JP5363849B2 - オイルポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、オイルを溜める量を遥かに多くし、且つ始動直後にロータ室内にオイル溜りから油膜形成及び潤滑用のオイルを更に短い時間で行き渡らせ、始動直後からロータの回転を円滑にすることができるオイルポンプに関する。
オイルポンプとして内接歯車型のオイルポンプがよく知られている。また、車両用のオイルポンプにおいて、オイルパンからオイルを吸入し、そのオイルをエンジン各部に送る役目を果たすフィードポンプと、エンジン各部に送られ潤滑などに使用されたオイルをオイルパンに戻す役目を果たすスカベンジポンプについては以前より多くの車両に使用されており、広く知られている。ところで、スカベンジポンプは、車両であれば必ず搭載される訳では無く、エンジン各部に送られたオイルが自然にオイルパンに戻るエンジン構造のような場合では、前記スカベンジポンプは不要である。
しかし、エンジン各部に送られたオイルが自然にオイルパンに戻らないタイプのエンジンには、オイルを強制的に戻すために前記スカベンジポンプが必要である。スカベンジポンプは、フィードポンプのように、内接歯車が使用されている例が多く存在する。フィードポンプでは、ストレーナがオイルパンのオイル内に完全に埋没されているために、フィードポンプが運搬する物質は、その大部分がオイルであるのに対し、スカベンジポンプが運搬する物質は、エンジン各部を潤滑したオイルが間欠的に戻ってくるために、スカベンジポンプではオイルだけで無く、空気も多く運搬されることになる。
スカベンジポンプの構造は、フィードポンプの構造と若干類似している点はあるが、その相違点としては、フィードポンプがオイルパンからエンジン各部にオイルを送る役目を果たすのに対し、スカベンジポンプはそのエンジンに送られたオイルをオイルパンに戻すという反対の役割を果たしていることである。さらに、フィードポンプは、略オイルのみを運搬するのに対し、スカベンジポンプではオイルだけで無く空気も運搬されるという点に違いがある。
特開2007−218236
スカベンジポンプは、エンジンの長期間の停止と共にオイルポンプが長時間に亘って、停止状態とされた場合、スカベンジポンプ内のオイルがポンプハウジングの外に垂れて出て行ってしまうため、内部に溜まるオイルがほとんど空の状態になり、エンジンの再始動時においては、スカベンジポンプはロータを構成するアウターロータの歯と、インナーロータの歯との間、及びロータ室の内面部とアウターロータの側面や外周面との間には、油膜が十分に形成されず、摩耗の進行や摺動抵抗が増加する問題点がある。
さらに、再始動時においては、オイルがスカベンジポンプに到達する時間には若干のタイムラグを要するため、オイルがスカベンジポンプに到達するまでの間は潤滑不足でロータは回転する事になり、更に摩耗が進行し、摺動抵抗が増加するものである。このような課題を解決する手段として、スカベンジポンプには本願に類似の構造は見受けられなかったが、本願と課題が類似している文献として特許文献1が挙げられる。
特許文献1について簡単に説明すると、エンジンのシリンダブロック14Lに設けられるオイルギャラリ86によって圧送されるオイルをロータ収容部41内に導入するオイル導入通路50が備えられる。オイルポンプ31を再始動する際に、オイルギャラリ86からのオイルがオイル導入通路50を介してロータ収容部41内に供給され、始動後迅速にロータ収容部41内のアウタロータ34やインナロータ33が潤滑されるものである。換言すると、ポンプ外とロータ室(ロータ収容部)を連通路で連通させる構造となっている。本構造により再始動時にスカベンジポンプ内部にオイルを供給でき、もってロータ及びロータ室を潤滑することが可能となった。
しかし、特許文献1には、次に述べる課題が存在する。すなわち特許文献1では、吐出ポート42とは、別にオイル導入通路50がポンプ外と連通するように設けられている。そのためエンジシ再始動後しばらく時間が経過し、ロータ室にオイルが十分に供給されだすと、逆にオイルはオイル導入通路50からポンプ外に逆流し、吐出ポート42から吐出されるオイルが減少するため、吐出性能が低下するおそれがある。
