JP5366293B2 - 液晶滴下装置及び液晶滴下方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に液晶を滴下する液晶滴下装置及び該液晶滴下装置での処理方法に関する。
従来から液晶表示パネルの製造に際して、ガラス基板に液晶を滴下する液晶滴下装置が用いられている。液晶は温度によって密度が変化し、高温の場合には密度が減少し、低温の場合には密度が増加するため、同一体積の液晶を滴下してもその重量が変化することがある。このため、液晶滴下装置においては、液晶の重量が定期的に測定される。
例えば、特許文献1に記載された技術では、基板を搭載するステージの横に電子天秤と、当該電子天秤上のカップとを配置している。そして、液晶が充填された容器と、当該容器内の液晶を先端から吐出するノズルとを含むヘッドを、基板に対する液晶滴下時には基板上に移動させて液晶を滴下し、液晶重量の測定時にはカップ上に移動させて液晶を滴下する。
特開2007−7611号公報
しかしながら、上述した従来の液晶滴下装置では、ヘッドを基板上からカップ上まで移動させる間、カップに液晶を滴下する間、ヘッドをカップ上から基板上まで移動させる間には、基板に対する液晶の滴下が中断され、時間的な効率向上の妨げとなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、基板に液晶を滴下する際の時間的な効率を向上させた液晶滴下装置を提供するものである。
本発明に係る液晶滴下装置は、基板を載置するステージに対して前記基板が搬入及び搬出され、前記搬入によってステージ上に載置された基板上にノズルから液晶を吐出させて滴下する液晶滴下装置において、
前記ノズルからの前記液晶の吐出量を測定する秤量器と、
前前記秤量器によって前記ノズルからの前記液晶の吐出量を測定し、測定した前記吐出量の適否を判定する滴下精度確認処理を実行する制御装置と、を有し、
前記制御装置は、前記滴下精度確認処理に要する期間が、前記液晶が滴下された基板前記ステージ上から搬出し、新たな基板を前記ステージに搬入する搬出及び搬入動作に要する期間よりも長いときには、前記滴下精度確認処理を、複数回の前記搬出及び搬入動作の期間に分けて実行するように構成される。
本発明に係る液晶滴下方法は、基板を載置するステージに対して前記基板が搬入及び搬出され、前記搬入によってステージ上に載置された基板上にノズルから液晶を吐出させて滴下する液晶滴下方法において、
前記ノズルからの前記液晶の吐出量を測定し、測定した前記吐出量の適否を判定する滴下精度確認工程を有し、
前記滴下精度確認工程に要する期間が、前記液晶が滴下された基板を前記ステージ上から搬出し、新たな基板を前記ステージに搬入する搬出及び搬入動作に要する期間よりも長いときには、前記滴下精度確認工程を、複数回の前記搬出及び搬入動作の期間に分けて実行するように構成される。
本発明によれば、滴下精度確認に要する期間が、液晶が滴下された基板ステージ上から搬出し、新たな基板をステージに搬入する搬出及び搬入動作に要する期間よりも長いときには、滴下精度確認処理を、複数回の搬出及び搬入動作の期間に分けて実行するので、本来基板への液晶の滴下ができる期間において当該液晶滴下中断させずに済み、基板に液晶を滴下する際の時間的な効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る液晶滴下装置を適用した液晶滴下システムの平面図である。図1に示す液晶滴下システム10は、液晶表示パネルの製造に際して、ガラス基板200に液晶を滴下するものである。液晶滴下システム10は、本発明の実施の形態に係る液晶滴下装置を構成する滴下ユニット20−1、20−2、20−3及び20−4と、基板受け渡し機構30と、搬送装置としての搬送ロボット40とにより構成される。
液晶滴下の対象となるガラス基板200は、基板受け渡し機構30における上流端32に配置される。搬送ロボット40は、搬入機構及び搬出機構に対応し、基板受け渡し機構30の延在方向(図1における方向A)に移動可能であり、図1における方向Bに回転可能である。この搬送ロボット40は、後述する制御装置160の制御によって、基板受け渡し機構30における上流端32に配置されたガラス基板200を搬送し、滴下ユニット20−1、20−2、20−3及び20−4におけるステージ(図1では図示せず)に随時搬入、搭載する。
