JP5378966B2 - ロボット - Google Patents

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本発明は、ロボット、特に首関節を介して頭部が基体に連結されたロボットに関する。
基体である胴部と、胴部の上部と首関節を介して連結された頭部と、頭部に搭載されて外界を撮像する撮像装置とを備えた人型ロボットが知られている。このような人型ロボットは、撮像装置で撮像した画像を処理して、外界環境を視覚的に認識(視認)することが可能であり、例えば、足元の床面状況(階段や障害物の有無)に応じた移動や、手元の器具や装置の操作、運搬を行うことができる。
従来、このような人型ロボットの首関節においては、一般的に、頭部を前後方向に傾斜させる第1の回動部の上方に、頭部を左右方向に回動させる第2の回動部が位置している。例えば、特許文献1には、胴部に取り付けられる下方リンクと、左右連結リンクを介して下方リンクと連結される上方リンクとによって、胴部と頭部を連結する頭部支持機構が開示されている。下方リンクは胴部に対して垂直軸回りに回動可能に構成され、上方リンクは左右連結リンクによって前後方向に傾斜可能に構成されている。
また、特許文献2には、首部が、ロール軸方向に回動する第1の回動軸と、ピッチ軸方向に回動する第2の回動軸と、ヨー軸方向に回動する第3の回動軸と、ピッチ軸方向に回動する第4の回動軸とを備え、頭部から胴部にかけて、第1の回動軸、第2の回動軸、第3の回動軸、第4の回動軸の順に配置された人型ロボットが開示されている。
特許第4319974号公報 特開2003−200366号公報
ところで、胴部には制御ユニットやバッテリ等の大容積の構成要素が搭載されるため、一般的に胴部、特に胸部や腹部が頭部に対して前方に大きく突出する形態となる。そのため、上記特許文献1に開示されたような従来のロボットにおいては、胴部に視野が遮られ、足元近くの床面や胴部近傍の手元(ハンド付近)を視認することができないという問題があった。
さらに、上記特許文献1に開示されたような従来のロボットにおいては、ジンバルロック現象が、頭部を真下に傾けたような頭部を最大限前方に傾斜させた状態から、頭部を左右に振らせる状況で生じる。そのため、前記状態から胸部等の左右周辺を視認しようとするとき、そのまま頭部を左右に振ることができず、頭部を大きく移動させる必要が生じるので、時間がかかるという問題がある。
一方、特許文献2に開示されたロボットにおいては、4つの回動軸が存在するので、首関節の構成が複雑になるという問題があった。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、少ない自由度の首関節で、視野を基体に遮られることなく下方を視認可能なロボットを提供することを目的とする。
本発明のロボットは、かかる目的を達成するために、基体と、該基体の上部と首関節を介して連結される頭部と、該頭部に搭載されて外界を撮像する撮像装置とを備えたロボットであって、前記首関節は、水平軸回りに回動する第1の回動部と、前記頭部が当該ロボットの正面を向いた状態で垂直方向から前方に傾斜する回動軸回りに回動する第2の回動部とを備え、前記第1の回動部の回動軸の上方に前記第2の回動部の回動軸が位置し、前記首関節は、水平軸回りに回動する回動部として前記第1の回動部を1個のみ備えることを特徴とする。
本発明のロボットによれば、水平軸回りに回動し、頭部を前後方向に傾斜させる第1の回動部の回動軸(水平軸)の上方に、頭部が当該ロボットの正面を向いた状態で垂直方向から前方に傾斜する回動軸回りに回動し、頭部を左右方向に回動させる第2の回動部の回動軸が位置している。
そのため、上記特許文献1に開示されたような従来のロボットと比べて、頭部の前方への傾斜角度が同じ場合、撮像装置が搭載された頭部がより前方に移動するので、基体に遮られる視野が少なくなり、下方の視認性が向上する。
