JP2008171284A - センサシステム及び当該センサシステムにより測定する方法 - Google Patents

センサシステム及び当該センサシステムにより測定する方法 Download PDF

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禎治 天沼
Keiichi Kodaira
桂一 小平
Hidetoshi Sugawara
秀俊 菅原
Takayuki Oguro
隆之 小黒
Shoichi Saito
祥一 斎藤
Shoichi Hasegawa
尚一 長谷川
Kimisuke Yoshizawa
公輔 吉澤
Masaki Yagi
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Abstract

【課題】逐次複数の測定場所に設置されたセンサ本体に接続して使用する端末が、当該センサ本体から受信する測定データを、自動的に当該測定場所毎に整理して記憶しておくことができるようにする。
【解決手段】第1の通信インターフェイス12又は接続ケーブル13を介してセンサ本体10が中継装置11に接続され、第2の通信インターフェイス30を介して中継装置11と端末20とが逐次選択的に接続される。センサ本体10には測定場所を識別するための測定場所識別データが記憶され、中継装置11にはセンサ本体10によって検出される測定データと比較するための比較測定データが記憶される。端末20は、中継装置11と接続されると、センサ本体10から測定データを受信する際に測定場所識別データを受信して、この測定データを測定場所識別データに関連付けて記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサシステム及び当該センサシステムによる測定方法に関する。
自動車や電気製品等の設計・開発において、振動センサや音響センサを用いて各部の振動や騒音を測定し、静粛性を高めるための研究が行われている。或いは、工場等において、生産設備等の点検・メンテナンスを行う際にも、振動センサや音響センサを用いて異常音がないかを定期的に点検することによって、当該生産設備等が実際に故障等により停止する前に適切なメンテナンスを行うことが行われている。
このような状況において、複数のセンサ本体を予め様々な場所に設置しておき、測定者がディスプレイ等を備えたハンディターミナル等の端末を逐次当該複数のセンサ本体に接続し、振動や騒音を測定することがある。
上述のような測定を行うに当たって、当該端末は、各センサ本体から受信するアナログ信号を、当該センサ本体の感度に応じて、アンプにより適度に増幅して当該アナログ信号に応じた波形等をディスプレイに出力する必要がある。
このような感度調整を自動的に行うために、TEDS(Transducer Electronic Data Sheet)センサが活用されている。TEDSセンサとは、センサ内部の不揮発性メモリにセンサ固有の情報を記憶させておくセンサの総称であり、工場出荷時には、センサ情報として、メーカ名、センサの種類、型式、シリアル番号、構成地等の情報を記憶しておく。なお、TEDS技術は、IEEE P1451 Smart Transducer Interface規格に規定されている。
上述の規格に適合するTEDSセンサは、どのメーカのものであっても、同様に同規格に適合するTEDSコンディショナにより動作可能であり、当該TEDSコンディショナを内蔵した端末であれば、当該TEDSセンサ(センサ本体)に接続したことに応じて自動的にセンサ情報を当該TEDSセンサ(センサ本体)の不揮発性メモリから読み出して感度調節を行うことができる。
例えば、特許文献1においては、測定データと測定箇所との関連付けを行うため、各測定座に、固体識別情報を設定する設定手段とその固体識別情報を信号に変換する変換手段とを設けるとともに、その信号に応じて発光する発光手段を設けて、データ収集器側に、発光手段からの光を受光する受光手段とその受光信号の示す固体識別情報を解読する解読手段とを設けるようにしたものがある。
特開平11−144180号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明によっても、逐次複数の測定場所に設置されたセンサ本体に接続して使用する端末が、当該複数の測定場所に設置されたセンサ本体から受信する測定データを、自動的に当該測定場所毎に整理して記憶しておくことはできない。
そこで、本発明は、逐次複数の測定場所に設置されたセンサ本体に接続して使用する端末が、当該複数の測定場所に設置されたセンサ本体から受信する測定データを、自動的に当該測定場所毎に整理して記憶しておくことができるセンサシステム及び当該センサシステムにより測定する方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明者らは研究を重ね、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1) 第1の通信インターフェイス(第1の通信インターフェイス12)を介して接続可能なセンサ本体(センサ本体10)及び中継装置(中継装置11)と、第2の通信インターフェイス(第2の通信インターフェイス30)を介して前記中継装置と接続可能な端末(端末20)と、を含むセンサシステムであって、
前記センサ本体は、前記センサ本体による測定場所を識別するための測定場所識別データ(測定点番号、測定点名称等)を記憶する手段を備え、
前記中継装置は、前記第1の通信インターフェイスを介して接続された前記センサ本体が検出する測定データと比較するための比較測定データを記憶する手段を備え、
前記端末は、前記第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記測定場所識別データを更に前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する手段と、
受信した前記測定データを、受信した前記測定場所識別データに関連付けて記憶する手段と、
前記端末のユーザからの操作を受け付けたことに応じて、前記比較測定データを前記中継装置から受信する手段と、
受信した前記比較測定データを出力する手段と、を備えるセンサシステム。
本発明のこのような構成によれば、前記センサ本体は、前記センサ本体による測定場所を識別するための測定場所識別データ(測定点番号、測定点名称等)を記憶し、前記中継装置は、前記第1の通信インターフェイスを介して接続された前記センサ本体が検出する測定データと比較するための比較測定データを記憶し、前記端末は、前記第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記測定場所識別データを更に前記センサ本体から前記中継装置を介して受信し、受信した前記測定データを、受信した前記測定場所識別データに関連付けて記憶し、前記端末のユーザからの操作を受け付けたことに応じて、前記比較測定データを前記中継装置から受信し、受信した前記比較測定データを出力することができる、という作用を有する。
このことにより、前記端末は、前記センサ本体から受信した前記測定場所識別データに基づいて、受信した前記測定場所識別データを受信した測定データと関連付けて記憶するとともに、前記端末のユーザからの操作を受け付けたことに応じて、前記中継装置から受信した前記比較測定データを出力することができる。
その結果、前記端末は、異なる測定場所に設置された複数種類のセンサ本体に逐次接続されて測定の用に供された場合にも、その都度測定場所識別データを前記センサ本体から受信して、当該測定場所識別データに関連付けて測定データを記憶するとともに、前記端末のユーザからの操作を受け付けたことに応じて、前記中継装置から受信した前記比較測定データを出力することができる。
このように、前記端末は、上述の一連の測定作業の終了後、測定データを分析等の用に供する際に、自動的に測定場所毎に整理された状態で測定データを提供することができるとともに、上述の一連の測定作業の際に、前記端末のユーザに対して、必要に応じて前記測定データと比較するための比較測定データを出力することができる。
前記端末は、当該出力の方法として、ディスプレイ(表示部240)に前記測定データに基づく波形を表示してもよいし、スピーカ(スピーカ部260)から例えば音響センサから受信した音のファイルを再生して出力してもよい。