滴下ユニット20−1、20−2、20−3及び20−4は、ステージに載置されたガラス基板200の表面に液晶を滴下する。液晶滴下は、搬送ロボット40によるガラス基板200の搬送等と比較して時間を要するため、これら滴下ユニット20−1、20−2、20−3及び20−4が並列的に稼動することにより、時間短縮を図り、生産性を向上させることができる。
ガラス基板200に液晶が滴下された後、搬送ロボット40は、滴下ユニット20−1、20−2、20−3及び20−4におけるステージに搭載された、液晶が滴下されたガラス基板200を随時搬出し、基板受け渡し機構30における下流端34に配置する。このような一連の動作によって、ガラス基板200の上面に液晶が滴下される。
図2(a)は、滴下ユニット20−1、20−2、20−3及び20−4(以下、これら滴下ユニット20−1、20−2、20−3及び20−4をまとめて、適宜「滴下ユニット20」と称する)の構成を示す図である。
滴下ユニット20は、液晶表示パネルの製造に際して、ガラス基板200における、設定された位置に液晶201を滴下するものである。この滴下ユニット20は、ガラス基板200を搭載する搭載部110と、ガラス基板200上の設定された位置に、設定された量(体積)の液晶201を滴下するヘッド101とを有する。ここで、ガラス基板200には、その外周縁部に沿って内部に液晶を封入するためのシール剤202が塗布されている。ガラス基板200上に液晶を滴下した後、当該ガラス基板200と別のガラス基板を貼り合わせることによって、液晶表示パネルが製造される。この滴下ユニット20は、制御装置160によって制御される。
搭載部110は、ステージ111、台座111a、移動装置112、秤量器としての電子天秤141及び計量用容器としてのカップ142を有する。ステージ111は、上面に、搬送ロボット40によって搬入されるガラス基板200を搭載する。このステージ111の下部には、X軸駆動部、Y軸駆動部及びθ軸駆動部を備えた移動装置112が取り付けられている。この移動装置112は、制御装置160の制御によってX方向、Y方向に移動するとともに、θ方向に回転移動する。これにより、移動装置112上のステージ111がX方向、Y方向に移動するとともに、θ方向に回転移動し、更には、ステージ111に搭載されたガラス基板200がX方向、Y方向に移動するとともに、θ方向に回転移動する。
ステージ111の端部には、台座111aが取り付けられている。この台座111aには、一回の滴下動作によって滴下される液晶201の重量を測定するための電子天秤141が配置され、当該電子天秤141には、カップ142が搭載される。
ヘッド101は、滴下部120、容器140及び移動装置150を有する。容器140には液晶201が充填されている。移動装置150は、X軸駆動部、Y軸駆動部、Z軸駆動部を備え、制御装置160の制御によって、ヘッド101をX方向、Y方向及びZ方向のそれぞれに移動させる。この移動装置150によるヘッド101の移動と、上述した搭載部110内の移動装置112によるステージ111の移動とによって、ステージ111に搭載されたガラス基板200とヘッド101とは互いに相対移動する。
滴下部120は、流路134によって容器140と接続される。この滴下部120は、取り出しポート121、備蓄室122、ノズル123、固定部124、回転軸126、回転部127、カム128及びプランジャ130を有する。
取り出しポート121は、流路134に接続され、当該流路134を介して、容器40内に充填された液晶201を取り出す。備蓄室122は、この取り出された液晶201を一時的に蓄える。ノズル123は、備蓄室122内の液晶201を吐出する。
回転軸126は、モータ129に連結されて回転する。また、回転軸126の先端であって、モータ129との連結部位とは反対の側には、回転部127が接続される。この回転部127は、回転軸126の回転に伴って、下面が固定部124の上面と当接した状態で回転する。また、固定部124には、回転軸126の軸心を中心とする同一半径上であって、且つ、回転軸126を挟んで対向する位置に取出しポート121とノズル123が備えられている。2つのプランジャ130は、備蓄室122内に上下動自在に挿通され、上方に付勢された状態にあり、上部がカム128に当接している。これら2つのプランジャ130は、一方が取り出しポート121と上下に対向するときに、他方がノズル123と上下に対向するような位置関係で配置される。プランジャ130が上方に移動したときに、備蓄室122内に液晶201を収容する空間が形成される。カム128は、回転軸126を囲むように配置され、プランジャ130が取り出しポート121上を通過する間に、当該プランジャ130が下限から上限まで移動し、プランジャ130がノズル123上を通過する間に、当該プランジャ130が上限から下限まで移動するように、下面が凹凸形状となっている。
