JP5374185B2 - 仮設階段用踏み板及びこれを用いた仮設階段 - Google Patents

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Description

本発明は、建設現場の枠組足場等に使用される仮設階段用踏み板及びこれを用いた仮設階段に関するものである。
従来、左右一対の側枠間に踏み板を一定間隔で設け、各側枠の上端部及び下端部には端部キャップを被着すると共に掛止用フックを取り付けてなる枠組足場用階段が知られている。
この枠組足場用階段は、傾斜状に配置される左右の側枠に、踏み板を、各踏み板の左右両端面が両側枠の内側面に当接し且つ各踏み板の前後側端部が側枠から前後方向に突出するように夫々水平姿勢で取り付けられている(特許文献1参照)。
特開2006−241674号公報
上記従来の枠組足場用階段は、踏み板の端面が側枠の内側面に直接取り付けられているために、積み重ねようとしても側枠から突出する踏み板が上下段の側枠間に嵌りにくい。
本発明は、このような点に鑑みて、階段支持材に対向する外側面に突条を設けることにより、階段支持材との間で間隙を形成できる仮設階段用踏み板を提供することを目的とする。
また、本発明は、このような点に鑑みて、踏み板の階段支持材に対向する外側面に階段支持材との間で間隙を形成する突条を設けることにより、積み重ねる際に階段支持材の間に踏み板を嵌め込みやすい仮設階段を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、以下の技術的手段を採用した。
第1に、略矩形状の板材10と、この板材10の両端に取り付けられる端部材11とを
有し、複数本のボルト12で階段支持材9に長手方向に対して斜めに締結される仮設階段用踏み板であって、前記端部材11の階段支持材9に対向する外側面に、前記階段支持材9との間で間隙dを形成する突条13をボルト孔14の上下それぞれに少なくとも1条設けており、前記端部材11は、アルミ合金を押し出し成形し、前記板材10の端面に対向する対面部15と、この対面部15の幅方向両端から前記板材10側へ突出して前記板材10の端部に嵌合する上下フランジ16と、前記対面部15の階段支持材9に対向する外側面に全長にわたって突出する上下長尺突起17とを形成した後に、この上下長尺突起17の長手方向両端を削除して前記上下突条13を形成しており、前記上下突条13は、全長が階段支持材9により隠れる範囲に位置し、かつ、ボルト孔14の上下で階段支持材9に当接するように対面部15に形成されていることを特徴とする。
第2に、前記上下突条13は、端部材11の幅方向でボルト孔14と上下各フランジ16との間に位置し、かつ、階段支持材9による隠れる範囲に対応して対面部15の長手方向に沿ってずらして配置されていることを特徴とする。
第3に、複数の踏み板2と、これらの踏み板2を両側から支持し、かつ、踏み板2を水平にしたときに傾斜姿勢となる左右1対の階段支持材9と、この左右各階段支持材9の長手方向端部に取り付けられるつかみ金具5とを有し、前記踏み板2の端面には前記階段支持材9に複数本のボルト12で締結するボルト孔14を形成している仮設階段であって、前記踏み板2の階段支持材9に対向する外側面に、前記階段支持材9との間で間隙dを形成する突条13を前記ボルト孔14の上下それぞれに少なくとも1条設けており、前記踏み板2は略矩形状の板材10と、この板材10の両端に取り付けられる端部材11とを有し、前記端部材11は、アルミ合金を押し出し成形し、前記板材10の端面に対向する対面部15と、この対面部15の幅方向両端から前記板材10側へ突出して前記板材10の端部に嵌合する上下フランジ16と、前記対面部15の階段支持材9に対向する外側面に全長にわたって突出する上下長尺突起17とを形成した後に、この上下長尺突起17の長手方向両端を削除して前記上下突条13を形成しており、前記上下突条13は、全長が階段支持材9により隠れる範囲に位置し、かつ、ボルト孔14の上下で階段支持材9に当接するように対面部15に形成されていることを特徴とする。
これにより、端部材11の階段支持材9に対向する外側面に突条13をボルト孔14の上下それぞれに少なくとも1条設けているため、階段支持材9との間で間隙dを形成することができる。
また、突条13を階段支持材9により隠れる範囲に形成していることにより、複数の仮設階段1を積み重ねた時に、ひとつの仮設階段1の踏み板2は他の仮設階段1の階段支持材9との間でも間隙dを形成することができる。