従って、前記端末のユーザは、どの端末を使用しても、前記センサ本体及び前記中継装置から測定に必要なデータを受信して自動的に測定を開始し、必要に応じて前記端末を操作することにより、例えば、正常/異常を判断するための基準となる測定データを前記比較測定データとして前記中継装置から受信して前記端末に出力させることができる。
(2) 前記中継装置は、前記第1の通信インターフェイスにより、前記センサ本体が設置された測定環境の外側に配置して接続可能である、(1)に記載のセンサシステム。
本発明のこのような構成によれば、前記中継装置は、前記第1の通信インターフェイスにより、前記センサ本体が設置された測定環境の外側に配置して接続可能である、という作用を有する。
このことにより、前記中継装置は、前記第1の通信インターフェイスにより、例えば温度条件において前記比較測定データを記憶する手段が耐えられないような前記測定環境の外側に位置しつつ、前記センサ本体と接続することができる。
ここで、前記第1の通信インターフェイスは、前記測定環境に配置された前記センサ本体と前記測定環境の外側に配置された前記中継装置とを接続するために十分な長さを備えた通信ケーブル等により実現することができる。
(3) 前記センサ本体は、前記センサ本体を識別するためのセンサ識別データ(メーカ名、センサの種類、型式、製造番号、校正値等)を記憶する手段を更に備え、
前記端末は、前記測定データを増幅して記憶するための感度データを前記センサ識別データに関連付けて記憶する手段と、
前記第2の通信インターフェイスを介して前記センサ本体が接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記センサ識別データを更に前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する手段と、
受信した前記測定データを、受信した前記センサ識別データに基づいて、記憶した前記感度データに基づいて増幅して前記測定場所識別データに関連付けて記憶する手段と、を更に備える(1)又は(2)に記載のセンサシステム。
本発明のこのような構成によれば、前記センサ本体は、前記センサ本体を識別するためのセンサ識別データ(メーカ名、センサの種類、型式、製造番号、校正値等)を記憶し、前記端末は、前記測定データを増幅して記憶するための感度データを前記センサ識別データに関連付けて記憶し、前記通信インターフェイスを介して前記センサ本体が接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記センサ識別データを更に前記センサ本体から前記中継装置を介して受信し、受信した前記測定データを、受信した前記センサ識別データに基づいて、記憶した前記感度データに基づいて増幅して前記測定場所識別データに関連付けて記憶することができる、という作用を有する。
このことにより、前記端末は、接続するセンサ本体に応じて自動的にセンサの感度に応じた適切な増幅を行うことができる。
(4) 前記端末は、前記端末のユーザから、前記測定場所識別データをキーとして、記憶した前記測定データの選択操作を受け付けたことに応じて、前記選択操作により選択された前記測定データを出力(表示/スピーカから音響として出力等)する手段を更に備える(1)から(3)のいずれかに記載のセンサシステム。
本発明のこのような構成によれば、前記端末は、前記端末のユーザから、前記測定場所識別データをキーとして、記憶した前記測定データの選択操作を受け付けたことに応じて、前記選択操作により選択された前記測定データを出力することができる、という作用を有する。
このことにより、前記端末は、過去に測定して記憶したことのある測定データであって、前記測定場所識別データにより識別される測定場所の測定データを、その後随時指定して出力することができる。
前記端末は、当該出力の方法として、ディスプレイ(表示部240)に前記測定データに基づく波形を表示してもよいし、スピーカ(スピーカ部260)から例えば音響センサから受信した音、或いは振動センサから受信した信号を、音のファイルとして再生して出力してもよい。
(5) 接続ケーブルを介して接続可能なセンサ本体及び中継装置と、第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続可能な端末と、を含むセンサシステムであって、
前記中継装置は、前記接続ケーブルを介して接続された前記センサ本体による測定場所を識別するための測定場所識別データを記憶する手段と、前記センサ本体が検出する測定データと比較するための比較測定データを記憶する手段を備え、
前記端末は、前記第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記測定場所識別データを更に前記中継装置から受信する手段と、
受信した前記測定データを、受信した前記測定場所識別データに関連付けて記憶する手段と、
前記端末のユーザからの操作を受け付けたことに応じて、前記比較測定データを前記中継装置から受信する手段と、
受信した前記比較測定データを出力する手段と、を備えるセンサシステム。
このような構成を有するセンサシステムによれば、(1)と同様の効果が期待できる。
(6) 前記中継装置は、前記接続ケーブルにより、前記センサ本体が設置された測定環境の外側に配置して接続可能である、(5)に記載のセンサシステム。
このような構成を有するセンサシステムによれば、(2)と同様の効果が期待できる。
(7) 前記中継装置は、前記接続ケーブルを介して接続された前記センサ本体を識別するためのセンサ識別データを記憶する手段を更に備え、
前記端末は、前記測定データを増幅して記憶するための感度データを前記センサ識別データに関連付けて記憶する手段と、
前記第2の通信インターフェイスを介して前記センサ本体が接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記センサ識別データを更に前記中継装置から受信する手段と、
受信した前記測定データを、受信した前記センサ識別データに基づいて、記憶した前記感度データに基づいて増幅して前記測定場所識別データに関連付けて記憶する手段と、を更に備える(5)又は(6)に記載のセンサシステム。
このような構成を有するセンサシステムによれば、(3)と同様の効果が期待できる。
(8) 前記端末は、前記端末のユーザから、前記測定場所識別データをキーとして、記憶した前記測定データの選択操作を受け付けたことに応じて、前記選択操作により選択された前記測定データを出力する手段を更に備える(5)から(7)のいずれかに記載のセンサシステム。
このような構成を有するセンサシステムによれば、(4)と同様の効果が期待できる。
(9) 第1の通信インターフェイス(第1の通信インターフェイス12)を介して接続可能なセンサ本体(センサ本体10)及び中継装置(中継装置11)と、第2の通信インターフェイス(第2の通信インターフェイス30)を介して前記中継装置と接続可能な端末(端末20)と、を含むセンサシステムが測定する方法であって、
前記センサ本体は、前記センサ本体による測定場所を識別するための測定場所識別データ(測定点番号、測定点名称等)を記憶する手段を備え、
前記中継装置は、前記第1の通信インターフェイスを介して接続された前記センサ本体が検出する測定データと比較するための比較測定データを記憶する手段を備え、
前記端末が、前記第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記測定場所識別データを更に前記センサ本体から前記中継装置を介して受信するステップと、
受信した前記測定データを、受信した前記測定場所識別データに関連付けて記憶するステップと、
前記端末のユーザからの操作を受け付けたことに応じて、前記比較測定データを前記中継装置から受信するステップと、
受信した前記比較測定データを出力(表示/スピーカから音響として出力等)するステップと、を含む方法。
このような構成を有する方法によれば、(1)と同様の効果が期待できる。
(10) 前記中継装置は、前記第1の通信インターフェイスにより、前記センサ本体が設置された測定環境の外側から接続可能である、(9)に記載の方法。
このような構成を有する方法によれば、(2)と同様の効果が期待できる。