さらに、本発明のロボットにおいては、上記特許文献1に開示されたような従来のロボットと異なり、頭部を最大限前方に傾斜させた状態から、頭部を左右に振ることができないというジンバルロック現象が生じない。そのため、前記状態からそのまま頭部を左右に振ることができる。なお、本発明のロボットにおいて、ジンバルロック現象は、頭部を最大限左右に回動させた状態から頭部を前後方向に傾斜させる状況で生じる。しかし、一般的にロボットの肩部は広いので、前記状態から下方を覗き込む場合、肩部が視野を遮っており、下方を視認することは元々不可能である。また、頭部を左右に回動させる替わりに、胴部の胴関節を左右に回動させれば、ジンバルロック現象を回避することが可能となる。これらにより、本発明のロボットにおいては、ジンバルロック現象が生じることによる不都合が少ない。
さらに、本発明のロボットにおいて、第2の回動部の回動軸は、頭部が当該ロボットの正面を向いた状態で垂直方向から前方に傾斜している。そのため、重量物である撮像装置の重心を第2の回動軸の近傍に位置させることが可能となるので、頭部を左右方向に傾斜させる際のイナーシャが小さくなり、より高速に頭部を左右に振ることができる。
発明のロボットにおいて、視野角度が広く足元を視認可能な魚眼レンズを備えた撮像装置と、視野角度が狭く高精度で視認可能な望遠レンズ(標準レンズ)を備えた撮像装置とが存在し、魚眼レンズを備えた撮像装置の上方に望遠レンズを備えた撮像装置が位置すそのため、当初設計時に想定したよりも長い望遠レンズを使用しても、当該望遠レンズを備える撮像装置が魚眼レンズを備える撮像装置の下方の視野を遮らないので、下方の視認性が悪化しない。
また、本発明のロボットにおいて、前記首関節は、さらに、前後軸回りに回動する第3の回動部を備え、該第3の回動部は前記第1の回動部の下方に位置することが好ましい。この場合、ロボットは首を傾げた表現を行うことが可能となる。
本発明の実施形態に係るロボットの頭部付近を示す概略構成を示す側面図。 視野角度範囲を示す説明図であり、(a)は本実施形態に係るロボットの場合を、(b)は比較例に係るロボットの場合を示す。 頭部の重心位置とその前後移動距離を示す説明図であり、(a)は本実施形態に係るロボットの場合を、(b)は比較例に係るロボットの場合を示す。 本発明の実施形態の変形に係るロボットの首関節を示す模式的に示す説明図。
以下、本発明の一実施形態に係るロボット100を図面を参照して説明する。
図1を参照して、ロボット100は、基体である胴部10と、胴部10の上部と首関節20を介して連結される頭部30と、頭部30に搭載されて外界の画像を撮像する撮像装置40とを備えている。胴部10は、胴部ハウジング11に内部が覆われており、図示しないが、その内部に、撮像装置40等に電力を供給するバッテリやロボット100の動作制御を行う制御ユニットが格納されている。また、胴部10は、腰関節によって、その上胴部と下胴部とが相対的に左右回動動作可能に構成されている。
ロボット100は、さらに、胴部10の下部に連結された脚部50(図2(a)参照)を備えている。ここでは、脚部50は、左右一対の脚体から構成されており、各脚体は、複数の関節(股関節、膝関節、足首関節など)によって、動作可能に構成されている。
なお、図示は省略するが、胴部10の上部の両側部には左右一対の腕体が取り付けられている。各腕体は、その先端にハンドを備え、複数の関節(肩関節、肘関節、手首関節など)によって、動作可能に構成されている。このようにして、ロボット100は、2本の脚体と2本の腕体との備えた人型ロボットとなっている。ただし、ハンドや腕体を具備しないロボットであってもよい。
なお、本実施形態の説明では、X軸方向はロボット100の前後方向(ロール軸方向)、Y軸方向はロボット1の左右方向(ピッチ軸方向)に相当する。また、Z軸方向は鉛直方向(重力方向)であり、ロボット100の上下方向(ヨー軸方向)に相当する。
首関節20は、胴部10と頭部30とを連結しており、2自由度を有している。首関節20は、水平軸(Y軸方向軸)L1回り(チルト方向)に回動する第1の回動部21と、頭部30が当該ロボット100の正面(X軸正方向)を向いた状態で垂直方向(Z軸方向)から前方に傾斜する回動軸L2回り(略パン方向)に回動する第2の回動部22とから構成されている。そして、第1の回動部21の回動軸(水平軸)L1の上方に第2の回動部22の回動軸L2が位置している。なお、首関節20は首カバーで覆われていてもよい。
