JP5374234B2 - モニタ回路、モニタ信号の出力方法、及び、光受信器 - Google Patents

モニタ回路、モニタ信号の出力方法、及び、光受信器 Download PDF

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Description

本発明は、フォトダイオードを流れる光電流の大きさを示すモニタ信号を出力するモニタ回路に関する。また、そのようなモニタ回路を備えた光受信器に関する。
光ネットワークのひとつとして、1台のOLT(Optical Line Terminal:局側終端装置)と複数台のONU(Optical Network Unit:加入者側終端装置)とにより構成された、PON(Passive Optical Network:パッシブ光ネットワーク)が挙げられる。PONにおいて、OLTと各ONUとは、一端がOLTにより終端され、他端が光スプリッタ(光カプラ)に接続された幹線ケーブルと、一端がこの光スプリッタに接続され、他端がこのONUにより終端された配線ケーブルとにより相互に接続される。
PONにおいて、OLTが受信する光信号は、各ONUから送信されたパケットを光スプリッタで合波することより得られたバースト性の光信号であり、その強度は、損失の小さい経路を介して伝送されたパケットに対応する光入力区間で大きくなり、損失の大きい経路を介して伝送されたパケットに対応する光入力区間で小さくなる。OLTにおいては、このような光信号のパワーを光入力区間毎にモニタすることによって、各ONUとの間に生じた障害を検知する。このため、OLT用の光受信器(しばしば「光トランシーバー」とも称される)には、受信した光信号のパワーを示すモニタ信号を出力するパワーモニタ機能が求められる。
図6は、パワーモニタ機能を担うモニタ回路60を備えた、従来の光受信器6の構成を示す回路図である。図6に示したように、光受信器6は、受信した光信号を電流信号に変換するフォトダイオードPDと、フォトダイオードPDにて得られた電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプTIAと、フォトダイオードPDにて得られた電流信号の強度、すなわち、受信した光信号のパワーを示すモニタ信号を生成するモニタ回路60とを備えている。
モニタ回路60は、入力点61aがフォトダイオードPDに接続されたカレントミラー回路61と、一端がカレントミラー回路61の出力点61bに接続され、他端が接地された抵抗Rmとを備え、カレントミラー回路61の出力点61bの電位Vmを値とするモニタ信号を外部に出力するように構成されている。
カレントミラー回路61のカレントミラー比をn:1とすると、カレントミラー回路61の出力点61bからは、フォトダイオードPDを流れる光電流Ipに比例したモニタ電流Im=Ip/nが出力される。このため、グランドに対するカレントミラー回路61の出力点61bの電位Vmは、抵抗Rmにおける電圧降下によってRm×Im=(Rm/n)×Ipとなり、フォトダイオードPDを流れる光電流Ipに比例する。したがって、モニタ回路60から出力されたモニタ信号の値Vmを、例えば、変換係数αを用いてα×Vmに変換(キャリブレーション)することによって、フォトダイオードPDを流れる光電流Ipの大きさ、すなわち、受信した光信号のパワーを算出することができる。
しかしながら、図6に示したモニタ回路60から出力されたモニタ信号に基づいて、バースト性の光信号のパワーを光入力区間毎に特定することは困難である。これは、図7に示すように、カレントミラー回路61の出力点61bの電位Vmの立ち上がりが、光入力区間の始点に対して数μ秒から数十μ秒遅れるので、光入力区間内でモニタ信号の値Vmが定常値に達し得ないことがあるためである。この遅れは、主に、カレントミラー回路61を構成するトランジスタを非導通状態から導通状態に遷移させるのに要する時間に起因している。
そこで、OLT用の光受信器など、バースト性の光信号を受信する光受信器においては、図6に示したモニタ回路60に代えて、図8に示したモニタ回路60’が用いられる。図8に示したモニタ回路60’は、図6に示したモニタ回路60に、一端がカレントミラー回路61の入力点61aに接続され、他端が接地された負荷抵抗Rbを付加したものである。カレントミラー回路61の出力点61bの電位Vmを値とするモニタ信号を出力する点は、図6に示したモニタ回路60と同様である。
このように、カレントミラー回路61の入力点61aを負荷抵抗Rbを介して接地することによって、光入力区間外においてもカレントミラー回路61を構成するトランジスタに微弱な待機電流Ibを流しておくことができる。これにより、カレントミラー回路61を構成するトランジスタが光入力区間外においても導通状態に保たれ、図9に示すように、光入力区間の始点においてカレントミラー回路61の出力点61bの電位Vmが速やかに立ちあがる。