さらに、端部材11の対面部15の階段支持材9に対向する外側面に全長にわたって長尺突起17を形成した後に、この長尺突起17の両端を削除して突条13を形成していることで、突条13を端部材11の押し出し成形で成形できる。
また、仮設階段1に、階段支持材9に対向する外側面に階段支持材9との間で間隙dを形成する突条13を踏み板2を用いることで、積み重ねる時に階段支持材9間に踏み板2を嵌め込みやすい仮設階段1を提供できる。
本発明に係る仮設階段用踏み板によると、階段支持材に対向する外側面に突条を設けることにより、階段支持材との間で間隙を形成できる。
また、本発明に係る仮設階段によると、踏み板の階段支持材に対向する外側面に階段支持材との間で間隙を形成する突条を設けることにより、積み重ねる際に階段支持材の間へ踏み板を嵌め込みやすくできる。
本発明に係る仮設階段用踏み板及び仮設階段の要部斜視図。 積み重ねた仮設階段の側面図。 図2におけるX−X線矢示図。 図2におけるY−Y線矢示図。 板材の側面図。 端部材の側面図。 図6におけるZ−Z線矢示図。 階段支持材の斜視図。 階段支持材の側面図。 階段支持材の平面図。 仮設階段の全体斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜11には、本発明の実施形態に係る仮設階段用の踏み板2及びこれを用いた仮設階段1が示されている。
この仮設階段1は、タワー式に組み上げた枠組足場などに設置する仮設階段であって、複数の踏み板2と、これらの踏み板2を両側から支持する細長い階段支持材9と、この各階段支持材9の両端に複数本(本実施形態では2本)のボルト6で取り付けられるつかみ金具5とを有している。また、この仮設階段1は、運搬時等において同一構造の仮設階段1同士を積み重ねる。
図1〜7、11に示されたように、各踏み板2は、階段支持材9間にその長手方向に沿って所定間隔に複数本(本実施形態では2本)のボルト12で締結されており、仮設階段1を設置した際に水平となるように階段支持材9の長手方向に対して斜めに取り付けられている。
各踏み板2は、略矩形状の板材10と、この板材10の両端に取り付けられる端部材11とを有している。
板材10は、押し出し成形されたアルミ合金製であって、平面視で略矩形状の上板部10aと、この上板部10aの幅方向両端に取り付けられる側部10bと、上板部10aの下面に取り付けられているボルト挿入部10cとを有している。なお、板材10成形時の押し出し方向を板材10の長手方向とする。
板材10の上板部10aは、板状体であって、上面には幅方向一定の間隔で長手方向に延びる滑り止め突起が施されている。
板材10の側部10bは、上板部10aの幅方向両端部と一体形成された断面略四角形状の部材であって、上板部10aの幅方向両端部の下面から所定長さだけ下方突出し且つ上板部10aの長手方向に沿って設けられている。
板材10のボルト挿入部10cは、上板部10aの幅方向中途部の下面から下方に延設しその先が断面略C字状の部材であって、上板部10aの長手方向に沿って上板部10aと一体形成されている。ボルト挿入部10cは、上板部10aの幅方向中央付近に一定の間隔を置いて2つ設けられ、これら各ボルト挿入部10cの両端面は階段支持材9と対向している。したがって、各ボルト挿入部10cは、その内部に階段支持材9側から挿通される前述のボルト12を挿入することができる。
ボルト挿入部10cの長手方向各端から所定距離(後述する端部材11のフランジ16の略突出長さ)離れた位置には、所定幅切り欠かれて形成された切欠部10dが設けられ、この切欠部10dにナット10eを嵌め込むことができる。このナット10eとボルト12とが締結することで、板材10は、端部材11を介在して階段支持材9に取り付けら
れる。
端部材11は、押し出し成形されたアルミ合金製であって、板材10の両端面に対向する対面部15と、この対面部15の上下端縁から板材10側へ突出しているフランジ16とを有して断面略コ字状に形成されている。端部材11は、階段支持材9と板材10との間に挟まれて配置される。なお、端部材11成形時の押し出し方向を端部材11の長手方向とする。
端部材11の対面部15は、側面視で細長い略矩形状であって、板材10の端面に当接し、押し出し成形による毳などを覆い隠している。対面部15の長手方向中途部には、ボルト12を挿通させるボルト孔14が長手方向に沿って2箇所形成されている。
図1〜4、6、7、11に示すように、端部材11の対面部15における階段支持材9に対向する外側面には、ボルト孔14の上下に突条13が1条ずつ設けられている。