また、このオイル導入通路50は動弁機構65Lやターボ過給機100Lに供給されるべきオイルが分岐されて供給されるものであるが、例えオリフィス40aによりオイル量を制限したとしても潤滑に必要なオイルの量は分岐され減少するものである。よって、動弁機構65Lやターボ過給機100Lに供給されるべきオイルが減少することには変わりない。さらに、ポンプハウジング部材36にオイル導入通路50が連通するオイル導入孔40を一体に設けているため、ポンプハウジング部材36の占有面積は大きいものとなってしまっており、省スペース化の流れに逆行するものである。そこで、本発明の目的(技術的課題)は、エンジンの始動直後にロータ室内にオイル溜りに迅速にオイルを溜めて、油膜形成及び潤滑用のオイルを行き渡らせ、始動直後からロータの回転を円滑にすることにある。
請求項1の発明を、ロータとその駆動シャフトが収納されたポンプハウジングであって、前記駆動シャフトは前記ポンプハウジングの外部に突出され、該突出箇所に略平板状の回転板が装着され、前記ポンプハウジングの軸方向に直交する外側面部に前記駆動シャフトを中心として前記吐出口の位置よりも外周側で且つ前記駆動シャフトの軸方向に突出する誘導壁状部が形成され、該誘導壁状部は前記駆動シャフトを中心として回転方向における前記吐出口の位置の手前側から該吐出口の位置までに亘って形成される弧状ガイド部と、受面ガイド部とからなり、該受面ガイド部は、前記回転板の回転方向に沿って遠ざかる側の前記吐出口の周囲に沿い且つ前記駆動シャフト側に向かう略折り返し状の円弧とし、前記回転板の回転先端縁は、前記誘導壁状部とは相互に干渉しない構成とし、前記回転板の両回転先端間で且つ前記外側面部寄りの側端縁は前記吐出口の開口に近接通過するオイルポンプとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記誘導壁状部の受面ガイド部は前記駆動シャフトの中心に向かって小延長受面部が形成され、該小延長受面部は前記回転板と干渉しないオイルポンプとしたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1又は2において、前記駆動シャフトと前記回転板とは一体成形されてなるオイルポンプとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、エンジン及びオイルポンプが長期間に亘って使用されておらず、吐出ポートにオイルがほとんど、残留していない場合でも、ポンプの始動と同時に回転板が回転して、エンジンルーム内のミスト状のオイルが吐出口からポンプハウジング内に入り込み易くなり、ミストから液状に変化したオイルを貯蔵し易いものにできる。したがって、長期間に亘って停止していたエンジンを始動する場合には、スカベンジポンプとして極めて好適である。ミスト状のオイルが吐出口からロータ室内に入り込むと同時に、液状となったオイルが吐出ポート終端部に溜まり易くなる構造にすることができる。
さらに、オイルミストが供給される通路は吐出口そのものであり、また吐出口以外からはオイルは吐出されないため、吐出性能が低下することが無い。また他部品に供給されるべきオイルを分岐してオイルを潤滑に利用するのでは無く、エンジンルーム内のオイルミストを利用して潤滑を行うため、他部品へのオイルの供給量が減少することも無く、他部品に影響を与えない。そのために、ロータを大きくする必要がなく、少なくとも径方向(横方向)にはポンプボディは大きくならず、径方向(横方向)のレイアウトが厳しい場所で好適である。シャフト先端の平板形状自体は継手として兼用されることができ、金型により製作可能であり、特別な加工は不要であるため、コスト上昇を押えることができる。
請求項2の発明では、前記誘導壁状部の受面ガイド部は前記駆動シャフトの中心に向かって小延長受面部が形成されたことにより、オイルミストをより一層無駄なく吐出口に送り込むことができる。請求項3の発明では、前記駆動シャフトと前記回転板とは一体成形されたことにより駆動シャフトと回転板の製造効率を向上させるとともに、組付工程も少なくなりひいては低価格に提供することができる。