ただし、カレントミラー回路61の入力点61aを負荷抵抗Rbを介して接地した場合、フォトダイオードPDを流れる光電流Ipの大きさを算出するためには、モニタ回路60’から出力されたモニタ信号の値Vmを、変換係数αおよびβを用いてα×Vm+βのように変換(キャリブレーション)することが必要になる。なぜなら、フォトダイオードPDを流れる光電流Ipに加え、負荷抵抗Rbを流れる待機電流Ibがカレントミラー回路61の入力点61aに入力されるため、カレントミラー回路61の出力点61bから待機電流Ibに相当するオフセット成分Ib/nを含むモニタ電流Imが出力されるようになり、その結果、カレントミラー回路61の出力点61bの電位Vmに待機電流Ibに相当するオフセット成分(Rm/n)×Ibが含まれるようになるためである。
特許文献1には、上述したモニタ信号の値Vmに相当する電圧値Voutを、A×Vout+B+f(Vout)に変換することによって、受信した光信号のパワーを算出するOLTが開示されている(特許文献1の図1および段落0039参照)。ここで、AおよびBは、定数であり、f(Vout)は、光入力区間外におけるオフセット電流の大きさを示す関数である。
なお、待機電流Ibは、光入力区間内であるか光入力区間外であるかを問わず負荷抵抗Rbを流れ、光入力区間内であるか光入力区間外であるかを問わずモニタ信号の値Vm(t)にオフセット成分を生じせしめる。そこで、以下、待機電流Ibを「オフセット電流」とも呼称する。
特開2007−37118(公開日:2007年 2月 8日)
しかしながら、図8に示したモニタ回路60’から出力されたモニタ信号の値Vmに基づいて光信号のパワーを広い温度範囲に渡って精度良く算出することは困難であった。この問題について、図8を参照して具体的に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、環境温度が変動すると、負荷抵抗Rbの抵抗値も変動し、オフセット電流Ibの大きさも変動する。このため、モニタ信号の値Vmに含まれるオフセット成分(Rm/n)×Ibの大きさも環境温度に応じて変わる。したがって、或る環境温度において定めた一組の変換係数αおよびβを用いて、他の環境温度において得られたモニタ信号の値Vmをα×Vm+βに変換(キャリブレーション)しても、光信号のパワーを精度良く算出することはできない。特許文献1に記載の変換式を用いた場合であっても、同様の問題を生じる。このような問題は、環境温度の変動が激しい環境、例えば、屋外での使用が想定されるモニタ回路においてより深刻である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、フォトダイオード等の光検出器を流れる電流の大きさを、その値に基づいて広い温度範囲に渡って精度良く算出可能なモニタ信号を提供することができるモニタ回路を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るモニタ回路は、入力点が光検出器に接続され、該入力点から入力された入力電流に比例したモニタ電流を出力するカレントミラー回路と、上記カレントミラー回路の入力点に対して、上記光検出器と並列に接続された負荷抵抗と、上記モニタ電流に比例したモニタ電位と、上記モニタ電流と同時に上記負荷抵抗を流れるオフセット電流に比例したオフセット電位との電位差を示すモニタ信号を出力する出力回路とを備えていることを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るモニタ信号の出力方法は、入力点が光検出器に接続され、該入力点から入力された入力電流に比例したモニタ電流を出力するカレントミラー回路と、上記カレントミラー回路の入力点に対して、上記光検出器と並列に接続された負荷抵抗と、を備えたモニタ回路を用いたモニタ信号の出力方法であって、上記モニタ電流に比例したモニタ電位と、上記モニタ電流と同時に上記負荷抵抗を流れるオフセット電流に比例したオフセット電位との電位差を示すモニタ信号を出力することを特徴としている。
上記の構成によれば、光入力区間外においても上記負荷抵抗を介してカレントミラー回路に上記オフセット電流(待機電流)が入力されるため、光入力区間の始点において上記モニタ電位が速やかに立ち上がる。したがって、上記光検出器を用いて受信したバースト性の光信号のパワーを、上記モニタ信号に基づいて算出することができる。
しかも、上記の構成によれば、上記モニタ電位と上記オフセット電位との電位差を示すモニタ信号が出力される。すなわち、上記光検出器を流れる光電流に比例した値をもち、上記負荷抵抗を流れるオフセット電流の大きさに依存しないモニタ信号が得られる。