(11) 前記センサ本体は、前記センサ本体を識別するためのセンサ識別データ(メーカ名、センサの種類、型式、製造番号、校正値等)を記憶する手段を更に備え、前記端末が、前記測定データを増幅して記憶するための感度データを前記センサ識別データに関連付けて記憶するステップと、前記通信インターフェイスを介して前記センサ本体が接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記センサ識別データを更に前記センサ本体から前記中継装置を介して受信するステップと、受信した前記測定データを、受信した前記センサ識別データに基づいて、記憶した前記感度データに基づいて増幅して前記測定場所識別データに関連付けて記憶するステップと、を更に含む(9)又は(10)に記載の方法。
このような構成を有する方法によれば、(3)と同様の効果が期待できる。
(12) 前記端末が、前記端末のユーザから、前記測定場所識別データをキーとして、記憶した前記測定データの選択操作を受け付けたことに応じて、前記選択操作により選択された前記測定データを出力(表示/スピーカから音響として出力等)するステップを更に含む(9)から(11)のいずれかに記載のセンサシステム。
このような構成を有する方法によれば、(4)と同様の効果が期待できる。
(13) 接続ケーブルを介して接続可能なセンサ本体及び中継装置と、第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続可能な端末と、を含むセンサシステムが測定する方法であって、
前記中継装置は、前記接続ケーブルを介して接続された前記センサ本体による測定場所を識別するための測定場所識別データを記憶する手段と、前記センサ本体が検出する測定データと比較するための比較測定データを記憶する手段を備え、
前記端末が、前記第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記測定場所識別データを更に前記中継装置から受信するステップと、
受信した前記測定データを、受信した前記測定場所識別データに関連付けて記憶するステップと、
前記端末のユーザからの操作を受け付けたことに応じて、前記比較測定データを前記中継装置から受信するステップと、
受信した前記比較測定データを出力するステップと、を備える方法。
このような構成を有する方法によれば、(1)と同様の効果が期待できる。
(14) 前記中継装置は、前記接続ケーブルにより、前記センサ本体が設置された測定環境の外側に配置して接続可能である、(13)に記載の方法。
このような構成を有する方法によれば、(2)と同様の効果が期待できる。
(15) 前記中継装置は、前記接続ケーブルを介して接続された前記センサ本体を識別するためのセンサ識別データを記憶する手段を更に備え、
前記端末が、前記測定データを増幅して記憶するための感度データを前記センサ識別データに関連付けて記憶するステップと、
前記第2の通信インターフェイスを介して前記センサ本体が接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記センサ識別データを更に前記中継装置から受信するステップと、
受信した前記測定データを、受信した前記センサ識別データに基づいて、記憶した前記感度データに基づいて増幅して前記測定場所識別データに関連付けて記憶するステップと、を更に含む(13)又は(14)に記載の方法。
このような構成を有する方法によれば、(3)と同様の効果が期待できる。
(16) 前記端末が、前記端末のユーザから、前記測定場所識別データをキーとして、記憶した前記測定データの選択操作を受け付けたことに応じて、前記選択操作により選択された前記測定データを出力するステップを更に含む(13)から(15)のいずれかに記載の方法。
このような構成を有する方法によれば、(4)と同様の効果が期待できる。
本発明によれば、前記端末は、異なる測定場所に設置された複数種類のセンサ本体に逐次接続されて測定の用に供された場合にも、その都度測定場所識別データを前記センサ本体から受信して、当該測定場所識別データに関連付けて測定データを記憶するとともに、前記端末のユーザからの操作を受け付けたことに応じて、前記中継装置から受信した前記比較測定データを出力することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[実施例1]
まず、図1に示すように、センサシステム1は、少なくとも1つのセンサ本体(例えば、TEDSセンサ)10、センサ本体10に対応する中継装置11及び端末(例えば、TEDSシグナルコンディショナを有するアナライザ)20を有している。図示の例では、複数のセンサ本体10及び対応する中継装置11が工場の生産設備等の予め規定された測定領域(測定環境)15に配置され、センサ本体10及び対応する中継装置11は測定領域13内においてそれぞれ測定場所を異ならせて配置されている。
ここで、測定領域13とは、例えば、自動車や電気製品等の測定対象が設置された領域であり、この場合には、センサ本体10は振動センサや音響センサの機能を有し、センサ本体10がそれぞれ自動車等の各部(測定場所)に配置され、後述するようにして各部の振動や騒音を測定する。更に、測定領域13は、工場等における生産設備に規定されることもある。いずれにしても、センサ本体10によって測定領域13における振動や騒音等の状態(以下環境状況と呼ぶ)が測定される。
センサ本体10はそれぞれ第1の通信ケーブル(第1の通信インターフェイス)12によって中継装置11に接続される(第1の通信インターフェイス12はセンサ本体10及び中継装置11に対して着脱可能である)。この中継装置11は、例えば、測定領域13の外に配置される。端末20は複数の中継装置11の1つと第2の通信ケーブル(第2の通信インターフェイス)30によって逐次選択的に接続される。つまり、第2の通信インターフェイス30は端末20に連結され、その一端にはコネクタ部30aが備えられている。一方、各中継装置11にはコネクタ部11aが備えられ、測定者は、複数の中継装置11の1つを選択して、コネクタ部11a及び30aを連結し、中継装置11と端末20とを接続する。
なお、図1に破線で示すように、測定者は第2の通信インターフェイス30によって別の中継装置11と端末20とを接続し、測定領域の各部(測定場所)の環境状況を測定することになる。
また、本実施の形態において、第1の通信インターフェイス12及び第2の通信インターフェイス30は、通信ケーブル等で実現する例を説明したが、これは本実施の形態の一例に過ぎず、無線通信により実現してもよい。この場合、各センサ本体10と中継装置11及び端末20は互いに異なる周波数による無線通信により逐次選択的に接続されてよい。端末20は、図示のように、ハンディータイプであり、その表面にはキーボード態様の入力部230が配設され、更に、表示部(モニター)240が配設されている。そして、入力部230によって測定者は後述するように各種設定等を行い、表示部240に測定結果等が表示される。
図2に示すように、センサ本体10は環境状況を測定するための測定部110と、後述するTEDSメモリ部120とを有し、中継装置11には付加メモリ部111が備えられている。また、端末20は、制御部210、記憶部220、キーボード等の入力部230、表示部(モニター/ディスプレイ)240、通信I/F部(通信インターフェイス部)250、及びスピーカ部260を備えており、これら各部はバス20aによって互いに接続されている。
前述の第2の通信インターフェイス30は通信I/F部250に接続されており、図1に示すコネクタ部11a及び30aを接続すると、通信I/F部250は第2の通信インターフェイス30、中継装置11、及び第1の通信インターフェイス12を介してセンサ本体10(つまり、測定部110及びTEDSメモリ部120)に接続される(なお、図示はしないが、端末20にはTEDSシグナルコンディショナが備えられており、このTEDSシグナルコンディショナの機能を制御部210が有するようにしてもよい)。
ここで図3及び図4に示すように、TEDSメモリ部120は、センサ識別データテーブル(例えば、PROMセグメント:64ビットのメモリ容量)を有し、このセンサ識別データテーブルには、製造メーカ名、センサの種類(図示の例では、音響センサ)、型式、及びシリアル番号等が記憶される。なお、このセンサ識別データテーブルは製造メーカによって生成され、TEDSメモリ部120に記録される。
