JP5365288B2 - 記録装置 - Google Patents

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本発明は、各種の信号を時間の経過とともに順次記録する記録装置に関する。
例えば下記特許文献1には、測定データ等の波形を波形メモリに記録する波形記録装置(記録装置)が開示されている。この波形記録装置は、記憶対象波形を所定のサンプリング周波数でサンプリングすることにより時系列のデジタル信号(波形データ)に変換し、記録データとして波形メモリに記憶するものである。このような波形記録装置は、主にアナログ波形の長時間に亘る監視・記録の目的で使用される。また、このような波形記録装置については、特許文献2〜4等にも詳細が開示されている。
特開2004−144492号公報 特開2003−315370号公報 特開2002−250745号公報 特開2000−241459号公報
ところで、従来の記録装置には、以下のような問題点があった。
(1)数日や数十日に亘る長時間の監視・記録の場合、波形データを格納するファイル(波形ファイル)のファイルサイズが大きくなる。したがって、波形ファイルから波形データの異常箇所を検索する際に時間を要する。
(2)一般に波形データの異常箇所については高標本化レートが要求されるが、異常箇所以外の正常箇所については、必ずしも高標本化レートは要求されない。異常箇所は全記録長の中でも極一部の区間であり、全記録長に対する割合は極めて短い。しかしながら、従来の記録装置は、全記録長に亘って固定の標本化レートで波形データを記録するので、不必要に波形ファイルのファイルサイズが大きくなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、以下の点を目的とするものである。
(1)異常箇所等の特定箇所を従来よりも短時間で記録データから検索する。
(2)記録データのデータサイズが不必要に大きくなることを防止しつつ特定箇所に要求される所望の標本化レートを実現する。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の解決手段として、所定の記録媒体に記録対象信号を時間の経過とともに順次記録する記録装置であって、記録対象信号の特定箇所を検出する特定箇所検出手段と、記録対象信号を記録媒体に順次記録させると共に検出部の検出結果に基づいて記録対象信号における特定箇所の位置情報を記録媒体に記録させるデータ処理手段とを具備する、という手段を採用する。
第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、データ処理手段は、検出部の検出結果に基づいて特定箇所以外の記録対象信号を特定箇所よりも低標本化レートで記録媒体に記録させる、という手段を採用する。
第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、記録対象信号及び/あるいは特定箇所の属性情報を表示する表示手段と、記録対象信号及び/あるいは特定箇所の属性情報の表示指示を受け付ける入力手段とをさらに備え、データ処理手段は、表示指示に基づいて記録対象信号及び/あるいは特定箇所の属性情報を表示手段に表示させる、という手段を採用する。
第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれかの解決手段において、データ処理手段は、記録対象信号をデータ圧縮して圧縮データを生成し、該圧縮データを記録媒体に記録させる、という手段を採用する。
第5の解決手段として、上記第1〜第4のいずれかの解決手段において、データ処理手段は、記録対象信号及び特定箇所の位置情報を記録ファイルとして記録媒体に記憶させ、かつ、該記録ファイルのヘッダ領域に記録対象信号及び特定箇所の位置情報に関する記録位置情報を格納し、記録ファイルのデータ領域に記録対象信号を格納し、また記録ファイルのフッタ領域に特定箇所の位置情報を格納させる、という手段を採用する。
第6の解決手段として、上記第1〜第5のいずれかの解決手段において、特定箇所検出手段は、記録対象信号を所定のしきい値と比較することにより記録対象信号の異常レベルの箇所を特定箇所として検出する、という手段を採用する。