したがって、環境温度の変動等により上記負荷抵抗の抵抗値が変化し上記負荷抵抗を流れるオフセット電流の大きさが変わっても、上記モニタ信号の値がこれに影響されることはない。このため、上記フォトダイオードを用いて受信した光信号のパワーを、広い温度範囲に渡って精度良く算出可能なモニタ信号を提供することができる、という効果を奏する。
本発明に係るモニタ回路においては、上記モニタ電流を上記モニタ電位に変換するための抵抗の抵抗値と、上記オフセット電流を上記オフセット電位に変換するための抵抗の抵抗値との比が、上記カレントミラー回路のカレントミラー比に一致することが好ましい。
上記の構成によれば、上記カレントミラー回路のカレントミラー比がどのように設定されている場合であっても、上記モニタ電位と上記オフセット電位との電位差を上記光検出器を流れる光電流の大きさに比例させることができるという更なる効果を奏する。
本発明に係るモニタ回路において、上記出力回路は、上記モニタ電位を非反転入力とし、上記オフセット電位を反転入力とする差動増幅回路であることが好ましい。
上記の構成によれば、上記モニタ信号をAD変換するADコンバータのダイナミックレンジに応じたゲインで、上記モニタ信号を増幅することができる。このため、上記ADコンバータによってデジタル化された上記モニタ信号の精度を高めることができるという更なる効果を奏する。
なお、上記モニタ回路を備えた光受信器も本発明の範疇に含まれる。上記モニタ回路を備えていることで、上記フォトダイオードを用いて受信した光信号のパワーを、広い温度範囲に渡って精度良く算出可能なモニタ信号を提供することができるという効果を奏する。
以上のように、本発明に係るモニタ回路は、モニタ電流に比例したモニタ電位と、該モニタ電流と同時に負荷抵抗を流れるオフセット電流に比例したオフセット電位との電位差を示すモニタ信号を出力する。
また、本発明にモニタ信号の出力方法は、上記モニタ電流に比例したモニタ電位と、上記モニタ電流と同時に上記負荷抵抗を流れるオフセット電流に比例したオフセット電位との電位差を示すモニタ信号を出力する。
したがって、フォトダイオードを用いて受信した光信号のパワーを、広い温度範囲に渡って精度良く算出可能なモニタ信号を提供することができる、という効果を奏する。
本発明の第1の実施形態を示すものであって、本発明のモニタ回路を含む光受信器の回路図である。 本発明の第1の実施形態を示すものであって、本発明のモニタ回路が備えているカレントミラー回路の構成を例示した回路図である。 本発明のモニタ回路によって、受信した光信号のパワーを測定した結果を示す図である。 従来のモニタ回路によって、受信した光信号のパワーを測定した結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示すものであって、本発明のモニタ回路を含む光受信器の回路図である。 従来技術を示すものであって、従来のモニタ回路を含む光受信器の回路図である。 従来技術を示すものであって、図6に示したモニタ回路により生成されたモニタ信号の過渡特性を示す図である。 従来技術を示すもののであって、従来のモニタ回路を含む光受信器の回路図である。 従来技術を示すものであって、図8に示したモニタ回路により生成されたモニタ信号の過渡特性を示す図である。
本発明の実施形態について、図面に基づいて説明すれば以下のとおりである。なお、以下に説明する各実施形態に係るモニタ回路は、非アバランシェ型のフォトダイオードを流れる光電流の大きさを示すモニタ信号を生成するモニタ回路として構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、アバランシェ型のフォトダイオード(アバランシェフォトダイオード)を流れる光電流の大きさを示すモニタ信号を生成するモニタ回路など、他の光検出器を流れる光電流をモニタするために使用されるモニタ回路にも適用することもできる。
〔実施形態1〕
本発明の第1の実施形態について、図1〜4に基づいて説明すれば以下のとおりである。
(モニタ回路の構成)
まず、本実施形態に係るモニタ回路10の構成について、図1を参照して説明する。図1は、光受信器1の構成を示す回路図である。この光受信器1は、図1に示したように、フォトダイオードPDと、フォトダイオードPDのアノード側に接続されたトランスインピーダンスアンプTIAと、フォトダイオードPDのカソード側に接続されたモニタ回路10とにより構成されている。