各突条13は、対面部15の階段支持材9側の面から突出し、且つ対面部15の長手方向に沿って真っ直ぐ形成されている。したがって、端部材11を介して板材10を階段支持材9に取り付けると、踏み板2の外側面(階段支持材9側の面)と階段支持材9の内側面(踏み板2側の面)との間で間隙dを形成することができる。
また、上下の各突条13は、まず押し出し成形時に対面部15の長手方向の全長にわたって長尺突起17として形成される。そして、上下の各突条13が対面部15の長手方向に対して斜めに配置される階段支持材9にそれぞれが広範囲で当接するように、長尺突起17の両端で且つ階段支持材9により隠れる範囲外のみを、削り取る等によって削除される。この結果、各突条13は、階段支持材9と当接する範囲(つまり、階段支持材9により隠れる範囲)のみに形成されるように、対面部15の長手方向に沿ってずらして配置されている。
したがって、複数の仮設階段1を積み重ねた時に、ひとつの仮設階段1における踏み板2の外側面は他の仮設階段1における階段支持材9の内側面から間隙dだけ離れており、踏み板2の長手方向の寸法は左右の階段支持材9間の距離よりも小さくなり、仮設階段1を積み重ねる際に左右階段支持材9内へ踏み板2を嵌め込みやすくなる。
なお、各突条13の両端面は、突条13の長手方向と直角に削り取っているが、階段支持材9により隠れるのであれば、階段支持材9に対応するように突条13の長手方向に対して斜めに削り取ってもよい。
端部材11のフランジ16は、平面視で細長い略矩形状であって、板材10の各端部を上下から挟み込んで嵌合するように、端部材11の対面部15の上下端(幅方向両端)から板材10側へそれぞれ突出している。フランジ16の突出長さは、ボルト挿入部10cにおける長手方向各端から各切欠部10dまでの距離と略同一又はやや短い。したがって、板材10に端部材11を嵌め込んだ後でも、支障なくボルト挿入部10cの切欠部10dにナット10eを嵌め込むことができる。
階段支持材9は、適宜長さで左右1対の支柱状体を適宜間隔で平行に配設したものであって、押し出し成形されたアルミ合金製である。
図8〜10に示されたように、階段支持材9は、断面略コ字状のチャンネル材であって、踏み板2を取り付ける中央壁3と、この中央壁3の幅方向両端から踏み板2とは反対側へ延設するフランジ4とを有している。なお、階段支持材9成形時の押し出し方向を階段支持材9の長手方向とする。
階段支持材9の中央壁3は、細長い板状体であって、その幅方向略中央には長手方向に延びる凹溝8が形成されている。また、中央壁3の長手方向両端部で且つ凹溝8の後述する底部8bには、つかみ金具5を締結するボルト6を挿通させるボルト孔7が形成されている。
凹溝8は、中央壁3の幅方向略中央から階段支持材9側へ断面略コ字状突出部分を形成することにより、その踏み板2側の面に形成されるものであり、中央壁3の長手方向の全長にわたって形成されている。つまり、凹溝8は、中央壁3の幅方向中央から幅方向に所定距離ずつ離れた位置から踏み板2とは反対側へそれぞれ延設する側壁8aと、これら側壁8aの延設した先端をつなぐように中央壁3の幅方向にわたって中央壁3と略平行に形成された底部8bを有している。この底部8bであって中央壁3の各端部には、中央壁3の長手方向に沿ってボルト孔7が2箇所に設けられている。
凹溝8の溝幅は、つかみ金具5を取り付けるボルト6のボルト頭6aの2面幅、つまり、ボルト6のボルト頭6aの対向する2面と略同一の幅を有しており、凹溝8の深さ(中央壁3から底部8bまでの距離)は、ボルト頭6aの厚みと略同一又はより深くなっている。
したがって、ボルト6を踏み板2側からボルト孔7に挿通すると、凹溝8にボルト頭6a全体が陥没しうると共に、ボルト6のボルト頭6aの対向する2面と凹溝8の側壁8aとが当接してボルト6の回り止めをすることができる。
階段支持材9の中央壁3には、踏み板2を取り付ける際にボルト12を挿通するための挿通孔18が設けられている。
挿通孔18は1つの踏み板2に対して2つずつ形成されている。つまり、踏み板2は、階段支持材9の断面略コ字状内方側から挿通する2本のボルト12で締結されている。また、各挿通孔18は、凹溝8を挟んだ中央壁3にそれぞれ1つずつ配置され、階段支持材9の長手方向に対して斜めに取り付けられる踏み板2を締結しうるように中央壁3の長手方向に沿ってずれた位置に設けられている。
