JP2001357191A - コマーシャルメッセージ反応調査方法およびシステム、ならびにプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】視聴者の放送中のＣＭに対する反応の程度を正
確かつリアルタイムで集計することを可能にする。 【解決手段】放送局４から顧客３へ配信されるＣＭに対
する顧客３の反応を調査するコマーシャルメッセージ反
応調査方法。ＣＭに対応付けられ、そのＣＭに対する反
応の程度を表す反応情報を顧客３が入力可能なデータ放
送用コンテンツを作成し、作成したコンテンツを放送局
４に対して送信するステップ（機能Ｆ２に基づくステッ
プ）と、放送局４から顧客３に対して配信されたデータ
放送用コンテンツに応じて顧客３から送信されてきたＣ
Ｍに対する反応情報を受信するステップ（機能Ｆ５に基
づくステップ）とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、放送局から視聴者
へ配信されるコマーシャルメッセージに対する前記視聴
者の反応を調査するコマーシャルメッセージ反応調査方
法およびシステム、ならびにプログラムを記憶した記憶
媒体に係り、特に、視聴者のコマーシャルメッセージに
対する反応の度合いをリアルタイムで集計することが可
能なコマーシャルメッセージ反応調査方法およびシステ
ム、ならびにプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
なお、本明細書では、“コマーシャルメッセージ”を必
要に応じてＣＭと略記している。

【０００２】

【従来の技術】現代社会において、テレビ番組の合間
（途中の休止時間を含む）に放送される“ＣＭ”の果た
す役割は大きく、現在までのたくさんのヒット商品にお
いても、ＣＭの影響無しでは考えられない状況になって
いる。

【０００３】すなわち、ＣＭは、消費者の購買意欲・購
買動向を左右する大きな要因となっている。

【０００４】したがって、ＣＭのスポンサーである企業
は、放映しているＣＭに対する視聴者の反応を正確かつ
迅速に把握して、今後のＣＭ企画・制作を含む広告宣伝
戦略全般に反映させることを強く望んでいる。

【０００５】この点、従来においては、上記ＣＭの反応
を調査するための方策として、ＣＭが番組の合間に放映
されていることを利用して、その番組の視聴率を調査
し、調査した番組視聴率によりＣＭの視聴率を間接的に
推定し、推定した間接的なＣＭ視聴率に基づいて、ＣＭ
に対する視聴者の反応状態を把握していた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ＣＭに対する反応調査方法では、実際のＣＭ自体の視聴
率を調査しているのではなく、あくまで番組視聴率に基
づく間接的なＣＭ視聴率推定であり、ＣＭに対する反応
を正確に求めているとは言い難く、著しく信頼性に欠け
ていた。

【０００７】さらに、本質的な問題として、ＣＭの“視
聴率”はあくまでＣＭを視聴している者の割合であり、
この数字自体は大変意味のあるものであるが、ＣＭの反
応を分析する尺度としては、問題がある。

【０００８】すなわち、視聴率では、視聴者が実際にテ
レビ番組・ＣＭを視聴しているか、あるいはテレビを点
けたままで実際に視聴せずに放置しているのかが判断で
きないのが現状であり、仮に高視聴率と推定されたＣＭ
であっても、実際にどの程度の視聴者がＣＭを視聴して
いたのかは分からず、ＣＭ反応調査としては非常に不十
分であった。

【０００９】また、仮に、ＣＭの視聴率が高視聴率と推
定され、実際に多くの視聴者がそのＣＭを視聴していた
としても、全ての視聴者がＣＭに対して好印象を持って
いるわけではなく、スポンサー企業にとって関心の高い
実際のＣＭに対する反応度合いについては、視聴率では
絶対に把握できなかった。

【００１０】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、視聴者の放送中のＣＭに対する反応の程度を正確
かつリアルタイムで集計することを可能にして、単純な
ＣＭ視聴率推定では得られない分析結果をＣＭスポンサ
ー企業に提供できるコマーシャルメッセージ反応調査方
法およびシステム、ならびにプログラムを記憶した記憶
媒体を提供することをその目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明によれば、請求項１に記載したように、放
送局から視聴者へ配信されるコマーシャルメッセージに
対する前記視聴者の反応を調査するコマーシャルメッセ
ージ反応調査方法であって、前記コマーシャルメッセー
ジに対応付けられ、当該コマーシャルメッセージに対す
る反応の程度を表す反応情報を前記視聴者が入力可能な
データ放送用コンテンツを作成し、作成したコンテンツ
を前記放送局に対して送信するステップと、前記放送局
から前記視聴者に対して配信された前記データ放送用コ
ンテンツに応じて当該視聴者から送信されてきた前記コ
マーシャルメッセージに対する反応情報を受信するステ
ップとを備えている。

【００１２】請求項２記載の発明では、前記放送局から
前記データ放送用コンテンツを対応するコマーシャルメ
ッセージと関連付けた状態で前記視聴者に配信するステ
ップと、前記視聴者側において、配信されたコマーシャ
ルメッセージおよびデータ放送用コンテンツを受信し、
受信したコマーシャルメッセージおよびデータ放送用コ
ンテンツを受信機の画面上に互いに閲覧可能に表示する
ステップと、前記受信機画面に表示されたデータ放送用
コンテンツを介して、当該受信機画面に表示されたコマ
ーシャルメッセージに対する反応情報を入力するステッ
プとを備えている。

