JP5365369B2 - 送信装置、歪み補償装置及び歪み補償方法 - Google Patents

送信装置、歪み補償装置及び歪み補償方法 Download PDF

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Description

本発明は、送信装置、歪み補償装置及び歪み補償方法に関し、例えば、増幅器で発生する電圧制御歪みを抑制することができる送信装置、歪み補償装置及び歪み補償方法に関する。
従来より、移動体通信システムにおける無線基地局装置等の送信装置では、送信対象となる信号(以下、「送信信号」という。)を増幅器により増幅している。かかる増幅器は、増幅効率の向上の観点から、一般に、非線形特性部分の近傍で動作させることが多く、その場合、非線形特性に起因する歪み(以下、「非線形歪」という。)が多く発生する問題がある。一方で、線形特性部分で動作させると、非線形歪は少なくなるが、増幅効率が低下する問題がある。
そこで、かかる問題に対処するため、増幅器を非線形特性部分で高効率に動作させ、かつ、非線形歪の発生を抑制する技術が種々提案されている。例えば、送信信号を入力信号とし、入力信号のエンベロープ信号に追従して、増幅器に印加する電圧を適宜変更する技術が知られている(特許文献1参照)。
ここで、かかる従来技術を採用する従来の送信装置について説明する。図15は、従来の送信装置の構成を示す図である。図15に示すように、従来の送信装置1は、増幅器2と、エンベロープ検出部3と、電圧制御部4とを備える。
増幅器2は、印加される電圧に応じて送信信号を増幅し、増幅した送信信号を送信アンテナ5へ出力する。エンベロープ検出部3は、送信信号のエンベロープ信号を検出し、検出したエンベロープ信号を電圧制御部4に入力する。
電圧制御部4は、入力されるエンベロープ信号に従って増幅器2に印加される電圧を変更する。具体的には、電圧制御部4は、入力されるエンベロープ信号に応じたパルス幅のパルス信号を生成し、このパルス信号に従って増幅器2に印加される電圧を所定のスイッチング素子によりスイッチングする。
このように、従来の送信装置1では、増幅器2に印加される電圧を入力信号に応じて適宜変更することにより、増幅器2を電力効率の高い非線形特性部分で動作させていた。
特開2007−180795号公報
しかしながら、上記した従来の送信装置では、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式のように広帯域の送信信号を扱う通信方式を用いる場合に、増幅器2で非線形歪みとは異なる歪みが発生する恐れがあるという問題があった。
具体的には、OFDM通信方式においては、送信信号のエンベロープ信号が高速で変化することから、送信装置の電圧制御部4によるスイッチングが遅れることがある。そのため、電圧制御部4によって増幅器2に印加される電圧と増幅器2へ入力される送信信号との間に位相差が生じる。その結果、増幅器2で出力信号の歪みが発生する。なお、本明細書では、電圧制御部4によって増幅器2に印加される電圧と増幅器2へ入力される送信信号との位相差に起因して増幅器2で発生する歪みを「電圧制御歪み」と呼ぶこととする。
図16は、増幅器2の模式的な入出力ゲイン特性を示す図である。図16では、横軸は入力信号の電力レベルを示し、縦軸は入出力ゲインを示している。電圧制御部4によって増幅器2に印加される電圧と増幅器2へ入力される送信信号との間に位相差が生じた場合、図16に示すように、増幅器2への入力信号が同一の電力レベルPaであっても、増幅器2に印加される電圧Vの大小に応じて入出力ゲインが変動する。このように、従来の送信装置では、電圧制御部4によって増幅器2に印加される電圧と増幅器2へ入力される送信信号との間に位相差が生じた場合に、増幅器2で電圧制御歪みが発生するという問題があった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、増幅器で発生する電圧制御歪みを抑制することができる送信装置、歪み補償装置及び歪み補償方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、送信装置は、印加される電圧に応じて送信信号を増幅する増幅手段と、前記送信信号のエンベロープ信号を検出するエンベロープ検出手段と、前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させる低速化手段と、前記低速化手段によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って前記増幅手段に印加される電圧を変更する電圧制御手段とを備えた。
本願の開示する送信装置の一つの態様によれば、増幅器で発生する電圧制御歪みを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る送信装置の構成を示す図である。 図2は、実施例1に係る送信装置による歪み補償処理の処理手順を示すフローチャートである。 図3は、実施例2に係る送信装置の構成を示す図である。 図4は、図3に示す低速化部の詳細図である。 図5は、窓係数乗算部による窓係数の乗算処理について説明するための図である。 図6は、丸め及びクリップ処理部による処理の他の一例を説明するための図である。 図7は、丸め及びクリップ処理部による処理の他の一例を説明するための図である。 図8は、図3に示す非線形フィルタの詳細図である。 図9は、図3に示すLPFの詳細図である。 図10は、図3に示すLMSの詳細図である。 図11は、実施例2に係る送信装置による歪み補償処理の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、実施例3に係る送信装置の構成を示す図である。 図13は、図12に示す低速化/LPF部の詳細図である。 図14は、図13に示す比較/加算器(CMP+)の詳細図である。 図15は、従来の送信装置の構成を示す図である。 図16は、増幅器の模式的な入出力ゲイン特性を示す図である。
以下に、本願の開示する送信装置、歪み補償装置及び歪み補償方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本願の開示する送信装置は、例えば、移動体通信システムにおける無線基地局装置やその他の各種通信装置に適用される。
まず、実施例1に係る送信装置の概要を説明する。実施例1に係る送信装置は、増幅器で送信信号を増幅するに際して、送信信号のエンベロープ信号を検出し、検出したエンベロープ信号の変化速度を低下させた上で、変化速度の低下したエンベロープ信号に従い増幅器に印加される電圧を変更する。これにより、増幅器で発生する電圧制御歪みを抑制することができる。
次に、実施例1に係る送信装置10の構成を説明する。図1は、実施例1に係る送信装置10の構成を示す図である。図1に示すように、送信装置10は、増幅器101と、エンベロープ検出部102と、低速化部103と、電圧制御部104と、電圧制御歪み補償係数決定部105と、乗算器106とを有する。なお、乗算器106は複素乗算器であってもよい。
増幅器101は、印加される電圧に応じて送信信号を増幅し、増幅した送信信号を送信アンテナ107へ出力する。
エンベロープ検出部102は、送信信号のエンベロープ信号を検出し、検出したエンベロープ信号を低速化部103へ出力する。
低速化部103は、エンベロープ検出部102によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させる。
電圧制御部104は、低速化部103によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って増幅器101に印加される電圧を変更する。具体的には、電圧制御部104は、変化速度が低下されたエンベロープ信号に応じたパルス幅のパルス信号を生成し、このパルス信号に従って増幅器101に印加される電圧を公知のスイッチング素子によりスイッチングする。
