JP5363763B2 - 燃料電池用レギュレータ - Google Patents
燃料電池用レギュレータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5363763B2 JP5363763B2 JP2008155618A JP2008155618A JP5363763B2 JP 5363763 B2 JP5363763 B2 JP 5363763B2 JP 2008155618 A JP2008155618 A JP 2008155618A JP 2008155618 A JP2008155618 A JP 2008155618A JP 5363763 B2 JP5363763 B2 JP 5363763B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- valve
- seat
- valve seat
- diaphragm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
- Safety Valves (AREA)
Description
尚、以下の記載において、開弁側とは、「弁体が弁座から離間する側」のことをいい、閉弁側とは、「弁体が弁座に着座する側」のことをいう。
なお、第2保持機構50は、第2ダイヤフラム52のコンボリューション部52aから離間して配置されたものである(図7参照)。
したがって、一次側ポート12から空間部20内に水素が供給されたとき(以下、「初期段階」という。)に、図5に示すように、外径テーパ面44を受圧面として弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力P2が、シート面42bを受圧面として弁体42を弁座60に着座させる方向に作用する押圧力P1よりも小さくなる(P2<P1)。
すなわち、弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力P2と弁体42を弁座60に着座させる方向に作用する押圧力P1との間に差圧が生じる。
そして、この差圧が弁体42を閉弁側へアシストするため、初期段階において弁体42を弁座60へ確実に着座させることが可能となり、弁体42の閉弁時のシート性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、弁体42の開弁時の応答性と調和させながら、弁体42の閉弁時のシート性を向上させることができる。この点については、後記する。
まず、弁体42のシート受圧面積とは、弁体42が弁座60へ着座したときにおいて、ロッド部材36の凹部36aと弁座60の内周面62bとの間に形成される環状溝42cの底面の面積のことをいい、背圧室30側の受圧面積とは、押圧力S1〜S4が付与される部位の全体面積のことをいう。
一般論として、弁体42のシート受圧面積と背圧室30側の受圧面積が同一又は略同一の場合には、調圧された二次側圧力によって弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力Tと、背圧室30内に進入した圧力流体によって弁体42を弁座60に着座させる方向に作用する押圧力S1〜S4とが相殺(キャンセル)されることになる。
しかしながら、本実施形態では、後記のように弁座60のシート径L1を、ロッド部材36の外径側に向かって縮径して設け、弁体42のシート受圧面積を小さくし、弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力Tを低下させている。
前記のように本実施形態では、弁座60のシート径L1が、ロッド部材36の外径側に向かって縮径して設けられている。
これにより、弁体42が弁座60に着座したときに、内周面62bと凹部36aとの間に形成される環状溝42cが狭まり、その底面の面積が小さくなる。
すなわち、弁体42が弁座60に着座したときの弁体42のシート受圧面積が小さくなる。
そのため、弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力Tが低下し、第1ばね部材54の弁体42の着座に必要となるばね力を低下させることができる。
したがって、比較的低圧のパイロットエア圧の導入によっても弁体42を開弁させることが可能となり、弁体42の開弁動作時の応答性を向上させることができる。
なお、弁座60のシート径L1とは、弁座60の環状突起部で形成された最下端の径のことをいう。
第1上部側リテーナ78および第1下部側リテーナ80によって保持されない第1ダイヤフラム48の外周縁部は、第2ブロック体18bと第3ブロック体18cとの間で挟持されている。
図7に示すように、第2ダイヤフラム52のコンボリューション部52aは、半径方向外側に配置されている。すなわち、コンボリューション部52aと第2保持機構50のビード部50aとの間にストレート部52bが形成され、コンボリューション部52aがビード部50aから離間して配置されている。したがって、ビード部50aとコンボリューション部52aとの間に応力が集中するのを回避することができ、ひいては、第2ダイヤフラム52の耐久性を向上して長期的に安定した作動を実現することができる。
第2上部側リテーナ82および第2下部側リテーナ84によって保持されない第2ダイヤフラム52の外周縁部は、第1ブロック体18aと第2ブロック体18bとの間で挟持されている。
第1パイロットエア排出ポート104は、第3ブロック体18cに形成した流路(図示省略)を介してパイロット室68に連通している。