フォトダイオードPDは、受信した光信号を電流信号に変換するための手段であり、トランスインピーダンスアンプTIAは、フォトダイオードPDにて得られた電流信号を電圧信号に変換するための手段である。トランスインピーダンスアンプTIAの後段には、トランスインピーダンスアンプTIAにて得られた電圧信号を処理する各種信号処理回路(不図示)が設けられていてもよい。
モニタ回路10は、フォトダイオードPDにて得られた電流信号の強度(フォトダイオードPDを流れる光電流Ipの大きさ)、すなわち、受信した光信号のパワーを示すモニタ信号を生成するための回路である。本実施形態に係るモニタ回路10は、図1に示したように、(1)入力点11aがフォトダイオードPDに接続されたカレントミラー回路11と、(2)一端がカレントミラー回路11の入力点11aに接続され、他端が接地された負荷抵抗Rbであって、直列接続された2つの負荷抵抗Rb1およびRb2からなる負荷抵抗Rbと、(3)カレントミラー回路11の出力点11b、及び、負荷抵抗Rb1と負荷抵抗Rb2との中間点に接続された出力回路12とにより構成されている。負荷抵抗Rbは、光入力区間外においても、カレントミラー回路11を構成するトランジスタに数十μA程度の待機電流(オフセット電流)Ibを流すためのものであり、その抵抗値は、数MΩに設定されている。
カレントミラー回路11は、入力点11aから入力された入力電流Iinに比例したモニタ電流Imを出力点11bから出力する機能を持つ(カレントミラー回路11の構成例については、参照する図面を替えて後述する)。すなわち、カレントミラー回路11のカレントミラー比をn:1とすると、入力電流Iinとモニタ電流Imとの間に(1)式の関係が成立する。
Im = Iin/n (1)
カレントミラー回路11の入力点11aには、上述したように、フォトダイオードPDと負荷抵抗Rbとが接続されているので、カレントミラー回路11の入力点に入力される入力電流Iinは、(2)式に示すように、フォトダイオードPDを流れる光電流Ipと、負荷抵抗Rbを流れるオフセット電流Ibとの和になる。したがって、カレントミラー回路11の出力点11bから出力されるモニタ電流Imは、(3)式に示すように、フォトダイオードPDを流れる光電流Ipと、負荷抵抗Rb1およびRb2を流れるオフセット電流Ibとの和に比例する。
Iin = Ip+Ib (2)
Im = (Ip+Ib)/n (3)
出力回路12は、モニタ電流Imに比例したモニタ電位Vmと、このモニタ電流Imと同時に負荷抵抗Rbを流れるオフセット電流Ibに比例したオフセット電位Vbとに基づいて、フォトダイオードPDを流れる光電流Ipの大きさを示すモニタ信号を生成する機能を持つ。特に、本実施形態に係るモニタ回路10が備えている出力回路12は、カレントミラー回路11の出力点11bの対グランド電位をモニタ電位Vmとし、負荷抵抗Rb1と負荷抵抗Rb2との中間点の対グランド電位をオフセット電位Vbとして、モニタ電位Vmとオフセット電位Vbとの電位差Vm−Vbを示すモニタ信号を生成する機能を持つ。
このような機能をもつ出力回路12は、例えば、図1に示したように、モニタ電位Vmを非反転入力とし、オフセット電位Vbを反転入力とする差動増幅回路により構成することができる。すなわち、(1)オペアンプOPAMPと、(2)一端がカレントミラー回路11の出力点11bに接続され、他端がオペアンプOPAMPの非反転入力端子+に接続された入力抵抗Rm1と、(3)一端が入力抵抗Rm1とオペアンプOPAMPの非反転入力端子+との中間点に接続され、他端が接地された接地抵抗Rm2と、(4)一端が負荷抵抗Rb1と負荷抵抗Rb2との中間点に接続され、他端がオペアンプOPAMPの反転入力端子−に接続された入力抵抗R1と、(5)一端がオペアンプOPAMPの出力端子に接続され、他端がオペアンプOPAMPの反転入力端子−に接続された帰還抵抗R2と、により構成することができる。図1に示したように、更に、一端がカレントミラー回路11の出力点11bに接続され、他端が接地されたコンデンサーCmであって、要求される時間内にモニタ電位Vmを安定化させるように容量が設定されたコンデンサーCmを含んでいてもよい。
ここで、入力抵抗R1の抵抗値と入力抵抗Rm1の値とを等しく設定し、帰還抵抗R2の抵抗値と接地抵抗Rm2の抵抗値と等しく設定することにより、オペアンプOPAMPの出力端子から出力されるモニタ信号の値を、モニタ電位Vmとオフセット電位Vbとの電位差Vm−Vbに比例させることができる。この際、出力回路12の差動増幅回路としてのゲインは、入力抵抗R1と帰還抵抗R2との抵抗値の比R1:R2に一致する。例えば、入力抵抗R1の抵抗値と帰還抵抗R2の抵抗値とを等しく設定すれば、オペアンプOPAMPの出力信号の値は、出力回路12の差動増幅回路ではR1=Rm1およびR2=Rm2とした場合にVmo=(R2/R1)×(Vm−Vb)が成り立つため、モニタ電位Vmとオフセット電位Vbとの電位差Vm−Vbに一致させることができる。また、ADコンバータのダイナミックレンジに応じたゲインに設定すれば、デジタル信号に変換されたモニタ電位の精度を高めることができる。