滴下部120における液晶201の滴下は、以下のようにして行われる。まず、回転部127が回転して、取り出しポート121上を一方のプランジャ130が通過する間に、当該プランジャ130が上限まで移動し、取り出しレポート121から備蓄室122内に液晶201を取り込む。備蓄室122の容積は、プランジャ130の移動量に比例するため、当該移動量を調整することで、備蓄室122 内の液晶201の量が設定される。
次に、回転部127が回転して、液晶201を充填した備蓄室122がノズル123上を通過する間に、備蓄室122内のプランジャ130が下限まで移動する。これにより、それまで備蓄室122に充填されていた液晶201がプランジャ130によって押し出され、ノズル123の先端から吐出される。
このような構成の滴下ユニット20は、搬送ロボット40によってステージ111上に液晶201が滴下される前のガラス基板200が供給載置されると、制御装置160によってモータ129、各移動装置112、150の駆動を制御して、ステージ111上に載置されたガラス基板200に向けて液晶201を滴下する。ガラス基板200への液晶201の滴下が終了すると、当該ガラス基板200は、搬送ロボット40によってステージ111上から取り出されて搬出される。
また、滴下ユニット20は、一回の滴下動作によって滴下される液晶201の重量を測定し、その重量が所定範囲内であるか否かを判定する処理(液晶滴下精度確認処理)を行う。その場合には、制御装置160の制御によってカップ142の直上までノズル123を移動させ、この状態で、ノズル123からカップ142に向けて液晶201を、1回の滴下動作分だけ滴下させる。なお、この実施例において、1回の滴下動作とは、ガラス基板200上においてシール剤202に囲まれる1つの領域内に対する液晶の滴下動作のことであり、その領域内に滴下される液晶の総重量を測定するものである。しかしながら、1回の滴下動作を、ノズル123からの液晶201の吐出1回分を含む所定回数分としてもよい。
本実施形態では、搬送ロボット40によって、液晶201が滴下されたガラス基板200がステージ111から搬出されて、液晶201が滴下されていない別のガラス基板200がステージ111に搬入されるまでの期間内(例えば、30秒間程度)に、液晶滴下精度確認処理が行われる。なお、搬送ロボット40によってガラス基板200がステージ111に対して搬出及び搬入されるときには、ステージ111が移動装置112によって搬送ロボット40に対するガラス基板200の受け渡し位置に位置付けられる。そこで、ステージ111が受け渡し位置に位置付けられた状態において、そのステージ111に搭載された電子天秤141のカップ142の真上にノズル123が位置付けられるように、制御装置160が移動装置150を制御してヘッド101を移動させる。
図3は、液晶滴下精度確認処理が行われる場合の滴下ユニット20及び搬送ロボット40の動作を示すフローチャートである。なお、初期状態において、滴下ユニット20におけるステージ111には、液晶201が滴下される前の新たなガラス基板200が搭載されているものとする。
滴下ユニット20内のヘッド101は、制御装置160の制御に基づいて、ステージ111に載置されたガラス基板200に向けて、ノズル123から液晶201を吐出させて滴下する(S101)。
ステージ111に載置されたガラス基板200に対する液晶201の滴下が完了したならば、制御装置160は、今回の液晶201を滴下したガラス基板200が、今回の生産ロットの最後のガラス基板200であるか否かを判定する(S102)。今回のガラス基板200が生産ロットの最後のガラス基板200である(YES)場合、制御装置160は、搬送ロボット40を制御して、ステージ111上の液晶201が滴下されたガラス基板200を搬出(S103)し、生産(液晶200の滴下処理)を終了して待機する。一方、今回のガラス基板200が生産ロットの最後のガラス基板200ではない(NO)場合、更に、制御装置160は、液晶滴下精度確認処理を継続中か否かの判定(S104:詳細は後述する。)の後、液晶201を滴下したガラス基板200の枚数が所定枚数に達したか否かを判定する(S105)。