これにより、電圧制御部104は、入力されるエンベロープ信号が比較的に高速で変化するOFDM通信方式における送信信号のエンベロープ信号である場合であっても、スイッチング遅れ等を生じることなく増幅器101に印加される電圧を変更することができる。そのため、電圧制御部104によって増幅器101に印加される電圧と増幅器101へ入力される送信信号との位相差を減少させることができる。その結果、増幅器101で発生する電圧制御歪みを抑制することができる。
電圧制御歪み補償係数決定部105は、エンベロープ検出部102によって検出されたエンベロープ信号と低速化部103によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に応じて、電圧制御歪みを補償するための係数である電圧制御歪み補償係数を決定する。そして、電圧制御歪み補償係数決定部105は、決定した歪み補償係数を乗算器106へ出力する。
乗算器106は、電圧制御歪み補償係数決定部105によって決定された電圧制御歪み補償係数を送信信号に乗算し、この送信信号を増幅器101へ出力する。これにより、増幅器101は、電圧制御歪みがより一層抑制された信号を出力することができる。
次に、実施例1に係る送信装置10による歪み補償処理について説明する。図2は、実施例1に係る送信装置10による歪み補償処理の処理手順を示すフローチャートである。
図2に示すように、送信装置10のエンベロープ検出部102は、送信信号のエンベロープ信号を検出する(ステップS101)。そして、エンベロープ検出部102は、検出したエンベロープ信号を低速化部103及び電圧制御歪み補償係数決定部105へ出力する。
続いて、低速化部103は、エンベロープ検出部102によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させる(ステップS102)。そして、低速化部103は、変化速度が低下したエンベロープ信号を電圧制御部104及び電圧制御歪み補償係数決定部105へ出力する。
続いて、電圧制御部104は、低速化部103によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って増幅器101に印加される電圧を変更する(ステップS103)。
また、電圧制御歪み補償係数決定部105は、エンベロープ検出部102によって検出されたエンベロープ信号と低速化部103によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に応じて、電圧制御歪み補償係数を決定する(ステップS104)。そして、電圧制御歪み補償係数決定部105は、決定した電圧制御歪み補償係数を乗算器106へ出力する。
続いて、乗算器106は、電圧制御歪み補償係数決定部105によって決定された電圧制御歪み補償係数を送信信号に乗算する(ステップS105)。
続いて、増幅器101は、電圧制御部104によって印加される電圧に応じて、乗算器106から入力される送信信号を増幅し、増幅した送信信号を送信アンテナ107へ出力する(ステップS106)。
上述してきたように、実施例1に係る送信装置10は、送信信号のエンベロープ信号の変化速度を低下させ、その変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って増幅器101に印加される電圧を変更する。そのため、増幅器101に印加される電圧と増幅器101へ入力される送信信号との位相差を減少させることができ、その結果、増幅器101で発生する電圧制御歪みを抑制することができる。
また、実施例1に係る送信装置10は、送信信号のエンベロープ信号と、変化速度が低下されたエンベロープ信号に応じて、電圧制御歪みを補償するための歪み補償係数を決定し、決定した歪み補償係数を送信信号に乗算する。そのため、増幅器101で発生する電圧制御歪みをより一層抑制することができる。
ところで、上記実施例1では、増幅器で発生する電圧制御歪みを抑制する例を示したが、増幅器で発生する非線形歪み及び電圧制御歪みの両方を抑制するようにしてもよい。そこで、実施例2では、増幅器で発生する非線形歪み及び電圧制御歪みの両方を抑制する送信装置について説明する。
次に、実施例2に係る送信装置20の構成を説明する。図3は、実施例2に係る送信装置20の構成を示す図である。
図3に示すように、送信装置20は、直交変調部201と、DAC(Digital/Analog Converter)202と、周波数変換部203と、増幅器204と、送信アンテナ205と、エンベロープ検出部206と、低速化部207と、非線形フィルタ208と、ローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)209と、遅延調整部210と、DAC211と、電圧制御部212と、周波数変換部213と、ADC(Analog/Digital Converter)214と、直交復調部215と、プリディストータ216とを有する。
直交変調部201は、後述するようにプリディストータ216によって歪み補償の施された送信信号を直交変調するとともに、直交変調した送信信号をベースバンドから中間周波数(IF:Intermediate Frequency)帯域の信号に変換する。DAC202は、直交変調部201によってIF帯域に変換された送信信号をアナログ信号に変換する。周波数変換部203は、DAC202によってアナログ信号に変換されたIF帯域の送信信号を無線周波数(RF:Radio Frequency)帯域の信号に変換し、変換した送信信号を増幅器204へ出力する。
増幅器204は、電圧制御部212によって印加される電圧に応じて、周波数変換部203から入力される送信信号を増幅し、増幅した送信信号を送信アンテナ205へ出力する。また、増幅器204は、増幅した送信信号の一部をフィードバック信号として周波数変換部213へ出力する。
エンベロープ検出部206は、送信信号のエンベロープ信号を検出し、検出したエンベロープ信号を低速化部207へ出力する。
低速化部207は、エンベロープ検出部206によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させる。ここで、図4を用いて、低速化部207の具体的な構成について説明する。図4は、図3に示した低速化部207の詳細図である。図4に示すように、低速化部207は、シフトレジスタ221と、窓係数乗算部222と、トーナメント演算部223とを有する。
シフトレジスタ221は、複数(図4では、8個)の単位遅延回路221aを直列に接続して構成されている。シフトレジスタ221は、エンベロープ検出部206から入力されるエンベロープ信号を単位遅延回路221aにシリアルに通過させ、当該エンベロープ信号に対して時間的な遅れを付与することで、現在のエンベロープ値から時間的に遅れた複数のエンベロープ値を取得する。図4に示した例では、シフトレジスタ221は、エンベロープ検出部206から入力されるエンベロープ信号について、現在のデータから時間的に8つ前までのエンベロープ値をサンプリングした計9個のエンベロープ値(D、D、…、D−5)を取得する。なお、D(n−1)は、D(n)より時間的に1つ前の(時間的に1つ遅れている)データを示す(ただし、nは整数)。
窓係数乗算部222は、複数(図4では、9個)の乗算器222aを含み、シフトレジスタ221によってサンプリングされた各エンベロープ値に対して重み付けの係数である窓係数(図4では、C10〜C18)をそれぞれ乗算することで、各エンベロープ値の重み付けを行う。
また、窓係数乗算部222は、シフトレジスタ221によってサンプリングされたエンベロープ値のうち余分なエンベロープ値に対して窓係数0を乗算することで、サンプリングデータの数を絞る。窓係数乗算部222は、例えば、図4に示すように、シフトレジスタ221によってサンプリングされた9個のエンベロープ値のうち、両端から2個の計4個のエンベロープ値に対して窓係数0(すなわち、C10=C11=C17=C18=0)を乗算することで、エンベロープ値の数を5個(D、D、…、D−3)に絞る。