【００１３】請求項３記載の発明では、前記視聴者は複
数のコマーシャルモニターを含み、当該複数のコマーシ
ャルモニターは前記受信機が設置された複数の世帯の構
成メンバーに含まれている一方、前記複数世帯それぞれ
の受信機に対して、それぞれの世帯の少なくとも一人の
構成メンバーがコマーシャルメッセージのモニターとし
て登録可能なモニター登録用コンテンツを作成し、作成
したモニター登録用コンテンツを前記放送局あるいは通
信回線を経由して前記複数世帯それぞれの受信機へ配信
するステップと、配信された前記モニター登録用コンテ
ンツに応じて、対応する世帯の少なくとも一人の構成メ
ンバーから前記通信回線を経由して送信されてきたモニ
ター登録情報を受信し、当該少なくとも一人の構成メン
バーを前記コマーシャルモニターとして登録するステッ
プとを備えている。

【００１４】請求項４記載の発明では、前記各世帯側に
おいて、配信されたモニター登録用コンテンツを受信
し、受信したモニター登録用コンテンツを受信機の画面
上に表示するステップと、前記受信機画面に表示された
モニター登録用コンテンツを介して、前記少なくとも一
人の構成メンバーが前記モニターへの登録を要求する登
録情報、自身の嗜好情報を含む属性情報を入力するステ
ップとを備え、前記コマーシャルモニター登録ステップ
は、入力された登録情報および属性情報に基づいて、対
応する少なくとも一人の構成メンバーを前記コマーシャ
ルモニターとして登録し、登録したコマーシャルモニタ
ーの属性情報を当該コマーシャルモニターに対応付けて
マスタファイルに記憶するステップを備えている。

【００１５】請求項５記載の発明では、前記コマーシャ
ルメッセージは所定の商品に関するコマーシャルメッセ
ージであり、前記反応情報は、前記コマーシャルメッセ
ージの内容に関する好感度情報、放映時間帯に関する時
間帯評価情報および前記所定の商品に対する購入喚起度
情報を含んでいるともに、前記受信ステップで受信され
た複数のコマーシャルモニターからの前記好感度情報、
時間帯評価情報および購入喚起度情報を含む反応情報を
前記マスタファイルに記憶された対応するコマーシャル
モニターの属性情報を参照しながら分析するステップ
と、分析して得られた情報を分析レポートとして、前記
コマーシャルメッセージの出稿元である企業へ提供する
ステップとを備えている。

【００１６】請求項６記載の発明では、放送局から視聴
者へ配信されるコマーシャルメッセージに対する前記視
聴者の反応を調査するコマーシャルメッセージ反応調査
システムであって、前記コマーシャルメッセージに対応
付けられ、当該コマーシャルメッセージに対する反応の
程度を表す反応情報を前記視聴者が入力可能なデータ放
送用コンテンツを作成し、作成したコンテンツを前記放
送局に対して送信する手段と、前記放送局から前記視聴
者に対して配信された前記データ放送用コンテンツに応
じて当該視聴者から送信されてきた前記コマーシャルメ
ッセージに対する反応情報を受信する手段とを備えてい
る。

【００１７】請求項７記載の発明では、放送局から視聴
者へ配信されるコマーシャルメッセージに対する前記視
聴者の反応を調査するコンピュータが読取り可能なプロ
グラムを記憶した記憶媒体であって、前記プログラム
は、前記コマーシャルメッセージに対応付けられ、当該
コマーシャルメッセージに対する反応の程度を表す反応
情報を前記視聴者が入力可能なデータ放送用コンテンツ
をコンピュータに作成させる処理手順と、作成されたコ
ンテンツをコンピュータにより前記放送局に対して送信
させる処理手順と、前記放送局から前記視聴者に対して
配信された前記データ放送用コンテンツに応じて当該視
聴者から送信されてきた前記コマーシャルメッセージに
対する反応情報をコンピュータに受信させる処理手順と
を含んでいる。

【００１８】

【発明の実施の形態】本発明のコマーシャルメッセージ
反応調査方法およびシステム、ならびにプログラムを記
憶した記憶媒体に係る実施の形態を添付図面を参照して
説明する。

【００１９】図１は、本発明の実施の形態に係るコマー
シャルメッセージ反応調査システムの概念を説明するた
めの図である。

【００２０】図１において、符号１は、応答サーバ会社
を示しており、この応答サーバ会社１は、企業（スポン
サー）２からのＣＭ反応調査依頼に応じて、予め契約さ
れた複数の世帯（複数の家庭、顧客）３からＣＭモニタ
ー３ｍを登録する機能Ｆ１と、ＣＭに対する反応の程度
を表す反応情報をＣＭモニター３ｍが入力可能なデータ
放送用コンテンツを作成し、作成したデータ放送用コン
テンツを放送局４へ送信する機能Ｆ２と、ＣＭモニター
として登録された家庭３（ＣＭモニター３ｍを含む）か
ら電話回線、専用線、インターネット等の通信ネットワ
ーク（Ｎｅｔｗｏｒｋ）５を介して送られたＣＭに対す
る反応データを収集する機能Ｆ３と、収集した反応デー
タに基づいてリアルタイムのＣＭ視聴率および反応程度
情報を分析し、分析結果である分析レポート、ＣＭリア
ル反応分析レポート等の分析レポートを企業２に対して
報告する機能Ｆ４と、ＣＭモニター３ｍに対してポイン
ト（所定ポイントに到達した際に景品等を贈呈する等）
や謝礼等のインセンティブを付与する機能Ｆ５とを備え
ている。

【００２１】企業（スポンサー）２は、例えば自社の所
定の商品に関するディジタル放送用のＣＭ（ＣＭコンテ
ンツ）を作成する機能Ｆ１０と、作成したコマーシャル
（ＣＭ）を放送局４へ出稿する機能Ｆ１１と、応答サー
バ会社１から報告された上記作成ＣＭに対する分析結果
に基づいて視聴率や反応の程度を分析し、今後のＣＭ作
成、マーケッティングやプロモーションに活用する機能
Ｆ１１とを備えている。