出力回路12において、モニタ電位Vm、すなわち、カレントミラー回路11の出力点11bの電位Vmは、(4)式に示すように、モニタ電流Imに比例する。また、オフセット電位Vb、すなわち、負荷抵抗Rb1と負荷抵抗Rb2との中間点の電位Vbは、(5)式に示すように、オフセット電流Ibに比例する。
Vm = (Rm1+Rm2)×Im (4)
Vb = Rb2×Ib (5)
したがって、負荷抵抗Rb2、入力抵抗Rm1、および、接地抵抗Rm2の各抵抗値を、(6)式に示すように設定すれば、モニタ電位Vmとオフセット電位Vbとの電位差Vm−Vbを、(7)式に示すように光電流Ipに比例させることができる。
(Rm1+Rm2):Rb2 = n:1 (6)
Vm−Vb = {(Rm1+Rm2)/n}×Ip (7)
したがって、出力回路12により生成されるモニタ信号の値は、フォトダイオードPDを流れる光電流Ipに比例し、負荷抵抗Rbを流れるオフセット電流Ibに依存しない。
このため、環境温度の変化により負荷抵抗Rbの抵抗値が変化しても、出力回路12により生成されるモニタ信号の値はその影響を受けない。換言すれば、出力回路12は、負荷抵抗Rに対する温度変動補償回路として機能する。つまり、出力回路12により生成されるモニタ信号に基づいて、フォトダイオードPDを流れる光電流Ipの大きさを広い温度範囲に渡って精度良く算出することができる。
なお、図1に示したモニタ回路10は、モニタ信号をアナログ信号として外部に出力するものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、モニタ信号をデジタル信号に変換するADコンバータを備え、このADコンバータにより得られたデジタル信号を外部に出力するように構成されたモニタ回路も本発明の範疇に含まれる。
(カレントミラー回路の構成例)
次に、モニタ回路10が備えているカレントミラー回路11の構成例について、図2を参照して説明する。図2は、モニタ回路10が備えているカレントミラー回路11の構成例を示す回路図である。
図2に示したカレントミラー回路11は、ベース端子が互いに接続された一対のPNPトランジスタ(トランジスタTrおよびTr)により構成されたカレントミラー回路である。図2におけるトランジスタTr1のコレクタ端子が、図1におけるカレントミラー回路11の入力点11aに相当し、図2におけるトランジスタTr2のコレクタ端子が、図1におけるカレントミラー回路11の出力点11bに相当する。
図2に示したカレントミラー回路11において、トランジスタTr1およびTr2のエミッタ端子は、それぞれ、抵抗RinおよびRoutを介して電圧源Vccに接続されており、トランジスタTr1のベース端子とコレクタ端子とは短絡されている。このため、トランジスタTr1を流れるコレクタ電流に比例するコレクタ電流がトランジスタTr2を流れる。すなわち、先に説明したとおり、入力点11aから流出する入力電流Iinに比例するモニタ電流Imが出力点11bから流出する。
なお、モニタ回路10が備えているカレントミラー回路11の構成は、図2に例示したものに限定されない。例えば、一対のPNPトランジスタにより構成されたカレントミラー回路の代わりに、一対のNPNトランジスタにより構成されたカレントミラー回路を用いてもよい。また、これら一対のバイポーラトランジスタにより構成されたカレントミラー回路の代わりに、一対の電界効果トランジスタにより構成されたカレントミラー回路を用いてもよい。また、回路構成についても特に限定されず、入力電流に比例したモニタ電流を出力する機能を持つものなら何でもよい。
(温度変動補償効果)
次に、本実施形態に係るモニタ回路10の温度変動補償効果について、図3および図4を参照して説明する。
図3は、既知のパワーPを有する光信号を入力したときに本発明のモニタ回路10(図1参照)から出力されたモニタ信号の値x(同図における「実測値」)、モニタ信号の値xを変換係数α、β、及びγを用いてαx2+βx+γに変換することよって算出した受信パワー(受信した光信号のパワー)P’=αx2+βx+γ(同図における「変換」)、及び、算出した受信パワーP’の真の受信パワーPに対する誤差(同図における「規格」欄の各値)を示す図である。
図3に示した測定結果は、環境温度−40℃,25℃,75℃において、−30dBm〜6dBm(2dBmステップ)を有する光信号をモニタ回路10に入力することにより得られたものである。変換係数α、β、及びγは、25℃における実測値{x1,x2,・・・,xn}を用い、誤差の2乗和Σi|(αxi2+βxi+γ)−Pi|2を最小化するように定めている。測定に用いたモニタ回路10の各定数は、以下のとおりである。
