JP5366668B2 - 搬送用架台 - Google Patents

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本発明は搬送用架台に関する。
搬送用架台として、特許文献1、2に記載のものがある。
特許文献1に記載の搬送用架台は、荷役台の荷役台ベース上にカートを搬出入可能に搭載可能にする荷役台であって、荷役台ベースの上にカートの搭載位置を規制するバー部材を設けるものである。尚、本発明における荷役台とは、物品を荷役・輸送・保管するために物品を単位数量にまとめて載せる面と、フォーク等の差込口を有する台のことをいう。
特許文献2に記載の搬送用架台は、荷役台の底板と荷受板の間にフォークリフトのためのフォーク差込部を備え、荷役台の荷受板の上にカートを搬出入可能に搭載可能にする荷役台であって、荷役台の荷受板の上に、カートの搭載位置を規制する側面ガイドと押付ガイドを設けるものである。
特開2002-284312 特開2004-299846
特許文献1に記載の搬送用架台にあっては、フォークリフトのためのフォーク差込部を備えていないから、フォークリフトによる荷役作業ができない。
特許文献2に記載の搬送用架台にあっては、荷役台の底板と荷受板の間にフォークリフトのためのフォーク差込部を備え、荷役台の荷受板の上に、カートの搭載位置を規制する側面ガイドと押付ガイドを設けるものであるから、荷役台の全体高さが大きく、荷役台の回収保管スペースも過大になる。
また、特許文献2に記載の搬送用架台にあっては、荷役台のフォーク差込部の構成材と、カートの搭載位置を規制する側面ガイド等とが互いに共用部分なく設けられており、全体の構成が複雑かつ製造コスト高になる。
特許文献1、2に記載の搬送用架台にあっては、カートを荷役台ベース又は荷受板の上から搬出するとき、それらの荷役台ベース又は荷受板を水平のままにしており、カートの迅速、軽快な払い出しに困難がある。
本発明の課題は、台車を搬出入可能に搭載できる搬送用架台であって、フォークリフトによる荷役作業を可能にしながら、その全体高さを小さく、その回収保管スペースを小さくすることにある。
本発明の他の課題は、搬送用架台の全体を簡素にし、製造コストを低減することにある。
本発明の他の課題は、台車を迅速、軽快に払い出しすることにある。
本発明の他の課題は、台車に包装箱を棒積みした状態で作業場や店舗等に輸送し、それぞれの場での包装箱の取扱いを容易にすることにある。
請求項1の発明は、架台の底板の上に台車を搬出入可能に搭載可能し、底板の上に、台車の搭載位置を規制する台車位置規制手段を設けるとともに、フォークリフトのためのフォーク差込部を設け、前記台車位置規制手段が台車の搬出入方向に直交する方向で該台車の左右の車輪の位置を規制する左右の規制部を備えてなる搬送用架台であって、前記台車位置規制手段が架台の底板に立設される左右の側板と、それら側板の上端部に渡る上板とを接合した門形板により構成され、左右の側板が前記左右の規制部となり、左右の側板と上板とが囲む門形スペースをフォーク差込部とするようにしたものである。
本発明は、架台の底板の上に台車を搬出入可能に搭載可能にする搬送用架台であって、底板の上に、台車の搭載位置を規制する台車位置規制手段を設けるとともに、フォークリフトのためのフォーク差込部を設けた。従って、台車を搬出入可能に搭載できる搬送用架台であって、フォークリフトによる荷役作業を可能にしながら、その全体高さを小さく、その回収保管スペースを小さくすることができる。
図1は搬送用架台を用いた荷役作業の一例を示す模式図である。 図2は実施例1の搬送用架台を示す模式図である。 図3は搬送用架台の台車ストッパ手段となる規制バーの取外し状態を示す模式図である。 図4は搬送用架台のガイドレールを傾斜させた状態を示す模式図である。 図5はガイドレールの傾動手段を示す模式図である。 図6はガイドレールの傾動手段の変形例を示す模式図である。 図7はガイドレールの変形例を示す模式図である。 図8は実施例2の搬送用架台を示す模式図である。 図9は実施例3の搬送用架台を示す模式図である。 図10は実施例4の搬送用架台を示す模式図である。 図11は実施例5の搬送用架台を示す模式図である。 図12は実施例6の搬送用架台を示す模式図である。 図13は台車の荷台の面の高さを順次低くした状態を示す模式図である。
(実施例1)(図1〜図7)