【００２２】放送局５は、企業２から出稿されたＣＭ、
番組用素材および応答サーバ会社１から送信されてきた
データ放送コンテンツに基づいて、衛星（通信・放送衛
星）、地上波、ケーブル等の媒体を介して複数の顧客
（家庭）３にディジタル放送（番組放送＋ＣＭ）および
データ放送を配信するようになっている。

【００２３】一方、各顧客（家庭）３（ＣＭモニター３
ｍを含む）の各居所６には、ディジタル放送およびデー
タ放送を受信して受信機のディスプレイ画面に表示させ
ることにより、上記ディジタル放送およびデータ放送を
各顧客（各世帯の構成メンバー）に視聴させる機能Ｆ２
０を有するディジタル放送受信システム７が設置されて
いる。

【００２４】このディジタル放送受信システム７は、さ
らに、ＣＭモニター３ｍとして登録する際に、その登録
情報を通信ネットワーク５を介して応答サーバ会社１へ
送信する機能Ｆ２１と、視聴したディジタル放送および
データ放送に基づいて、ＣＭ視聴情報を含むＣＭ反応情
報を通信ネットワーク５を介して応答サーバ会社１へ送
信する機能Ｆ２２と、応答サーバ会社１から付与された
インセンティブを受け取る機能Ｆ２３とを備えている。

【００２５】図２は、前掲図１で概略的に説明したコマ
ーシャルメッセージ反応調査システムのシステム構成図
である。

【００２６】図２によれば、コマーシャルメッセージ反
応調査システム１０は、応答サーバ会社１に設置された
サーバ１１を有しており、このサーバ１１は、ＣＰＵ１
２、このＣＰＵ１２が読取り可能なプログラムを記憶し
たＲＯＭ、ＲＡＭ等の記憶媒体としての内部メモリ１３
と、ＧＵＩ（グラフィカルユーザインタフェース）機能
を有する入力部１４と、大容量記憶媒体としての外部メ
モリ（例えば、ハードディスクドライブ等）外部メモリ
１５と、情報印字出力用プリンタ１６と、ＣＰＵ１２お
よび通信ネットワーク５間の所定の通信プロトコル（例
えば、ＴＣＰ／ＩＰ等）に基づく通信インタフェース処
理用の通信インタフェース１７とを備えており、各構成
要素１３〜１７はバス１８により相互通信可能に接続さ
れている。

【００２７】また、コマーシャルメッセージ反応調査シ
ステム１０は、放送局４に設置され、通信ネットワーク
５を介してサーバシステム１Ａと通信可能な放送番組制
作・配信用の放送設備２０を備えている。

【００２８】さらに、各顧客３の各居所６に設置された
ディジタル放送受信システム（ＴＶシステム）７は、放
送設備２０のパラボナアンテナ２１および通信／放送衛
星２２を介して配信されたディジタル放送およびデータ
放送をパラボナアンテナ２３を介して受信するテレビ受
信機２４と、通信ネットワーク５と所定の通信プロトコ
ル（例えばＴＣＰ／ＩＰ等）に従って通信可能な通信イ
ンタフェース２５とを有しており、この通信インタフェ
ース２５は、テレビ受信機２４における後述するコント
ローラおよびサーバ１１間の通信ネットワーク５を介し
た情報通信処理を行なうようになっている。

【００２９】また、コマーシャルメッセージ反応調査シ
ステム１０は、企業（スポンサー）に設置されたサーバ
３０と、通信ネットワーク５と所定の通信プロトコル
（例えばＴＣＰ／ＩＰ等）に従って通信可能な通信イン
タフェース３１とを有しており、通信インタフェース３
１は、サーバ３０およびサーバ１１間の通信ネットワー
ク５を介した情報通信処理を行なうようになっている。

【００３０】このサーバ３０は、ＣＰＵ、ＣＭ作成用素
材ＤＢを含むメモリ等を備えており、企業２の例えば広
告宣伝用のＣＭコンテンツを編集・作成し、編集・作成
したＣＭコンテンツを通信インタフェース３１および通
信ネットワーク５を介して放送設備２０に出稿（送信）
する機能、および応答サーバ会社１のサーバ１１から送
信された分析レポートファイルを受信する機能を有して
いる。

【００３１】一方、外部メモリ５は、応答サーバ会社１
との契約時に入手された各世帯（顧客）３の家族構成、
住所、電話番号および認証情報（例えば、顧客ＩＤ、パ
スワード）を互いに対応付けて蓄積記憶する顧客マスタ
ファイル３５と、ＣＭモニター３ｍから送信されたＣＭ
反応情報を記憶するためのＣＭ反応情報ＤＢ３６と、デ
ータ放送コンテンツ用の素材を記憶するデータ放送用素
材ＤＢ３７とをそれぞれ備えている。

【００３２】一方、放送設備２０は、図２に示すよう
に、通信ネットワーク５に対する所定の通信プロトコル
（ＴＣＰ／ＩＰ等）に基づく通信インタフェース機能を
有する通信インタフェース４０と、映像素材情報および
音声素材情報等のディジタル放送コンテンツおよびデー
タ放送コンテンツ作成用の素材ＤＢ４１と、企業２のサ
ーバ３０から出稿されたＣＭコンテンツとサーバ１１か
ら通信ネットワーク５および通信インタフェース４０を
介して送られたＣＭ反応調査用のデータ放送コンテンツ
とを受信して素材ＤＢ４１に格納する機能、および素材
ＤＢ４１に格納されたディジタル放送コンテンツおよび
データ放送コンテンツに基づいて、本放送コンテンツ
｛番組コンテンツ（映像・音声情報）＋ＣＭコンテン
ツ；ディジタル放送データ｝およびデータ放送コンテン
ツを制作編集する制作編集サーバ４２とを備えている。