(A)は本発明のポンプハウジングの正面図、(B)は(A)の(ア)部拡大図、(C)は本発明の縦断側面図、(D)は本発明の要部斜視図である。 (A)は本発明の要部拡大正面図、(B)はポンプハウジング内部の構成を示す正面図。 (A)乃至(E)は誘導壁状部と回転板とによって吐出口にオイルミストが送り込まれる行程を示す作用図。 (A)はオイルミストが吐出口に入り込もうとする状態の縦断側面図、(B)は(A)における回転板の状態を示す正面図、(C)はオイルミストが吐出口に入り込み始めた状態の縦断側面図、(D)は(C)における回転板の状態を示す正面図、(E)はオイルミストが吐出ポートに入り込んだ状態の縦断側面図、(F)は(E)における回転板の状態を示す正面図、(G)はオイルミストが溜り部に液状として溜まった状態の縦断側面図である。 (A)は回転板の別の実施形態を示す要部正面図、(B)は(A)の作用図、(C)は吐出口及び誘導壁状部が外側面部の下方に位置して形成された実施形態の要部正面図、(D)は吐出口及び誘導壁状部が外側面部の中心を基準にして水平方向右側の位置に形成された実施形態の要部正面図である。 (A)は本発明において誘導壁状部に幕状部が形成された実施形態を示す縦断側面図、(B)は(A)の回転板が垂直方向となった状態の要部縦断側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ポンプハウジングAは、図1,図2(B)に示すように、吸入側ハウジング部1と吐出側ハウジング部2とから構成されている。前記吸入側ハウジング部1と吐出側ハウジング部2とを接合固定することで、内部にロータ室Sが形成され、該ロータ室Sにインナーロータ71及びアウターロータ72が配置されたポンプハウジングAが構成される。
前記吸入側ハウジング部1は、吸入ポート半体部31と吐出ポート半体部41とが形成されている。さらに、吸入側ハウジング部1には、オイル吸入部33が形成され、該オイル吸入部33のポート吸入口33aが、前記吸入ポート半体部31内に形成されている。前記吸入側ハウジング部1は、エンジンの潤滑及び冷却に使用されたオイルが集まり通過する管が接続されるようになっている。吸入側ハウジング部1には、前記インナーロータ71を回転駆動するための駆動シャフト8の軸受半体部11が形成されている〔図1(C)参照〕。
前記吐出側ハウジング部2には、前記吸入側ハウジング部1の吸入ポート半体部31に対応する吸入ポート半体部32と、前記吸入側ハウジング部1の吐出ポート半体部41に対応する吐出ポート半体部42が形成されている〔図1(C)参照〕。また、前記吐出側ハウジング部2には、前記吸入側ハウジング部1の軸受半体部11に対応する軸受半体部21が形成され、これら軸受半体部11と軸受半体部21とは、前記駆動シャフト8を軸支する軸受を構成し、前記駆動シャフト8がロータ室S内に軸支される。
前記駆動シャフト8は、インナーロータ71及びアウターロータ72とからなるロータを前記ポンプハウジングAのロータ室S内にて支持し、ロータを回転駆動させる役目をなすものであり、特にインナーロータ71が駆動シャフト8に固着され、インナーロータ71が駆動シャフト8によって回転し、インナーロータ71の回転によってアウターロータ72が回転する。前記駆動シャフト8の軸方向端部は、前記ポンプハウジングAの吐出側ハウジング部2の軸受半体部21に支持され、且つ駆動シャフト8の軸方向端部の一部は吐出側ハウジング部2の外部に突出する状態となっている。
吐出ポート半体部42には、吐出口43が形成されており〔図1,図2(B)参照〕、具体的には図1(C)において吐出ポート4の横側端部の位置であり、換言すると前記吐出口43は前記吐出ポート4に対してポンプハウジングAに装着された駆動シャフト8の軸方向に沿って奥側の壁面に形成されている。該吐出口43は、前記ロータ室S内のオイルをエンジン及び該エンジンの下方に配置されたオイルパンに向けて吐出する役目をなすものである。前記吸入側ハウジング部1と吐出側ハウジング部2とを接合した状態で、前記吸入ポート半体部31と吸入ポート半体部32の位置が一致し、前記吐出ポート半体部41と吐出ポート半体部42の位置が一致する構成となっており、前記吸入ポート半体部31と吸入ポート半体部32とが組み合わせられて、前記ロータ室S内に吸入ポート3が構成され、前記吐出ポート半体部41と吐出ポート半体部42とが組み合わせられて、前記ロータ室S内に吐出ポート4が構成される。また、前記吐出側ハウジング部2側に形成された吐出口43は、前記吸入側ハウジング部1側に形成された吐出ポート半体部41の領域に対応して収まるように構成されている。
前記ロータ室Sには、インナーロータ71及びアウターロータ72が配置されるものであり、前記吸入ポート半体部31と前記吸入ポート半体部32は、インナーロータ71とアウターロータ72を軸方向において挟持するようにして両側にそれぞれ位置する。同様に吐出ポート半体部41と吐出ポート半体部42についても、前記吐出ポート半体部41と吐出ポート半体部42とが組み合わせられて、前記ロータ室S内に吐出ポート4が構成され、インナーロータ71とアウターロータ72を軸方向において挟持する。
前記吸入側ハウジング部1の吸入ポート3及び吐出ポート4は、軸受半体部11の直径中心位置を中心Pとして略弧状に形成されている。前記吸入ポート3には、始端部3aと終端部3bとが存在し、吐出ポート4にも始端部4aと終端部4bとが存在する。そしてインナーロータ71及びアウターロータ72が回転するときに、その回転方向に沿ってインナーロータ71の外歯71a及びアウターロータ72の内歯72aが吸入ポート3及び吐出ポート4に入り込む側を吸入ポート3の始端部3a及び吐出ポート4の始端部4aと称する。
本発明におけるインナーロータ71及びアウターロータ72の回転方向は、吸入側ハウジング部1の内面側より見て、前記中心Pを中心として時計周りとする。したがって、吸入ポート3の始端部3aと終端部3b及び吐出ポート4の始端部4aと終端部4bにおいて、時計周り方向に沿って吸入ポート3では始端部3a,終端部3bの順となり、吐出ポート4も同様に始端部4a,終端部4bの順となる。吸入側ハウジング部1における吸入ポート半体部31と吐出ポート半体部41は、比較的浅い窪みであり、その平面形状は、略円弧状で且つ幅広の溝形状に形成されている。
次に、前記吐出ポート4の形状及び前記吐出口43との位置関係について、図2(B)に基づいて、さらに詳細に説明する。ここでは、説明が理解され易いようにするため、前記吐出ポート4については、主に吸入側ハウジング部1の吐出ポート半体部41側より見た状態で説明を行うものとする。ここで、後述する中寄側面4i,外部寄り側面4o,最頂位置4t,始端位置4u,終端位置4q等の部位は、吐出ポート半体部41及び吐出ポート半体部42の両方に共通して存在するものである。
まず、前記吸入側ハウジング部1の吐出ポート半体部41において、前記中心P寄りの内周側面を中寄側面4iと称する。また、吸入側ハウジング部1の外部側寄りの内周側面を外部寄り側面4oと称する。ここで、前記吸入側ハウジング部1の中心位置とは、軸受半体部11の直径の中心Pのことである。前記吐出ポート半体部41の中寄側面4iと外寄内周側面4oは、吸入側ハウジング部1の中心すなわち軸受半体部11を略中心とする略円弧状に形成されている。吸入側ハウジング部1の外部とは、単に該吸入側ハウジング部1(ポンプハウジングA)の外方側のことをいう。
前記吸入側ハウジング部1(ポンプハウジングA)に設定された天方向を直上点Tとして、吸入側ハウジング部1を前記直上点Tを真上にして略垂直状に設置した状態において、前記吐出ポート半体部41は、前記吸入ポート半体部31よりも上方に位置され、且つ前記吐出ポート半体部41の中寄側面4iの終端位置4qは、前記中寄側面4iの最頂位置4tより下方に位置している。また、前記中寄側面4iの始端位置4uは前記終端位置4qよりもさらに下方に位置する。すなわち、中寄側面4iを含めた吐出ポート半体部41は、略「へ」文字の左右を逆にした形状に形成されている。
すなわち、前記終端部4b及び始端部4aの位置について、前記中心Pを通過する仮想の垂直方向軸Lvを設定すると、前記吐出ポート半体部41の終端部4bは、インナーロータ71の回転方向に沿って、前記垂直方向軸Lvの位置を超えた位置に設定され、且つ終端部4bが前記垂直方向軸Lvに対して近接する位置としている〔図2(B)参照〕。また、前記吐出ポート半体部41の始端部4aは、前記軸受半体部11の中心Pを通過する仮想の水平方向軸Lhを設定すると、該水平方向軸Lhに近接する位置としている。
前記吸入側ハウジング部1における吐出ポート半体部41は、前記最頂位置4tを境にして、該最頂位置4tと始端部4aとの間に亘る領域に対して、最頂位置4tと終端部4bとの間に亘る領域の方が小さい領域として構成されることになる。そして、前記吐出ポート半体部41には、終端部4bを中心とする付近で且つ前記中寄側面4iの終端位置4qを最深部とした凹形状の溜り部4cが形成される。さらに具体的には、溜り部4cは前記最頂位置4tから終端位置4qを含む終端部4bの範囲に構成された凹部となる。前記吸入側ハウジング部1と前記吐出側ハウジング部2とを組み付けることで、ロータ室S内の吐出ポート4には、吐出ポート半体部41,42とが組合わせられて一つの空間となる溜り部4cが構成される。
また、前記吐出ポート半体部41における中寄側面4iの最も高い位置とした最頂位置4tは、前記吐出側ハウジング部2側に形成された吐出口43の下端位置43pと同等位置以下としている。すなわち、前記吐出ポート半体部41の中寄側面4iの最頂位置4tは、前記吐出口43の下端位置43pよりも低い位置又は同等位置に設定される2つのパターンが存在するものである。前記中寄側面4iの最頂位置4tが前記吐出口43の下端位置43pよりも低い位置に設定される場合には、前記吐出口43の下端位置43pと、前記吐出ポート4の中寄側面4iの最頂位置4tとは、微小間隔Δdの間隔をおいて近接したものである。
前記微小間隔Δdは、僅かの量であり具体的には吐出口43の直径以下である。そして微小間隔Δdとは、前記吐出口43からロータ室S内にオイルミストが浸入した場合に、ミスト状のオイルが吐出口43の周囲に付着しつつ、オイルがミスト状態から液状態に変化して、溜り部4cに貯蔵され易い程度の間隔となる。また、特に図示しないが、吐出ポート半体部41の中寄側面4iの最頂位置4tと、前記吐出口43の下端位置43pとが同一位置に設定される場合では、下端位置43pが溜り部4cに貯蔵されたオイルの表面となる。またこの場合には、オイルが最頂位置4tを超えると吐出口43から溢れる。吐出ポート半体部41の最頂位置4tと始端部4aとの間には、溜り部4cよりも大きなオイルの溜り領域が形成される。
前記インナーロータ71は、具体的には略トロコイド形の歯形を有するものである。インナーロータ71には、複数の外歯71a,71a,…が形成され、前記アウターロータ72には複数の内歯72a,72a,…が形成され、外歯71aと内歯72aとが噛み合いつつインナーロータ71が回転することによってアウターロータ72が回転する。そして、前記搬送間仕切部61においては、外歯71aと内歯72aとが閉鎖された空間すなわち、セル(歯間空間)を構成して、吸入ポート3から吐出ポート4へオイルを搬送する。前記非搬送間仕切部62においては、外歯71aと内歯72aとが噛合い接触しつつインナーロータ71とアウターロータ72とが回転する。
オイルミストがポンプハウジングAの吐出口43から浸入し、ロータ室Sの上側に配置された吐出ポート4の溜り部4cにオイルが溜まる。前述したように、吐出ポート4が上側に配置され、吸入ポート3はその反対側である下側の位置に配置されている。そのため吸入側ハウジング部1において、吐出ポート半体部41の始端部4aと、吸入ポート半体部31の終端部3bとの間に位置する搬送間仕切部61は、前記水平方向軸Lh付近に配置される。具体的には前記搬送間仕切部61は、水平方向軸Lhに対して、若干下方に形成されるものであって、この搬送間仕切部61は、前記インナーロータ71の外歯71aと、前記アウターロータ72の内歯72aによって形成されるセル(歯間空間)jが最も大きくなる場所である。