本発明によれば、記録対象信号を記録媒体に順次記録させると共に検出部の検出結果に基づいて記録媒体上における特定箇所の位置情報を記録媒体に記録させるので、特定箇所の位置情報に基づいて特定箇所に該当する記録対象信号を短時間で検索することができる。
また、本発明によれば、特定箇所以外の記録対象信号を特定箇所よりも低標本化レートで記録媒体に記録させるので、記録媒体におけるデータサイズが不必要に大きくなることを防止しつつ特定箇所に要求される標本化レートを実現することができる。
本発明の一実施形態に係る波形記憶装置Aの機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る波形記憶装置Aにおける波形ファイルのデータ構造を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る波形記憶装置Aの記録動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る波形記憶装置Aにおいて、メモリ制御部5の動作を補足説明するための模式図である。 本発明の一実施形態に係る波形記憶装置Aにおいて、記録媒体9に保存される波形記録ファイルの記録内容の相互関係を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る波形記憶装置Aのアラーム情報表示動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る波形記憶装置Aのアラーム波形表示動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る波形記録装置Aは、図1に示すようにアナログ入力部1、アラーム検出部2(特定箇所検出手段)、A/D変換部3、バッファメモリ4、メモリ制御部5、アクイジョンメモリ6、アラームアドレスメモリ7、記録制御部8、記録媒体9、表示制御部10、波形表示部11、アラーム情報表示部12及び操作部13(入力手段)から構成されている。なお、このような各種構成要素のうち、A/D変換部3、バッファメモリ4、メモリ制御部5、アクイジョンメモリ6、アラームアドレスメモリ7、記録制御部8及び表示制御部10は、本波形記録装置Aにおけるデータ処理手段を構成している。
アナログ入力部1は、測定器等の外部機器から時間的に連続して入力されるアナログ信号(記録対象信号)を受け付けるためのものであり、信号ケーブルを接続するコネクタ及び終端器等から構成されている。このアナログ入力部1は、外部機器から受け付けたアナログ信号をアラーム検出部2に出力する。アラーム検出部2は、アナログ入力部1から入力されるアナログ信号をA/D変換部3に出力すると共に、アナログ信号の異常箇所を特定箇所として順次検出し、この検出結果をメモリ制御部5に出力する。
例えば、アラーム検出部2は、アナログ信号を予め設定された閾値Lと比較することによりアナログ信号において上記閾値Lを超える異常レベルの箇所を異常箇所として順次検出し、当該異常箇所を示す異常検出信号をメモリ制御部5に順次出力する。この検出信号は、例えばアナログ信号における異常個所において「H(ハイ)」レベルとなり、異常個所以外の正常箇所においては「L(ロー)」レベルとなる二値信号である。
A/D変換部3は、アラーム検出部2から入力されるアナログ信号を所定のサンプリング間隔で標本化し、各標本化時刻におけるアナログ信号のレベルを示す時系列データ(波形データ)に変換する。この波形データは、上記標本化時刻を示すタイムスタンプとアナログ信号のレベルを示すデータ本体とからなる。
以下の説明では、上記異常箇所に該当する波形データを異常波形データと言い、異常箇所以外の箇所(正常箇所)に該当する波形データを正常波形データと言う。
A/D変換部3は、このように生成した波形データをバッファメモリ4に順次出力する。バッファメモリ4は、所定の記憶容量を有するFIFO(First In, First Out)メモリであり、A/D変換部3から順次入力される波形データを順次記憶すると共に、先に記憶された波形データから順次読み出してメモリ制御部5に出力する。メモリ制御部5は、アラーム検出部2から入力される異常検出信号に基づいて、バッファメモリ4から入力された波形データをアクイジョンメモリ6に順次記憶させると共に異常波形データのデータ番号をアラームアドレスとしてアラームアドレスメモリ7に記憶させる。より正確には、上記アラームアドレスは、異常開始波形データのデータ番号(異常開始データ番号)と異常終了波形データのデータ番号(異常終了データ番号)とからなる一対のデータ番号から構成されている。