なお、図5は、窓係数乗算部222による窓係数の乗算処理について説明するための図である。窓係数乗算部222は、シフトレジスタ221によって取得されたエンベロープ値T〜Tのうち余分なエンベロープ値を決定するパラメータである窓幅パラメータを復号器(DEC)222bにより復号化し、論理積部222c及び選択器(SEL)222dへ出力する。続いて、窓係数乗算部222は、窓幅パラメータに応じて論理積部222c及びSEL222dを動作させ、窓係数レジスタ222eから読み出した窓係数C10〜C18を乗算器222aへ出力する。これにより、シフトレジスタ221によってサンプリングされたエンベロープ値T0〜T8と窓係数C10〜C18とが乗算器222aにより乗算され、その乗算結果がトーナメント演算部223へ出力される。なお、エンベロープ値T0〜T8の全てを余分なエンベロープ値に決定する場合、つまり、低速化部207を無効とする場合、窓係数乗算部222は、窓幅パラメータに応じて論理積部222cの出力をゼロに設定すると共に、SEL222dの出力を無効を示す係数である無効係数に設定する。
トーナメント演算部223は、複数(図4では、8個)の比較器(CMP)223aと、丸め及びクリップ処理部223bとを有する。CMP223aは、窓係数乗算部222から入力されるエンベロープ値を2値ずつ比較し、2値のうち大きい方のエンベロープ値を出力する処理を繰り返し行うことで、最終的に最大のエンベロープ値を求め、丸め及びクリップ処理部223bへ出力する。図4に示す例では、CMP223aは、窓係数乗算部222から入力される重み付けされた5個のエンベロープ値(D、D、…、D−3)のうち最大のエンベロープ値を求める。
丸め及びクリップ処理部223bは、CMP223aから入力される最大のエンベロープ値を所定のサンプリングレートで非線形フィルタ208へ出力することで、単位時間当たりのエンベロープ信号の変化量を低下させる。
図6及び図7は、丸め及びクリップ処理部223bによる処理の一例を説明するための図である。なお、窓係数乗算部222によって窓係数C10=C11=C17=C18=0及びC12=C13=C14=C15=C16=1がシフトレジスタ221からの各エンベロープ値に乗算され、5個のエンベロープ値のうちの最大値が丸め及びクリップ処理部223bに入力されるものとする。
丸め及びクリップ処理部223bは、図6の例に示すように、CMP223aから入力される最大のエンベロープ値を5クロックに1回の割合で出力する。また、丸め及びクリップ処理部223bは、図7の例に示すように、CMP223aから入力される最大のエンベロープ値を1クロックに1回の割合で出力する。このようにすることで、丸め及びクリップ処理部223bは、単位時間当たりのエンベロープ信号の変化量を低下させる。言い換えると、丸め及びクリップ処理部223bは、CMP223aから入力される最大のエンベロープ値を所望のサンプリングレートで非線形フィルタ208へ出力することで、エンベロープ信号の変化速度を低下させる。
このように、低速化部207は、シフトレジスタ221と窓係数乗算部222とトーナメント演算部223とを協働して動作させることで、エンベロープ検出部206によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させる。
図3の説明に戻って、非線形フィルタ208は、低速化部207によって変化速度が低下されたエンベロープ信号を平滑化する。ここで、図8を用いて、非線形フィルタ208の具体的な構成について説明する。図8は、図3に示した非線形フィルタ208の詳細図である。図8に示すように、非線形フィルタ208は、傾斜判定部208aと、上り傾斜用非線形変換テーブル208bと、下り傾斜用非線形変換テーブル208cと、選択器(SEL)208dとを有する。
傾斜判定部208aは、低速化部207から入力される前回のエンベロープ信号と今回のエンベロープ信号とを基に、エンベロープ信号の傾斜が上り傾斜及び下り傾斜のいずれであるかを判定し、その判定結果をSEL208dへ出力する。上り傾斜用非線形変換テーブル208bは、エンベロープ信号の傾斜が上り傾斜である場合に、そのエンベロープ信号の傾斜に応じた非線形変換値をSEL208dへ出力する。下り傾斜用非線形変換テーブル208cは、エンベロープ信号の傾斜が下り傾斜である場合に、そのエンベロープ信号の傾斜に応じた非線形変換値をSEL208dへ出力する。SEL208dは、傾斜判定部208aからの判定結果に応じて、上り傾斜用非線形変換テーブル208bの出力及び下り傾斜用非線形変換テーブル208cの出力のいずれか一方を選択し、LPF209へ出力する。
このように、非線形フィルタ208は、傾斜判定部208aと上り傾斜用非線形変換テーブル208bと下り傾斜用非線形変換テーブル208cと選択器208dとを協働して動作させることで、低速化部207によって変化速度が低下されたエンベロープ信号を平滑化する。
図3の説明に戻って、LPF209は、非線形フィルタ208によって平滑化されたエンベロープ信号から高周波成分を除去する。ここで、図9を用いて、LPF209の具体的な構成について説明する。図9は、図3に示したLPF209の詳細図である。図9に示すように、LPF209は、シフトレジスタ231と、フィルタ係数乗算部232と、トーナメント演算部233とを有する。
シフトレジスタ231は、複数(図9では、8個)の単位遅延回路231aを直列に接続して構成されている。シフトレジスタ231は、LPF209によって高周波信号成分の除去されたエンベロープ信号を単位遅延回路231aにシリアルに通過させ、当該エンベロープ信号に対して時間的な遅れを付与することで、現在のエンベロープ値から時間的に遅れた複数のエンベロープ値を取得する。図9に示した例では、シフトレジスタ231は、非線形フィルタ208から入力されるエンベロープ信号について、現在のデータから時間的に8つ前までのエンベロープ値をサンプリングした計9個のエンベロープ値をサンプリングデータとして取得する。
フィルタ係数乗算部232は、複数(図9では、9個)の乗算器232aを含み、シフトレジスタ231によってサンプリングされた各エンベロープ値に対して重み付けの係数であるフィルタ係数(図9では、C21〜C28)をそれぞれ乗算することで、各エンベロープ値の重み付けを行う。
トーナメント演算部233は、複数(図9では、8個)の加算器233aと、丸め及びクリップ処理部233bとを有する。加算器233aは、フィルタ係数乗算部232によって重み付けされたエンベロープ値を2値ずつ加算する処理を繰り返し行うことで、最終的に重み付けされたエンベロープ値の総和を求め、丸め及びクリップ処理部233bへ出力する。
丸め及びクリップ処理部233bは、加算器233aから入力されるエンベロープ値の総和を低速化部207における丸め及びクリップ処理部223bと同一のサンプリングレートで非線形フィルタ208へ出力することで、エンベロープ信号の高周波成分を除去する。
このように、LPF209は、シフトレジスタ231とフィルタ係数乗算部232とトーナメント演算部233とを協働して動作させることで、非線形フィルタ208によって平滑化されたエンベロープ信号の高周波成分を除去する。
図3の説明に戻って、遅延調整部210は、電圧制御部212によって増幅器204に印加される電圧と周波数変換部203から増幅器204に入力される送信信号との増幅器204への入力タイミングが一致するように、LPF209からのエンベロープ信号に遅延を付与する。遅延調整部210は、LPF209からのエンベロープ信号にクロック単位の精度で遅延を付与する必要がある場合には、シフトレジスタ等により構成される。一方、遅延調整部210は、LPF209からのエンベロープ信号にクロック未満の精度で遅延を付与する必要がある場合には、FIR(Finit Impulse Response)フィルタ等により構成される。DAC211は、遅延調整部210によって遅延が付与されたエンベロープ信号をアナログ信号に変換し、電圧制御部212へ出力する。
電圧制御部212は、DAC211から入力されるエンベロープ信号に従って、言い換えると、低速化部207によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って増幅器204に印加される電圧を変更する。具体的には、電圧制御部212は、変化速度が低下されたエンベロープ信号に応じたパルス幅のパルス信号を生成し、このパルス信号に従って増幅器204に印加される電圧を所定のスイッチング素子によりスイッチングする。