例えば、所定枚数のガラス基板200へ液晶201を滴下する毎に、液晶滴下精度確認処理を行う場合には、制御装置160は、自身が制御する搬送ロボット40によるガラス基板200の搬出及び搬入動作の回数や、ヘッド101による液晶201の滴下動作の回数に基づいて、液晶201を滴下したガラス基板200の枚数を内蔵された計数器にてカウントし、その枚数が内蔵された記憶部にあらかじめ設定されている滴下処理枚数に達したか否かを判定する。なお、計数器によるカウント値は、液晶滴下精度確認処理が完了する毎にリセットさせるので、制御装置160は、今回の生産ロットについての生産開始以後の最初の液晶滴下精度確認処理の後、所定枚数(設定枚数)のガラス基板200への滴下処理毎に液晶滴下精度確認処理を実行する。
液晶201を滴下したガラス基板200の枚数が所定枚数に達していない場合、制御装置160は、搬送ロボット40を制御し、ガラス基板200の搬出を行わせる(S106)。搬送ロボット40は、この制御に応じて、液晶201が滴下されたガラス基板200をステージ111上から搬出する。液晶201が滴下されたガラス基板200の搬出が完了したら、制御装置160は、搬送ロボット40を制御し、液晶201が滴下されていない次のガラス基板200をステージ111に搬入する動作を行わせる(S107)。
その後、制御装置160は、次のガラス基板200のステージ111への搬入が完了すると、S101の工程に戻り、その動作を実行する。
一方、液晶201を滴下したガラス基板200の枚数が所定枚数に達した場合には、制御装置160は、S106およびS107の工程からなる搬出及び搬入動作と、液晶滴下精度確認処理(S108)とを並行して行わせる。
すなわち、搬送ロボット40による、ガラス基板200の搬出及び搬入動作の期間内に、制御装置160は、液晶滴下精度確認処理として以下のa〜cの動作を並行して実行する。
a.ヘッド101(ノズル123)をカップ142の上方に移動させ、ノズル123からカップ142に一回の滴下動作分の液晶201を滴下させ、その後、ヘッド101を予め設定されている待機位置に戻させる動作。
b.カップ142内の液晶(1回の滴下動作分の液晶201)201の重量を測定し、測定した液晶201の重量が許容範囲内か否かを判定する動作。
c.カップ142内の液晶201を廃棄する動作。
ここで、液晶201の重量の測定は、カップ142内に液晶201を滴下する前後での電子天秤141の測定値の差から求めることができる。また、カップ142内の液晶201の廃棄は、例えば、横転機構を介して電子天秤141の計量部上にカップ142を搭載しておき、カップ142を電子天秤141に隣接して配置した廃棄トレーに向けて横転させることにて行うことができる。
なおここで、前述の液晶滴下精度確認処理を完了させるに要する時間が、S106およびS107の工程に要する時間よりも長い場合が考えられる。そこで、この実施の形態においては、液晶滴下精度確認処理をaの動作とbおよびcの動作との2回に分割して実行するものとする。
すなわち、S105の工程の後の液晶滴下精度確認処理においては、aの動作を行う。そして、S107の工程で次のガラス基板200(ここでは、便宜上、このガラス基板を「1枚目のガラス基板200」と称す。)が完了し、S101の工程でこの1枚目のガラス基板200に対する液晶201の滴下が行われる。続くS102の工程で判定がNOであれば、次のS104の工程にて液晶滴下精度確認処理が継続中か否かが判定される。この場合、前回のS108の工程でaの動作が行われたので、液晶滴下精度確認処理は継続中である(YES)と判定され、S105の工程をとばして、S106およびS107の工程とS108の工程の並行処理へと進み、S108の工程にて、bおよびcの動作を行う。なおここでのS106の工程では、1枚目のガラス基板200の搬出が行われ、S107の工程では、1枚目のガラス基板200に続く更に次のガラス基板(「2枚目のガラス基板200」と称す。)が搬入される。
なお、bの動作で判定される許容範囲の情報は、例えば、制御装置160内のメモリ(図示せず)に記憶されており、制御装置160は、入力した測定値と、許容範囲の情報とを比較し、測定値が許容範囲内にあるか否かを判定する。そして、測定値が許容範囲よりも小さい場合には、プランジャ130の移動量を大きくする調整が行われ、備蓄室122 内の液晶201の体積、換言すれば、ノズル123から吐出される液晶201の体積を大きくする。一方、測定値が許容範囲よりも大きい場合には、プランジャ130の移動量を小さくする調整が行われ、備蓄室122 内の液晶201の体積、換言すれば、ノズル123から吐出される液晶201の体積を小さくする。これにより、液晶201が熱によって膨張や収縮が生じた場合や滴下部120に経時的な誤差が生じた場合においても、適切な量の液晶201を滴下することができる。なお、bの動作においてノズル123からの液晶201の吐出量を補正した場合、その後で、再度S108の工程を実行し、補正後の液晶201の吐出量の確認を行うとよい。