階段支持材9のフランジ4は、細長い板状体であって、中央壁3の幅方向両端から踏み板2とは反対側へ延設している。フランジ4の表面、つまり、階段支持材9における断面略コ字状外方側の面には、フランジ4の幅方向略中央に長手方向に沿った細い溝4aが刻まれている。また、フランジ4の幅方向における踏み板2とは反対側の端部4bは、フランジ4の裏面側、つまり、階段支持材9における断面略コ字状内方側へ若干突出している。したがって、これらの溝4aと端部4bとは、階段支持材9を手で握った際の滑り止めとなる。
図1〜3、11に示すように、つかみ金具5は、枠組足場のパイプ状の横架材Wに仮設階段1を掛け止めるためのものであり、各階段支持材9の両端にそれぞれ取り付けられている。それぞれのつかみ金具5は、フック部材5aと、ロック部材5bとを有している。
つかみ金具5のフック部材5aは、略円弧状で鉤状の部材であって、枠組足場の横架材Wに係止して階段支持材9を傾斜状に設置できる。また、各階段支持材9の両端に取り付けられたフック部材5aのすべてが同一の方向に開口している。
つかみ金具5のロック部材5bは、フック部材5aの開口部分の基部側に略円弧状のフック部材5aの周方向に沿って摺動可能に取り付けられている。
なお、図3に示すように、いずれのつかみ金具5においても、ロック部材5bはフック部材5aの同一側方(左方)側に取り付けられており、複数の仮設階段1を積み重ねた際に、上下で隣接する仮設階段1の各つかみ金具5が側面視(階段支持材9のフランジ4の延設方向)において重なっていても、フック部材5aとロック部材5bとが当接することはない。
図2に示したように、前述した仮設階段1は、複数の踏み板2を階段支持材9の長手方向において一定の距離Aごとの間隔をあけて設けている。
また、最上段の踏み板2から階段支持材9上端のつかみ金具5におけるフック部材5aの円弧中心までの距離Bと、最下段の踏み板2から階段支持材9下端のつかみ金具5におけるフック部材5aの円弧中心までの距離Cとの和は、前述の距離Aと略同一である。
したがって、ある仮設階段1上端のつかみ金具5を係止する横架材Wに対し1段上の仮設階段1下端のつかみ金具5を係止する場合には、ある仮設階段1の最上段の踏み板2から1段上の仮設階段1の最下段の踏み板2までの距離が距離Aと略同一となり、枠組足場の各階を行き来する複数の仮設階段1を連続して設置しても、複数の仮設階段1にわたる踏み板2のピッチが変わらない。
また、距離Bは距離Cより小さい、つまり、最上段の踏み板2の方が最下段の踏み板2よりも階段支持材9の端部近くに設けられている。
これにより、階段支持材9に対して複数の踏み板2は全体的に上寄りに配置されることとなり、設置した仮設階段1上端から少し離れた位置に上階の足場がある場合でも、上寄りに配置された最上段の踏み板2を足場にすることで、上階へ乗り移りやすくなる。
さらに、上寄りに設けられた最上段の踏み板2は、階段支持材9上端のつかみ金具5を締結するボルト6と階段支持材9の長手方向でオーバラップしている。
詳しくは、階段支持材9の両端を上下方向に垂直に揃えて複数の仮設階段1を積み重ねようとした時に、ひとつの仮設階段1における最上段の踏み板2の階段支持材9上端寄りの端部が、側面視において1段下の他の仮設階段1における階段支持材9上端のつかみ金具5の階段支持材9上端寄りのボルト6と重なるような位置に、最上段の踏み板2が配置されている。
しかし、このボルト6のボルト頭6aは、全体が階段支持材9の凹溝8に陥没しているため、前述の踏み板2の端部とボルト6とが当接しない。
したがって、複数の仮設階段1を階段支持材9の両端を上下方向に垂直に揃えて積み重ねることができる。さらに、つかみ金具5のボルト6が凹溝8に完全に埋没し、階段支持材9の中央壁3から踏み板2側へ突出しているものがないため、踏み板2の大きさや形状の制限はない。
また、踏み板2の階段支持材9に対向する外側面には突条13が設けられており、複数の仮設階段1を積み重ねた時に、ひとつの仮設階段1における踏み板2と他の仮設階段1における階段支持材9とは間隙dだけ離れている。
したがって、踏み板2の長手方向の寸法は左右の階段支持材9間の距離よりも小さく、踏み板2と階段支持材9とが互いに当接することはないため、仮設階段1を積み重ねる際の抵抗がなく、仮設階段1を互いに嵌め込みやすくなる。
図11に示すように、仮設階段1のつかみ金具5を横架材Wに係止させる際には、ロック部材5bをフック部材5aの基部側へ引き上げてからフック部材5aを横架材Wに引っ掛け、その後ロック部材5bを通常の位置に戻すこととなる。したがって、つかみ金具5の横架材Wに対する係止状態がロックされ、仮設階段1が横架材Wから容易に外れることはない。