【００３３】また、制作編集サーバ４２は、制作編集し
た本放送コンテンツおよびデータ放送コンテンツを、例
えばＭＰＥＧ２等の圧縮符号化フォーマットに基づいて
それぞれ圧縮符号化し、圧縮符号化した本放送コンテン
ツおよびデータ放送用コンテンツを送信部４３を介して
多重化し、多重化放送データとしておよびパラボナアン
テナ２１を介して送信するようになっている。

【００３４】そして、本実施形態では、本放送コンテン
ツにおける各ＣＭコンテンツおよびデータ放送コンテン
ツは互いにリンクにより対応付けられた状態で圧縮符号
化・多重化過程を経て、多重化放送データとしてパラボ
ナアンテナ２１を介して送信されるようになっている。

【００３５】一方、ディジタル放送受信システム７のテ
レビ受信機２４は、図２に示すように、放送設備２０か
ら通信／放送衛星２２のトランスポンダ５０を介して中
継されてきた多重化放送データをパラボナアンテナ２３
を介して受信する受信部６１と、受信された多重化放送
データを本放送コンテンツおよびデータ放送コンテンツ
に分離し、分離した本放送コンテンツ（映像データ＋音
声データ）およびデータ放送コンテンツをそれぞれ伸長
復号化する分離・伸長復号化処理部６２と、伸長復号化
された本放送コンテンツの映像データを処理して後述す
るディスプレイに表示可能な映像情報に変換する処理回
路６３と、伸長復号化された本放送コンテンツの音声デ
ータを処理して後述するディスプレイのスピーカを介し
て出力可能な音声情報に変換する処理回路６４と、処理
回路６３および６４からそれぞれ出力された映像情報お
よび音声情報を合成してディスプレイ６５およびスピー
カ（図示せず）を介して表示出力する合成部６６とを備
えている。

【００３６】また、テレビ受信機２４は、伸長復号化さ
れたデータ放送コンテンツを記憶する大容量記憶媒体
（例えば、半導体メモリや磁気メモリ等）としての例え
ばハードディスクドライブ（ＨＤＤ）７０と、受信機２
４全体を制御するためのコントローラ７１と、このコン
トローラ７１が読取り可能なプログラムを記憶した記憶
媒体（半導体メモリや磁気メモリ等）としてのＲＯＭ７
２と、ディスプレイ６５（受信機２４）のチャンネル
（本放送チャンネル、独立データ放送チャンネルを含
む）選択機能を有するとともに、コントローラ７１との
連動動作により、ディスプレイ６５の画面上の表示構成
要素をカーソル移動により指定可能であり、かつ画面上
の表示構成要素内に情報を入力することが可能なＧＵＩ
機能を有する入力器７３（後掲図４参照）とを備えてい
る。

【００３７】コントローラ７１は、ＨＤＤ７０に記憶さ
れたデータ放送コンテンツに対応付けられた本放送コン
テンツにおける各ＣＭコンテンツが表示された際に、リ
ンク情報を参照してＨＤＤ７０に記憶された上記リンク
に対応するＣＭ反応調査用データ放送コンテンツを読み
出し、処理回路７５を介してディスプレイ６５に表示可
能な画像情報に変換し、合成部６６を介してディスプレ
イ６５に表示されたＣＭコンテンツと共に例えば並列配
置で表示するようになっている。

【００３８】図３は、ＨＤＤ７０に記憶された顧客意識
調査用データ放送コンテンツＤＣのデータ構造を概念的
に示す図である。

【００３９】図３によれば、データ放送コンテンツＤＣ
は、例えばＭＨＥＧ（Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ ａｎｄ
Ｈｙｐｅｒｍｅｄｉａ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｃｏ
ｄｉｎｇ Ｅｘｐｅｒｔｓ Ｇｒｏｕｐ）方式で定めら
れたフォーマットを有するコンテンツデータである。

【００４０】すなわち、データ放送コンテンツＤＣは、
このデータ放送コンテンツＤＣを本放送コンテンツにお
けるＣＭコンテンツに対応付けるためのリンク情報Ｌ
と、複数の階層的にリンク付けされたＣＭ反応調査用画
面データＩ１〜Ｉｎ（この内、画面データＩ２〜Ｉｎ
は、ＣＭモニター３ｍを含む顧客３が実際に反応情報を
入力可能なＣＭ反応調査用アンケート回答画面を構成し
ている）と、ディスプレイ６５画面上でのＣＭコンテン
ツおよびデータ放送コンテンツ（ＣＭ反応調査用画面デ
ータＩ１〜Ｉｎ）の配置領域、およびディスプレイ画面
上での入力器７３の操作に応じた画面処理等をそれぞれ
制御するためのＧＵＩ処理をコントローラ７１に実行さ
せるためのプログラム（エージェント）ＰＧとを備えて
いる。

【００４１】次に、本実施形態のコマーシャルメッセー
ジ反応調査システム１０の全体動作について説明する。

【００４２】最初に、応答サーバ会社１のサーバ１１
は、各世帯（複数の家庭、顧客）３との契約時におい
て、予め用意されたＣＭモニター募集用のデータ放送コ
ンテンツを放送局４の放送設備２０における制作編集サ
ーバ４２に送信する（図４；ステップＳ１）。

【００４３】制作編集サーバ４２は、送信されたデータ
放送コンテンツおよび放送コンテンツを圧縮符号化およ
び多重化し、多重化放送データとしてパラボナアンテナ
２１を介して複数の顧客３のディジタル放送受信システ
ム７へそれぞれ配信する（ステップＳ２）。なお、この
ＣＭモニター募集用のデータ放送コンテンツは、通信ネ
ットワーク５を介してそれぞれの顧客３のディジタル放
送受信システム７へ送信するようにしてもよい。