次に、前記駆動シャフト8が吐出側ハウジング部2から外部に突出した部分を突出軸端部81と称する〔図1(C),(D),図6参照〕。該突出軸端部81の突出量は、僅かでよい。前記ポンプハウジングAの吐出側ハウジング部2から前記駆動シャフト8の突出軸端部81が突出する外部に面した部位は、外側面部22と称する。該外側面部22は、前記吐出側ハウジング部2の形状の一部を構成する部分であり、且つ略円形状としたものである。そして、この円形状とした外側面部22の中心位置(略中心位置も含む)に前記軸受半体部21が位置しており、該軸受半体部21を介して外部に突出する駆動シャフト8の突出軸端部81が存在する。
駆動シャフト8の吐出側ハウジング部2からの突出箇所、すなわち、突出軸端部81には、回転板9が装着される。前記回転板9は、ポンプハウジングAの外部で前記外側面部22箇所に露出して設けられたものであって、前記駆動シャフト8と一体成形されたものであり、該駆動シャフト8の回転と共に回転する。前記回転板9は、前記駆動シャフト8に回転を伝達するための継手としての役目を兼ねることもある。前記回転板9は、1枚の帯板で、その長手方向の寸法は、駆動シャフト8の直径よりも大きく形成され、駆動シャフト8の外周から直径方向に突出する構造となる。
また、回転板9における駆動シャフト8の軸方向に沿った面は、平坦面として形成されている。前記回転板9は、略平板形状又は帯板形状に形成されたものであり、長方形又は正方形等の略方形状に形成されている。回転板9の回転方向の先端を回転先端縁9aとし、回転中心(前記中心Pと同一)を中心として回転板9の長手方向両端が回転先端縁9aとなる。また、前記両回転先端縁9a,9aの間の辺部分を側端縁とする。側端縁は、前記外側面部22に対向する内端縁9bと、その反対側のポンプハウジングAの外方に向かう外端縁9cとが存在する。
さらに、駆動シャフト8の直径方向中心(回転中心と同一点である)と回転板9の長手方向の中心位置は一致する。すなわち、回転板9は、回転中心の両側は形状及び面積が等しく、回転中心位置を中心にして点対称の形状である〔図2(A)参照〕。したがって、回転板9の両回転先端縁9a,9aの回転軌跡は一つのみの円軌跡を有する。回転板9は、前記駆動シャフト8とは別部材とすることもある。この場合には、前記回転板9は、駆動シャフト8の突出軸端部81の端面81aに溶接手段により固着される。或いは、前記駆動シャフト8の直径中心位置で且つ軸方向に沿って溝が形成され、前記回転板9の長手方向中心位置が挿入固着される構造としても構わない。
前記回転板9の両側端縁における内端縁9bは、吐出口43の開口43oに近接しつつ通過するものである〔図1(B),(C),図2(A)等参照〕。前記内端縁9bは、前述したように、回転板9の両回転先端縁9a,9a間で且つ前記外側面部22寄りの辺部分である。さらに、前記両側端縁における内端縁9bの反対側に位置する端縁を外端縁9cと称する。前記回転先端縁9aによる回転軌跡Zは、前記吐出口43の下端位置43pと上端位置43tとの間に位置するものであり、前記回転板9の寸法も上記の条件に合うように設定される。すなわち、前記回転板9の回転軌跡Zの半径をRzとし、駆動シャフト8の回転中心である中心P(前記軸受半体部11の中心Pと同一)と前記吐出口43の下端位置43pとの距離をHpとし、前記中心Pと前記吐出口43の上端位置43tとの距離をHtとすると、前記回転軌跡Zの半径Rz,下端位置43pのHp及び上端位置43tのHtの大小関係は次のようになる〔図2(A)参照〕。
Hp<Rz<Ht
さらに、吐出側ハウジング部2の外側面部22には、誘導壁状部5が形成されている。該誘導壁状部5と前記回転板9とによって、エンジンルーム内に充満しているオイルミストを吐出口43からロータ室S内に取り込み、オイルミストを液状にしてロータの潤滑とする。該誘導壁状部5は、前記駆動シャフト8の直径中心位置を中心Pとして、前記吐出口43の形成位置よりも外周側で且つ前記外側面部22から外方に向かって前記駆動シャフト8の軸方向に沿って突出形成された部位である。