図2に示すTEDSメモリ部120にはユーザ使用領域が規定されており、このユーザ使用領域は、例えば、EEP−ROM(Erasable Programmable Read Only Memory)セグメントであり、そのメモリ容量は256ビットである。そして、このユーザ使用領域には、図4に示す測定場所識別データテーブルが格納される。図示の例においては、測定場所識別データテーブルには、センサ本体10が配置された測定場所を識別するための測定点番号及び測定点名称等が記憶される。また、付加メモリ部111は、TEDSメモリ部120よりも容量の大きい記憶装置によって構成し、TEDSメモリ部120に記憶することができない大容量のデータを記憶することができる。
ところで、図示はしないが、図2に示す測定部110はセンサ部とこのセンサ部に接続されたアンプ部(増幅部)とを有しており、端末20と中継装置11とが接続された際、端末20から(つまり、TEDSシグナルコンディショナによって)中継装置11を介してセンサ本体10に正のバイアス電圧が印加されると、図示しないダイオードの分離機能によって、センサ本体10は測定モード(アナログモード)となって、測定部110で測定された測定結果(測定データ)を示すアナログ信号がアンプ部で増幅されて、中継装置11を介して端末20に与えられる。
なお、後述するように、中継装置11において測定データはデジタル信号に変換されて、比較測定データとして付加メモリ部111に格納される。つまり、測定を行う都度、付加メモリ部111には測定データが比較測定データとして記憶されることになる。
一方、端末20から負のバイアス電圧がセンサ本体10に印加されると、センサ本体10はデジタルモード(メモリ読み書き可能モード)なり、端末20から中継装置11を介してTEDSメモリ部120をアクセス可能となる。また、測定モード(アナログモード)で測定を実施する際に、端末20において上述の測定結果(測定データ)を示すアナログ信号のアナログ/デジタル変換(A/D変換)を実施し、その後デジタルモード(メモリ読み書き可能モード)に切り替えて、変換後のデジタル信号データを中継装置11の付加メモリ部111に格納してもよい。いずれにしても、付加メモリ部111へのアクセスは、TEDSメモリ部へのアクセスと同様の技術により実現されてよい。
ここで、図5に示すように、上述したセンサシステム1を用いて予め規定された測定領域の環境状況の測定について説明する。まず、測定者は端末20を第2の通信インターフェイス30によって中継装置11の1つに接続する(ステップS11)。測定者が入力部230によってデジタルモード設定を行うと、端末20は負のバイアス電圧を、中継装置11を介してセンサ本体10に印加し、センサ本体10をデジタルモードとする。これによって、センサ本体10中のTEDSメモリ部120がアクセス可能となる。
続いて、制御部210では、通信I/F部250を介してTEDSメモリ部120にアクセスし、TEDSメモリ部120に格納されたセンサ識別テーブル及び測定場所識別データテーブルのセンサ識別データ及び測定場所識別データを読み出して、これらセンサ識別データ及び測定場所識別データを受信する(ステップS12)。
端末20において、記憶部220には、センサ本体毎の校正データ(感度データ)が記憶されており(センサ本体10は製造誤差等に起因してその感度が異なることがあり、予め同一の環境下でその感度を測定し、感度データとして記憶部220にセンサ識別データに関連付けて記憶しておく)、制御部210はセンサ識別データを受けると、当該センサ識別データに関連する感度データを記憶部220から読み出して、感度データに応じて当該センサ本体10に対する感度を自身(制御部210)に設定する(ステップS13)。
上述のようにして、感度が設定されると、制御部210はセンサ本体10をアナログモードとする。前述したように、アナログモードとなると、センサ本体10の測定部110で測定された測定場所の測定データ(例えば、振動測定データ)が、第1の通信インターフェイス12、中継装置11、及び第2の通信インターフェイス30を介して通信I/F部250に与えられ、通信I/F部250は当該測定データを制御部210に渡す。なお、測定データはアナログ信号であるので、例えば、通信I/F部250でアナログ−デジタル(A/D)変換されて、デジタルデータとして制御部210に与えられることになる(ステップS14)。この際、中継装置11(付加メモリ部111)には測定データが測定場所識別データ(つまり、測定点)と関連付けられ、比較測定データとして記憶されることになる(付加メモリ部111には測定の都度測定データが比較測定データとして記録される)。
制御部210では、測定データを受けると、測定場所識別データに関連付けて当該測定データを現測定データ(以下単に測定データという)として記憶部220に格納する(ステップS15)。
なお、この測定場所識別データはセンサ識別データに関連付けられる。
より具体的には、例えば、測定レンジの設定、デジタルLPF(Low Pass Filter)/デジタルHPF(High Pass Filter)の選択を行い、デジタルゲインを最適化して測定を行う。
次に、前述したように、記憶部220には、センサ識別データが記録されており、1つのセンサ本体10による測定が終了すると、記憶部220を検索して全てのセンサ識別データに関連するセンサ本体10について測定を行ったか否かを判定する(つまり、全測定場所について測定が完了したか否かを判定する:ステップS16)。或いは、端末20のユーザからの操作を受け付けることにより、引き続き測定を行うか否かを判定してもよい。
全ての測定場所について測定が終了していないと、制御部210はその旨表示部240に表示するか又はスピーカ部260によって報知して、ステップS11に戻る。なお、測定データの取得は予め設定された時間(例えば、測定者によって入力部230から設定される)に亘って行われ、この予め規定された時間が経過した後、制御部210は全ての測定場所について測定が終了したか否かを判定することになる。
測定者は全ての測定場所について測定が完了していない旨の報知を受けた後、コネクタ部30aをコネクタ部11aから外して、別の中継装置11のコネクタ部11aに接続する。そして、前述したようにして、制御部210は当該測定場所に係る測定データを得て、測定場所識別データに関連付けて記憶部220に記憶する。
このようにして、全測定場所について測定データを得て、測定場所識別データに関連付けて記憶部220に記憶すると、制御部210はその旨表示部240に表示するか又はスピーカ部260から報知し、処理を終了する。なお、記憶部220には新たな測定データが入力される度に当該測定データが測定場所識別データと関連付けて記憶され、中継装置11の付加メモリ部111には、そのうち、比較測定データとして残しておきたい測定データを測定場所識別データと関連付けて蓄積していくこともできる。
以上のように、測定場所(つまり、測定場所識別データ)に関連付けて測定データを記憶部220に記憶するようにしたので、端末20を、中継装置11を介して異なる測定場所に設置された複数のセンサ本体10に逐次接続して測定した測定データを分析処理する際、自動的に測定場所毎に整理された状態で測定データを提供することができるという効果がある。つまり、測定場所に関連付けて測定データを記憶するようにしたので、測定場所毎に測定データの整理が容易に行えるという効果がある。更に、当該測定データのうち、将来の比較のために残しておきたい測定データを付加メモリ部111に蓄積しておくことにより、端末20を中継装置11及びセンサ本体10から切り離した後においても、次に前回とは異なる端末20を第2の通信インターフェイスを介して中継装置11に接続して測定を実施する際に、いつでも比較のための測定データを付加メモリ部111から読み出して端末20が出力することができるという効果がある。
更に、端末20では、センサ識別データで規定されるセンサ本体毎にその感度を補正するようにしたので、センサ本体10の個体差に起因する誤差を補正することができ、その結果、測定場所毎に精度の高い測定データを得ることができるという効果がある。
続いて、上述のようにして端末20の記憶部220に記憶した測定データの処理について説明する。