周波数変換部213は、増幅器204から入力されるRF帯域のフィードバック信号をIF帯域の信号に変換する。ADC214は、周波数変換部213によってIF帯域に変換されたフィードバック信号をディジタル信号に変換する。直交復調部215は、ADC214によってディジタル信号に変換されたフィードバック信号を直交復調するとともに、直交復調したフィードバック信号をIF帯域からベースバンドの信号に変換してプリディストータ216へ出力する。
プリディストータ216は、電力算出部241と、ルックアップテーブル(LUT)242と、乗算器243と、アドレス生成部244と、LUT245と、乗算器246と、遅延調整部247と、遅延調整部248と、減算器249と、遅延調整部250と、LMS(Least Mean Spuare)251とを有する。なお、乗算器243や乗算器246は、複素乗算器であってもよい。
電力算出部241は、入力される送信信号の電力値又はエンベロープ信号を算出し、算出した送信信号の電力値又はエンベロープ信号(双方組み合わせた2次元アドレスでもく、以下「電力値」という。)をLUT242へ出力する。
LUT242は、電力算出部241によって算出された送信信号の電力値に応じて、増幅器204の非線形特性に起因して増幅器204で発生する非線形歪みを補償するための非線形歪み補償係数を決定し、決定した非線形歪み補償係数を乗算器243へ出力する。具体的には、LUT242は、送信信号の電力値ごとに非線形歪み補償係数を格納しており、電力算出部241から入力される電力値に対応した非線形歪み補償係数を乗算器243へ出力する。
乗算器243は、LUT242によって決定された非線形歪み補償係数を送信信号に乗算することによって、増幅器204で発生する非線形歪みを補償し、非線形歪みを補償した送信信号を乗算器246へ出力する。なお、乗算器243を複素乗算器とした場合は、乗算器243は、LUT242によって決定された非線形歪み補償係数を送信信号に複素乗算する。
アドレス生成部244は、エンベロープ検出部206によって検出されたエンベロープ信号と低速化部207によって変化速度が低下されたエンベロープ信号を、LUT245を索引するための2次元アドレスとして生成し、生成したアドレスをLUT245へ出力する。
LUT245は、アドレス生成部244によって生成されたアドレスに応じて、増幅器204で発生する電圧制御歪みを補償するための電圧制御歪み補償係数を決定し、決定した電圧制御歪み補償係数を乗算器246へ出力する。具体的には、LUT245は、アドレスごとに電圧制御歪み補償係数を格納しており、アドレス生成部244から入力されるアドレスに対応した電圧制御歪み補償係数を乗算器246へ出力する。
乗算器246は、LUT245によって決定された電圧制御歪み補償係数を、乗算器246から入力される非線形歪みの補償された送信信号に乗算することによって、増幅器204で発生する電圧制御歪みを補償する。また、乗算器246は、非線形歪み及び電圧制御歪みが補償された送信信号を直交変調部201へ出力する。なお、乗算器246を複素乗算器とした場合は、乗算器246は、LUT245によって決定された電圧制御歪み補償係数を、乗算器246から入力される非線形歪みの補償された送信信号に複素乗算する。
遅延調整部247は、直交復調部215から入力されるフィードバック信号をクロック未満の精度で遅延させ、減算器249へ出力する。遅延調整部248は、送信信号をクロック単位の精度で遅延させ、減算器249へ出力する。すなわち、これら遅延調整部247、248は、減算器249にて同一時刻の信号を比較するために、互いにタイミングのずれた送信信号及びフィードバック信号を個別に遅延させることで、送信信号とフィードバック信号との減算器249への入力タイミングを一致させる。
減算器249は、遅延調整部247、248によって入力タイミングの一致した同一時刻の送信信号とフィードバック信号とを減算することによって、増幅器204に入力される送信信号と増幅器204によって増幅された送信信号との差分を示す差分信号を求める。また、減算器249は、求めた差分信号をLMS251へ出力する。
LMS251は、減算器249から入力される差分信号を用いて、LUT242によって決定された電圧制御歪み補償係数とLUT245によって決定された非線形歪み補償係数とを選択的に更新する。具体的には、LMS251は、スイッチ252、253を切り替えて、LUT242の入力側とLMS251の出力側とを接続すると共に、LUT242の出力側とLMS251の入力側とを遅延調整部250を介して接続することで、LUT242及び電力算出241のアドレスを選択する。続いて、LMS251は、減算器249から入力される差分信号と遅延調整部247から入力されるフィードバック信号とLUT242から遅延調整部250を介して入力される同一時刻の非線形歪み補償係数(送信信号の歪補償に使用した係数)とに基づき、後述するように、新たな非線形歪み補償係数を求める。そして、LMS251は、求めた新たな非線形歪み補償係数を遅延調整部250に格納してあるアドレスに従いLUT242を更新する。遅延調整部247〜248、250は、送信信号、歪補償係数及び読み出しアドレス、フィードバック信号を同一時刻に合わせるためのものである。
続いて、LMS251は、スイッチ252、253を切り替えて、LUT245の入力側とLMS251の出力側とを接続すると共に、LUT245の出力側とLMS251の入力側とを遅延調整部250を介して接続することで、LUT245を選択する。続いて、LMS251は、減算器249から入力される差分信号と遅延調整部247から入力されるフィードバック信号とLUT245から遅延調整部250を介して入力される送信信号に対応した現在の電圧制御歪み補償係数とに基づき、後述するように、新たな電圧制御歪み補償係数を求める。そして、LMS251は、求めた新たな電圧制御歪み補償係数を遅延調整部250に格納してあるアドレスに従いLUT245を更新する。このように更新された非線形歪み補償係数及び電圧制御歪み補償係数は、乗算器243、246へそれぞれ出力され、以後の送信信号の歪み補償に用いられる。
このようにして、LMS251は、増幅器204に入力される送信信号と増幅器204によって増幅された送信信号との差分信号を用いて、LUT242によって決定された電圧制御歪み係数とLUT245によって決定された非線形歪み補償係数とを選択的に更新する。
ここで、図10を用いて、新たな非線形歪み補償係数又は電圧制御歪み補償係数を求めるためのLMS251の詳細な構成について説明する。図10は、図3に示すLMS251の詳細図である。なお、図10では、非線形歪み補償係数と電圧制御歪み補償係数とをともに「歪み補償係数」と呼ぶものとする。
図10に示すように、LMS251は、複素共役演算部261と、複素乗算器262〜263と、乗算器264と、加算器265とを有する。複素共役演算部261は、遅延調整部247から入力されるフィードバック信号の複素共役を演算する。複素乗算器262は、複素共役演算部261から入力されるフィードバック信号の複素共役と、LUT242又はLUT245から遅延調整部250を介して入力される送信信号に対応した現在の歪み補償係数(送信信号の歪み補償に使用した係数)とを複素乗算する。複素乗算器263は、複素乗算器262から入力される複素乗算結果と、減算器249から入力される差分信号とを複素乗算する。乗算器264は、複素乗算器263から入力される複素乗算結果にステップサイズパラメータμを乗算する。加算器265は、乗算器264から入力される乗算結果に対して、LUT242又はLUT245から遅延調整部250を介して入力される送信信号に対応した現在の歪み補償係数を加算することによって、新たな歪み補償係数を求める。
これら複素共役演算部261、複素乗算器262〜263、乗算器264及び加算器265による演算処理を繰り返すことにより、LMS251は、減算器249から入力される差分信号が最小となるように新たな歪み補償係数を求める。そして、LMS251は、求めた新たな歪み補償係数により、LUT242またはLUT245によって決定された送信信号に対応した現在の歪み補償係数を更新する。
