオリフィス110によって規制される。
図8に示すように、パイロット通路112は、パイロット室68と、パイロットエア流入ポート102及び第2パイロットエア排出ポート106とを連通させるための流路である。このパイロット通路112によって、パイロットエア流入ポート102から流入したパイロットエアがパイロット室68内に送られると共に、第2パイロットエア排出ポート106から下流側部材へ排出されるようになっている。パイロット通路112は、パイロット室68と第2パイロットエア排出ポート106とを結ぶ流路に対して、パイロットエア流入ポート102に連通する流路が交差して分岐するように形成されている。
エアフィルタ108は、パイロットエア流入ポート102から導入されたパイロットエア中の塵埃等を除去してパイロット室68への塵埃等の侵入を防止するフィルタ部材である。エアフィルタ108は、例えば、断面略U字状に形成されて、パイロットエア流入ポート102の下流側端部に装着されている。
オリフィス110は、パイロット通路112を流れるパイロットエアの圧力及び流量を調整するためのものであり、パイロット通路112の内径の一部を小径にして形成されている。つまり、オリフィス110は、パイロットエア流入ポート102から流入したパイロットエアがこのオリフィス110を通過することにより圧力が低下されてパイロット室68へ送られ、パイロット室68からパイロットエアがこのオリフィス110を通過することによって圧力が低下されて第2パイロットエア排出ポート106から排出されるようになっている。
次に、本発明の実施の形態に係る燃料電池用レギュレータ10の動作および作用効果について説明する。
先ず、本実施の形態では、シート面42bに付与される押圧力P1と外径テーパ面44に付与される押圧力P2との間に生じる差圧および弁体42の下部側に配設された第1ばね部材54のばね力によって、パイロット室68にパイロット圧が供給されていない平常時において弁体42が弁座60に着座した弁閉状態にある(図2および図4参照)。
次に、アクセルペダル等の操作によって酸化剤供給部204(図1参照)からエアが送出された際、バイパス通路232(図1参照)および図示しないパイロットポートを介してパイロットエアがパイロット室68内に導入される。パイロット室68内に導入されたパイロットエアは、第1ダイヤフラム48を下方側に向かって押圧するように作用する。この場合、ロッド部材36を介して連結されている第1ダイヤフラム48、第2ダイヤフラム52および弁体42が一体的に下方側に向かって変位し、弁体42が弁座60から離間する(図3参照)。その際、ロッド部材36と一体的に形成されたストッパ部56が保持部材74の平坦な上面に当接することによりロッド部材36の変位が規制される(図3参照)。
したがって、一次側ポート12から供給された水素は、弁体42と弁座60との間隙を通過する際にパイロット圧に対応する所望の圧力に減圧され、調圧された水素は流体通路22に沿って流通した後、二次側ポート14からエゼクタ226側に向かって導出される。
本実施形態では、弁座60のシート径L1をロッド部材36の外径側に向かって縮径することにより、弁体42が弁座60に着座したときの弁体42のシート受圧面積が小さくなる。
そのため、弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力Tが抑制され、第1ばね部材54の弁体42の着座に必要となるばね力を低下させることができる。
したがって、比較的低圧のパイロットエア圧の導入によっても弁体42を開弁させることが可能となり、弁体42の開弁動作時の応答性を向上させることができる。
また、本実施形態では、ガイド部材40の外径L2を弁座60のシート径L1より小さく設定することにより、ガイド部材40の外径テーパ面44が、弁体42のシート面42bより小さくなり、ひいては外径テーパ面44の受圧面積がシート面42bの受圧面積より小さくなる。
そのため、一次側ポート12から空間部20内に水素が供給されたときに、外径テーパ面44を受圧面として弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力P2が、シート面42bを受圧面として弁体42を弁座60に着座させる方向に作用する押圧力P1よりも小さくなる。
すなわち、弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力P2と弁体42を弁座60に着座させる方向に作用する押圧力P1との間に差圧が生じるため、この差圧により弁体42が閉弁側へアシストされ、初期段階において弁体42を弁座60へ確実に着座させることが可能となり、弁体42の閉弁時のシート性を向上させることができる。
なお、弁体42のシート性の向上とは、一次側ポート12から空間部20内に水素が供給された初期段階において、弁体42の誤作動を好適に回避して、弁体42を弁座60に確実に着座させることであり、弁体42の応答性の向上とは、パイロット室68にパイロット圧が供給された状態において、比較的低圧のパイロットエア圧で弁体42を弁座60から離間させることである。
