JP5366767B2 - 調査システム及び調査方法 - Google Patents

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本発明は、調査対象者に対する、複数の選択肢を有する複数の調査項目についての調査を行う調査システム、及び、当該調査システムにおける調査方法に関する。
従来、例えば1年に一度の周期で、所定の調査対象者に対する、多数の調査項目からなる調査(ACR調査)が行われている(例えば、特許文献1参照)。例えば、ACR調査として、テレビ番組を視聴した者の比率である接触率(視聴率)と、当該テレビ番組とともに放送されるCMに対応する商品又は役務を利用した者の比率である利用率との調査が行われる場合には、CMの視聴と商品又は役務の利用とが対応付けられ、商品又は役務の利用者に対する、どの程度の利用者がCMを視聴したか、すなわち、CMによる広告効果がどの程度であるかを把握することが可能である。
特開2005−85207号公報
上述したACR調査は、本来は、1年に一度の周期よりも短い周期、例えば、1ヶ月に一度程度の周期で行われることが望ましい。
しかしながら、ACR調査は、調査項目が多く、調査対象者が調査用紙に記入する等の負担が発生するために、頻繁な調査は困難である。このため、調査対象者の負担を増やすことなく、高頻度で適切な調査結果を取得することが要求されている。
上記問題点に鑑み、本発明は、調査対象者の負担を増やすことなく、高頻度で適切な調査結果を取得することが可能な調査システム、及び、調査方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、調査対象者に対する、複数の選択肢を有する複数の調査項目についての調査を行う調査システムであって、第1の調査対象者に対して行われる第1の調査において、第1の調査項目における第1の選択肢を選択した者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第1の回答者比率と、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択しなかった者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択せず、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第2の回答者比率とを取得する第1の取得部(ACR調査結果取得部152)と、第2の調査対象者に対して行われる第2の調査において、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択した者の比率である第3の回答者比率と、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択しなかった者の比率である第4の回答者比率とを取得する第2の取得部(簡易調査結果取得部154)と、前記第1の回答者比率、前記第2の回答者比率、前記第3の回答者比率及び前記第4の回答者比率に基づいて、前記第2の調査対象者に対して、前記第2の調査項目についての調査が行われたと仮定した場合に、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第5の回答者比率を取得する第3の取得部(推定部156)とを備えることを要旨とする。
このような調査システムは、第1の調査対象者に対して行われる第1の調査において、第1の調査項目における第1の選択肢を選択した者に対する、第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第1の回答者比率と、第1の調査項目における第1の選択肢を選択しなかった者に対する、第1の調査項目における第1の選択肢を選択せず、且つ、第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第2の回答者比率とを取得する。
一方、調査システムは、第2の調査対象者に対して行われる第2の調査において、第2の調査対象者に対する、第1の調査項目における第1の選択肢を選択した者の比率である第3の回答者比率と、第2の調査対象者に対する、第1の調査項目における第1の選択肢を選択しなかった者の比率である第4の回答者比率とを取得する。更に、調査システムは、第1乃至第4の回答者比率に基づいて、第2の調査対象者に対して、第2の調査項目についての調査が行われたと仮定した場合に、第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者に対する、第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第5の回答者比率を取得する。
すなわち、第2の調査対象者について行われる第2の調査において、調査対象者の負担を軽減すべく、第2の調査項目についての調査が行われない場合であっても、当該第2の調査項目についての調査を行ったと同様の調査結果を得ることができる。
本発明の第2の特徴は、前記第3の取得部は、前記第1の回答者比率と前記第3の回答者比率とを乗算して、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第6の回答者比率を取得し、前記第2の回答者比率と前記第4の回答者比率とを乗算して、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択せず、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第7の回答者比率を取得することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、前記第3の取得部は、前記第6の回答者比率を、前記第6の回答者比率と前記第7の回答者比率とを加算した値で除算することにより、前記第5の回答者比率を算出することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、調査対象者に対する、複数の選択肢を有する複数の調査項目についての調査を行う調査システムにおける調査方法であって、前記調査システムが、第1の調査対象者に対して行われる第1の調査において、第1の調査項目における第1の選択肢を選択した者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第1の回答者比率と、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択しなかった者