JP5375448B2 - インテークマニホールド - Google Patents

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Description

本発明は、吸気をサージタンクを介して各気筒に連通する分岐気管に分配するようにしたインテークマニホールドに関する。
吸気をサージタンクを介して各気筒に連通する分岐気管に分配するようにしたインテークマニホールドとして、従来、複数の気筒を具備すると共に、燃焼室から排出された排気ガスを機関吸気通路内に再循環させるためのEGRガス通路を具備したEGRバルブを備えたインテークマニホールドであって、EGRガスのサージタンクを、機関吸気通路とEGRガス通路との合流部よりも上流側に配置したインテークマニホールドが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−145548号公報
近年、自動車の燃費向上のために車両の軽量化が行われ、インテークマニホールドにおいても、軽量化の観点から樹脂化が進んでいる。しかしながら、特許文献1に記載のインテークマニホールドが樹脂である場合、EGRガス吸入口から吸入されるEGRガスの熱が樹脂の長期耐熱温度を超えてしまうとインテークマニホールドが溶解する懸念がある。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、樹脂の長期耐熱温度を超えたEGRガスを吸入してもインテークマニホールドの溶解を好適に抑制することを目的とするものである。
上述の課題を解決するために講じた第1の解決手段は、空気およびEGRガスを吸入または内燃機関の各気筒へ分配排出するサージタンクを有する樹脂製のインテークマニホールドと、前記空気を前記サージタンクに吸入すべく前記サージタンクの空気吸入端部に連絡されるエアホースと、前記EGRガスを前記サージタンクに吸入すべく前記サージタンクのEGRガス吸入端部に連絡されるEGRガスパイプと、前記エアホースに接続または設けられて前記空気の吸入量を調整するスロットルバルブと、前記EGRガスパイプに接続または設けられて前記EGRガスの吸入量を調整するEGRガスバルブと、前記EGRガスパイプまたは前記EGRガスバルブと前記サージタンクとの間において前記空気吸入端部方向に延在し、前記EGRガスパイプまたは前記EGRガスバルブと前記EGRガス吸入端部との間に断熱ガスケットを介して前記サージタンクへ挿入され、前記EGRガスを前記サージタンクへ供給する第一遮熱板と、前記第一遮熱板と別体に設けられ前記各気筒方向に延在し、前記サージタンクの外壁面から挿入され、前記空気を前記サージタンクへ供給する第二遮熱板と、から構成される遮熱板と、前記第一遮熱板と前記インテークマニホールドとの間に断熱層と、を備え、前記断熱層は、空気層と断熱部材を有し、かつ、前記断熱部材は前記第一遮熱板と当接することを特徴とするインテークマニホールドである。
上述の課題を解決するために講じた第6の解決手段は、EGRガスを吸入し、内燃機関の各気筒へ分配排出するサージタンクを有する樹脂製のインテークマニホールドであって、前記サージタンクの前記EGRガスを吸入する吸入部において断熱ガスケットを介して配設され、前記吸入部から前記サージタンクに向かって延在し、前記EGRガスを前記サージタンクへ供給すると共に前記サージタンクよりも耐熱性が高い部材で形成される第一遮熱板と、 前記第一遮熱板と別体に設けられ、前記第一遮熱板の延在方向と交差する方向に延在し、前記サージタンクの外壁面から前記サージタンク内に挿入される第二遮熱板と、から構成される遮熱板と、前記第一遮熱板と前記インテークマニホールドとの間に断熱層と、を備え、前記断熱層は、空気層と、断熱部材を有し、かつ、前記断熱部材は前記第一遮熱板と当接することを特徴とするインテークマニホールドである。
また、第7の解決手段は、前記遮熱板は、前記サージタンクよりも耐熱性が高い部材で形成される、ことである。
また、第8の解決手段は、前記遮熱板と前記インテークマニホールドとの間に断熱層を備えた、ことである。
また、第9の解決手段は、前記断熱層は、空気層である、ことである。
また、第10の解決手段は、前記断熱層は、断熱部材を有し、かつ、前記断熱部材は前記遮熱板と当接する、ことである。