図4は、従来の液晶滴下精度確認処理が行われる場合のタイミングチャートであり、図5は、本実施形態において液晶滴下精度確認処理が行われる場合のタイミングチャートである。
図4に示すように、従来、液晶滴下精度確認処理を行うタイミングが到来したときには、液晶が滴下されたガラス基板が搬出され、次に、液晶が滴下されていないガラス基板(1枚目のガラス基板)が搬入された後に、液晶滴下精度確認処理が単独で行われ、更にその後に、ガラス基板への液晶滴下処理が行われていた。
一方、図5に示すように、本実施形態では、液晶201が滴下されたガラス基板200が搬出され、次に、液晶201が滴下されていないガラス基板(1枚目のガラス基板)200が搬入される期間内は、ヘッド101による液晶201の滴下を行うことができず、当該ヘッド101が未稼働であることに鑑み、その期間内にカップ142の上方へのヘッド101の移動、カップ142への液晶201の滴下、及び、ヘッド101の待機位置への移動(aの動作)を行う。
そして、1枚目のガラス基板200への液晶201の滴下が行われた後は、当該1枚目のガラス基板200が搬出され、次に、液晶201が滴下されていないガラス基板(2枚目のガラス基板)200が搬入される期間内に、カップ142内の液晶の重量測定、当該重量が許容範囲内であるか否かの判定(bの動作)、及び、カップ142内の液晶201の廃棄(cの動作)が行われる。従って、従来と比較して、ガラス基板200への液晶201の滴下の中断時間が減り、時間的な効率を向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、ガラス基板200の搬出及び搬入の期間内に、カップ142の上方へのヘッド101の移動、カップ142への液晶201の滴下、及び、ヘッド101の待機位置への移動(aの動作)を行い、その次のガラス基板200の搬出及び搬入の期間内に、カップ142内の液晶の重量測定、当該重量が許容範囲内であるか否かの判定(bの動作)、及び、カップ142内の液晶201の廃棄(cの動作)を行うようにしたが、図6に示すように、一回のガラス基板200の搬出及び搬入の期間内に、a〜cの動作を完了可能であれば、1回のガラス基板200の搬出及び搬入の期間内にa〜cの動作を行うようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、前記液晶滴下精度確認処理を、所定枚数のガラス基板200への液晶201の滴下が完了する毎に行なうものとしたが、これに限られるものではなく、一枚のガラス基板200への液晶201の滴下が完了する毎、すなわち、ガラス基板200の搬出及び搬入動作の度に行なうようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ガラス基板200の搬出及び搬入の期間内において、カップ142内の液晶の重量測定、及び、当該重量が許容範囲内であるか否かの判定の後に、カップ142内の液晶201の廃棄を行うようにしたが、ガラス基板200に対する液晶201の滴下に支障がなければ、ガラス基板200の搬出及び搬入の期間内に限定されるものではなく、S101の工程と並行して行うようにしてもよい。
また、カップ142内の液晶201の廃棄を行うcの動作を、カップ142に液晶201が滴下される毎に行うものとしたが、これに限られるものではなく、複数回の滴下動作毎に廃棄を行うようにしてもよい。すなわち、カップ142内に貯留可能な液晶201の量(重量)の上限値を制御装置160の記憶装置に記憶させておき、電子天秤141による測定値から求めたカップ142内の液晶201の量(重量)が記憶された重量に到達したならば、カップ142内の液晶201を廃棄する動作を実行する。
また、廃棄手段を、カップ142を横転させる横転機構の例で説明したが、これに限られるものではなく、他の機構、例えば、吸引ポンプに接続された管をカップ142内に挿入して、カップ142内に貯留された液晶201を吸引して廃棄する吸引機構としてもよい。
