JP5378810B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱 Download PDF

Info

Publication number
JP5378810B2
JP5378810B2 JP2009008838A JP2009008838A JP5378810B2 JP 5378810 B2 JP5378810 B2 JP 5378810B2 JP 2009008838 A JP2009008838 A JP 2009008838A JP 2009008838 A JP2009008838 A JP 2009008838A JP 5378810 B2 JP5378810 B2 JP 5378810B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boss
hole
vehicle body
body panel
temporary fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009008838A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010166780A (ja
Inventor
雅利 江川
広明 山田
崇央 野垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2009008838A priority Critical patent/JP5378810B2/ja
Publication of JP2010166780A publication Critical patent/JP2010166780A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5378810B2 publication Critical patent/JP5378810B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

本発明は、移動体としての自動車などに搭載される電気接続箱に関する。
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機器が搭載されている。
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ジャンクションブロックを適宜箇所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して電気接続箱(例えば、特許文献1参照)とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱と呼ぶ。
前述した特許文献1に示された電気接続箱は、外郭を形成する箱本体と、この箱本体内に収容される配線ブロックとを備えている。箱本体は、絶縁性の合成樹脂で構成されて、箱状に形成されている。箱本体には、リレーやヒューズなどの電気部品が装着される装着部と、ワイヤハーネスのコネクタが嵌合するコネクタ嵌合部とが設けられている。
配線ブロックは、箱本体内に収容される。配線ブロックは、電源としてのバッテリや発電機から電源が供給され、かつ当該電線を電気部品が装着される装着部に分岐するバスバなどを備えている。
バスバは、導電性の板金で構成されている。バスバは、前記バッテリや発電機と接続する電源接続部と、前記配線ブロックが前記箱本体内に収容されると前記装着部内に位置して前記リレーやヒューズなどの電気部品と接続される端子部と、を備えている。
前述した電気接続箱は、配線ブロックが電源と電気部品とワイヤハーネスの各電線とを予め定められたパターンにしたがって互いに電気的に接続して、前記電源と電気部品とワイヤハーネスの各電線に接続した各電子機器とを予め定められたパターンにしたがって互いに電気的に接続する。そして、電気接続箱は、電源から供給された電力をワイヤハーネスを介して各電子機器に供給する。
さらに、前述した電気接続箱は、箱本体に車体パネルに取り付けるために脚部が設けられている。脚部は、箱本体から前述した車体パネルに向かって延在したアーム状に形成されている。脚部の先端には、前記車体パネルの孔内に侵入する仮固定用のボスと、前記車体パネルに設けられた孔を通って当該車体パネルに取り付けられたナットなどにねじ込まれるボルトを通すことが可能なボルト通し孔と、が設けられている。仮固定用のボスは、前記脚部の先端と一体の棒状に形成されかつ当該脚部の先端から立設している。
前述した電気接続箱は、仮固定用のボスが前記孔内に挿入されて、前述した車体パネルに仮固定された状態で、ボルト通し孔と前記車体パネルに設けられた孔とを順に通して、ボルトをナットにねじ込んで、当該車体パネルに固定される。
特開2005−119331号公報
前述した特許文献1などに示された電気接続箱は、仮固定用のボスは、前記脚部の先端と一体に形成されて、箱本体と同じ硬質な合成樹脂により構成されている。このために、仮固定用のボスは、箱本体などの運搬中に車体パネルなどにぶつかると根元から折れやすいなど破損しやすかった。