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択せず、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第2の回答者比率とを取得するステップと、前記調査システムが、第2の調査対象者に対して行われる第2の調査において、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択した者の比率である第3の回答者比率と、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択しなかった者の比率である第4の回答者比率とを取得するステップと、前記調査システムが、前記第1の回答者比率、前記第2の回答者比率、前記第3の回答者比率及び前記第4の回答者比率に基づいて、前記第2の調査対象者に対して、前記第2の調査項目についての調査が行われたと仮定した場合に、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第5の回答者比率を取得するステップとを備えることを用紙とする。
本発明の第5の特徴は、前記第5の回答者比率を取得するステップは、前記調査システムが、前記第1の回答者比率と前記第3の回答者比率とを乗算して、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第6の回答者比率を取得し、前記第2の回答者比率と前記第4の回答者比率とを乗算して、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択せず、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第7の回答者比率を取得することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、前記第5の回答者比率を取得するステップは、前記調査システムが、前記第6の回答者比率を、前記第6の回答者比率と前記第7の回答者比率とを加算した値で除算することにより、前記第5の回答者比率を算出することを要旨とする。
本発明によれば、調査対象者の負担を増やすことなく、高頻度で適切な調査結果を取得することが可能となる。
本発明の実施形態に係る調査システムの構成図である。 本発明の実施形態に係る、接触率調査、ACR調査及び利用者接触率算出のスケジュールの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る、利用者接触率算出の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る調査システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る、加入者利用率算出の一例を示す図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)調査システムの構成
図1は、本発明の第1の実施形態に係る調査システムの構成図である。調査システム10は、例えばサーバやパーソナルコンピュータであり、制御部102、記憶部103、通信部106、モニタ110及び操作部116を含む。
制御部102は、例えばCPUによって構成され、調査システム10が具備する各種機能を制御する。記憶部103は、例えばメモリによって構成され、調査システム10における制御などに用いられる各種情報を記憶する。
通信部106は、図示しない他の通信装置との間で通信を行う。モニタ110は、制御部102を介して受信した画像を表示したり、操作内容を表示したりする。操作部116は、テンキーやファンクションキーなどによって構成され、作業者の操作内容を入力するために用いられるインタフェースである。
制御部102は、ACR調査結果取得部152、簡易調査結果取得部154及び推定部156を含む。以下、第1実施形態乃至第3実施形態のそれぞれについて説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態では、調査システム10は、調査対象者に対する、テレビ放送の時間帯毎の接触率(視聴率)と、商品又は役務の利用率としての生命保険の加入率とを結びつける調査を行う。
(制御部の構成)
制御部102内のACR調査結果取得部152は、第1の周期で行われる第1の調査に対応するACR調査の結果を取得する。図2に示すように、ACR調査は、1年に一度、所定の期間(例えば2週間)行われ、少なくとも複数の調査対象者(第1の調査対象者)による、テレビ放送の時間帯毎の視聴状況と、生命保険の加入状況とを調査項目とするものである。所定時間帯毎のテレビ放送の視聴状況の調査項目は、見た、見ないの2つの選択肢からなる。また、生命保険の加入状況は、加入している、加入していないの2つの選択肢からなる。
具体的には、ACR調査結果取得部152は、通信部106を介して、外部の通信装置(例えば、第1の調査対象者が所有するテレビ受像機に取り付けられた視聴率調査機)からの第1の調査対象者毎の所定時間帯毎(例えば、1分毎)のテレビ放送の視聴状況を取得する。取得される視聴状況には、対応する時間帯の情報と、視聴状況の情報(見た、見ないのいずれかの情報)とが含まれる。また、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者によって調査用紙に記入された生命保険の加入状況の調査結果を、作業者による操作部116の操作に応じて入力する。更に、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間毎のテレビ放送の視聴状況と、生命保険の加入状況との組み合わせを記憶部103に記憶させる。
その後、ACR調査結果取得部152は、記憶部103に記憶された、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎のテレビ放送の視聴状況及び生命保険の加入状況の組み合わせを読み出す。
次に、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎のテレビ放送の視聴状況及び生命保険の加入状況の組み合わせに基づいて、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴した第1の調査対象者に対する、生命保険に加入している者の比率である第1接触者利用率を算出する。また、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎のテレビ放送の視聴状況及び生命保険の加入状況の組み合わせに基づいて、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴しなかった第1の調査対象者に対する、生命保険に加入している者の比率である第1非接触者利用率を算出する。