【００４４】配信された多重化放送データは、ディジタ
ル放送受信システム７を介して受信されて、分離・伸長
複合化処理等を介して本放送コンテンツおよびデータ放
送コンテンツに分離された後、それぞれ処理回路６３〜
６５を介してディスプレイ６５に表示される。また、デ
ータ放送コンテンツはＨＤＤに７０に記憶される。

【００４５】今、各顧客３側において、受信チャンネル
が上記応答サーバ会社１Ａの独立データ放送のチャンネ
ルに選択されている際には、ＣＭモニター募集用のデー
タ放送コンテンツはディスプレイ６５画面に表示される
（図４；ステップＳ３、および図５（ａ）参照）。

【００４６】すなわち、図５（ａ）に示すように、ＣＭ
モニター募集用のデータ放送コンテンツＲには、募集登
録を促すテキスト情報に加えて、登録画面表示用ボタン
Ｂ１、詳細説明画面表示用ボタンＢ２および戻るボタン
Ｂ３がそれぞれ表示されている。

【００４７】今、複数の顧客（世帯）３におけるある構
成メンバーがＣＭモニターとして登録しようと考えた場
合、各顧客３は、入力器７３を操作して登録画面表示ボ
タンＢ１をクリックする。このとき、ＣＭモニター募集
用のデータ放送コンテンツにおけるプログラムに従った
コントローラ７１の動作により、ディスプレイ６５画面
上には、ＣＭモニター登録画面Ｒ１が表示される（ステ
ップＳ４；図５（ｂ）参照）。

【００４８】図５（ｂ）に示すように、ＣＭモニター登
録画面Ｒ１には、ＣＭモニター登録を希望する構成メン
バーの続柄、職業や嗜好項目（好きな番組、好きなＴＶ
ジャンル、趣味、好きなタレント、インセンティブとし
て欲しい商品等）等の属性情報を選択入力するための入
力エリアＡ１、モニター登録をサーバ１１へ要求するモ
ニター登録要求ボタンＢ５、入力エリアＡ１で入力した
内容を取り消すための取り消しボタンＢ６、および現在
の画面から次の画面（新たな属性情報項目が表示され
る）への移行、あるいは現在画面から前の画面への移行
要求をコントローラ７１へ送信するためのボタンＢ７
ａ、Ｂ７ｂがそれぞれ表示されている。

【００４９】例えば、入力エリアＡ１における“欲しい
商品”項目のスクロール部をクリックすると、図５
（ｂ）に示すようなショートカットメニューＳＭが表示
され、構成メンバーは、このショートカットメニューＳ
Ｍの中から好きな物を選択できるようになっている。な
お、他の属性情報項目についても同様である。

【００５０】このようにして、全画面の全ての属性情報
項目に対して選択入力が終了すると、構成メンバーは、
モニター登録要求ボタンＢ５をクリックする。この結
果、ＣＭモニター募集用のデータ放送コンテンツにおけ
るプログラムに従ったコントローラ７１の動作により、
選択入力されたＣＭモニター属性情報（嗜好情報を含
む）Ｖに基づく登録情報Ｗがサーバ会社１のサーバ１１
に送信される。

【００５１】サーバ１１は、顧客マスタファイル３５に
おける送信元の複数の世帯３の基本属性情報（家族構成
等）および送信されたＣＭモニター登録情報Ｗに基づい
て、送信元の複数の世帯３における登録要求を行なった
構成メンバーを特定し、特定した構成メンバーをＣＭモ
ニター３ｍとして、その属性データ（嗜好データを含
む）Ｖとともに顧客マスタファイル３５に登録する（ス
テップＳ６）。

【００５２】一方、サーバ１１は、データ放送用素材Ｄ
Ｂ３７に基づいてＣＭ反応調査用のデータ放送コンテン
ツを作成し（ステップＳ７）、作成したＣＭ反応調査用
のデータ放送コンテンツを通信ネットワーク５を介して
放送局４の放送設備２０における制作編集サーバ４２に
送信する（ステップＳ８）。

【００５３】一方、企業２側においても、自企業の広告
宣伝用のＣＭコンテンツがサーバ３０により編集・作成
され、編集・作成されたＣＭコンテンツは、通信インタ
フェース３１等を介して放送設備２０における制作編集
サーバ４２に送信（出稿）される（ステップＳ９）。

【００５４】制作編集サーバ４２は、素材ＤＢ４１に格
納された素材コンテンツに基づいて番組コンテンツを作
成し、作成した番組コンテンツと送信されたＣＭコンテ
ンツとを編集して本放送コンテンツを作成する。

【００５５】そして、制作編集サーバ４２は、作成した
本放送コンテンツと送信されたＣＭ反応調査用のデータ
放送コンテンツとを、その各ＣＭコンテンツおよびＣＭ
反応調査用のデータ放送コンテンツが互いにリンクによ
り対応付けられるように編集し、編集した本放送コンテ
ンツおよびＣＭ反応調査用データ放送コンテンツを圧縮
符号化および多重化し、多重化放送データとしてパラボ
ナアンテナ２１を介して複数の顧客３のディジタル放送
受信システム７へそれぞれ配信する（ステップＳ１
０）。

【００５６】配信された多重化放送データは、ディジタ
ル放送受信システム７を介して受信されて、分離・伸長
複合化処理等を介して本放送コンテンツおよびデータ放
送コンテンツに分離された後、本放送コンテンツはディ
スプレイ６５画面に表示され、データ放送コンテンツは
一旦ＨＤＤに７０に記憶される。

【００５７】そして、ディスプレイ画面６５に本放送コ
ンテンツとして、所定の商品に関するＣＭコンテンツＴ
が各顧客３が視聴可能な状態で表示されると（ステップ
Ｓ１１、図６（ａ）参照）、このＣＭコンテンツＴに対
するリンク情報Ｌおよび制御プログラムＰＧに基づい
て、受信機２４のコントローラ７１が動作することによ
り、ディスプレイ６５画面の例えば下端側に、データ放
送コンテンツＤＣにおけるＣＭ反応調査用画面（デー
タ）Ｉ１が表示される（ステップＳ１２、図６（ａ）参
照）。