したがって、本発明の目的は、仮固定用のボスが破損しにくい電気接続箱を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、自動車の車体パネルに取り付けられる電気接続箱において、電気部品を収容する箱本体と、この箱本体から前記車体パネルに向かって延在した脚部と、前記箱本体よりも弾性率の小さい弾性材料で構成されかつ前記脚部から前記車体パネルに向かって凸でかつ前記車体パネルに設けられた孔内に侵入する仮固定用のボスと、を備え、前記脚部には、前記仮固定用のボスが圧入されるボス用孔と、本固定用の固着具が挿通される本固定用孔と、が設けられるとともに、前記ボス用孔と、前記本固定用孔とは、ほぼ同じ方向に向かって形成され、前記仮固定用のボスは、その断面形状が前記孔の平面形状よりも大きく形成された円柱部と、前記仮固定用のボスの一端部において前記円柱部よりも径が大きく形成された抜け防止部と、を有して形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の本発明の電気接続箱は、請求項記載の電気接続箱において、前記仮固定用のボスは、前記脚部と別体に構成されて、この脚部に設けられた前記ボス用孔内に圧入されて当該脚部に取り付けられ、前記ボス用孔は、前記車体パネルと反対側の部分において、前記円柱部と前記抜け防止部とを受け入れる2段階の内径を有して形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1又は2に記載の電気接続箱において、前記仮固定用のボスは、前記車体パネルに設けられた孔内に圧入される被圧入部に前記脚部に向かうにしたがって徐々に外径が大きく形成された拡大部が設けられていることを特徴としている。
請求項に記載の本発明の電気接続箱は、請求項記載の電気接続箱において、前記拡大部が、前記仮固定用のボスの長手方向に沿って複数並べられて設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の電気接続箱によれば、仮固定用のボスが弾性材料で構成されているので、運搬中に異物としての車体パネルに当該仮固定用のボスがぶつかっても、弾性変形して、根元から折れにくくなっている。
また、仮固定用のボスの断面形状が車体パネルに設けられた孔の平面形状よりも大きいので、仮固定用のボスが当該孔内に圧入されると、縮小するように弾性変形して箱本体を車体パネルに仮固定する。
請求項に記載した本発明の電気接続箱によれば、仮固定用のボスが箱本体から延在した脚部と別体であるので、箱本体などを車体パネルに固定しやすい形状に仮固定用のボスを形成することができ、かつ仮固定用のボスを箱本体などを構成する材料と異なる弾性材料で確実に構成することができる。
請求項に記載した本発明の電気接続箱によれば、仮固定用のボスが、車体パネルに設けられた孔内に挿入されるその先端に、脚部に向かうにしたがって徐々に大きく形成された拡大部を設けているので、車体パネルに設けられた孔内に挿入されると、この拡大部の外縁などが当該孔の内縁に係止する。
請求項に記載した本発明の電気接続箱によれば、拡大部を複数設けているので、車体パネルの孔の内縁に係止する拡大部を適宜選択することで、種々の厚みの車体パネルに箱本体を取り付けることができる。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、運搬中に異物としての車体パネルに当該仮固定用のボスがぶつかっても、弾性変形して、根元から折れにくいので、当該仮固定用のボスが破損しにくくなっている。
また、仮固定用のボスが当該孔内に圧入されて縮小するように弾性変形することで、箱本体を車体パネルに仮固定するので、箱本体が従来のプロテクやクリップなどよりも質量が大きく仮固定用のボスに大きな力がかかっても、一旦仮固定すると、仮固定用のボスが破損することなく当該箱本体が車体パネルに対して位置ずれすることを防止できる。
請求項に記載の本発明は、箱本体などを車体パネルに固定しやすい形状に仮固定用のボスを形成することができるので、より確実に箱本体を車体パネルに強固に仮固定することができるとともに、仮固定用のボスを箱本体などを構成する材料と異なる弾性材料で確実に構成することができるので当該仮固定用のボスを確実に破損しにくくすることができる。
請求項に記載の本発明は、仮固定用のボスが車体パネルに設けられた孔内に挿入されると、拡大部の外縁が当該孔の内縁に係止するので、この拡大部の外縁が内縁に係止できる大きさであれば種々の大きさの孔が設けられた車体パネルに箱本体を位置ずれすることなく仮固定することができる。
請求項に記載の本発明は、拡大部を複数設けているので、車体パネルの孔の内縁に係止する拡大部を適宜選択することで、種々の厚みの車体パネルに箱本体を取り付けることができる。