さらに詳細には、メモリ制御部5は、アラーム検出部2から入力される異常検出信号に基づいて、異常波形データについてはバッファメモリ4から入力されたものを何ら処理することなくアクイジョンメモリ6に記憶させるが、正常波形データについては、バッファメモリ4から入力されたものを一定の割合で間引いてアクイジョンメモリ6に記憶させる。
なお、詳細については後述するが、正常波形データのうち、異常波形データの前後の一定期間についてもバッファメモリ4から入力されたものを何ら処理することなくアクイジョンメモリ6に記憶させる。この結果、アクイジョンメモリ6には、異常波形データ及び当該異常波形データの前後一定期間の正常波形データについては所望(通常)の標本化レートで記憶される一方、上記前後一定期間の正常波形データを除く正常波形データについては異常波形データよりも低標本化レートで記憶される。
アクイジョンメモリ6は、所望の記憶容量(例えば128Mバイト)を備えた半導体記憶装置である。アクイジョンメモリ6は、上述したようにメモリ制御部5から入力される波形データを順次記憶すると共に、記録制御部8の要求に応じて波形データを順次読み出して記録制御部8に出力する。アラームアドレスメモリ7は、所定記憶容量の半導体記憶装置であり、メモリ制御部5から順次入力されるアラームアドレスを記憶すると共に、記録制御部8の要求に応じてアラームアドレスを順次読み出して記録制御部8に出力する。
記録制御部8は、アクイジョンメモリ6から波形データを取得すると共にアラームアドレスメモリ7からアラームアドレスを取得し、波形データを記録媒体9に記憶させると共に、記録媒体9上における異常波形データの記憶アドレス(異常波形アドレス)を記録媒体9に記憶させる。さらに詳細には、記録制御部8は、波形データを圧縮して圧縮データを生成し、圧縮データを予めフォーマットが規定された波形記録ファイルの波形データ領域に格納すると共に異常波形アドレスをフッタ領域に格納することにより、波形データ及び異常波形アドレスを記録媒体9に記憶させる。
この波形記録ファイルは、図2に示すようにフォーマットが規定されたものである。すなわち、波形記録ファイルは、データ情報Index、アラーム情報Index及び測定条件を格納するためのヘッダ領域、波形データを格納するための波形データ領域、アラームアドレスの個数に相当する発生アラーム数及びアラームアドレスに対応するアラームIndexを格納するためのフッタ領域とから構成されている。このような各記憶領域のうち波形データ領域の記憶容量は、一定値(例えば2Gバイト)に予め設定されている。
このような波形記録ファイルについてさらに説明すると、データ情報Indexは、図2に示すように、記録媒体9上における波形データ領域の開始アドレスである。アラーム情報Indexは、記録媒体9上におけるフッタ領域の開始アドレスである。測定条件は、間引きサンプルレート、アラームサンプルレート及びその他測定条件(測定レンジや測定開始時刻、等々)である。上記間引きサンプルレートは、上述したアクイジョンメモリ6上における正常波形データの標本化レートであり、またアラームサンプルレートは、アクイジョンメモリ6上における異常波形データの標本化レートである。
さらに、アラームIndexは、記録媒体9上における異常波形データの開始アドレス及び終了アドレスである。このアラームIndexは、アラーム0 Index、アラーム1 Index、アラーム2 Index、……というように、異常波形データ毎にフッタ領域に格納される。すなわち、波形データ領域にはある期間に亘る波形データ(記憶容量として例えば2Gバイトに相当する波形データ)が格納されるが、このような波形データには異常個所が1つだけ存在するとは限らず複数存在する場合もある。アラーム0 Indexは、波形データ領域に格納された波形データのうち、最初の異常波形データに対応するものであり、アラーム1 Index、アラーム2 Index、……は、最初の異常波形データに順次後続する異常波形データに対応するものである。