具体的には、第1の回動部21は、頭部30を前後方向に傾斜させるチルト機構であり、胴部10の上部に配置された水平軸L1に対してチルト部23が回動可能に支持されている。チルト部23は、アクチュエータによって回転駆動されることにより、胴部10に対して水平軸L1回りに回動するように構成されている。ここでは、アクチュエータは、図示しないが、減速機を備えたサーボモータであり、シャフトを介してチルト部23を回転駆動させる。なお、水平軸L1は、その軸心が水平であるものに限定されず、略水平であってもよい。
第2の回動部22は、頭部30を左右方向に振るパン機構であり、チルト部23の先端部に配置された回動軸L2に対して、撮像装置40が固定されたパン部24が回動可能に支持されている。パン部24は、アクチュエータによって回転駆動されることにより、チルト部23に対して回動軸L2回りに回動するように構成されている。そして、回動軸L2は、頭部30がロボット100の正面を向いた状態で垂直方向から前方に傾斜している。ここでは、アクチュエータは、減速機を備えたサーボモータ25であり、図示しないベルトを介してパン部24を回転駆動させる。
なお、各サーボモータは、前記制御ユニットによって個別に駆動制御されており、適宜回転駆動することにより、頭部30を所望の方向に回動させることができる。各サーボモータにロータリエンコーダなどの回転角度、回転角速度などを検出するセンサを設けておき、フィードバック制御することが好ましい。
頭部30は、頭部カバー31によって内部が覆われており、その内部に撮像装置40が配置されている。撮像装置40は、パン部24の前側部の撮像装置固定部材に固定されている。撮像装置40は、ここでは、魚眼レンズを備えた第1の撮像装置41と望遠レンズ(標準レンズ)を備えた第2の撮像装置42とから構成されており、第1の撮像装置41は第2の撮像装置42の下方に配置されている。そして、各撮像装置41,42は左右一対のカメラなどから構成されている。
視野角度が広く足元を視認可能な魚眼レンズを備えた第1の撮像装置41の上方に、視野角度が狭く高精度で視認可能な望遠レンズを備えた第2の撮像装置42が位置しているので、当初設計時に想定したよりも長い望遠レンズを使用しても、当該望遠レンズを備える第2の撮像装置42が第1の撮像装置41の下方の視野を遮らないので、第1の撮像装置による下方の視認性が悪化しない。
各撮像装置41,42は、頭部30がロボット100が正面を向いた状態で、正面前方を中心とした外界を撮像可能なように、正面を向いて固定されており、第2の回動軸L2の傾斜角θと同じ、又は略同じだけ、第2の回動軸L2の軸方向と直交する方向から後方に角度θcだけ傾斜して固定されている(図3(a)参照)。即ち、撮像装置40は、第2の回動軸L2に対して上向きにオフセットするように固定されている。
そして、レンズ等を有するため重量物となる撮像装置40は、その重心が第2の回動軸L2の軸心、又はその延長上、あるいはそれらの近傍に位置するように配置されている。ここでは、撮像装置40の重心は、第2の回動軸L2の軸心より前方近傍に配置されている。そこで、頭部30の重心を第2の回動軸L2の軸心に対して後方寄りにするため、これも重量物であるサーボモータ25を、その重心が第2の回動軸L2の軸心に対して後方に位置するように配置している。
以下、本発明の一実施形態に係るロボット100と比較例に係るロボット200の視野について図面を参照して説明する。なお、図2及び図3では、第1及び第2の撮像装置441,42(図1参照)を、1つの撮像装置40で代表させている。
図2(b)を参照して、比較例のロボット200においては、首関節が、垂直軸L1回りに回動する第1の回動部61と、この第1の回動部61の上方に位置し、水平軸L2回りに回動する第2の回動部62とから構成されている。
図2(a)と図2(b)との比較から明らかなように、ロボット100は、首関節20の基部の第1の回動軸L1を中心として頭部30が前方に傾斜する(下を向く)が、ロボット200は、首関節の上部の第2の回動軸L2を中心として頭部60が前方に傾斜する。そのため、頭部30,60を同じ角度だけ前方に傾斜させた場合、頭部30は、頭部60より前方に移動するので、胴部10に遮られる視野角度範囲が少なくなり、下方の視認性が優れる。