第2パイロットエア排出ポート106は、第3ブロック体18cに形成したパイロット通路112及びオリフィス110を介してパイロット室68に連通すると共に、パイロット通路112を介してパイロットエア流入ポート102に連通している。このため、パイロットエア流入ポート102から流入した大部分のエアは、第2パイロットエア排出ポート106から下流部材へ流れ、僅かな流量のエアがパイロット室68に流れ込むようにオリフィス110によって規制される。また、パイロット室68内から排出されるエアは、大部分が第1パイロットエア排出ポート104から排出され、僅かな流量のエアがオリフィス110及びパイロット通路112を介して第2パイロットエア排出ポート106から下流部材へ流れるようにオリフィス110によって規制される。
そのため、弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力Tが抑制され、第1ばね部材54の弁体42の着座に必要となるばね力を低下させることができる。
したがって、比較的低圧のパイロットエア圧の導入によっても弁体42を開弁させることが可能となり、弁体42の開弁動作時の応答性を向上させることができる。
そのため、一次側ポート12から空間部20内に水素が供給されたときに、外径テーパ面44を受圧面として弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力P2が、シート面42bを受圧面として弁体42を弁座60に着座させる方向に作用する押圧力P1よりも小さくなる。
すなわち、弁体42を弁座60から離間させる方向に作用する押圧力P2と弁体42を弁座60に着座させる方向に作用する押圧力P1との間に差圧が生じるため、この差圧により弁体42が閉弁側へアシストされ、初期段階において弁体42を弁座60へ確実に着座させることが可能となり、弁体42の閉弁時のシート性を向上させることができる。
また、弁体42のシート性を向上させることにより、弁体42の過剰(過敏)な応答性を排除することが可能となる。
12 一次側ポート
14 二次側ポート
16 ボディ
20 空間部
22 流体通路
24 弁機構部
30 背圧室
36 ロッド部材
40 ガイド部材
42 弁体
42b シート面
44 外径テーパ面
46 第1保持機構
48 第1ダイヤフラム
50 第2保持機構(保持機構)
52 第2ダイヤフラム
52a コンボリューション部
54 第1ばね部材
60 弁座
62 弁座部材
68 パイロット室
70 第2ばね部材
200 燃料電池システム
L1 弁座のシート径
L2 ガイド部材の外径
Claims (1)
- 燃料ガスが供給される一次側ポートと、前記燃料ガスを排出する二次側ポートとを有するボディと、
前記ボディ内に変位自在に設けられ、弁座から離間しまたは前記弁座に着座することにより前記一次側ポートと前記二次側ポートとを連通させる流体通路を開閉する弁体と、
前記ボディ内に所定間隔離間して配設され、パイロット室に供給される酸化剤であるパイロットエアの受圧作用下に撓曲する第1ダイヤフラムと、前記流体通路を流通する燃料ガスの受圧作用下に撓曲する第2ダイヤフラムと、
前記第1ダイヤフラムおよび第2ダイヤフラムの撓曲作用下に、前記弁体と前記第1ダイヤフラムおよび第2ダイヤフラムとを一体的に変位させるロッド部材と、
前記ロッド部材の端部に設けられ、前記弁体が前記弁座から離間する方向に付与される圧力を相殺する方向に向かって作用する背圧室と、
前記弁体に係着するように設けられ、前記弁体を前記弁座に着座する方向に付勢する第1ばね部材と、
前記パイロット室に設けられ、前記弁体を前記弁座から離間する方向に付勢する第2ばね部材と、
前記弁座が形成され、前記ロッド部材が挿通される貫通孔を有する弁座部材と、を備え、
前記ロッド部材の外周面と前記弁座部材の内周面との間には、前記弁体が前記弁座に着座した状態で、環状空間が形成され、
前記弁体の前記弁座側の面のうち前記環状空間に面する部位の面積は、前記弁体を離間させる前記弁体のシート受圧面積を構成し、
前記弁座には、前記弁体に向かって突出して前記弁体が着座する環状突起部が形成され、
前記環状突起部の内径は、前記弁体から離間するにつれて縮径して設けられ、
前記弁体のシート受圧面積は、前記弁体を着座させる前記背圧室側の受圧面積よりも小さく設定され、
前記弁体の下端側には、前記ロッド部材に外嵌されるガイド部材が設けられ、
前記弁体の前記ガイド部材側の面のうち前記環状突起部に対応する位置よりも半径方向内側の部位は、前記弁体を前記弁座に着座させる方向に作用するシート面を構成し、
前記一次側ポートから導入された燃料ガスによって受圧され、前記弁体を前記弁座から離間させる方向に作用する前記ガイド部材の外径を含む外径面は、前記シート面よりも小さく設定され、
前記第2ダイヤフラムは、保持機構を介して前記ロッド部材に連結され、
前記第2ダイヤフラムは、前記保持機構に対し半径方向外側に離間して配置されたコンボリューション部と、前記コンボリューション部の半径方向内側に連続して形成されたストレート部と、を有し、
前記保持機構は、前記第2ダイヤフラムの上面に接触する上部側リテーナを有し、