図1は、本発明の搬送用架台10を用いた包装箱1の荷役作業例を示すものである。まず、工場や物流センター等では、通常の荷役台2や単なる平板(不図示)の上に、多数の包装箱1を水平方向(縦及び横方向)並びに鉛直方向に隣接させて搭載される(図1(A))。包装箱1は、後述する搬送用架台10に搭載されている台車100の配置に一致させて棒積み状に搭載される。荷役台2の上の包装箱1を1箱単位のバラで作業場に運搬したり、荷役台2の上の水平方向で作業者から遠い側の包装箱1内に梱包されているボトル等の収納物品を取出すことの作業性の困難を回避するため、搬送用架台10が用いられる。即ち、搬送用架台10は、荷役台2の上に搭載されている縦方向の包装箱1の個数をNa(例えば3個)とし、横方向の包装箱1の個数をNb(例えば3個)とするとき、Na×Nb個の台車100を架台10の底板11の上に搬出入可能に搭載可能にしている。そして、押し込み装置3の押し込み板3Aにより、荷役台2の上の多数の包装箱1を一度に搬送用架台10の上に搭載してある各台車100の上に押し出して移載し(図1(B)、(C))、各台車100の上に、荷役台2の上の鉛直方向に搭載されているNc個(例えば5個)の包装箱1を棒積みし、その後、図1(C)の包装箱1を棒積みした状態で、搬送用架台10を、物流センター内の包装箱単位での小分け作業場や、包装箱内の収納物品単位での小分け作業場や、もしくは、店舗に輸送し、この搬送用架台10から所望の包装箱1が棒積みされている台車100を搬出し(図1(D))、当該台車100を適宜の位置に移動して、当該包装箱1の箱単位での荷役作業や、当該包装箱1内のボトル等の収納物品を取出す等の荷役作業を行なう。
また、図1(C)の如く、包装箱1を棒積みされた台車100を搬送用架台10に搭載した状態にする方法として、荷役台2に棒積み、一定のルールにて、又はランダムに積まれた包装箱1を、人手や機械装置、好ましくはロボットにて、図1(A)の搬送用架台10の上に搭載してある各台車100の上に、棒積み状に移載しても良い。
また、図1(C)の如く、包装箱1を棒積みされた台車100を搬送用架台10に搭載した状態にする他の方法として、図1(D)の如き包装箱1が棒積みされている台車100のような状態を機械装置や人手にて成し、これを機械装置や人手にて、搬送用架台10に移載しても良い。
荷役台2や平板に棒積みした包装箱1を荷役台2から押し出して相隣る複数の台車100の各荷台101の面に移載する方向、即ち、図1に示す横方向Yにおいて、図13の位置関係図に示す如く、最初の台車100の荷台101の面の高さが、包装箱を棒積みした面、即ち、荷役台2の面に対して低くなるような段差61を設け、架台10に台車100が搭載されると好ましい。これは、底板11の上に薄板のスペーサー60を轢いたり(図13)、底板11の厚みに差を持たせたり(不図示)、ガイドレール50を使用の際は、その高さに差を持たせること等で可能となる(不図示)。荷役台2に対して、横方向Yの最初の台車100の荷台101の面の高さを僅かに低くしたが(段差61)、更に、最初の台車100の荷台101の面に対し、横方向Yの次の台車100の荷台101の面の高さを僅かに低くし(段差62)、以下同様に、相隣る台車100の荷台101の面を順次低く繰り返すと良い(段差63)。このような位置関係にあると、押し込み装置3の押し込み板3Aにより、荷役台2の上の多数の包装箱1を一度に搬送用架台10の上に搭載してある各台車100の上に押し出して移載する際に、台車100の荷台101の面の微小な高さの差で、移載時に包装箱1が引っかかるようなトラブルを防止することができる。段差の好ましい範囲は、1.5〜7mm程度、より好ましい範囲は2〜4mmである。段差がこの範囲より小さいと効果が無く、この範囲より大きいと移載時に包装箱1が前方に傾きすぎ、荷崩れを生じるおそれがある。
搬送用架台10は、図2、図3に示す如く、底板11の上に、台車100の搭載位置を規制する台車位置規制手段20を設けるとともに、フォークリフトのためのフォーク差込部30を設ける。本実施例の搬送用架台10は、底板11の上に、複数列(例えばNb=3列)の台車位置規制手段20を設け、複数列(例えばNb=3列)の台車100を横方向に並べて搬出入可能に搭載可能にする。ここで、底板11にて、台車100の荷台101の裏側に設けてある左右の旋回自在な車輪(キャスタ)102が搬出入する際に離脱又は接触する部分は、搬出入方向に傾斜するテーパー形状等として搬出入時に台車100の挙動が不安定となることを避けることが望ましい(不図示)。また、搬送用架台10の主要材質は、木、金属、樹脂、炭素繊維で補強された樹脂等であり、必要な強度が得られ、好ましくは軽量なものであれば、特に限定されるものではない。
搬送用架台10において、台車位置規制手段20は、台車100の搬出入方向(縦方向X)に直交する方向(横方向Y)で、台車100の荷台101の裏側に設けてある左右の旋回自在な車輪(キャスタ)102、102の位置、本実施例では各車輪102の内側面の位置を規制する左右の規制部21を備える。台車100は、左右の規制部21により規制され、底板11の上の所定の横方向位置から所定の範出入位置に向かって縦方向Xにまっすぐに搬出入される。ここで、台車100の車輪(キャスタ)102は、範出入位置に向かって概ねまっすぐに排入出可能な方向に固定されているほうが、台車100を範出入時の挙動が安定する。しかしながら、方向が完全に固定されていると、搬出後の台車100の取り扱いが困難となるため、好ましくは、車輪(キャスタ)102は搬出入方向に対し左右に旋回自在で、且つ、範出入位置に向かって縦方向に概ねまっすぐに範出入可能な方向に、固定及び固定解除できる機構を有することが好ましい(不図示)。更に好ましくは、固定の際には、搬出可能な方向を中心として、左右に±5度程度、微小角度旋回可能とした固定とすると良い。微小角度旋回可能とすることにより、範出入時には最も挙動が安定する方向に車輪(キャスタ)102が自ら向くことが可能となる。また、台車100においては、搬出後の扱いを容易にするため、手押し用のハンドルを、取外し可能、又は台車100内部に収納可能とする等の方法にて、必要な際には手押し用のハンドルを使用できるようにしておくことが好ましい。
搬送用架台10は、具体的には、台車位置規制手段20が底板11に立設される左右の側板22A、22Aと、それら側板22A、22Aの上端部に渡る上板22Bとを接合(折曲げ成形による一体接合も含む)した門形板22により構成される。本実施例では、2個の門形板22が間隔を介して縦列配置されて1列の台車位置規制手段20を形成している。このとき、搬送用架台10は、門形板22の左右の側板22A、22Aの外幅Aを台車100の左右の車輪102、102の内幅Bより僅かに小さく(A=(0.95〜0.80)B)、門形板22の上板22Bの上面高さL(本実施例では後述するガイドレール50を含む高さ)を台車100の荷台101の下面高さHより小さく設定し、台車100が台車位置規制手段20に被さるように底板11の上に搬入されたとき、左右の側板22A、22Aが左右の規制部21となって台車100の左右の車輪102、102の内側面の位置を規制し、底板11の上で左右の側板22A、22Aと上板22Bとが囲む門形スペースをフォーク差込部30とする。
尚、搬送用架台10は、底板11の横方向の両側部に側板12、12を立設する。底板11の上における側板12の配置、各台車位置規制手段20の配置は、台車100のサイズに応じ、底板11の上で相隣る台車100の隙間及び段差を最小限とするように設定される。
搬送用架台10は、底板11の上であって、台車100の搬出入方向(縦方向)に沿う両端部に、台車100の搬出を阻止する台車ストッパ手段40を設ける。台車100は、台車ストッパ手段40により規制され、底板11の上の所定の搬入位置に停留される。本実施例の台車ストッパ手段40は、台車100の荷台101の前縁又は後縁に衝接し、荷台101の位置を規制する規制バー41からなる。規制バー41は長尺平板状をなし、その両端を折曲げてなる取付片41Aを、底板11の上の側板12の外面にねじ止め、ピン止め等の方法で取付けられ(図2)、台車100の搬出入時には、台車ストッパ手段40または規制バー41は取外される(図3)。
搬送用架台10は、底板11の上に、台車100の荷台101の裏面に接して該台車100を搬出入方向にガイドし得るガイドレール50を設けることが好ましい。搬送用架台10は、図4に示す如く、台車位置規制手段20を構成している門形板22の上板22Bの上に図2のAの長さ未満に並置された2個のガイドレールを並置し、又は図2のAの長さ未満でこれに近い長さの幅広のガイドレール50(不図示)を設置し、各ガイドレール50は長尺ケース51と、長尺ケース51の長手方向に沿う各位置に枢支されている多数個のローラー52からなり、台車100の荷台101の裏面にそれらのローラー52を転接可能にしている。尚、ローラーを用いずに、ガイドレール上表面を滑り易い素材、例えば、滑りの良い樹脂、滑りの良い物質をコーティングや含浸した金属等としたり、エアー浮上や磁石の反発力を利用する等としても良い。搬送用架台10は、各ガイドレール50の長尺ケース51の一端に設けた枢支部53Aを門形板22に設けたブラケット53に枢支し、ガイドレール50を枢支部53Aまわりに傾動させて該ガイドレール50を台車100の搬出入方向に傾斜させる傾動手段54を設ける。台車100は、傾動手段54により傾斜されるガイドレール50のローラー52に載って底板11の外に重力で払い出される。
傾動手段54は、図5に示す如く、門形板22の上板22Bの上に並置されている2個のガイドレール50に渡る傾動爪55を各ガイドレール50の長尺ケース51の枢支部53Aから遠い側となる他端の下側に配置するとともに、この傾動爪55の枢支部55Aを門形板22に枢支して構成される。操作レバー56を傾動爪55の枢支部55A近くに設けたレバー差込部55Bに差込み、この操作レバー56を人手で回動させて傾動爪55を傾動させ、ひいては2個のガイドレール50を同時にそれらの枢支部53Aまわりに傾動させる。尚、より好ましくは、傾動爪55を全ての台車位置規制手段20に設けた全てのガイドレール50に渡るように設け、操作レバー56の回動により全ての台車位置規制手段20の全てのガイドレール50を同時に傾動させることもできる。個別にガイドレール50を傾動し台車100を排出させると、排出方向に対して左又は右の各台車100に棒積みしてある包装箱同士が接触して不安定となることがあるが、全てのガイドレール50を同時に傾動させ、各台車100を同時に排出させることで、このような接触現象を防止することができる。
本実施例の搬送用架台10によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)底板11の上に、台車100の搭載位置を規制する台車位置規制手段20を設けるとともに、フォークリフトのためのフォーク差込部30を設けた。従って、台車100を搬出入可能に搭載できる搬送用架台10であって、フォークリフトによる荷役作業を可能にしながら、その底板11、台車位置規制手段20、フォーク差込部30を含む全体高さを小さく、その回収保管スペースを小さくすることができる。
(b)台車位置規制手段20が台車100の搬出入方向に直交する方向で該台車100の左右の車輪102、102の位置を規制する左右の規制部21を備えた。従って、底板11に搬出入される台車100の左右の車輪102、102の位置を、左右の規制部21により規制し、台車100を底板11の上の所定の横方向位置から所定の搬入位置に向かって縦方向にまっすぐに搬出入することができる。
(c)台車位置規制手段20が架台10の底板11に立設される左右の側板22A、22Aと、それら側板22A、22Aの上端部に渡る上板22Bとを接合した門形板22により構成され、左右の側板22A、22Aが左右の規制部21となり、左右の側板22A、22Aと上板22Bとが囲む門形スペースをフォーク差込部30とした。従って、門形板22を台車位置規制手段20とフォーク差込部30の構成材として共用するものになり、全体の構成を簡素にし、製造コストを低減できる。
(d)底板11の上に、複数列の台車位置規制手段20を設け、複数列の台車100を並べて搭載できる。
(e)底板11の上であって、台車100の搬出入方向に沿う端部に、台車100の搬出を阻止する台車ストッパ手段40を設けることにより、台車100を底板11の上の所定の搬入位置に停留できる。台車ストッパ手段40を規制バー41により簡素に構成できる。
(f)底板11の上に、台車100の荷台101の裏面に接して台車100を搬出入可能にガイドし得るガイドレール50を設け、ガイドレール50を台車100の搬出入方向において傾斜させる傾動手段54を設けた。従って、台車100を迅速、軽快に払い出しできる。
(g)搬送用架台10からの包装箱1を棒積みした台車100の払い出し、搬送用架台10への包装箱1を棒積みした台車100の移載において、包装箱1を持ち上げたり下ろしたりすることなく、ほぼ水平方向の動きのみで可能となるために、機械装置による作業においては、そのエネルギー使用量を最小限とすることができ、また、人手による作業においては、作業者の身体的負荷を最小限とすることができる。
(h)台車100に包装箱1を棒積みした状態で、物流センター内の包装箱単位での小分け作業場や、包装箱内の収納物品単位での小分け作業場もしくは、店舗に輸送されるため、それぞれの場での包装箱1の取扱いが容易となる。
尚、図6は、傾動手段54の変形例を示し、前述の傾動爪55をエアシリンダ、電動シリンダ等の昇降シリンダ57の昇降により傾動させるようにしたものである。昇降シリンダ57は、搬送用架台10の外に設けても良い(不図示)。
また、図7は、ガイドレール50の長尺ケース51の中央部に設けた枢支部53Aを門形板22に設けたブラケット53に枢支し、門形板22の上板22Bと長尺ケース51の枢支部53Aから遠い両端の間にロッド58を着脱自在にしたものである。台車100を搬送用架台10から払い出すとき、払い出したい側のロッド58を抜き、棒積みした包装箱1や台車100を人手や簡単な押し出し装置で押したり、自重にてガイドレール50を傾斜させる。ロッド58を抜いた後に、ガイドレール50を傾動させる手段として、ロッド58の代わりに、図5に示した傾動手段54を用いても良い。また、ロッド58の代わりに、図6に示した傾動手段54を用いても良い。その場合は、傾動爪55はガイドレール50と接続し、包装箱1や台車100の自重で、ガイドレールが傾動してしまわないような固定機能を昇降シリンダ57が有すことで、輸送時等の荷崩れを防止できる。ガイドレール50の長尺ケース51の中央部を支点として傾斜させるため、長尺ケース51の一端を支点として傾斜させるものに比して、はるかに小さい力で傾斜させることができる。また、ガイドレール50を搬出入方向のいずれの方向にも傾斜させることができる。
(実施例2)(図8)
実施例2の搬送用架台10が実施例1と異なる点は、底板11の上に門形板22だけを設けたことにある。搬送用架台10を極めて簡素にしながら、台車位置規制手段20とフォーク差込部30を備えることができる。台車100が不安定に動いたり、勝手に搬出されてしまうことを防止するには、台車100の荷台101の裏側に設けてある左右の旋回自在な車輪(キャスタ)102に車輪回転ストッパ機構を備える等の方法で対応できる。更に、本実施例に実施例1の如きガイドレール50を設けても良い。
(実施例3)(図9)
実施例3の搬送用架台10が実施例2と異なる点は、底板11の上であって、台車100の搬出入方向に沿う両端部に台車ストッパ手段40を設けたことにある。台車ストッパ手段40を構成する規制バー41の両端の取付片41Aが、底板11の上の取付板13の外面にねじ止め、ピン止め等の方法で取付けられる。更に、本実施例に実施例1の如きガイドレール50を設けても良い。
(実施例4)(図10)
実施例4の搬送用架台10が実施例3と異なる点は、底板11の横方向の両端部に側板12を設けたことにある。また、本実施例は、実施例1(図2)からガイドレール50を除いた形態でもある。実施例2や実施例3と比較すると、側板12により台車100の荷台101が規制されるため、台車100が、底板11の上でガタつくことが防止され、より安定化する。
(実施例5)(図11)
実施例5の搬送用架台10が実施例1と異なる点は、帯状底板14の上に側板12と門形板22だけを設け、更に帯状底板14と門形板22とを連続一体化したことにある。帯状底板14は、底板11のように、搬送用架台10の底全面に形成されるものではなく、縦方向Xに、門形板22の大きさ以下とされる。板材の曲げ成形、溶接、ねじ固定等により、帯状底板14と門形板22を連続一体化することにより、全体の構成を一層簡素にするものになる。特に、帯状底板14と門形板22とを連続一体化したことにより、材料の削減と軽量化が図られる。帯状底板14の形状は板形状でなくとも、より一層の材料の削減と軽量化を図るため、Y方向に伸びた複数の棒形状(不図示)、穴あき板形状(不図示)等としても良い。但し、台車100の搬送用架台10への移載や搬送用架台10からの払い出し時、複数の棒形状や穴あき板形状とした帯状底板14では、台車100が帯状底板14を乗り越える回数が増加して、台車100が乗り越え時にぐらつく等して不安定となる。台車100の乗り越え挙動を安定化するには、帯状底板14は板形状が最も好ましい。しかし、図1の如く包装箱1は押し込み装置3の押し込み板3Aにより台車に移載され、更に、本実施例5に実施例1の如きガイドレール50を設けて、払い出しはガイドレール50に行う際は上述の乗り越え回数は関係ないので、むしろ棒形状や穴あき板形状とした形態が好ましい。