次に、実施例2に係る送信装置20による歪み補償処理について説明する。図11は、実施例2に係る送信装置20による歪み補償処理の処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、送信装置20のエンベロープ検出部206は、送信信号のエンベロープ信号を検出する(ステップS201)。そして、エンベロープ検出部206は、検出したエンベロープ信号を低速化部207及びアドレス生成部244へ出力する。
続いて、低速化部207は、エンベロープ検出部206によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させる(ステップS202)。すなわち、低速化部207は、エンベロープ検出部206から入力されるエンベロープ値から時間的に遅れた複数のエンベロープ値を取得し、取得した各エンベロープ値の重み付けを行った後、これらのエンベロープ値のうち最大のエンベロープ値を求める。そして、低速化部207は、求めたエンベロープ値の最大値を所定のサンプリングレートで非線形フィルタ208へ出力することで、エンベロープ信号の変化速度を低下させる。
続いて、非線形フィルタ208は、低速化部207によって変化速度が低下されたエンベロープ信号を平滑化し(ステップS203)、LPF209は、非線形フィルタ208によって平滑化されたエンベロープ信号から高周波信号成分を除去する(ステップS204)。そして、LPF209は、高周波成分を除去したエンベロープ信号を遅延調整部210及びアドレス生成部244へ出力する。
続いて、遅延調整部210は、LPF209からのエンベロープ信号に遅延を付与し(ステップS205)、DAC211は、遅延調整部210から入力されるエンベロープ信号をアナログ信号に変換し(ステップS206)、電圧制御部212へ出力する。
続いて、電圧制御部212は、DAC211から入力されるエンベロープ信号に従って、言い換えると、低速化部207によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って増幅器204に印加される電圧を変更する(ステップS207)。
また、電力算出部241は、入力される送信信号の電力値を算出する(ステップS208)。そして、電力算出部241は、算出した送信信号の電力値をLUT242へ出力する。この電力値は新しい歪補償係数更新アドレスとして使用するため、読み出された歪補償係数とタイミングを合わせて遅延調整部250へ出力される。
続いて、LUT242は、送信信号の電力値に応じて、増幅器204の非線形特性に起因して増幅器204で発生する非線形歪みを補償するための非線形歪み補償係数を決定する(ステップS209)。そして、LUT242は、決定した非線形歪み補償係数を乗算器243へ出力する。
続いて、乗算器243は、非線形歪み補償係数を送信信号に乗算することによって、増幅器204で発生する非線形歪みを補償する(ステップS210)。そして、乗算器243は、非線形歪みを補償した送信信号を乗算器246へ出力する。
続いて、アドレス生成部244は、エンベロープ検出部206によって検出されたエンベロープ信号と低速化部207によって変化速度が低下されたエンベロープ信号を、LUT245を索引するための2次元アドレスとして生成し、生成したアドレスをLUT245へ出力する(ステップS211)。このアドレスは新しい歪補償係数更新アドレスとして使用するため、読み出された歪補償係数とタイミングを合わせて遅延調整部250へ出力される。
続いて、LUT245は、アドレス生成部244から入力されるアドレスに応じて、増幅器204で発生する電圧制御歪みを補償するための電圧制御歪み補償係数を決定する(ステップS212)。そして、LUT245は、決定した電圧制御歪み補償係数を乗算器246へ出力する。
続いて、乗算器246は、電圧制御歪み補償係数を、乗算器243から入力される非線形歪みの補償された送信信号に乗算することによって、増幅器204で発生する電圧制御歪みを補償する(ステップS213)。そして、乗算器246は、非線形歪み及び電圧制御歪みが補償された送信信号を直交変調部201へ出力する。
続いて、直交変調部201は、乗算器246から入力される送信信号を直交変調するとともに、IF帯域の信号に変換し(ステップS214)、DAC202は、IF帯域に変換された送信信号をアナログ信号に変換し(ステップS215)、周波数変換部203は、アナログ信号に変換された送信信号をRF帯域の信号に変換し、変換した送信信号を増幅器204へ出力する(ステップS216)。
続いて、増幅器204は、電圧制御部212によって印加される電圧に応じて、周波数変換部203から入力される送信信号を増幅し、増幅した送信信号を送信アンテナ205へ出力する(ステップS217)。
上述してきたように、実施例2に係る送信装置20は、上記実施例1と同様に、送信信号のエンベロープ信号の変化速度を低下させ、その変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って増幅器に印加される電圧を変更する。そのため、増幅器に印加される電圧と増幅器へ入力される送信信号との位相差を減少させることができ、その結果、増幅器で発生する電圧制御歪みを抑制することができる。
また、実施例2に係る送信装置20では、非線形歪み補償係数を決定するためのLUTと電圧制御歪み補償係数を決定するためのLUTとを個別に備え、非線形歪み補償係数と電圧制御歪み補償係数とを選択的に更新する。そのため、非線形歪み補償係数と電圧制御歪み補償係数とを多次元アドレスによる1つのLUTに格納する構成に比べて、LUTの回路規模の増大を抑制することができ、その結果、装置を可及的に小型化することができる。
ところで、上記実施例2では、低速化部207とLPF209とを別個に設けた構成例を示したが、低速化部207とLPF209との回路の一部を共有化した構成としてもよい。そこで、実施例3では、低速化部207とLPF209との回路の一部を共有化した送信装置について説明する。
まず、実施例3に係る送信装置30の構成について説明する。図12は、実施例3に係る送信装置30の構成を示す図である。なお、以下では、図3に示した構成部位と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。
図12に示すように、送信装置30は、図3に示した低速化部207と非線形フィルタ208とLPF209との代わりに、低速化/LPF部301と、窓係数レジスタ302と、フィルタ係数レジスタ303と、非線形フィルタ304とを新たに有する。
低速化/LPF部301は、図3に示した低速化部207と同様にエンベロープ検出部206によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させると共に、LPF209と同様に変化速度が低下されたエンベロープ信号に含まれる高周波成分を除去する。なお、低速化/LPF部301の具体的な構成については、後に詳細に説明する。
窓係数レジスタ302は、複数の窓係数(ここでは、8個の窓係数C10〜C18)を格納する。フィルタ係数レジスタ303は、複数のフィルタ係数(ここでは、8個のC20〜C28)を格納する。
非線形フィルタ304は、図3及び図8に示した非線形フィルタ208と同様の構成を有するフィルタであり、低速化/LPF部301によって変化速度が低下されたエンベロープ信号を平滑化し、平滑化されたエンベロープ信号を再び低速化/LPF部301へ戻す。そして、非線形フィルタ304から低速化/LPF部301に戻されたエンベロープ信号は、後述するように、低速化/LPF部301によって高周波成分を除去され、遅延調整部210へ出力される。
ここで、図13を用いて、低速化/LPF部301の具体的な構成について説明する。図13は、図12に示した低速化/LPF部301の詳細図である。図13に示すように、低速化/LPF部301は、時分割多重信号生成部311と、シフトレジスタ312と、係数乗算部313と、トーナメント演算部314とを有する。