前記ストレート部は、前記上部側リテーナの下面と外周面との境界部に形成されたR部の下方に配置されていることを特徴とする燃料電池用レギュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008155618A JP5363763B2 (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | 燃料電池用レギュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008155618A JP5363763B2 (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | 燃料電池用レギュレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009301894A JP2009301894A (ja) | 2009-12-24 |
JP5363763B2 true JP5363763B2 (ja) | 2013-12-11 |
Family
ID=41548592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008155618A Expired - Fee Related JP5363763B2 (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | 燃料電池用レギュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5363763B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0663568B2 (ja) * | 1986-03-25 | 1994-08-22 | 藤倉ゴム工業株式会社 | ダイヤフラムおよびその製造方法 |
JP3869673B2 (ja) * | 2001-03-27 | 2007-01-17 | Nok株式会社 | 液体制御弁 |
JP3857223B2 (ja) * | 2002-11-29 | 2006-12-13 | 株式会社ケーヒン | 燃料電池用レギュレータ |
-
2008
- 2008-06-13 JP JP2008155618A patent/JP5363763B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009301894A (ja) | 2009-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7341074B2 (en) | Multi-stage pressure regulator | |
JP3857223B2 (ja) | 燃料電池用レギュレータ | |
US7867659B2 (en) | Humidification system for fuel cell | |
US8329354B2 (en) | Ejector and fuel cell system using the same | |
US8997771B2 (en) | Integrated pressure control actuator assembly of hydrogen supply system | |
US8153322B2 (en) | Fuel cell system having an injector | |
WO2008062806A1 (fr) | Système de piles à combustible et véhicule à pile à combustible | |
JP5099285B2 (ja) | 燃料供給装置 | |
JP3933563B2 (ja) | レギュレータ | |
JP4017969B2 (ja) | 燃料電池用レギュレータユニット | |
JP5363763B2 (ja) | 燃料電池用レギュレータ | |
JP4398349B2 (ja) | 燃料電池用電磁遮断弁 | |
US9523440B2 (en) | Fuel cell system | |
JP4367160B2 (ja) | 圧力調整弁 | |
JP4998695B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2009146855A (ja) | 圧力調整装置 | |
JP2009168166A (ja) | 高圧タンク用のバルブシステムおよび燃料電池システム | |
JP2009158250A (ja) | 燃料電池システム | |
JP4533114B2 (ja) | 燃料電池用電磁遮断弁 | |
JP5379411B2 (ja) | 燃料電池用レギュレータユニット | |
JP5045041B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2007207743A (ja) | 燃料電池システム | |
KR20090058096A (ko) | 연료전지 차량용 저압레귤레이터 | |
JP5110427B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP4762515B2 (ja) | 燃料電池システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110303 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130820 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130906 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |