JP2010092372A - 広告分析装置及び広告分析方法、広告情報生成装置及び広告情報生成方法並びに広告分析用プログラム及び広告情報生成用プログラム - Google Patents

広告分析装置及び広告分析方法、広告情報生成装置及び広告情報生成方法並びに広告分析用プログラム及び広告情報生成用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】消費者に対してより提示し易く且つ有効な広告要素を分析することで、爾後の広告の作成に反映させることが可能な広告分析装置等を提供する。
【解決手段】広告媒体等である広告要素毎に、他の広告情報から識別するための識別情報を含む広告データを記憶するデータベースDBと、広告データに対応する広告を見た消費者から送信され且つその広告に対応する識別情報を含む画像データを受信するインターフェース部23と、受信した画像データから識別情報を抽出し、その識別情報に基づいて受信した画像データに対応する広告の広告要素を特定するCPU22と、特定された広告要素と、提示された広告に相当する広告データと、の組み合わせを記憶するデータベースDBと、記憶されている情報を用いて広告データと広告要素との関係を分析するCPU22と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、広告分析装置等の技術分野に属し、より詳細には、消費者に提示された広告に対する当該消費者の反応等を分析する広告分析装置等の技術分野に属する。
一般に、ある商品やサービスについての広告を作成する場合、その商品等の特徴や訴求点を明確且つ印象付けるように、且つ十分な費用対効果が得られるように作成する必要がある。
一方、近年では、広告を消費者に提示する際に用いられる媒体として、例えばテレビジョン放送、ラジオ放送、インターネット上のサイト、当該サイト内のいわゆるバナー広告、新聞、雑誌、建物の屋上や側壁部等、多岐に渡る媒体が存在している。そして、費用対効果の高い広告を作成する上では、このような多岐に渡る媒体の何れを選択するかも、その広告の内容自体と共に極めて重要な検討事項となっている。これに加えて、当該広告の提示を受ける消費者の嗜好や趣味にあった態様の広告を作成する必要もある。
以上の観点から、広告に供される広告媒体等を含め、消費者の広告に対する反応を的確に捉えつつ有効な広告を行う必要性が高まっており、このため、現在提示されている広告の内容についての分析を的確に行うことが必要になる。
ここで、広告の分析に関する従来技術としては、例えば下記特許文献1及び2がある。
このとき、特許文献1には、新聞広告を利用して、所定の地域の店舗の平均商品価格或いは市場価格推移を利用者端末(パソコン又は携帯型無線電話機)に送信する構成が開示されている。また特許文献2には、検索サイトを利用する消費者が入力したキーワードに基づき、そのキーワードに対応して表示される広告と当該キーワードとの関係を統計的に資料として収集し、その広告のための広告費用等と共に広告主に通知する構成が開示されている。
なお、以下に説明では、携帯型無線電話機を単に携帯電話と称する。
特開2005−267192公報 特開2008−186442公報
しかしながら、上述したいずれの特許文献においても、広告媒体としてのテレビジョン放送や街頭広告等や、広告を実際に消費者に提示した時期等を分析用とする分析手法については何ら考慮されておらず、上記広告媒体等が多様化した現代における広告分析という点では不十分である。
すなわち、当該広告媒体の多様化等を考慮すると、費用対効果の高い広告を行う上では、種々の広告媒体毎その他広範な要素に基づいた各広告の効果をきめ細かく把握して次の広告の内容等に反映させることが必要である。
そこで、本発明は上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題は、消費者に対してより提示し易く且つ有効な広告要素を広範囲に分析することで、爾後の広告の作成に反映させることが可能な広告分析装置等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、広告媒体、広告費用、広告作成労働量、広告地域、広告対象、当該広告対象を広告するための広告内容、広告主又は広告提示時期の少なくともいずれかである広告要素毎に、他の広告情報から識別するための識別情報を含む広告情報を蓄積記憶するメモリ部等の広告情報記憶手段と、前記広告情報を具体化した広告の提示を受けた被提示者から送信されて来た当該広告に対応する広告対応情報であって、当該広告に相当する前記広告情報に対応する前記識別情報を含む広告対応情報を受信するインターフェース部等の受信手段と、前記受信した広告対応情報から前記識別情報を抽出するCPU等の抽出手段と、前記抽出された識別情報に基づき、当該受信した広告対応情報に対応する前記広告に対応する前記広告要素を特定するCPU等の特定手段と、前記特定された広告要素と、前記提示された広告に相当する前記広告情報と、により構成される対についての情報である対情報を記憶するメモリ部等の対情報記憶手段と、前記記憶されている対情報を用いて、所望される分析条件により前記広告情報と前記広告要素との関係を分析した分析結果を生成するCPU等の分析手段と、を備える。
よって、広告要素を識別可能な識別情報を含んで提示された広告から得た広告対応情報が被提示者から送信されて来たとき、当該送信されて来た広告対応情報に含まれていた識別情報に基づき、その被提示者に提示された広告に対応する広告要素を特定し、更に特定された広告要素と、提示された広告に相当する広告情報と、からなる対についての対情報を用いて、所望される分析条件により広告情報と広告要素との関係を広範囲に分析した分析結果を生成するので、被提示者から送信されて来た広告対応情報を元に、実際に被提示者に提示されている広告の内容と広告要素との関係を把握することができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の広告分析装置において、前記対情報は同一の前記広告対象についての前記対の数であり、前記分析手段は、各前記広告媒体毎に、当該広告対象についての前記広告費用を当該対の数で除した結果を前記分析結果として生成するように構成される。
よって、各広告媒体毎に、当該広告対象についての広告費用を同一の広告対象についての対の数で除した結果を分析結果として生成するので、その広告対象についての広告媒体毎の広告価値を、各広告媒体共通の指標で測ることができる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の広告分析装置において、前記対情報は同一の前記広告対象についての前記対の数であり、前記分析手段は、各前記広告地域毎に、当該広告対象についての前記広告費用を当該対の数で除した結果を前記分析結果として生成するように構成される。
