JP3331171B2 - 階段廻り部の構造 - Google Patents

階段廻り部の構造

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JP3331171B2
JP3331171B2 JP10337998A JP10337998A JP3331171B2 JP 3331171 B2 JP3331171 B2 JP 3331171B2 JP 10337998 A JP10337998 A JP 10337998A JP 10337998 A JP10337998 A JP 10337998A JP 3331171 B2 JP3331171 B2 JP 3331171B2
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真司 南祇
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ささら桁の内側面
に対し蹴込み板の一側端縁が、階段の昇り方向側が鋭角
になって斜めに突き当たる階段廻り部の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図1乃至図3に示すような一部が廻り部
Bとなった階段Aは従来からあったが、図8に示すよう
に、ささら桁1の内側面に対し、階段Aの昇り方向側が
鋭角になって斜めに突き当たる蹴込み板2の一側端縁
は、ささら桁1の内側面に形成された縦溝13内に挿入
されて収められていた。又、縦溝13は蟻溝状ではある
が、蹴込み板2の一側端縁は斜めに挿入されるため、蹴
込み板2と縦溝13の前端縁の間には隙間が形成される
ことが多く、その隙間を塞ぐ化粧シート14が、ささら
桁1の前端縁から蹴込み板2に至る範囲にささら桁1内
側面と縦溝13を完全に被覆して貼着されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、化粧シ
ートは引っかきに弱く、工場からの搬送時、施工期間中
は勿論、入居後においても剥がれたり、伸縮によるシワ
が発生することがあった。又、製造時、施工時のどちら
で貼着しても幅の狭い位置に化粧シートを貼るため作業
に非常に手間がかかっていた。
【0004】本発明は上記従来の問題を解消せんとして
発明したものであって、化粧シートをなくすることによ
って、化粧シートの剥がれやシワの発生、非常に手間が
かかる貼着作業をなくし、品質問題の解消、製造、施工
時の工数の削減、材料減少によるコストダウンを図り、
更には、製造、施工時のバラツキによる仕上がりの差異
をなくすることによって必ず美麗な収まりとすることを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解決
するため本発明の階段廻り部の構造は、ささら桁の内側
面に対し蹴込み板の一側端縁が、階段の昇り方向側が鋭
角になって斜めに突き当たる部位の階段廻り部の構造に
おいて、前記蹴込み板の一側端縁をささら桁の上縁及び
前縁に沿って取り付けられた雑巾摺りの垂直部の切り込
み空間内に挿入して成ることを特徴としている。このよ
うな構成とすることで、化粧シートをなくすることがで
き、化粧シートの剥がれやシワの発生、非常に手間がか
かる貼着作業がなくなり、品質問題の解消、製造、施工
時の工数の削減、材料減少によるコストダウンを図るこ
とができる。更には、製造、施工時のバラツキによる仕
上がりの差異がなくなるので、美麗な収まりとすること
ができるものである。
【0006】又、雑巾摺りの垂直部の切り込み空間は、
階段の昇り方向側面に形成されており、ささら桁の前縁
にも前記切り込み空間につながる切り込み開口部が形成
されており、蹴込み板の一側端縁は前記ささら桁の切り
込み開口部から雑巾摺りの切り込み空間内に挿入されて
いることが、更に、製造、施工時のバラツキによる仕上
がりの差異がなくなり、雑巾摺りの表面にも加工を施さ
ないので、必ず美麗な収まりとすることができる点で望
ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図1乃至図3において、本発明
の階段廻り部の構造は、ささら桁1の内側面に対し蹴込
み板2の一側端縁が、階段Aの昇り方向側が鋭角になっ
て斜めに突き当たる部位の階段廻り部の構造において、
前記蹴込み板2の一側端縁をささら桁1の段状になった
上縁及び前縁に連続して取り付けられた雑巾摺り3の垂
直部の切り込み空間4内に挿入して構成される。
【0008】階段Aは、昇り口6を形成し90度進行方
向を変える廻り部Bと、廻り部Bの上方に連続し上階に
達する直行部Cより構成されており、直行部Cの両側面
と、廻り部Bの昇り口6側を除く直交する側面には外
壁、間仕切り壁等の壁Dが階段Aに沿う形で設けられて
いる。
【0009】廻り部Bは平面略正方形であり、一隅部か
ら放射状に複数枚の蹴込み板2が順次高さを変えて突出
するようにして設けられており、これら順次高さを変え
て設けられた隣り合う蹴込み板2の上端縁と下端縁をつ
なぐ形で略四角形或いは略三角形等の複数枚の踏み板7