また、第11の解決手段は、前記遮熱板は、前記吸入部から前記サージタンクに向かって延在する第一遮熱板と、前記第一遮熱板と別体に設けられ、前記第一遮熱板の延在方向と交差する方向に延在する第二遮熱板と、から構成され、前記第一遮熱板は、断熱ガスケットを介して前記吸入部に配設され、前記第二遮熱板は、前記サージタンクの外壁面から前記サージタンク内に挿入される、ことである。
本発明によれば、インテークマニホールドは、EGRガスパイプまたはEGRガスバルブとサージタンクとの間において空気吸入端部方向に延在し、EGRガスパイプまたはEGRガスバルブとEGRガス吸入端部との間に断熱ガスケットを介してサージタンクへ挿入され、EGRガスをサージタンクへ供給する第一遮熱板と、第一遮熱板と別体に設けられ各気筒方向に延在し、サージタンクの外壁面から挿入され、空気をサージタンクへ供給する第二遮熱板と、から構成される遮熱板を備える(請求項1)。換言すれば、サージタンクのEGRガスを吸入する吸入部において断熱ガスケットを介して配設され、吸入部からサージタンクに向かって延在し、EGRガスをサージタンクへ供給すると共にサージタンクよりも耐熱性が高い部材で形成される第一遮熱板と、第一遮熱板と別体に設けられ、第一遮熱板の延在方向と交差する方向に延在し、サージタンクの外壁面からサージタンク内に挿入される第二遮熱板と、から構成される遮熱板を備える(請求項)。EGRガスが第一遮熱板を介してインテークマニホールドへ吸入されるため、インテークマニホールドにEGRガスが直接当たることを抑制でき、インテークマニホールドへのEGRガスの熱伝達を低減できる。
また、第一遮熱板は、サージタンクよりも耐熱性が高い部材で形成すれば(請求項)、第一遮熱板にEGRガスが直接当たっても、第一遮熱板に熱変形や熱劣化が発生して、第一遮熱板としての機能が損なわれることを抑制できる。
また、第一遮熱板とインテークマニホールドとの間に断熱層を有すれば(請求項)、EGRガスによって熱せられた第一遮熱板の熱がインテークマニホールドに伝達されることを抑制し、インテークマニホールドの溶解を防止できる。
また、第一遮熱板は、EGRガスパイプまたはEGRガスバルブとEGRガス吸入端部との間に断熱ガスケットを介して挿入されるため(請求項)、EGRガスバルブの熱が直接インテークマニホールドに伝達されることを抑制できる。また、第一遮熱板は、EGRガス吸入端部からサージタンクへ挿入する単純な構造であるため、取り付け工数の低減およびインテークマニホールドのメンテナンス性が向上できる。
また、断熱層は、空気層であるため(請求項)、熱伝導率が低く、遮熱効果を得るのに有効であり、EGRガスの熱をインテークマニホールドへ伝達することを抑制できる。また、別途部材を設ける必要が無いため、簡素な構成で断熱層を設けることができ、低コスト化が図れる。
また、断熱層は、断熱部材を有し、かつ、断熱部材は第一遮熱板と当接するため(請求項)、EGRガスまたは空気に含まれる異物が断熱層に付着することを抑制し、異物の付着による断熱層の熱伝導率の上昇を抑制できる。
また、遮熱板は、第一遮熱板と第一遮熱板と別体である第二遮熱板とから構成され、第二遮断板はサージタンクの外壁面から挿入し設けられる(請求項)。このことから、第二遮熱板は、EGRガスをサージタンクへ供給する際、第二遮熱板の長さをEGRガス吸入口の口径以上とすることができるため、より効果的にEGRガスを均等にサージタンクへ供給できる。
実施例1のインテークマニホールドの断面図である。 実施例1の図1におけるA部拡大図である。 実施例1の遮熱板の斜視図である。 実施例2のインテークマニホールドの断面図である。 実施例3のインテークマニホールドの断面図である。 実施例4のインテークマニホールドの断面図である。 実施例5のインテークマニホールドの断面図である。 実施例6のインテークマニホールドの断面図である。
以下、本発明の実施例1を図面に基づき説明する。
図1は、実施例1のインテークマニホールド10の断面図である。樹脂で構成されるインテークマニホールド10はサージタンク20を有し、空気をサージタンク20に吸入すべくサージタンク20の空気吸入口22(空気吸入端部)に連絡されるエアホース52と、EGRガスをサージタンク20に吸入すべくサージタンク20のEGRガス吸入口21(EGRガス吸入端部、吸入部)に連絡されるEGRガスパイプ42と、エアホース52に接続または設けられて空気の吸入量を調整するスロットルバルブ50と、EGRガスパイプ42に接続または設けられてEGRガスの吸入量を調整するEGRガスバルブ40と、EGRガスパイプ42またはEGRガスバルブ40とサージタンク20との間(EGRガス吸入口21)にEGRガスをサージタンク20へ供給する遮熱板30と、を備える。