よって、各広告地域毎に、当該広告内容についての広告費用を同一の広告対象についての対の数で除した結果を分析結果として生成するので、その広告対象についての広告地域毎の広告価値を、各広告地域共通の指標で測ることができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の広告分析装置において、前記対情報は同一の前記広告対象についての前記対の数であり、前記分析手段は、各前記広告提示時期毎に、当該対の数を前記分析結果として生成するように構成される。
よって、各広告提示時期毎に、同一の広告対象について対の数を分析結果として生成するので、その広告対象についての広告提示時期(開始時期及び提示期間)毎の広告価値を、各広告提示時期共通の指標で測ることができる。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の広告分析装置において、前記対情報は同一の前記広告対象についての前記対の数であり、前記分析手段は、各前記広告内容毎に、当該対の数を前記分析結果として生成するように構成される。
よって、各広告内容毎に、同一の広告対象について対の数を分析結果として生成するので、その広告対象についての広告内容毎の広告価値を、各広告内容共通の指標で測ることができる。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の広告分析装置において、前記広告情報記憶手段に記憶されている前記広告情報を、当該広告情報に含まれる前記識別情報に対応する前記広告媒体を運営する運営者が所有する情報処理装置に送信するインターフェース部等の送信手段を更に備える。
よって、広告情報記憶手段に記憶されている広告情報を、広告媒体を運営する運営者が所有する情報処理装置に送信するので、人手を介することなく、迅速に広告情報をその広告媒体の運営者に送ることができる。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の広告分析装置において、前記広告対応情報には、当該広告対応情報を送信して来た前記被提示者を識別するための被提示者識別情報が含まれており、前記対情報記憶手段は、前記特定された広告要素と、前記提示された広告に相当する前記広告情報と、対応する前記広告対応情報に含まれていた前記被提示者識別情報と、を前記対情報として記憶し、更に前記分析手段は、当該記憶されている対情報を用いて、所望される分析条件により前記広告情報と前記広告要素と前記被提示者との関係を分析した前記分析結果を生成するように構成される。
よって、広告対応情報に被提示者識別情報が含まれており、広告要素と広告情報と被提示者識別情報とを対情報として記憶し、更に、当該記憶されている対情報を用いて分析結果を生成するので、広告の提示を受けた被提示者を含めてよりきめ細かく広告の費用対効果を分析することができる。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の広告分析装置における前記分析結果に基づいて前記広告情報記憶手段に記憶させるべき前記広告情報を生成する広告情報生成装置であって、前記広告情報を構成し、且つ前記分析結果に基づいて生成された広告素材情報を入力するために用いられる入力部等の広告素材情報入力手段と、前記広告素材情報により構成される前記広告情報を具体化した前記広告の提示を受けた前記被提示者が当該広告又は当該広告の広告主の少なくともいずれか一方にアクセスするために用いられるべきアクセス情報であって、前記分析結果に基づいて生成されたアクセス情報を入力するために用いられる入力部等のアクセス情報入力手段と、前記広告素材情報により構成される前記広告情報に含ませるべき前記識別情報であって、前記分析結果に基づいて生成された識別情報を入力するために用いられる入力部等の識別情報入力手段と、前記入力された広告素材情報、アクセス情報及び識別情報を関連付け、前記広告情報として前記広告情報記憶手段に記憶させるCPU等の記憶制御手段と、を備える。
よって、請求項1から7のいずれか一項に記載の広告分析装置における分析結果に基づいて生成された広告素材情報等を用いて広告情報を生成して記憶させるので、被提示者の傾向や嗜好等を踏まえた広告情報が生成できることで、より有効な広告効果を有する広告情報を生成することができる。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の広告分析装置又は請求項8に記載の広告情報生成装置に係る前記広告情報記憶手段に記憶されている前記広告情報のデータ構造であって、前記広告情報の名称である名称情報を先頭として、少なくとも、当該広告情報を識別するための前記識別情報であって前記特定手段における特定処理に供される前記識別情報と、当該広告情報を構成する各前記広告要素と、が一つのファイルとして前記広告情報の数だけ含まれている。
よって、名称情報を先頭として、少なくとも識別情報と各広告要素とが一つのファイルとして広告情報の数だけ含まれているので、迅速に分析手段における分析処理を実行することができる。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、広告媒体、広告費用、広告作成労働量、広告地域、広告対象、当該広告対象を広告するための広告内容、広告主又は広告提示時期の少なくともいずれかである広告要素毎に、他の広告情報から識別するための識別情報を含む広告情報を蓄積記憶するメモリ部等の広告情報記憶手段を備える広告分析装置において実行される広告分析方法において、前記広告情報を具体化した広告の提示を受けた被提示者から送信されて来た当該広告に対応する広告対応情報であって、当該広告に相当する前記広告情報に対応する前記識別情報を含む広告対応情報を受信する受信工程と、前記受信した広告対応情報から前記識別情報を抽出する抽出工程と、前記抽出された識別情報に基づき、当該受信した広告対応情報に対応する前記広告に対応する前記広告要素を特定する特定工程と、前記特定された広告要素と、前記提示された広告に相当する前記広告情報と、により構成される対についての情報である対情報を、メモリ部等の対情報記憶手段に記憶する対情報記憶工程と、前記記憶されている対情報を用いて、所望される分析条件により前記広告情報と前記広告要素との関係を分析した分析結果を生成する分析工程と、を含む。