図2に示すように、階段支持材9上下端部の一方の角を側面視で削っており、積み重ねた複数の仮設階段1のうち最上段の仮設階段1を持ち上げる際、階段支持材9端部のうちいずれから持ち上げたとしても、階段支持材9の角がつかえることはない。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。仮設階段1等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
踏み板2の板材10、端部材11及び階段支持材9は、押し出し成形でなく、板金、鋳造等によって形成されていてもよく、ステンレス、グラスファイバー、スチール又はFRP製であってもよい。
つかみ金具5は、階段支持材9の上端側にのみ取り付けられていてもよい。
つかみ金具5のロック部材5bは、バネ等の付勢手段によって、フック部材5aの開口部分を閉じる方向へ付勢されていてもよい。
階段支持材9の凹溝8は、長手方向一端部のつかみ金具5の周辺にのみ形成されていてもよい。
突条13は、ボルト孔14の上下それぞれに2つ以上設けられていてもよく、各突条13が端部材11の長手方向に沿わず、略ハ字状など斜めに取り付けられていてもよい。
1 仮設階段
2 踏み板
9 階段支持材
10 板材
11 端部材
12 ボルト
13 突条
14 ボルト孔
15 端部材の対面部
16 端部材のフランジ
17 長尺突起
d 間隙

Claims (3)

  1. 略矩形状の板材(10)と、この板材(10)の両端に取り付けられる端部材(11)とを有し、複数本のボルト(12)で階段支持材(9)に長手方向に対して斜めに締結される仮設階段用踏み板であって、
    前記端部材(11)の階段支持材(9)に対向する外側面に、前記階段支持材(9)との間で間隙(d)を形成する突条(13)をボルト孔(14)の上下それぞれに少なくとも1条設けており、
    前記端部材(11)は、アルミ合金を押し出し成形し、前記板材(10)の端面に対向する対面部(15)と、この対面部(15)の幅方向両端から前記板材(10)側へ突出して前記板材(10)の端部に嵌合する上下フランジ(16)と、前記対面部(15)の階段支持材(9)に対向する外側面に全長にわたって突出する上下長尺突起(17)とを形成した後に、この上下長尺突起(17)の長手方向両端を削除して前記上下突条(13)を形成しており、
    前記上下突条(13)は、全長が階段支持材(9)により隠れる範囲に位置し、かつボルト孔(14)の上下で階段支持材(9)に当接するように対面部(15)に形成されていることを特徴とする仮設階段用踏み板。
  2. 前記上下突条(13)は、端部材(11)の幅方向でボルト孔(14)と上下各フランジ(16)との間に位置し、かつ階段支持材(9)による隠れる範囲に対応して対面部(15)の長手方向に沿ってずらして配置されていることを特徴とする請求項1に記載の仮設階段用踏み板。
  3. 複数の踏み板(2)と、これらの踏み板(2)を両側から支持し、かつ踏み板(2)を水平にしたときに傾斜姿勢となる左右1対の階段支持材(9)と、この左右各階段支持材(9)の長手方向端部に取り付けられるつかみ金具(5)とを有し、前記踏み板(2)の端面には前記階段支持材(9)に複数本のボルト(12)で締結するボルト孔(14)を形成している仮設階段であって、
    前記踏み板(2)の階段支持材(9)に対向する外側面に、前記階段支持材(9)との間で間隙(d)を形成する突条(13)を前記ボルト孔(14)の上下それぞれに少なくとも1条設けており、
    前記踏み板(2)は略矩形状の板材(10)と、この板材(10)の両端に取り付けられる端部材(11)とを有し、
    前記端部材(11)は、アルミ合金を押し出し成形し、前記板材(10)の端面に対向する対面部(15)と、この対面部(15)の幅方向両端から前記板材(10)側へ突出して前記板材(10)の端部に嵌合する上下フランジ(16)と、前記対面部(15)の階段支持材(9)に対向する外側面に全長にわたって突出する上下長尺突起(17)とを形成した後に、この上下長尺突起(17)の長手方向両端を削除して前記上下突条(13)を形成しており、
    前記上下突条(13)は、全長が階段支持材(9)により隠れる範囲に位置し、かつボルト孔(14)の上下で階段支持材(9)に当接するように対面部(15)に形成されていることを特徴とする仮設階段。
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