図6に示すように、記憶部220に記憶した測定データを出力処理する際には、ユーザは入力部230から測定データ出力コマンドを入力したり、所定のボタンを押下したりするとともに、出力したい測定データの測定場所識別データを選択入力する。これによって、制御部210は測定データの選択を受け付けて(ステップS21)、測定データ出力コマンドを応答して、測定場所識別データに関連する測定データを表示部240に表示する(必要に応じて、スピーカ部260から音響として出力するようにしてもよい)(ステップS22)。
続いて、制御部210では、入力部230から入力された全ての測定場所識別データに関連する測定データを出力したか否かを判定し(ステップS23)、全ての測定データを出力していないと、ステップS21に戻って出力処理を続行する。或いは、端末20のユーザからの操作を受け付けることにより、引き続き測定データの出力を行うか否かを判定してもよい。一方、全ての測定場所識別データに関連する測定データを出力していると、制御部210は出力処理を終了する。
なお、測定データを出力する際には、例えば、表示部240に測定データを波形として表示するようにしてもよく、更には、測定データが、音響センサで測定した騒音等である際には、スピーカ部260から音響として出力するようにしてもよい。
ここで、前述したように、中継装置11の付加メモリ部111には、測定データが比較測定データとして記憶されている。つまり、過去の測定データが比較測定データとして付加メモリ部111に記憶されている。ところで、中継装置11自体は特定のセンサ本体10と必ず接続されるわけではなく、別のセンサ本体と接続されることもある。言い換えると、各中継装置11は測定場所(測定点)が異なるセンサ本体10に接続されることもある。従って、中継装置11に備えられた付加メモリ部111には、図7に示す比較データテーブルが備えられ、この比較データテーブルに測定点毎に過去の測定データが記録される。
いま、端末20と中継装置11の1つが第2の通信インターフェイス30で接続された状態にあるものとする。図8に示すように、ユーザが、入力部230から比較測定データ出力コマンドを入力したり、所定のボタンを押下したりするととともに、出力したい比較測定データの測定場所識別データを入力する。これによって、制御部210は比較測定データの出力操作を受け付けて(ステップS31)、この比較測定データ出力コマンドに応答して、中継装置11の付加メモリ部111を第2の通信インターフェイス30を介してアクセスする。つまり、制御部210は付加メモリ部111から当該測定場所識別データで示される測定点に関連する比較データを読み出して(ステップS32)、この比較測定データを表示部240に出力・表示する(必要に応じて、スピーカ部260から音響として出力するようにしてもよい)(ステップS33)。
続いて、制御部210は、入力部230により選択された全ての測定場所識別データに関連する比較測定データを読み出したか否かを判定し(ステップS34)、全ての比較測定データを読み出していないと、ステップS31に戻って比較測定データ出力処理を続行する(この際、ユーザは別の中継装置11に第2の通信インターフェイス30を繋ぎかえることもある)。或いは、端末20のユーザからの操作を受け付けることにより、引き続き比較測定データの読み出しを行うか否かを判定してもよい。一方、全ての測定場所識別データに関連する比較測定データを読み出すと、制御部210は比較測定データ出力処理を終了する。
上述のようにして、測定場所毎に測定データを中継装置に比較測定データとして記憶しておき、必要に応じて読み出すようにすれば、ユーザは、比較測定データと当該測定場所における測定データとを比較することによって、経年的な変化を容易に把握することができる。つまり、ユーザは比較測定データと現在の測定データとを比較しつつ、出力される波形や音響の相違に応じて、当該測定場所における現在の測定データが正常であるか否かを容易に判断することができることになる。
更に、中継装置11に過去の測定データを比較測定データとして記憶するようにしたので、測定データの検討を行う際には必要に応じて中継装置11から比較測定データを読み出すようにすればよく、記憶部220のメモリ容量を低減することもできる。このように、ユーザは測定場所識別データによって測定場所を指定して、中継装置11に記憶された比較測定データを端末20に表示させることができる。この結果、端末20においては、同一測定場所について時系列的に比較測定データ(つまり、過去の測定データ)を中継装置11から読み出して出力することができることになる。また、比較測定データを出力する際には、例えば、表示部240に波形として表示するようにしてもよく、更には、音響センサで測定した騒音等である際には、スピーカ部260から音響として出力するようにしてもよい。このようにすることにより、ユーザは比較測定データと現在の測定データとを比較しつつ、出力される波形や音響の相違に基づいた分析を測定現場で行うことができ、定点観測を行う場合に有効である。
ここで、図11を参照すると、図11は、記憶部220(図2)に保存(登録;記憶)された測定データを説明するための図であり、ユーザから入力部230が測定ポイント(測定場所)一覧表示の指令の入力を受け付けると、制御部210の制御下で表示部240に測定ポイント一覧が表示される。図示の例では、測定ポイントとして純水ポンプホルダー40が表示されており、この純水ポンプホルダー40を開くと、下位のホルダーが現れる。そして、例えば、♯101−Xで示すホルダーを開くと詳細表示42が現れ、詳細表示42中の項目を開くと、更に、詳細表示が表示部240上に現れる。図示の例においては、測定データ1を開くと、詳細表示43としてA BAND、B BAND、及びC BANDのそれぞれの測定値及び判定結果が表示される。同様に、A BAND判定方法を開くと、詳細表示44として、JIS B 0907規格に基づく判定基準が表示される。同様に、B BAND判定方法を開くと、詳細表示45として、相対判定の判定基準が表示される。同様にC BAND判定方法を開くと、詳細表示46として、周波数判定の判定基準が表示される。このように、各測定データは、ツリー構造形式で記憶部220に保存(記憶)されてよい。
続いて、センサ本体10が振動センサの出力を音で聞く音響センサを備え、前述の比較測定データとして異音データを中継装置11に記憶した場合の例について説明する。図12は、ユーザが入力部230から異音データ一覧表示を指示した際、制御部210の制御下で表示部240に表示される異音データ一覧を示す図であり、ここでは、ボールベアリングの異音データ一覧が示されている。そして、ボールベアリングホルダー50を開くと、例えば、フレーキングホルダー51、圧こんホルダー52、及び電食ホルダー53が現れる。このように、各異音データは、ツリー構造形式で中継装置11の付加メモリ部111に保存(記憶)されてよい。
図13は、図11で説明した測定ポイント一覧の例を概略的に示す図であるので、ここでは、説明を省略する。また、図14は加速度ピックアップの感度表一覧を示す図であり、ここでは、測定場所毎に配置された加速度ピックアップの感度(校正データ)が登録されている。つまり、加速度ピックアップホルダー60を開くと、各加速度ピックアップのホルダー61〜63等が表示部240上に現れる。このように、各校正データは、ツリー構造形式で記憶部220に保存(記憶)されてよい。
ここで、図15を参照して、生産設備等の測定領域における異常振動の判定について、説明する。なお、ここでは、図1及び図2に関連して説明したセンサシステム1が用いられ、測定領域の各測定場所にセンサ本体10が配置されるものとする。
異常振動の判定を行う際には、まず、判定基準の登録が行われる(ステップS41)。具体的には、各測定場所について判定基準を示す基準測定データ(比較測定データ)が記憶部220に登録される。続いて、測定計画リストを編成した後(ステップS42)、この測定計画リストを端末20に書き込む(ステップS43)。そして、異常振動の測定及び判定は、この測定計画リストに応じて、測定者が実行する。
異常振動の測定及び判定を行う際には、まず、簡易診断・簡易測定が行われる。図1及び図2で説明したようにして、各測定場所についてセンサ本体10によって各測定場所の振動が測定され(ステップS44)、制御部210では振動測定データを受信する都度、前述の基準測定データと比較して、予め規定された閾値の範囲であるか否かを判定する。つまり、振動測定データが正常値であるか否かを判定する(ステップS45)。