よって、広告要素を識別可能な識別情報を含んで提示された広告から得た広告対応情報が被提示者から送信されて来たとき、当該送信されて来た広告対応情報に含まれていた識別情報に基づき、その被提示者に提示された広告に対応する広告要素を特定し、更に特定された広告要素と、提示された広告に相当する広告情報と、からなる対についての対情報を用いて、所望される分析条件により広告情報と広告要素との関係を広範囲に分析した分析結果を生成するので、被提示者から送信されて来た広告対応情報を元に、実際に被提示者に提示されている広告の内容と広告要素との関係を把握することができる。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の広告分析方法の実行により得られた前記分析結果に基づいて前記広告情報記憶手段に記憶させるべき前記広告情報を生成する広告情報生成方法であって、前記広告情報を構成し、且つ前記分析結果に基づいて生成された広告素材情報が入力される広告素材情報入力工程と、前記広告素材情報により構成される前記広告情報を具体化した前記広告の提示を受けた前記被提示者が当該広告又は当該広告の広告主の少なくともいずれか一方にアクセスするために用いられるべきアクセス情報であって、前記分析結果に基づいて生成されたアクセス情報が入力されるアクセス情報入力工程と、前記広告素材情報により構成される前記広告情報に含ませるべき前記識別情報であって、前記分析結果に基づいて生成された識別情報が入力される識別情報入力工程と、前記入力された広告素材情報、アクセス情報及び識別情報を関連付け、前記広告情報として前記広告情報記憶手段に記憶させる記憶制御工程と、を含む。
よって、請求項10に記載の広告分析方法の実行により得られた分析結果に基づいて生成された広告素材情報等を用いて広告情報を生成して記憶させるので、被提示者の傾向や嗜好等を踏まえた広告情報が生成できることで、より有効な広告効果を有する広告情報を生成することができる。
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、コンピュータを、請求項1から7のいずれか一項に記載の広告分析装置として機能させる。
よって、当該広告分析用プログラムをコンピュータに読み込んで実行することにより、広告要素を識別可能な識別情報を含んで提示された広告から得た広告対応情報が被提示者から送信されて来たとき、当該送信されて来た広告対応情報に含まれていた識別情報に基づき、その被提示者に提示された広告に対応する広告要素を特定し、更に特定された広告要素と、提示された広告に相当する広告情報と、からなる対についての対情報を用いて、所望される分析条件により広告情報と広告要素との関係を広範囲に分析した分析結果を生成するように当該コンピュータが機能するので、被提示者から送信されて来た広告対応情報を元に、実際に被提示者に提示されている広告の内容と広告要素との関係を把握することができる。
従って、より被提示者に提示し易い有効な広告要素を用いて、その広告要素に合致した内容の広告を作成することができる。
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、コンピュータを、請求項8に記載の広告情報生成装置として機能させる。
よって、当該広告情報生成用プログラムをコンピュータに読み込んで実行することにより、広告分析装置における分析結果に基づいて生成された広告素材情報等を用いて広告情報を生成して記憶させるように当該コンピュータが機能するので、被提示者の傾向や嗜好等を踏まえた広告情報が生成できることで、より有効な広告効果を有する広告情報を生成することができる。
請求項1乃至7、9、10及び12に夫々記載の発明によれば、広告要素を識別可能な識別情報を含んで提示された広告から得た広告対応情報が被提示者から送信されて来たとき、当該送信されて来た広告対応情報に含まれていた識別情報に基づき、その被提示者に提示された広告に対応する広告要素を特定し、更に特定された広告要素と、提示された広告に相当する広告情報と、からなる対についての対情報を用いて、所望される分析条件により広告情報と広告要素との関係を広範囲に分析した分析結果を生成するので、被提示者から送信されて来た広告対応情報を元に、実際に被提示者に提示されている広告の内容と広告要素との関係を把握することができる。
従って、より被提示者に提示し易い有効な広告要素を用いて、その広告要素に合致した内容の広告を作成することができる。
また、請求項8、11及び13に夫々記載の発明によれば、広告分析装置又は広告分析方法の実行若しくは広告分析用プログラムの実行により得られた分析結果に基づいて生成された広告素材情報等を用いて広告情報を生成して記憶させるので、被提示者の傾向や嗜好等を踏まえた広告情報が生成できることで、より有効な広告効果を有する広告情報を生成することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、図1乃至図4を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、消費者に提示された広告についての当該消費者の反応を、広告媒体の種類等との関係で分析する広告分析システムに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
また、図1は実施形態に係る広告分析システムの構成を示すブロック図であり、図2は実施形態に係る広告データのデータ構造を例示する図であり、図3は実施形態に係る識別情報としての静止画像を例示する図であり、図4は実施形態に係る広告分析システムの動作を示すフローチャートである。
図1に示すように、実施形態に係る広告分析システムSは、分析サーバSVと、広告の提示を受ける(広告に接する)消費者が携帯している携帯型無線電話機(以下、単に携帯電話と称する)M1、M2、…、Mnと、分析サーバSVと携帯電話M、M2、…、Mnとを接続してデータの授受を仲介するインターネット等のネットワークNTと、により構成されている。
次に、各携帯電話M1、M2、…、Mnの各々は、液晶ディスプレイ等からなる表示部10と、複数の操作ボタン等からなる操作部11と、CPU等からなる主制御部12と、ネットワークNTとの無線によるデータの授受を管理する無線部13と、不揮発性領域及び揮発性領域を備えて主制御部12における処理に必要なデータを記憶するメモリ部14と、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等からなるカメラ部15と、により構成されている。なお、以下の説明において、各携帯電話M1、M2、…、Mnを一般的に呼称する場合には、単に「携帯電話Mと称する」。
更に分析サーバSVは、液晶ディスプレイ等からなる表示部20と、マウス及びキーボード等からなる操作部21と、抽出手段、特定手段、分析手段及び記憶制御手段としてのCPU22と、ネットワークNTとのデータの授受を管理する受信手段及び送信手段としてのインターフェース部23と、不揮発性領域及び揮発性領域を備えてCPU22における処理に必要なデータを記憶する広告情報記憶手段及び対情報記憶手段としてのメモリ部24の不揮発性領域内に記憶され且つ後述するデータ構造を有するデータベースDBと、外部から後述する広告素材情報が入力される広告素材情報入力手段、アクセス情報入力手段及び識別情報入力手段としての入力部25と、により構成されている。