記録媒体9は、上述した波形記録ファイルを1あるいは複数記録することが可能な記録容量を備えたハードディスク、各種のリムーバブルディスクあるいは/及びフラッシュメモリ等の大容量記録媒体である。この記録媒体9は、記録制御部8による制御の下で上記波形記録ファイルを記録すると共に、表示制御部10からの要求に応じて波形記録ファイルから記録データ(記録内容)を読み出して表示制御部10に出力する。表示制御部10は、操作部13から入力される操作指示(操作者の指示)に基づいて記録媒体9から波形記録ファイルの記録データを取得し、当該記録データを示す画像信号を生成して波形表示部11あるいは/及びアラーム情報表示部12に出力する。
さらに詳細には、表示制御部10は、波形記録ファイルの波形データ領域に格納された波形データに基づいて波形画像信号を生成して波形表示部11に出力すると共に、波形記録ファイルのフッタ領域に格納された発生アラーム数及びアラームIndexに基づいてアラーム情報画像信号を生成してアラーム情報表示部12に出力する。波形表示部11は、上記表示制御部10から入力される波形画像信号に基づいてアナログ信号の波形を画像として表示する。アラーム情報表示部12は、上記表示制御部10から入力されるアラーム情報画像信号に基づいてアナログ信号の異常箇所に関する時間情報を表示する。
最後に、操作部13は、操作者の指示を受け付ける入力手段であり、各種の操作ボタンからなる。操作部13は、操作者が操作ボタンを操作することによって入力された操作指示を操作信号として表示制御部10に出力する。なお、必要に応じて操作部13が出力する操作信号をアラーム検出部2、メモリ制御部5及び/あるいは記録制御部8にも供給することにより、アラーム検出部2、メモリ制御部5及び/あるいは記録制御部8の機能(動作)を操作者の操作指示に基づいて適宜設定するようにしても良い。
次に、このように構成された波形記録装置Aの動作について、図3〜図5のフローチャートに沿って詳しく説明する。
最初に、図3を参照して、アナログ入力部1へのアナログ信号の入力からアクイジョンメモリ6への波形データの記憶及びアラームアドレスメモリ7へのアラームアドレスの記憶について説明する。アナログ信号が外部機器(例えば測定器)からアナログ入力部1に入力されると(ステップS1)、このアナログ信号は、アナログ入力部1からアラーム検出部2に入力される。そして、アラーム検出部2は、上記アナログ信号をそのままA/D変換部3に出力すると共に、アナログ信号を予め設定された閾値Lと比較することにより異常箇所を順次検出し(ステップS2)、この異常個所において「H(ハイ)」レベル、かつ、正常箇所においては「L(ロー)」レベルとなる異常検出信号をメモリ制御部5に出力する。
A/D変換部3は、上記アラーム検出部2から入力されたアナログ信号を所定(一定)の標本化レートで標本化することにより上述した波形データに変換し(ステップS3)、当該波形データをバッファメモリ4に順次出力する。バッファメモリ4は、A/D変換部3から順次入力される波形データを順次記憶すると共に、当該波形データの記憶によってオーバーフローすると、先に記憶された波形データから順次読み出してメモリ制御部5に出力する。
メモリ制御部5は、アラーム検出部2から入力される異常検出信号のL(ロー)/H(ハイ)に基づいてバッファメモリ4から入力される波形データが異常波形データであるか否かを判断する(ステップS4)。そして、メモリ制御部5は、異常検出信号がH(ハイ)の期間、つまり図4に示すようにアナログ信号が閾値Lを超えた異常レベルにある異常個所の期間(アラーム期間)及び当該アラーム期間の前後の一定期間(プリアラーム期間及びポストアラーム期間)においては、バッファメモリ4から順次入力される波形データを間引くことなく、標本化レートがバッファメモリ4から順次入力される波形データと同様なレート(アラームレート)の波形データをアクイジョンメモリ6に順次出力して記憶させる(ステップS5)。そして、メモリ制御部5は、上記異常波形データのアラームアドレスをアラームアドレスメモリ7に順次記憶させる(ステップS6)。
一方、メモリ制御部5は、ステップS4における判断の結果、検出信号がL(ロー)の期間、つまりアナログ信号が閾値Lを超えていない正常レベルにある期間(正常期間)において上記プリアラーム期間及びポストアラーム期間を除く期間では、バッファメモリ4から順次入力される波形データを一定の割合で間引くことにより、標本化レートがバッファメモリ4から順次入力される波形データよりも低いレート(間引きレート)の波形データをアクイジョンメモリ6に順次出力して記憶させる(ステップS7)。