該誘導壁状部5は、前記駆動シャフト8の回転中心(中心P)とし、前記回転板9の回転方向に沿って、前記吐出口43の手前側から該吐出口43の位置までに亘って形成される円弧に沿って形成された弧状ガイド部51と、前記吐出口43の周囲に沿って駆動シャフト8側に向かう略折り返し状とした受面ガイド部52とから構成される。前記弧状ガイド部51と受面ガイド部52とは連続形成されている〔図1(A),(B)及び図2(A)参照〕。
前記弧状ガイド部51は、前述したように、回転板9の回転方向に沿って、前記吐出口43の手前側の位置から吐出口43の位置までの範囲に亘って形成されている。前記回転板9の回転方向については、図1(A),図2(A),図3等において、2点鎖線の矢印にて示されている。弧状ガイド部51は、その内側面51aが前記吐出口43の上端位置43tに到達するように形成される。また、前記弧状ガイド部51の形成範囲は、適宜に設定されるが、具体的にはその中心角度が約45度乃至約90度前後程度とすることが多い。
また、前記受面ガイド部52は、前記吐出口43の周方向に沿って形成されており、具体的には、前記回転板9の回転方向に沿って、遠ざかる側の半円で且つ上端位置43tから吐出口43の直径中心を中心として略45度円弧としたものである。受面ガイド部52についても内側面52aの一端は前記上端位置43tに位置が一致している。誘導壁状部5は、前記回転板9の回転動作と相互に干渉しないように設定されており、具体的には、誘導壁状部5の弧状ガイド部51及び受面ガイド部52のそれぞれの内側面51a,52aは、前記回転軌跡Zが描く円周の外側に位置する。
前記受面ガイド部52には、前記駆動シャフト8の中心Pに向かって小延長受面部521が形成されることもある。該小延長受面部521は前記回転板9とは干渉しない構成であり、具体的には、小延長受面部521は、回転板9と前記外側面部22との間に隙間が存在する場合に、その隙間部分に形成されたものである。小延長受面部521も前記吐出口43の周囲に沿って形成されるものであり、小延長受面部521を含めて吐出口43は、略半分が受面ガイド部52によって囲まれている。
さらに、前記回転板9の回転先端縁9a付近では、その回転方向に向かって反り面部91が形成されることもある。該反り面部91は、略円弧状に形成される。さらに、前記誘導壁状部5には、弧状ガイド部51及び受面ガイド部52にそれぞれ幕状部53が形成されることもある。該幕状部53は、前記弧状ガイド部51及び受面ガイド部52に対して略直角に形成されている。前記回転板9は、その幅方向において、前記弧状ガイド部51,受面ガイド部52及び幕状部53の内方に収まるように構成される。また幕状部53は、前記回転板9の回転先端縁9a付近を覆う場合もある。
前記吐出口43及び前記誘導壁状部5における前記吐出側ハウジング部2の外側面部22への形成位置については、図1(A),(D),図2(A)等に示すように、該外側面部22の上方の位置に形成されている。しかし、前記吐出口43及び前記誘導壁状部5の前記外側面部22に対する形成位置は、特に上方の位置に限定されたものではなく、中心Pを基準にしてどの位置に形成されても構わない。このとき前記吐出口43は、前記誘導壁状部5よりも常に中心P側寄りに位置する。図5(C)では、前吐出口43及び前記誘導壁状部5は、前記外側面部22の下方の位置に形成された実施形態である。さらに、図5(D)では、前吐出口43及び前記誘導壁状部5は、前記外側面部22の中心Pを基準にして水平方向(水平方向軸Lhに沿う方向)の右側の位置に形成された実施形態である。また特に図示しないが、前記外側面部22の中心Pを基準にして水平方向左側の位置に形成されても構わない。