次に、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎のテレビ放送の視聴状況及び生命保険の加入状況の組み合わせのうち、第1の所定時間帯と視聴状況が「見た」を含むものを抽出し、その数(第1の接触者数)を導出する。更に、ACR調査結果取得部152は、抽出した第1の調査対象者毎の第1の所定時間帯におけるテレビ放送の視聴状況及び生命保険の加入状況の組み合わせのうち、生命保険の加入状況が「加入」を含むものを抽出し、その数(第1の利用者数)を導出する。更に、ACR調査結果取得部152は、第1の利用者数を第1の接触者数で除算することで、第1接触者利用率を算出する。
また、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎のテレビ放送の視聴状況及び生命保険の加入状況の組み合わせのうち、第1の所定時間帯と視聴状況が「見ない」を含むものを抽出し、その数(第1の非接触者数)を導出する。更に、ACR調査結果取得部152は、抽出した第1の調査対象者毎の第1の所定時間帯におけるテレビ放送の視聴状況及び生命保険の加入状況の組み合わせのうち、生命保険の加入状況が「加入」を含むものを抽出し、その数(第2の利用者数)を導出する。更に、ACR調査結果取得部152は、第2の利用者数を第1の非接触者数で除算することで、第1非接触者利用率を算出する。
簡易調査結果取得部154は、第2の周期で行われる第2の調査に対応する接触率調査の結果を取得する。第1実施形態と同様、接触率調査は、1ヶ月に一度行われ、複数の調査対象者(第2の調査対象者)による、所定時間帯毎のテレビ放送の視聴状況を調査項目とする。所定時間帯毎のテレビ放送の視聴状況の調査項目は、見た、見ないの2つの選択肢からなる。なお、第2の調査対象者は、第1の調査対象者と同一、一部同一でもよく、更には異なっていてもよい。
具体的には、簡易調査結果取得部154は、通信部106を介して、外部の通信装置(例えば、第2の調査対象者が所有するテレビ受像機に取り付けられた視聴率調査機)からの第2の調査対象者毎の所定時間帯毎(例えば、1分毎)のテレビ放送の視聴状況を取得する。取得される視聴状況には、対応する時間帯の情報と、視聴状況の情報(見た、見ないのいずれかの情報)とが含まれる。取得された第2の調査対象者毎の所定時間帯毎のテレビ放送の視聴状況は記憶部103に記憶される。
その後、簡易調査結果取得部154は、記憶部103に記憶された、第2の調査対象者毎の所定時間帯毎のテレビ放送の視聴状況を読み出す。
次に、簡易調査結果取得部154は、第2の調査対象者毎の所定時間帯毎のテレビ放送の視聴状況に基づいて、全ての第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴した者の比率である接触率を算出するとともに、全ての第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴しなかった者の比率である非接触率を算出する。
推定部156は、ACR調査結果取得部152により算出された第1接触者利用率及び第1非接触者利用率と、簡易調査結果取得部154により算出された接触率及び非接触率とに基づいて、第2の調査対象者における、生命保険に加入した者に対する、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴した者の比率である利用者接触率を算出する。図2に示すように、利用者接触率の算出は、1ヶ月に一度行われる。
次に、推定部156は、接触率に、第1接触者利用率を乗算することによって、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴し、且つ、生命保険に加入している者の比率である第2接触者利用率を算出する。
また、推定部156は、非接触率に、第1非接触者利用率を乗算することによって、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴せず、且つ、生命保険に加入している者の比率である第2非接触者利用率を算出する。
更に、推定部156は、第2接触者利用率を、第2接触者利用率と第2非接触者利用率とを加算した値で除算して、第2の調査対象者における、生命保険に加入している者に対する、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴している者の比率である利用者接触率を算出する。例えば、利用者接触率は、対応する第1の所定時間帯の情報とともに、モニタ110に表示される。
図3は、利用者接触率算出の一例を示す図である。図3において、毎月の接触率調査における調査対象者(第2の調査対象者)は1000人であり、接触率調査によって、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴した者(接触者)は50人(接触率5%)、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴しなかった者(非接触者)は950人(非接触率95%)であると特定されている。
また、ACR調査において、第1接触者利用率は20%であり、第1非接触者利用率は10%であると特定されている。
この場合、接触者50人のうち、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴し、且つ、生命保険に加入している者は、第1接触者利用率である20%に相当する10人であると推定され、第2接触者利用率は1%となる。また、接触者50人のうち、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴し、且つ、生命保険に加入していない者は、残りの40人であると推定される。
一方、非接触者950人のうち、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴せず、且つ、生命保険に加入している者は、第2接触者利用率である10%に相当する95人であると推定され、第2接触者利用率は9.5%となる。また、非接触者950人のうち、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴せず、且つ、生命保険に加入していない者は、残りの855人であると推定される。
更に、利用者接触率は、第2接触者利用率である1%(0.01)を、第2接触者利用率である1%(0.01)と第2非接触者利用率である9.5%(0.095)とを加算した値で除算することによって算出され、9.5%(0.095)となる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、調査システム10は、調査対象者に対する、テレビ放送の時間帯毎及びチャンネル毎の接触率(視聴率)と、商品又は役務の利用率としての生命保険の加入率とを結びつける調査を行う。
(制御部の構成)
制御部102内のACR調査結果取得部152は、第1の周期で行われる第1の調査に対応するACR調査の結果を取得する。第1実施形態と同様、ACR調査は、1年に一度、所定の期間(例えば2週間)行われ、少なくとも複数の調査対象者(第1の調査対象者)による、テレビ放送の時間帯毎及びチャンネル毎の視聴状況と、生命保険の加入状況とを調査項目とするものである。所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況の調査項目は、見た、見ないの2つの選択肢からなる。また、生命保険の加入状況は、加入している、加入していないの2つの選択肢からなる。
具体的には、ACR調査結果取得部152は、通信部106を介して、外部の通信装置(例えば、第1の調査対象者が所有するテレビ受像機に取り付けられた視聴率調査機)からの第1の調査対象者毎の所定時間帯毎(例えば、1分毎)のテレビ放送の視聴状況を取得する。取得される視聴状況には、対応する時間帯の情報と、対応するチャンネルの情報と、視聴状況の情報(見た、見ないのいずれかの情報)とが含まれる。
また、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者によって調査用紙に記入された生命保険の加入状況の調査結果を、作業者による操作部116の操作に応じて入力する。更に、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況と、生命保険の加入状況との組み合わせを記憶部103に記憶させる。
その後、ACR調査結果取得部152は、記憶部103に記憶された、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況と、生命保険の加入状況との組み合わせを読み出す。
次に、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況と、生命保険の加入状況との組み合わせに基づいて、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴した第1の調査対象者に対する、生命保険に加入している者の比率である第1接触者利用率を算出する。また、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況と、生命保険の加入状況との組み合わせに基づいて、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴しなかった第1の調査対象者に対する、生命保険に加入している者の比率である第1非接触者利用率を算出する。
次に、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況と、生命保険の加入状況との組み合わせのうち、第1の所定時間帯と、第1のチャンネルと、視聴状況が「見た」を含むものを抽出し、その数(第1の接触者数)を導出する。更に、ACR調査結果取得部152は、抽出した第1の調査対象者毎の第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送の視聴状況と、生命保険の加入状況との組み合わせのうち、生命保険の加入状況が「加入」を含むものを抽出し、その数(第1の利用者数)を導出する。更に、ACR調査結果取得部152は、第1の利用者数を第1の接触者数で除算することで、第1接触者利用率を算出する。
また、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況と、生命保険の加入状況との組み合わせのうち、第1の所定時間帯と、第1のチャンネルと、視聴状況が「見ない」を含むものを抽出し、その数(第1の非接触者数)を導出する。更に、ACR調査結果取得部152は、抽出した第1の調査対象者毎の第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送の視聴状況と、生命保険の加入状況との組み合わせのうち、生命保険の加入状況が「加入」を含むものを抽出し、その数(第2の利用者数)を導出する。更に、ACR調査結果取得部152は、第2の利用者数を第1の非接触者数で除算することで、第1非接触者利用率を算出する。
簡易調査結果取得部154は、第2の周期で行われる第2の調査に対応する接触率調査の結果を取得する。図2に示すように、接触率調査は、1ヶ月に一度行われ、複数の調査対象者(第2の調査対象者)による、所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況を調査項目とする。所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況の調査項目は、見た、見ないの2つの選択肢からなる。なお、第2の調査対象者は、第1の調査対象者と同一、一部同一でもよく、更には異なっていてもよい。
具体的には、簡易調査結果取得部154は、通信部106を介して、外部の通信装置(例えば、第2の調査対象者が所有するテレビ受像機に取り付けられた視聴率調査機)からの第2の調査対象者毎の所定時間帯毎(例えば、1分毎)及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況を取得する。取得される視聴状況には、対応する時間帯の情報と、対応するチャンネルの情報と、視聴状況の情報(見た、見ないのいずれかの情報)とが含まれる。取得された第2の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況は記憶部103に記憶される。
その後、簡易調査結果取得部154は、記憶部103に記憶された、第2の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況を読み出す。
次に、簡易調査結果取得部154は、第2の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況に基づいて、全ての第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴した者の比率である接触率を算出するとともに、全ての第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴しなかった者の比率である非接触率を算出する。
推定部156は、ACR調査結果取得部152により算出された第1接触者利用率及び第1非接触者利用率と、簡易調査結果取得部154により算出された接触率及び非接触率とに基づいて、第2の調査対象者における、生命保険に加入した者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴した者の比率である利用者接触率を算出する。第1実施形態と同様、利用者接触率の算出は、1ヶ月に一度行われる。
次に、推定部156は、接触率に、第1接触者利用率を乗算することによって、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴し、且つ、生命保険に加入している者の比率である第2接触者利用率を算出する。
また、推定部156は、非接触率に、第1非接触者利用率を乗算することによって、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴せず、且つ、生命保険に加入している者の比率である第2非接触者利用率を算出する。
更に、推定部156は、第2接触者利用率を、第2接触者利用率と第2非接触者利用率とを加算した値で除算して、第2の調査対象者における、生命保険に加入している者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴している者の比率である利用者接触率を算出する。例えば、利用者接触率は、対応する第1の所定時間帯及び第1のチャンネルの情報とともに、モニタ110に表示される。
(第3実施形態)
第3実施形態では、調査システム10は、調査対象者に対する、CMを視聴した者の比率である接触率(視聴率)と、商品又は役務の利用率としての生命保険の加入率とを結びつける調査を行う。
(制御部の構成)
制御部102内のACR調査結果取得部152は、第1の周期で行われる第1の調査に対応するACR調査の結果を取得する。第1実施形態及び第2実施形態と同様、ACR調査は、1年に一度、所定の期間(例えば2週間)行われ、少なくとも複数の調査対象者(第1の調査対象者)による、CMの視聴状況と、生命保険の加入状況とを調査項目とするものである。CMの視聴状況の調査項目は、見た、見ないの2つの選択肢からなる。また、生命保険の加入状況は、加入している、加入していないの2つの選択肢からなる。
具体的には、ACR調査結果取得部152は、通信部106を介して、外部の通信装置(例えば、第1の調査対象者が所有するテレビ受像機に取り付けられた視聴率調査機)からの第1の調査対象者毎の所定時間帯毎(例えば、1分毎)のテレビ放送の視聴状況を取得する。取得される視聴状況には、対応する時間帯の情報と、対応するチャンネルの情報と、視聴状況の情報(見た、見ないのいずれかの情報)とが含まれる。
また、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者によって調査用紙に記入された、第1の所定時間帯の第1のチャンネルのテレビ放送におけるCMに対応する生命保険の加入状況の調査結果を、作業者による操作部116の操作に応じて入力する。
更に、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況と、第1の所定時間帯の第1のチャンネルのテレビ放送におけるCMに対応する生命保険の加入状況との組み合わせを記憶部103に記憶させる。
その後、ACR調査結果取得部152は、記憶部103に記憶された、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況と、第1の所定時間帯の第1のチャンネルのテレビ放送におけるCMに対応する生命保険の加入状況との組み合わせを読み出す。
次に、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況と、第1の所定時間帯の第1のチャンネルのテレビ放送におけるCMに対応する生命保険の加入状況との組み合わせに基づいて、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴した第1の調査対象者に対する、当該テレビ放送におけるCMに対応する生命保険に加入している者の比率である第1接触者利用率を算出する。また、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況と、生命保険の加入状況との組み合わせに基づいて、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴しなかった第1の調査対象者に対する、当該テレビ放送におけるCMに対応する生命保険に加入している者の比率である第1非接触者利用率を算出する。
次に、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況と、当該テレビ放送におけるCMに対応する生命保険の加入状況との組み合わせのうち、第1の所定時間帯と、第1のチャンネルと、視聴状況が「見た」を含むものを抽出し、その数(第1の接触者数)を導出する。更に、ACR調査結果取得部152は、抽出した第1の調査対象者毎の第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送の視聴状況と、当該テレビ放送におけるCMに対応する生命保険の加入状況との組み合わせのうち、生命保険の加入状況が「加入」を含むものを抽出し、その数(第1の利用者数)を導出する。更に、ACR調査結果取得部152は、第1の利用者数を第1の接触者数で除算することで、第1接触者利用率を算出する。
また、ACR調査結果取得部152は、第1の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況と、当該テレビ放送におけるCMに対応する生命保険の加入状況との組み合わせのうち、第1の所定時間帯と、第1のチャンネルと、視聴状況が「見ない」を含むものを抽出し、その数(第1の非接触者数)を導出する。更に、ACR調査結果取得部152は、抽出した第1の調査対象者毎の第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送の視聴状況と、当該テレビ放送におけるCMに対応する生命保険の加入状況との組み合わせのうち、生命保険の加入状況が「加入」を含むものを抽出し、その数(第2の利用者数)を導出する。更に、ACR調査結果取得部152は、第2の利用者数を第1の非接触者数で除算することで、第1非接触者利用率を算出する。