本発明の一実施形態に係る電気接続箱の分解斜視図である。 図1に示された電気接続箱の箱本体のロアカバーに設けられた脚部の先端などを示す斜視図である。 図2に示された電気接続箱の仮固定用のボスを示す説明図である。 図3に示された仮固定用のボスの側面図である。 図4に示された仮固定用のボスが脚部に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図5中のVI−VI線に沿う断面図である。 図6に示された仮固定用のボスと車体パネルに設けられた孔とを相対させた状態を示す断面図である。 図7に示された仮固定用のボスを車体パネルに設けられた孔内に圧入して電機接続箱を仮固定した状態を示す断面図である。 図8に示された車体パネルとは異なる厚みの車体パネルに電気接続箱を仮固定した状態を示す断面図である。 図8に示された車体パネルとは異なる厚みの他の車体パネルに電気接続箱を仮固定した状態を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる電気接続箱を、図1ないし図10に基づいて説明する。本実施形態にかかる図1に示す電気接続箱1は、移動体としての自動車の車体パネル2(図2に示す)に取り付けられて、当該自動車に搭載される。
車体パネル2は、板金などからなり、図8に示すように、電気接続箱1の後述する脚部31の先端が重ねられて取り付けられる。車体パネル2の電気接続箱1の脚部31の先端が重ねられる箇所には、図2に示すように、孔9,10が二つ設けられている。これらの孔9,10は、勿論、車体パネル2を貫通しており、平面形状が丸形に形成されている。一方の孔9には、後述する仮固定用のボス32が侵入して、当該仮固定用のボス32が係止する。この一方の孔9は、特許請求の範囲に記載された孔である。他方の孔10には、脚部31に設けられた後述するボルト通し孔35内を通ったボルト22が通される。車体パネル2の脚部31が重ねられる側の面の裏側には、ねじ孔が前述した他方の孔10と連通して前述したボルト22がねじ込まれるナット23が取り付けられている。
電気接続箱1は、図1に示すように、箱本体3と、脚部31と、脚部31と別体の仮固定用のボス32(図2に示す)と、接続ブロック4と、を備えている。
箱本体3は、本体部33と、アッパカバー5と、ロアカバー6と、サイドカバー7と、を備えている。
本体部33は、絶縁性の合成樹脂で構成され、周知の射出成型によって成型される。本体部33は、図1に示すように、互いに連なる複数の外壁8により箱状に形成されているとともに、隔壁11により内側の空間が区画されている。本体部33は、電気部品としての配線ブロック30を収容する。
配線ブロック30は、図1に示すように、カセットブロック12と、二つのパワーインテグレーション13と、カセットブロック12に設けられた電源接続部としての端子取付部14と、図示しないバスバとを備えている。カセットブロック12は、絶縁性の合成樹脂で構成され、周知の射出成型によって成型される。カセットブロック12は、箱状に形成されている。カセットブロック12は、本体部33の図1中の下方から当該本体部33内に挿入されて、本体部33に取り付けられる。
カセットブロック12の図1中の上方側の表面(以下、上面と呼ぶ)には、図4などに示すように、図示しないリレーやヒューズなどが装着され、図1中の下方側の表面(以下、下面と呼ぶ)には、図示しないワイヤハーネスのコネクタが嵌合する。
ワイヤハーネスは、勿論、複数の電線と、該電線の端末に取り付けられたコネクタなどを備えている。コネクタは、前述したカセットブロック12や自動車に搭載される各種の電子機器に嵌合する。
二つのパワーインテグレーション13は、カセットブロック12の図1に示された上面に装着される。パワーインテグレーション13は、そのケース内にヒューズやリレーなどを内蔵して、バスバなどを介して入力した電力を分岐して、前述したヒューズやリレーなどを介して前述したワイヤハーネスのコネクタの端子などに導く。
端子取付部14は、カセットブロック12の端に位置しているとともに、その表面が平坦に形成されている。端子取付部14には、図示しないナットが埋設されている。
端子取付部14は、図示しないバスバの後述する接続片と、電源としてのバッテリや発電機と接続した端子金具17(図1に示す)の電気接触部18とが順に重ねられて、当該接続片に設けられた貫通孔と電気接触部18の孔18a内を通った図示しないボルトが前記ナットにねじ込まれることで、端子金具17の電気接触部18を接続片とボルトの頭との間に挟んで、該端子金具17を取り付ける。
端子金具17は、勿論、導電性の厚手の板金が曲げられるなどして得られ、前述した孔18aを設けた電気接触部18と、この電気接触部18に連なった電線接続部19とを一体に備えている。電線接続部19には、前述した電源と接続した図示しない電線が取り付けられている。
バスバは、導電性の板金を折り曲げるなどして得られ、カセットブロック12内に収容されている。バスバは、端子取付部14に重ねられる接続片を備えている。バスバは、前記端子取付部14と、パワーインテグレーション13と、カセットブロック12に取り付けられるリレー及びヒューズと、ワイヤハーネスのコネクタの端子と、を予め定められたパターンにしたがって、電気的に接続する。バスバは、端子取付部14から供給された前述した電源からの電力をパワーインテグレーション13のリレー及びヒューズと、カセットブロック12に取り付けられるリレー及びヒューズとを介して、ワイヤハーネスのコネクタの端子に導き、前述した電源からの電力を前述した各電子機器に分岐する。