更にまた、データベースDB内には、後述するデータ構造を有する広告情報としての広告データADと、広告内に用いられる動画像又は静止画像自体や商品ロゴマーク自体である画像データVと、同じく広告内に用いられる音自体である音データAと、同じく広告内に用いられる文字自体である文字データCと、が含まれている。ここで広告内に用いられる音とは、具体的には当該広告内で用いられるナレーションに相当する音声や、当該広告内で用いられる楽曲、或いは当該ナレーション又は楽曲を広告内において流す際のバックグラウンドミュージック等が含まれている。
次に、上記広告データADのデータ構造について、図2を用いて説明する。
図2に例示するように、実施形態に係るデータベースDBには、広告一露出に対して一対一に対応付けられる広告データADが不揮発性に記憶されている。
ここで、当該「一露出」とは、例えばテレビコマーシャルであれば15秒又は30秒の長さで画像及び音声と共に放送される広告一つ分を言い、新聞広告の場合であればある日の朝刊一紙分に記載される広告一つ分を言う。またラジオコマーシャルであれば15秒又は30秒の長さで音声として放送される広告一つ分を言い、屋外広告であれば、ビル等の壁面に掲示される大きな広告一つ分を言う。
より具体的には、一露出分に相当する広告データADは、図2に例示するように、名称データ100を先頭として、広告主データ101と、広告対象物データ102と、画像アドレスデータ103と、ロゴアドレスデータ104と、キャッチフレーズデータ105と、検索キーワードデータ106と、表示電話番号データ107と、表示価格データ108と、ナレーションアドレスデータ109と、楽曲アドレスデータ110と、広告媒体データ111と、広告地域データ112と、広告掲載予定期間データ113と、広告掲載時刻データ114と、広告登場人物データ115と、レスポンス回数データ116と、レスポンス送信者特定データ117と、参照URL(Uniform Resource Locator)データ118と、参照電話番号データ119と、販売場所データ120と、広告費用データ121と、広告作成日数データ122と、広告作成マンパワーデータ123と、が一つのファイルを構成するように形成されている。
ここで、上記名称データ100、広告主データ101、広告対象物データ102、画像アドレスデータ103、ロゴアドレスデータ104、キャッチフレーズデータ105、検索キーワードデータ106、表示電話番号データ107、表示価格データ108、ナレーションアドレスデータ109、楽曲アドレスデータ110、広告媒体データ111、広告地域データ112、広告掲載予定期間データ113、広告掲載時刻データ114及び広告登場人物データ115は、夫々に対応する広告の内容を示すものであることから、各々が実施形態に係る広告要素となるものである。
この構成において、名称データ100は、それが先頭に含まれている広告データAD自体を他の広告データADから識別するための名称データである。また、広告主データ101は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告の依頼主の名称を示すデータである。次に広告対象物データ102は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告により宣伝される商品等の名称を示すデータである。
更に画像アドレスデータ103は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に含まれて表示される静止画像又は動画像であって、当該広告を他の広告から識別するための識別情報の役割を担う静止画像又は動画像の、画像データV内におけるアドレスを示すデータである。
ここで、上記「他の広告」とは、異なる商品等又は異なる広告主から依頼された広告の他、同じ商品等又は広告主から依頼された広告であっても、広告媒体又は広告掲載時刻が異なる広告は全ての「他の広告」となるものである。
また、識別情報たる静止画像等の具体例としては、例えばワインの広告の場合、(広告対象のワイン自体が同じであっても)各広告データAD毎(換言すれば一露出毎)に、図3(a)乃至図3(c)に例示するように夫々異なる静止画像G1乃至G3を識別情報として用いる。例えば、あるテレビ局において放送されるテレビコマーシャルには識別情報IDとして静止画像G1を含ませておき、他のテレビ局において放送されるテレビコマーシャルには識別情報IDとして静止画像G2を含ませておく。更に、同じテレビ局でも、ある放送番組内のテレビコマーシャルには静止画像G2を含ませておき、他の番組のテレビコマーシャルには静止画像G3を含ませておく。このとき、例えば静止画像G1とG2を比較すると、画像認識上は別物として区別されるもののその図柄としてはほぼ同一であるため、消費者に対する広告効果としては両者に差異がないことになる。
これにより、当該広告を夫々見て、後述するようにそれらの識別情報の部分を例えば携帯電話M1を用いて撮影した消費者がその旨をレスポンスとして分析サーバSVに送信して来た場合、いずれの広告に対するレスポンスであるかを、一の広告データAD毎に識別できるのである。
次にロゴアドレスデータ104は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に含まれて表示又は放送されるいわゆるロゴであって、当該広告により宣伝される商品等又は広告主の名称等を示すロゴの、画像データV内におけるアドレスを示すデータである。更にキャッチフレーズデータ105は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に含まれて表示又は放送されるいわゆるキャッチフレーズであって、当該広告により宣伝される商品等又は広告主を象徴するキャッチフレーズを構成する文字の、文字データC内におけるアドレスを示すデータである。
次に検索キーワードデータ106は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に含まれて表示又は放送される検索キーワードであって、当該広告により宣伝される商品等を例えばインターネット上の検索サイトにおいて検索する際に入力されることが予測される検索キーワードが記述されているデータである。また表示電話番号データ107は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に含まれて表示又は放送される電話番号(通常は、購入時の連絡先や問い合わせ先等の電話番号となる)を示すデータである。更に表示価格データ108は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に含まれて表示又は放送される、当該広告に含まれる商品等の価格を示すデータである。