また、EGRガスパイプ42の端部(EGRガス吸入口21への接続端部)は、メタルガスケット41を備える。
また、空気層である断熱層32は、遮熱板30とサージタンク20およびインテークマニホールド10との間に有する。遮熱板30の一端は、断熱ガスケット31を備え、他端は、気筒23および空気吸入口22方向に向くようEGRガス吸入口21からサージタンク20内へ挿入される。また、遮熱板30は、PCVオイルが空気吸入口22からサージタンク20内に流通する際、EGRバルブ40に流通を抑制する形状も兼ねている。
図2は、実施例1の図1におけるA部拡大図である。遮熱板30は、インテークマニホールド10とは別体で形成されており、それぞれ遮熱板30a、30b、30cと分けられ、遮熱板30a、30bの一端は、断熱ガスケット31とインサート成形されおり、他端は、空気吸入口22方向へ延在する。遮熱板30cの一端は、遮熱板30aの他端と一体であり、遮熱板30cの他端は、気筒23方向へ延在する構成である。
また、遮熱板30aは、遮熱板30bより面積が大きく、遮熱板30cは、EGRガス吸入口21の面積より小さい構成である。この構成により、EGRガスをサージタンク20へと供給させる流路を形成する。
本実施例では、インテークマニホールド10よりも耐熱性の高いSUS材の遮熱板30、メタルガスケット41を使用し、フェノール樹脂の断熱ガスケット31を使用したが、EGRガスパイプ42から伝達されるEGRガスの熱をサージタンク20およびインテークマニホールド10に容易に伝達せず、バイオエタノール燃料等により腐食し難い材質であればこれに限定されない。
図3は、実施例1の遮熱板30の斜視図である。(a)は、実施例1の遮熱板30と断熱ガスケット31とをASSY構造にしたものである。遮熱板30は、遮熱板30a、30b、30c、30dにより台形の形状を取り、遮熱板30bと30cとの間にEGRガス流路を形成する。また、遮熱板30cは、中央部にEGRガスの供給を促すリブ部30eを備える。
また、(b)は、(a)の変形例である。ここで、同一の部位および機能を有するものは、同一の符号を付し、以下(c)〜(e)も同様に同一の符号を付す。(b)は、遮熱板30aと30cとの角度を(a)の60°から75°に変化させた遮熱板30である。
また、(c)は、(a)の変形例である。(c)は、(a)の遮熱板30bに気筒23方向へ延在する遮熱板30fを備え、遮熱板30cのリブ部30eを備えない遮熱板30である。
また、(d)は、(c)の変形例である。(d)は、(c)の遮熱板30cにリブ部30eを備えた遮熱板30である。
また、(e)は、(c)の変形例である。(e)は、(c)の遮熱板30cに逆リブ部30gを備えた遮熱板30である。
以下、実施例1の動作を説明する。
上記の構成において、インテークマニホールド10から気筒23へ流通するEGRガスは、EGRガスバルブ40により、流量を調整されたのち、EGRガス吸入口21へ流通する。このとき、EGRガスバルブ40およびEGRガスパイプ42の熱は、遮熱板30に備えられた断熱ガスケット31により断熱され、EGRガス吸入口21の熱伝達を抑制する。
EGRガスは、EGRガス吸入口21を通過後、遮熱板30によりサージタンク20へ供給される。EGRガスが遮熱板30へ通過する際、断熱層32は、EGRガスの熱が遮熱板30からインテークマニホールド10の伝達を抑制する。
一方、インテークマニホールド10から気筒23へ流通する空気は、スロットルバルブ50により、流量を調整されると共に、PCV配管51から流通されるPCVオイルと混合され、空気吸入口22へ流通する。
空気は、空気吸入口22を通過後、遮熱板30cによりサージタンク20へ供給される。このとき、PCV配管51から流通するPCVオイルは、遮熱板30cにより、EGRガス吸入口21への浸入を抑制される。
以下、実施例1の効果を説明する。
上記の動作において、インテークマニホールド10は、EGRガス吸入口21側に空気およびEGRガスをサージタンク20へ供給する遮熱板30を備える。このことから、EGRガスが遮熱板30を介してインテークマニホールド10へ吸入されるため、インテークマニホールド10へ直接当たることを抑制でき、EGRガスの熱伝達を低減できる。また、本実施例では、EGRガスパイプ42から吸入されるEGRガスは、約200℃に達し、樹脂の長期耐熱温度が約130℃である状況下において、遮熱板30とインテークマニホールド10との間に断熱層32を有するため、EGRガスによって熱せられた遮熱板30の熱がインテークマニホールド10に伝達することを抑制し、インテークマニホールド10の溶解を好適に抑制できる。