アッパカバー5は、絶縁性の合成樹脂で構成され、周知の射出成型によって成型される。アッパカバー5は、互いに連なる複数の外壁27を備えて、有底筒状に形成されている。アッパカバー5は、本体部33の上面を覆う状態で、該本体部33に取り付けられる。
ロアカバー6は、絶縁性の合成樹脂で構成され、周知の射出成型によって成型される。ロアカバー6は、図1に示すように、互いに連なる複数の外壁28を備えて、有底筒状に形成されている。ロアカバー6は、本体部33の下面を覆う状態で、該本体部33に取り付けられる。
サイドカバー7は、絶縁性の合成樹脂で構成され、周知の射出成形により成形される。サイドカバー7は、本体部33に取り付けられて、この本体部33に取り付けられたカセットブロック12の端子取付部14を覆う。
脚部31は、箱本体3のロアカバー6の外面から車体パネル2に向かって直線状に延在しており、当該ロアカバー6と一体に形成されている。脚部31のロアカバー6から最も離れて前述した車体パネル2寄りの先端は、前述した車体パネル2に重ねられる。また、脚部31の先端には、図2に示すように、ボス用孔34と、ボルト通し孔35とが貫通している。これらの孔34,35は、平面形状が丸形に形成されている。
仮固定用のボス32は、弾性材料としてのゴムなどの弾性変形自在な合成樹脂で構成され、図3及び図4に示すように、円柱状の円柱部36と、この円柱部36の一端部に設けられた抜け防止部37と、他端部に複数設けられた拡大部38とを一体に備えている。
円柱部36の外径は、前述したボス用孔34の内径よりも若干大きく、かつ、車体パネル2に設けられた孔9の内径よりも若干大きく形成されている。即ち、仮固定用のボス32は、その軸芯に対して直交する断面形状が、前述した車体パネル2に設けられた孔9の平面形状よりも大きく形成されている。抜け防止部37は、円柱部36の前述した一端部の縁の全周から外周方向に延在した円環状に形成されている。抜け防止部37は、その外径がボス用孔34の内径よりも十分に大きい。
拡大部38は、円柱部36即ち仮固定用のボス32の長手方向に沿って並べられている。図示例では、拡大部38は、三つ設けられている。これら複数の拡大部38のうち最も円柱部36の前述した他端部の端に設けられた一つの拡大部38は、円錐状に形成され、仮固定用のボスが脚部31に取り付けられると、この脚部31に向かうにしたがって徐々に外径が大きくなる格好に配置されている。即ち、当該一つの拡大部38は、脚部31に向かうにしたがって徐々に外径が大きく形成されている。他の拡大部38は、円柱部36の外周面から外周方向に突出して、脚部31に向かうにしたがって徐々に外径が大きく形成された接頭円錐状に形成されている。
仮固定用のボス32は、前述した円柱部36と、抜け防止部37と、複数の拡大部38とが互いに同軸に配置されている。そして、仮固定用のボス32は、拡大部38即ち円柱部36の他端部を先頭にして、ボス用孔34内に圧入されて、図5及び図6に示すように、当該脚部31の先端に取り付けられる。仮固定用のボス32は、ボス用孔34内に圧入されると、図6に示すように、抜け防止部37が脚部31の先端に重なりかつ円柱部36の一端部が縮小する方向に弾性変形して、当該円柱部36の一端部がボス用孔34の内面に密着した状態で、当該脚部31に取り付けられる。なお、円柱部36の他端部は、車体パネル2に設けられた孔9内に圧入される被圧入部をなしている。仮固定用のボス32は、脚部31に取り付けられると、当該脚部31から車体パネル2に向かって凸となる。
接続ブロック4は、図1に示すように、複数の電気部品としてのカセットブロック21を備えている。カセットブロック21は、図示例では、四つ設けられ、それぞれ、絶縁性の合成樹脂で構成され、周知の射出成型によって成型される。また、カセットブロック21は、それぞれ、箱状に形成されている。
カセットブロック21は、本体部33の図1中の下方から当該本体部33内に挿入されて、本体部33に取り付けられる。なお、図示例では、カセットブロック21は、本体部33内に収容されると、隔壁11に密に重なる。
カセットブロック21の図1中の上方側の表面(以下、上面と呼ぶ)には、接続用電気部品としての図示しないリレーやコネクタが装着され、図1中の下方側の表面(以下、下面と呼ぶ)には、図示しないワイヤハーネスのコネクタが嵌合する。
前述した構成の電気接続箱1は、箱本体3の本体部33に配線ブロック30、リレー、ヒューズ、接続ブロック4、ワイヤハーネスのコネクタが取り付けられて、更に、本体部33に前述したカバー5,6,7が取り付けられて、組み立てられる。そして、電気接続箱1は、以下のように、車体パネル2に取り付けられる。
まず、図5及び図6に示すように、拡大部38即ち円柱部36の他端部を先頭にして、仮固定用のボス32を脚部31の先端に設けられたボス用孔34内に圧入して、当該仮固定用のボス32を脚部31の先端に取り付ける。そして、図7に示すように、脚部31の先端に取り付けられた仮固定用のボス32を車体パネル2に設けられた孔9に相対させて、仮固定用のボス32を車体パネル2に設けられた孔9内に圧入する(侵入させる)。