カレントミラー比=10:1,
Rb1=2MΩ,Rb2=3kΩ,
Rm1=Rm2=15kΩ,
R1=R2=15kΩ,
Cm=10pF。
なお、ここでは、モニタ信号の値xを変換係数α、β、及びγを用いてαx2+βx+γに変換したが、変換係数αのみを用いてモニタ信号xの値をαxに変換するようにしてもよい。モニタ信号の値が光電流Ipの大きさに比例するためである。ただし、上記のように変換係数α、β、及びγを用いてモニタ信号の値xをαx2+βx+γに変換することにより、負荷抵抗Rbを流れる電流Ibに由来するオフセット成分以外のオフセット成分も除去することができる。
図3から明らかなように、受信パワーをモニタ回路10から出力されたモニタ信号の値から算出した場合、誤差を1dB以下に抑えることができる。しかも、或る環境温度(ここでは25℃)においてキャリブレーション(変換係数α、β、及びγの設定)を行うだけで、誤差を1dB以下に抑えることができる。これは、モニタ回路10が非常に高い温度変動補償効果を有することを意味する。
一方、図4は、既知のパワーPを有する光信号を入力したときに従来のモニタ回路60’(図8参照)から出力されたモニタ信号の値x(実測値)、モニタ信号の値xを変換係数α、β、及びγを用いてαx2+βx+γに変換することよって算出した受信パワーP’=αx2+βx+γ、及び、算出した受信パワーP’の真の受信パワーPに対する誤差を示す図である。
図4に示した測定結果は、環境温度−40℃,25℃,75℃において、−30dBm〜6dBm(1dBmステップ)を有する光信号をモニタ回路60’に入力することにより得られたものである。ここでは、各環境温度における実測値を変換するための変換係数α、β、及びγを、その環境温度における実測値{x1,x2,・・・,xn}を用いて誤差の2乗和Σi|(αxi2+βxi+γ)−Pi|2を最小化するように定めている。すなわち、環境温度毎にキャリブレーションを行っている。測定に用いたモニタ回路60’の各定数は、以下のとおりである。
カレントミラー比=10:1,
Rb=2MΩ,
Rm=30kΩ,
Cm=10pF。
図3と図4とを比較すれば明らかなように、本発明のモニタ回路10から出力されたモニタ信号の値に基づいて算出された受信パワーの精度は、従来のモニタ回路60’から出力されたモニタ信号の値に基づいて算出された受信パワーの精度よりも高い。特に、高温環境において格段に高い。
〔実施形態2〕
本発明の第2の実施形態について、図5に基づいて説明すれば以下のとおりである。
図5は、本実施形態に係るモニタ回路10’を含む光受信器1’の回路図である。この光受信器1’は、図1に示した光受信器1と同様、バースト性の光信号を受信する光バースト信号受信装置であり、モニタ回路10’の他に、フォトダイオードPDと、トランスインピーダンスアンプTIAとを備えている。
図5は、光受信器1’の構成を示す回路図である。この光受信器1’は、図5に示したように、フォトダイオードPDと、フォトダイオードPDのアノード側に接続されたトランスインピーダンスアンプTIAと、フォトダイオードPDのカソード側に接続されたモニタ回路10’とにより構成されている。
フォトダイオードPDは、受信した光信号を電流信号に変換するための手段であり、トランスインピーダンスアンプTIAは、フォトダイオードPDにて得られた電流信号を電圧信号に変換するための手段である。トランスインピーダンスアンプTIAの後段には、トランスインピーダンスアンプTIAにて得られた電圧信号を処理する各種信号処理回路(不図示)が設けられていてもよい。
モニタ回路10’は、フォトダイオードPDにて得られた電流信号の強度(フォトダイオードPDを流れる光電流Ipの大きさ)、すなわち、受信した光信号のパワーを示すモニタ信号を生成するための回路である。本実施形態に係るモニタ回路10’は、図5に示したように、(1)入力点11aがフォトダイオードPDに接続されたカレントミラー回路11と、(2)一端がカレントミラー回路11の入力点11aに接続され、他端が接地された負荷抵抗Rbであって、直列接続された2つの負荷抵抗Rb1およびRb2からなる負荷抵抗Rbと、(3)カレントミラー回路11の出力点11b、及び、負荷抵抗Rb1と負荷抵抗Rb2との中間点に接続された出力回路12’とにより構成されている。負荷抵抗Rbは、光入力区間外においても、カレントミラー回路11を構成するトランジスタに数十μA程度の待機電流(オフセット電流)Ipを流すためのものであり、その抵抗値は、数MΩに設定されている。