が水平に設けられ階段Aの各段を形成している。又、各
踏み板7の前縁に沿ってその上面には帯状の滑り止め8
が取り付けられている。更に、前記した直交する各壁D
に沿って二枚のささら桁1が夫々設けられている。ささ
ら桁1はその上部が蹴込み板2及び踏み板7の上面に沿
って段状に形成されており、その上縁及び前縁に連続し
て水平部と垂直部が交互になったジグザク状の雑巾摺り
3が取り付けられている。
【0010】各蹴込み板2はその一側端縁が、図4乃至
図6に示すように、雑巾摺り3の垂直部に沿ってささら
桁1の前縁に沿って内側面側の角部を切り欠いて形成さ
れた後述する切り込み開口部5からその内部に挿入され
ている。特にこれら蹴込み板2のうち、階段Aの昇り方
向側が鋭角になって斜めに突き当たる蹴込み板2の一側
端縁は、図4に示すように、前記切り込み開口部5から
雑巾摺り3の垂直部の切り込み空間4に挿入されてい
る。この切り込み空間4は、階段Aの昇り方向側面に前
記切り込み開口部5に連続して形成されており、横断面
レ字形に切り欠かれた形状である。
【0011】尚、図7に示すように、ささら桁1の段状
の上縁及び前縁に沿ってその内側面側の角部が剥ぎ取る
ように切り欠かれており、前記したように前縁側は切り
込み開口部5、又、上縁側は踏み板7の端部が載せられ
る踏み板支持部9となっている。
【0012】直行部Cは平面略長方形であり、両側面の
壁Dに沿って階段Aの昇り方向に向かい次第に高くなる
ように斜めに設けられた長尺板状の一対の側桁10と、
それら側桁10間に順次高さを変えて配置された複数枚
の蹴込み板2と、隣り合う蹴込み板2の上端縁と下端縁
をつなぐ形で水平に設けられた複数枚の踏み板7より構
成されており、側桁10の傾斜した上縁に沿って雑巾摺
り3が取り付けられている。この雑巾摺り3のうち一方
の雑巾摺り3は、廻り部Bのささら桁1の上縁及び前縁
に沿って取り付けられた雑巾摺り3と連続している。
尚、11は手摺りであり、12は壁Dとささら桁1の間
に形成される隙間を埋める板状のスペーサーである。
【0013】
【発明の効果】本発明は、ささら桁の内側面に対し蹴込
み板の一側端縁が、階段の昇り方向側が鋭角になって斜
めに突き当たる部位の階段廻り部の構造において、前記
蹴込み板の一側端縁をささら桁の上縁及び前縁に沿って
取り付けられた雑巾摺りの垂直部の切り込み空間内に挿
入して成ることを特徴とするので、化粧シートの剥がれ
やシワの発生、非常に手間がかかる貼着作業がなくな
り、品質問題の解消、製造、施工時の工数の削減、材料
減少によるコストダウンを図ることができる。更には、
製造、施工時のバラツキによる仕上がりの差異がなくな
るので、美麗な収まりとすることができる。
【0014】雑巾摺りの垂直部の切り込み空間は、階段
の昇り方向側面に形成されており、ささら桁の前縁にも
前記切り込み空間につながる切り込み開口部が形成され
ており、蹴込み板の一側端縁は前記ささら桁の切り込み
開口部から雑巾摺りの切り込み空間内に挿入されている
ことを特徴とするので、更に、製造、施工時のバラツキ
による仕上がりの差異がなくなり、雑巾摺りの表面にも
加工を施さないので、必ず美麗な収まりとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】階段全体を示す平面図である。
【図2】階段の廻り部を示す平面図である。
【図3】階段全体を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の一例を示し、雑巾摺りの
水平部を省いた図2のa部の拡大平面図である。
【図5】雑巾摺りの水平部を省いた図2のb部の拡大平
面図である。
【図6】雑巾摺りの水平部を省いた図2のc部の拡大平
面図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例のささら桁を示す要
部拡大斜視図である。
【図8】従来例を示す雑巾摺りの水平部を省いた図2の
a部の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 ささら桁 2 蹴込み板 3 雑巾摺り 4 切り込み空間 5 切り込み開口部 A 階段 B 廻り部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ささら桁の内側面に対し蹴込み板の一側端
    縁が、階段の昇り方向側が鋭角になって斜めに突き当た
    る部位の階段廻り部の構造において、前記蹴込み板の一
    側端縁をささら桁の上縁及び前縁に沿って取り付けられ
    た雑巾摺りの垂直部の切り込み空間内に挿入され、雑巾
    摺りの垂直部の切り込み空間は、階段の昇り方向側面に
    形成されており、ささら桁の前縁にも前記切り込み空間
    につながる切り込み開口部が形成されており、蹴込み板
    の一側端縁は前記ささら桁の切り込み開口部から雑巾摺
    りの切り込み空間内に挿入されていることを特徴とする
    階段廻り部の構造。
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