【００５８】すなわち、図６（ａ）に示すように、ＣＭ
反応調査用画面データＩ１として、ＣＭスポンサー企業
の資料請求をサーバ１１に送信するボタンＢ１０と、Ｃ
Ｍ自体の情報の表示要求をサーバ１１に送信するボタン
Ｂ１１と、ＣＭ反応調査用アンケート回答画面Ｉ２をデ
ィスプレイ画面に表示させる要求をコントローラ７１に
送信するためのボタンＢ１２と、ＣＭ反応調査用画面デ
ータＩ１自体を消去させるためのＣＡＮＣＥＬボタンＢ
１３とがそれぞれ表示されている。

【００５９】このとき、複数の顧客３における複数のＣ
Ｍモニター３ｍにおいて、実際にＣＭコンテンツＴを視
聴していたＣＭモニター３ｍｘは、ボタンＢ１２をクリ
ックし、この結果、データ放送コンテンツＤＣにおける
プログラムＰＧに従ったコントローラ７１の動作によ
り、ディスプレイ６５画面上には、ＣＭ反応調査用アン
ケート回答画面Ｉ２が表示される（ステップＳ１２；図
６（ｂ）参照）。

【００６０】図６（ｂ）に示すように、ＣＭモニター登
録画面Ｒ１には、ＣＭ反応調査用アンケート回答画面Ｉ
２には、先程ディスプレイ画面に表示されたＣＭコンテ
ンツＴ（およびその所定の商品）に対する反応の程度を
表す反応情報（ＣＭ評価情報）として、“ＣＭの印
象”、“ＣＭされた商品について”、“ＣＭの出演タレ
ント”および“ＣＭの放送時間帯で表された２者択一方
式の評価項目をそれぞれ選択入力する入力エリアＬ１、
全ての選択入力処理終了後にアンケート回答結果、すな
わち、ＣＭの反応情報のサーバ１１への送信を要求する
終了ボタンＢ２０、および入力エリアＬ１で入力した内
容を取り消すための取り消しボタンＢ２１、および現在
のアンケート回答画面から次のアンケート回答画面Ｉ２
（新たな評価項目が表示される）への移行、あるいは現
在の回答画面から前の回答画面への移行要求をコントロ
ーラ７１へ送信するためのボタンＢ２２ａ、Ｂ２２ｂが
それぞれ表示されている。

【００６１】ＣＭモニター３ｍｘは、ボタンＢ２２ａを
クリックして制御プログラムＰＧに基づくコントローラ
７１の処理によりアンケート回答画面を順次更新しなが
ら、全ての評価項目を選択入力していくことにより、全
アンケート回答画面Ｉ２〜Ｉｎの全ての評価項目に対す
る選択入力処理が終了すると、各ＣＭモニター３ｍｘ
は、終了ボタンＢ２０をクリックする。

【００６２】この結果、データ放送コンテンツＤＣの制
御プログラムＰＧに従ったコントローラ７１の動作によ
り、選択入力されたＣＭ反応情報Ｘが各ＣＭモニター３
ｍｘ毎にサーバ会社１のサーバ１１に送信される（ステ
ップＳ１３）。

【００６３】サーバ１１は、送信されたＣＭ反応情報Ｘ
を各ＣＭモニター３ｍｘ毎にＣＭ反応情報ＤＢ３６に格
納する（ステップＳ１４）。

【００６４】次いで、サーバ１１は、顧客マスタファイ
ル３５から対応するＣＭモニター３ｍｘの属性データＶ
を読み出し（ステップＳ１５）、ＣＭ反応情報ＤＢ３６
に格納した各ＣＭモニター３ｍｘ毎のＣＭ反応情報Ｘ
を、対応する各ＣＭモニター３ｍｘの属性データに対応
付けて集計し、集計結果を分析処理する。

【００６５】例えば、サーバ１１は、登録した全ＣＭモ
ニター３ｍ数に対する実際に視聴していたＣＭモニター
３ｍｘの数の割合（ＣＭリアルタイム視聴率）、全ＣＭ
モニター３ｍｘにおける“ＣＭ印象”項目の属性データ
別（嗜好別等）の集計・分析結果（好感度分析）、“放
送時間帯”項目の属性データ別（嗜好別等）の集計・分
析結果（時間帯反応分析）、上記所定の商品に対する購
入喚起度情報等の各種集計・分析処理をそれぞれ実行
し、その結果得られたＣＭリアル視聴率分析レポートフ
ァイルＲＦ１、ＣＭ好感度分析レポートファイルＲＦ２
およびＣＭ反応分析レポートファイルＲＦ３等を含む複
数の反応情報分析ファイルＲＦ１〜ＲＦｎをそれぞれ作
成する（ステップＳ１６）。

【００６６】次いで、サーバ１１は、作成した複数の反
応情報分析ファイルＲＦ１〜ＲＦｎ、あるいはプリンタ
１６を介して反応情報分析ファイルＲＦ１〜ＲＦｎに基
づいて印字出力した複数の反応情報分析レポートＲＰ１
〜ＲＰｎを通信ネットワーク５またはＦＡＸ等で企業２
へ送付する（ステップＳ１７）。

【００６７】この結果、企業２は、複数の反応情報分析
レポートＲＰ１〜ＲＰｎを分析することにより、現在放
送された自社のＣＭコンテンツＴに対するリアルタイム
のＣＭ視聴率情報、ＣＭ好感度情報、ＣＭ時間帯分析情
報、ＣＭした所定の商品に対する購入喚起度情報等の複
数のＣＭ反応情報を即在に分析し、今後の展開処理（Ｃ
Ｍ内容・放映時間帯修正処理、広告宣伝戦略修正処理
等）を迅速かつ的確に行なうことができる（ステップＳ
１８）。