すると、複数の拡大部38が、順に一旦縮小する方向に弾性変形した後、孔9を抜けると、その弾性復元力により弾性変形していない初期状態に復帰して、図8に示すように、円柱部36が孔9内に圧入されて縮小する方向に弾性変形する。そして、仮固定用のボス32は、円柱部36が孔9の内面を外周方向に押圧する弾性復元力を生じた状態で、孔9の内縁に係止する。こうして、電気接続箱1を車体パネル2に仮固定する。その後、ボルト通し孔35と車体パネル2に設けられた孔10とを連通させた状態で、これらの孔9,10内にボルト22を通してナット23にねじ込んで、電気接続箱1を車体パネル2に固定する。
本実施形態によれば、仮固定用のボス32が弾性材料で構成されているので、運搬中に異物としての車体パネル2に当該仮固定用のボス32がぶつかっても、弾性変形して、根元から折れにくくなっている。よって、当該仮固定用のボス32が破損しにくくなっている。
仮固定用のボス32の断面形状が車体パネル2に設けられた孔9の平面形状よりも大きいので、仮固定用のボス32が当該孔9内に圧入されると、縮小するように弾性変形して箱本体3即ち電気接続箱1を車体パネル2に仮固定する。このために、仮固定する箱本体3即ち電気接続箱1が従来のプロテクやクリップなどよりも質量が大きく仮固定用のボス32に大きな力がかかっても、一旦仮固定すると、仮固定用のボス32が破損することなく当該箱本体3即ち電気接続箱1が車体パネル2に対して位置ずれすることを防止できる。
仮固定用のボス32が箱本体3のロアカバー6から延在した脚部31と別体であるので、箱本体3などを車体パネル2に固定しやすい形状に仮固定用のボス32を形成することができ、かつ仮固定用のボス32を箱本体3などを構成する材料と異なる弾性材料で確実に構成することができる。このために、より確実に箱本体3を車体パネル2に強固に仮固定することができるとともに、仮固定用のボス32を確実に破損しにくくすることができる。
仮固定用のボス32が、車体パネル2に設けられた孔9内に挿入されるその先端に、脚部31に向かうにしたがって徐々に大きく形成された拡大部38を設けているので、車体パネル2に設けられた孔9内に挿入されると、この拡大部38の外縁などが当該孔9の内縁に係止することができる。このために、拡大部38の外縁が内縁に係止できる大きさであれば種々の大きさの孔9が設けられた車体パネル2に箱本体3即ち電気接続箱1を位置ずれすることなく仮固定することができる。
拡大部38を複数設けているので、図9及び図10に示すように、車体パネル2の孔9の内縁に係止する拡大部38を適宜選択することで、種々の厚みの車体パネル2に箱本体3を取り付けることができる。なお、図10は、複数の拡大部38のうちの円柱部36の最も他端部の端寄りの拡大部38が車体パネル2に設けられた孔9の内縁に係止した状態を示し、図9は、複数の拡大部38のうちの中央に位置する拡大部38が車体パネル2に設けられた孔9の内縁に係止した状態を示している。
また、本発明では、拡大部38を設けなくても良く、設ける場合であっても幾つ設けてもよい。さらに、本発明では、仮固定用のボス32がゴムなどの弾性材料で構成されていれば、インサート成形や二色成型などによって、この仮固定用のボス32を脚部31に一体に成型してもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形
態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。
1 電気接続箱
2 車体パネル
3 箱本体
9 孔
21 カセットブロック(電気部品)
30 配線ブロック(電気部品)
31 脚部
32 仮固定用のボス
34 ボス用孔
38 拡大部

Claims (4)

  1. 自動車の車体パネルに取り付けられる電気接続箱において、
    電気部品を収容する箱本体と、
    この箱本体から前記車体パネルに向かって延在した脚部と、
    前記箱本体よりも弾性率の小さい弾性材料で構成されかつ前記脚部から前記車体パネルに向かって凸でかつ前記車体パネルに設けられた孔内に侵入する仮固定用のボスと、
    を備え
    前記脚部には、前記仮固定用のボスが圧入されるボス用孔と、本固定用の固着具が挿通される本固定用孔と、が設けられるとともに、前記ボス用孔と、前記本固定用孔とは、ほぼ同じ方向に向かって形成され、
    前記仮固定用のボスは、その断面形状が前記孔の平面形状よりも大きく形成された円柱部と、
    前記仮固定用のボスの一端部において前記円柱部よりも径が大きく形成された抜け防止部と、を有して形成されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記仮固定用のボスは、前記脚部と別体に構成されて、この脚部に設けられた前記ボス用孔内に圧入されて当該脚部に取り付けられ、
    前記ボス用孔は、前記車体パネルと反対側の部分において、前記円柱部と前記抜け防止部とを受け入れる二段階の内径を有して形成されていることを特徴とする請求項記載の電気接続箱。