続いて、記録制御部8は、上述したように記憶されたアクイジョンメモリ6の波形データを記録媒体9に順次転送して波形データ領域に格納させる(ステップS8)。なお、フローチャートには示されていないが、図2に示した波形記録ファイルを記録媒体9に記録する際の前処理として、上述したデータ情報Index、アラーム情報Index及び測定条件がヘッダ領域に格納される。
そして、記録制御部8は、記録媒体9における波形データの容量が波形データ領域として予め設定された記憶容量(例えば2Gバイト)を超えたか否かを判断し(ステップS9)、この判断が「No」の場合は、上述したステップS2〜S8の一例処理を繰り返すことにより、上記記憶容量(例えば2Gバイト)の波形データを波形データ領域に格納させる。
一方、記録制御部8は、ステップS9の判断が「Yes」になると、アラームアドレスメモリ7から読み出したアラームアドレスを参照することにより、異常波形データの記録媒体9上における開始アドレス及び終了アドレスをアラーム番号(アラーム0、アラーム1、アラーム2、……)毎にアラーム情報としてフッタ領域に格納させる(ステップS10)。
上記アラーム情報は、図5に示すように、アラーム期間(異常波形データ)の直前に位置するプリアラーム期間(正常波形データ)の開始位置を示すアドレス(開始アドレス)及びアラーム期間(異常波形データ)の直後に位置するポストアラーム期間(正常波形データ)の終了位置を示すアドレス(終了アドレス)からなる異常波形アドレス、異常個所の発生時刻(アラーム発生時刻)及び異常個所の終了時刻(アラーム解除時刻)を含む。なお、上記ステップS10では、上記異常波形アドレスとは別に、発生アラーム数、つまり波形データ領域に格納された波形データに含まれる異常箇所の個数がアラーム情報の1つとしてフッタ領域に格納される。
このような記録処理の結果、記録媒体9における波形記録ファイルのヘッダ領域には、データ情報Index、アラーム情報Index及び測定条件がそれぞれ格納され、波形データ領域には規定データ量(例えば2Gバイト)の波形データが格納され、フッタ領域には、標本化レートがアラームサンプルレートに該当する異常波形データの記録媒体9上における開始アドレス及び終了アドレスがアナログ信号の異常箇所毎にアラーム0、アラーム1、アラーム2、……として格納される。
ここで、記録制御部8は、規定データ量(例えば2Gバイト)を超えてもさらに波形データがアクイジョンメモリ6に記憶されている場合には、上述した処理を繰り返すことにより次の波形記録ファイルを記録媒体9に保存する。この結果、記録媒体9には時間の経過とともに複数の波形ファイルが順次保存されるが、記録制御部8は、各波形ファイルに格納された波形データの時間関係が明確になるように各波形ファイルのファイル名を連続番号(File1、File2、File3、……)とする。
また、本実施形態では、アラーム期間の波形データ(異常波形データ)に加えて、プリアラーム期間の波形データ(異常直前波形データ)及びポストアラーム期間の波形データ(異常直後波形データ)をアラームレートで記録媒体9に格納するが、このような処理は、異常波形データの原因等を究明する場合に、異常直前波形データ及び異常直後波形データが有用な場合が多いからである。したがって、異常究明等の必要がない場合には、異常波形データのみをアラームレートで記録媒体9に記録させるようにしても良い。
次に、上述したアラーム情報及び記録波形の表示動作について、図6のフローチャートを参照して詳しく説明する。
このようなアラーム情報や記録波形の表示処理は、表示制御部10が主体として行うものである。表示制御部10は、操作部13から表示指示を示す操作信号が入力されると、記録媒体9にアクセスしてファイル名(連続番号)が最も小さな波形記録ファイル、つまり時系列に最も古いアナログ信号の波形データが格納された波形記録ファイルを開く(ステップSa1)。
そして、表示制御部10は、波形記録ファイルのフッタ領域から発生アラーム数を読出すと(ステップSa2)、記録媒体9上に保存された全ての波形記録ファイルについて発生アラーム数を読出したか否かを判断する(ステップSa3)。すなわち、表示制御部10は、ステップSa3が「No」の場合はステップSa1、Sa2の処理を繰り返すことにより、ファイル名(連続番号)が順次大きな波形記録ファイルを開いて発生アラーム数を順次読み出す。表示制御部10は、この結果として記録媒体9上に保存された全ての波形記録ファイルについて発生アラーム数を取得すると、図7に示すような各波形記録ファイルの発生アラーム数及び記録日時を示すリスト(発生アラーム数リスト)をアラーム情報表示部12に表示させる(ステップSa4)。