簡易調査結果取得部154は、第2の周期で行われる第2の調査に対応する接触率調査の結果を取得する。第1実施形態と同様、接触率調査は、1ヶ月に一度行われ、複数の調査対象者(第2の調査対象者)による、所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況を調査項目とする。所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況の調査項目は、見た、見ないの2つの選択肢からなる。なお、第2の調査対象者は、第1の調査対象者と同一、一部同一でもよく、更には異なっていてもよい。
具体的には、簡易調査結果取得部154は、通信部106を介して、外部の通信装置(例えば、第2の調査対象者が所有するテレビ受像機に取り付けられた視聴率調査機)からの第2の調査対象者毎の所定時間帯毎(例えば、1分毎)及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況を取得する。取得される視聴状況には、対応する時間帯の情報と、対応するチャンネルの情報と、視聴状況の情報(見た、見ないのいずれかの情報)とが含まれる。取得された第2の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況は記憶部103に記憶される。
その後、簡易調査結果取得部154は、記憶部103に記憶された、第2の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況を読み出す。
次に、簡易調査結果取得部154は、第2の調査対象者毎の所定時間帯毎及びチャンネル毎のテレビ放送の視聴状況に基づいて、全ての第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴した者の比率である接触率を算出するとともに、全ての第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴しなかった者の比率である非接触率を算出する。
推定部156は、ACR調査結果取得部152により算出された第1接触者利用率及び第1非接触者利用率と、簡易調査結果取得部154により算出された接触率及び非接触率とに基づいて、第2の調査対象者における、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送でのCMに対応する生命保険に加入した者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴した者の比率である利用者接触率を算出する。第1実施形態と同様、利用者接触率の算出は、1ヶ月に一度行われる。
次に、推定部156は、接触率に、第1接触者利用率を乗算することによって、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴し、且つ、当該テレビ放送におけるCMに対応する生命保険に加入している者の比率である第2接触者利用率を算出する。
また、推定部156は、非接触率に、第1非接触者利用率を乗算することによって、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴せず、且つ、当該テレビ放送におけるCMに対応する生命保険に加入している者の比率である第2非接触者利用率を算出する。
更に、推定部156は、第2接触者利用率を、第2接触者利用率と第2非接触者利用率とを加算した値で除算して、第2の調査対象者における、第1の所定時間帯での第1のチャンネルのテレビ放送でのCMに対応する生命保険に加入している者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴している者の比率である利用者接触率を算出する。例えば、利用者接触率は、対応する第1の所定時間帯及び第1のチャンネルの情報とともに、モニタ110に表示される。
(2)調査システムの動作
次に、調査システム10の動作を説明する。図4は、調査システム10の動作を示すフローチャートである。
ステップS101において、制御部102内のACR調査結果取得部152は、1年に一度のACR調査のタイミングにおいて、ACR調査の結果としての第1接触者利用率を取得するとともに、第1非接触者利用率を取得する。
ステップS102以降の動作は、1ヶ月に一度の接触率調査のタイミングにおいて行われる。すなわち、ステップS102において、制御部102内の簡易調査結果取得部154は、接触率を取得するとともに、非接触率を取得する。
ステップS103において、制御部102内の推定部156は、接触率に第1接触者利用率を乗算することによって、第2接触者利用率を算出する。
ステップS104において、制御部102内の推定部156は、非接触率に第1非接触者利用率を乗算することによって、第2非接触者利用率を算出する。
ステップS105において、制御部102内の推定部156は、第2接触者利用率を、第2接触者利用率と第2非接触者利用率とを加算した値で除算して、利用者接触率を算出する。
その後は、1ヶ月に一度の接触率調査のタイミングにおいてステップS102以降の動作が繰り返される。また、1年に一度のACR調査のタイミングにおいては、ステップS101以降の動作が繰り返される。
(3)作用・効果
調査システム10は、1年に一度の周期で第1の調査対象者について行われるACR調査における、第1接触者利用率及び第1非接触者利用率を取得する。第1実施形態では、第1接触者利用率は、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴した第1の調査対象者に対する、生命保険に加入している者の比率であり、第1非接触者利用率は、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴しなかった第1の調査対象者に対する、生命保険に加入している者の比率である。また、第2実施形態では、第1接触者利用率は、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴した第1の調査対象者に対する、生命保険に加入している者の比率であり、第1非接触者利用率は、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴しなかった第1の調査対象者に対する、生命保険に加入している者の比率である。また、第3実施形態では、第1接触者利用率は、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴した第1の調査対象者に対する、当該テレビ放送におけるCMに対応する生命保険に加入している者の比率であり、第1非接触者利用率は、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴しなかった第1の調査対象者に対する、当該テレビ放送におけるCMに対応する生命保険に加入している者の比率である。