また、ヘッド101が1つの例で説明したが、複数のヘッド101を備えた液晶滴下装置にも適用可能である。このような場合、上述のa〜cの動作をヘッド101の数分だけ繰り返して行うこととなる。例えば、ヘッド101が4つで、上述の実施形態と同様に、a〜cの動作をaの動作とb、cの動作の2回に分けて実行する場合、S105の工程でYESの判定がなされた後、7枚のガラス基板200に対する液晶201の滴下処理の間に4つのヘッド101についての液晶滴下精度確認処理が行われることとなる。
また、搬送装置としての搬送ロボット40で、滴下ユニット20に対するガラス基板200の搬入および搬出を行う例で説明したが、搬入用の搬送ロボット(搬入機構)と搬出用の搬送ロボット(搬出機構)を専用に設けてもよい。
本発明に係る液晶滴下装置は、基板に液晶を滴下する際の時間的な効率を向上させることができ、液晶滴下装置として有用である。
本発明の実施形態に係る液晶滴下装置を適用した液晶滴下システムの平面図である。 本発明の実施形態に係る滴下ユニットの構成を示す図である。 液晶滴下精度確認処理が行われる場合の滴下ユニット及び搬送ロボットの動作を示す第1のフローチャートである。 従来の液晶滴下精度確認処理が行われる場合のタイミングチャートである。 本発明の実施形態において液晶滴下精度確認処理が行われる場合の第1のタイミングチャートである。 本発明の実施形態において液晶滴下精度確認処理が行われる場合の第2のタイミングチャートである。
符号の説明
10 液晶滴下システム
20−1、20−2、20−3、20−4 滴下ユニット(液晶滴下装置)
30 基板受け渡し機構
32 上流端
34 下流端
40 搬送ロボット
101 ヘッド
110 搭載部
111 ステージ
111a 台座
112 移動装置
120 滴下部
121 取り出しポート
122 備蓄室
123 ノズル
124 固定部
126 回転軸
127 回転部
128 カム
129 モータ
130 プランジャ
134 流路
140 容器
150 移動装置
141 電子天秤
142 カップ
160 制御装置
200 ガラス基板
201 液晶
202 シール剤

Claims (5)

  1. 基板を載置するステージに対して前記基板が搬入及び搬出され、前記搬入によってステージ上に載置された基板上にノズルから液晶を吐出させて滴下する液晶滴下装置において、
    前記ノズルからの前記液晶の吐出量を測定する秤量器と、
    前記秤量器によって前記ノズルからの前記液晶の吐出量を測定し、測定した前記吐出量の適否を判定する滴下精度確認処理を実行する制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、前記滴下精度確認処理に要する期間が、前記液晶が滴下された基板前記ステージ上から搬出し、新たな基板を前記ステージに搬入する搬出及び搬入動作に要する期間よりも長いときには、前記滴下精度確認処理を、複数回の前記搬出及び搬入動作の期間に分けて実行することを特徴とする液晶滴下装置。
  2. 前記秤量器は、前記ノズルから吐出された液晶を収容する計量用容器を有し、
    この計量用容器内に収容された前記液晶を廃棄する廃棄手段を備え、
    前記制御装置は、前記廃棄手段を制御して前記計量用容器内に収容された前記液晶を廃棄することを特徴とする請求項1に記載の液晶滴下装置。
  3. 前記制御装置は、前記滴下精度確認処理での判定で前記吐出量が不適であると判定した場合に、前記ノズルから吐出させる前記液晶の量を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の液晶滴下装置。
  4. 基板を載置するステージに対して前記基板が搬入及び搬出され、前記搬入によってステージ上に載置された基板上にノズルから液晶を吐出させて滴下する液晶滴下方法において、
    前記ノズルからの前記液晶の吐出量を測定し、測定した前記吐出量の適否を判定する滴下精度確認工程を有し、
    前記滴下精度確認工程に要する期間が、前記液晶が滴下された基板前記ステージ上から搬出し、新たな基板を前記ステージに搬入する搬出及び搬入動作に要する期間よりも長いときには、前記滴下精度確認工程を、複数回の前記搬出及び搬入動作の期間に分けて実行するようにしたことを特徴とする液晶滴下方法
  5. 前記滴下精度確認工程での判定で前記吐出量が不適であると判定した場合に、前記ノズルから吐出させる前記液晶の量を補正することを特徴とする請求項4に記載の液晶滴下方法
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