いま、振動測定値が正常値であると、制御部210は全ての測定場所について振動測定データと基準測定データとの比較を完了したか否かを判定して(ステップS46)、全ての測定場所について完了すると、制御部210は図1及び図2で説明したようにして、測定場所識別データに関連付けて振動測定データとして記憶部220に記録する(ステップS47)。
一方、ステップS46で全ての測定場所について終了していないと、制御部210はステップS44に戻って処理を続行する。また、ステップS45で制御部210は振動測定データが正常値でないと判定すると、表示部240にその旨表示して(スピーカ部260でも報知するようにしてもよい)、精密診断・精密測定に移行する。この精密診断・精密測定においては、例えば、振動測定データに応じた振動波形を採取し(ステップS48)、この振動波形を、高速フーリエ変換(FFT)等によって解析して解析結果を得る(ステップS49)。
そして、制御部210では解析結果が正常値の範囲にあるか否かを判定する(ステップS50)。解析結果が正常値の範囲にあると、制御部210はステップS46に移行し、一方、解析結果が異常であると(正常値の範囲にないと)、制御部210はその旨表示部240に表示する等する。これによって、測定者は、別の機器等を用いて異常診断分析を行うことになる(ステップS51)。そして、この異常診断分析に応じて、例えば、修理・修繕計画が策定される(ステップS52)。
なお、ステップS47で記憶部220に保存(記憶)された振動測定データは、例えば、後日パソコン等に転送され(ステップS53)、前述した修理・修繕計画の策定に用いられる。
図16は測定作業を行う際の作業の流れの一例を示す図であり、ここでは詳細に説明はしないが、例えば、測定作業は、測定準備、確認(前)、測定、解析、判定、保存(記憶)、確認(後)、管理の順に行われる。測定準備においては、測定点(測定場所)の登録、測定場所の決定、及び感度設定等が行われる。
確認(前)において、図16に示す処置が行われて、図示の例では、測定において、振動音の確認、温度の測定、及び振動値の測定が行われる。そして、解析において、周波数及び振動レベルの確認等が行われて、判定において、例えば、JIS及びISOによる比較判定が行われる。
続いて、保存(記憶)においては、例えば、振動値の保存及び波形の保存等が行われる(ここでは、図2に示す記憶部220への保存(記憶)に加えて、例えば、メモリカード等への保存(記憶)も行われている)。そして、確認(後)において、振動値の確認及び振動波形の確認等を行って、管理において、パソコン(PC)への転送等を行う。
[実施例2]
次に、上述の実施例1において、TEDSメモリ部をセンサ本体10ではなく、中継装置11側に配置した場合の実施形態の一例について、実施例2として説明する。
まず、ハードウェアの概要構成については、実施例1で説明した図1に示したものと同様であるが、本実施例においては、センサ本体10と中継装置11は、接続ケーブル13を介して固定的に接続される。
図9に示すように、センサ本体10は環境状況を測定するための測定部110を有し、中継装置11には付加メモリ部111、及び後述するTEDSメモリ部112が備えられている。また、端末20は、制御部210、記憶部220、キーボード等の入力部230、表示部(モニター/ディスプレイ)240、通信I/F部(通信インターフェイス部)250、及びスピーカ部260を備えており、これら各部はバス20aによって互いに接続されている。
前述の第2の通信インターフェイス30は通信I/F部250に接続されており、図1に示すコネクタ部11a及び30aを接続すると、通信I/F部250は第2の通信インターフェイス30、中継装置11、及び接続ケーブル13を介してセンサ本体10(つまり、測定部110)に接続される(なお、図示はしないが、端末20にはTEDSシグナルコンディショナが備えられており、このTEDSシグナルコンディショナの機能を制御部210が有するようにしてもよい)。
ここで図3及び図4に示すように、TEDSメモリ部112は、センサ識別データテーブル(例えば、PROMセグメント:64ビットのメモリ容量)を有し、このセンサ識別データテーブルには、製造メーカ名、センサの種類(図示の例では、音響センサ)、型式、及びシリアル番号等が記憶される。なお、このセンサ識別データテーブルは製造メーカによって生成され、TEDSメモリ部112に記録される。
図9に示すTEDSメモリ部112にはユーザ使用領域が規定されており、このユーザ使用領域は、例えば、EEP−ROM(Erasable Programmable Read Only Memory)セグメントであり、そのメモリ容量は256ビットである。そして、このユーザ使用領域には、図4に示す測定場所識別データテーブルが格納される。図示の例においては、測定場所識別データテーブルには、センサ本体10が配置された測定場所を識別するための測定点番号及び測定点名称等が記憶される。また、付加メモリ部111は、TEDSメモリ部112よりも容量の大きい記憶装置によって構成し、TEDSメモリ部112に記憶することができない大容量のデータを記憶することができる。
ところで、図示はしないが、図9に示す測定部110はセンサ部とこのセンサ部に接続されたアンプ部(増幅部)とを有しており、端末20と中継装置11とが接続された際、端末20から(つまり、TEDSシグナルコンディショナによって)中継装置11を介してセンサ本体10に正のバイアス電圧が印加されると、図示しないダイオードの分離機能によって、センサ本体10は測定モード(アナログモード)となって、測定部110で測定された測定結果(測定データ)を示すアナログ信号がアンプ部で増幅されて、中継装置11を介して端末20に与えられる。
なお、後述するように、中継装置11において測定データはデジタル信号に変換されて、比較測定データとして付加メモリ部111に格納される。つまり、測定を行う都度、付加メモリ部111には測定データが比較測定データとして記憶されることになる。
一方、端末20から負のバイアス電圧がセンサ本体10に印加されると、センサ本体10及び中継装置11はデジタルモード(メモリ読み書き可能モード)なり、端末20から中継装置11のTEDSメモリ部112をアクセス可能となる。また、測定モード(アナログモード)で測定を実施する際に、端末20において上述の測定結果(測定データ)を示すアナログ信号のアナログ/デジタル変換(A/D変換)を実施し、その後デジタルモード(メモリ読み書き可能モード)に切り替えて、変換後のデジタル信号データを中継装置11の付加メモリ部111に格納してもよい。いずれにしても、付加メモリ部111へのアクセスは、TEDSメモリ部へのアクセスと同様の技術により実現されてよい。
ここで、図10に示すように、上述したセンサシステム1を用いて予め規定された測定領域の環境状況の測定について説明する。まず、測定者は端末20を第2の通信インターフェイス30によって中継装置11の1つに接続する(ステップS111)。測定者が入力部230によってデジタルモード設定を行うと、端末20は負のバイアス電圧を、中継装置11を介してセンサ本体10に印加し、センサ本体10をデジタルモードとする。これによって、中継装置11のTEDSメモリ部112がアクセス可能となる。
続いて、制御部210では、通信I/F部250を介してTEDSメモリ部112にアクセスし、TEDSメモリ部112に格納されたセンサ識別テーブル(測定データの増幅の幅を決定するための校正データを含む)及び測定場所識別データテーブルのセンサ識別データ及び測定場所識別データを読み出して、これらセンサ識別データ及び測定場所識別データを受信する(ステップS112)。
端末20において、記憶部220には、上述のようにTEDSメモリ部112から読み出したセンサ本体毎の校正データ(感度データ)が記憶されており(センサ本体10は製造誤差等に起因してその感度が異なることがあり、予め同一の環境下でその感度を測定し、感度データとして記憶部220にセンサ識別データに関連付けて記憶しておく)、制御部210はセンサ識別データを受けると、当該センサ識別データに関連する感度データを記憶部220から読み出して、感度データに応じて当該センサ本体10に対する感度を自身(制御部210)に設定する(ステップS113)。