また、遮熱板30は、EGRガスパイプ42のメタルガスケット41とEGRガス吸入口21との間に断熱ガスケット31を介してサージタンク20へ挿入されるため、EGRガスバルブ40およびEGRガスパイプ42の熱が断熱ガスケット31により直接インテークマニホールド10に伝達させることを抑制できる。また、遮熱板30は、断熱ガスケット31と一体になるようインサート成形され、EGRガス吸入口21からサージタンク20へ挿入する単純な構造であるため、取り付け工数の低減およびインテークマニホールド10のメンテナンス性が向上できる。
また、断熱層32は、空気層であるため、熱伝導率が低く、遮熱効果を得るのに有効であり、EGRガスの熱により熱せられた遮熱板30の熱をインテークマニホールド10へ伝達することを抑制できる。また、別途部材を設ける必要が無いため、簡素な構成で断熱層32を形成することができる。
また、遮熱板30は、図3の(a)、(b)によれば、リブ部30dを設けることにより、EGRガスパイプ42から流通するEGRガスをサージタンク20へ供給を促すことができる。また、リブ部30eにより、遮熱板30の剛性が高められ、遮熱板30の破損の抑制が図れる。また、図3の(c)、(d)、(e)によれば、気筒23方向へ延在する遮熱板30fにより、EGRガス流路を(a)および(b)より各気筒23方向へ長く形成することができ、各気筒23へより確実に分配排出することができる。
以下、本発明の実施例2を図面に基づき説明する。
図4は、実施例2のインテークマニホールド10aの断面図である。基本的な構成は、実施例1のインテークマニホールド10と同様であるため、同一の部位および機能を有するものは、同一の符号を付す。
断熱ガスケット31aは、遮熱板30に断熱層32側に沿って断熱ガスケット31が、遮熱板30a、30b、30cまで当接および延長する構造である。また、断熱ガスケット31aは、インサート成形により遮熱板30と一体となる。
他の構成、動作に関しては、実施例1と同様である。
以下、実施例2の効果を説明する。
上記の構成において、断熱層32は、断熱ガスケット31aを有し、かつ、断熱ガスケット31aは遮熱板30と当接する。このことから、断熱層32は、EGRガスパイプ42から吸入されるEGRガスおよびエアホース52から吸入される空気に含有される微小な異物(例えば、EGRガスに含有されるカーボン成分(デポジット))が遮熱板30に付着し遮熱効果が低減しても、フェノール樹脂で構成されている断熱ガスケット31aにより遮熱効果を高められているため、EGRガスの熱がインテークマニホールド10aへ伝達することを抑制できる。
以下、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
図5は、実施例3のインテークマニホールド10bの断面図である。基本的な構成は、実施例1のインテークマニホールド10と同様であるため、同一の部位および機能を有するものは、同一の符号を付す。
断熱部材33は、遮熱板30aおよび30bに断熱層32側に沿って当接する構造である。
他の構成、動作に関しては、実施例1と同様である。
以下、実施例3の効果を説明する。
上記の構成において、断熱層32は、断熱部材33を有し、かつ、断熱部材33は遮熱板30と当接する。このことから、EGRガスパイプ42から吸入されるEGRガスおよびエアホース52から吸入される空気に含有される微小な異物が遮熱板30に付着し遮熱効果が低減しても、断熱部材33により遮熱効果を高められているため、EGRガスの熱がインテークマニホールド10bへ伝達することを抑制できる。
以下、本発明の実施例4を図面に基づいて説明する。
図6は、実施例4のインテークマニホールド10cの断面図である。基本的な構成は、実施例1のインテークマニホールド10と同様であるため、同一の部位および機能を有するものは、同一の符号を付す。
断熱シール材34は、遮熱板30a、30bとインテークマニホールド10cおよびサージタンク20との間をシールする。断熱層32は、遮熱板30a、30bとインテークマニホールド10cと断熱シール材34との間に形成される。また、断熱シール材34は、エラストマー(弾性体)で構成され、かつ、O型リングの形状を呈し遮熱板30に装着される。