この状態において、作業者が操作部13を操作することにより特定の波形記録ファイル、例えばファイル名が「File 4」の波形記録ファイルを指定すると、このファイル指定指示を示す操作信号が操作部13から表示制御部10に入力される。表示制御部10は、このような操作信号が入力されると(ステップSa5)、上記特定の波形記録ファイルのフッタ領域からアラーム情報を読み出すことにより、アラーム情報表示部12に上記発生アラーム数リストを図7に示すような詳細なアラーム情報を含むように更新させる(ステップSa6)。
そして、表示制御部10は、他の波形記録ファイルが作業者によって指定されることにより、他の波形記録ファイルを示す操作信号が操作部13から入力されると(ステップSa7)、上記特定の波形記録ファイルに代えて、他の波形記録ファイルに関する詳細なアラーム情報を含むように発生アラーム数リストを再度更新させる。
作業者は、図7に示すような詳細なアラーム情報を含む発生アラーム数リストを確認し、さらに異常箇所の波形を確認しようとする場合には、操作部13を操作することによって発生アラーム数リスト上のアラーム番号を指定する。そして、表示制御部10は、このようなアラーム番号の指定を示す操作信号が操作部13から入力されると、アラーム波形の表示処理(ステップSa9)を行うことにより、異常箇所の波形をアラーム波形として波形表示部11に表示させる。
すなわち、表示制御部10は、アラーム情報に含まれる開始アドレス及び終了アドレスに基づいて波形データ領域の異常波形データを記録媒体9から読み出すことにより、図4に示したように、プリアラーム期間、アラーム期間及びポストアラーム期間に該当するアナログ信号の波形をアラーム波形として波形表示部11に表示させる。作業者は、このようにして波形表示部11に表示されるアナログ信号の異常個所及び当該異常個所の前後の波形を確認することにより、異常の原因等を究明する。
このような本実施形態によれば、アナログ信号の波形データを記録媒体9に波形記録ファイルの波形データ領域に順次記録させると共にアラーム検出部2から出力される異常検出信号に基づいて記録媒体9上における波形データのアドレス(異常波形アドレス)を波形記録ファイルのフッタ領域に記録させるので、例えばアナログ信号を長時間に亘って記録媒体9に記録した場合であっても、異常波形アドレスに基づいてアナログ信号の異常個所に該当する異常波形データを短時間で検索することができる。
また、本実施形態によれば、異常波形データをアラームレートで記録媒体9に記憶させ、これら正常波形データをアラームレートよりも低標本化レートである間引きレートで記録媒体9に記録させるので、記録媒体9におけるデータサイズが不必要に大きくなることを防止しつつ、異常個所の原因究明等に必要とされる異常波形データの標本化レートを実現することができる。
また、本実施形態によれば、異常波形データに加えて、当該異常波形データの前後に位置する異常直前波形データ及び異常直後波形データをもアラームレートで記録媒体9に記憶させるので、異常個所の原因究明等を容易化することができる。
さらに、本実施形態によれば、アラーム情報をアラーム情報表示部12に表示させるので、アラームの発生時間の特定が容易である。また、記録波形を波形表示部11に表示させるので、異常個所の原因究明等を迅速に行うことが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、アナログ信号の異常個所を特定箇所として検出し、異常個所に該当する異常波形データを記録媒体9に記録する場合について説明したが、本発明における特定箇所は異常個所に限定されるものではない。操作者が任意に定義したアナログ信号の一部を特定箇所として検出し、記録媒体9に記録するようにしても良い。また、記録対象信号はアナログ信号に限定されるものではなく、デジタル信号でも良い。
(2)上記実施形態では、異常波形データ並びに異常直前波形データ及び異常直後波形データをアラームレートで記録媒体9に記憶させ、これら異常波形データ並びに異常直前波形データ及び異常直後波形データ以外の正常波形データをアラームレートよりも低標本化レートである間引きレートで記録媒体9に記録させるが、必要に応じて全ての波形データを一定の標本化レートで記憶するようにしても良い。また、波形データを圧縮して記録媒体9に記録するようにしたが、必要に応じて圧縮処理を割愛しても良い。