上述のようにして、感度が設定されると、制御部210はセンサ本体10をアナログモードとする。前述したように、アナログモードとなると、センサ本体10の測定部110で測定された測定場所の測定データ(例えば、振動測定データ)が、接続ケーブル13、中継装置11、及び第2の通信インターフェイス30を介して通信I/F部250に与えられ、通信I/F部250は当該測定データを制御部210に渡す。なお、測定データはアナログ信号であるので、例えば、通信I/F部250でアナログ−デジタル(A/D)変換されて、デジタルデータとして制御部210に与えられることになる(ステップS114)。この際、中継装置11(付加メモリ部111)には測定データが測定場所識別データ(つまり、測定点)と関連付けられ、比較測定データとして記憶されることになる(付加メモリ部111には測定の都度測定データが比較測定データとして記録される)。
制御部210では、測定データを受けると、測定場所識別データに関連付けて当該測定データを現測定データ(以下単に測定データという)として記憶部220に格納する(ステップS115)。なお、この測定場所識別データはセンサ識別データに関連付けられる。前述したように、記憶部220には、センサ識別データが記録されており、1つのセンサ本体10による測定が終了すると、記憶部220を検索して全てのセンサ識別データに関連するセンサ本体10について測定を行ったか否かを判定する(つまり、全測定場所について測定が完了したか否かを判定する:ステップS116)。或いは、端末20のユーザからの操作を受け付けることにより、引き続き測定を行うか否かを判定してもよい。
全ての測定場所について測定が終了していないと、制御部210はその旨表示部240に表示するか又はスピーカ部260によって報知して、ステップS111に戻る。なお、測定データの取得は予め設定された時間(例えば、測定者によって入力部230から設定される)に亘って行われ、この予め規定された時間が経過した後、制御部210は全ての測定場所について測定が終了したか否かを判定することになる。
測定者は全ての測定場所について測定が完了していない旨の報知を受けた後、コネクタ部30aをコネクタ部11aから外して、別の中継装置11のコネクタ部11aに接続する。そして、前述したようにして、制御部210は当該測定場所に係る測定データを得て、測定場所識別データに関連付けて記憶部220に記憶する。
このようにして、全測定場所について測定データを得て、測定場所識別データに関連付けて記憶部220に記憶すると、制御部210はその旨表示部240に表示するか又はスピーカ部260から報知し、処理を終了する。なお、記憶部220には新たな測定データが入力される度に当該測定データが測定場所識別データと関連付けて記憶され、中継装置11の付加メモリ部111には、そのうち、比較測定データとして残しておきたい測定データを測定場所識別データと関連付けて蓄積していくこともできる。
以上のように、測定場所(つまり、測定場所識別データ)に関連付けて測定データを記憶部220に記憶するようにしたので、端末20を、中継装置11を介して異なる測定場所に設置された複数のセンサ本体10に逐次接続して測定した測定データを分析処理する際、自動的に測定場所毎に整理された状態で測定データを提供することができるという効果がある。つまり、測定場所に関連付けて測定データを記憶するようにしたので、測定場所毎に測定データの整理が容易に行えるという効果がある。更に、当該測定データのうち、将来の比較のために残しておきたい測定データを付加メモリ部111に蓄積しておくことにより、端末20を中継装置11及びセンサ本体10から切り離した後においても、次に前回とは異なる端末20を第2の通信インターフェイスを介して中継装置11に接続して測定を実施する際に、いつでも比較のための測定データを付加メモリ部111から読み出して端末20が出力することができるという効果がある。
更に、端末20では、センサ識別データで規定されるセンサ本体毎にその感度を補正するようにしたので、センサ本体10の個体差に起因する誤差を補正することができ、その結果、測定場所毎に精度の高い測定データを得ることができるという効果がある。
以下、図6乃至図8に示す測定データ出力処理及び比較データ出力処理並びに、図10乃至図16については上述の実施例1と同様であるので説明を省略する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の実施の形態によるセンサシステムの一例の構成を示す図である。 図1に示すセンサ本体、中継装置、及び端末の機能構成を示すブロック図である。 図1に示すセンサ本体及び端末に登録されるセンサ識別データテーブルの一例を示す図である。 図1に示すセンサ本体及び端末に登録される測定場所識別データテーブルの一例を示す図である。 図1に示すセンサシステムを用いた測定処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示すセンサシステムを用いた測定データ出力処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示す中継装置の付加メモリ部に格納される比較データテーブルの一例を示す図である。 図1に示すセンサシステムを用いた比較測定データ出力処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示す別のセンサ本体、中継装置、及び端末の別の機能構成を示すブロック図である。 図1に示すセンサシステムを用いた測定処理の別の実施例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す端末に保存(記憶)される測定場所(測定ポイント)一覧と測定データとの保存とを詳細に示す図である。 図1に示す端末における異音データの管理及び検索を概略的に示す図である。 図1に示す端末における測定場所管理を示す図である。 図1に示す端末においてセンサの1つである加速度ピックアップ(振動センサ)の感度管理の一例を示す図である。 図1に示すセンサシステムを用いた異常振動判定を説明するためのフローチャートである。 図1に示すセンサシステムを用いた際の作業手順の一例を示す図である。
符号の説明
1 センサシステム
10 センサ本体
11 中継装置
20 端末
12,30 通信ケーブル(通信インターフェイス)
13 接続ケーブル
110 測定部
120 TEDSメモリ部
111 付加メモリ部
210 制御部
220 記憶部
230 入力部
240 表示部
250 通信I/F部
260 スピーカ部

Claims (16)

  1. 第1の通信インターフェイスを介して接続可能なセンサ本体及び中継装置と、第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続可能な端末と、を含むセンサシステムであって、
    前記センサ本体は、前記センサ本体による測定場所を識別するための測定場所識別データを記憶する手段を備え、
    前記中継装置は、前記第1の通信インターフェイスを介して接続された前記センサ本体が検出する測定データと比較するための比較測定データを記憶する手段を備え、
    前記端末は、前記第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記測定場所識別データを更に前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する手段と、
    受信した前記測定データを、受信した前記測定場所識別データに関連付けて記憶する手段と、
    前記端末のユーザからの操作を受け付けたことに応じて、前記比較測定データを前記中継装置から受信する手段と、
    受信した前記比較測定データを出力する手段と、を備えるセンサシステム。
  2. 前記中継装置は、前記第1の通信インターフェイスにより、前記センサ本体が設置された測定環境の外側に配置して接続可能である、請求項1に記載のセンサシステム。
  3. 前記センサ本体は、前記センサ本体を識別するためのセンサ識別データを記憶する手段を更に備え、
    前記端末は、前記測定データを増幅して記憶するための感度データを前記センサ識別データに関連付けて記憶する手段と、
    前記第2の通信インターフェイスを介して前記センサ本体が接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記センサ識別データを更に前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する手段と、