前記誘導壁状部5と前記回転板9とによって、エンジンルーム内のオイルミストを吐出口43からロータ室S内に効率的に取り込むことができる。回転板9は、駆動シャフト8によって回転するものであり、その回転によって飛散したオイルミストmがロータ室S内壁に付着し、内壁を伝わってポンプ内に入って行き易くなる。すなわち、回転板9の回転により、エンジンルーム内のオイルミストmが拡散されると同時に、回転板9によってオイルミストmが誘導壁状部5の位置に運ばれ、オイルミストmが弧状ガイド部51に沿って吐出口43に案内され、受面ガイド部52によって吐出口43箇所でオイルミストmの密度が濃くなり、濃密度となったオイルミストmがロータ室S内の吐出ポート4に入り込む〔図3(A)乃至(E)参照〕。
ロータ室S内の吐出ポート4において、前記吐出口43と前記溜り部4cとは、前述したように極めて近接した構造となっており、前記吐出口43から入り込んだオイルミストmは、前記ロータ室S内の吐出口43の周囲に付着すると同時に溜り部4cにも付着しつつ、僅かの時間内で溜り部4cにミスト状態のオイルが液体となって貯蔵され易いものである。すなわち、吐出口43からオイルミストmがロータ室S内に入り込むと〔図4(A),(C),(E)参照〕、液化し始めるが、該ロータ室Sは比較的狭く、さらに吐出口43の下端位置43pから略直下位置に溜り部4cが存在しているので、液化しようとしているオイルミストmが溜り部4cに沈下し〔図4(G)参照〕、溜り部4cに液化したオイルミストmが貯蔵されるものである。
次に、前記溜り部4cに貯蔵されたオイルにより、本発明のオイルポンプ(スカベンジポンプ)のインナーロータ71とアウターロータ72とが円滑に回転を開始することができることについて説明する。まず、エンジンと共にオイルポンプが長期間に亘って停止した状態から、エンジンを始動した直後について説明する。また、この説明では、吐出ポート半体部41を基準にして、吐出ポート4の溜り部4cとインナーロータ71及びアウターロータ72の作用を述べる。
インナーロータ71とアウターロータ72のそれぞれの外歯71a及び内歯72aは、吸入側ハウジング部1のロータ室Sの側壁面に略接触状態である。エンジンと共にオイルポンプが始動すると、駆動シャフト8が、回転してインナーロータ71が回転を開始し、該インナーロータ71と共にアウターロータ72も回転を開始し、非搬送間仕切部62で外歯71aの両側面にオイルが付着する。また、前記内歯72aについてもその両側面に同様に溜り部4cのオイルが付着するものである。
そして、外歯71a及び内歯72aが非搬送間仕切部62に深く入り込むに従い、始動直後における極めて良好な、潤滑効果を発揮するものである。本発明では、溜り部4cは、ロータ(インナーロータ71,アウターロータ72)の両側に配置されているため、更なる潤滑効果の向上が可能である。
A…ポンプハウジング、43…吐出口、5…誘導壁状部、51…弧状ガイド部、
52…受面ガイド部、521…小延長受面部、8…駆動シャフト、9…回転板、
9a…回転先端縁。

Claims (3)

  1. ロータとその駆動シャフトが収納されたポンプハウジングであって、前記駆動シャフトは前記ポンプハウジングの外部に突出され、該突出箇所に略平板状の回転板が装着され、前記ポンプハウジングの軸方向に直交する外側面部に前記駆動シャフトを中心として前記吐出口の位置よりも外周側で且つ前記駆動シャフトの軸方向に突出する誘導壁状部が形成され、該誘導壁状部は前記駆動シャフトを中心として回転方向における前記吐出口の位置の手前側から該吐出口の位置までに亘って形成される弧状ガイド部と、受面ガイド部とからなり、該受面ガイド部は、前記回転板の回転方向に沿って遠ざかる側の前記吐出口の周囲に沿い且つ前記駆動シャフト側に向かう略折り返し状の円弧とし、前記回転板の回転先端縁は、前記誘導壁状部とは相互に干渉しない構成とし、前記回転板の両回転先端間で且つ前記外側面部寄りの側端縁は前記吐出口の開口に近接通過することを特徴とするオイルポンプ。
  2. 請求項1において、前記誘導壁状部の受面ガイド部は前記駆動シャフトの中心に向かって小延長受面部が形成され、該小延長受面部は前記回転板と干渉しないことを特徴とするオイルポンプ。
  3. 請求項1又は2において、前記駆動シャフトと前記回転板とは一体成形されてなることを特徴とするオイルポンプ。
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