カレントミラー回路11は、第1の実施形態に係るモニタ回路10が備えているものと同一のカレントミラー回路である。また、カレントミラー回路11の入力点11aにフォトダイオードPDが接続されている点、および、カレントミラー回路11の入力点11aが、負荷抵抗Rbを介して接地されている点についても、第1の実施形態に係るモニタ回路10と同様である。
本実施形態に係るモニタ回路10’が備えている出力回路12’は、カレントミラー回路11から出力されるモニタ電流Imに比例したモニタ電位Vmを示すモニタ信号を出力する。また、本実施形態に係るモニタ回路10´は、このモニタ電流Imと同時に流れるオフセット電流Ibに比例したオフセット電位Vbを示すオフセット信号を、モニタ信号と共に出力する。
なお、カレントミラー回路11の出力点11bの電位(対グランド)をモニタ電位Vmとし、カレントミラー回路11の入力点11aに接続された2つの負荷抵抗Rb1およびRb2の中間点の電位(対グランド)をオフセット電位Vbとしている点は、第1の実施形態と同様である。
この出力回路12’は、例えば、図5に示したように、カレントミラー回路11の出力点11bに一端が接続され、他端が接地された抵抗Rmを含み、この抵抗Rmによってモニタ電流Imをモニタ電位Vmに変換するように構成されている。また、図5に示したように、更に、一端がカレントミラー回路11の出力点11bに接続され、他端が接地されたコンデンサーCmであって、要求される時間内にモニタ電位Vmを安定化させるように容量が設定されたコンデンサーCmを含んでいてもよい。
出力回路12’において、モニタ電位Vm、すなわち、カレントミラー回路11の出力点11bの電位は、(8)式に示すように、モニタ電流Imに比例する。また、オフセット電位Vb、すなわち、負荷抵抗Rb1と負荷抵抗Rb2との中間点の電位は、(9)式に示すように、オフセット電流Ibに比例する。
Vm = Rm×Im (9)
Vb = Rb2×Ib (10)
したがって、負荷抵抗Rb2、および、抵抗Rmの各抵抗値を、(11)式に示すように設定すれば、モニタ電位Vmとオフセット電位Vbとの電位差Vm−Vbを、(12)式に示すように光電流Ipに比例させることができる。
Rm:Rb2 = n:1 (11)
Vm−Vb = (Rm/n)×Ip (12)
上述したように、出力回路12’は、モニタ電位Vmを示すモニタ信号と、オフセット電位Vbを示すオフセット信号とを出力する。したがって、モニタ信号の値Vmとオフセット信号の値Vbとの差を取れば、フォトダイオードPDを流れる光電流Ipに比例し、かつ、オフセット電流Ibに依存しない値が得られる。このため、モニタ信号の値とオフセット信号の値との差を算出することによって、フォトダイオードPDを流れる光電流Ipの強度を精度良くモニタすることができる。
しかも、環境温度の変動などによって負荷抵抗Rbの抵抗値が変化し、オフセット電流Ibの大きさが変動しても、モニタ信号の値とオフセット信号の値との差はその影響を受けない。したがって、モニタ信号の値からオフセット信号の値を減算する演算処理回路を用いれば、負荷抵抗Rbに対する温度変動補償効果を得ることができる。
以上のように、モニタ回路1’は、入力点が光検出器に接続され、該入力点から入力された入力電流に比例したモニタ電流を出力するカレントミラー回路と、上記カレントミラー回路の入力点に対して、上記光検出器と並列に接続された負荷抵抗と、上記モニタ電流に比例したモニタ電位を示すモニタ信号を出力する出力回路とを備え、上記モニタ電流と同時に上記負荷抵抗を流れるオフセット電流に比例したオフセット電位を示すオフセット信号を上記モニタ信号と共に出力することを特徴としている。
また、モニタ回路1’によるモニタ信号の出力方法は、入力点が光検出器に接続され、該入力点から入力された入力電流に比例したモニタ電流を出力するカレントミラー回路と、上記カレントミラー回路の入力点に対して、上記光検出器と並列に接続された負荷抵抗と、を備えたモニタ回路を用いたモニタ信号の出力方法であって、上記モニタ電流に比例したモニタ電位を示すモニタ信号と共に、上記モニタ電流と同時に上記負荷抵抗を流れるオフセット電流に比例したオフセット電位を示すオフセット信号を出力することを特徴としている。
上記の構成によれば、光入力区間外においても上記負荷抵抗を介してカレントミラー回路に上記オフセット電流(待機電流)が入力されるため、光入力区間の始点において上記モニタ電位が速やかに立ち上がる。したがって、上記光検出器を用いて受信したバースト性の光信号のパワーを、上記モニタ信号に基づいて算出することができる。
しかも、上記の構成によれば、上記モニタ電位を示すモニタ信号と上記オフセット電位を示すオフセット信号とが出力される。したがって、上記モニタ信号の値と上記オフセット信号の値との差は、上記光検出器を流れる光電流に比例した値をもち、上記負荷抵抗を流れるオフセット電流の大きさに依存しないモニタ信号が得られる。