次にナレーションアドレスデータ109は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に含まれて放送される音声としてのナレーションを構成する音声データの、音データA内におけるアドレスを示すデータである。また楽曲アドレスデータ110は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に含まれて放送される楽曲に相当する楽曲データの、音データA内におけるアドレスを示すデータである。
以上の画像アドレスデータ103(識別情報としての静止画像等を示す画像アドレスデータ103のみ)、ロゴアドレスデータ104、キャッチフレーズデータ105、検索キーワードデータ106、表示電話番号データ107、表示価格データ108、ナレーションアドレスデータ109及び楽曲アドレスデータ110により、実施形態に係る一の広告データADを他の広告に係る広告データADから識別するための識別情報IDを構成している。
次に広告媒体データ111は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告が為される広告媒体の名称を示すデータである。なお当該広告媒体データ111として具体的には、テレビコマーシャルの場合はチャンネル番号や放送局名、ラジオコマーシャルの場合はバンド名、周波数名及び放送局名、新聞広告の場合は掲載紙名、屋外広告の場合は掲載場所の建物名又は住所表記等になる。
また広告地域データ112は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告が為される地域名又は行政区分名を示すデータである。更に広告掲載予定期間データ113は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告が為される予定の期間を示すデータである。更にまた広告掲載時刻データ114は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告が実際に消費者に提示される提示時刻を示すデータである。
ここで、主として屋外広告や新聞広告の場合、通常は上記広告掲載予定期間データ113で示される期間継続的(新聞広告の場合は「一日のみ」という場合があり得る)に掲示されているはずであり、よって上記「提示時刻」と言う概念は考え難いので、上記広告掲載時刻データ114としては意味のない値(例えば「****」)が記述されている。当該広告掲載時刻データ141に有効な値が記述されるのは、主として、テレビコマーシャルやラジオコマーシャルの場合である。
次に広告登場人物データ115は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に出演している俳優又は女優等の名を示すデータである。
またレスポンス回数データ116は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に接触して(例えば見て)、それを例えば携帯電話Mを用いて撮影した消費者がその旨をレスポンスとして分析サーバSVに送信して来た数を示すデータである。更にレスポンス送信者特定データ117は、当該レスポンスを送信して来た消費者を特定するための送信元メールアドレス等が記述されるデータである。
以上のレスポンス回数データ116及びレスポンス送信者特定データ117により、実施形態に係る一の広告データADについてのレスポンスデータRを構成している。
次に、参照URLデータ118は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に接触した消費者が興味を持った場合にアクセスすべきホームページ等のURLを示すデータである。また参照電話番号データ119は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に接触した消費者が興味を持った場合に電話連絡すべき電話番号を示すデータであり、通常は上記表示電話番号データ107と同じ電話番号のデータが記述されている。更に販売場所データ120は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告に接触した消費者が興味を持った場合に赴くべきその広告対象たる商品等の販売場所を示すデータであり、例えば当該場所を示す地図データや住所データである。
以上の参照URLデータ118、参照電話番号データ119及び販売場所データ120により、実施形態に係る一の広告データADについての紐付けデータDDを構成している。
更に広告費用データ121は、それが含まれている当該広告データADに相当する広告を後述する広告素材情報等を組み合わせて構成する際に要した費用を示すデータであり、広告作成日数データ122は、当該構成のために要した期間を示すデータである。最後に広告作成マンパワーデータ123は、当該構成のために要した人手を示すデータである。
以上の広告費用データ121、広告作成日数データ122及び広告作成マンパワーデータ123により、実施形態に係る一の広告データADについての労力データWを構成している。
以上の構成を備える広告データADが、一露出毎に形成されてデータベースDB内に不揮発性に格納されている。
次に、分析サーバSV(広告を実際に放送等する放送局等を含む)及び携帯電話Mにおいて実行される、実施形態に係る動作(人為的に実行される動作を一部に含む)について、図3を用いて説明する。
当該動作としては、図3(a)に示すように、初めに画像及び音声等を含む広告素材情報を用いて制作すべき広告に相当するデータが、入力部25を介して分析サーバSVに入力される(ステップS1)。このデータには、広告自体としての静止画像等及び音声と共に、上記識別情報IDにいずれかが含まれている。このステップS1の動作については、後ほど詳述する。
次にCPU22は、上記ステップS1において入力されて来たデータを一時的にメモリ部24内に記憶させ、更に上記レスポンスデータR用の領域及び上記紐付けデータDD等をこれに付加した上で、図2に例示した広告データADを生成してデータベースDB内に格納する(ステップS2)。
その後CPU22は、当該生成された広告データADのうち、実際に広告として表示又は放送されるデータを広告媒体たる各メディア(具体的には、例えばテレビコマーシャルの場合にはそれを放送する放送局内のサーバ装置等)に送信する(ステップS3)。
これにより、当該データを受信した各メディアが、当該受信したデータを広告として表示又は放送する(ステップS4)。
次に、携帯電話Mを携帯する消費者が当該表示又は放送されている広告に接触すると(ステップS10)、その消費者は、その広告に含まれている上記識別情報IDを例えばカメラ部15を用いて撮影する(ステップS11)。そして、当該撮影された識別情報IDを含む画像に相当する画像データが、CPU22の制御の下、携帯電話Mにおける主制御部12、無線部13並びにネットワークNTを介して分析サーバSVに送信される(ステップS12)。このとき、当該消費者を特定するための情報として、例えば当該消費者が携帯する携帯電話Mのメールアドレスのデータが送信元メールアドレスのデータとして画像データと共に分析サーバSVに送信される。