また、弁体42のシート性を向上させることにより、弁体42の過剰(過敏)な応答性を排除することが可能となる。
また、本実施形態では、ビード部50aとコンボリューション部52aとの間にストレート部52bが形成され、コンボリューション部52aがビード部50aから離間して配置されることにより、ビード部50aとコンボリューション部52aとの間に応力が集中するのを回避することができ、ひいては、第2ダイヤフラム52の耐久性を向上して長期的に安定した作動を実現することができる。
本発明の実施の形態に係る燃料電池用レギュレータが組み込まれた燃料電池システムの概略ブロック構成図である。 図1に示す燃料電池用レギュレータの平常時における弁閉状態を示す縦断面図である。 図2に示す燃料電池用レギュレータにパイロット圧が供給された弁開状態を示す縦断面図である。 図2に示す燃料電池用レギュレータの下部側の構成を示す部分拡大縦断面図である。 図4に示す燃料電池用レギュレータの下部側の構成を示す部分拡大縦断面図である。 図2に示す燃料電池用レギュレータの下部側の構成を示す部分拡大縦断面図である。 図2に示す燃料電池用レギュレータの第2ダイヤフラム周辺の構成を示す部分拡大縦断面図である。 図1に示す燃料電池用レギュレータの上部側の構成を示す部分拡大縦断面図である。
符号の説明
10 燃料電池用レギュレータ
12 一次側ポート
14 二次側ポート
16 ボディ
20 空間部
22 流体通路
24 弁機構部
30 背圧室
36 ロッド部材
40 ガイド部材
42 弁体
42b シート面
44 外径テーパ面
46 第1保持機構
48 第1ダイヤフラム
50 第2保持機構(保持機構)
52 第2ダイヤフラム
52a コンボリューション部
54 第1ばね部材
60 弁座
62 弁座部材
68 パイロット室
70 第2ばね部材
200 燃料電池システム
L1 弁座のシート径
L2 ガイド部材の外径

Claims (1)

  1. 燃料ガスが供給される一次側ポートと、前記燃料ガスを排出する二次側ポートとを有するボディと、
    前記ボディ内に変位自在に設けられ、弁座から離間しまたは前記弁座に着座することにより前記一次側ポートと前記二次側ポートとを連通させる流体通路を開閉する弁体と、
    前記ボディ内に所定間隔離間して配設され、パイロット室に供給される酸化剤であるパイロットエアの受圧作用下に撓曲する第1ダイヤフラムと、前記流体通路を流通する燃料ガスの受圧作用下に撓曲する第2ダイヤフラムと、
    前記第1ダイヤフラムおよび第2ダイヤフラムの撓曲作用下に、前記弁体と前記第1ダイヤフラムおよび第2ダイヤフラムとを一体的に変位させるロッド部材と、
    前記ロッド部材の端部に設けられ、前記弁体が前記弁座から離間する方向に付与される圧力を相殺する方向に向かって作用する背圧室と、
    前記弁体に係着するように設けられ、前記弁体を前記弁座に着座する方向に付勢する第1ばね部材と、
    前記パイロット室に設けられ、前記弁体を前記弁座から離間する方向に付勢する第2ばね部材と、
    前記弁座が形成され、前記ロッド部材が挿通される貫通孔を有する弁座部材と、を備え、
    前記ロッド部材の外周面と前記弁座部材の内周面との間には、前記弁体が前記弁座に着座した状態で、環状空間が形成され、
    前記弁体の前記弁座側の面のうち前記環状空間に面する部位の面積は、前記弁体を離間させる前記弁体のシート受圧面積を構成し、
    前記弁座には、前記弁体に向かって突出して前記弁体が着座する環状突起部が形成され、
    前記環状突起部の内径は、前記弁体から離間するにつれて縮径して設けられ、
    前記弁体のシート受圧面積は、前記弁体を着座させる前記背圧室側の受圧面積よりも小さく設定され、
    前記弁体の下端側には、前記ロッド部材に外嵌されるガイド部材が設けられ、
    前記弁体の前記ガイド部材側の面のうち前記環状突起部に対応する位置よりも半径方向内側の部位は、前記弁体を前記弁座に着座させる方向に作用するシート面を構成し、
    前記一次側ポートから導入された燃料ガスによって受圧され、前記弁体を前記弁座から離間させる方向に作用する前記ガイド部材の外径を含む外径面は、前記シート面よりも小さく設定され、
    前記第2ダイヤフラムは、保持機構を介して前記ロッド部材に連結され、
    前記第2ダイヤフラムは、前記保持機構に対し半径方向外側に離間して配置されたコンボリューション部と、前記コンボリューション部の半径方向内側に連続して形成されたストレート部と、を有し、
    前記保持機構は、前記第2ダイヤフラムの上面に接触する上部側リテーナを有し、
    前記ストレート部は、前記上部側リテーナの下面と外周面との境界部に形成されたR部の下方に配置されていることを特徴とする燃料電池用レギュレータ。
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