時分割多重信号生成部311は、2逓倍のサンプリングクロックを2分周した制御信号である時分割多重信号を生成し、生成した時分割多重信号をシフトレジスタ312、係数乗算部313及びトーナメント演算部314へ送信する。
シフトレジスタ312は、マルチプレクサ(Mux)312aに対して複数(図13では、8個)の単位遅延回路312bを直列に接続して構成されている。シフトレジスタ312は、エンベロープ検出部206から入力されるエンベロープ信号と非線形フィルタ304から入力されるエンベロープ信号とをマルチプレクサ312aで多重化する。また、シフトレジスタ312は、時分割多重信号生成部311からの時分割多重信号に従って、多重化したエンベロープ信号のうちいずれか一方のエンベロープ信号を選択的にマルチプレクサ312aから出力する。例えば、シフトレジスタ312は、時分割多重信号が奇数クロックの場合には、エンベロープ検出部206からのエンベロープ信号を、時分割多重信号が偶数クロックの場合には、非線形フィルタ304からのエンベロープ信号をマルチプレクサ312aから出力する。そして、シフトレジスタ312は、マルチプレクサ312aから出力したいずれか一方のエンベロープ信号を単位遅延回路312bに順次通過させ、現在のエンベロープ値から遅延した複数のエンベロープ値を取得する。図13に示した例では、シフトレジスタ312は、現在のデータから時間的に8つ前までのエンベロープ値をサンプリングした計9個のエンベロープ値を取得する。
係数乗算部313は、複数(図13では、9個)のマルチプレクサ313aと、各マルチプレクサに対応した複数(図13では、9個)の乗算器313bとを含む。係数乗算部313は、窓係数レジスタ302から入力される窓係数(図13では、C11〜C18)とフィルタ係数レジスタ303から入力されるフィルタ係数(図13では、C21〜C28)とをマルチプレクサ313aで多重化する。また、係数乗算部313は、時分割多重信号生成部311からの時分割多重信号に従って、多重化した窓係数及びフィルタ係数のうちいずれか一方の係数を選択的にマルチプレクサ313aから乗算器313bへ出力する。例えば、係数乗算部313は、時分割多重信号が奇数クロックの場合には、窓係数を、時分割多重信号が偶数クロックの場合には、フィルタ係数をマルチプレクサ313aから乗算器313bへ出力する。そして、係数乗算部313は、マルチプレクサ313aから出力したいずれか一方の係数をシフトレジスタ312からの各エンベロープ値にそれぞれ乗算することで、各エンベロープ値の重み付けを行う。なお、係数乗算部313は、マルチプレクサ313aから窓係数を出力する場合、シフトレジスタ312によってサンプリングされたエンベロープ値のうち余分なエンベロープ値に対して窓係数0を乗算することで、サンプリングデータの数を調整する。
トーナメント演算部314は、複数(図13では、8個)の比較/加算器(CMP+)314aと丸め及びクリップ処理部314bと、デマルチプレクサ(DeMux)314cとを有する。比較/加算器314aは、時分割多重信号生成部311からの時分割多重信号に従って、比較器又は加算器として選択的に動作する。例えば、時分割多重信号が奇数クロックの場合には、比較/加算器314aは、比較器として動作する。つまり、比較/加算器314aは、係数乗算部313によって重み付けされたエンベロープ値を2値ずつ比較し、2値のうち大きい方のエンベロープ値を出力する処理を繰り返し行うことで、最終的に最大のエンベロープ値を求め、丸め及びクリップ処理部314bへ出力する。一方、時分割多重信号が偶数クロックの場合には、比較/加算器314aは、加算器として動作する。つまり、比較/加算器314aは、係数乗算部313によって重み付けされたエンベロープ値を2値ずつ加算する処理を繰り返し行うことで、最終的に重み付けされたエンベロープ値の総和を求め、丸め及びクリップ処理部314bへ出力する。なお、比較/加算器314aの具体的な構成については後に詳述する。
丸め及びクリップ処理部314bは、比較/加算器314aから入力される最大のエンベロープ値を所定のサンプリングレートでデマルチプレクサ314cへ出力することで、エンベロープ信号の変化速度を低下させる。また、丸め及びクリップ処理部314bは、比較/加算器314aから入力されるエンベロープ値の総和を所定のサンプリングレートでデマルチプレクサ314cへ出力することで、エンベロープ信号の高周波成分を除去する。
デマルチプレクサ314cは、時分割多重信号生成部311からの時分割多重信号に従って、丸め及びクリップ処理部314bから入力されるエンベロープ信号を、変化速度が低下されたエンベロープ信号と、高周波成分が除去されたエンベロープ信号とに分離する。例えば、時分割多重信号が奇数クロックの場合には、デマルチプレクサ314cは、変化速度が低下されたエンベロープ信号を分離して非線形フィルタ304へ出力する。一方で、時分割多重信号が偶数クロックの場合には、デマルチプレクサ314cは、高周波成分が除去されたエンベロープ信号を分離してアドレス生成部244及び遅延調整部210へ出力する。
このようにして、低速化/LPF部301は、エンベロープ検出部206によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させると共に、変化速度が低下されたエンベロープ信号に含まれる高周波成分を除去する。
ここで、図14を用いて、比較/加算器314aの具体的な構成について説明する。図14は、図13に示す比較/加算器314aの詳細図である。比較/加算器314aは、加減算器321と、比較結果選択器(Max選択)322と、比較/加算結果選択器(SEL)323とを有する。
加減算器321は、時分割多重信号生成部311からの時分割多重信号に従って、減算器又は加算器として選択的に動作する。例えば、時分割多重信号が奇数クロックの場合には、加減算器321は、減算器として動作し、入力される2つのエンベロープ値を減算し、その減算結果を比較結果選択器322へ出力する。一方、時分割多重信号が偶数クロックの場合には、加減算器321は、加算器として動作し、入力される2つのエンベロープ値を加算し、加算結果を比較/加算結果選択器323へ出力する。
比較結果選択器322は、加減算器321から入力される減算結果の正負に応じて、入力される2つのエンベロープ値の大小を比較して、大きい方のエンベロープ値を比較結果として比較/加算結果選択器323へ出力する。
比較/加算結果選択器323は、時分割多重信号生成部311からの時分割多重信号に従って、比較結果選択器322から入力されるエンベロープ値の比較結果と加減算器321から入力されるエンベロープ値の加算結果とを選択的に出力する。例えば、時分割多重信号が奇数クロックの場合には、比較/加算結果選択器323は、比較結果選択器322から入力されるエンベロープ値の比較結果を出力する。一方、時分割多重信号が偶数クロックの場合には、比較/加算結果選択器323は、加減算器321から入力されるエンベロープ値の加算結果を出力する。
このようにして、比較/加算器314aは、時分割多重信号生成部311からの時分割多重信号に従って、比較器又は加算器として選択的に動作する。
上述してきたように、実施例3に係る送信装置30では、送信信号のエンベロープ信号の変化速度を低下させる機能と、変化速度が低下されたエンベロープ信号に含まれる高周波成分を除去する機能とを1つの低速化/LPF部301で兼用した。そのため、低速化部とLPFとを別個に設ける構成よりも回路規模の増大を抑制することができ、装置を可及的に小型化することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)印加される電圧に応じて送信信号を増幅する増幅手段と、
前記送信信号のエンベロープ信号を検出するエンベロープ検出手段と、
前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させる低速化手段と、
前記低速化手段によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って前記増幅手段に印加される電圧を変更する電圧制御手段と
を備えたことを特徴とする送信装置。