【００６８】一方、サーバ１１（サーバ会社１）は、実
際にＣＭ反応調査アンケートに対する回答を行なったＣ
Ｍモニター３ｍｘに対してインセンティブ（ポイント：
所定ポイントに到達した際に景品等を贈呈する等の特典
付きポイントや謝礼等）を付与する（ステップＳ１
９）。

【００６９】実際にＣＭ反応調査アンケートに対する回
答を行なったＣＭモニター３ｍｘは、サーバ１１（サー
バ会社１）により付与されたインセンティブを受け取る
（ステップＳ２０）。

【００７０】この結果、ＣＭモニター３ｍｘは、単にＣ
Ｍを視聴してアンケートに回答することのみで、謝礼等
のインセンティブを受け取ることができる。

【００７１】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、間接的なＣＭ視聴率推定ではなく、そのＣＭ自体を
視聴しているか否かをリアルタイムで表すリアルタイム
視聴率を集計することができるため、非常に信頼性に優
れた視聴率を求めることができる。

【００７２】また、本実施形態によれば、実際にＣＭを
視聴したＣＭモニターによるＣＭに対する好感度（印
象）、出演タレントの評価、放送時間帯の評価、ＣＭし
た所定の商品に対する購入喚起度情報等の複数の反応情
報をリアルタイムで集計し、しかも、その集計結果を、
各ＣＭモニターの属性情報（職業、嗜好情報）に応じて
精密かつ高度に分析し、その分析レポートを企業２へ提
供することができるため、企業２は、提供された分析結
果を分析・検討して即座にＣＭ修正処理を含む広告宣伝
戦略修正処理を実行することができるため、企業２の満
足度を大幅に高めることができる。

【００７３】なお、本実施形態では、ＣＭモニターのみ
がＣＭ反応調査アンケートを回答するように説明した
が、モニター登録していない顧客３もＣＭ反応調査アン
ケートを回答することが可能である。この場合、分析処
理の際に、嗜好情報を含む属性情報に基づく分析処理が
行なえないこと以外は、ＣＭモニターの場合と同様であ
る。

【００７４】

【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、実
際に視聴者がＣＭに対する反応の程度を表す反応情報を
入力可能なデータ放送用コンテンツを作成して放送局に
送信することにより、視聴者は、放送局から視聴者に配
信され実際に放送されているＣＭに対する反応の程度を
表す反応情報をデータ放送用コンテンツ上においてリア
ルタイムで入力することができる。

【００７５】したがって、入力されたＣＭに対する反応
情報を受け取ってリアルタイムで集計することにより、
放送中のＣＭ自体の直接かつ正確な視聴率を集計するこ
とができることに加えて、視聴者の放映中のＣＭに対す
る反応の程度を正確かつリアルタイムで集計することが
できるため、単純なＣＭ視聴率推定では得られない分析
結果を上記ＣＭのスポンサー企業に提供することがで
き、企業の満足度を大幅に向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係るコマーシャルメッセ
ージ反応調査方法およびシステムの概念を説明するため
の図。

【図２】図１に示すコマーシャルメッセージ反応調査シ
ステムのハードウエア構成を示す図。

【図３】ＨＤＤに記憶されたＣＭ反応調査用データ放送
コンテンツのデータ構造を概念的に示す図。

【図４】コマーシャルメッセージ反応調査システムの全
体動作を説明するための概略フローチャート。

【図５】（ａ）は、ディスプレイ画面に表示されたＣＭ
モニター募集用のデータ放送コンテンツを示す図であ
り、（ｂ）は、ディスプレイ画面に表示されたＣＭモニ
ター登録画面を示す図。

【図６】（ａ）は、ディスプレイ画面に表示された本放
送コンテンツとしてのＣＭコンテンツおよびＣＭ反応調
査用画面を示す図であり、（ｂ）は、ディスプレイ画面
に表示されたＣＭ反応調査用アンケート回答画面を示す
図。

【符号の説明】

１ 応答サーバ会社 ２ 企業（クライアント） ３ 顧客 ４ 放送局 ５ 通信ネットワーク ６ 居所 ７ ディジタル放送受信システム １０ コマーシャルメッセージ反応調査システム １１ サーバ １２ ＣＰＵ １３ 内部メモリ １４ 入力部 １５ 外部メモリ １６ プリンタ １７、２５、３１、４０ 通信インタフェース ２０ 放送設備 ２１、２３ パラボナアンテナ ２４ 受信機 ３０ ＣＭ編集作成サーバ ３５ 顧客マスタファイル ３６ ＣＭ反応情報ＤＢ ３７ データ放送用素材ＤＢ ４２ 制作編集サーバ ４３ 送信部 ５０ トランスポンダ ６１ 受信部 ６２ 分離・伸長復号化処理部 ６３、６４、７５ 処理回路 ６６ 合成部 ７０ ハードディスクドライブ（ＨＤＤ） ７１ コントローラ ７２ ＲＯＭ ７３ 入力器

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｈ０４Ｎ 17/00 Ｈ０４Ｎ 17/00 Ｎ Ｍ (72)発明者 門脇 保 東京都府中市東芝町１番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 斎藤 宏海 東京都港区海岸一丁目９番11号 株式会社 アール・アイ・シー内 Ｆターム(参考） 5B049 AA04 AA06 BB49 DD01 FF03 GG04 GG07 GG09 5C061 BB13 CC01 CC05 5C064 BA01 BA07 BB05 BB10 BC06 BC10 BC16 BC18 BC20 BC23 BD01 BD07 BD08