また、調査システム10は、1ヶ月に一度の周期で第2の調査対象者について行われる接触率調査における、接触率及び非接触率を取得する。第1実施形態では、接触率は、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴した者の比率であり、非接触率は、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴しなかった者の比率である。また、第2実施形態及び第3実施形態では、接触率は、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴した者の比率であり、非接触率は、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴しなかった者の比率である。
次に、調査システム10は、取得した第1接触者利用率、第1非接触者利用率、接触率及び非接触率に基づいて、第2接触者利用率及び第2非接触者利用率を算出する。第1実施形態では、第2接触者利用率は、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴し、且つ、生命保険に加入している者の比率であり、第2非接触者利用率は、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴せず、且つ、生命保険に加入している者の比率である。また、第2実施形態では、第2接触者利用率は、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴し、且つ、生命保険に加入している者の比率であり、第2非接触者利用率は、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴せず、且つ、生命保険に加入している者の比率である。また、第3実施形態では、第2接触者利用率は、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴し、且つ、当該テレビ放送におけるCMに対応する生命保険に加入している者の比率であり、第2非接触者利用率は、第2の調査対象者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴せず、且つ、当該テレビ放送におけるCMに対応する生命保険に加入している者の比率である。
更に、調査システム10は、第2接触者利用率及び第2非接触者利用率に基づいて、利用者接触率を算出する。第1実施形態では、利用者接触率は、第2の調査対象者における、生命保険に加入している者に対する、第1の所定時間帯におけるテレビ放送を視聴している者の比率である。第2実施形態では、利用者接触率は、第2の調査対象者における、生命保険に加入している者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴している者の比率である。第3実施形態では、利用者接触率は、第2の調査対象者における、第1の所定時間帯での第1のチャンネルのテレビ放送でのCMに対応する生命保険に加入している者に対する、第1の所定時間帯における第1のチャンネルのテレビ放送を視聴している者の比率である。
これにより、短い周期で第2の調査対象者について行われる接触率調査において、調査対象者の負担を軽減すべく、接触率及び非接触率のみを調査した場合であっても、第2の調査対象者における利用者接触率を算出し、当該利用者接触率に基づいて、テレビ視聴と生命保険の加入との関係を把握することが可能となる。例えば、第3実施形態では、利用者接触率が高い場合には、CMによる広告効果が高いと判断することができ、利用者接触率が低い場合には、CMによる広告効果が低いと判断することができる。
(4)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、ACR調査は1年に一度の周期で行われ、接触率調査は1ヶ月に一度の周期で行われたが、調査の周期はこれらに限定されない。
また、上述した実施形態では、テレビ放送の視聴率を接触率としたが、ラジオ放送、インターネット、屋外広告、店舗内広告等の様々な広告の媒体についての接触率を算出するようにしてもよい。
更には、第1の調査対象者について行われる第1の調査は、上述した実施形態における、商品等の利用率とテレビ放送の視聴率である接触率を調査するためのACR調査に限定されない。また、第2の調査対象者について行われる第2の調査は、上述した実施形態における接触率調査に限定されない。
例えば、所定のブランドの商品等の利用状況と生命保険の加入状況を結びつける調査を想定する。この場合、1年に一度のACR調査においては、所定のブランドの商品等の利用状況と生命保険の加入状況とが調査項目となり、毎月の調査では、所定のブランドの商品等の利用状況が調査項目となる。所定のブランドの商品等の利用状況の調査項目は、利用した、利用しないの2つの選択肢からなる。また、生命保険の加入状況の調査項目は、加入、非加入の2つの選択肢からなる。
図5は、生命保険の加入者の所定のブランドの商品等の利用率(加入者利用率)算出の一例を示す図である。図5において、毎月の所定のブランドの商品等の利用状況の調査(ブランド調査)における調査対象者(第2の調査対象者)は1000人であり、ブランド調査によって、所定のブランドの商品等を利用した者(利用者)は50人(接触率5%)、所定のブランドの商品等を利用しなかった者(非利用者)は950人(非利用率95%)であると特定されている。
また、ACR調査において、所定のブランドの商品等を利用した者に対する、所定のブランドの商品等を利用し、且つ、生命保険に加入した者の比率(第1利用者加入率)は20%であり、所定のブランドの商品等を利用していない者に対する、所定のブランドの商品等を利用しておらず、且つ、生命保険に加入した者の比率(第1非利用者加入率)は10%であると特定されている。
この場合、利用者50人のうち、所定のブランドの商品等を利用し、且つ、生命保険に加入した者は、第1加入者利用率である20%に相当する10人であると推定され、全ての第2の調査対象者に対する、所定のブランドの商品等を利用し、且つ、生命保険に加入した者の比率(第2利用者加入率)は1%となる。