尚、断熱シール材34として用いるエラストマーは、好ましくは耐熱性に優れた熱硬化性エラストマーを用いると良い。また、断熱シール材34の形状としてO型リングを例示しているが、例えばC型の形状を呈して複数個用いても良い。
以下、実施例4の動作を説明する。
上記の構成において、断熱シール材34は、EGRガスパイプ42から吸入されるEGRガスおよびエアホース52から吸入される空気に含有される微小な異物の断熱層32への侵入および堆積を防止する。また、断熱シール材34は、EGRガスにより熱せられた遮熱板30の熱をインテークマニホールド10cに伝達することを抑制する。
以下、実施例4の効果を説明する。
上記の動作において、断熱層32は、断熱シール材34を有し、かつ、断熱シール材34は遮熱板30とインテークマニホールド10cとの間をシールするため、EGRガスパイプ42から吸入されるEGRガスおよびエアホース52から吸入される空気に含有される微小な異物が断熱層32に侵入することを抑制し、異物の侵入による断熱層32の熱伝導率の上昇を抑制できる。
また、断熱シール材34は、O型リングを有するため、遮熱板30に容易に着脱ができ、取り付け工数の低減およびインテークマニホールド10cのメンテナンス性が向上できる。
以下、本発明の実施例5を図面に基づいて説明する。
図7は、実施例5のインテークマニホールド10dの断面図である。基本的な構成は、実施例1のインテークマニホールド10と同様であるため、同一の部位および機能を有するものは、同一の符号を付す。
断熱部材35は、実施例1の断熱層32に遮熱板30a、30bとインテークマニホールド10dおよびサージタンク20との間をシールし、断熱層32に空気層を形成しない構造である。
他の構成、動作に関しては、実施例4と同様である。
以下、実施例5の効果を説明する。
上記の動作において、断熱層32は、断熱部材35を有し、かつ、断熱部材35は遮熱板30とインテークマニホールド10dとの間をシールする。このことから、断熱部材35は、EGRガスパイプ42から吸入されるEGRガスおよびエアホース52から吸入される空気に含有される微小な異物が断熱層32に侵入することを防止し、異物の侵入による断熱層32の熱伝導率の上昇を防止できる。
以下、本発明の実施例6を図面に基づいて説明する。
図8は、実施例6のインテークマニホールド10eの断面図である。基本的な構成は、実施例1のインテークマニホールド10と同様であるため、同一の部位および機能を有するものは、同一の符号を付す。
遮熱板30は、空気吸入口22方向(吸入口21からサージタンク20内に向かう方向)に延在する第一遮熱板36a、36bと、第一遮熱板36aおよび36bと別体に設けられ気筒23方向(第一遮熱板36aの延在方向と交差する方向)に延在する第二遮熱板37と、から構成される。第一遮熱板36a、36bは、断熱ガスケット31とインサート成形され、EGRガスパイプ42のメタルガスケット41とEGRガス吸入口21との間に断熱ガスケット31を介してサージタンク20へ挿入される。第二遮熱板37は、サージタンク20の外壁面から挿入される。
また、第一遮熱板36aおよび36bは、インテークマニホールド10eとの間に断熱層32を形成する。
また、第二遮熱板37は、PCVオイルが空気吸入口22からサージタンク20内に流通する際、EGRパイプ42への流通を抑制する形状も兼ねている。
以下、実施例6の動作を説明する。
上記の構成において、インテークマニホールド10eの気筒23へ流通するEGRガスは、EGRガスバルブ40により、EGRガス流量を調整され、EGRガス吸入口21へ流通する。このとき、EGRガスバルブ40およびEGRガスパイプ42の熱は、遮熱板30に備えられた断熱ガスケット31により、EGRガス吸入口21の熱伝達を抑制される。
EGRガスは、EGRガス吸入口21を通過後、第一遮熱板36a、36bによりサージタンク20へ供給される。EGRガスが遮熱板30へ通過する際、断熱層32は、EGRガスの熱が遮熱板30からインテークマニホールド10eへ伝達することを抑制する。
一方、インテークマニホールド10eの気筒23へ流通する空気は、スロットルバルブ50により、空気流量を調整され、PCV配管51から流通されるPCVオイルと混合し、空気吸入口22へ流通する。
空気は、空気吸入口22を通過後、第二遮熱板37によりサージタンク20へ供給される。このとき、PCV配管51から流通されるPCVオイルは、第二遮熱板37により、EGRガス吸入口21への浸入を防止する。
以下、実施例6の効果を説明する。