(付記2)前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロープ信号と前記低速化手段によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に応じて、前記電圧制御手段によって前記増幅手段に印加される電圧と前記増幅手段へ入力される前記送信信号との位相差に起因して前記増幅手段で発生する歪みである電圧制御歪みを補償するための歪み補償係数を決定する電圧制御歪み補償係数決定手段と、
前記電圧制御歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数を前記送信信号に乗算する歪み補償係数乗算手段と
をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の送信装置。
(付記3)前記送信信号の電力値を算出する電力算出手段と、
前記電力算出手段によって算出された前記送信信号の電力値に応じて、前記増幅手段の非線形特性に起因して前記増幅手段で発生する歪みである非線形歪みを補償するための歪み補償係数を決定する非線形歪み補償係数決定手段と、
前記非線形歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数を前記送信信号に乗算する歪み補償係数乗算手段と、
前記増幅手段に入力される送信信号と前記増幅手段によって増幅された送信信号との差分を示す信号である差分信号を用いて、前記電圧制御歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数と前記非線形歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数とを選択的に更新する歪み補償係数更新手段と
をさらに備えたことを特徴とする付記2に記載の送信装置。
(付記4)前記低速化手段は、前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させると共に、当該低速化手段によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に含まれる高周波成分を除去することを特徴とする付記1〜3のいずれか1つに記載の送信装置。
(付記5)印加される電圧に応じて送信信号を増幅する増幅手段と、
前記送信信号のエンベロープ信号を検出するエンベロープ検出手段と、
前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させる低速化手段と、
前記低速化手段によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って前記増幅手段に印加される電圧を変更する電圧制御手段と
を備えたことを特徴とする歪み補償装置。
(付記6)前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロープ信号と前記低速化手段によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に応じて、前記電圧制御手段によって前記増幅手段に印加される電圧と前記増幅手段へ入力される前記送信信号との位相差に起因して前記増幅手段で発生する歪みである電圧制御歪みを補償するための歪み補償係数を決定する電圧制御歪み補償係数決定手段と、
前記電圧制御歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数を前記送信信号に乗算する歪み補償係数乗算手段と
をさらに備えたことを特徴とする付記5に記載の歪み補償装置。
(付記7)前記送信信号の電力値を算出する電力算出手段と、
前記電力算出手段によって算出された前記送信信号の電力値に応じて、前記増幅手段の非線形特性に起因して前記増幅手段で発生する歪みである非線形歪みを補償するための歪み補償係数を決定する非線形歪み補償係数決定手段と、
前記非線形歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数を前記送信信号に乗算する歪み補償係数乗算手段と、
前記増幅手段に入力される送信信号と前記増幅手段によって増幅された送信信号との差分を示す信号である差分信号を用いて、前記電圧制御歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数と前記非線形歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数とを選択的に更新する歪み補償係数更新手段と
をさらに備えたことを特徴とする付記6に記載の歪み補償装置。
(付記8)前記低速化手段は、前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させると共に、当該低速化手段によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に含まれる高周波成分を除去することを特徴とする付記5〜7のいずれか1つに記載の歪み補償装置。
(付記9)印加される電圧に応じて送信信号を増幅する増幅手段を備えた送信装置による歪み補償方法であって、
前記送信装置が、
前記送信信号のエンベロープ信号を検出するエンベロープ検出工程と、
前記エンベロープ検出工程によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させる低速化工程と、
前記低速化工程によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って前記増幅手段に印加される電圧を変更する電圧制御工程と
を含んだことを特徴とする歪み補償方法。
(付記10)前記エンベロープ検出工程によって検出されたエンベロープ信号と前記低速化工程によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に応じて、前記電圧制御工程によって前記増幅手段に印加される電圧と前記増幅手段へ入力される前記送信信号との位相差に起因して前記増幅手段で発生する歪みである電圧制御歪みを補償するための歪み補償係数を決定する電圧制御歪み補償係数決定工程と、
前記電圧制御歪み補償係数決定工程によって決定された歪み補償係数を前記送信信号に乗算する歪み補償係数乗算工程と
をさらに含んだことを特徴とする付記9に記載の歪み補償方法。
(付記11)前記送信信号の電力値を算出する電力算出工程と、
前記電力算出工程によって算出された前記送信信号の電力値に応じて、前記増幅手段の非線形特性に起因して前記増幅手段で発生する歪みである非線形歪みを補償するための歪み補償係数を決定する非線形歪み補償係数決定工程と、
前記非線形歪み補償係数決定工程によって決定された歪み補償係数を前記送信信号に乗算する歪み補償係数乗算工程と、
前記増幅手段に入力される送信信号と前記増幅手段によって増幅された送信信号との差分を示す信号である差分信号を用いて、前記電圧制御歪み補償係数決定工程によって決定された歪み補償係数と前記非線形歪み補償係数決定工程によって決定された歪み補償係数とを選択的に更新する歪み補償係数更新工程と
をさらに含んだことを特徴とする付記10に記載の歪み補償方法。
(付記12)前記低速化工程は、前記エンベロープ検出工程によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させると共に、当該低速化工程によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に含まれる高周波成分を除去することを特徴とする付記9〜11のいずれか1つに記載の歪み補償方法。
10 送信装置
20 送信装置
30 送信装置
101 増幅器(増幅手段)
102 エンベロープ検出部(エンベロープ検出手段)
103 低速化部(低速化手段)
104 電圧制御部(電圧制御手段)
105 電圧制御歪み補償係数決定部(電圧制御歪み補償係数決定手段)
106 乗算器(歪み補償係数乗算手段)
204 増幅器
206 エンベロープ検出部
207 低速化部