  3. 前記仮固定用のボスは、前記車体パネルに設けられた孔内に圧入される被圧入部に前記脚部に向かうにしたがって徐々に外径が大きく形成された拡大部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気接続箱。
  4. 前記拡大部が、前記仮固定用のボスの長手方向に沿って複数並べられて設けられていることを特徴とする請求項記載の電気接続箱。
JP2009008838A 2009-01-19 2009-01-19 電気接続箱 Active JP5378810B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009008838A JP5378810B2 (ja) 2009-01-19 2009-01-19 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009008838A JP5378810B2 (ja) 2009-01-19 2009-01-19 電気接続箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010166780A JP2010166780A (ja) 2010-07-29
JP5378810B2 true JP5378810B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=42582499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009008838A Active JP5378810B2 (ja) 2009-01-19 2009-01-19 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5378810B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5975612B2 (ja) 2011-08-24 2016-08-23 矢崎総業株式会社 仮固定用のボス及び電気接続箱
JP2015050824A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社ケーヒン 車両用電子制御装置
JP7269500B2 (ja) * 2020-02-12 2023-05-09 サミー株式会社 遊技機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH028088Y2 (ja) * 1985-09-26 1990-02-27
JP3031204B2 (ja) * 1995-06-28 2000-04-10 住友電装株式会社 電気接続箱の仮保持機構および該電気接続箱の取付方法
JP4714569B2 (ja) * 2005-11-22 2011-06-29 矢崎総業株式会社 電気接続箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010166780A (ja) 2010-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5130110B2 (ja) 電気接続箱
JP4527042B2 (ja) 電気接続箱
US8002569B2 (en) Electric connection box
JP6041393B2 (ja) 電気的接続バス
JP5283236B2 (ja) 安全装置及び安全装置を製造する方法
US8079850B2 (en) Electric connection box
JP5864151B2 (ja) ボルト支持構造
US9093768B1 (en) One-piece fusible battery terminal clamp
JP5806015B2 (ja) 電気接続箱
JP5859228B2 (ja) 箱体
JP5809793B2 (ja) 電流センサ付きバッテリーターミナル
JP5378810B2 (ja) 電気接続箱
WO2010041521A1 (ja) 電気接続箱
KR101876859B1 (ko) 접지 일체형 와이어링 하니스 프로텍터
JP2011234427A (ja) 電気接続箱
JP2011078264A (ja) 固定構造
JP6464137B2 (ja) 電気接続箱
JP5550428B2 (ja) 電気接続箱
JP4714569B2 (ja) 電気接続箱
JP5318671B2 (ja) 電気接続箱
KR20180076021A (ko) 차량용 정션 블럭
JPH0356997Y2 (ja)
JP2010028986A (ja) 電気接続箱
KR20090063723A (ko) 와이어링 하네스 프로텍터
JP2010040254A (ja) ヒュージブルリンク

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130712

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5378810

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250