(3)上記実施形態では、プリアラーム期間、アラーム期間及びポストアラーム期間に該当する記録波形をアラーム波形として波形表示部11に表示させるようにしたが、例えば図5に模式的に示すように、必要に応じてプリアラーム期間及びポストアラーム期間よりも広い期間の記録波形を異常箇所と一緒に表示させるようにしても良い。
ここで、図4に模式的に示されている記録波形は、標本化レートを反映したものになっているので、アラームレートで記録されている異常波形データ並びに異常直前波形データ及び異常直後波形データはデータ数(サンプリング数)が多く、異常波形データ並びに異常直前波形データ及び異常直後波形データ以外の正常波形データ(間引きレートの波形データ)は、間引きの割合分だけデータ数(サンプリング数)が少なく示されている。このような表示態様は、例えば記録媒体9からの読出し速度を標本化レートに応じて可変することによって可能となる。このような表示態様によれば、記録波形の正確な波形形状を観察することができる。
(4)上記実施形態では、図2や図4に示したフォーマットの波形記録ファイルに波形データ及びアラーム情報を格納するようにしたが、波形記録ファイルのフォーマットはこれに限定されない。例えば、ヘッダ領域とフッタ領域とは記録媒体9上における記録位置が離れる場合があるので、表示制御部10が異常データを読み出す際に、ヘッダ領域にアクセスし、その後にフッタ領域にアクセスする場合に、フッタ領域へのアクセスタイムが長くなることが生じ得る。このような点を考慮して、ヘッダ領域にアラーム情報を格納させるようにしても良い。
A…波形記録装置、1…アナログ入力部、2…アラーム検出部、3…A/D変換部、4…バッファメモリ、5…メモリ制御部、6…アクイジョンメモリ、7…アラームアドレスメモリ、8…記録制御部、9…記録媒体、10…表示制御部、11…波形表示部、12…アラーム情報表示部、13…操作部(入力手段)

Claims (5)

  1. 所定の記録媒体に記録対象信号を時間の経過とともに順次記録する記録装置であって、
    記録対象信号の特定箇所を検出する特定箇所検出手段と、
    記録対象信号を記録媒体に順次記録させると共に特定箇所検出手段の検出結果に基づいて記録対象信号における特定箇所の位置情報を記録媒体に記録させるデータ処理手段と
    を具備し、
    データ処理手段は、記録対象信号及び特定箇所の位置情報を記録ファイルとして記録媒体に記録させ、かつ、該記録ファイルのヘッダ領域に記録対象信号及び特定箇所の位置情報に関する記録位置情報を格納し、記録ファイルのデータ領域に記録対象信号を格納し、また記録ファイルのフッタ領域に特定箇所の位置情報を格納する
    ことを特徴とする記録装置。
  2. データ処理手段は、特定箇所検出手段の検出結果に基づいて特定箇所以外の記録対象信号を特定箇所よりも低標本化レートで記録媒体に記録させることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 記録対象信号及び/あるいは特定箇所の属性情報を表示する表示手段と、
    記録対象信号及び/あるいは特定箇所の属性情報の表示指示を受け付ける入力手段とをさらに備え、
    データ処理手段は、表示指示に基づいて記録対象信号及び/あるいは特定箇所の属性情報を表示手段に表示させることを特徴とする請求項1または2記載の記録装置。
  4. データ処理手段は、記録対象信号をデータ圧縮して圧縮データを生成し、該圧縮データを記録媒体に記録させることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の記録装置。
  5. 特定箇所検出手段は、記録対象信号を所定のしきい値と比較することにより記録対象信号の異常レベルの箇所を特定箇所として検出することを特徴とする請求項1〜4いずれか一項に記載の記録装置。
JP2009069339A 2009-03-23 2009-03-23 記録装置 Active JP5365288B2 (ja)

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