次に、当該画像データを受信した(ステップS5)分析サーバSVのCPU22は、当該受信した画像データ内に含まれている識別情報IDと同一の識別情報IDを含む広告データADをデータベースDB内において検索し、当該同一の識別情報IDを含む広告データADにおけるレスポンスデータRの内容を更新する(ステップS6、S8)。このステップS6及びS8における上記更新動作は、具体的には図2に示すレスポンス回数データ116の内容を「1」だけインクリメントすると共に、新たなレスポンス送信者特定データ117として上記画像データと共に送信されて来た送信元メールアドレスを広告データAD内に追加記述する動作である。このとき、当該送信されて来た送信元メールアドレスが既にレスポンス送信者特定データ117として広告データAD内に記述されているものである場合、その送信元メールアドレスが更に追加記述されることはない。
これと並行してCPU22は、ステップS6の動作において検索された広告データAD内に含まれている上記紐付けデータDDを上記ステップS5において受信した画像データの送信元たる携帯電話Mに送信し(ステップS7)、その後分析サーバSVとしての動作を終了する。
そして、当該紐付けデータDDを受信した(ステップS13)携帯電話Mの主制御部12は、当該受信した紐付けデータDDに含まれている上記参照URLデータ118、参照電話番号データ119及び販売場所データ120を携帯電話Mの表示部10上に表示する。これにより当該携帯電話Mを携帯している消費者は、表示されている参照URLデータ118、参照電話番号データ119又は販売場所データ120のいずれかを用いて、例えばその広告データADにおける広告対象たる商品等のホームページを参照したり、問い合わせ先たる参照電話番号に電話をかけたり、或いは販売場所データ120に含まれている情報を用いてその商品等の販売場所に実際に赴いたりする等の動作を実行する(ステップS14)。その後携帯電話Mの主制御部12は、当該携帯電話Mとしての動作を終了する。
一方、上記ステップS6の動作として広告データADの内容を更新した分析サーバSVのCPU22は、当該更新後の広告データADを用いて必要な広告効果の分析処理等を実行して(ステップS9)、分析サーバSVとしての動作を終了する。この分析処理等は操作部11からの入力される分析サーバSVの使用者の指示に基づいて実行されるものである。
また当該分析処理等として具体的には、例えば以下のものが考えられる。
(1)広告媒体データ111により示される広告媒体毎に、その広告媒体データ111と同じ広告データADに含まれている労力データWを構成する各データのいずれかを、その広告データADに含まれているレスポンス回数データ116の値で除した値を算出して表示部20に表示する処理
(2)広告対象物データ102により示される広告対象物毎に、その広告対象物データ102と同じ広告データADに含まれている労力データWを構成する各データのいずれかを、その広告データADに含まれているレスポンス回数データ116の値で除した値を算出して表示部20に表示する処理
(3)広告掲載予定期間データ113又は広告掲載時刻データ114により示される広告掲載予定期間又は広告掲載時刻毎に、その広告掲載予定期間データ113等と同じ広告データADに含まれている労力データWを構成する各データのいずれかを、その広告データADに含まれているレスポンス回数データ116の値で除した値を算出して表示部20に表示する処理
(4)広告掲載予定期間データ113又は広告掲載時刻データ114により示される広告掲載予定期間又は広告掲載時刻毎に、その広告掲載予定期間データ113等と同じ広告データADに含まれているレスポンス回数データ116の値を表示部20に表示する処理
(5)広告内容(すなわち、画像アドレスデータ103等によりそのアドレスが示される静止画像等の広告自体に内容)毎に、その広告内容の広告に相当する広告データADに含まれている労力データWを構成する各データのいずれかを、その広告データADに含まれているレスポンス回数データ116の値で除した値を算出して表示部20に表示する処理
(6)広告内容(すなわち、画像アドレスデータ103等によりそのアドレスが示される静止画像等の広告自体に内容)毎に、その広告内容の広告に相当する広告データADに含まれているレスポンス回数データ116の値を表示部20に表示する処理
その後、当該分析結果は、以後の広告の制作に反映されることとなる。
次に、上記ステップS1として説明した、広告(に相当するデータ)の制作動作について、図3(b)を用いて詳説する。
図3(b)に示すように、当該制作動作としては、それまでの上記ステップS9の動作に係る分析結果を用いて、広告自体を構成する広告素材等がその制作担当者により制作され(ステップS20)、その制作された素材たる広告素材情報が、その広告に対応する識別情報IDと、当該広告に相当する広告データADに紐付けられる紐付けデータDDと、に関連付けられて(ステップS21)、広告としてのデータが完成する。
そして、当該完成したデータは分析サーバSVの入力部25から入力されて上記ステップS2の動作に供され、データベースDB内に新たな広告データADの一部として蓄積されることとなる。
以上説明したように、実施形態に係る広告分析システムSの動作によれば、広告媒体等の広告要素を識別可能な識別情報IDを含んで提示された広告を見た消費者からそれを撮影した画像データが識別情報IDと共に送信されて来たとき、当該送信されて来た画像データに含まれていた識別情報IDに基づき、その消費者に提示された広告に対応する広告要素を特定し、更に特定された広告要素と、提示された広告に相当する広告データADと、からなる対を用いて、所望される分析条件により広告要素と広告データADとの関係を広範囲に分析した分析結果を生成するので、消費者から送信されて来た画像データを元に、実際に消費者に提示されている広告の内容と広告要素との関係を把握することができる。
従って、より被提示者に提示し易い有効な広告要素を用いて、その広告要素に合致した内容の広告を作成することができる。
また、各広告媒体毎に、当該広告対象品についての労力データWのいずれかを同一の広告対象品についてレスポンス回数データ116の値で除した結果を分析結果として生成する場合には、その広告対象品についての広告媒体毎の広告価値を、各広告媒体共通の指標で測ることができる。
更に、各広告地域毎に、当該広告対象品についての労力データWのいずれかを同一の広告対象品についてレスポンス回数データ116の値で除した結果を分析結果として生成する場合には、その広告対象品についての広告地域毎の広告価値を、各広告地域共通の指標で測ることができる。