    受信した前記測定データを、受信した前記センサ識別データに基づいて、記憶した前記感度データに基づいて増幅して前記測定場所識別データに関連付けて記憶する手段と、を更に備える請求項1又は請求項2に記載のセンサシステム。
  4. 前記端末は、前記端末のユーザから、前記測定場所識別データをキーとして、記憶した前記測定データの選択操作を受け付けたことに応じて、前記選択操作により選択された前記測定データを出力する手段を更に備える請求項1から請求項3のいずれかに記載のセンサシステム。
  5. 接続ケーブルを介して接続可能なセンサ本体及び中継装置と、第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続可能な端末と、を含むセンサシステムであって、
    前記中継装置は、前記接続ケーブルを介して接続された前記センサ本体による測定場所を識別するための測定場所識別データを記憶する手段と、前記センサ本体が検出する測定データと比較するための比較測定データを記憶する手段を備え、
    前記端末は、前記第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記測定場所識別データを更に前記中継装置から受信する手段と、
    受信した前記測定データを、受信した前記測定場所識別データに関連付けて記憶する手段と、
    前記端末のユーザからの操作を受け付けたことに応じて、前記比較測定データを前記中継装置から受信する手段と、
    受信した前記比較測定データを出力する手段と、を備えるセンサシステム。
  6. 前記中継装置は、前記接続ケーブルにより、前記センサ本体が設置された測定環境の外側に配置して接続可能である、請求項5に記載のセンサシステム。
  7. 前記中継装置は、前記接続ケーブルを介して接続された前記センサ本体を識別するためのセンサ識別データを記憶する手段を更に備え、
    前記端末は、前記測定データを増幅して記憶するための感度データを前記センサ識別データに関連付けて記憶する手段と、
    前記第2の通信インターフェイスを介して前記センサ本体が接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記センサ識別データを更に前記中継装置から受信する手段と、
    受信した前記測定データを、受信した前記センサ識別データに基づいて、記憶した前記感度データに基づいて増幅して前記測定場所識別データに関連付けて記憶する手段と、を更に備える請求項5又は請求項6に記載のセンサシステム。
  8. 前記端末は、前記端末のユーザから、前記測定場所識別データをキーとして、記憶した前記測定データの選択操作を受け付けたことに応じて、前記選択操作により選択された前記測定データを出力する手段を更に備える請求項5から請求項7のいずれかに記載のセンサシステム。
  9. 第1の通信インターフェイスを介して接続可能なセンサ本体及び中継装置と、第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続可能な端末と、を含むセンサシステムが測定する方法であって、
    前記センサ本体は、前記センサ本体による測定場所を識別するための測定場所識別データを記憶する手段を備え、
    前記中継装置は、前記第1の通信インターフェイスを介して接続された前記センサ本体が検出する測定データと比較するための比較測定データを記憶する手段を備え、
    前記端末が、前記第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記測定場所識別データを更に前記センサ本体から前記中継装置を介して受信するステップと、
    受信した前記測定データを、受信した前記測定場所識別データに関連付けて記憶するステップと、
    前記端末のユーザからの操作を受け付けたことに応じて、前記比較測定データを前記中継装置から受信するステップと、
    受信した前記比較測定データを出力するステップと、を含む方法。
  10. 前記中継装置は、前記第1の通信インターフェイスにより、前記センサ本体が設置された測定環境の外側に配置して接続可能である、請求項9に記載の方法。
  11. 前記センサ本体は、前記センサ本体を識別するためのセンサ識別データを記憶する手段を更に備え、前記端末が、前記測定データを増幅して記憶するための感度データを前記センサ識別データに関連付けて記憶するステップと、
    前記第2の通信インターフェイスを介して前記センサ本体が接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記センサ識別データを更に前記センサ本体から前記中継装置を介して受信するステップと、
    受信した前記測定データを、受信した前記センサ識別データに基づいて、記憶した前記感度データに基づいて増幅して前記測定場所識別データに関連付けて記憶するステップと、を更に含む請求項9又は請求項10に記載の方法。
  12. 前記端末が、前記端末のユーザから、前記測定場所識別データをキーとして、記憶した前記測定データの選択操作を受け付けたことに応じて、前記選択操作により選択された前記測定データを出力するステップを更に含む請求項9から請求項11のいずれかに記載の方法。
  13. 接続ケーブルを介して接続可能なセンサ本体及び中継装置と、第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続可能な端末と、を含むセンサシステムが測定する方法であって、
    前記中継装置は、前記接続ケーブルを介して接続された前記センサ本体による測定場所を識別するための測定場所識別データを記憶する手段と、前記センサ本体が検出する測定データと比較するための比較測定データを記憶する手段を備え、
    前記端末が、前記第2の通信インターフェイスを介して前記中継装置と接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記測定場所識別データを更に前記中継装置から受信するステップと、
    受信した前記測定データを、受信した前記測定場所識別データに関連付けて記憶するステップと、
    前記端末のユーザからの操作を受け付けたことに応じて、前記比較測定データを前記中継装置から受信するステップと、
    受信した前記比較測定データを出力するステップと、を備える方法。
  14. 前記中継装置は、前記接続ケーブルにより、前記センサ本体が設置された測定環境の外側に配置して接続可能である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記中継装置は、前記接続ケーブルを介して接続された前記センサ本体を識別するためのセンサ識別データを記憶する手段を更に備え、
    前記端末が、前記測定データを増幅して記憶するための感度データを前記センサ識別データに関連付けて記憶するステップと、
    前記第2の通信インターフェイスを介して前記センサ本体が接続したことに応じて、前記センサ本体が検出した測定データを前記センサ本体から前記中継装置を介して受信する際に、前記センサ識別データを更に前記中継装置から受信するステップと、
    受信した前記測定データを、受信した前記センサ識別データに基づいて、記憶した前記感度データに基づいて増幅して前記測定場所識別データに関連付けて記憶するステップと、を更に含む請求項13又は請求項14に記載の方法。
  16. 前記端末が、前記端末のユーザから、前記測定場所識別データをキーとして、記憶した前記測定データの選択操作を受け付けたことに応じて、前記選択操作により選択された前記測定データを出力するステップを更に含む請求項13から請求項15のいずれかに記載の方法。
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JP2012098149A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Jfe Mechanical Co Ltd 携帯型振動診断装置
JP2012141950A (ja) * 2011-01-04 2012-07-26 Middleland Sensing Technology Inc センサーシステム
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