したがって、環境温度の変動等により上記負荷抵抗の抵抗値が変化し上記負荷抵抗を流れるオフセット電流の大きさが変わっても、上記モニタ信号の値と上記オフセット信号の値との差がこれに影響されることはない。このため、上記モニタ信号の値と上記オフセット信号の値との差に基づいて、上記フォトダイオードを用いて受信した光信号のパワーを、広い温度範囲に渡って精度良く算出することができるという効果を奏する。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、光信号を受信する光受信器一般に広く適用することができる。特に、バースト性の光信号を受信する光受信器に好適に利用することができる。また、屋外での使用が想定される光受信器に取り分け好適に利用することができる。
1、1’ 光受信器
PD フォトダイオード
TIA トランスインピーダンスアンプ
10,10’ モニタ回路
11 カレントミラー回路
11a 入力点
11b 出力点
12,12’ 出力回路
Rm1,Rm2 負荷抵抗
Im,Vm モニタ電流,モニタ電位
Ib,Vb オフセット電流、オフセット電位

Claims (6)

  1. 入力点が光検出器に接続され、該入力点から入力された入力電流に比例したモニタ電流を出力するカレントミラー回路と、
    上記カレントミラー回路の入力点に対して、上記光検出器と並列に接続された負荷抵抗と、
    上記モニタ電流に比例したモニタ電位と、上記モニタ電流と同時に上記負荷抵抗を流れるオフセット電流に比例したオフセット電位との電位差を示すモニタ信号を出力する出力回路と、を備えており、
    上記モニタ電流を上記モニタ電位に変換するための抵抗の抵抗値と、上記オフセット電流を上記オフセット電位に変換するための抵抗の抵抗値との比が、上記カレントミラー回路のカレントミラー比に一致する、
    ことを特徴とするモニタ回路。
  2. 上記出力回路は、上記モニタ電位を非反転入力とし、上記オフセット電位を反転入力とする差動増幅回路である、
    ことを特徴とする請求項に記載のモニタ回路。
  3. 入力点が光検出器に接続され、該入力点から入力された入力電流に比例したモニタ電流を出力するカレントミラー回路と、上記カレントミラー回路の入力点に対して、上記光検出器と並列に接続された負荷抵抗と、を備えたモニタ回路を用いたモニタ信号の出力方法であって、
    上記モニタ電流に比例したモニタ電位と、上記モニタ電流と同時に上記負荷抵抗を流れるオフセット電流に比例したオフセット電位との電位差を示すモニタ信号を出力する工程を含んでおり、
    上記モニタ電流を上記モニタ電位に変換するための抵抗の抵抗値と、上記オフセット電流を上記オフセット電位に変換するための抵抗の抵抗値との比が、上記カレントミラー回路のカレントミラー比に一致する、
    ことを特徴とするモニタ信号の出力方法。
  4. 入力点が光検出器に接続され、該入力点から入力された入力電流に比例したモニタ電流を出力するカレントミラー回路と、
    上記カレントミラー回路の入力点に対して、上記光検出器と並列に接続された負荷抵抗と、
    上記モニタ電流に比例したモニタ電位を示すモニタ信号と共に、上記モニタ電流と同時に上記負荷抵抗を流れるオフセット電流に比例したオフセット電位を示すオフセット信号を出力する出力回路と、を備えており、
    上記モニタ電流を上記モニタ電位に変換するための抵抗の抵抗値と、上記オフセット電流を上記オフセット電位に変換するための抵抗の抵抗値との比が、上記カレントミラー回路のカレントミラー比に一致する、
    ことを特徴とするモニタ回路。
  5. 入力点が光検出器に接続され、該入力点から入力された入力電流に比例したモニタ電流を出力するカレントミラー回路と、上記カレントミラー回路の入力点に対して、上記光検出器と並列に接続された負荷抵抗と、を備えたモニタ回路を用いたモニタ信号の出力方法であって、
    上記モニタ電流に比例したモニタ電位を示すモニタ信号と共に、上記モニタ電流と同時に上記負荷抵抗を流れるオフセット電流に比例したオフセット電位を示すオフセット信号を出力する工程を含んでおり、
    上記モニタ電流を上記モニタ電位に変換するための抵抗の抵抗値と、上記オフセット電流を上記オフセット電位に変換するための抵抗の抵抗値との比が、上記カレントミラー回路のカレントミラー比に一致する、
    ことを特徴とするモニタ信号の出力方法。
  6. 請求項1、2、又は4の何れか1項に記載のモニタ回路と、上記光検出器とを備えた光受信器。
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