なお、比較例のロボット200において、頭部60を前方に傾斜させる角度を大きくしても、撮像装置40の前端が胴部10の前面より前方に位置しなければ、胴部10に遮られずに足元を視認することはできない。そして、このように、撮像装置40を前方に位置するように配置すると、頭部60が前方に突出するという形態上の不都合が生じると共に、イナーシャが大きくなるので、頭部60を前後方向に傾斜させる動作(チルト動作)や左右方向に回動させる動作(パン動作)を高速で行うことが困難になる。
また、ロボット100においては、魚眼レンズを備えた第1の撮像装置41(図1参照)を具備していなくとも、頭部30を前方に傾斜さえすれば、望遠レンズを備えた第2の撮像装置42だけで足元を視認することが可能となる。
このように、ロボット100は、比較例のロボット200と同じ2自由度と少ない自由度で、視認角度範囲が広くなり、胴部10に遮られることなく足元を視認することが可能となる。そのため、ロボット100は、比較例のロボット200と類似の上記特許文献1に開示されたロボットと比較して、下方の視認性が良好となる。また、ロボット100は、上記特許文献2に開示された4自由度の首関節を有するロボットと比較して、簡易な構成で、同等の下方の視認性を確保することが可能となる。
さらに、比較例のロボット200では、頭部60が左右方向が真っ直ぐで前方に最大限傾斜した状態から頭部60を前後方向に傾斜させる状況で、ジンバルロック現象が生じる。そのため、例えば、胴部10の前方近傍に位置するテーブル面を視認しながらハンドで細かな作業をする場合、前記状態から左右近傍を視認しようとするとき、そのまま頭部60を左右方向に回動させることができない。従って、頭部60を大きく移動させる必要が生じ、時間がかかるので、前記作業を行うことは困難である。
一方、ロボット100は、前記状況ではジンバルロック現象が生じず、前記状態からそのまま頭部30を左右方向に回動させることができるので、前記作業を容易に行うことができる。ロボット100において、ジンバルロック現象は、頭部30が左右両方向に最大限回動させた状態から頭部30を前後方向に傾斜させる状況で生じる。しかし、一般的にロボット100の肩部は広いので、前記状況で下方を覗き込む場合、肩部が視野を遮っており、下方を視認することは元々不可能である。また、頭部30を左右方向に回動させる替わりに、胴部10の胴関節を左右方向に回動させれば、ジンバルロック現象を回避することが可能となる。これらにより、ロボット100においては、ジンバルロック現象が生じることによる不都合が少ない。
さらに、比較例のロボット200では、頭部60の前後方向の傾斜角度範囲を確保するために、頭部カバー63に大きな切欠きを形成し、第2の回動軸L2と頭部カバーとの間に大きな隙間を設ける必要がある。一方、ロボット100の頭部カバー31には、第2の回動軸L2が挿通可能な穴のみを形成すればよい。よって、ロボット100では、頭部カバー31の構造が簡素化すると共に、頭部30の形状自由度が大きくなり、人間頭部類似の形状を実現することが可能となる。なお、第1の回動軸L1との間に隙間を設けるために、胴部ハウジング11(図1参照)に切欠きを形成する必要があるが、このような切欠きは樹脂カバー等によって隠すことも可能であり、大きな問題は生じない。
なお、頭部30が左右方向に回動して振れたとき、ロボット100の撮像装置40が撮像して得た水平線の画像は、ロボット200とは異なり、水平でなくなる。しかし、この画像は人間が視認するものでなく、コンピュータ等を用いて画像を数値処理するので、問題はない。
さらに、図3(b)を参照して、別の比較例に係るロボット300においては、首関節が、水平軸L1回りに回動する第1の回動部71と、この第1の回動部71の上方に位置し、頭部30が正面を向いている状態で垂直軸L2回りに回動する第2の回動部72とから構成されている。
そして、図3(a)及び図3(b)を参照して、本実施形態に係るロボット100と比較例のロボット300において、第1の回動軸L1の中心から撮像装置40の前端までの水平距離Xc、及び第1の回動軸L1の中心から撮像装置40までの高さhが同一となるように構成している。これら水平距離Xc及び高さhは、頭部30(図1及び図2(a)参照)が前方に傾斜したときに胴部10,70に遮られることなく、足元を視認することが可能なように設定されている。