尚、搬送用架台10は、帯状底板14の上に搬入した台車100の前後の車輪102の位置を規制する規制凸部42を帯状底板14に凸条形成し、この規制凸部42を台車ストッパ手段40としている。各規制凸部42は、台車100の搬出入方向に沿う上面を三角形状にし、台車100の搬出側と搬入側のそれぞれに台車100の搬出入を容易にするための搬出側スロープ42Aと搬入側スロープ42Bを備える(図11(C))。規制凸部42は、底板11のプレス成形、又は底板11への三角断面材の接合等により形成できる。また、規制凸部42が無くとも、車100の荷台101の裏側に設けてある左右の旋回自在な車輪(キャスタ)102に車輪回転ストッパ機構を備える等の方法でも対応できる。
(実施例6)(図12)
実施例6の搬送用架台10が実施例5と異なる点は、台車ストッパ手段40となる規制バー41を底板11の上の側板12に取付けたことにある。この場合は、上述の規制凸部42は不要となる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、搬送用架台は唯1個の台車を搬出入可能に搭載するものでも良い。
本発明によれば、台車を搬出入可能に搭載できる搬送用架台であって、フォークリフトによる荷役作業を可能にしながら、その全体高さを小さく、その回収保管スペースを小さくすることができる。また、本発明によれば、搬送用架台の全体を簡素にし、製造コストを低減することができる。また、本発明によれば、台車を迅速、軽快に払い出しすることができる。更に、本発明によれば、台車に包装箱を棒積みした状態で作業場や店舗等に輸送されるため、それぞれの場での包装箱の取扱いが容易となる。
10 搬送用架台
11 底板
12 側板
20 台車位置規制手段
21 規制部
22 門形板
22A 側板
22B 上板
30 フォーク差込部
40 台車ストッパ手段
41 規制バー
42 規制凸部
50 ガイドレール
54 傾動手段
100 台車
101 荷台
102 車輪

Claims (10)

  1. 架台の底板の上に台車を搬出入可能に搭載可能し、
    底板の上に、台車の搭載位置を規制する台車位置規制手段を設けるとともに、フォークリフトのためのフォーク差込部を設け、
    前記台車位置規制手段が台車の搬出入方向に直交する方向で該台車の左右の車輪の位置を規制する左右の規制部を備えてなる搬送用架台であって、
    前記台車位置規制手段が架台の底板に立設される左右の側板と、それら側板の上端部に渡る上板とを接合した門形板により構成され、
    左右の側板が前記左右の規制部となり、左右の側板と上板とが囲む門形スペースをフォーク差込部とする搬送用架台。
  2. 前記架台の底板と、前記台車位置規制手段を構成する門形板とを連続一体化してなる請求項に記載の搬送用架台。
  3. 前記架台の底板の上に、複数列の台車位置規制手段を設け、複数列の台車を並べて搭載可能にする請求項1又は2に記載の搬送用架台。
  4. 前記架台の底板の上であって、台車の搬出入方向に沿う端部に、台車の搬出を阻止する台車ストッパ手段を設けてなる請求項1〜のいずれかに記載の搬送用架台。
  5. 前記台車ストッパ手段が、台車の荷台の位置を規制する規制バーからなる請求項に記載の搬送用架台。
  6. 前記台車ストッパ手段が、台車の車輪の位置を規制する規制凸部からなる請求項に記載の搬送用架台。
  7. 前記架台の底板の上に、台車の荷台の裏面に接して該台車を搬出入方向にガイドし得るガイドレールを設けてなる請求項1〜のいずれかに記載の搬送用架台。
  8. 前記ガイドレールを台車の搬出入方向において傾斜させる傾動手段を設けてなる請求項に記載の搬送用架台。
  9. 荷役台上の棒積みした包装箱を荷役台から押し出して相隣る複数の台車の各荷台の面に移載する方向に関し、最初の台車の荷台の面の高さが荷役台の包装箱を棒積みした面に対して低くなるようにし、更に最初の台車の荷台の面に対し次の台車の荷台の面の高さを低くし、同様に相隣る複数の台車の荷台の面を順次低く繰り返してなる請求項1〜のいずれかに記載の搬送用架台。
  10. 前記台車に設けた車輪は左右に旋回自在で、且つ、台車の搬出入位置に向かって概ねまっすぐに搬出入可能な方向に固定できる機構を備えてなる請求項1〜のいずれかに記載の搬送用架台。
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