209 ローパスフィルタ(LPF)
212 電圧制御部
241 電力及びエンベロープ算出部(電力算出手段)
242 LUT(非線形歪み補償係数決定手段)
243 乗算器(歪み補償係数乗算手段)
246 乗算器(歪み補償係数乗算手段)
251 LMS(歪み補償係数更新手段)
301 低速化/LPF部

Claims (4)

  1. 印加される電圧に応じて送信信号を増幅する増幅手段と、
    前記送信信号のエンベロープ信号を検出するエンベロープ検出手段と、
    前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させる低速化手段と、
    前記低速化手段によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って前記増幅手段に印加される電圧を変更する電圧制御手段と
    前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロープ信号と前記低速化手段によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に応じて、前記電圧制御手段によって前記増幅手段に印加される電圧と前記増幅手段へ入力される前記送信信号との位相差に起因して前記増幅手段で発生する歪みである電圧制御歪みを補償するための歪み補償係数を決定する電圧制御歪み補償係数決定手段と、
    前記電圧制御歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数を前記送信信号に乗算する歪み補償係数乗算手段と
    前記送信信号の電力値を算出する電力算出手段と、
    前記電力算出手段によって算出された前記送信信号の電力値に応じて、前記増幅手段の非線形特性に起因して前記増幅手段で発生する歪みである非線形歪みを補償するための歪み補償係数を決定する非線形歪み補償係数決定手段と、
    前記非線形歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数を前記送信信号に乗算する歪み補償係数乗算手段と、
    前記増幅手段に入力される送信信号と前記増幅手段によって増幅された送信信号との差分を示す信号である差分信号を用いて、前記電圧制御歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数と前記非線形歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数との2つの歪み補償係数のうち一方の歪み補償係数を更新し、一方の歪み補償係数の更新後に、前記2つの歪み補償係数から他方の歪み補償係数を選択し、選択した他方の歪み補償係数を前記差分信号を用いて更新する一連の処理を繰り返し実行する歪み補償係数更新手段と
    を備えたことを特徴とする送信装置。
  2. 前記低速化手段は、前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させると共に、当該低速化手段によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に含まれる高周波成分を除去することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 印加される電圧に応じて送信信号を増幅する増幅手段と、
    前記送信信号のエンベロープ信号を検出するエンベロープ検出手段と、
    前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させる低速化手段と、
    前記低速化手段によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って前記増幅手段に印加される電圧を変更する電圧制御手段と
    前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロープ信号と前記低速化手段によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に応じて、前記電圧制御手段によって前記増幅手段に印加される電圧と前記増幅手段へ入力される前記送信信号との位相差に起因して前記増幅手段で発生する歪みである電圧制御歪みを補償するための歪み補償係数を決定する電圧制御歪み補償係数決定手段と、
    前記電圧制御歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数を前記送信信号に乗算する歪み補償係数乗算手段と
    前記送信信号の電力値を算出する電力算出手段と、
    前記電力算出手段によって算出された前記送信信号の電力値に応じて、前記増幅手段の非線形特性に起因して前記増幅手段で発生する歪みである非線形歪みを補償するための歪み補償係数を決定する非線形歪み補償係数決定手段と、
    前記非線形歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数を前記送信信号に乗算する歪み補償係数乗算手段と、
    前記増幅手段に入力される送信信号と前記増幅手段によって増幅された送信信号との差分を示す信号である差分信号を用いて、前記電圧制御歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数と前記非線形歪み補償係数決定手段によって決定された歪み補償係数との2つの歪み補償係数のうち一方の歪み補償係数を更新し、一方の歪み補償係数の更新後に、前記2つの歪み補償係数から他方の歪み補償係数を選択し、選択した他方の歪み補償係数を前記差分信号を用いて更新する一連の処理を繰り返し実行する歪み補償係数更新手段と
    を備えたことを特徴とする歪み補償装置。
  4. 印加される電圧に応じて送信信号を増幅する増幅手段を備えた送信装置による歪み補償方法であって、
    前記送信装置が、
    前記送信信号のエンベロープ信号を検出するエンベロープ検出工程と、
    前記エンベロープ検出工程によって検出されたエンベロープ信号の変化速度を低下させる低速化工程と、
    前記低速化工程によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に従って前記増幅手段に印加される電圧を変更する電圧制御工程と
    前記エンベロープ検出工程によって検出されたエンベロープ信号と前記低速化工程によって変化速度が低下されたエンベロープ信号に応じて、前記電圧制御工程によって前記増幅手段に印加される電圧と前記増幅手段へ入力される前記送信信号との位相差に起因して前記増幅手段で発生する歪みである電圧制御歪みを補償するための歪み補償係数を決定する電圧制御歪み補償係数決定工程と、
    前記電圧制御歪み補償係数決定工程によって決定された歪み補償係数を前記送信信号に乗算する歪み補償係数乗算工程と
    前記送信信号の電力値を算出する電力算出工程と、
    前記電力算出工程によって算出された前記送信信号の電力値に応じて、前記増幅手段の非線形特性に起因して前記増幅手段で発生する歪みである非線形歪みを補償するための歪み補償係数を決定する非線形歪み補償係数決定工程と、
    前記非線形歪み補償係数決定工程によって決定された歪み補償係数を前記送信信号に乗算する歪み補償係数乗算工程と、
    前記増幅手段に入力される送信信号と前記増幅手段によって増幅された送信信号との差分を示す信号である差分信号を用いて、前記電圧制御歪み補償係数決定工程によって決定された歪み補償係数と前記非線形歪み補償係数決定工程によって決定された歪み補償係数との2つの歪み補償係数のうち一方の歪み補償係数を更新し、一方の歪み補償係数の更新後に、前記2つの歪み補償係数から他方の歪み補償係数を選択し、選択した他方の歪み補償係数を前記差分信号を用いて更新する一連の処理を繰り返し実行する歪み補償係数更新工程と
    を含んだことを特徴とする歪み補償方法。
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