図3(a)と図3(b)との比較から明らかなように、ロボット100の撮像装置40の重心は、比較例のロボット300の撮像装置40の重心よりも、第2の回動軸L2の軸心の近傍に位置する。そして、撮像装置40はレンズ等を備えた重量物であるので、頭部30のイナーシャに大きな影響を及ぼす。そのため、ロボット100は、比較例のロボット300に比べてイナーシャが小さいので、より高速に頭部30を左右方向に傾斜させることが可能となる。
さらに、図3(a)と図3(b)との比較から明らかなように、ロボット100の頭部30の重心G1は、比較例のロボット300の頭部の重心G2よりも、第1の回動軸L1の軸心から前方に位置する。そのため、頭部30を同じ角度αだけ前後方向にそれぞれ傾斜させた場合、重心G1の前後移動量DG1(重心G1fと重心G1rとの水平距離)は、重心G2の前後移動量DG2(重心G2fと重心G2rとの水平距離)よりも小さくなる。そのため、頭部30を前後方向に傾斜させたときの、頭部30の重心G1の前後移動距離DG1が小さくなり、ロボット100の前後の重心移動量が減少するので、ロボット100の歩行が安定する。
以下、本発明の実施形態の変形に係るロボット100Aを図面を参照して説明する。
図4を参照して、ロボット100Aの首関節20Aは、前記ロボット100の首関節20に対して、さらに、前後軸回り(ロール方向)に回動する第3の回動部26を備えており、3自由度を有している。そして、第1の回動部21の回動軸(水平軸)L1の下方に第3の回動部26の回動軸が位置している。
これにより、ロボット100Aは、首部を傾げる表現を行うことが可能となる。
なお、本実施形態に係るロボット100,100Aは、2本の脚体からなる脚部50を備えたものとした。しかしながら、脚部が1又は3以上の脚体を備えるものであってもよい。さらに、脚部の代わりに、車輪、ローラ、無限軌道、クローラ等から構成された移動機構を備えたものであってもよい。さらに、脚部50などの移動手段を具備しない固定式ロボットであってもよい。
また、ロボット100,100Aの撮像装置40は、左右一対のカメラをそれぞれ備えた撮像装置41.42から構成されるものとした。しかしながら、撮像装置40はこれに限定されない。例えば、撮像装置41,42の何れか一方のみからなるもの、撮像装置41,42が1又は3以上のカメラを備えたものであってもよい。さらに、頭部30がロボット100,100Aの正面を向いた状態で、撮像装置41,42が正面を向いていないものであってもよい。例えば、撮像装置41,42の撮像中心方向が正面方向から左右方向や上下方向に傾斜していてもよい。
また、首関節20は、胴部10と頭部30を連結するものであり、首関節20の一部又は全部が胴部ハウジング11や頭部カバー31の内部に格納されていてもよい。
100,100A…ロボット、10…胴部(基体)、20,20A…首関節、21…第1の回動部、22…第2の回動部、26…第3の回動部、30…頭部、40…撮像装置、41…第1の撮像装置(魚眼レンズを備えた撮像装置)、42…第2の撮像装置(望遠レンズを備えた撮像装置),L1…第1の回動軸、L2…第2の回動軸。

Claims (2)

  1. 基体と、該基体の上部と首関節を介して連結される頭部と、該頭部に搭載されて外界を撮像する撮像装置とを備えたロボットであって、
    前記首関節は、水平軸回りに回動する第1の回動部と、前記頭部が当該ロボットの正面を向いた状態で垂直方向から前方に傾斜する回動軸回りに回動する第2の回動部とを備え、前記第1の回動部の回動軸の上方に前記第2の回動部の回動軸が位置し、
    前記首関節は、水平軸回りに回動する回動部として前記第1の回動部を1個のみ備え、
    前記撮像装置は複数存在し、魚眼レンズを備えた撮像装置の上方に望遠レンズを備えた撮像装置が位置することを特徴とするロボット。
  2. 前記首関節は、さらに、前後軸回りに回動する第3の回動部を備え、該第3の回動部は前記第1の回動部の下方に位置することを特徴とする請求項1に記載のロボット。
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