更にまた、各広告提示時期や広告提示タイミング毎に、同一の広告対象品についてレスポンス回数データ116の値を分析結果として生成する場合には、その広告対象品についての広告提示時期(開始時期及び提示期間)毎の広告価値を、各広告提示時期共通の指標で測ることができる。
また、各広告内容毎に、同一の広告対象品についてレスポンス回数データ116の値を分析結果として生成するので、その広告対象品についての広告内容毎の広告価値を、各広告内容共通の指標で測ることができる。
更に、分析サーバSVに記憶されている広告に相当するデータを、広告媒体を運営する放送局等が所有するサーバ装置等に送信するので、人手を介することなく、迅速に広告に相当するデータをその広告媒体の運営者に送ることができる。
更にまた、消費者からの画像データに送信元のメールアドレスを示すデータが含まれており、広告要素とレスポンス送信者特定データ117とを対として広告データADを構成し、更に、当該記憶されている広告データADを用いて分析結果を生成するので、広告の提示を受けた消費者を含めてよりきめ細かく広告の費用対効果を分析することができる。
また、分析サーバSVとしての分析結果を用いて新たな広告を制作することができるので、消費者の傾向や嗜好等を踏まえた広告が生成できることで、より有効な広告効果を有する広告を生成することができる。
更に、広告データADのデータ構造として、名称データ100を先頭として、少なくとも識別情報IDと各広告要素とが一つのファイルとして広告データADの数だけデータベースDB内に記憶されているので、迅速に分析手段における分析処理を実行することができる。
なお、上述した実施形態では、消費者がその携帯する携帯電話Mで撮影した画像を画像データとして分析サーバSVに送信する場合について説明したが、これ以外に、街頭放送されている広告の音声等(上記ナレーションアドレスデータ109又は楽曲アドレスデータ110としてそのアドレスが記述されている音声データ又は楽曲データに夫々相当する音声又は楽曲)を録音したものを分析サーバSVに送信し、これを音データA内の音声又は楽曲と照合することで、対応する広告データADを特定するように構成することもできる。また、消費者から送信されて来た画像と音声の双方を用いて同様に広告データADを特定することとしてもよい。
更に、上記の実施形態では、広告を見た消費者が自らのメールアドレスのデータを分析サーバSVに送信する画像データ等内に含ませる構成としたが、これ以外に、例えば当該消費者からはその携帯する携帯電話M自体に固有の識別情報(ハードウエアとしての携帯電話Mを識別するための識別情報)を取得し、これを用いてその携帯電話Mに係る通信事業者に問い合わせることで、個人情報の補語に留意しつつ当該通信事業者から当該消費者を特定する情報を取得するように構成することもできる。
更にまた、図4に夫々示すフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又はインターネット等を介して取得して記録しておき、これらを汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを実施形態に係る分析サーバSV内のCPU22又は携帯電話M内の主制御部12として活用することも可能である。
以上夫々説明したように、本発明は広告効果の分析の分野に利用することが可能であり、特に画像又は音声を介して消費者の嗜好等を把握した上での広告効果分析の分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
実施形態に係る広告分析システムの構成を示すブロック図であり、(a)は当該広告分析システムの全体構成を示すブロック図であり、(b)は当該広告分析システムに含まれる携帯電話の細部構成を示すブロック図であり、(c)は当該広告分析システムに含まれる分析サーバの細部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る広告データのデータ構造を例示する図である。 実施形態に係る識別情報としての静止画像を例示する図であり、(a)は第一例を示す図であり、(b)は第二例を示す図であり、(c)は第三例を示す図である。 実施形態に係る広告分析システムの動作を示すフローチャートであり、(a)はその全体を示すフローチャートであり、(b)はその一部の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
10、20 表示部
11、21 操作部
12 主制御部
13 無線部
14、24 メモリ部
15 カメラ部
22 CPU
23 インターフェース部
25 入力部
100 名称データ
101 広告主データ
102 広告対象物データ
103 画像アドレスデータ
104 ロゴアドレスデータ
105 キャッチフレーズデータ
106 検索キーワードデータ
107 表示電話番号データ
108 表示価格データ
109 ナレーションアドレスデータ
110 楽曲アドレスデータ
111 広告媒体データ
112 広告地域データ
113 広告掲載予定期間データ
114 広告掲載時刻データ
115 広告登場人物データ
116 レスポンス回数データ
117 レスポンス送信者特定データ
118 参照URLデータ
119 参照電話番号データ
120 販売場所データ
121 広告費用データ
122 広告作成日数データ
123 広告作成マンパワーデータ
S 広告分析システム
SV 分析サーバ
M1、M2、Mn 携帯型無線電話機(携帯電話)
NT ネットワーク
123 広告作成マンパワーデータ
DB データベース
AD 広告データ
V 画像データ
A 音データ
C 文字データ
G1、G2、G3 静止画像
ID 識別情報
R レスポンスデータ
DD 紐付けデータ
W 労力データ

Claims (13)

  1. 広告媒体、広告費用、広告作成労働量、広告地域、広告対象、当該広告対象を広告するための広告内容、広告主又は広告提示時期の少なくともいずれかである広告要素毎に、他の広告情報から識別するための識別情報を含む広告情報を蓄積記憶する広告情報記憶手段と、
    前記広告情報を具体化した広告の提示を受けた被提示者から送信されて来た当該広告に対応する広告対応情報であって、当該広告に相当する前記広告情報に対応する前記識別情報を含む広告対応情報を受信する受信手段と、
    前記受信した広告対応情報から前記識別情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された識別情報に基づき、当該受信した広告対応情報に対応する前記広告に対応する前記広告要素を特定する特定手段と、
    前記特定された広告要素と、前記提示された広告に相当する前記広告情報と、により構成される対についての情報である対情報を記憶する対情報記憶手段と、
    前記記憶されている対情報を用いて、所望される分析条件により前記広告情報と前記広告要素との関係を分析した分析結果を生成する分析手段と、