上記の動作において、遮熱板30は、第一遮熱板36a、36bと第一遮熱板36aおよび36bと別体である第二遮熱板37とから構成され、第二遮断板37はサージタンク20の外壁面から挿入し設けられる。このことから、第二遮熱板37のEGRガスが当たる部分の長さをEGRガス吸入口21の口径以上とすることができ、実施例1の遮熱板30と比べ、より効果的にEGRガスを均等にサージタンク20に供給できる
また、第二遮熱板37は、第一遮熱板36aおよび36bと別体であり、実施例1の遮熱板30のような複雑な形状を要さないため、低コストな構成でEGRガスおよび空気をサージタンク20へ供給できる
尚、実施例6の第二遮熱板37は、図3で示したリブ部30eまたは逆リブ部30gを設けても良い。また、断熱層32の遮熱効果を高めるべく、実施例2から実施例5で挙げた遮熱手段をとることも可能である。
また、実施例6では、第二遮熱板37を1つ設けた構成としたが、複数設けることにより、EGRガスおよび空気をより確実にサージタンク20へ供給することが可能となる。


実施例1〜実施例6では、インテークマニホールド10(10a〜10e)とEGRガスバルブ40との間にEGRガスパイプ42を有する場合について説明した。しかしながら、EGRガスパイプ42を介さずにインテークマニホールド10(10a〜10e)とEGRガスバルブ40とを接続しても本発明を適用できる。
実施例1〜実施例6では、インテークマニホールド10(10a〜10e)とスロットルバルブ50とを直接接続する場合について説明した。しかしながら、インテークマニホールド10(10a〜10e)とスロットルバルブ50との間にエアホース52を有する場合であっても本発明を適用できる。
10、10a、10b、10c、10d、10e インテークマニホールド
20 サージタンク
21 EGRガス吸入口(EGRガス吸入端部、吸入部)
22 空気吸入口(空気吸入端部)
23 気筒
30 遮熱板
31 断熱ガスケット
32 断熱層
36a、36b 第一遮熱板
37 第二遮熱板
40 EGRガスバルブ
42 EGRガスパイプ
50 スロットルバルブ
52 エアホース

Claims (2)

  1. 空気およびEGRガスを吸入または内燃機関の各気筒へ分配排出するサージタンクを有する樹脂製のインテークマニホールドと、
    前記空気を前記サージタンクに吸入すべく前記サージタンクの空気吸入端部に連絡されるエアホースと、
    前記EGRガスを前記サージタンクに吸入すべく前記サージタンクのEGRガス吸入端部に連絡されるEGRガスパイプと、
    前記エアホースに接続または設けられて前記空気の吸入量を調整するスロットルバルブと、
    前記EGRガスパイプに接続または設けられて前記EGRガスの吸入量を調整するEGRガスバルブと、
    前記EGRガスパイプまたは前記EGRガスバルブと前記サージタンクとの間において前記空気吸入端部方向に延在し、前記EGRガスパイプまたは前記EGRガスバルブと前記EGRガス吸入端部との間に断熱ガスケットを介して前記サージタンクへ挿入され、前記EGRガスを前記サージタンクへ供給する第一遮熱板と、前記第一遮熱板と別体に設けられ前記各気筒方向に延在し、前記サージタンクの外壁面から挿入され、前記空気を前記サージタンクへ供給する第二遮熱板と、から構成される遮熱板と、
    前記第一遮熱板と前記インテークマニホールドとの間に断熱層と、を備え、
    前記断熱層は、空気層と断熱部材を有し、かつ、前記断熱部材は前記第一遮熱板と当接する
    ことを特徴とするインテークマニホールド。
  2. EGRガスを吸入し、内燃機関の各気筒へ分配排出するサージタンクを有する樹脂製のインテークマニホールドであって、
    前記サージタンクの前記EGRガスを吸入する吸入部において断熱ガスケットを介して配設され、前記吸入部から前記サージタンクに向かって延在し、前記EGRガスを前記サージタンクへ供給すると共に前記サージタンクよりも耐熱性が高い部材で形成される第一遮熱板と、前記第一遮熱板と別体に設けられ、前記第一遮熱板の延在方向と交差する方向に延在し、前記サージタンクの外壁面から前記サージタンク内に挿入される第二遮熱板と、から構成される遮熱板と、
    前記第一遮熱板と前記インテークマニホールドとの間に断熱層と、を備え、
    前記断熱層は、空気層と、断熱部材を有し、かつ、前記断熱部材は前記第一遮熱板と当接する
    ことを特徴とするインテークマニホールド。
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