一方、非利用者950人のうち、所定のブランドの商品等を利用せず、且つ、生命保険に加入した者は、第1非加入者利用率である10%に相当する95人であると推定され、全ての第2の調査対象者に対する、全ての第2の調査対象者に対する、所定のブランドの商品等を利用せず、且つ、生命保険に加入した者の比率(第2非利用者加入率)は9.5%となる。
更に、第2の調査対象者における、生命保険の加入者に対する、所定ブランドの商品等を利用した者の比率である加入者利用率は、利用者加入率は、第2利用者加入率である1%(0.01)を、第2利用者加入率である1%(0.01)と第2非利用者加入率である9.5%(0.095)とを加算した値で除算することによって算出され、9.5%(0.095)となる。
更には、周期に関係なく、一部の調査項目が重複する2つの調査であれば、本発明を適用可能である。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の調査システム及び調査方法は、調査対象者の負担を増やすことなく、高頻度で適切な調査結果を取得することが可能であり、調査システム及び調査方法として有用である。
10…調査システム、102…制御部、103…記憶部、106…通信部、110…モニタ、116…操作部、152…ACR調査結果取得部、154…簡易調査結果取得部、156…推定部

Claims (6)

  1. 調査対象者に対する、複数の選択肢を有する複数の調査項目についての調査を行う調査システムであって、
    第1の調査対象者に対して行われる第1の調査において、第1の調査項目における第1の選択肢を選択した者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第1の回答者比率と、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択しなかった者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択せず、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第2の回答者比率とを取得する第1の取得部と、
    第2の調査対象者に対して行われる第2の調査において、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択した者の比率である第3の回答者比率と、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択しなかった者の比率である第4の回答者比率とを取得する第2の取得部と、
    前記第1の回答者比率、前記第2の回答者比率、前記第3の回答者比率及び前記第4の回答者比率に基づいて、前記第2の調査対象者に対して、前記第2の調査項目についての調査が行われたと仮定した場合に、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第5の回答者比率を取得する第3の取得部と
    を備える調査システム。
  2. 前記第3の取得部は、前記第1の回答者比率と前記第3の回答者比率とを乗算して、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第6の回答者比率を取得し、前記第2の回答者比率と前記第4の回答者比率とを乗算して、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択せず、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第7の回答者比率を取得する請求項1に記載の調査システム。
  3. 前記第3の取得部は、前記第6の回答者比率を、前記第6の回答者比率と前記第7の回答者比率とを加算した値で除算することにより、前記第5の回答者比率を算出する請求項2に記載の調査システム。
  4. 調査対象者に対する、複数の選択肢を有する複数の調査項目についての調査を行う調査システムにおける調査方法であって、
    前記調査システムが、第1の調査対象者に対して行われる第1の調査において、第1の調査項目における第1の選択肢を選択した者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第1の回答者比率と、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択しなかった者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択せず、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第2の回答者比率とを取得するステップと、
    前記調査システムが、第2の調査対象者に対して行われる第2の調査において、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択した者の比率である第3の回答者比率と、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択しなかった者の比率である第4の回答者比率とを取得するステップと、
    前記調査システムが、前記第1の回答者比率、前記第2の回答者比率、前記第3の回答者比率及び前記第4の回答者比率に基づいて、前記第2の調査対象者に対して、前記第2の調査項目についての調査が行われたと仮定した場合に、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第5の回答者比率を取得するステップと
    を備える調査方法。
  5. 前記第5の回答者比率を取得するステップは、前記調査システムが、前記第1の回答者比率と前記第3の回答者比率とを乗算して、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択し、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第6の回答者比率を取得し、前記第2の回答者比率と前記第4の回答者比率とを乗算して、前記第2の調査対象者に対する、前記第1の調査項目における第1の選択肢を選択せず、且つ、前記第2の調査項目における第2の選択肢を選択した者の比率である第7の回答者比率を取得する請求項4に記載の調査方法。
  6. 前記第5の回答者比率を取得するステップは、前記調査システムが、前記第6の回答者比率を、前記第6の回答者比率と前記第7の回答者比率とを加算した値で除算することにより、前記第5の回答者比率を算出する請求項5に記載の調査方法。
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