    を備えることを特徴とする広告分析装置。
  2. 請求項1に記載の広告分析装置において、
    前記対情報は同一の前記広告対象についての前記対の数であり、
    前記分析手段は、各前記広告媒体毎に、当該広告対象についての前記広告費用を当該対の数で除した結果を前記分析結果として生成することを特徴とする広告分析装置。
  3. 請求項1に記載の広告分析装置において、
    前記対情報は同一の前記広告対象についての前記対の数であり、
    前記分析手段は、各前記広告地域毎に、当該広告対象についての前記広告費用を当該対の数で除した結果を前記分析結果として生成することを特徴とする広告分析装置。
  4. 請求項1に記載の広告分析装置において、
    前記対情報は同一の前記広告対象についての前記対の数であり、
    前記分析手段は、各前記広告提示時期毎に、当該対の数を前記分析結果として生成することを特徴とする広告分析装置。
  5. 請求項1に記載の広告分析装置において、
    前記対情報は同一の前記広告対象についての前記対の数であり、
    前記分析手段は、各前記広告内容毎に、当該対の数を前記分析結果として生成することを特徴とする広告分析装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の広告分析装置において、
    前記広告情報記憶手段に記憶されている前記広告情報を、当該広告情報に含まれる前記識別情報に対応する前記広告媒体を運営する運営者が所有する情報処理装置に送信する送信手段を更に備えることを特徴とする広告分析装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の広告分析装置において、
    前記広告対応情報には、当該広告対応情報を送信して来た前記被提示者を識別するための被提示者識別情報が含まれており、
    前記対情報記憶手段は、前記特定された広告要素と、前記提示された広告に相当する前記広告情報と、対応する前記広告対応情報に含まれていた前記被提示者識別情報と、を前記対情報として記憶し、
    更に前記分析手段は、当該記憶されている対情報を用いて、所望される分析条件により前記広告情報と前記広告要素と前記被提示者との関係を分析した前記分析結果を生成することを特徴とする広告分析装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の広告分析装置における前記分析結果に基づいて前記広告情報記憶手段に記憶させるべき前記広告情報を生成する広告情報生成装置であって、
    前記広告情報を構成し、且つ前記分析結果に基づいて生成された広告素材情報を入力するために用いられる広告素材情報入力手段と、
    前記広告素材情報により構成される前記広告情報を具体化した前記広告の提示を受けた前記被提示者が当該広告又は当該広告の広告主の少なくともいずれか一方にアクセスするために用いられるべきアクセス情報であって、前記分析結果に基づいて生成されたアクセス情報を入力するために用いられるアクセス情報入力手段と、
    前記広告素材情報により構成される前記広告情報に含ませるべき前記識別情報であって、前記分析結果に基づいて生成された識別情報を入力するために用いられる識別情報入力手段と、
    前記入力された広告素材情報、アクセス情報及び識別情報を関連付け、前記広告情報として前記広告情報記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    を備えることを特徴とする広告情報生成装置。
  9. 請求項1から7のいずれか一項に記載の広告分析装置又は請求項8に記載の広告情報生成装置に係る前記広告情報記憶手段に記憶されている前記広告情報のデータ構造であって、
    前記広告情報の名称である名称情報を先頭として、
    少なくとも、
    当該広告情報を識別するための前記識別情報であって前記特定手段における特定処理に供される前記識別情報と、
    当該広告情報を構成する各前記広告要素と、
    が一つのファイルとして前記広告情報の数だけ含まれていることを特徴とするデータ構造。
  10. 広告媒体、広告費用、広告作成労働量、広告地域、広告対象、当該広告対象を広告するための広告内容、広告主又は広告提示時期の少なくともいずれかである広告要素毎に、他の広告情報から識別するための識別情報を含む広告情報を蓄積記憶する広告情報記憶手段を備える広告分析装置において実行される広告分析方法において、
    前記広告情報を具体化した広告の提示を受けた被提示者から送信されて来た当該広告に対応する広告対応情報であって、当該広告に相当する前記広告情報に対応する前記識別情報を含む広告対応情報を受信する受信工程と、
    前記受信した広告対応情報から前記識別情報を抽出する抽出工程と、
    前記抽出された識別情報に基づき、当該受信した広告対応情報に対応する前記広告に対応する前記広告要素を特定する特定工程と、
    前記特定された広告要素と、前記提示された広告に相当する前記広告情報と、により構成される対についての情報である対情報を、対情報記憶手段に記憶する対情報記憶工程と、
    前記記憶されている対情報を用いて、所望される分析条件により前記広告情報と前記広告要素との関係を分析した分析結果を生成する分析工程と、
    を含むことを特徴とする広告分析方法。
  11. 請求項10に記載の広告分析方法の実行により得られた前記分析結果に基づいて前記広告情報記憶手段に記憶させるべき前記広告情報を生成する広告情報生成方法であって、
    前記広告情報を構成し、且つ前記分析結果に基づいて生成された広告素材情報が入力される広告素材情報入力工程と、
    前記広告素材情報により構成される前記広告情報を具体化した前記広告の提示を受けた前記被提示者が当該広告又は当該広告の広告主の少なくともいずれか一方にアクセスするために用いられるべきアクセス情報であって、前記分析結果に基づいて生成されたアクセス情報が入力されるアクセス情報入力工程と、
    前記広告素材情報により構成される前記広告情報に含ませるべき前記識別情報であって、前記分析結果に基づいて生成された識別情報が入力される識別情報入力工程と、
    前記入力された広告素材情報、アクセス情報及び識別情報を関連付け、前記広告情報として前記広告情報記憶手段に記憶させる記憶制御工程と、
    を含むことを特徴とする広告情報生成方法。
  12. コンピュータを、請求項1から7のいずれか一項に記載の広告分析装置として機能させることを特徴とする広告分析用プログラム。
  13. コンピュータを、請求項8に記載の広告情報生成装置として機能させることを特徴とする広告情報生成用プログラム。
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