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 放送局から視聴者へ配信されるコマーシ
   ャルメッセージに対する前記視聴者の反応を調査するコ
   マーシャルメッセージ反応調査方法であって、 前記コマーシャルメッセージに対応付けられ、当該コマ
   ーシャルメッセージに対する反応の程度を表す反応情報
   を前記視聴者が入力可能なデータ放送用コンテンツを作
   成し、作成したコンテンツを前記放送局に対して送信す
   るステップと、前記放送局から前記視聴者に対して配信
   された前記データ放送用コンテンツに応じて当該視聴者
   から送信されてきた前記コマーシャルメッセージに対す
   る反応情報を受信するステップとを備えたことを特徴と
   するコマーシャルメッセージ反応調査方法。
2. 【請求項２】 前記放送局から前記データ放送用コンテ
   ンツを対応するコマーシャルメッセージと関連付けた状
   態で前記視聴者に配信するステップと、前記視聴者側に
   おいて、配信されたコマーシャルメッセージおよびデー
   タ放送用コンテンツを受信し、受信したコマーシャルメ
   ッセージおよびデータ放送用コンテンツを受信機の画面
   上に互いに閲覧可能に表示するステップと、前記受信機
   画面に表示されたデータ放送用コンテンツを介して、当
   該受信機画面に表示されたコマーシャルメッセージに対
   する反応情報を入力するステップとを備えたことを特徴
   とする請求項１記載のコマーシャルメッセージ反応調査
   方法。
3. 【請求項３】 前記視聴者は複数のコマーシャルモニタ
   ーを含み、当該複数のコマーシャルモニターは前記受信
   機が設置された複数の世帯の構成メンバーに含まれてい
   る一方、 前記複数世帯それぞれの受信機に対して、それぞれの世
   帯の少なくとも一人の構成メンバーがコマーシャルメッ
   セージのモニターとして登録可能なモニター登録用コン
   テンツを作成し、作成したモニター登録用コンテンツを
   前記放送局あるいは通信回線を経由して前記複数世帯そ
   れぞれの受信機へ配信するステップと、配信された前記
   モニター登録用コンテンツに応じて、対応する世帯の少
   なくとも一人の構成メンバーから前記通信回線を経由し
   て送信されてきたモニター登録情報を受信し、当該少な
   くとも一人の構成メンバーを前記コマーシャルモニター
   として登録するステップとを備えたことを特徴とする請
   求項２記載のコマーシャルメッセージ反応調査方法。
4. 【請求項４】 前記各世帯側において、配信されたモニ
   ター登録用コンテンツを受信し、受信したモニター登録
   用コンテンツを受信機の画面上に表示するステップと、
   前記受信機画面に表示されたモニター登録用コンテンツ
   を介して、前記少なくとも一人の構成メンバーが前記モ
   ニターへの登録を要求する登録情報、自身の嗜好情報を
   含む属性情報を入力するステップとを備え、 前記コマーシャルモニター登録ステップは、入力された
   登録情報および属性情報に基づいて、対応する少なくと
   も一人の構成メンバーを前記コマーシャルモニターとし
   て登録し、登録したコマーシャルモニターの属性情報を
   当該コマーシャルモニターに対応付けてマスタファイル
   に記憶するステップを備えたことを特徴とする請求項３
   記載のコマーシャルメッセージ反応調査方法。
5. 【請求項５】 前記コマーシャルメッセージは所定の商
   品に関するコマーシャルメッセージであり、前記反応情
   報は、前記コマーシャルメッセージの内容に関する好感
   度情報、放映時間帯に関する時間帯評価情報および前記
   所定の商品に対する購入喚起度情報を含んでいるとも
   に、 前記受信ステップで受信された複数のコマーシャルモニ
   ターからの前記好感度情報、時間帯評価情報および購入
   喚起度情報を含む反応情報を前記マスタファイルに記憶
   された対応するコマーシャルモニターの属性情報を参照
   しながら分析するステップと、分析して得られた情報を
   分析レポートとして、前記コマーシャルメッセージの出
   稿元である企業へ提供するステップとを備えたことを特
   徴とする請求項４記載のコマーシャルメッセージ反応調
   査方法。
6. 【請求項６】 放送局から視聴者へ配信されるコマーシ
   ャルメッセージに対する前記視聴者の反応を調査するコ
   マーシャルメッセージ反応調査システムであって、 前記コマーシャルメッセージに対応付けられ、当該コマ
   ーシャルメッセージに対する反応の程度を表す反応情報
   を前記視聴者が入力可能なデータ放送用コンテンツを作
   成し、作成したコンテンツを前記放送局に対して送信す
   る手段と、前記放送局から前記視聴者に対して配信され
   た前記データ放送用コンテンツに応じて当該視聴者から
   送信されてきた前記コマーシャルメッセージに対する反
   応情報を受信する手段とを備えたことを特徴とするコマ
   ーシャルメッセージ反応調査システム。
7. 【請求項７】 放送局から視聴者へ配信されるコマーシ
   ャルメッセージに対する前記視聴者の反応を調査するコ
   ンピュータが読取り可能なプログラムを記憶した記憶媒
   体であって、 前記プログラムは、前記コマーシャルメッセージに対応
   付けられ、当該コマーシャルメッセージに対する反応の
   程度を表す反応情報を前記視聴者が入力可能なデータ放
   送用コンテンツをコンピュータに作成させる処理手順
   と、作成されたコンテンツをコンピュータにより前記放
   送局に対して送信させる処理手順と、前記放送局から前
   記視聴者に対して配信された前記データ放送用コンテン
   ツに応じて当該視聴者から送信されてきた前記コマーシ
   ャルメッセージに対する反応情報をコンピュータに受信
   させる処理手順とを含むことを特徴とするプログラムを
   記憶した記憶媒体。